JP5589615B2 - 撮像装置 - Google Patents

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本発明は、動画像を記録可能な撮像装置に関するものである。
撮像手段による撮像により得られた画像データから人物の顔領域を認識し、認識結果を表示すると同時に、ウエストショットサイズ、バストショットサイズ、顔アップサイズの何れかを選択するサイズ選択用アイコンを表示し、ユーザーにより選択されたサイズとなるように自動ズーム処理を行い、自動ズーム処理後、ユーザーによる撮像指示に従い、静止画像の撮像及び記録を実行する撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−41365号公報
ところで、上述の特許文献1記載の撮像装置では、ズームインまたはズームアウト、及びズームアウトまたはズームインを自動的に繰り返すことにより、被写体のサイズが大小に繰り返し変化する動画像を撮影する技術は開示されていない。
また、上述のような印象的な映像効果を有する動画像を、ユーザーがカメラ等を手動で操作して撮影しようとした場合、一定の速度及び一定の範囲でズームイン・ズームアウトを繰り返すズーム制御操作、主要被写体に対する効果的なズーム制御操作(例えば、人物の顔がアップとなるズームインの繰返し)等において高度な操作技術を要していた。また、手動ズーム操作時における手振れ、手動ズーム操作時に発生する音が動画像と共に記録される等の問題もあった。
本発明の目的は、印象的な映像効果を有する動画像を含む動画像データを容易に生成することができる撮像装置を提供することである。
本発明は以下のような解決手段により上記課題を解決する。
本発明の撮像装置は、動画像の撮影中に、撮影範囲を第1範囲から前記第1範囲と異なる第2範囲へズームインまたはズームアウトさせ、前記第2範囲から前記第2範囲と異なる第3範囲へズームアウトまたはズームインさせるズーム制御部と、所定条件を設定する設定部と、前記設定部により設定される前記所定条件に基づいて、前記ズーム制御部による前記第1範囲から前記第2範囲へのズームインまたはズームアウト、及び前記第2範囲から前記第3範囲へのズームアウトまたはズームインを複数回繰り返した動画像を含む動画像データを生成する動画像データ生成部と、予め設定される所定条件である標準所定条件を記憶する記憶部とを備え、前記設定部は、前記記憶部に記憶されている前記標準所定条件に基づいて、前記所定条件を設定すること、を特徴とする。
また本発明の撮像装置は、動画像の撮影中に、撮影範囲を第1範囲から前記第1範囲と異なる第2範囲へズームインまたはズームアウトさせ、前記第2範囲から前記第2範囲と異なる第3範囲へズームアウトまたはズームインさせるズーム制御部と、所定条件を設定する設定部と、前記設定部により設定される前記所定条件に基づいて、前記ズーム制御部による前記第1範囲から前記第2範囲へのズームインまたはズームアウト、及び前記第2範囲から前記第3範囲へのズームアウトまたはズームインを複数回繰り返した動画像を含む動画像データを生成する動画像データ生成部と、前記動画像中の人物の顔領域を認識する顔領域認識部とを備え、前記設定部は、前記顔領域認識部により認識された前記顔領域に基づいてズーム移動範囲を設定すること、を特徴とする。
また本発明の撮像装置は、動画像の撮影中に、撮影範囲を第1範囲から前記第1範囲と異なる第2範囲へズームインまたはズームアウトさせ、前記第2範囲から前記第2範囲と異なる第3範囲へズームアウトまたはズームインさせるズーム制御部と、所定条件を設定する設定部と、前記設定部により設定される前記所定条件に基づいて、前記ズーム制御部による前記第1範囲から前記第2範囲へのズームインまたはズームアウト、及び前記第2範囲から前記第3範囲へのズームアウトまたはズームインを複数回繰り返した動画像を含む動画像データを生成する動画像データ生成部と、前記動画中のターゲットを設定するターゲット設定部と、前記ターゲット設定部により設定された前記ターゲットの動きを検出する動き検出部とを備え、前記設定部は、前記動き検出部により検出される前記ターゲットの動きに基づいて、ズーム移動範囲、ズームイン時間及びズームアウト時間の少なくとも一つを設定すること、を特徴とする。
本発明の撮像装置によれば、印象的な映像効果を有する動画像を含む動画像データを容易に生成することができる。
実施の形態に係る電子カメラの外観を示す背面図である。 実施の形態に係る電子カメラのシステム構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る電子カメラにおいて動画像を撮影する際の処理について説明するためのフローチャートである。 実施の形態に係る表示部の表示例を示す図である。 実施の形態に係る表示部の表示例を示す図である。 実施の形態に係る表示部の表示例を示す図である。 実施の形態に係る表示部の表示例を示す図である。 実施の形態に係る表示部の表示例を示す図である。 実施の形態に係る表示部の表示例を示す図である。 実施の形態に係る電子カメラにおいて動画像を撮影する際の処理について説明するためのフローチャートである。 動画像の記録開始から記録終了までを示すタイムチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る撮像装置としての電子カメラについて説明する。図1は、この実施の形態に係る電子カメラ2の外観を示す背面図である。図1に示すように、電子カメラ2の背面には、LCD等により形成されるモニタとしての表示部4が設けられている。表示部4は、後述する撮像素子24からの撮像信号に基づくスルー画像、後述する記録媒体28に記録されている画像データに基づく静止画像や動画像、後述するシナリオ動画撮影モードにおいて動画撮影に関する設定を行う際のメニュー画面、シナリオ動画撮影モード毎にサンプル動画データとして電子カメラ2内の図示しないメモリ等に記憶されているサンプル動画、及び撮影に関する情報等を表示される。
また、電子カメラ2の背面にはズームボタン6が設けられており、ズームボタン6は、光学ズーム機能及び電子ズーム機能の少なくとも一方を用いて、被写体を大きく撮影する際、即ち望遠側(テレ側)に設定する際に操作されるTボタン、広い範囲を撮影する際、即ち広角側(ワイド側)に設定する際に操作されるWボタンを備えて構成されている。また、電子カメラ2の背面には、表示部20にメニュー画面等を表示させるためのメニューボタン8、動画像及び音声の記録の開始時及び終了時に操作される動画ボタン10、後述する記録媒体28に記録されている画像データに基づく静止画像及び動画像を再生する際に操作される再生ボタン12、記録媒体28に記録されている画像データの少なくとも1つを削除する際に操作される削除ボタン14、メニュー項目等の選択や様々な設定時に操作されるマルチセレクタ16、並びにメニュー項目等の選択や様々な設定に対する確定操作を行うためのOKボタン18が設けられている。
図2は、この実施の形態に係る電子カメラ2のシステム構成を示すブロック図である。図2に示すように、電子カメラ2は、マイクロプロセッサ等により構成され、電子カメラ2の各部を統括的に制御する制御部20を備えている。制御部20には、ズームレンズ駆動部22、撮像素子24、アンプ・A/D変換部26、記録媒体28、記憶部30、スピーカ32、表示部4、ズームボタン6、メニューボタン8、動画ボタン10、再生ボタン12、削除ボタン14、マルチセレクタ16、及びOKボタン18が接続されている。
ズームレンズ駆動部22は、制御部20からの制御に従い、電子カメラ2が備えるズームレンズ23を光軸方向に駆動させる。なお、この実施の形態においては、レンズ一体式の電子カメラ2を例に挙げて説明するが、ズームレンズ等を含む撮影レンズが電子カメラに対して着脱可能なレンズ交換式の電子カメラであってもよい。
撮像素子24は、CCDまたはCMOS等により構成され、ズームレンズ23を含む撮影レンズ(図示せず)を介した被写体光を撮像して撮像信号を制御部20に対して出力する。制御部20は、撮像素子24からの撮像信号をアナログ信号からデジタル信号に変換し、デジタル信号から画像データを生成する。なお、CMOS型撮像素子の場合は、直接デジタル信号を出力する場合もある。
アンプ・A/D変換部26は、マイク27により集音された電子カメラ2周辺の音声のアナログ信号をデジタル信号に変換し、変換された音声のデジタル信号を制御部20に対して出力する。制御部20は、アンプ・A/D変換部26から出力された音声のデジタル信号から音声データを生成する。記録媒体28は、電子カメラ2に設けられたカードスロット(図示せず)に着脱可能に装着される可搬性を有する記録媒体であり、例えば、CFカード、SDカード、スマートメディア等が用いられる。記録媒体28には、制御部20において生成された画像データや音声データ等が記録される。記憶部30は、シナリオ動画撮影モードにおいて設定される様々な撮影条件(後述する)等を記憶する。顔認識部31は、周知の顔認識機能を用いて撮像素子24から撮像される画像から人物の顔領域を認識し、認識結果を制御部20に対して出力する。スピーカ32は、記録媒体28に記録されている音声データや、上述のサンプル動画データに付加して記録されているサンプル音声データに基づく音声を出力する。
この実施の形態に係る電子カメラ2では、光学ズーム機能及び電子ズーム機能の少なくとも一方を用いて、ズームインまたはズームアウト、及びズームアウトまたはズームインを複数回繰り返した動画像を自動的に撮影することができる。以下、図3に示すフローチャートを参照して、この実施の形態に係る電子カメラ2において上述の動画像を撮影する際の処理について説明する。
まず、制御部20は、ユーザーにより動画撮影メニューの表示指示(例えば、メニューボタン8の押下)がなされると、表示部4に、例えば図4に示すような動画撮影メニュー画面34を表示する(ステップS10)。動画撮影メニュー画面34には、様々な動画撮影モードを選択可能な項目(図4では、シナリオ動画撮影モードA,B,C,D,E)が表示される。ユーザーによりマルチセレクタ16を用いて1つのシナリオ動画撮影モード(図4では、シナリオ動画撮影モードB)が選択され、OKボタン18が押下されると、制御部20は、表示部4に、例えば図5に示すような設定メニュー画面36を表示する(ステップS11)。なお、この実施の形態では、シナリオ動画撮影モードBがズームインまたはズームアウト、及びズームアウトまたはズームインを複数回繰り返した動画像を撮影するモードであるものとし、他のシナリオ動画撮影モードA,C〜Eがシナリオ動画撮影モードBと異なり、かつ互いに異なるシナリオの下で再生表示されて様々な映像効果が得られる動画撮影モードであるものとする。
また、図4に示すような動画撮影メニュー画面34を表示した後であって、図5に示すような設定メニュー画面36を表示する前に、選択されたシナリオ動画撮影モードBのサンプル動画及びサンプル音声を再生するか否かを選択させる画面を表示することもできる。この場合において、制御部20は、ユーザーがサンプル動画等の再生を選択した場合には、サンプル動画等を再生し、サンプル動画等を再生しないことを選択した場合には、サンプル動画等を再生することなく設定メニュー画面36を表示部4に表示する。なお、サンプル動画は、各シナリオ動画撮影モードについての特徴的な映像効果をユーザーに対して的確に示すために予め作成され、メモリ等に記憶されている動画像であり、ユーザーは、サンプル動画を視認することにより、選択したシナリオ動画撮影モードで撮影できる動画像がどういった形態(態様)のものかを容易に理解することができる。
ステップS11において表示される設定メニュー画面36には、シナリオ動画撮影モードBに係る動画像(ズームインまたはズームアウト、及びズームアウトまたはズームインを複数回繰り返した動画像)を撮影するための様々な条件を設定する際の設定手段を選択可能な項目(図5では、例えば標準設定、前回設定及び手動設定)が表示される。様々な条件には、ズーム移動回数、ズーム移動範囲、動画像の記録開始からズーム移動開始までの時間(以下、ズーム移動開始時間という。)、ズームイン時間、ズームアウト時間、ズーム移動と次のズーム移動との間の時間(以下、ズーム移動間の時間という。)、ズーム移動終了から動画像の記録終了までの時間(以下、ズーム移動終了後時間という。)、及びズーム移動速度が含まれる。
ユーザーは、マルチセレクタ16を用いて1つの項目(図5では、手動設定)を選択し、OKボタン16を押下する。制御部20は、まず、ユーザーにより標準設定が選択されたか否かを判別する(ステップS12)。標準設定については後述する。ステップS12において標準設定が選択されていないと判別されると(ステップS12、No)、制御部20は、ユーザーにより前回設定が選択されたか否かを判別する(ステップS13)。前回設定については後述する。
ステップS13において前回設定が選択されていないと判別されると(ステップS13、No)、制御部20は、ユーザーにより手動設定が選択されたと判断し、上記条件のそれぞれをユーザーが任意に設定する手動設定へと移行する(ステップS14)。具体的には、表示部4に、例えば図6に示すような手動設定画面38を表示する。手動設定画面38には、この実施の形態に係る動画像を撮影するための各種条件であって、ユーザーによる入力により設定可能な条件が表示される。ユーザーは、マルチセレクタ16を用いて、1つの条件を選択し、OKボタン18を押下した後、再度マルチセレクタ16等を用いて、選択した条件について設定する値を入力する。なお、図6の手動設定画面38には、ズーム移動回数、ズーム移動範囲、ズーム移動開始時間、ズームイン時間、及びズームアウト時間の5つの条件が表示されているが、マルチセレクタ16を用いて、手動設定画面38内に表示されているスクロールバー40を下に移動させるに従い、他の条件(ズーム移動間の時間、ズーム移動終了後時間、及びズーム移動速度)が順に表示される。
即ち、ユーザーによりズーム移動回数が選択され、OKボタン18が押下され、ズーム移動回数(図6では3回)が入力されると、制御部20は、ズーム移動回数を3回に設定する。ズーム移動回数は、撮影する1つの動画像の中で、ズームインまたはズームアウト、及びズームアウトまたはズームインを繰り返す回数のことである。
また、ユーザーによりズーム移動範囲が選択され、OKボタン18が押下されると、制御部20は、ズーム移動範囲を設定するための画面を表示部4に表示する。ズーム移動範囲は、撮影する動画像の撮影中に、ズームインまたはズームアウトする前の撮影範囲である第1範囲から、ズームインまたはズームアウトした後の撮影範囲である第2範囲(第1範囲と異なる撮影範囲)までの移動範囲のことである。ズーム移動範囲は、「ズーム倍率の設定」、「第1範囲及び第2範囲の設定」、「顔認識機能による顔領域の設定」、「顔認証機能による特定人物の設定」、または「ターゲット追尾機能によるターゲット領域の設定」の何れかに基づいて設定される。よって、制御部20は、上述のズーム移動範囲を設定するための画面として、「ズーム倍率の設定」、「第1範囲及び第2範囲の設定」、「顔認識機能による顔領域の設定」、「顔認証機能による特定人物の設定」、または「ターゲット追尾機能によるターゲット領域の設定」の何れかを選択可能な画面を表示する。
ユーザーによりズーム移動範囲を設定する手段として「ズーム倍率の設定」が選択され、ズーム倍率(例えば、2倍)が入力されると、制御部20は、ズーム倍率を2倍に設定する。即ち、ズームインする前の第1範囲を、ズームインした後の第2範囲の1/2倍、またはズームアウトする前の第1範囲を、ズームアウトした後の第2範囲の2倍に設定する。なお、設定可能なズーム倍率は、電子カメラ2の光学ズーム機能により可能なズーム倍率、及び電子ズーム機能により可能なズーム倍率に基づいて決定され、制御部20は、ユーザーが設定可能範囲を超えるズーム倍率を設定することができないよう制御する。また、ズーム移動する際、光学ズーム機能及び電子ズーム機能の両方、光学ズーム機能のみ、または電子ズーム機能のみを用いるかを予め設定することができ、制御部20は、設定に基づいて、設定可能なズーム倍率を決定する。
また、ユーザーによりズーム移動範囲を設定する手段として「第1範囲及び第2範囲の設定」が選択されると、制御部20は、表示部4にスルー画像を表示するとともに、ユーザーに対して、スルー画像を第1範囲に設定するよう指示するメッセージ等を表示する。ユーザーは、ズームボタン6を介してスルー画像のズームインまたはズームアウトを指示し、制御部20は、ユーザーからの指示に従い、ズームレンズ23を駆動させることにより光学的に、またはズームレンズ23の駆動範囲を超えたズームインまたはズームアウトの場合には画像のリサイズ処理を施すことにより電子的に、スルー画像をズーム移動させる。そして、ユーザーによりOKボタン18が押下されると、制御部20は、OKボタン18が押下されたときのスルー画像の範囲を第1範囲、即ちズームインまたはズームアウトを開始するときの撮影範囲として設定する。同様に、ユーザーにより、ズームボタン6を用いてスルー画像がズーム移動され、OKボタン18が押下されると、制御部20は、OKボタン18が押下されたときのスルー画像の範囲を第2範囲、即ちズームインまたはズームアウトを終了するときの撮影範囲として設定する。
また、ユーザーによりズーム移動範囲を設定する手段として「顔認識機能による顔領域の設定」が選択されると、制御部20は、動画像の記録を開始したときの撮影範囲を第1範囲、動画像の記録を開始してからズーム移動を開始するまでの間に顔認識部31において認識される人物の顔領域を第2範囲(第1範囲より小さい撮影範囲)に設定する。
また、ユーザーによりズーム移動範囲を設定する手段として「顔認証機能による特定人物の設定」が選択されると、制御部20は、例えば図7に示すように、表示部4にスルー画像50を表示する。そして、顔認識部31において複数の人物の顔領域52a,52b,52cが認識された場合には、ユーザーに対して、認識された人物の顔領域52a〜52cのうちの一つを選択するよう指示するメッセージ等を表示する。制御部20は、ユーザーにより選択された顔領域内の人物の顔認証を行い、選択された顔領域内の人物の顔を特定人物として記憶部30に記憶する。そして、動画像の記録を開始したときの撮影範囲を第1範囲、記憶部30に記憶され、動画像の記録を開始したときに顔認識部31において認識される特定人物の顔領域を第2範囲(第1範囲より小さい範囲)に設定する。
なお、特定人物の顔に関する情報を予め登録しておき、ユーザーにより「顔認証機能による特定人物の設定」が選択されると、登録されている特定人物の顔に関する情報の読み込みを行う構成にすることもできる。複数の人物の顔に関する情報が予め登録されている場合には、制御部20は、ユーザーに対して、登録されている複数の人物の顔に関する情報のうちから1つを選択するよう指示するメッセージ等を表示し、ユーザーにより選択された人物の顔に関する情報を読み込む。そして、動画像の記録を開始したときの撮影範囲を第1範囲、読み込まれた人物の顔に関する情報に基づいて動画像の記録を開始したときに顔認識部31において認識される人物の顔領域を第2範囲(第1範囲より小さい範囲)に設定する。
また、ユーザーによりズーム移動範囲を設定する手段として「ターゲット追尾機能によるターゲット領域の設定」が選択されると、制御部20は、例えば図8に示すように、表示部4にスルー画像54を表示するとともに、追尾するターゲットを指定するための枠56を画面中央部に表示する。そして、ユーザーに対して、追尾するターゲットを枠56内に配置するよう指示するメッセージ等を表示する。制御部20は、ユーザーにより設定された枠56内のターゲット(図8では人物の顔)を記憶部30に記憶し、動画像の記録を開始したときの撮影範囲を第1範囲、動画像の記録を開始したときのターゲットを含むターゲット領域を第2範囲(第1範囲より小さい範囲)に設定する。
次に、図6に示す手動設定画面38において、ユーザーによりズーム移動開始時間が選択され、OKボタン18が押下され、ズーム移動開始時間(図6では2.0秒)が入力されると、制御部20は、ズーム移動開始時間を2・0秒に設定する。ズーム移動開始時間は、動画像の記録を開始してからズーム移動を開始するまでの時間のことである。
また、ユーザーによりズームイン時間が選択され、OKボタン18が押下され、ズームイン時間(図6では0.5秒)が入力されると、制御部20は、ズームイン時間を0.5秒に設定する。ズームイン時間は、第1範囲が第2範囲より大きい場合には第1範囲から第2範囲へ、第1範囲が第2範囲より小さい場合には第2範囲から第1範囲へ、ズームインする時間のことである。
また、ユーザーによりズームアウト時間が選択され、OKボタン18が押下され、ズームアウト時間(図6では0.5秒)が入力されると、制御部20は、ズームアウト時間を0.5秒に設定する。ズームアウト時間は、第1範囲が第2範囲より大きい場合には第2範囲から第1範囲へ、第1範囲が第2範囲より小さい場合には第1範囲から第2範囲へ、ズームアウトする時間のことである。
また、ユーザーによりズーム移動間の時間が選択され、OKボタン18が押下され、ズーム移動間の時間(例えば、0.5秒)が入力されると、制御部20は、ズーム移動間の時間を0.5秒に設定する。ズーム移動間の時間は、第1範囲から第2範囲へのズームインまたはズームアウト、第2範囲から第1範囲へのズームアウトまたはズームインを終了してから、次の第1範囲から第2範囲へのズームインまたはズームアウトが開始するまでの時間のことである。
また、ユーザーによりズーム移動終了後時間が選択され、OKボタン18が押下されると、制御部20は、ズーム移動終了後時間を設定するための画面を表示部4に表示する。ズーム移動終了後時間は、最後(この実施の形態では3回目)の第1範囲から第2範囲へのズームインまたはズームアウト、第2範囲から第1範囲へのズームアウトまたはズームインを終了してから、動画像の記録を停止するまでの時間のことである。制御部20は、上述のズーム移動終了後時間を設定するための画面として、「時間設定」または「手動で終了」の何れかを選択可能な画面を表示する。
ユーザーによりズーム移動終了後時間を設定する手段として「時間設定」が選択され、時間(例えば、3.0秒)が入力されると、制御部20は、ズーム移動終了後時間を3.0秒に設定する。また、ユーザーによりズーム移動終了後時間を設定する手段として「手動で設定」が選択されると、制御部20は、最後(この実施の形態では3回目)の第1範囲から第2範囲へのズームインまたはズームアウト、第2範囲から第1範囲へのズームアウトまたはズームインを終了してから、ユーザーにより動画ボタン10が押下されるまでの間を、ズーム移動終了後時間として設定する。
また、ユーザーによりズーム移動速度が選択され、OKボタン18が押下されると、制御部20は、例えば図9に示すように、ズーム移動速度を設定するための画面58を表示部4に表示する。ズーム移動速度は、第1範囲から第2範囲へズームインまたはズームアウト、及び第2範囲から第1範囲へズームアウトまたはズームインする際の移動速度のことであり、図9に示す場合には、ユーザーは、異なる6つの速度制御パターンの何れか(図9では、1番の速度制御パターン)を選択する。例えば、図9に示す1番の速度制御パターンが選択された場合には一定の速度で(線形的に)ズームインまたはズームアウトし、2番の速度制御パターンが選択された場合には最初速く最後遅くズームインまたはズームアウトし、3番の速度制御パターンが選択された場合には最初遅く最後速くズームインまたはズームアウトし、4番の速度制御パターンが選択された場合には最初遅く途中速く最後遅く(S字曲線を描くように)ズームインまたはズームアウトし、5番の速度制御パターンが選択された場合には最初速く途中遅く最後速くズームインまたはズームアウトする。なお、6番の速度制御パターンが選択された場合には、制御部20は、ユーザーに対して更に速度制御パターンを示す曲線を形成するための2点を指定するよう指示し、ユーザーにより曲線中の2点が指定されると、ズーム開始時、指定された2点、ズーム終了時を繋ぐ曲線(速度制御パターンを示す曲線)を形成する。制御部20は、ユーザーにより選択された速度制御パターン(6番の速度制御パターンでは、形成された曲線に基づく速度制御パターン)からズーム移動速度を設定する。
このように、制御部20は、図5に示す設定メニュー画面36において手動設定が選択された場合には、図6に示す手動設定画面38においてユーザーにより入力された値に基づいて、各条件の設定を行う。一方、図3に示すステップS12において標準設定が選択されたと判別された場合には(ステップS12、Yes)、制御部20は、標準設定として予め設定され、記憶部30に記憶されているズーム移動回数、ズーム移動範囲、ズーム移動開始時間、ズームイン時間、ズームアウト時間、ズーム移動間の時間、ズーム移動終了後時間、及びズーム移動速度の標準値に基づいて、各条件の設定を行う(ステップS15)。また、図3に示すステップS13において前回設定が選択されたと判別された場合には(ステップS13、Yes)、制御部20は、前回、シナリオ動画撮影モードBの動画像を撮影した際にユーザーにより手動設定で設定され、記憶部30に前回設定として記憶されているズーム移動回数、ズーム移動範囲、ズーム移動開始時間、ズームイン時間、ズームアウト時間、ズーム移動間の時間、ズーム移動終了後時間、及びズーム移動速度の前回値に基づいて、各条件の設定を行う(ステップS16)。なお、手動設定において、ユーザーが入力していない(入力するのを忘れた)条件については、標準設定の標準値に設定される。
そして、動画像撮影のための設定を終えた後、制御部20は、動画像の撮影へと移行する(ステップS17)。図10は、シナリオ動画撮影モードBの動画像を撮影するための処理について説明するためのフローチャート、図11は、シナリオ動画撮影モードBの動画像の記録開始から記録終了までを示すタイムチャートである。
まず、制御部20は、ユーザーにより、ズームボタン6の操作を介して動画像の記録開始時Tsの撮影範囲(第1範囲)60が決定され、動画ボタン10が押下されると、動画像及び音声の記録を開始する前に、ズーム移動範囲を「顔認識機能による顔領域の設定」、「顔認証機能による特定人物の設定」、または「ターゲット追尾機能によるターゲット領域の設定」に基づいて設定したか否かを判別する(ステップS20)。ステップS20においてズーム移動範囲を「顔認識機能による顔領域の設定」、「顔認証機能による特定人物の設定」、または「ターゲット追尾機能によるターゲット領域の設定」に基づいて設定したと判別された場合には(ステップS20、Yes)、制御部20は、第1範囲60から顔領域またはターゲット領域を特定し、特定された顔領域またはターゲット領域に基づいて第2範囲62を設定する(ステップS21)。
例えば「顔認識機能による顔領域の設定」または「顔認証機能による特定人物の設定」に基づく場合には、制御部20は、顔認識部31による顔認識結果に基づいて顔領域を特定する。そして、光学ズーム機能及び電子ズーム機能の両方、光学ズーム機能のみ、または電子ズーム機能のみを用いるかを予め設定されていない場合には、制御部20は、特定された顔領域の第1範囲60に対する位置に基づいて、光学ズーム機能及び電子ズーム機能の両方、光学ズーム機能のみ、または電子ズーム機能のみを用いるかを決定する。例えば、顔領域の第1範囲60に対する位置が中央部に位置する場合には、光学ズーム機能及び電子ズーム機能の両方、または光学ズーム機能のみを用い、特定された顔領域を第2範囲62として設定する。また、顔領域の第1範囲60に対する位置が周辺部に位置する場合には、光学ズーム機能及び電子ズーム機能の両方、または電子ズーム機能のみを用い、特定された顔領域を第2範囲62として設定する。一方、光学ズーム機能のみを用いるよう設定されている場合には、光学ズーム機能を用いて顔領域が最大となる撮影範囲を第2範囲62として設定する。
なお、「顔認識機能による顔領域の設定」に基づき顔認識部31により複数の人物の顔領域が認識された場合には、制御部20は、第1範囲60内の中央部にもっとも近い人物の顔領域を第2範囲62として設定する。
また例えば、「ターゲット追尾機能によるターゲット領域の設定」に基づく場合には、制御部20は、記憶部30に記憶されているターゲットを含むターゲット領域を特定する。そして、光学ズーム機能及び電子ズーム機能の両方、光学ズーム機能のみ、または電子ズーム機能のみを用いるかを予め設定されていない場合には、制御部20は、特定されたターゲット領域の第1範囲60に対する位置に基づいて、光学ズーム機能及び電子ズーム機能の両方、光学ズーム機能のみ、または電子ズーム機能のみを用いるかを決定する。例えば、ターゲット領域の第1範囲60に対する位置が中央部に位置する場合には、光学ズーム機能及び電子ズーム機能の両方、または光学ズーム機能のみを用い、特定されたターゲット領域を第2範囲62として設定する。また、ターゲット領域の第1範囲60に対する位置が周辺部に位置する場合には、光学ズーム機能及び電子ズーム機能の両方、または電子ズーム機能のみを用い、特定されたターゲット領域を第2範囲62として設定する。一方、光学ズーム機能のみを用いるよう設定されている場合には、光学ズーム機能を用いてターゲット領域が最大となる撮影範囲を第2範囲62として設定する。
一方、ステップS20においてズーム移動範囲を「顔認識機能による顔領域の設定」、「顔認証機能による特定人物の設定」、または「ターゲット追尾機能によるターゲット領域の設定」に基づいて設定していないと判別された場合には(ステップS20、No)、制御部20は、ステップS22の処理に進む。
次に、制御部20は、図3に示すステップS14、S15またはS16において設定された条件に基づいて動画像及び音声の記録を開始する(ステップS22、図11に示す時間Ts)。以下、ズーム移動回数が3回、ズーム移動範囲がズーム倍率2倍、ズーム移動開始時間が2秒、ズームイン時間及びズームアウト時間が0.5秒、ズーム移動間の時間が0.5秒、ズーム移動終了後時間が3秒、及びズーム移動速度が1番の速度制御パターンで設定されているものとして説明を行う。
即ち、制御部20は、図11に示す時間Tsに第1範囲60に設定された状態で動画及び音声の記録を開始してから、ズーム移動開始時間T(2秒)が経過するまで、第1範囲60に設定された状態で動画及び音声を記録する。そして、ズーム移動開始時間Tが経過した時間Tfsから、第1範囲60から第2範囲62へズームレンズ23を駆動させることによりズームインさせる。このとき、1番の速度制御パターンに従って(線形的に)ズームイン開始から終了まで時間(ズームイン時間:0.5秒)Tかけてズームインさせる。そして、ズームイン終了後、第2範囲62から第1範囲60へズームレンズ23を駆動させることによりズームアウトさせる。このとき、1番の速度制御パターンに従って(線形的に)ズームアウト開始から終了まで時間(ズームアウト時間:0.5秒)Tかけてズームアウトさせる。なお、ズームイン開始時間Tfsからズームアウト終了時間Tfeまでがズーム移動回数3回のうちの1回目(最初)のズーム移動となる。
次に、制御部20は、ズーム移動間の時間T(0.5秒)が経過するまで、第1範囲60に設定された状態で動画及び音声を記録する。そして、ズーム移動間の時間Tが経過した時間Tsfから、ズームレンズ23を駆動させることにより、第1範囲60から第2範囲62へズームインさせ、第2範囲62から第1範囲60へズームアウトさせる。このとき、1回目のズーム移動と同様に、1番の速度制御パターンに従って(線形的に)ズームイン時間T(0.5秒)かけてズームインさせ、ズームアウト時間T(0.5秒)かけてズームアウトさせる。なお、ズームイン開始時間Tsfからズームアウト終了時間Tseまでがズーム移動回数3回のうちの2回目のズーム移動となる。そして、ズーム移動間の時間T(0.5秒)が経過した時間Tが経過した時間Ttsから、1番の速度制御パターンに従って、ズームイン時間T(0.5秒)かけて第1範囲60から第2範囲62へズームイン、ズームアウト時間T(0.5秒)かけてズームアウトさせる。なお、ズームイン開始時間Ttsからズームアウト終了時間Tteまでがズーム移動回数3回のうちの3回目(最後)のズーム移動となる。
なお、図11では、第1範囲60が第2範囲62より大きいため、第1範囲60から第2範囲62へズームインし、第2範囲62から第1範囲60へズームアウトするズーム移動を3回繰り返しているが、第1範囲が第2範囲より小さい場合には、第1範囲から第2範囲へズームアウトし、第2範囲から第1範囲へズームインするズーム移動を複数回繰り返す。第1範囲が第2範囲より大きいか否かについては、動画像の記録開始時、第1範囲に設定されている状態でズームレンズ23が望遠側(テレ側)にあるか広角側(ワイド側)にあるかにより決定される。即ち、ズームレンズ23が望遠側にある場合には、第1範囲は第2範囲より小さく設定され、ズームレンズ23が広角側にある場合には、第1範囲は第2範囲より大きく設定される。
また、「顔認識機能による顔領域の設定」、「顔認証機能による特定人物の設定」、または「ターゲット追尾機能によるターゲット領域の設定」に基づいて設定されており、かつ第2範囲62として設定された領域の第1範囲60に対する位置が中央部に位置する場合には、制御部20は、第1範囲60から第2範囲62へ光学ズーム機能を用いてズームインする。そして、光学ズーム機能だけでは第2範囲62までズームインできない場合のみ、電子ズーム機能を用いてズームインする。また、「顔認識機能による顔領域の設定」、「顔認証機能による特定人物の設定」、または「ターゲット追尾機能によるターゲット領域の設定」に基づいて設定されており、かつ第2範囲62として設定された領域の第1範囲60に対する位置が周辺部に位置する場合には、制御部20は、第1範囲60から第2範囲62へ、周辺部をズーム可能な電子ズーム機能を用いてズームインする。または、まず、光学ズーム機能を用いて第1範囲60から撮影範囲に対する第2範囲62が最大となる位置までズームインし、次に、電子ズーム機能を用いて第2範囲62へズームインする。ズームアウトもズームインと同様に行う。
また、特定人物やターゲットが動くことにより第2範囲62の第1範囲60に対する位置が変更する場合には、制御部20は、動画撮影中における第2範囲62の第1範囲60に対する位置変化に基づいて、光学ズーム機能を用いるか電子ズーム機能を用いるかを決定し、第1範囲60から第2範囲62へズームイン、第2範囲62から第1範囲60へズームアウトさせる。このように、特定人物やターゲットが動いている場合には、第2範囲62の第1範囲60に対する位置が変化するため、各回のズーム移動におけるズーム倍率やズーム位置が変化する。
次に、制御部20は、ズーム移動終了後時間として「手動で設定」が選択されているかを判別する(ステップS23)。ステップS23においてズーム移動終了後時間として「手動で設定」が選択されていると判別された場合には(ステップS23、Yes)、制御部20は、ユーザーにより動画ボタン10が押下された否かを判別する(ステップS24)。一方、ステップS23においてズーム移動終了後時間として「手動で設定」が選択されていないと判別された場合(ステップS23、No)、即ち「時間設定」が選択されていると判別された場合には、制御部20は、3回目(最後)のズーム移動を終えてから(時間Tteから)第1範囲60に設定された状態で動画及び音声の記録を継続し、時間Tteからズーム移動終了後時間T(3秒)が経過したか否かを判別する(ステップS25)。
ステップS24において動画ボタン10が押下されたと判別された場合(ステップS24、Yes)、ステップS25において時間Tteからズーム移動終了後時間Tが経過したと判別された場合(ステップS25、Yes)、制御部20は、動画像及び音声の記録を終了する(ステップS26)。即ち、図11に示すように、時間Teがユーザーによる動画ボタンの押下のタイミングであった場合、または時間Teが3回目(最後)のズーム移動を終えてからズーム移動終了後時間T経過時であった場合には、時間Tteから継続されていた第1範囲60に設定されている状態での動画像の記録、及び音声の記録を時間Tにおいて終了させる。
次に、制御部20は、時間Tsから時間Teの間に記録された動画像(第1範囲60から第2範囲へのズームイン及び第2範囲62から第1範囲60へのズームアウトを3回繰り返した動画像を含む動画像)に基づく動画像データを、撮像素子24からの撮像信号に基づいて作成し、かつ時間Tsから時間Teの間の音声に基づく音声データを、マイク27からアンプ・A/D変換部26を介した音声のデジタル信号に基づいて作成する(ステップS27)。そして、作成された動画像データ及び音声データを記録媒体28に記録させる(ステップS27)。
この実施の形態に係る電子カメラ2によれば、第1範囲60から第2範囲62へのズームまたはズームアウト、第2範囲62から第1範囲60へのズームアウトまたはズームインを複数回繰り返した動画像を容易に作成することができる。即ち、従来においては、上述のような動画像を手動で撮影しようとした場合、一定の速度及び一定の範囲でズームイン・ズームアウトを繰り返すズーム制御操作、主要被写体に対する効果的なズーム制御操作(例えば、人物の顔のアップを繰返しズームインする等)等において高度な操作技術を要していた。また、手動ズーム操作時における手振れ、手動ズーム操作時に発生する音が動画像と共に記録される等の問題もあった。しかしながら、この実施の形態に係る電子カメラ2では、一定の速度及び一定の範囲内でズームイン・ズームアウトを自動的に制御することができるため、高度な操作技術を持ち合わせていなくとも、容易にズームイン・ズームアウトを繰り返す動画像、即ち印象的な映像効果を有する動画像を作成することができる。
なお、この実施の形態においては、ズーム移動範囲、ズームイン時間及びズームアウト時間を、動画像を撮影する前に標準設定、前回設定または手動設定において予め設定しているが、「ターゲット追尾機能によるターゲット領域の設定」により設定されるターゲットの動きに基づいてズーム移動範囲、ズームイン時間及びズームアウト時間の少なくとも一つを自動で設定する構成にすることもできる。以下、変形例として、この実施の形態に係る電子カメラ2において、ズーム移動範囲、ズームイン時間及びズームアウト時間の少なくとも一つを自動で設定する際の処理について説明する。
まず、制御部20は、ユーザーによりズーム移動範囲を設定する手段として「ターゲット追尾機能によるターゲット領域の設定」が選択されると、ズーム移動範囲、ズームイン時間及びズームアウト時間を手動で設定するか、自動制御するかをユーザーに選択させる。ユーザーにより手動設定が選択された場合には、制御部20は、上述したように、ターゲット領域を設定し、ユーザーによる入力に従いズームイン時間及びズームアウト時間を設定する。一方、自動制御が選択された場合には、制御部20は、ターゲット領域を設定し、ターゲットの動きを検出する。
例えば、電子カメラ2に、ターゲットの動きベクトルを、動画像を形成する複数のフレーム画像から検出し、検出されたターゲットの動きベクトルに基づいて、ターゲットの動き、即ちターゲットの移動速度や移動方向を算出する。そして、制御部20は、算出したターゲットの移動速度や移動方向に基づいて、ズーム移動範囲、ズームイン時間及びズームアウト時間の少なくとも一つを自動設定する。例えば、ターゲットが電子カメラ2に対して遠くから近くに移動している場合には、ズーム移動範囲を小さく設定し、ターゲットが電子カメラ2に対して近くから遠くに移動している場合には、ズーム移動範囲を大きく設定する。また例えば、ターゲットの移動速度が第1所定値より速い場合には、ズームイン時間及びズームアウト時間を短く設定し、ターゲットの移動速度が第1所定値(または第1所定値より小さい第2所定値)より遅い場合には、ズームイン時間及びズームアウト時間を長く設定する。なお、第1所定値及び第2所定値は、予め設定され、図示しないメモリ等に記憶されている。次に、制御部20は、自動設定されたズーム移動範囲、ズームイン時間及びズームアウト時間、その他手動設定された条件に基づいて、ズームインまたはズームアウト及びズームアウトまたはズームインを複数回繰り返す動画像及び音声の記録を開始する。
また、動画撮影前にターゲット領域を設定し、動画撮影中にズーム移動範囲、ズームイン時間及びズームアウト時間少なくとも一つを自動で設定、即ち、動画撮影中にターゲットの動きを検出し、検出結果に基づいてズーム移動範囲、ズームイン時間及びズームアウト時間の少なくとも一つをリアルタイムに自動設定する構成にすることもできる。例えば、図11に示す時間Tsから時間Tfsまでの間にターゲットの動きベクトルを検出し、検出結果に基づいて1回目のズーム移動範囲、ズームイン時間及びズームアウト時間の少なくとも一つを自動設定する。同様に、時間Tfeから時間Tsfまでの間に検出されるターゲットの動きベクトルに基づいて2回目のズーム移動範囲、ズームイン時間及びズームアウト時間の少なくとも一つを自動設定し、時間Tseから時間Ttsまでの間に検出されるターゲットの動きベクトルに基づいて3回目のズーム移動範囲、ズームイン時間及びズームアウト時間の少なくとも一つを自動設定する。
これらの場合には、ターゲットの動きに基づいて、ズーム移動範囲、ズームイン時間及びズームアウト時間の少なくとも一つを自動設定するため、ターゲットに対する効果的なズーム制御操作(例えば、動くターゲットがアップとなるズームインの繰返し等)において高度な操作技術を要する動画像、即ち印象的な映像効果を有する動画像を、高度な操作技術を持ち合わせていなくとも、容易に作成することができる。
なお、上述の実施の形態においては、第1範囲から第2範囲へのズームイン、第2範囲から第1範囲へのズームアウトを複数回繰り返す動画像を含む動画像データを生成しているが、第1範囲から第2範囲へのズームインまたはズームアウト、第2範囲から第3範囲(第1範囲と異なる撮影範囲)へのズームアウトまたはズームイン等、ズームインまたはズームアウトされた後の撮影範囲を異ならせ、これを複数回繰り返す動画像を含む動画像データを生成する構成にすることもできる。この場合には、ズーム移動毎にズーム移動範囲を設定する。
また、上述の実施の形態においては、1つのズームイン時間及びズームアウト時間を設定し、各回のズーム移動時間を同じ長さにしているが、ズームイン時間及びズームアウト時間の少なくとも一方を各回のズーム移動に対して個別に設定する構成にすることもできる。この場合には、各回のズームイン時間、ズームアウト時間を異なる長さに設定することができる。
また、上述の実施の形態においては、ユーザーによる手動設定においてすべての条件(ズーム移動回数、ズーム移動範囲、ズーム移動開始時間、ズームイン時間、ズーム移動間の時間、ズーム移動終了後時間、及びズーム移動速度)を設定しているが、これらの条件の少なくとも一つを任意に設定し、他の条件を標準設定としての標準値に設定する構成にすることもできる。
2…電子カメラ、4…表示部、6…ズームボタン、8…メニューボタン、10…動画ボタン、12…再生ボタン、14…削除ボタン、16…マルチセレクタ、18…OKボタン、20…制御部、22…ズームレンズ駆動部、23…ズームレンズ、24…撮像素子、26…アンプ・A/D変換部、27…マイク、28…記録媒体、30…記憶部、31…顔認識部、32…スピーカ。

Claims (16)

  1. 動画像の撮影中に、撮影範囲を第1範囲から前記第1範囲と異なる第2範囲へズームインまたはズームアウトさせ、前記第2範囲から前記第2範囲と異なる第3範囲へズームアウトまたはズームインさせるズーム制御部と、
    所定条件を設定する設定部と、
    前記設定部により設定される前記所定条件に基づいて、前記ズーム制御部による前記第1範囲から前記第2範囲へのズームインまたはズームアウト、及び前記第2範囲から前記第3範囲へのズームアウトまたはズームインを複数回繰り返した動画像を含む動画像データを生成する動画像データ生成部と、
    予め設定される所定条件である標準所定条件を記憶する記憶部と、
    を備え、
    前記設定部は、前記記憶部に記憶されている前記標準所定条件に基づいて、前記所定条件を設定すること、
    を特徴とする撮像装置。
  2. 動画像の撮影中に、撮影範囲を第1範囲から前記第1範囲と異なる第2範囲へズームインまたはズームアウトさせ、前記第2範囲から前記第2範囲と異なる第3範囲へズームアウトまたはズームインさせるズーム制御部と、
    所定条件を設定する設定部と、
    前記設定部により設定される前記所定条件に基づいて、前記ズーム制御部による前記第1範囲から前記第2範囲へのズームインまたはズームアウト、及び前記第2範囲から前記第3範囲へのズームアウトまたはズームインを複数回繰り返した動画像を含む動画像データを生成する動画像データ生成部と、
    前記動画像中の人物の顔領域を認識する顔領域認識部と、
    を備え、
    前記設定部は、前記顔領域認識部により認識された前記顔領域に基づいてズーム移動範囲を設定すること、
    を特徴とする撮像装置。
  3. 動画像の撮影中に、撮影範囲を第1範囲から前記第1範囲と異なる第2範囲へズームインまたはズームアウトさせ、前記第2範囲から前記第2範囲と異なる第3範囲へズームアウトまたはズームインさせるズーム制御部と、
    所定条件を設定する設定部と、
    前記設定部により設定される前記所定条件に基づいて、前記ズーム制御部による前記第1範囲から前記第2範囲へのズームインまたはズームアウト、及び前記第2範囲から前記第3範囲へのズームアウトまたはズームインを複数回繰り返した動画像を含む動画像データを生成する動画像データ生成部と、
    前記動画中のターゲットを設定するターゲット設定部と、
    前記ターゲット設定部により設定された前記ターゲットの動きを検出する動き検出部と、
    を備え、
    前記設定部は、前記動き検出部により検出される前記ターゲットの動きに基づいて、ズーム移動範囲、ズームイン時間及びズームアウト時間の少なくとも一つを設定すること、
    を特徴とする撮像装置。
  4. 前記設定部は、前記動き検出部による検出結果から前記ターゲットが前記撮像装置に対して遠くから近くに移動していると判別された場合には、前記ズーム移動範囲を小さく設定し、前記ターゲットが前記撮像装置に対して近くから遠くに移動していると判別された場合には、前記ズーム移動範囲を大きく設定すること、
    を特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 前記設定部は、前記動き検出部による検出結果から前記ターゲットの速さが第1所定値より速いと判別された場合には、前記ズームイン時間及び前記ズームアウト時間の少なくとも一方を短く設定し、前記ターゲットの速さが第2所定値より遅いと判別された場合には、前記ズームイン時間及び前記ズームアウト時間の少なくとも一方を長く設定すること、
    を特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  6. 前記ズーム制御部は、光学ズーム機能及び電子ズーム機能の少なくとも一方を用いて前記動画像をズームイン及びズームアウトさせること、
    を特徴とする請求項1または請求項3から請求項5の何れか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記ズーム制御部は、光学ズーム機能及び電子ズーム機能の少なくとも一方を用いて前記動画像をズームイン及びズームアウトさせること、
    前記設定部は、前記顔領域認識部により認識された前記顔領域の前記第1範囲に対する位置に基づいて前記光学ズーム機能、前記電子ズーム機能、または前記光学ズーム機能及び前記電子ズーム機能の双方を用いるかを判別し、判別結果に基づいて前記第2範囲を設定すること、
    を特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  8. 前記設定部は、前記顔領域認識部により認識された前記顔領域の前記第1範囲に対する位置が中央部である場合には、前記光学ズーム機能、または前記光学ズーム機能及び前記電子ズーム機能の双方を用いると判別し、前記顔領域認識部により認識された前記顔領域の前記第1範囲に対する位置が周辺部である場合には、前記電子ズーム機能、または前記光学ズーム機能及び前記電子ズーム機能の双方を用いると判別すること、
    を特徴とする請求項7記載の撮像装置。
  9. 予め設定される所定条件である標準所定条件を記憶する記憶部と、
    を備え、
    前記設定部は、前記記憶部に記憶されている前記標準所定条件に基づいて、前記所定条件を設定すること、
    を特徴とする請求項2から請求項5、請求項7または請求項8の何れか一項に記載の撮像装置。
  10. 任意に設定される所定条件である任意所定条件を入力する入力部と、
    を備え、
    前記設定部は、前記入力部に入力された前記任意所定条件に基づいて、前記所定条件を設定すること、
    を特徴とする請求項1または請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記記憶部は、前記入力部により前回入力された前記任意所定条件である前回所定条件を記憶すること、
    前記設定部は、前記記憶部に記憶されている前記前回所定条件に基づいて、前記所定条件を設定すること、
    を特徴とする請求項10記載の撮像装置。
  12. 前記記憶部は、前記入力部により前回入力された前記任意所定条件である前回所定条件を記憶し、
    前記入力部に入力された前記任意所定条件、前記記憶部に記憶されている前記標準所定条件、または前記記憶部に記憶されている前記前回所定条件を選択する選択部を備え、
    前記設定部は、前記選択部の選択結果に基づいて、前記所定条件を設定すること、
    を特徴とする請求項10記載の撮像装置。
  13. 前記所定条件は、前記ズーム制御部による前記動画像のズーム移動回数、前記ズーム制御部による前記動画像のズーム移動範囲、前記動画像の記録開始から前記ズーム制御部による前記動画像のズーム移動開始までの時間、前記ズーム制御部によるズームイン時間、前記ズーム制御部によるズームアウト時間、前記ズーム制御部による前記動画像のズーム移動と次のズーム移動との間の時間、前記ズーム制御部による前記動画像のズーム移動終了から前記動画像の記録終了までの時間、及び前記ズーム制御部による前記動画像のズーム移動速度の少なくとも一つを含むこと、
    を特徴とする請求項1から請求項12の何れか一項に記載の撮像装置。
  14. 前記設定部は、ズーム倍率または前記第1〜第3範囲を設定することにより前記ズーム移動範囲を設定すること、
    を特徴とする請求項13記載の撮像装置。
  15. 前記ズームイン時間及び前記ズームアウト時間の少なくとも一方は、前記動画像に含まれる複数のズーム移動のそれぞれに対して個別に設定可能であること、
    を特徴とする請求項13記載の撮像装置。
  16. 前記ズーム移動速度は、異なる複数の速度制御パターンの中から設定されること、
    を特徴とする請求項13記載の撮像装置。
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