JP2011120131A - 画像撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被制御装置を被写体として撮影して制御する場合に、撮影対象に応じて適切なメニューを表示して操作可能にする。
【解決手段】被制御装置を被写体として撮影し通信を介して制御可能な画像撮影装置において、撮像部101により撮像された被写体画像から被写体を認識する被写体認識部102と、被写体画像における被写体の撮影状態(被制御装置の部位等)を判定する被写体状態判定部103と、被写体状態判定部103の判定結果に応じて、被写体認識部102で認識された被写体に関連付けられた複数の操作項目から特定の操作項目を抽出して操作メニューを生成するメニュー生成部105と、メニュー生成部105で生成された操作メニューを表示する表示部107と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影機能及び通信機能を有し、被制御装置を被写体として撮影して制御可能な画像撮影装置に関する。
デジタルカメラ等の画像撮影装置には、被写体画像を表示する表示部の表示画面において、撮影以外の他の操作を可能にしたものが存在する。例えば、画像撮影装置において、無線LAN、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))等の通信機能を持つ通信部を有
し、通信部を介して接続した他装置との間で通信を行い、撮像した画像データの送信等を可能としたものが提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1記載の装置では、第1表示部に送信先機器を表示し、第2表示部に送信候補の記録画像を表示して、記録画像を第2表示部から第1表示部へ移動させるような送信操作が行われた場合には、その記録画像を第1表示部に表示されている送信先機器へ送信する。これにより、複数の送信先機器の中から対象の送信先機器を簡単かつ確実に設定して記録画像を送信することが可能である。
また、被写体画像を表示する表示部において操作を可能にした他の例として、特許文献2には、フォーカス領域の位置を示すAF枠とメニューアイコンとを液晶モニタに表示し、AF枠の移動によりメニュー操作を可能にした撮影装置が開示されている。
特開2007−235449号公報 特開2009−100133号公報
ここで、撮影した被写体画像を表示する表示部の表示画面において、他装置の対象機器を被写体画像として表示し、表示画面上の操作によって対象機器を制御する場合を想定する。この場合、被写体画像として撮影して表示及び認識した被制御装置である対象機器との間で通信を確立し、表示画面上の操作に基づいて対象機器へ制御情報を送信することになる。上述した従来技術によっても、撮影した被制御装置の画像と被制御装置の機能メニューとを表示部の表示画面に表示し、機能メニューを操作することは可能である。しかしながら、従来技術を適用して一般的な階層型のメニューを表示した場合、機能メニューの表示が複雑になる、メニュー操作が煩雑になる、ユーザが必要な項目を探して選択するのに手間がかかる、などの問題点が生じる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、被制御装置を被写体として撮影して制御する場合に、撮影対象に応じて適切なメニューを表示して操作可能にでき、操作性を向上させることが可能な画像撮影装置を提供することにある。
本発明は、被制御装置を被写体として撮影し、通信を介して制御可能な画像撮影装置であって、前記被写体の画像を被写体画像として撮像する撮像部と、前記撮像部により撮像された被写体画像から被写体を認識する被写体認識部と、前記被写体画像における被写体の撮影状態を判定する被写体状態判定部と、前記被写体状態判定部の判定結果に応じて、前記被写体認識部で認識された被写体に関連付けられた複数の操作項目から特定の操作項
目を抽出して操作メニューを生成するメニュー生成部と、前記メニュー生成部で生成された操作メニューを表示する表示部と、を有する画像撮影装置を提供する。
上記構成により、被制御装置を被写体として撮影して制御する場合に、撮影対象に応じて適切な操作項目を抽出して操作メニューを生成し、この操作メニューを表示して操作可能にでき、操作性を向上させることが可能となる。
また、本発明は、上記の画像撮影装置であって、前記被写体状態判定部は、被写体の部位を判定する部位判定部を有し、前記メニュー生成部は、前記被写体状態判定部における被写体の部位判定結果に応じた操作メニューを生成するものを含む。
上記構成により、被写体として撮影した被制御装置の部位に応じた操作項目を抽出して操作メニューを生成し、被制御装置の部位に応じた操作メニューを表示して操作可能にできる。
また、本発明は、上記の画像撮影装置であって、前記被写体状態判定部は、被写体の距離を判定する距離判定部を有し、前記メニュー生成部は、前記距離判定部における被写体の距離判定結果に応じた操作メニューを生成するものを含む。
上記構成により、被写体として撮影した被制御装置の距離に応じた操作項目を抽出して操作メニューを生成し、被制御装置の距離に応じた操作メニューを表示して操作可能にできる。
また、本発明は、上記の画像撮影装置であって、前記被写体状態判定部は、被写体画像のズーム状態を判定する拡縮判定部を有し、前記メニュー生成部は、前記拡縮判定部におけるズーム状態の判定結果に応じた操作メニューを生成するものを含む。
上記構成により、被写体として撮影した被制御装置のズーム状態に応じた操作項目を抽出して操作メニューを生成し、被制御装置のズーム状態に応じた操作メニューを表示して操作可能にできる。
また、本発明は、上記の画像撮影装置であって、前記撮像部は、複数の被制御装置を同時に撮影するものであり、前記被写体認識部は、前記撮像部により同時撮像された複数の被制御装置を認識し、前記メニュー生成部は、前記認識された複数の被制御装置に関連する操作メニューを生成するものを含む。
上記構成により、同時撮像された複数の被制御装置に関連する操作項目を抽出して操作メニューを生成し、複数の被制御装置の共通機能、連携機能等の関連する操作項目を持つ操作メニューを表示して操作可能にできる。
また、本発明は、上記の画像撮影装置であって、前記撮像部は、複数の被制御装置を時系列に撮影するものであり、前記被写体認識部は、前記撮像部により時系列に撮像された複数の被制御装置をそれぞれ認識し、前記メニュー生成部は、前記認識された複数の被制御装置に関連する操作メニューを生成するものを含む。
上記構成により、時系列に撮像された複数の被制御装置に関連する操作項目を抽出して操作メニューを生成し、複数の被制御装置の共通機能、連携機能等の関連する操作項目を持つ操作メニューを表示して操作可能にできる。
また、本発明は、上記の画像撮影装置であって、前記メニュー生成部は、前記複数の被制御装置における共通機能と連携機能のうちの少なくとも一方を前記特定の操作項目として抽出して操作メニューを生成するものを含む。
上記構成により、複数の被制御装置における共通機能と連携機能のうちの少なくとも一方を含む操作項目を持つ操作メニューを表示して操作可能にできる。
また、本発明は、上記の画像撮影装置であって、前記メニュー生成部は、第1の被制御
装置に対する選択操作を検出した後に第2の被制御装置の撮影状態での解除操作の検出によって、前記第1の被制御装置及び前記第2の被制御装置に関連するメニュー生成を行うものを含む。
上記構成により、複数の被制御装置を時系列に撮影して関連する操作項目を持つ操作メニューを生成する際に、選択操作、解除操作によって複数の被制御装置を指定して操作メニューを生成可能である。
また、本発明は、上記の画像撮影装置であって、前記メニュー生成部は、第1の被制御装置に対するフォーカス操作を検出した後に第2の被制御装置の撮影状態でのフォーカス解除操作の検出によって、前記第1の被制御装置及び前記第2の被制御装置に関連するメニュー生成を行うものを含む。
上記構成により、複数の被制御装置を時系列に撮影して関連する操作項目を持つ操作メニューを生成する際に、フォーカス操作、フォーカス解除操作によって複数の被制御装置を指定して操作メニューを生成可能である。
また、本発明は、上記の画像撮影装置であって、前記メニュー生成部は、被写体画像において時系列に撮像された第1の被制御装置の画像と第2の被制御装置の画像との重なり状態を検出することによって、前記第1の被制御装置及び前記第2の被制御装置に関連するメニュー生成を行うものを含む。
上記構成により、複数の被制御装置を時系列に撮影して関連する操作項目を持つ操作メニューを生成する際に、複数の被制御装置の画像を重ねる操作によって複数の被制御装置を指定して操作メニューを生成可能である。
本発明は、被制御装置を撮影した被写体画像に基づき、通信を介して制御可能なメニュー表示装置であって、前記被写体画像から被写体を認識する被写体認識部と、前記被写体画像における被写体の撮影状態を判定する被写体状態判定部と、前記被写体状態判定部の判定結果に応じて、前記被写体認識部で認識された被写体に関連付けられた複数の操作項目から特定の操作項目を抽出して操作メニューを生成するメニュー生成部と、前記メニュー生成部で生成された操作メニューを表示する表示部と、を有するメニュー表示装置を提供する。
本発明によれば、被制御装置を被写体として撮影して制御する場合に、撮影対象に応じて適切なメニューを表示して操作可能にでき、操作性を向上させることが可能な画像撮影装置を提供できる。
本発明の第1の実施形態に係る画像撮影装置の主要部の機能構成を示すブロック図 第1の実施形態に係る表示部の表示画面の表示例を示す図 第1の実施形態の画像撮影装置における対象機器のメニュー表示に関する動作手順を示すフローチャート 本発明の第2の実施形態に係る画像撮影装置の主要部の機能構成を示すブロック図 第2の実施形態に係る表示部の表示画面の表示例を示す図 第2の実施形態の画像撮影装置における対象機器のメニュー表示に関する動作手順を示すフローチャート 本発明の第3の実施形態に係る画像撮影装置の主要部の機能構成を示すブロック図 第3の実施形態に係る表示部の表示画面の表示例を示す図 第3の実施形態の画像撮影装置における対象機器のメニュー表示に関する動作手順を示すフローチャート 本発明の第4の実施形態に係る画像撮影装置の主要部の機能構成を示すブロック図 第4の実施形態に係る表示部の表示画面の表示例を示す図 第4の実施形態の画像撮影装置における対象機器のメニュー表示に関する動作手順を示すフローチャート 本発明の第5の実施形態に係る画像撮影装置の主要部の機能構成を示すブロック図 第5の実施形態に係る表示部の表示画面の表示例を示す図 第5の実施形態の画像撮影装置における対象機器のメニュー表示に関する動作手順を示すフローチャート
以下の実施形態では、画像撮影装置の一例として、デジタルカメラ、携帯電話装置などの携帯機器に撮影機能を設けた構成例について説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る画像撮影装置の主要部の機能構成を示すブロック図である。第1の実施形態の画像撮影装置は、撮像部101、被写体認識部102、被写体状態判定部103、記憶部104、メニュー生成部105、合成部106、表示部107、操作部108、制御部109、通信部110を有して構成される。
撮像部101は、撮影レンズ、撮像素子、撮像素子ドライバ、撮像信号処理部、AFドライバ、AF駆動部等を有して構成され、被写体の画像を撮像して被写体画像を表す撮影画像信号を生成出力する。ここで、AFドライバ及びAF駆動部は、制御部109等から出力されるAF制御信号に基づき、撮影レンズを駆動制御して被写体を合焦状態にするオートフォーカス処理を行う。そして、撮影レンズにより結像した被写体像を撮像素子で光電変換して被写体の撮像信号を出力し、撮像信号処理部により撮影画像信号を生成する。
被写体認識部102は、撮像部101より出力される撮影画像信号に基づき、撮影された被写体画像から被写体の認識処理を行う。ここで、被制御装置を被写体として撮影する場合、被制御装置である対象機器の種別等を認識し、被写体認識情報を出力する。被写体状態判定部103は、被写体認識部102で認識した被写体の撮影状態を判定する。本実施形態では、被写体状態判定部103における被写体状態の判定機能の一例として、被制御装置である対象機器の部位を判定する部位判定部の機能を持つものを例示する。
被写体認識部102による対象機器の認識、被写体状態判定部103による対象機器の部位の判定については、サンプル画像を用いた画像認識処理等によって実現可能である。例えば、対象機器、部位等の画像を登録しておき、被写体画像中の特徴点を抽出して画像認識処理を行い、対象機器、部位を判別する。あるいは、対象機器の各部にそれぞれ区別可能なマーカーを付しておき、撮影した被写体画像においてマーカーを識別することによって対象機器、部位を判定することも可能である。また、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))のID情報を識別し、更にそれに対応する電界強度の強さを分析した上で、判定することもできる。
記憶部104は、不揮発性メモリ等により構成され、被制御装置である対象機器の機能等に関するメニュー情報を記憶する。メニュー情報としては、例えば、対象機器の動作を操作指示するための項目、機能を設定するための項目などの各種操作項目に関する情報を持つものとする。なお、メニュー情報、対象機器及び部位の識別用情報などは、画像撮影
装置本体においてローカルに保持してもよいし、サーバ等の他の装置に保持しておいて適宜取得するようにしてもよい。
メニュー生成部105は、被写体状態判定部103による被写体状態の判定結果に基づき、記憶部104より対応するメニュー情報を読み出して被写体状態に応じた操作メニューを生成する。この際、メニュー情報において、認識された被写体に関連付けられた複数の操作項目から特定の操作項目を抽出して操作メニューを生成する。合成部106は、撮像部101で撮影した被写体画像とメニュー生成部105で生成した操作メニューのメニュー画像とを合成し、表示画像として出力する。
表示部107は、液晶表示装置により構成され、画像、文字等の各種表示を行うものである。この表示部107の表示画面には、撮影時の被写体のプレビューを行うための被写体画像が表示される。本実施形態では、被制御装置である対象機器の被写体画像と、この被写体の対象機器に対応した操作メニューのメニュー画像とが合成表示される。
操作部108は、押しボタン、スイッチ、タッチパネル等の操作デバイスにより構成され、ユーザの操作指示に応じた操作信号を出力する。制御部109は、画像撮影装置全体の制御を司るものであり、表示部107の表示処理、通信部110の通信処理を始めとした各種制御を行う。通信部110は、無線LAN、ブルートゥース(登録商標)等の通信を行うもので、被制御装置である対象機器との間で通信経路を確立し、接続した対象機器に対してデータ、コマンド等の各種情報の送受信を行う。本実施形態では、対象機器との間で無線通信を行う場合を例示する。
画像撮影装置と対象機器との間で通信を行う際には、認識した対象機器のID情報に基づいて通信経路を確立する。例えば、対象機器の筐体表面にQRコード等の識別コードを設け、画像撮影装置で識別コードを撮影してID情報を認識する、あるいは、ブルートゥース(登録商標)のIDを認識するなどの手段によって対象機器のID情報を取得し、更にそれに対応する電界強度の強さを分析した上で、該当ID情報を持つ通信対象の機器に接続する。対象機器とは、直接接続して通信してもよいし、サーバ等の中継機器を介して通信を行ってもよい。
上記の被写体認識部102、被写体状態判定部103、メニュー生成部105、合成部106、制御部109は、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等により構成され、所定のソフトウェアプログラムを実行して対応する処理
を行うことによって、それぞれの機能を実現するものである。
次に、第1の実施形態における画像撮影装置の動作を説明する。図2は第1の実施形態に係る表示部の表示画面の表示例を示す図である。第1の実施形態では、被写体画像において被制御装置である対象機器の部位を判定し、部位判定結果に応じたメニュー表示を行う例を示す。
撮像部101により被制御装置の対象機器を撮影し、被写体画像として対象機器を表示部107の表示画面に表示する。図2の左側に示す対象機器選択時の表示画面151Aでは、プレビュー表示の表示画面のほぼ中央部分に被写体の対象機器152(図示例ではTVモニタ)が位置し、表示画面の中央部にフォーカス枠153を表示している状態を示している。この場合、対象機器152の上にフォーカス枠153が表示される。また、フォーカス枠153の右側には、メニュー画面を拡張表示するためのメニューバー154を配置している。このフォーカス枠153の表示制御は、制御部109におけるフォーカス枠表示制御部によって実行する。この状態で、ユーザがシャッタボタンの半押し操作(フォーカス操作)などによって操作部108にて選択操作を行うと、フォーカス枠153にか
かる対象機器152が被制御装置の対象機器として選択される。なお、ここで説明したフォーカス枠は一例であり、一般的には選択枠を表示する。また、ここで説明したシャッタボタンは一例であり、一般的には操作部であれば良い。
そして、被写体認識部102により、選択された対象機器の種別等を認識し、被写体状態判定部103により、識別された対象機器の部位をフォーカス枠153の位置によって判定する。図2の例では、対象機器152であるTVモニタの右側部分にフォーカス枠153が位置しており、この場合、被写体として撮影された対象部位がTVモニタの右側部分であると判定する。次に、メニュー生成部105により、上記の部位判定結果に基づいて記憶部104より対応するメニュー情報を取得し、被写体状態に応じた操作メニューとして、対象機器の部位に適合した操作項目を持つ操作メニューを生成する。例えば、TVモニタの部位として、操作スイッチの部分が撮影されている場合は、その操作スイッチに対応する操作メニューを生成する。他の例として、対象機器がノートPCの場合は、キーボードの部位が撮影された場合はキーボードに関連する例えばソフトキーボードなどの操作メニューを生成し、ディスプレイの部位が撮影された場合はディスプレイに関連する例えば表示されているコンテンツの操作メニューを生成する。あるいは冷蔵庫であれば、冷凍室部分が撮影されている場合は冷凍室の温度調整などのメニューを生成し、冷蔵室であれば冷蔵室に対応するメニューを生成する。
なお、メニュー生成部105にて操作メニューを生成する際に、制御部109における機器状態判定部によって画像撮影装置の機器状態を判定し、例えば縦長表示、横長表示などの表示部の表示画面の表示態様、筐体の開閉状態などの機器の態様または形状などを判定して、機器状態に対応する操作メニューを生成することも可能である。また、TVモニタに表示したコンテンツなど、対象機器において再生中のコンテンツが選択された場合は、対象のコンテンツに対応した操作メニューを生成する。コンテンツ再生としては、画像、テキスト等の表示、楽曲等の音の再生、画像及び音を含む動画像の再生など、各種コンテンツの再生が挙げられる。被写体状態判定部103によりコンテンツが生成中であることを判別するため、被制御装置である対象機器との通信が確立した際に、対象機器から再生中のコンテンツの情報を取得することができる。そのため、撮影することができない音声のみのコンテンツであっても対応したメニューを生成することが可能となる。また、ストリーミング再生などのコンテンツ全体が対象機器に存在しないケースでは、コンテンツの情報に加えてURLなどの取得先情報も合わせて取得することで、コンテンツの操作が可能となる。
メニュー情報は、記憶部104に予め複数の機器に関するメニュー情報を記憶しておいてもよいし、識別された対象機器と通信部110により通信し、対象機器の全体あるいは選択された対象部位のメニュー情報を要求して対象機器からダウンロードし取得してもよい。メニュー情報を取得する際には、メニュー情報のバージョン情報を照合し、既に記憶部104にて保持しているメニュー情報である場合はダウンロードしないようにする。メニュー情報には、対象機器の部位に対応する付加情報が含まれるものとし、部位判定結果に応じて該当する部位のメニュー情報を適宜抽出可能にする。また、メニュー情報と同時に被制御装置である対象機器の状態情報(例えばTVのチャンネル番号や音量など)を取得し、該当するメニューを表示する際に一緒に表示してもよい。また、ゲーム実行中の携帯電話などの被制御装置同士が撮像し合う場合、対戦モードに関連メニューを表示してもよい。この場合、使用状態において、自装置が相手装置と連携する機能等に関するメニュー作成、表示、操作及び制御等を行う画像撮影装置(制御装置)であり、相手装置が被制御装置となる。
そして、合成部106により、生成した操作メニューのメニュー画像と被写体画像を合成し、オーバーレイ表示等によって表示部107の表示画面にメニュー画像及び被写体画
像を表示する。図2の例では、撮影した部位にメニューバーを表示し、図2の右側に示すメニュー表示時の表示画面151Bのように、ユーザが画像撮影装置を右に移動させることにより、この移動操作に応じてメニュー表示155を表示する場合を示している。この場合、画像撮影装置の右への移動に対して表示画面中の対象機器152及びフォーカス枠153が左に移動し、フォーカス枠153右側のメニューバー154が右側に伸びて対象機器152の右横にメニュー表示155が表示される。このメニュー表示155には、選択用のカーソル枠156を表示する。この状態で、ユーザが画像撮影装置をさらに右または左に移動させると、制御部109は画像認識等によって被写体画像の移動を検出し、移動操作に応じてカーソル枠156を移動させる。そして、ユーザがシャッタボタンの解除操作または押込操作などによって操作部108にて選択操作を行うと、その時点でカーソル枠156に位置する操作項目が選択される。なお、表示部107にタッチパネルを設け、ユーザが表示画面中のメニュー画像における特定の操作項目をタッチ操作することで、制御部109がタッチパネルの操作を検出して操作項目の選択を行うことも可能である。
対象機器の部位の識別が困難な場合は、例えば、フォーカス枠の複数箇所(四方の端辺など)にメニューが存在することを示すメニューバーを表示し、複数の部位にそれぞれ対応する操作メニューを各メニューバーに対応付けておき、ユーザの操作に応じて対応する操作メニューを表示することも可能である。この際、ユーザがあるメニューバーの方向に画像撮影装置を移動させると、対応する操作メニューを伸ばして表示する。または記憶部104に最後に操作したメニュー情報を記録しておき、部位識別が困難な場合は最後に操作したメニューを前回記憶した位置に表示してもよい。
表示部107に表示したメニュー画像において操作項目が選択されると、制御部109により、対応する操作項目の指示情報が通信部110を介して対象機器に送信され、対象機器において指示情報に応じた動作がなされる。これにより、画像撮影装置におけるメニュー表示及び操作によって対象機器の制御が実行される。
図3は第1の実施形態の画像撮影装置における対象機器のメニュー表示に関する動作手順を示すフローチャートである。まず、撮像部101により被制御装置の対象機器を撮影する(ステップS11)。この際、表示部107の表示画面に被写体画像として対象機器がフォーカス枠と共に表示される。次に、被写体認識部102により、表示画面の被写体画像において撮影された対象機器を認識し(ステップS12)、被写体状態判定部103により、識別された対象機器において、被写体画像のフォーカス枠にかかる部位を判定する(ステップS13)。そして、メニュー生成部105により、対象機器の部位判定結果に基づいて対応する操作メニューを生成する(ステップS14)。続いて、合成部106により、生成したメニュー画像と被写体画像を合成し、表示部107の表示画面に操作メニューのメニュー画像及び被写体画像を表示する(ステップS15)。
ここで、ユーザからの操作入力待ちとし(ステップS16)、前述した画像撮影装置の移動操作、操作部108におけるシャッタボタン操作等の操作があり、表示した操作項目の選択がなされた場合、選択された操作項目の機能に関する指示情報を通信部110より対象機器に送信する(ステップS17)。これにより、対象機器において操作項目に対応する動作が実行される。
上述したように、本実施形態によれば、被制御装置を被写体として撮影して制御する場合に、被写体の撮影状態に応じて、上記例では被写体となる対象機器の部位に応じて、適切な操作メニューを生成して表示部に表示することができる。例えば、対象機器の部位に対応した操作メニューを表示することで、ユーザが階層メニューを概要メニューから複数回選択するなどの手間を省くことが可能である。このように、本実施形態では撮影対象に応じて適切なメニューを表示して操作可能にでき、操作性を向上させることが可能である
(第2の実施形態)
図4は本発明の第2の実施形態に係る画像撮影装置の主要部の機能構成を示すブロック図である。第2の実施形態の画像撮影装置は、撮像部101、被写体認識部102、距離判定部203、記憶部104、メニュー生成部205、合成部106、表示部107、操作部108、制御部209、通信部110を有して構成される。なお、第1の実施形態と同様の構成要素については同一符号を付して説明を省略し、ここでは第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
第2の実施形態は、被写体状態の判定に関する他の例として、画像撮影装置から被写体までの距離(被制御装置である対象機器までの距離)を判定し、距離に応じて対応する操作メニューを生成する例である。第2の実施形態では、第1の実施形態の被写体状態判定部103の代わりに、距離判定部203を備えている。距離判定部203は、被写体認識部102で認識した被写体と画像撮影装置との距離を判定する。被写体までの距離の判定については、予め対象機器の大きさ情報を保持しておいて撮影画像中の被写体の大きさから距離を判定する、測距手段を設けて被写体までの距離を測定する、などの方法によって実現可能である。
メニュー生成部205は、距離判定部203による被写体までの距離の判定結果に基づき、記憶部104より対応するメニュー情報を読み出して距離に応じた操作メニューを生成する。制御部209は、画像撮影装置全体の制御を司るものであり、距離判定部203、メニュー生成部205を含む各部の制御を行う。
これらの距離判定部203、メニュー生成部205、制御部209は、第1の実施形態と同様、MPU、DSP等により構成され、所定のソフトウェアプログラムを実行して対応する処理を行うことによって、それぞれの機能を実現するものである。
次に、第2の実施形態における画像撮影装置の動作を説明する。図5は第2の実施形態に係る表示部の表示画面の表示例を示す図である。第2の実施形態では、被写体画像において被制御装置である対象機器の距離を判定し、距離判定結果に応じたメニュー表示を行う例を示す。
撮像部101により被制御装置の対象機器を撮影し、被写体画像として対象機器を表示部107の表示画面に表示する。そして、被写体認識部102により、選択された対象機器の種別等を認識し、距離判定部203により、識別された対象機器の距離を被写体画像中の対象機器の大きさによって判定する。次に、メニュー生成部205により、被写体の距離判定結果に基づいて記憶部104より対応するメニュー情報を取得し、被写体状態に応じた操作メニューとして、対象機器の距離に適合した操作項目を持つ操作メニューを生成する。
例えば、対象機器の距離が所定値より遠い場合は概要メニュー(階層メニューのトップメニュー)を表示し、所定値より近い場合は詳細メニュー(階層メニューの個別メニュー)を表示し、距離が近いほどより詳細なメニューを生成する。詳細メニューを生成する場合、第1の実施形態による部位判定に基づくメニュー生成と組み合わせて、被写体画像の中央部等の主として撮影された部位(フォーカス枠の中心部など)に対応する操作メニューを生成する。この際、例えばTVモニタに表示したコンテンツなど、対象機器において再生中のコンテンツが撮影された場合は、対象のコンテンツに対応した操作メニューを生成する。なお、所定時間毎など定期的に被写体の距離を判定し、画像撮影装置が移動した場合はメニューを生成し直して更新するようにしてもよい。対象機器の距離の識別が困難
な場合は、例えば、最上位階層メニューのトップメニューを生成して表示すればよい。
そして、合成部106により、生成した操作メニューのメニュー画像と被写体画像を合成し、オーバーレイ表示等によって表示部107の表示画面にメニュー画像及び被写体画像を表示する。図5の表示例において、左側に示す第1の距離(遠距離)でのメニュー表示時の表示画面251Aでは、図2と同様にして、表示画面中の被写体の対象機器252にかかるフォーカス枠253の右側に、遠距離に対応する上位階層の概要のメニュー表示255Aが表示される。そして、このメニュー表示255Aにおいて、選択用のカーソル枠256によってコンテンツ再生(PLAY)の操作項目が選択されている。この状態から、ユーザが画像撮影装置を保持して1歩前進して被写体に近づくと、図5の右側に示す第2の距離(近距離)でのメニュー表示時の表示画面251Bのように、近距離に対応するコンテンツ再生に関する下位階層の詳細なメニュー表示255Bが表示される。図5のメニュー表示の状態で、ユーザが画像撮影装置を右または左に移動させることで、この移動操作に応じてカーソル枠256を移動させ、ユーザがシャッタボタンの解除操作または押込操作などによって操作部108にて選択操作を行うと、その時点でカーソル枠256に位置する操作項目が選択される。
表示部107に表示したメニュー画像において操作項目が選択されると、制御部209により、対応する操作項目の指示情報が通信部110を介して対象機器に送信され、対象機器において指示情報に応じた動作がなされる。これにより、画像撮影装置におけるメニュー表示及び操作によって対象機器の制御が実行される。
図6は第2の実施形態の画像撮影装置における対象機器のメニュー表示に関する動作手順を示すフローチャートである。まず、撮像部101により被制御装置の対象機器を撮影する(ステップS21)。この際、表示部107の表示画面に被写体画像として対象機器がフォーカス枠と共に表示される。次に、被写体認識部102により、表示画面の被写体画像において撮影された対象機器を認識し(ステップS22)、距離判定部203により、識別された対象機器の距離を判定する(ステップS23)。そして、メニュー生成部205により、対象機器の距離判定結果に基づいて対応する操作メニューを生成する。この際、対象機器の距離が所定の閾値以上かどうかを判定し(ステップS24)、閾値以上である(距離が遠い)場合、概要メニューを生成する(ステップS25)。一方、対象機器の距離が閾値未満である(距離が近い)場合、詳細メニューを生成する(ステップS26)。続いて、合成部106により、生成したメニュー画像と被写体画像を合成し、表示部107の表示画面に操作メニューのメニュー画像及び被写体画像を表示する(ステップS27)。
ここで、ユーザからの操作入力待ちとし(ステップS28)、前述した画像撮影装置の移動操作、操作部108におけるシャッタボタン操作等の操作があり、表示した操作項目の選択がなされた場合、選択された操作項目の機能に関する指示情報を通信部110より対象機器に送信する(ステップS29)。これにより、対象機器において操作項目に対応する動作が実行される。
上述したように、本実施形態によれば、被制御装置を被写体として撮影して制御する場合に、被写体の撮影状態に応じて、上記例では被写体となる対象機器までの距離に応じて、適切な操作メニューを生成して表示部に表示することができる。
(第3の実施形態)
図7は本発明の第3の実施形態に係る画像撮影装置の主要部の機能構成を示すブロック図である。第3の実施形態の画像撮影装置は、撮像部101、被写体認識部102、拡縮判定部303、記憶部104、メニュー生成部305、合成部106、表示部107、操
作部108、制御部309、通信部110を有して構成される。なお、第1の実施形態と同様の構成要素については同一符号を付して説明を省略し、ここでは第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
第3の実施形態は、第2の実施形態の変形例であり、被写体状態の判定に関する他の例として、被写体画像のズーム状態(被制御装置である対象機器の拡大/縮小の大きさ)を判定し、ズーム状態に応じて対応する操作メニューを生成する例である。第3の実施形態では、第2の実施形態の距離判定部203の代わりに、拡縮判定部303を備えている。拡縮判定部303は、操作部108からの撮影レンズのズーム操作入力に基づいて被写体画像のズーム状態を判定し、被写体画像中の対象機器の大きさを判定する。ここで、ズームは光学的なもののみではなく、ディジタルでの単純な拡大縮小処理であっても構わない。
メニュー生成部305は、拡縮判定部303による被写体画像のズーム状態の判定結果に基づき、記憶部104より対応するメニュー情報を読み出してズーム状態に応じた操作メニューを生成する。制御部309は、画像撮影装置全体の制御を司るものであり、拡縮判定部303、メニュー生成部305を含む各部の制御を行う。
これらの拡縮判定部303、メニュー生成部305、制御部309は、第1の実施形態と同様、MPU、DSP等により構成され、所定のソフトウェアプログラムを実行して対応する処理を行うことによって、それぞれの機能を実現するものである。
次に、第3の実施形態における画像撮影装置の動作を説明する。図8は第3の実施形態に係る表示部の表示画面の表示例を示す図である。第3の実施形態では、被写体画像におけるズーム状態(撮影された被制御装置である対象機器の大きさ、ズームイン/アウトの操作など)を判定し、ズーム状態判定結果に応じたメニュー表示を行う例を示す。
撮像部101により被制御装置の対象機器を撮影し、被写体画像として対象機器を表示部107の表示画面に表示する。そして、被写体認識部102により、選択された対象機器の種別等を認識し、拡縮判定部303により、撮影した被写体画像のズーム状態を判定する。次に、メニュー生成部305により、被写体画像のズーム状態判定結果に基づいて記憶部104より対応するメニュー情報を取得し、被写体状態に応じた操作メニューとして、対象機器のズーム状態に適合した操作項目を持つ操作メニューを生成する。
例えば、被写体画像のズームイン操作が行われているときは、現時点よりも詳細メニュー(階層メニューの下階層)を表示し、ズームアウト操作が行われているときは、現時点よりも抽象メニュー(階層メニューの上階層)を表示する。あるいは、被写体画像がズームアウトしている(撮影された対象機器が所定値より小さい)場合は概要メニュー(階層メニューのトップメニュー)を表示し、ズームインしている(撮影された対象機器が所定値より大きい)場合は詳細メニュー(階層メニューの個別メニュー)を表示し、対象機器が拡大されているほどより詳細なメニューを生成するようにしてもよい。詳細メニューを生成する場合、第1の実施形態による部位判定に基づくメニュー生成と組み合わせて、被写体画像の中央部等の主として撮影された部位(フォーカス枠の中心部など)に対応する操作メニューを生成する。この際、例えばTVモニタに表示したコンテンツなど、対象機器において再生中のコンテンツが撮影された場合は、対象のコンテンツに対応した操作メニューを生成する。
そして、合成部106により、生成した操作メニューのメニュー画像と被写体画像を合成し、オーバーレイ表示等によって表示部107の表示画面にメニュー画像及び被写体画像を表示する。図8の表示例において、左側に示す第1の状態(ズームアウト状態)での
メニュー表示時の表示画面351Aでは、図2と同様にして、表示画面中の被写体の対象機器352にかかるフォーカス枠353の右側に、ズームアウト状態に対応する上位階層の概要のメニュー表示355Aが表示される。そして、このメニュー表示355Aにおいて、選択用のカーソル枠356によってコンテンツ再生(PLAY)の操作項目が選択されている。この状態から、ユーザが操作部108を操作して被写体のズームイン操作を行うと、図8の右側に示す第2の状態(ズームイン状態)でのメニュー表示時の表示画面351Bのように、ズームイン状態に対応するコンテンツ再生に関する下位階層の詳細なメニュー表示355Bが表示される。図8のメニュー表示の状態で、ユーザが画像撮影装置を右または左に移動させることで、この移動操作に応じてカーソル枠356を移動させ、ユーザがシャッタボタンの解除操作または押込操作などによって操作部108にて選択操作を行うと、その時点でカーソル枠356に位置する操作項目が選択される。
表示部107に表示したメニュー画像において操作項目が選択されると、制御部309により、対応する操作項目の指示情報が通信部110を介して対象機器に送信され、対象機器において指示情報に応じた動作がなされる。これにより、画像撮影装置におけるメニュー表示及び操作によって対象機器の制御が実行される。
図9は第3の実施形態の画像撮影装置における対象機器のメニュー表示に関する動作手順を示すフローチャートである。まず、撮像部101により被制御装置の対象機器を撮影する(ステップS31)。この際、表示部107の表示画面に被写体画像として対象機器がフォーカス枠と共に表示される。次に、被写体認識部102により、表示画面の被写体画像において撮影された対象機器を認識し(ステップS32)、メニュー生成部305により対象機器に対応する操作メニューを生成する(ステップS33)。ここで、拡縮判定部303によって被写体画像のズーム状態を判定し、判定結果に基づいてメニュー生成部305によってズーム状態に対応する操作メニューを生成する。この際、被写体画像がズームアウト状態かどうかを判定し(ステップS34)、ズームアウト状態である場合、概要メニューを生成する(ステップS35)。一方、ズームイン状態である(ズームアウト状態でない)場合、詳細メニューを生成する(ステップS36)。続いて、合成部106により、生成したメニュー画像と被写体画像を合成し、表示部107の表示画面に操作メニューのメニュー画像及び被写体画像を表示する(ステップS37)。
ここで、ユーザからの操作入力待ちとし(ステップS38)、前述した画像撮影装置の移動操作、操作部108におけるシャッタボタン操作等の操作があり、表示した操作項目の選択がなされた場合、選択された操作項目の機能に関する指示情報を通信部110より対象機器に送信する(ステップS39)。これにより、対象機器において操作項目に対応する動作が実行される。
上述したように、本実施形態によれば、被制御装置を被写体として撮影して制御する場合に、被写体の撮影状態に応じて、上記例では被写体画像のズームイン/アウトの状態に応じて、適切な操作メニューを生成して表示部に表示することができる。
(第4の実施形態)
図10は本発明の第4の実施形態に係る画像撮影装置の主要部の機能構成を示すブロック図である。第4の実施形態の画像撮影装置は、撮像部101、被写体認識部402、第1記憶部411、第2記憶部412、メニュー生成部405、合成部106、表示部107、操作部108、制御部409、通信部110を有して構成される。なお、第1の実施形態と同様の構成要素については同一符号を付して説明を省略し、ここでは第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
第4の実施形態は、複数の対象機器を撮影して関連する操作メニューを生成する場合を
示すもので、その第1例として、複数の対象機器を同時に撮影して共通機能または連携機能のメニューを生成する例である。第4の実施形態では、複数の対象機器に対応して、それぞれのメニュー情報を記憶する第1記憶部411、第2記憶部412を備えている。被写体認識部402は、撮像部101より出力される撮影画像信号に基づいて被制御装置である対象機器の種別等を認識し、被写体画像において複数の対象機器を認識する。メニュー生成部405は、被写体認識部402で認識された複数の対象機器について、それぞれの機器に対応するメニュー情報を第1記憶部411、第2記憶部412より読み出して複数の対象機器に関連する機能の操作メニューを生成する。制御部409は、画像撮影装置全体の制御を司るものであり、被写体認識部402、メニュー生成部405を含む各部の制御を行う。なお、以下の実施形態では複数の対象機器として2つの対象機器に関する共通機能または連携機能のメニューを生成する例を示すが、3つ以上の対象機器に関しても同様に実施可能である。
これらの被写体認識部402、メニュー生成部405、制御部409は、第1の実施形態と同様、MPU、DSP等により構成され、所定のソフトウェアプログラムを実行して対応する処理を行うことによって、それぞれの機能を実現するものである。
次に、第4の実施形態における画像撮影装置の動作を説明する。図11は第4の実施形態に係る表示部の表示画面の表示例を示す図である。第4の実施形態では、被写体画像において同時に複数の対象機器を認識し、これらの対象機器に関連する機能のメニュー表示を行う例を示す。
撮像部101により被制御装置となる複数の対象機器を同時に撮影し、これらの複数の対象機器を含む被写体画像を表示部107の表示画面に表示する。図11の左側に示す対象機器選択時の表示画面451Aでは、プレビュー表示の表示画面に被写体として2つの対象機器452(図示例ではTVモニタ)と対象機器453(図示例ではレコーダ)とが位置し、それぞれの対象機器の上にフォーカス枠454、455を表示している状態を示している。このフォーカス枠454、455の表示制御は、制御部409におけるフォーカス枠表示制御部によって実行する。この状態で、ユーザがシャッタボタンの半押し操作(フォーカス操作)などによって操作部108にて選択操作を行うと、フォーカス枠454、455にかかる対象機器452、453が被制御装置の対象機器として選択される。なお、複数の対象機器を選択する際には、被写体画像中に存在し認識した対象機器全てに対してフォーカス枠を表示し、ユーザが選択操作によって必要なものを選択する等の方法を採用する。
そして、被写体認識部402により、選択された複数の対象機器の種別等を認識する。次に、メニュー生成部405により、複数の対象機器に対応するメニュー情報をそれぞれ第1記憶部411、第2記憶部412より取得し、選択された複数の対象機器に関連する機能の操作項目を持つ操作メニューを生成する。この際、メニュー生成部405にて操作メニューを生成する際に、第1の対象機器に対応する第1のメニューと第2の対象機器に対応する第2のメニューとから、連携機能に関するメニュー、あるいは2つの対象機器を同時制御可能な共通機能を抽出したメニューなどを生成する。連携機能としては、2つの対象機器間の接続などが挙げられる。図示例では、TVモニタとレコーダとを通信手段を介して接続し、映像コンテンツの表示、録画、再生、転送、コピーなどを行う機能が想定される。また、同時制御可能な共通機能としては、電源のON/OFFなどが挙げられる。例えば、部屋全体の機器あるいは撮影された機器の電源を一度にONする機能などが想定される。また、対象機器においてコンテンツ再生時には、対象のコンテンツに対応した操作項目を含む操作メニューを生成する。対象機器間において接続を行う場合、第1の対象機器からID情報(IPアドレス、URI等)を取得して第2の対象機器に送信し、第1の対象機器または第2の対象機器に接続要求することで実現可能である。あるいは、第
1の対象機器、第2の対象機器の両者と画像撮影装置との間はそれぞれ通信確立済みであるので、画像撮影装置をハブとして機能させ、第1の対象機器から第2の対象機器へ(逆も同様)情報を転送するようにしてもよい。
そして、合成部106により、生成した操作メニューのメニュー画像と被写体画像を合成し、オーバーレイ表示等によって表示部107の表示画面にメニュー画像及び被写体画像を表示する。図11の例では、図11の右側に示すメニュー表示時の表示画面451Bのように、対象機器452、453の下側に複数機器共通のメニュー表示456を表示する場合を示している。このメニュー表示456には、選択用のカーソル枠457を表示する。この状態で、ユーザが画像撮影装置を右または左に移動させることで、この移動操作に応じてカーソル枠457を移動させ、ユーザがシャッタボタンの解除操作または押込操作などによって操作部108にて選択操作を行うと、その時点でカーソル枠457に位置する操作項目が選択される。図11の例の場合、電源OFFが選択される。なお、表示部107にタッチパネルを設け、ユーザが表示画面中のメニュー画像における特定の操作項目をタッチ操作することで、操作項目の選択を行うことも可能である。
表示部107に表示したメニュー画像において操作項目が選択されると、制御部409により、対応する操作項目の指示情報が通信部110を介して複数の対象機器に送信され、それぞれの対象機器において指示情報に応じた動作がなされる。これにより、画像撮影装置におけるメニュー表示及び操作によって複数の対象機器の制御が実行される。
図12は第4の実施形態の画像撮影装置における対象機器のメニュー表示に関する動作手順を示すフローチャートである。まず、撮像部101により被制御装置の対象機器を撮影する(ステップS41)。この際、表示部107の表示画面に被写体画像として対象機器がフォーカス枠と共に表示される。次に、被写体認識部402により、表示画面の被写体画像において撮影された対象機器を認識する(ステップS42)。そして、メニュー生成部405により、選択された対象機器が複数であるかどうかを判定し(ステップS43)、対象機器が複数の場合は、それぞれの対象機器のメニュー情報より共通機能を抽出し(ステップS44)、共通機能の操作項目を持つ操作メニューを生成する(ステップS45)。なお、共通機能の代わりに連携機能を抽出して操作メニューを作成してもよい。一方、対象機器が複数でない場合は、該当する対象機器に対応する操作メニューを生成する。続いて、合成部106により、生成したメニュー画像と被写体画像を合成し、表示部107の表示画面に操作メニューのメニュー画像及び被写体画像を表示する(ステップS46)。
ここで、ユーザからの操作入力待ちとし(ステップS47)、前述した画像撮影装置の移動操作、操作部108におけるシャッタボタン操作等の操作があり、表示した操作項目の選択がなされた場合、選択された操作項目の機能に関する指示情報を通信部110より対象機器に送信する(ステップS48)。これにより、対象機器において操作項目に対応する動作が実行される。
上述したように、本実施形態によれば、被制御装置を被写体として撮影して制御する場合に、被写体の撮影状態に応じて、上記例では被写体として同時に撮影した複数の対象機器に対応して、適切な操作メニューを生成して表示部に表示することができる。
(第5の実施形態)
図13は本発明の第5の実施形態に係る画像撮影装置の主要部の機能構成を示すブロック図である。第5の実施形態の画像撮影装置は、撮像部101、被写体認識部502、機器情報記憶部503、第1記憶部411、第2記憶部412、メニュー生成部505、合成部106、表示部107、操作部108、制御部509、通信部110を有して構成さ
れる。なお、第1及び第4の実施形態と同様の構成要素については同一符号を付して説明を省略し、ここでは第1及び第4の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
第5の実施形態は、第4の実施形態の変形例であり、複数の対象機器を撮影して関連する操作メニューを生成する場合の第2例として、複数の対象機器を時系列に撮影して共通機能または連携機能のメニューを生成する例である。第5の実施形態では、時間差を持って複数の対象機器を撮影するために、機器情報記憶部503を備えている。被写体認識部502は、撮像部101より出力される撮影画像信号に基づいて被制御装置である対象機器の種別等を認識し、認識した対象機器の情報を機器情報として機器情報記憶部503へ出力して記憶させる。この際、ユーザの操作指示に基づいて、時系列に複数の対象機器を認識する。メニュー生成部505は、被写体認識部502での認識結果及び機器情報記憶部503に記憶した機器情報に基づき、認識された複数の対象機器について、それぞれの機器に対応するメニュー情報を第1記憶部411、第2記憶部412より読み出して複数の対象機器に関連する機能の操作メニューを生成する。制御部509は、画像撮影装置全体の制御を司るものであり、被写体認識部502、機器情報記憶部503、メニュー生成部505を含む各部の制御を行う。
これらの被写体認識部502、機器情報記憶部503、メニュー生成部505、制御部509は、第1の実施形態と同様、MPU、DSP等により構成され、所定のソフトウェアプログラムを実行して対応する処理を行うことによって、それぞれの機能を実現するものである。
次に、第5の実施形態における画像撮影装置の動作を説明する。図14は第5の実施形態に係る表示部の表示画面の表示例を示す図である。第5の実施形態では、被写体画像において時間差で複数の対象機器を認識し、これらの対象機器に関連する機能のメニュー表示を行う例を示す。
撮像部101により被制御装置の対象機器を撮影し、被写体画像として対象機器を表示部107の表示画面に表示する。図14の左側に示す対象機器選択時の表示画面551Aでは、プレビュー表示の表示画面のほぼ中央部分に被写体として第1の対象機器552(図示例ではTVモニタ)が位置し、この対象機器552の上にフォーカス枠554が表示される。このフォーカス枠554の表示制御は、制御部509におけるフォーカス枠表示制御部によって実行する。この状態で、ユーザがシャッタボタンの半押し操作(フォーカス操作)などによって操作部108にて選択操作を行うと、フォーカス枠554にかかる対象機器552が被制御装置である第1の対象機器として選択される。そして、被写体認識部502により、選択された対象機器の種別等を認識し、機器情報記憶部503に認識した機器情報を記憶する。続いて、メニュー生成部505により、選択された第1の対象機器552に対応するメニュー情報を第1記憶部411より取得する。なお、フォーカスに関する操作は一例であり、選択枠を選択したり解除したりする操作であっても良い。
次に、フォーカス状態のままユーザが画像撮影装置を左右等に移動させることによって撮影位置を変更し、別の対象機器を撮影し、被写体画像において第2の対象機器を表示部107の表示画面に表示する。図14の右側に示すメニュー表示時の表示画面551Bでは、表示画面のほぼ中央部分に被写体として第2の対象機器553(図示例ではレコーダ)が位置し、この対象機器553上のフォーカス枠に相当する部分に第1の対象機器552の画像が半透明表示555によって表示される。この状態で、ユーザがシャッタボタンの半押し操作解除(フォーカス解除操作)などによって操作部108にて解除操作を行うと、半透明表示555のフォーカス枠にかかる対象機器553が第2の対象機器として選択される。そして、被写体認識部502により、選択された対象機器の種別等を認識し、メニュー生成部505により、選択された第2の対象機器553に対応するメニュー情報
を第2記憶部412より取得する。
次に、メニュー生成部505により、選択された複数の対象機器に対応するメニュー情報に基づき、これらの対象機器に関連する機能の操作項目を持つ操作メニューを生成する。例えば、2つの対象機器の連携機能に関するメニュー、あるいは2つの対象機器を同時制御可能な共通機能を抽出したメニューなどを生成する。また、対象機器においてコンテンツ再生時には、対象のコンテンツに対応した操作項目を含む操作メニューを生成する。複数の対象機器を時間差で撮影して関連する操作メニューを生成する場合の適用例として、別々の部屋にあるレコーダとTVモニタとを撮影して選択し、居間にあるレコーダに保持されている映像コンテンツを寝室のTVモニタで表示する操作などに対応できる。コンテンツ自体はレコーダから家庭内LANなどによりTVモニタに転送してもよいし、一旦レコーダから画像撮影装置側に蓄積しておき、画像撮影装置からTVモニタに転送してもよい。前者の場合、画像撮影装置は一度通信が確立した対象機器とは通信を維持しているものとする。
そして、合成部106により、生成した操作メニューのメニュー画像と被写体画像を合成し、オーバーレイ表示等によって表示部107の表示画面にメニュー画像及び被写体画像を表示する。図14の右側に示すメニュー表示時の表示画面551Bでは、対象機器552、553の下側に複数機器共通のメニュー表示556を表示する場合を示している。このメニュー表示556には、選択用のカーソル枠557を表示する。この状態で、ユーザが画像撮影装置を右または左に移動させることで、この移動操作に応じてカーソル枠557を移動させ、ユーザがシャッタボタンの解除操作または押込操作などによって操作部108にて選択操作を行うと、その時点でカーソル枠557に位置する操作項目が選択される。図14の例の場合、ムーブ(コンテンツの移動)が選択される。なお、表示部107にタッチパネルを設け、ユーザが表示画面中のメニュー画像における特定の操作項目をタッチ操作することで、操作項目の選択を行うことも可能である。
表示部107に表示したメニュー画像において操作項目が選択されると、制御部509により、対応する操作項目の指示情報が通信部110を介して複数の対象機器に送信され、それぞれの対象機器において指示情報に応じた動作がなされる。これにより、画像撮影装置におけるメニュー表示及び操作によって複数の対象機器の制御が実行される。
図15は第5の実施形態の画像撮影装置における対象機器のメニュー表示に関する動作手順を示すフローチャートである。まず、撮像部101により被制御装置の対象機器を撮影する(ステップS51)。この際、表示部107の表示画面に被写体画像として対象機器がフォーカス枠と共に表示される。次に、被写体認識部502により、表示画面の被写体画像において撮影された対象機器を認識する(ステップS52)。そして、制御部509により、ユーザによるシャッタボタンの半押し操作があるかを判断し(ステップS53)、半押し操作によるフォーカス操作があった場合、認識した対象機器の機器情報を機器情報記憶部503に保存する(ステップS54)。その後、制御部509により、ユーザによるシャッタボタンのリリース操作があるかを判断し(ステップS55)、リリース操作によるフォーカス解除操作があった場合、さらに被写体として他の対象機器が存在するかどうかを判断する(ステップS56)。ここで、対象機器が存在する場合、撮像部101により第2の対象機器を撮影し(ステップS57)、被写体認識部502により、表示画面の被写体画像において対象機器を認識する(ステップS58)。
そして、メニュー生成部505により、機器情報記憶部503に記憶してある対象機器(第1の対象機器)の機器情報を読み出し(ステップS59)、第1の対象機器と第2の対象機器の各メニュー情報より共通機能を抽出し(ステップS60)、共通機能の操作項目を持つ操作メニューを生成する(ステップS61)。なお、共通機能の代わりに連携機
能を抽出して操作メニューを作成してもよい。一方、ステップS53においてシャッタボタンの半押し操作がない場合、ステップS55においてシャッタボタンのリリース操作がない場合、ステップS56において他の対象機器が存在しない場合は、そのまま初めに認識した対象機器に対応する操作メニューを生成する。続いて、合成部106により、生成したメニュー画像と被写体画像を合成し、表示部107の表示画面に操作メニューのメニュー画像及び被写体画像を表示する(ステップS62)。なお、上記のように第1の対象機器に対するフォーカス操作を検出した後に第2の対象機器の撮影状態でのフォーカス解除操作の検出によってメニュー生成を行うのに代えて、被写体画像において第1の対象機器の画像と第2の対象機器の画像との重なり状態を検出すること(あるいは2つの対象機器の画像を重ねる操作の検出)によって、メニュー生成を行うようにしてもよい。
ここで、ユーザからの操作入力待ちとし(ステップS63)、前述した画像撮影装置の移動操作、操作部108におけるシャッタボタン操作等の操作があり、表示した操作項目の選択がなされた場合、選択された操作項目の機能に関する指示情報を通信部110より対象機器に送信する(ステップS64)。これにより、対象機器において操作項目に対応する動作が実行される。
上述したように、本実施形態によれば、被制御装置を被写体として撮影して制御する場合に、被写体の撮影状態に応じて、上記例では被写体として時間差を持って撮影した複数の対象機器に対応して、適切な操作メニューを生成して表示部に表示することができる。
以上説明したように、上記各実施形態によれば、被写体として撮影した被制御装置の撮影状態に応じて、例えば、被制御装置の部位、距離、ズーム状態などに応じて、適切な操作項目を抽出して操作メニューを生成し、この撮影状態に応じた操作メニューを表示して操作可能にすることができる。また、複数の被制御装置を撮影する場合、これらの被制御装置の共通機能、連携機能等の複数の被制御装置に関連する操作項目を抽出して操作メニューを生成できる。したがって、撮影対象の被制御装置の状態に応じて適切なメニューを表示して操作可能にでき、操作性を向上させることができる。
なお、上記各実施形態では、画像撮影装置に制御部(制御装置)が含まれる形で説明したが、撮影装置と制御装置とは別々の装置で構成し、これらを有線或いは無線通信手段を経由して接続し、被制御装置を制御することも可能である。この場合、撮像部を有する撮影装置と、メニュー生成部、制御部等を有する制御装置とが分離した別体の装置で構成される。この制御装置は、被制御装置に関するメニュー生成及び表示等が可能なメニュー表示装置として機能する。ここで、操作メニューを表示する表示部、メニュー操作を行う操作部は、制御装置側に設ける構成に限らず、撮影装置側に設けてもよいし、あるいはさらに別の装置で構成してもよい。具体例として、ネットワークカメラで撮影した被制御装置を携帯電話などから操作する構成が挙げられる。この構成例の場合、ネットワークカメラが撮影装置、携帯電話が制御装置(メニュー表示装置)として機能する。この構成例では、ネットワークカメラ側に被制御装置との通信機能が必要となるが、一般的なネットワークカメラはLANなどのネットワークで被制御装置とも通信可能である。図1の構成に当てはめると、撮影部101と被写体認識部102との間をネットワークを介して接続する形態となる。
なお、本発明は、本発明の趣旨ならびに範囲を逸脱することなく、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が様々な変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記実施形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本発明は、被制御装置を被写体として撮影して制御する場合に、撮影対象に応じて適切なメニューを表示して操作可能にでき、操作性を向上させることが可能となる効果を有し、撮影機能及び通信機能を有し、被制御装置を被写体として撮影して制御可能なデジタルカメラ、携帯電話装置等による画像撮影装置等として有用である。
101 撮像部
102、402、502 被写体認識部
103 被写体状態判定部
104 記憶部
105、205、305、405、505 メニュー生成部
106 合成部
107 表示部
108 操作部
109、209、309、409、509 制御部
110 通信部
151A、151B、251A、251B、351A、351B、451A、451B、551A、551B 表示画面
152、252、352、452、453、552、553 対象機器
153、253、353、454、455、554 フォーカス枠
154 メニューバー
155、255、355、456、556 メニュー表示
156、256、356、457、557 カーソル枠
203 距離判定部
303 拡縮判定部
411 第1記憶部
412 第2記憶部
503 機器情報記憶部
555 半透明表示

Claims (11)

  1. 被制御装置を被写体として撮影し、通信を介して制御可能な画像撮影装置であって、
    前記被写体の画像を被写体画像として撮像する撮像部と、
    前記撮像部により撮像された被写体画像から被写体を認識する被写体認識部と、
    前記被写体画像における被写体の撮影状態を判定する被写体状態判定部と、
    前記被写体状態判定部の判定結果に応じて、前記被写体認識部で認識された被写体に関連付けられた複数の操作項目から特定の操作項目を抽出して操作メニューを生成するメニュー生成部と、
    前記メニュー生成部で生成された操作メニューを表示する表示部と、
    を有する画像撮影装置。
  2. 請求項1に記載の画像撮影装置であって、
    前記被写体状態判定部は、被写体の部位を判定する部位判定部を有し、
    前記メニュー生成部は、前記被写体状態判定部における被写体の部位判定結果に応じた操作メニューを生成する画像撮影装置。
  3. 請求項1に記載の画像撮影装置であって、
    前記被写体状態判定部は、被写体の距離を判定する距離判定部を有し、
    前記メニュー生成部は、前記距離判定部における被写体の距離判定結果に応じた操作メニューを生成する画像撮影装置。
  4. 請求項1に記載の画像撮影装置であって、
    前記被写体状態判定部は、被写体画像のズーム状態を判定する拡縮判定部を有し、
    前記メニュー生成部は、前記拡縮判定部におけるズーム状態の判定結果に応じた操作メニューを生成する画像撮影装置。
  5. 請求項1に記載の画像撮影装置であって、
    前記撮像部は、複数の被制御装置を同時に撮影するものであり、
    前記被写体認識部は、前記撮像部により同時撮像された複数の被制御装置を認識し、
    前記メニュー生成部は、前記認識された複数の被制御装置に関連する操作メニューを生成する画像撮影装置。
  6. 請求項1に記載の画像撮影装置であって、
    前記撮像部は、複数の被制御装置を時系列に撮影するものであり、
    前記被写体認識部は、前記撮像部により時系列に撮像された複数の被制御装置をそれぞれ認識し、
    前記メニュー生成部は、前記認識された複数の被制御装置に関連する操作メニューを生成する画像撮影装置。
  7. 請求項5または6に記載の画像撮影装置であって、
    前記メニュー生成部は、前記複数の被制御装置における共通機能と連携機能のうちの少なくとも一方を前記特定の操作項目として抽出して操作メニューを生成する画像撮影装置。
  8. 請求項6に記載の画像撮影装置であって、
    前記メニュー生成部は、第1の被制御装置に対する選択操作を検出した後に第2の被制御装置の撮影状態での解除操作の検出によって、前記第1の被制御装置及び前記第2の被制御装置に関連するメニュー生成を行う画像撮影装置。
  9. 請求項6に記載の画像撮影装置であって、
    前記メニュー生成部は、第1の被制御装置に対するフォーカス操作を検出した後に第2の被制御装置の撮影状態でのフォーカス解除操作の検出によって、前記第1の被制御装置及び前記第2の被制御装置に関連するメニュー生成を行う画像撮影装置。
  10. 請求項6に記載の画像撮影装置であって、
    前記メニュー生成部は、被写体画像において時系列に撮像された第1の被制御装置の画像と第2の被制御装置の画像との重なり状態を検出することによって、前記第1の被制御装置及び前記第2の被制御装置に関連するメニュー生成を行う画像撮影装置。
  11. 被制御装置を撮影した被写体画像に基づき、通信を介して制御可能なメニュー表示装置であって、
    前記被写体画像から被写体を認識する被写体認識部と、
    前記被写体画像における被写体の撮影状態を判定する被写体状態判定部と、
    前記被写体状態判定部の判定結果に応じて、前記被写体認識部で認識された被写体に関連付けられた複数の操作項目から特定の操作項目を抽出して操作メニューを生成するメニュー生成部と、
    前記メニュー生成部で生成された操作メニューを表示する表示部と、
    を有するメニュー表示装置。
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