JP2011121856A - 水素化合物から放出される水素のオン−オフおよび調整方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 水素化合物から放出される水素のオン−オフおよび調整方法を提供する。
【解決手段】 水素放出のオン−オフは反応物間の接触−非接触操作により制御される。まず、少なくとも水素化物粉末、触媒粉末、および水を含む反応物が供給され、前記3つのうち少なくとも2つが混ぜ合わされて混合物が形成される。水素ガスは、混合物と、水素化物粉末、触媒粉末、および水を含む反応物のうち混合物を除いた残りの物質との間の接触領域を調整することで生成される。水素放出反応は、前記混合物と前記残りの物質との間が非接触状態にある場合、停止する。または、抑制剤または抑制方法が水素放出反応の抑制または停止に使用される。水素放出速度は、抑制の大きさに基づいて制御および調整できる。
【選択図】図3A

Description

本開示は、概して水素化合物から放出される水素のオン−オフおよび調整方法に関し、より詳細には、水素を「接触−非接触」を介して放出しオン−オフ制御を行う方法に関する。
[関連出願の相互参照]
本願は、2009年12月10日付で出願された米国仮出願61/285,467号明細書、2010年7月6日付で出願された台湾特許出願第099122243号明細書、および2010年8月3日付で出願された中国特許出願第201010243281.5号明細書(これらの主題は参照により本明細書中に援用される)の利益を主張している。
燃料電池は、化学エネルギーを電気エネルギーに転換することが可能な装置である。燃料及び酸化剤が絶えず供給されている間、燃料電池は電気エネルギーを連続的に発生させることができる。水素燃料電池においては、燃料は水素であり、酸化剤は酸素である。水素電池における従来の水素生成システムは、水素生成システムを制御するためのモーター、センサー、論理回路等の複雑な部品を多数含むよう設計されていた。
図1は、従来の能動的水素生成システムを示す。図1の水素生成システムにおいては、水素化ホウ素ナトリウム(NaBH)溶液が水素源として使用される。従来の水素生成システムは、水素を水素化ホウ素ナトリウムから取り出して水素を燃料電池に供給するのに使用される。図1に示されるように、水素生成システムは、ポンプ11、燃料タンク12、触媒床13、使用済燃料蓄積タンク15、気体液体分離器16、圧力センサー17、およびコントローラ18を含む。ポンプ11は液体燃料、すなわち燃料タンク12内の水素化ホウ素ナトリウム溶液を触媒床13へ移動させる。水素化ホウ素ナトリウム溶液および水による水素放出反応は、触媒床により触媒される。化学式(1)は次の通りである。
Figure 2011121856
水素が放出された後、水素化ホウ素ナトリウム溶液の加水分解による生成物、すなわち過ホウ酸ナトリウム溶液は、比重の違いにより水素から分離されて触媒床から抽出される。抽出された過ホウ酸ナトリウム溶液は使用済燃料蓄積タンク15へ移される。また、水素は気体液体分離器16の上部の排出口161を通して放出されて使用される。気体液体分離器16の上部に設けられる圧力センサー17は、直ちに水素の圧力を測定する。また、圧力センサー17はコントローラ18と電気的に接続される。
従来の水素生成システムにおいては、その動作が開始されるとコントローラ18は圧力センサー17において検出された水素の圧力に基づいてポンプ11を制御して、さらなる水素の生成を行う。例えば圧力センサー17が水素の圧力が不十分であることを検出すると、ポンプ11は燃料タンク12内の水素化ホウ素ナトリウム溶液を移動させる。その結果、水素の生成速度および水素の圧力は適切に調整、制御される。
図2は、従来の受動的水素生成システムを示す。図2の受動的水素生成システムより生成された水素は、塩酸(HCl)によって水素化ホウ素ナトリウム(NaBH)の加水分解を促すための、圧力の変化に基づくものである。NaBHがHClを用い中和されると、水素を生成する反応は速度を高める。十分な水素量によって引き起こされる圧力が、NaBHとHClの接触を止める予め定められた値にまで増加するとき、水素を生成する反応は停止する。図2に示されるように、2つの加圧室、固体のNaBHにより満たされた一の加圧室(NaBH加圧室24と呼ばれる)、およびHClの水溶液により満たされたもう一つの加圧室(HCl加圧室25と呼ばれる)は、互いに細いチューブで接続される。システム内に水素を流すことによって、第1のバルブ(すなわち調整弁)231によって設定された値よりわずかに高い圧力に達せられる、一方、第1のバルブ231は開かれ、NaBHとHClは接触していない。第3のバルブ233(すなわち出口弁)を開くことで、圧力の減少を引き起こす。圧力が設定値より低くなると、第1のバルブ231が閉じられる。さらなる圧力低下(第1のバルブ231が閉じられている間、第3のバルブ233が開かれたまま)は、NaBH加圧室24内の圧力がHCl加圧室25内の圧力よりも低いこととなるので、酸性溶液であるHClを、NaBHと接触し水素を生成させるNaBH加圧室24に流入することを強いる。生成された水素は第3のバルブを通じて排出される。第3のバルブ(すなわち出口弁)233が閉じられると、生成された水素はNaBH加圧室24において過圧状態になるため(すなわちNaBH加圧室24内の圧力がHCl加圧室25内の圧力よりも高くなるため)、酸性溶液であるHClは戻され、反応は停止される。よって、第3のバルブ233の開閉により反応の開始/停止の制御が行われる。第2のバルブ232は安全バルブである。もしシステム内の圧力が第2のバルブ232における設定値に達すると、生成された水素の余剰分は排出されて、危険な過圧状態は回避される。
しかしながら、これら上述された従来の水素生成システムは全て、巨大な寸法および重量を有する複雑な機構デザインを含んでおり、巨大であるために、日常の利用のために持ち運ぶことは容易ではない。
「マイクロカートリッジ型水素生成器」と題された台湾特許出願96121493号においては、水素燃料として固体の水素化物を使用し、触媒を保持する加圧室を有する、水素放出速度の制御および安定化のための水素生成器が開示されている。この水素生成器は巨大な寸法および重量を有する複雑な機構デザインを含んでおり、巨大であるために、日常の利用のために持ち運ぶことは容易ではない。また、出願人は、ポリマー材料内で一様に分散された固体水素および固体触媒の混合物を砕いた材料を用いた柔軟な固体水素燃料を開示している(台湾特許出願98108205号)。この柔軟な固体水素燃料は、さらにさまざまな幾何学的形状に変形されて適切な容器に収められる。水もしくは適当な溶液が容器に加えられ固体水素燃料と反応すると、水素が安定かつ大量に放出される。さらに、出願人は、固体水(solid water)を使用する、使用の際の水もしくは液体の漏れを回避する水素供給装置を開示している(台湾特許出願98112619号)。水は、その高い熱容量により水素放出反応で発生する熱を吸収する。
本開示は、水素化合物から放出される水素のオン−オフおよび調整方法に関する。水素は反応物質間の「接触−非接触」を介して生成され、これによりオン−オフ制御が行われる。
本開示の第1の特徴によれば、水素化合物から水素を放出する方法が提供される。まず、少なくとも、水素化合物粉末、触媒粉末、および水を含む反応物が準備される。そして水素化合物粉末、触媒粉末、および水を含む反応物のいずれか2つが混合されて混合物が形成される。次に、その混合物と、水素化合物粉末、触媒粉末、および水を含む反応物の残りの1つ(残存物)との間の接触領域が水素放出反応を制御するために調整される。混合物と残存物とが接触状態にある時、水素化物粉末は水を含む反応物と反応して水素放出反応を起こし、触媒粉末が水素放出反応を触媒する。
本開示は、好ましいが非限定的な実施形態の以下の詳細な説明から明らかとなる。以下の説明は添付の図面を参照して為される。
従来の能動的水素生成システムを示す図である。 従来の受動的水素生成システムを示す図である。 本開示の実施形態に係る、反応物間の接触−非接触を介して水素生成反応のオン−オフを切り替える実験装置を簡潔に示す図である。 本開示の実施形態に係る、反応物間の接触−非接触を介して水素生成反応のオン−オフを切り替える実験装置を簡潔に示す図である。 1ステージにおいて水素放出反応のオン−オフを切り替える実験の結果を示す図である。 2ステージにおいて水素放出反応のオン−オフを切り替える他の実験の結果を示す図である。 本開示の他の実施形態に係る、反応物間の接触−反応の抑制を介して水素生成反応のオン−オフを切り替える実験装置を簡潔に示す図である。
本開示の実施形態において、水素化合物から放出される水素のオン−オフおよび調整方法が提供される。水素は、反応のオン−オフを切り替えるための反応物間の接触−非接触を介して生成される。あるいは水素放出反応の抑制もしくは停止には、抑制剤もしくは抑制手法が用いられてもよい。
実施形態において、水素化物から放出される水素のオン−オフおよび調整方法が示される。また、実施形態は、関連する実験も参照のうえ記述される。しかしながら、実施形態において示される、水素を供給するための化合物、材料、およびステップは本願発明を限定するものではない。変更および改良は本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、実用的な要求に応じてなされうるものである。
実施形態において、水素放出反応のオン−オフ制御は反応物間の接触−非接触の制御を介して行われる。水素は反応物間の接触領域の調整に基づいて生成される。接触領域が大きくなるにつれ、水素の放出速度は速くなる。反応物間が接触状態にある時、水素化物粉末は(水を含む反応物からの)水と反応して水素放出反応を引き起こし、そして触媒粉末は水素放出反応を触媒する。反応物間が非接触状態にある時、水素放出反応は停止し、水素の生成は止まる。
ここで、反応物は少なくとも水素化物粉末、触媒粉末、および水を含む反応物を含む。そしてこれら水素化物粉末、触媒粉末、および水を含む反応物のいずれか2つが選択されて、残る1つとの間で接触又は非接触とされる。水素化物粉末および触媒粉末は、固体水素燃料としてみなされる。一実施形態において、水素化物粉末、触媒粉末、および水を含む反応物のいずれか2つから混合物が形成され、この混合物と残る反応物との間での接触を介して、水素を生成させる水素放出反応が制御される。接触状態においては、水素化物粉末と水を含む反応物とは、触媒粉末によって触媒される水素放出反応を引き起こす。一実施形態においては、混合物と残る反応物との間の接触領域の大きさは水素の生成速度と実質的には比例関係にある。例えば、混合物と残る反応物との間の接触領域が接触領域全体の半分より大きい場合、水素の生成速度は設計上の最大速度の理論値の半分より大きくなる。
一実施形態において、水素化物粉末と触媒粉末は別々に製粉され、それらを混合物として十分に混合されることとしてもよい。または、水素粉末と触媒粉末とが同時に製粉されて混合されることとしてもよい。十分に混合された水素化物粉末と触媒粉末とを含む混合物はプレスされて固体ブロックを形成する。「製粉」もしくは「個々に製粉した後に混ぜ合わせる」処理は、多様な種類のクラッシャ(粉砕機)、マラー(粉砕機)、ミル(製粉機)、および製粉装置により行うこととしてもよい。この固体ブロックが水を含む反応物と接触すると、水素放出反応が活性化されて(すなわち「オン」となって)、水素を生成する。混合物と残る反応物との間の実際の接触領域が最大の接触領域の1/2より大きい場合、水素の生成速度は設計上の最大速度の理論値の半分より大きくなる。固体ブロックと水を含む反応物とが非接触状態にあるとき、水素放出反応は停止されて(すなわち「オフ」となって)、水素の生成を止める。水を含む反応物はゲル水(water gel)としてもよく、使用前には前処理が施される。例えば、このゲル水を固体ブロックと接触させる前に、ゲル水を収めている容器に対し水が加えられる。
別の実施形態においては、水素化物粉末と水を含む反応物とは別々に製粉され、それらを混合物として十分に混合されることとしてもよい。十分に混合された水素化物粉末と水を含む反応物とを含む混合物はプレスされて固体ブロックを形成する。同様に、この固体ブロックが触媒粉末と接触すると、水素放出反応が活性化されて(すなわち「オン」となって)、水素を生成する。固体ブロックと触媒粉末とが非接触状態にあるとき、水素放出反応は停止されて(すなわち「オフ」となって)、水素の生成を止める。触媒粉末は高価であるため、この方法において触媒粉末はリサイクルされて再び使用される。これはコストを削減するだけでなく、環境資源の保護にもなる。これにより、触媒粉末のリサイクルは促進されている。
一実施形態において、水素化物粉末は、水素化ホウ素、窒化水素(nitrogen hydride)、炭化水素、金属水素化物、ニトロジェンボロハイドライド(nitrogen borohydride)、カーボンボロハイドライド(carbon borohydride)、ニトロジェンカーボンハイドライド(nitrogen carbon hydride)、メタルボロハイドライド(metal borohydride)、メタルニトロジェンハイドライド(metal nitrogen hydride)、メタルカーボンハイドライド(metal carbon hydride)、メタルニトロジェンボロハイドライド(metal nitrogen borohydride)、メタルカーボンボロハイドライド(metal carbon borohydride)、メタルニトロジェンカーボンハイドライド(metal nitrogen carbon hydride)、ニトロジェンカーボンボロハイドライド(nitrogen carbon borohydride)、メタルニトロジェンカーボンボロハイドライド(metal nitrogen carbon borohydride)、またはそれらの組合せであることとしてもよい。水素化物粉末の例としては、水素化ホウ素ナトリウム(NaBH4)、水素化アルミニウムリチウム(LiAlH4)、水素化アルミニウムナトリウム(NaAlH4)、水素化アルミニウムマグネシウム(Mg(AlH4)2)、水素化アルミニウムカルシウム(Ca(AlH4)2)、水素化ホウ素リチウム(LiBH4)、水素化ホウ素カリウム(KBH4)、水素化ホウ素ベリリウム(Be(BH4)2)、水素化ホウ素マグネシウム(Mg(BH4)2)、水素化ホウ素カルシウム(Ca(BH4)2)、水素化リチウム(LiH)、水素化ナトリウム(NaH)、水素化マグネシウム(MgH2)、または水素化カルシウム(CaH2)を含む。
他の実施形態においては、水素化物粉末は、水素化物または化学式BxNyHzで表わされる化合物である。化学式BxNyHzで表わされる化合物の例としては、アンモニアボラン(H3BNH3)、ジボラン、H2B(NH3)2BH4、ポリアミンボラン、ボラジン(B3N3H6)、ボラン−テトラヒドロフランコンプレックス、およびジボラン類を含む。
一実施形態において、触媒粉末は、固体酸、または、ルテニウム、コバルト、ニッケル、銅、および鉄の少なくとも一つを含む金属塩、または、ルテニウム、コバルト、ニッケル、銅、および鉄の少なくとも一つを含む金属ナノ粒子/マイクロ粒子、または、ルテニウム、コバルト、ニッケル、銅、および鉄の少なくとも一つを含む金属イオン/金属原子/金属ナノ粒子/金属マイクロ粒子によって覆われた複数の触媒金属キャリアを含むこととしてもよい。
本願においては、柔軟なポリマー材料と水素化物粉末および触媒粉末(すなわち、固体水素燃料)とを混ぜ合わせることで、固体水素燃料の柔軟性および変形性を実現している。柔軟なポリマー材料は、シリコーン、ゴム、シリコーンゴム等の疎水性ポリマーエラストマーとしてよい。
一実施形態において、水を含む反応物は、液体の状態、又は固体の状態であることとしてもよい。液体の状態での水を含む反応物の例としては、水、アルコール、アルコール溶液、塩水溶液、酸水溶液、またはそれらの組合せを含む。固体の状態での水を含む反応物は、例えばポリアクリル酸塩、ポリビニルアルコール(PVA)、エチレン酢酸ビニル(EVA)、ポリウレタン(PU)、ポリオキシエチレン(ポリエチレンオキシド)、デンプングラフトコポリマー、またはラバーブレンドなどの吸水性ポリマーであることとしてもよい。
なお、水素化物粉末、触媒粉末、および水を含む反応物(および柔軟なポリマー材料)は、前述したいずれにも限定されない。また、水素化物粉末、触媒粉末、および水を含む反応物は、製粉されたもの、製粉されていないもの、分散されたもの、加圧によりタブレット状になったもののいずれであってもよい。例えば、3つの反応物のいずれか2つが混ぜ合わされてタブレット状に加圧され、残る反応物が別のタブレット状に加圧されてもよい。代わりに、3つの反応物のいずれか2つが混ぜ合わされてタブレット状に加圧され、残る反応物が一様に分散されてもよい。これら3つの反応物の状態は、実用上の要求に従って任意に選択されることは理解できるだろう。
本開示の実施形態においては、水素の生成における反応物間の接触−非接触(すなわちオン−オフ)の効果を観察するためにいくつかの実験を行っている。実験およびそれらの結果を以下に示す。
[関連する実験]
図3Aおよび3Bは、本開示の実施形態に係る、反応物間の接触−非接触を介して水素生成反応のオン−オフを切り替える実験装置を簡潔に示す図である。図3Aおよび図3Bに示されるように、本実験装置の「オン−オフ」スイッチは、ポンプ装置により実現される。密封缶31が設けられ、密封缶31と流量計との間を繋ぐガスパイプ33が密封缶に取り付けられる。柔軟な固体水素燃料35が可動ロッド36の一端に設けられ、可動ロッド36は密封缶31の中で上下動が可能である。固体水37は、密封缶31内に備えられる。
反応物間の接触−非接触を介して反応のオン−オフを切り替える方法を以下に述べる。まず、可動ロッド36が下方向に押される。柔軟な固体水素燃料35が固体水37に接触すると(すなわちスイッチが「オン」になると)、図3Aに示されるように水素放出反応が活性化されて、水素が生成される。水素の放出速度が上昇したあと、可動ロッド36が上方向に引き上げられることで柔軟な固体水素燃料35は固体水37から分離される。図3Bに示されるようにスイッチが「オフ」されることにより、水素放出反応は停止されて、水素の放出速度は徐々に低下する。
実験においては、NaBH(水素化物粉末)1g、コバルトイオン触媒(Co2+/IR−120、触媒粉末)0.3g、およびシリコーンゴム(すなわち、成型物質)0.8gが使用された。実験結果を以下に示す。可動ロッド36が下方向に押されて固体水素燃料35と固体水37が接触すると、スイッチは「オン」になる。「オン」状態では、水素の流速は2000秒後に約13sccm(standard cubic centimeters per minute)まで上昇した。その後、可動ロッド36は上方向に引き上げられてスイッチは「オフ」に切り替えられ、水素の流速は1000〜1200秒後に約6sccmまで減少する。固体水素燃料の表面に残存する少量の水が水素放出反応を起こすため、実際には水素の流速は約1〜2sccmまで減少する。このように、6sccmの水素の流速は測定されるものの、スイッチは「完全なオフ」状態になったと見なされる。図4は1段階の処理で水素放出反応を切り替える実験の結果を示す。
「オン−オフ」の再現性の状態が発現されるかどうかを観察するために、他の実験がさらに実行された。図5は水素放出反応の「オン−オフ」を2段階の処理で切り換える、他の実験の結果を示している。可動ロッド36は再び下方向に押されて固体水素燃料35と固体水37は4200秒目において接触している。スイッチが再度「オン」となった時、水素の流速は徐々に上昇した。5800秒目において、可動ロッド36は再び上方向に引き上げられてスイッチは「オフ」になり、水素の流速は徐々に減少して7800秒目には約6sccmになっている。この実験結果は、図3Aおよび図3Bに示される構成を有するポンピング装置が水素放出反応において「オン−オフ」効果を有することを示している。
実験結果によって、水素放出反応は反応物間の「接触−非接触」の状態を介して、効果的に「オン−オフ」切り替えが行われることが示された。また、「接触−非接触」の切り替えステップが繰り返し行われても、水素放出反応は実行されることも示された。
水素放出反応は「非接触」状態を介してのみ停止されるのではない。代わりに、抑制剤もしくは抑制方法が水素放出反応の抑制もしくは停止のために使用されることとしてもよく、水素放出反応における水素の放出速度は抑制剤の濃度によって制御または調整することとしてもよい。一実施形態においては、水素化物粉末、触媒粉末(固体水素燃料)、および水を含む反応物を含む3つの反応物が混ぜ合わされて複合された形態となり、抑制剤もしくは抑制方法が注入されることで水素放出反応は抑制もしくは停止される。そして水素放出反応における水素放出速度は、抑制の大きさに基づいて制御および調整される。
一実施形態においては、抑制剤は、アルカリ性の液体、イソプロピルアルコール(IPA)、水と反応することができる物質で当該物質は酸化物を形成することとしてもよい物質、水を強力に吸収または除去する物質、または、水素化物粉末を水から分離できる物質であることとしてもよい。
水と反応することができる物質である抑制材料の例としては、これらに限定されないが、鉄粉末、アルミニウム粉末、マグネシウム粉末、カルシウム粉末、水酸化カルシウム、酸化カルシウム、それらのナノパーティクルを含む。鉄粉末、アルミニウム粉末、マグネシウム粉末、カルシウム粉末等は、水と反応することができ、そして、それらの酸化物を形成する。
また、抑制剤は、水を強力に吸収または除去できる、硫酸もしくは酢酸ナトリウムとしてもよい。
また、抑制剤は、水素化物粉末および触媒粉末から水を分離できる、界面活性剤としてもよい。
抑制剤に加えて、抑制方法も水素放出反応の抑制または停止のために使用されることとしてもよい。抑制方法は、例えば加熱法等、水を除去できるあらゆる方法であることとしてもよい。一実施形態においては、高加熱温度の加熱炉により水を除去する加熱法が実行されている。その加熱温度は約40℃〜400℃の範囲であり、実際の応用形態に依存する。さらに、加熱法は抑制剤と水による発熱反応より放出される熱を使用して実行してもよく、抑制剤の例としては、鉄粉末、アルミニウム粉末、マグネシウム粉末、カルシウム粉末、水酸化カルシウム、酸化カルシウム、およびそれらのナノパーティクルがある。
水素放出反応を抑制または停止する抑制剤として酸化カルシウムを使用した実験が実行されている。手順および実験結果を以下に示す。
図6は、本開示の他の実施形態に係る、反応物間の接触−非接触を介して水素生成反応のオン−オフを切り替える実験装置を簡潔に示す図である。図6において、水素化物粉末と、触媒粉末(固体水素燃料)と、および水を含む反応物と、を含む混合物61が水素を放出する。タブレット65の形態を有する2gの酸化カルシウムが1.5mlの水63に加えられる。この化学反応は発熱反応である。システム内の水(水を含む反応物中の水を含む)は、水素放出反応を抑制または停止するために、発熱反応により放出される熱により蒸発される。実験の再現性の調査において、5回の実験が繰り返し行われた。そして4回の実験の結果が、水素放出反応が少なくとも30分の間抑制または停止されることを効果的に示している。1回の実験の結果では、水素放出反応は19分の間しか抑制または停止されなかった。そして、この不十分な結果は、酸化カルシウムのタブレット65と水63との不十分な接触によるものとの仮説が成り立つ。
以上で述べた開示により、水素化合物から放出される水素のオン−オフおよび調整方法が、反応の「オン−オフ」の切り換えのための「接触−非接触」操作により効率的に実行された。水素は反応物間の接触領域を調整することで生成される。接触領域の大きさは、水素の放出速度と正比例の関係にある。混合物と残りの反応物との間の実際の接触領域が最大接触領域の1/2より大きい場合、水素の生成速度は設計上の最大速度の1/2より大きくなる。代わりに、抑制剤または抑制方法が水素放出反応の抑制または停止に使用されることとしてもよく、水素放出反応の水素放出速度は、抑制量により制御または調整されることとしてもよい。実施形態によれば、水素放出反応および水素生成速度は簡単かつ単純な方法で効果的に制御される。複雑かつ大規模な機構を使用していない本願の小規模なシステムは、使用者が持ち運ぶのも容易であり、製造コストも大幅に削減される。実施形態の方法は、多くの利点を有している。また、システムの機械的設計と製品とを整合させることも容易であり、水素生成システムの設計は容易になる。さらに、固体水素燃料は水素を完全に効果的かつ迅速に放出する。以上で述べた利点は、使用者の製品を使用する意欲を高め、製品の応用分野をより広げるものである。
本開示は、一例として及び好ましい実施形態に関して説明されているが、本開示がこれに限定されないことを理解されたい。反対に、本発明は、多様な変更並びに類似の配置及び手法を網羅することを意図され、したがって、添付の特許請求の範囲に、全てのかかる変更並びに類似の配置及び手法を包含するように最も広範な解釈を与えるものとする。
11 ポンプ、12 燃料タンク、13 触媒床、15 使用済燃料蓄積タンク、16 気体液体分離器、17 圧力センサー、18 コントローラ、24 NaBH加圧室、25 HCl加圧室、31 密封缶、33 ガスパイプ、35 固体水素燃料、36 可動ロッド、37 固体水、61 混合物、63 水、65 タブレット、161 排出口、231 第1のバルブ、232 第2のバルブ、233 第3のバルブ。

Claims (17)

  1. 少なくとも水素化物粉末、触媒粉末、および水を含む反応物を準備するステップと、
    前記水素化物粉末、前記触媒粉末、および前記水を含む反応物のいずれか2つを混ぜ合わせて混合物を形成するステップと、
    前記混合物と、前記水素化物粉末、前記触媒粉末、および前記水を含む反応物のうち前記2つを除いた残りの物質との間の接触領域を調整して、水素放出反応を調整するステップであって、前記混合物と前記残りの物質とが接触状態にある場合、前記水素化物粉末が前記水を含む反応物と反応して前記水素放出反応を起こし、前記触媒粉末が前記水素放出反応を触媒するステップと、
    を含む、水素化合物から水素を放出させる方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    前記混合物と前記残りの物質との間が非接触状態にある間、前記水素放出反応は停止することを特徴とする方法。
  3. 請求項1に記載の方法であって、
    前記水を含む反応物は、水、アルコール、アルコール溶液、塩水溶液、酸水溶液、またはそれらの組合せのいずれかであることを特徴とする方法。
  4. 請求項1に記載の方法であって、
    前記水を含む反応物は、固体水であることを特徴とする方法。
  5. 請求項4に記載の方法であって、
    前記固体水は、ポリアクリル酸塩、ポリビニルアルコール(PVA)、エチレン酢酸ビニル(EVA)、ポリウレタン(PU)、ポリオキシエチレン(ポリエチレンオキシド)、デンプングラフトコポリマー、またはラバーブレンドを含む、吸水性ポリマーである、ことを特徴とする方法。
  6. 請求項4に記載の方法であって、
    前記水素化物粉末、前記触媒粉末、および前記水を含む反応物の準備後、前記水素化物粉末および前記水を含む反応物を別々に製粉したうえでこれらを混合して混合物を形成し、前記混合物を、固形のプレス形成されたブロックに形成し、続いて前記固形のプレス形成されたブロックを前記触媒粉末と接触させて前記水素放出反応を触媒するステップをさらに含むことを特徴とする方法。
  7. 請求項4に記載の方法であって、
    前記水素化物粉末、前記触媒粉末、および前記水を含む反応物の準備後、前記水素化物粉末および前記触媒粉末を別々に製粉したうえでこれらを混合して混合物を形成し、前記混合物を、固形のプレス形成されたブロックに形成し、続いて前記固形のプレス形成されたブロックを、前記水を含む反応物と接触させて前記水素放出反応を引き起こすステップをさらに含むことを特徴とする方法。
  8. 請求項1に記載の方法であって、
    前記水素化物粉末、前記触媒粉末、および前記水を含む反応物は混ぜ合わされて複合された形態となり、前記水素放出反応を抑制または停止させるために抑制剤または抑制方法が使用され、前記水素放出反応の水素放出速度は抑制の大きさに基づいて制御および調整されることを特徴とする方法。
  9. 請求項8に記載の方法であって、
    前記抑制剤は、アルカリ性の液体、イソプロピルアルコール(IPA)、酸化物を形成し水と反応することができる物質、水を強力に吸収または除去する物質、または、水素化物粉末を水から分離できる物質であり、前記抑制方法は水を除去できる方法であることを特徴とする方法。
  10. 請求項9に記載の方法であって、
    前記抑制剤は、水と反応することができる物質として、鉄粉末、マグネシウム粉末、アルミニウム粉末、カルシウム粉末、水酸化カルシウム、酸化カルシウム、もしくはそれらのナノパーティクルであることを特徴とする方法。
  11. 請求項9に記載の方法であって、
    前記抑制剤は、水を強力に吸収または除去できる、硫酸もしくは酢酸ナトリウムであることを特徴とする方法。
  12. 請求項9に記載の方法であって、
    前記抑制方法は、水を除去する加熱法であることを特徴とする方法。
  13. 請求項9に記載の方法であって、
    前記加熱法は、高加熱温度の加熱炉により実行されることを特徴とする方法。
  14. 請求項12に記載の方法であって、
    前記加熱法は、前記抑制剤と水による発熱反応により放出される熱を使用して行われ、前記抑制剤は、鉄粉末、アルミニウム粉末、マグネシウム粉末、カルシウム粉末、水酸化カルシウム、酸化カルシウム、もしくはそれらのナノパーティクルであることを特徴とする方法。
  15. 請求項12に記載の方法であって、
    加熱温度は約40℃〜400℃の範囲であることを特徴とする方法。
  16. 請求項9に記載の方法であって、前記抑制剤は水を前記水素化物粉末および前記触媒粉末から分離できる界面活性剤であることを特徴とする方法。
  17. 請求項1に記載の方法であって、前記水素化物粉末は水素化ホウ素、窒化水素(nitrogen hydride)、炭化水素、金属水素化物、ニトロジェンボロハイドライド(nitrogen borohydride)、カーボンボロハイドライド(carbon borohydride)、ニトロジェンカーボンハイドライド(nitrogen carbon hydride)、メタルボロハイドライド(metal borohydride)、メタルニトロジェンハイドライド(metal nitrogen hydride)、メタルカーボンハイドライド(metal carbon hydride)、メタルニトロジェンボロハイドライド(metal nitrogen borohydride)、メタルカーボンボロハイドライド(metal carbon borohydride)、メタルニトロジェンカーボンハイドライド(metal nitrogen carbon hydride)、ニトロジェンカーボンボロハイドライド(nitrogen carbon borohydride)、メタルニトロジェンカーボンボロハイドライド(metal nitrogen carbon borohydride)、およびそれらの組合せからなるグループから選択されることを特徴とする方法。
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