JPWO2013136702A1 - 無線通信装置、無線通信方法、および無線通信制御プログラム - Google Patents

無線通信装置、無線通信方法、および無線通信制御プログラム Download PDF

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Abstract

他の無線通信装置と指向性の高い無線通信を行う際に、ユーザが、無線通信の通信可能範囲を明確に認識できる無線通信装置。この装置では、周辺撮像部(110)は、指向性の高い無線通信を確立するための無線通信の見通し線を光学系の光軸に合わせた状態で、光学系を介して周辺の画像を撮像する。プレビュー表示部(120)は、周辺の画像として撮像された他の無線通信装置を、プレビュー画面に表示する。通信確立部(130)は、プレビュー画面に表示された他の無線通信装置との間で、無線通信を確立する。

Description

本発明は、他の無線通信装置との間でデータの送受信を行う、無線通信装置、無線通信方法、および無線通信制御プログラムに関する。
例えば、動画や静止画などのコンテンツデータを、無線通信により他の無線通信装置との間で送受信することができる無線通信装置が普及している。これにより、DLNA(Digital Living Network Alliance )を用いたコンテンツ転送や、Wi-Fi Displayを用いた映像ストリーミングなどのサービスが可能となる。
上述したサービスの普及に伴い、無線通信装置では、通信相手となる他の無線通信装置を選択する技術も考案されている。
特許文献1は、上記技術の一例を開示している。特許文献1の技術では、ユーザが、無線通信装置のタッチパネル上において、通信相手としたい他の無線通信装置の方向に向けて指をはじく操作を行う。これにより、ユーザが操作する無線通信装置は、指がはじかれた方向にある他の無線通信装置と無線通信を確立する。すなわち、特許文献1の技術によれば、ユーザは、指をはじくという直感的な操作を行うことで、通信相手となる他の無線通信装置を選択できる。
特開2011−096102号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術は、例えば60GHz帯を用いたミリ波通信などの指向性の高い無線通信を適用した場合、無線通信の通信可能範囲が限られる上に、ユーザがその範囲を明確に認識できないため、以下の課題がある。
まず、通信相手となる無線通信装置が同方向に複数ある場合、指をはじく操作では、ユーザが所望の装置を確実に選択できない、という課題がある。また、通信相手を選択できたとしても、ユーザは、自分が操作する無線通信装置を上記範囲外へ移動させてしまい、無線通信が途切れてしまう、といった課題がある。
本発明の目的は、他の無線通信装置と指向性の高い無線通信を行う際に、無線通信の通信可能範囲を、ユーザが明確に認識できるようにすることである。
本発明の一態様に係る無線通信装置は、指向性の高い無線通信を確立するための無線通信の見通し線を光学系の光軸に合わせた状態で、前記光学系を介して周辺の画像を撮像する周辺撮像部と、前記周辺の画像として撮像された他の無線通信装置を、プレビュー画面に表示するプレビュー表示部と、前記プレビュー画面に表示された前記他の無線通信装置との間で、前記無線通信を確立する通信確立部と、を備える。
本発明の一態様に係る無線通信方法は、指向性の高い無線通信を確立するための無線通信の見通し線を光学系の光軸に合わせた状態で、前記光学系を介して周辺の画像を撮像するステップと、前記周辺の画像として撮像された他の無線通信装置を、プレビュー画面に表示するステップと、前記プレビュー画面に表示された前記他の無線通信装置との間で、前記無線通信を確立するステップと、を備える。
本発明の一態様に係る無線通信制御プログラムは、指向性の高い無線通信を確立するための無線通信の見通し線を光学系の光軸に合わせた状態で、前記光学系を介して周辺の画像を撮像する処理と、前記周辺の画像として撮像された他の無線通信装置を、プレビュー画面に表示する処理と、前記プレビュー画面に表示された前記他の無線通信装置との間で、前記無線通信を確立する処理と、を無線通信装置のコンピュータに実行させる。
本発明は、他の無線通信装置と指向性の高い無線通信を行う際に、無線通信の通信可能範囲を、ユーザが明確に認識できる。
本実施の形態1に係る無線通信装置が実現する機能の構成例を示すブロック図 本実施の形態2に係る無線通信装置が備えるハードウェアの構成例を示すブロック図 本実施の形態2に係る無線通信装置の正面と背面の外観の一例を示す図 本実施の形態2に係る無線通信装置が実現する機能の構成例を示すブロック図 本実施の形態2に係る無線通信装置と周辺装置の無線通信確立のイメージを示す図 本実施の形態2に係る無線通信装置のサービス選択のときの画面表示の一例を示す図 本実施の形態2に係る無線通信装置が行う動作の一例を示すフローチャート 本実施の形態2に係る無線通信装置が行う動作の一例を示すシーケンス図 本実施の形態4に係る無線通信装置の領域ガイダンス表示の一例を示す図 本実施の形態5に係る無線通信装置のズーム表示の一例を示す図 本実施の形態6に係る無線通信装置が実現する機能の構成例を示すブロック図 本実施の形態6に係る無線通信装置のサービス選択のときの画面表示の一例を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1について説明する。
本実施の形態に係る無線通信装置100の各機能について、図1を参照して説明する。
無線通信装置100は、周辺撮像部110、プレビュー表示部120、および通信確立部130を有する。
周辺撮像部110は、指向性の高い無線通信を確立するための無線通信の見通し線(LOS:Line Of Sight)を光学系の光軸に合わせた状態で、その光学系を介して、無線通信装置100周辺の画像を撮像する。
プレビュー表示部120は、周辺の画像として撮像された他の無線通信装置を、プレビュー画面に表示する。
通信確立部130は、プレビュー画面に表示された他の無線通信装置との間で、無線通信を確立する。
このような無線通信装置100では、ユーザが、他の無線通信装置を撮像してプレビュー画面に収めることにより、直感的に、通信相手となる無線通信装置を選択でき、無線通信の確立を試行できる。また、無線通信装置100では、ユーザが、他の無線通信装置を撮像してプレビュー画面に収め続けることにより、直感的に、確立した無線通信を維持することができる。すなわち、無線通信装置100では、ユーザは、他の無線通信装置を撮像してプレビュー画面に収めることにより無線通信の通信可能範囲を明確に認識できる。その結果、ユーザは、通信相手の選択および無線通信の確立の維持を、直感的な操作でより確実に実現できる。
(実施の形態2)
実施の形態2について説明する。
<無線通信装置100の構成について>
まず、本実施の形態に係る無線通信装置100のハードウェア構成について、図2を参照して説明する。
図2において、本実施の形態に係る無線通信装置100は、他の無線通信装置との間で無線通信を可能とする情報処理端末である。なお、本実施の形態で用いられる無線通信は、例えば、60GHz帯を用いたミリ波通信など、指向性の高い無線通信である。また、無線通信装置100の通信相手となる他の無線通信装置は、以下「周辺装置」という。
図2に示すように、無線通信装置100は、システムLSI(Large Scale Integration)1、電源部2、スピーカ3、マイク4、表示・入力部5、撮像部6、無線通信部7、主記憶部8、不揮発メモリ9、およびメモリカード10を有する。
システムLSI1は、制御・演算部11およびIO(In Out)制御部12を有する。制御・演算部11は、システムバスを介してIO制御部12とデータの入出力を行う。そして、制御・演算部11は、入力したデータを基に演算を行い、演算結果をデータ出力することで、無線通信装置100の各種制御を行う。制御・演算部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等が挙げられる。IO制御部12は、3〜10の各部と制御/演算部11とのデータの入出力を中継する。
なお、システムLSI1は、集積度の違いにより、IC(Integrated Circuit)、システムLSI、スーパーLSI、またはウルトラLSI等とすることができる。また、システムLSI1は、専用回路または汎用プロセッサにより実現するものであってもよい。また、システムLSI1は、その製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、または、内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なコンフィギュラブル・プロセッサとしてもよい。さらには、無線通信装置100は、半導体技術の進歩または派生する別技術に応じて、システムLSI1に置き換わる他の集積回路化の技術(例えばバイオ技術)により集積化されたものを適用してもよい。
電源部2は、ユーザの操作を基に、IO制御部12を介して各部へ電源を供給することで、無線通信装置100の電源をオンにする。また、電源部2は、ユーザの操作を基に、各部に対する電源の供給を停止することで、無線通信装置100の電源をオフにする。
スピーカ3は、音を無線通信装置100外へ出力する。マイク4は、音を無線通信装置100内へ入力する。
表示・入力部5は、画像の表示を行う。また、表示・入力部5は、ユーザの入力操作を受け付ける。本実施の形態では、表示・入力部5の例を、タッチスクリーン(タッチパネルともいう)とする。
撮像部6は、光学系を介して、無線通信装置100外部の画像を撮像する。本実施の形態において、撮像部6の例はカメラとする。
ここで、表示・入力部5および撮像部6の配置例を説明する。図3は、無線通信装置100がスマートフォンまたはタブレットである場合の外観を示している。図3Aに示すように、表示・入力部5は、無線通信装置100の筐体の正面側に設けられる。一方、図3Bに示すように、撮像部6は、無線通信装置100の筐体の背面側に設けられる。なお、以下では、無線通信装置100が図3に示すスマートフォンまたはタブレットであるとして説明する。
無線通信部7は、周辺装置との間で指向性の高い無線通信を確立させ、その周辺装置との間で、無線通信を用いたサービスを実現するためのデータ転送を行う。
主記憶部8は、制御・演算部11に実行させるためのプログラムや、固定データを格納する。主記憶部8は、例えば、ROM(Read Only Memory)が挙げられる。
不揮発メモリ9は、制御・演算部11が演算を行う際に使用する作業用メモリである。不揮発メモリ9は、例えば、RAM(Random Access Memory)が挙げられる。
メモリカード10は、各種データを保存する記憶媒体である。メモリカード10は、例えば、SD、SDHC(SD High Capacity)、または、SDXC(SD eXtended Capacity)メモリカードが挙げられる。
<無線通信装置100の各機能について>
次に、上述したハードウェア構成によって実現される、無線通信装置100の各機能について、図3を参照して説明する。
無線通信装置100は、周辺撮像部110、プレビュー表示部120、通信確立部130、サービス情報取得部140、サービス表示部150、サービス選択部160、およびサービス実行部170を有する。
周辺撮像部110は、ユーザの撮像操作を受け付け、指向性の高い無線通信を確立するための無線通信の見通し線を光学系の光軸に合わせた状態で、光学系を介して周辺装置の撮像を行う。ここでいう「撮像操作」とは、撮像を開始するための操作だけでなく、撮像部6を周辺装置へ向ける操作、および、撮像部6を周辺装置へ向けた状態を維持する操作も意味する。なお、周辺撮像部110は、撮像部6および制御・演算部11によって実現される。
プレビュー表示部120は、ユーザの撮像操作によって撮像された周辺装置のプレビュー画面表示を行う。プレビュー画面表示とは、周辺撮像部110で撮像される画像を、リアルタイムに画面表示することをいう。また、プレビュー画面表示の際に表示される画面は、プレビュー画面という。プレビュー画面表示の例は、図3Aに示す。図3Aの例では、撮像されている周辺装置300が、表示・入力部5に表示されている。なお、プレビュー表示部120は、表示・入力部5および制御・演算部11によって実現される。なお、TV等の据置き機器は、電力余裕があるので、複数のアンテナを用いて、あるいは、ビームステアリング(beam steering)技術を用いて、通信範囲を広げてもよい。
通信確立部130は、プレビュー画面に周辺装置が表示されたことを受け、その周辺装置との間で無線通信の確立を試みる。ここで、通信確立部130は、周辺装置が無線通信の待ち受け状態であれば、その周辺装置と無線通信装置100との間で無線通信が確立する。一方、通信確立部130は、周辺装置が無線通信の待ち受け状態でなければ、その周辺装置と無線通信装置100との間で無線通信は確立しない。また、無線通信を確立した周辺装置がプレビュー画面の所定範囲に表示され続けている間は、通信確立部130が、当該無線通信の確立を維持する。なお、通信確立部130は、無線通信部7および制御・演算部11によって実現される。
ここで、無線通信の確立の例について、図5を用いて説明する。図5では、周辺装置200と周辺装置300がともに無線通信の待ち受け状態である場合において、無線通信装置100が、周辺装置300と無線通信の確立を試みている。このとき、周辺装置300は、撮像部6の光学系の光軸22が向けられており、画角20の範囲内に収まっているので、図3Aに示すようにプレビュー画面に表示される。ここで、無線通信部7における無線通信の見通し線(LOS:Line Of Sight)は、予め光軸22に合わせておくものとする。これにより、周辺装置300は、電波放射角21の範囲内に収まり、無線通信の見通し内となるので、無線通信装置100との間で無線通信が確立する。その後、周辺装置300が電波放射角21の範囲内に収まり続ければ、無線通信の確立が維持されることになる。なお、図5において、周辺装置200は、光軸22が向けられておらず、電波放射角21の範囲内に収まっていないため、無線通信の見通し外(NLOS:None Line Of Sight)となる。よって、無線通信の見通し外である周辺装置200は、無線通信の待ち受け状態であっても、無線通信装置100との無線通信は確立しない。なお、周辺装置300が大きい場合は、その通信アンテナが、電波放射角21の範囲内に収まっていればよい。また、電波放射角21は、画角20の範囲内に収まっているほうが視認しやすいが、これに限定されない。
サービス情報取得部140は、周辺装置と無線通信が確立したことを受け、その周辺装置から無線通信を介してサービス情報を取得する。すなわち、周辺装置は、無線通信装置100と無線通信が確立すると、予め保持しているサービス情報を無線通信装置100へ送信する。なお、サービス情報取得部140は、無線通信部7および制御・演算部11によって実現される。
ここで、サービス情報について説明する。サービス情報は、周辺装置が実行可能なサービスと、そのサービスを実行する際に使用する通信プロトコルとの対応付けを示す情報である。例えば、周辺装置は、ファイル転送をTCP/IPプロトコルで実行可能である場合、ファイル転送とTCP/IPプロトコルとを対応付けた内容のサービス情報を保持する。サービス情報に含まれる対応付けは、1つであっても、複数であってもよい。例えば、周辺装置は、複数のサービスを用意しており、その中から1つを選択して実行可能とする場合、サービスと通信プロトコルとの対応付けをそれぞれ含んだサービス情報を保持する。また、例えば、周辺装置は、1つのサービスに対し複数の通信プロトコルを用意しており、その中から1つを選択して実行可能とする場合、1つのサービスと各通信プロトコルとの対応付けをそれぞれ含んだサービス情報を保持する。
サービス表示部150は、サービス情報取得部140が取得したサービス情報を基にサービス選択表示を生成する。そして、サービス表示部150は、生成したサービス選択表示をプレビュー画面表示に重畳して表示する。サービス選択表示とは、無線通信装置100と周辺装置との間で実行可能なサービスを表示し、その中からユーザに所望のサービスを選択させるためのユーザインターフェースである。よって、サービス選択表示は必ずしも、サービス情報に含まれるサービスの全部を表示するわけではない。仮にサービス情報に、無線通信装置100が実行できないサービスが含まれている場合、そのサービスは、サービス選択表示に表示されない。すなわち、サービス表示部150は、サービス選択表示の生成にあたり、まず、サービス情報に含まれるサービスと通信プロトコルの対応付けが、無線通信装置100で実現可能であるか否かを判断する。次に、サービス表示部150は、無線通信装置100で実現可能であると判断した対応付けからサービスを抽出し、サービス選択表示に含むように生成する。このようにして、サービス選択表示は、無線通信装置100と周辺装置との間で実行可能なサービスだけを表示する。なお、サービス表示部150は、表示・入力部5および制御・演算部11によって実現される。
ここで、サービス選択表示の例について、図6を参照して説明する。
図6Aは、表示・入力部5にプレビュー画面が表示されている例を示している。図6Aに示すように、サービス選択表示40は、プレビュー画面表示に重畳して表示される。そして、サービス選択表示40には、実行可能な3つのサービスとして、外部ディスプレイ出力、コンテンツ再生、ファイル転送が表示されている。外部ディスプレイ出力は、無線通信装置100の表示・入力部5の画面表示と同じ画面表示を、周辺装置の表示部に出力するサービスである。コンテンツ再生は、周辺装置に保存されているコンテンツデータを、無線通信装置100で再生するサービスである。ファイル転送は、無線通信装置100と周辺装置との間でファイルの転送を行うサービスである。ユーザは、サービス選択表示40を見て、所望のサービスが表示されている部分を指でタッチする。図6Aでは、ユーザの指30がファイル転送の表示をタッチする様子を示している。
なお、外部ディスプレイ出力には、例えば、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)プロトコルが対応付けられている。また、コンテンツ再生およびファイル転送にはそれぞれ、TCP/IPプロトコル、SDプロトコル、USB(Universal Serial Bus)プロトコルのうち少なくとも1つが対応付けられている。ここでいうHDMIプロトコル、SDプロトコル、およびUSBプロトコルは、有線バスプロトコルをMAC(Media Access Controller)層に適合させたPAL(Protocol Adaptation Layer)プロトコルである。
図6Bは、図6Aに示すプレビュー画面においてユーザがファイル転送の表示をタッチした後の、プレビュー画面表示の例を示している。図6Bに示すように、サービス選択表示41が、表示・入力部5のプレビュー画面表示に重畳して表示される。サービス選択表示41には、ファイル転送をさらに細分化したサービスとして、同期、アップロード、ダウンロードが表示されている。同期は、無線通信装置100と周辺装置との間で共有するデータの同期を行うサービスである。アップロードは、無線通信装置100が、無線通信装置100が保持するデータを、周辺装置へ送信するサービスである。ダウンロードは、無線通信装置100が、周辺装置が保持するデータを、周辺装置から受信するサービスである。ユーザは、サービス選択表示41を見て、所望のサービスが表示されている部分を指でタッチする。図6Bでは、ユーザの指30がダウンロードの表示をタッチする様子を示している。
なお、無線通信装置100と周辺装置が実行可能な一のサービスに対して複数の通信プロトコルが用意されている場合、サービス表示部150は、サービス選択表示において複数のプロトコルを表示し、ユーザに選択させるようにしてもよい。
サービス選択部160は、サービス選択表示に対するサービス選択操作を受け付ける。サービス選択操作とは、ユーザが、サービス選択表示の中から、所望のサービスの表示部分を選択する操作である。サービス選択操作は、例えば、タッチ操作がある。図6A、図6Bで説明したようにユーザがサービス選択表示の所望の表示をタッチすると、サービス選択150は、どの部分がタッチされたかを検出する。そして、サービス選択150は、検出した部分に該当するサービスを、サービス実行部170へ通知する。なお、サービス選択部160は、表示・入力部5および制御・演算部11によって実現される。
サービス実行部170は、サービス選択操作により選択されたサービスと、サービス情報取得部140が取得したサービス情報に基いて、そのサービスに対応付けられている通信プロトコルを用いて実行する。例えば、選択されたサービスがファイル転送で、かつ、ファイル転送とTCP/IPプロトコルとが対応付けられている場合、サービス実行部170は、TCP/IPプロトコルを用いて周辺装置との間でファイル転送を実行する。なお、サービス実行部170は、無線通信部7および制御・演算部11によって実現される。
このような無線通信装置100では、ユーザが、周辺装置を撮像してプレビュー画面に収めることにより、直感的に、通信相手となる周辺装置を選択でき、無線通信の確立を試行できる。また、無線通信装置100では、ユーザが、周辺装置を撮像してプレビュー画面に収め続けることにより、直感的に、確立した無線通信を維持することができる。また、無線通信装置100では、ユーザが、サービス選択表示を視認して所望のサービスを選択する操作を行うことにより、直感的に、周辺装置との間で実行可能なサービスおよび通信プロトコルを選択することができる。
<無線通信装置100の動作例について>
次に、無線通信装置100の動作例について、図7および図8を用いてそれぞれ説明する。
まず、図7について説明する。図7は、無線通信装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
ステップS001において、周辺撮像部110は、ユーザの撮像操作を受け付け、無線通信装置100周辺の撮像を開始する(S001)。
ステップS002において、プレビュー表示部120は、撮像開始を受け、プレビュー画面表示を行う。なお、以下の各ステップでは説明を省略するが、プレビュー画面表示は、以下の各ステップにおいても継続して行われるとする。
ステップS003において、ユーザの撮像操作によりプレビュー画面に周辺装置が収められると、通信確立部130は、プレビュー画面に表示された周辺装置との間で、無線通信の確立を試みる。
無線通信の確立に失敗した場合(S003:NO)、通信確立部130は、ステップS002へ戻る。一方、無線通信の確立に成功した場合(S003:YES)、通信確立部130は、ステップS004へ進む。
ステップS004において、サービス情報取得部140は、無線通信を確立した周辺装置から、無線通信を介してサービス情報を取得する。
ステップS005において、サービス表示部150は、サービス情報を基にサービス選択表示を生成し、プレビュー画面に重畳して表示する。
ステップS006において、サービス選択部160は、サービス選択操作を待ち受ける。この待ち受けは、例えば、規定の時間行われる。
規定の時間中にサービス選択操作を受け付けなかった場合(S006:NO)、サービス選択部160は、ステップS001へ戻る。このとき、サービス表示部150は、プレビュー画面において、サービス選択表示を非表示に戻してもよい。例えば、プレビュー画面は、図6Aまたは図6Bに示す状態から図3Aに示す状態に戻る。
一方、規定の時間中にサービス選択操作を受け付けた場合(S006:YES)、サービス選択部160は、ステップS007へ進む。
ステップS007において、サービス実行部170は、サービス選択操作により選択されたサービスを、周辺装置との間で実行する。このとき用いられる通信プロトコルは、サービス情報において、サービス選択操作で選択されたサービスに対応付けられていた通信プロトコルである。なお、サービスの実行開始から実行終了までの間、サービス実行部170は、プレビュー画面に、サービスが実行中である旨のメッセージや、サービスの実行状況を示すプログレスバーなどを表示するようにしてもよい。このような表示により、ユーザは、無線通信が途切れないようにするために、プレビュー画面に周辺装置が収まるように撮像操作を続ける必要があることを認識できる。
次に、図8について説明する。図8は、無線通信装置100が、図5に示すように通信相手として、周辺装置200および周辺装置300を選択できる状況にあるときの動作例を示すシーケンス図である。なお、図8において、無線通信装置100のステップは、図7で説明したフローのステップに対応しており、同一の符号を付している。
まず、ユーザは、周辺装置200を通信相手に選ぶため、周辺装置200に撮像部6を向ける撮像操作を行う。これにより、無線通信装置100は、周辺装置200の撮像を行う(S001)。
次に、無線通信装置100は、プレビュー画面に周辺装置200を表示する(S002)。以後、ユーザは、プレビュー画面を見ながら撮像操作を行う。
次に、無線通信装置100は、周辺装置200との間で無線通信の確立を試みる(S003)。ここで、周辺装置200は、無線通信の待ち受け状態ではないとする。よって、無線通信装置100は、周辺装置200との無線通信の確立に失敗する。この場合、プレビュー画面にサービス選択表示が表示されないので、ユーザは、周辺装置200との無線通信の確立に失敗したことを認識できる。なお、無線通信装置100は、周辺装置200との無線通信の確立に失敗したことを示すメッセージを表示するようにしてもよい。
ここで、ユーザは、周辺装置300を通信相手に選ぶため、周辺装置300に撮像部6を向ける撮像操作を行う。これにより、無線通信装置100は、周辺装置300の撮像を行う(S001)。このとき、ユーザは、プレビュー画面に周辺装置300が収まるように撮像する。
次に、無線通信装置100は、プレビュー画面に周辺装置300を表示する(S002)。
次に、無線通信装置100は、周辺装置300との間で無線通信の確立を試みる(S003)。ここで、周辺装置300は、無線通信の待ち受け状態であるとする。よって、無線通信装置100は、周辺装置300との無線通信の確立に成功する。
周辺装置300は、自らが保持するサービス情報を、無線通信により無線通信装置100へ送信する。そして、無線通信装置100は、周辺装置300からサービス情報を受信する(S004)。ここでいう「受信」は、「取得」を意味する。
次に、無線通信装置100は、サービス情報を基にサービス選択表示を生成し、プレビュー画面に重畳して表示する(S005)。この場合、プレビュー画面にサービス選択表示が表示されるので、ユーザは、周辺装置300との無線通信の確立に成功したことを認識できる。
ユーザは、サービス選択表示に表示されたサービスの中から所望のサービスを選択するために、サービス選択操作を行う。すなわち、ユーザは、サービス選択表示において、所望のサービスの表示部分をタッチする。
無線通信装置100は、ユーザによるサービス選択操作、すなわち上記タッチ操作を受け付ける(S006)。
無線通信装置100は、サービス選択操作で選択されたサービスを、周辺装置300との間で実行する(S007)。サービスの実行のために用いられる通信プロトコルは、サービス情報において、選択されたサービスに対応付けられていた通信プロトコルである。
以上で、図8についての説明を終える。
このような動作により、無線通信装置100は、ユーザが、周辺装置を撮像してプレビュー画面に収めることにより、直感的に、通信相手となる周辺装置を選択でき、無線通信の確立を試行できる。また、無線通信装置100では、ユーザが、周辺装置を撮像してプレビュー画面に収め続けることにより、直感的に、確立した無線通信を維持することができる。また、無線通信装置100では、ユーザが、サービス選択表示を視認して所望のサービスを選択する操作を行うことにより、直感的に、周辺装置との間で行うことができるサービスおよび通信プロトコルを選択することができる。
以上で、無線通信装置100の動作についての説明を終える。
以上のように、本実施の形態に係る無線通信装置は、指向性の高い無線通信を確立するための無線通信の見通し線を光学系の光軸に合わせた状態で、光学系を介して周辺の画像を撮像する周辺撮像部と、周辺の画像として撮像された他の無線通信装置を、プレビュー画面に表示するプレビュー表示部と、プレビュー画面に表示された他の無線通信装置との間で、無線通信を確立する通信確立部と、を備える。
よって、本実施の形態に係る無線通信装置100は、他の無線通信装置と指向性の高い無線通信を行う際に、ユーザは無線通信の通信可能範囲を明確に認識できる。その結果、ユーザは、通信相手の選択および無線通信の確立の維持を、直感的な操作でより確実に実現できる。
(実施の形態3)
実施の形態3について説明する。本実施の形態は、一のサービスに対して複数の通信プロトコルが用意されている場合に、サービス実行部170がPALプロトコルを優先的に選択する点が、実施の形態2と異なる。
以下の実施の形態では、無線通信装置100と周辺装置とが、同一のサービスに対し複数の通信プロトコルを用意している場合の具体例を用いて説明する。
例えば、無線通信装置100と周辺装置300とは、「ファイル転送」を実行可能なサービスとし、かつ、「ファイル転送」の通信プロトコルとして、TCP/IPプロトコルとSDプロトコルの2つが対応付けられているものとする。ここで、SDプロトコルには、予め、優先フラグが付与されている。優先フラグとは、サービス実行部170が優先的に選択する基準となるフラグである。このように本実施の形態では、予め、PALプロトコルに対して優先フラグを付与しておく。なお、SDプロトコルは、PALプロトコルの一例である。
この場合、無線通信装置100のユーザは、例えば、図6A、図6Bに示すように、サービス選択表示から「ファイル転送」の「ダウンロード」を選択する。これにより、サービス実行部170は、ファイル転送に対応して予め用意された通信プロトコルを用いて、ダウンロードを実行することになる。このとき、本実施の形態において、サービス実行部170は、ファイル転送に対応して用意されている2つの通信プロトコルのうち、優先フラグが付与されているPALプロトコルを優先的に選択する。すなわち、サービス実行部170は、SDプロトコルを選択し、それを用いてダウンロードを実行する。なお、サービス実行部170は、優先フラグにより、通信プロトコルを優先的に選択する方法を説明したが、予めPALプロトコルを優先的に選択するようプログラムしてもよい。
以上のように、本実施の形態に係る無線通信装置は、同一のサービスに対応した複数の通信プロトコルの中から1つを選択できる場合、ユーザに意識させることなく、効率的なプロトコルを選択できる。
(実施の形態4)
実施の形態4について説明する。本実施の形態は、電波放射角が光学系の画角よりも小さい場合に、プレビュー表示部120が、電波の放射角の範囲内に周辺装置を収めさせるための領域ガイダンス表示を、プレビュー画面に重畳して表示する点が、実施の形態2と異なる。
図5を用いて説明したように、無線通信装置100にとって周辺装置が見通し内となるためには、電波放射角21の範囲内に周辺装置が収まる必要がある。すなわち、図5に示すように光学系の画角20よりも電波放射角21が小さい場合、周辺装置が、プレビュー画面内に収まったとしても、電波放射角21の範囲内に収まらないと、見通し内とはならない。
そこで、本実施の形態では、プレビュー表示部120が、プレビュー画面において、領域ガイダンス表示を重畳して表示する。領域ガイダンス表示とは、周辺装置が電波放射角の範囲内に収まるようにユーザの撮像操作をガイドするための表示である。図9は、領域ガイダンス表示の例を示す。図9の例では、プレビュー画面において、円形の領域ガイダンス表示52の他に、ガイドメッセージ50および中心マーク51が表示されている。
ユーザは、ガイドメッセージ50に従い、プレビュー画面内の周辺装置300を、中心マーク51付近に位置させ、かつ、領域ガイダンス表示52内に収めるように、撮像操作を行う。プレビュー画面内の周辺装置300が、中心マーク51付近に位置し、領域ガイダンス表示52内に収まれば、実際の周辺装置300は、電波放射角の範囲内に収まることになる。
なお、プレビュー画面内の周辺装置は、その周辺装置全体ではなく、アンテナ部のみが、中心マーク51付近に位置し、領域ガイダンス表示52内に収まればよい。このために、周辺装置のアンテナ部は、アンテナであることを示すマークの貼付、または、LED等を点灯させるなどしてもよい。
以上のように、本実施の形態に係る無線通信装置は、ユーザが、プレビュー画面内において周辺装置を収めるべき所定の範囲を直感的に認識でき、無線通信の確立とその維持を容易にできるようになる。
(実施の形態5)
実施の形態5について説明する。本実施の形態は、電波放射角が光学系の画角よりも小さい場合に、プレビュー表示部120が、光学系の画角を電波放射角に合わせるためにプレビュー画面をズーム表示する点が、実施の形態4と異なる。
実施の形態4で説明したように、電波放射角が光学系の画角よりも小さい場合には、周辺装置が必ずしも見通し内になるとは限らない。この問題を解決するため、実施の形態4では、領域ガイダンス表示を行うようにした。一方、本実施の形態では、領域ガイダンス表示の代わりとして、プレビュー画面のズーム表示を行う。
プレビュー表示部120は、図5に示す光学系の画角20を電波の放射角21に合わせるようにプレビュー画面をズーム表示する。図10は、ズーム表示したプレビュー画面表示の例を示す。図10の例では、ズーム表示により、プレビュー画面の右端に、周辺装置300が拡大して表示されている。また、図10の例では、図9と同様に、ガイドメッセージ50および中心マーク51が表示されている。
ユーザは、ガイドメッセージ50に従い、プレビュー画面内の周辺装置300を、中心マーク51付近に位置させるように、撮像操作を行う。プレビュー画面内の周辺装置300が、中心マーク51付近に位置すれば、実際の周辺装置300は、電波放射角の範囲内に収まることになる。
以上のように、本実施の形態に係る無線通信装置は、ユーザが、プレビュー画面内において周辺装置を収めるべき所定の範囲を直感的に認識でき、無線通信の確立とその維持を容易にできるようになる。
(実施の形態6)
実施の形態6について説明する。本実施の形態は、プレビュー画面に複数の周辺装置が表示される際、画像処理によって物体認識された周辺装置の位置に、サービス選択表示を表示する点が、実施の形態2と異なる。ここで、物体認識とは、被写体となる物体の形状の特徴量を抽出し、予め登録した物体の特徴量と照合して物体の名称と画像内の位置を特定する技術である。一般的に、3次元形状の物体認識は認識精度が高くないため、マーカと呼ばれる2次元コードを補助的に用いて物体認識しても良い。
図11は、本実施の形態の無線通信装置100の各機能を示す図である。図11に示す構成は、物体認識部180が追加されている点が、図4に示す構成と異なる。なお、物体認識部180以外の各部は、図4を用いて説明済みであるので、ここでの説明は省略する。
物体認識部180は、被写体となる周辺装置の形状あるいは、それに付されたマーカを画像認識し、周辺装置を特定する。サービス表示部150は、プレビュー画面において、生成したサービス選択表示を、物体認識部180が特定した周辺装置の近傍に重畳して表示する。
ここで、マーカによる物体認識を行う場合の本実施の形態の具体例について説明する。例えば、図5に示す周辺装置200と周辺装置300とが近傍に配置されており、周辺装置300には、マーカが付されているとする。ユーザは、通信相手として周辺装置300を選択するため、無線通信装置100を用いて周辺装置300がプレビュー画面内に収まるように撮像する。このとき、プレビュー画面には、周辺装置300だけでなく、その近傍に配置されている周辺装置200も表示される。ここで、物体認識部180は、周辺装置200および300を対象として、マーカの検出を行う。そして、物体認識部180は、周辺装置300に付されたマーカを画像認識することで、周辺装置300を通信相手として特定する。また、物体認識部180は、画像認識したマーカの位置を特定する。その後、無線通信装置100と周辺装置300との間で無線通信が確立する。サービス表示部150は、周辺装置300から受信したサービス情報を基に、サービス選択表示を生成する。ここで、サービス表示部150は、物体認識部180が特定した周辺装置300に付されたマーカの近傍にサービス選択表示を表示する。図12は、このときのプレビュー画面の表示例を示す。図12では、プレビュー画面において、左側には周辺装置300が表示されており、右側には周辺装置200が表示されている。また、周辺装置300には、物体認識部180が認識するマーカ60、61が付されている。そして、サービス選択表示40が、周辺装置300に付されたマーカ60、61の近傍に表示されている。
以上のように、本実施の形態に係る無線通信装置は、プレビュー画面内に複数の周辺装置が存在する場合も、対象となる周辺装置の位置にサービス選択表示を表示できる。よって、ユーザは、無線通信が確立した方の周辺装置と、その周辺装置300との間で実行可能なサービスとを、容易に認識できる。
なお、本実施の形態において、通信確立部130は、装置位置特定部170がプレビュー画面内において周辺装置を特定した場合のみ、その周辺装置との間で無線通信の確立を試行するようにしてもよい。これにより、本実施の形態に係る無線通信装置は、対象外の周辺装置に対する無線通信の確立の試行を抑制でき、省電力化を図ることができる。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、上記説明は一例であり、種々の変形が可能である。以下、変形例について説明する。
上記各実施の形態では、無線通信装置100の適用例をスマートフォンまたはタブレットとして説明したが、これに限定されない。無線通信装置100は、例えば、携帯型の、パーソナルコンピュータ、テレビ受信機、電子書籍端末、音楽プレーヤ、ゲーム機などであってもよい。
また、上記実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はハードウェアとの連係においてソフトウェアでも実現することも可能である。
以上、本開示の無線通信装置は、指向性の高い無線通信を確立するための無線通信の見通し線を光学系の光軸に合わせた状態で、前記光学系を介して周辺の画像を撮像する周辺撮像部と、前記周辺の画像として撮像された他の無線通信装置を、プレビュー画面に表示するプレビュー表示部と、前記プレビュー画面に表示された前記他の無線通信装置との間で、前記無線通信を確立する通信確立部と、を備える。
また、本開示の無線通信装置において、前記無線通信を確立した前記他の無線通信装置から、前記他の無線通信装置が実行可能なサービスを示すサービス情報を取得するサービス情報取得部と、前記サービス情報を基に、前記他の無線通信装置との間で実行可能なサービスをユーザに選択させるためのサービス選択表示を生成し、表示するサービス表示部と、ユーザが前記サービス選択表示に対して所望のサービスを選択するために行うサービス選択操作を受け付けるサービス選択部と、をさらに備える。
また、本開示の無線通信装置において、前記サービス選択操作により選択されたサービスを、当該サービスに対して予め対応付けられた通信プロトコルを用いて、前記無線通信を確立した前記他の無線通信装置との間で実行するサービス実行部をさらに備える。
また、本開示の無線通信装置において、前記サービス表示部は、前記サービス選択表示を、前記他の無線通信装置が表示されている前記プレビュー画面に重畳して表示する。
また、本開示の無線通信装置において、前記サービス実行部は、前記サービス選択操作により選択されたサービスに対して予め複数の通信プロトコルが対応付けられている場合、前記複数の通信プロトコルの中からPAL(Protocol Adaptation Layer)プロトコルを優先的に選択し、当該PALプロトコルを用いて前記サービスを実行する。
また、本開示の無線通信装置において、前記プレビュー表示部は、前記無線通信の電波の放射角が前記光学系の画角より小さい場合、前記プレビュー画面において、前記電波の放射角の範囲内に前記他の無線通信装置を収めさせるための領域ガイダンス表示を重畳する。
また、本開示の無線通信装置において、前記プレビュー表示部は、前記無線通信の電波の放射角が前記光学系の画角より小さい場合、前記光学系の画角を前記電波の放射角に合わせるため、前記プレビュー画面をズーム表示する。
また、本開示の無線通信装置において、前記他の無線通信装置を物体認識することで、前記プレビュー画面内において前記他の無線通信装置の種類と位置を特定する物体認識部をさらに備え、前記サービス表示部は、前記サービス選択表示を、前記プレビュー画面内において特定された前記他の無線通信装置の位置に応じて重畳して表示する。
また、本開示の無線通信装置において、前記通信確立部は、前記物体認識部が前記プレビュー画面内において前記他の無線通信装置の位置を特定した場合にのみ、当該他の無線通信装置との間で前記無線通信の確立を試行する。
また、本開示の無線通信方法は、指向性の高い無線通信を確立するための無線通信の見通し線を光学系の光軸に合わせた状態で、前記光学系を介して周辺の画像を撮像するステップと、前記周辺の画像として撮像された他の無線通信装置を、プレビュー画面に表示するステップと、前記プレビュー画面に表示された前記他の無線通信装置との間で、前記無線通信を確立するステップと、を備える。
また、本開示の無線通信制御プログラムは、指向性の高い無線通信を確立するための無線通信の見通し線を光学系の光軸に合わせた状態で、前記光学系を介して周辺の画像を撮像する処理と、前記周辺の画像として撮像された他の無線通信装置を、プレビュー画面に表示する処理と、前記プレビュー画面に表示された前記他の無線通信装置との間で、前記無線通信を確立する処理と、を無線通信装置のコンピュータに実行させる。
2012年3月12日出願の特願2012−054276の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明は、他の無線通信装置との間でデータの送受信を行うことができる、無線通信装置、無線通信方法、および無線通信制御プログラムとして有用である。本発明は、例えば、携帯電話機やタブレットなどの携帯機器、および、パーソナルコンピュータに適用することができる。
100 無線通信装置
110 周辺撮像部
120 プレビュー表示部
130 通信確立部
140 サービス情報取得部
150 サービス表示部
160 サービス選択部
170 サービス実行部
180 物体認識部
200、300 周辺装置

Claims (11)

  1. 指向性の高い無線通信を確立するための無線通信の見通し線を光学系の光軸に合わせた状態で、前記光学系を介して周辺の画像を撮像する周辺撮像部と、
    前記周辺の画像として撮像された他の無線通信装置を、プレビュー画面に表示するプレビュー表示部と、
    前記プレビュー画面に表示された前記他の無線通信装置との間で、前記無線通信を確立する通信確立部と、
    を備える無線通信装置。
  2. 前記無線通信を確立した前記他の無線通信装置から、前記他の無線通信装置が実行可能なサービスを示すサービス情報を取得するサービス情報取得部と、
    前記サービス情報を基に、前記他の無線通信装置との間で実行可能なサービスをユーザに選択させるためのサービス選択表示を生成し、表示するサービス表示部と、
    ユーザが前記サービス選択表示に対して所望のサービスを選択するために行うサービス選択操作を受け付けるサービス選択部と、をさらに備える、
    請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記サービス選択操作により選択されたサービスを、当該サービスに対して予め対応付けられた通信プロトコルを用いて、前記無線通信を確立した前記他の無線通信装置との間で実行するサービス実行部をさらに備える、
    請求項2記載の無線通信装置。
  4. 前記サービス表示部は、
    前記サービス選択表示を、前記他の無線通信装置が表示されている前記プレビュー画面に重畳して表示する、
    請求項2記載の無線通信装置。
  5. 前記サービス実行部は、
    前記サービス選択操作により選択されたサービスに対して予め複数の通信プロトコルが対応付けられている場合、前記複数の通信プロトコルの中からPAL(Protocol Adaptation Layer)プロトコルを優先的に選択し、当該PALプロトコルを用いて前記サービスを実行する、
    請求項3記載の無線通信装置。
  6. 前記プレビュー表示部は、
    前記無線通信の電波の放射角が前記光学系の画角より小さい場合、前記プレビュー画面において、前記電波の放射角の範囲内に前記他の無線通信装置を収めさせるための領域ガイダンス表示を重畳する、
    請求項1記載の無線通信装置。
  7. 前記プレビュー表示部は、
    前記無線通信の電波の放射角が前記光学系の画角より小さい場合、前記光学系の画角を前記電波の放射角に合わせるため、前記プレビュー画面をズーム表示する、
    請求項1記載の無線通信装置。
  8. 前記他の無線通信装置を物体認識することで、前記プレビュー画面内において前記他の無線通信装置の種類と位置を特定する物体認識部をさらに備え、
    前記サービス表示部は、
    前記サービス選択表示を、前記プレビュー画面内において特定された前記他の無線通信装置の位置に応じて重畳して表示する、
    請求項1記載の無線通信装置。
  9. 前記通信確立部は、
    前記物体認識部が前記プレビュー画面内において前記他の無線通信装置の位置を特定した場合にのみ、当該他の無線通信装置との間で前記無線通信の確立を試行する、
    請求項8記載の無線通信装置。
  10. 指向性の高い無線通信を確立するための無線通信の見通し線を光学系の光軸に合わせた状態で、前記光学系を介して周辺の画像を撮像するステップと、
    前記周辺の画像として撮像された他の無線通信装置を、プレビュー画面に表示するステップと、
    前記プレビュー画面に表示された前記他の無線通信装置との間で、前記無線通信を確立するステップと、
    を備える無線通信方法。
  11. 指向性の高い無線通信を確立するための無線通信の見通し線を光学系の光軸に合わせた状態で、前記光学系を介して周辺の画像を撮像する処理と、
    前記周辺の画像として撮像された他の無線通信装置を、プレビュー画面に表示する処理と、
    前記プレビュー画面に表示された前記他の無線通信装置との間で、前記無線通信を確立する処理と、
    を無線通信装置のコンピュータに実行させる無線通信制御プログラム。
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