JP2011119381A - 半導体装置の実装構造及び実装方法 - Google Patents

半導体装置の実装構造及び実装方法 Download PDF

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Abstract

【課題】安定した信頼性を確保することができる半導体装置の実装構造及び実装方法を提供すること。
【解決手段】本発明にかかる半導体装置の実装構造は、半導体チップ1と、半導体チップ1と対向配置され、半導体チップ1がはんだボール4を介して接続されている実装基板2と、半導体チップ1と実装基板2との間に充填されたアンダーフィル材5と、アンダーフィル材5が半導体チップ1と実装基板2との間からはみ出して半導体チップ1の側面に掛かるよう形成されたフィレット部と、フィレット部に設けられ、アンダーフィル材5が分断されている切り込み部5aと、を備えるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置の実装構造及び実装方法に関し、特に詳しくはアンダーフィル材を用いた半導体装置の実装構造及び実装方法に関する。
電子機器の急速な発達に伴い、LSIなど半導体チップにはこれまで以上に高機能化が求められるようになってきている。半導体チップの多機能化に伴い半導体チップの入出力端子数は増加し、また半導体チップを高速動作させるための配線長は短縮化が求められている。こうした要求を実現するために開発された接続工法として、バンプを介して半導体チップを実装基板に接続するフリップチップ接続がある。
フリップチップ接続は半導体チップの配線面にエリア状に接続パッドを設けることができるため多ピン化に適している。また、ワイヤボンディングやテープオートメイティッドボンディングの様な他の半導体チップ接続工法と比較し、引き出し線を必要としないため配線長の短縮化が可能である。こうしたことから、電子機器に用いられる半導体チップの実装にはフリップチップ接続を使用したものが増加している。
フリップチップ接続に使用される一般的なバンプ電極の材料としては、Auやはんだ等が用いられている。フリップチップ接続では、実装基板と半導体チップ間の熱膨張差に起因する応力が小さなバンプに集中し、クラック等によって電気的な接続が損なわれる虞がある。そこで、半導体チップと実装基板との間の電気的な接続の信頼性を確保するため、一般に、半導体チップと実装基板との隙間を樹脂封止している(例えば、特許文献1)。
図6は、従来の半導体装置の実装構造を示す断面図である。図6に示すように、LSIなどの半導体チップ1と配線基板などの実装基板2とが、はんだボール4にて実装されている。半導体チップ1は、はんだボール4により、実装基板2の電極パッド3とボンディングされている。そして、このように実装された実装基板2と半導体チップ1との間に、樹脂などからなるアンダーフィル材5が形成されている。
このアンダーフィル材5は、半導体チップ1を実装基板2にはんだボール4を用いてはんだ付けした後に、実装基板2と半導体チップ1との間に注入される。そして、半導体チップ1と実装基板2の間に充填されたアンダーフィル材5を硬化させる。これにより、熱膨張差によってはんだボール4部分に発生する応力を抑えることができる。すなわち、半導体チップ1と実装基板2の間の熱変形をアンダーフィル材5で拘束することで、バンプ等に発生する熱応力を低減し、半導体チップ1と実装基板2の間の接続不良を防止している。
アンダーフィル材5の充填状態は、半導体チップ1と実装基板2の間に充填されるアンダーフィル材5の充填量に応じて変化する。ここで、アンダーフィル材5の充填量と充填状態との関係について、図7〜図9を用いて説明する。
図7は、アンダーフィル材5の充填量が適量の場合の状態を示す拡大断面図である。図7に示す充填状態は、半導体チップ1と実装基板2との間の空間からはみ出したアンダーフィル材5が、半導体チップ1の側面の中央付近まで覆う状態となっている。このように、半導体チップ1の厚さtに対して、ほぼ半分のt/2まで覆うようにアンダーフィル材5がはみ出している状態が、応力的に望ましく、最も信頼性を向上することが可能である。
これに対して、図8は、アンダーフィル材5の充填量が少ない場合の状態を示す拡大断面図である。図8に示す充填状態は、アンダーフィル材5の充填量が少なすぎて、アンダーフィル材5が半導体チップ1の側面に達していない状態となっている。すなわち、半導体チップ1と実装基板2との間の空間にアンダーフィル材5が充填されない未充填部が形成された状態となっている。ここまでアンダーフィル材5の充填量が少ないと、はんだボール4部分に発生する応力を十分に抑えることができない。
一方、図9は、アンダーフィル材5の充填量が多い場合の状態を示す拡大断面図である。図9に示す充填状態は、アンダーフィル材5の充填量が多すぎて、半導体チップ1と実装基板2との間の空間からはみ出したアンダーフィル材5が半導体チップ1の側面を完全に覆う状態となっている。ここまでアンダーフィル材5の充填量が多いと、半導体チップ1に応力が発生し、半導体チップ1内に剥離等の問題を発生させる虞がある。
このように、半導体チップ1と実装基板2との間からはみ出すアンダーフィル材5のフィレット高さは、アンダーフィル材5の充填量に応じて変化する。そこで、図7に示す充填状態のようにフィレット高さが半導体チップ1の厚さのほぼ半分の高さとなるアンダーフィル材5の所定量を予測し、この予測した所定量のアンダーフィル材5の注入を行っている。
特開2007−194403号公報
しかしながら、実際の製造工程では、アンダーフィル材5を充填隙間へ充填するために予測した所定量のアンダーフィル材5をディスペンサから吐出したとしても、アンダーフィル材5の充填状態にばらつきが生じてしまう。
充填状態にばらつきが生じる主な原因として、次のものを挙げることができる。
(1)ディスペンサから実際に吐出されるアンダーフィル材5の吐出量にばらつきがあり、予測した所定量に対して過不足が生じる。
(2)はんだボール4ではんだ付けした際の半導体チップ1や実装基板2の傾きなどにより充填隙間にばらつきが生じ、この充填隙間において実際に適量となるアンダーフィル材5の量が、予測した所定量と異なる。
このような原因から、実際の製造工程では充填状態にばらつきが生じるので、フィレット高さを安定してコントロールすることが難しい。そのため、アンダーフィル材5のフィレット高さを半導体チップ1の側面中央付近に安定してコントロールすることが難しく、半導体チップ1と実装基板2との間の電気的な接続について安定した信頼性を確保することができないという問題がある。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、安定した信頼性を確保することができる半導体装置の実装構造及び実装方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる半導体装置の実装構造は、半導体装置と、前記半導体装置と対向配置され、前記半導体装置がバンプを介して接続されている実装基板と、前記半導体装置と前記実装基板との間に充填されたアンダーフィル材と、前記アンダーフィル材が前記半導体装置と前記実装基板との間からはみ出して前記半導体装置の側面に掛かるよう形成されたフィレット部と、前記フィレット部に設けられ、前記アンダーフィル材が分断されている切り込み部と、を備えるものである。
本発明の第2の態様にかかる半導体装置の実装構造は、半導体装置と、前記半導体装置と対向配置され、前記半導体装置がバンプを介して接続されている実装基板と、前記半導体装置と前記実装基板との間に充填されたアンダーフィル材と、前記アンダーフィル材が前記半導体装置と前記実装基板との間からはみ出して前記半導体装置の側面に掛かるよう形成されたフィレット部と、前記フィレット部に設けられ、前記アンダーフィル材が除去されている除去部と、を備えるものである。
また、本発明の第3の態様にかかる半導体装置の実装方法は、半導体装置を実装基板にバンプを介して接続し、前記半導体装置と前記実装基板との間にアンダーフィル材を充填し、前記アンダーフィル材が前記半導体装置と前記実装基板との間からはみ出して前記半導体装置の側面に掛かるよう形成されたフィレット部に、切り込み部又は除去部を形成するものである。
本発明によれば、安定した信頼性を確保することができる半導体装置の実装構造及び実装方法を提供することができる。
実施の形態1に係る半導体装置の実装構造を示す断面図である。 実施の形態1に係るアンダーフィル材のフィレット部を拡大した拡大断面図である。 実施の形態1に係る半導体装置の実装方法を説明するための断面図である。 実施の形態2に係る半導体装置の実装構造を示す断面図である。 実施の形態2に係るアンダーフィル材のフィレット部を拡大した拡大断面図である。 従来の半導体装置の実装構造を示す断面図である。 アンダーフィル材の充填量が適量の場合の状態を示す拡大断面図である。 アンダーフィル材の充填量が少ない場合の状態を示す拡大断面図である。 アンダーフィル材の充填量が多い場合の状態を示す拡大断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。また、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。尚、各図において同一の符号を付されたものは同様の要素を示しており、適宜、説明が省略されている。
実施の形態1.
本実施の形態に係る半導体装置の実装構造について、図1を用いて説明する。図1は、実施の形態1に係る半導体装置の実装構造を示す断面図である。
本実施の形態に係る半導体装置の実装構造は、図1に示すように、LSIなどの半導体チップ1と配線基板などの実装基板2とが、バンプであるはんだボール4にて実装されている。実装基板2は、半導体チップ1と対向配置されている。実装基板2には、半導体チップ1がはんだボール4を介して接続されている。半導体チップ1は、はんだボール4により、実装基板2の電極パッド3とボンディングされている。このボンディングは、機械的な接続とともに、半導体チップ1と実装基板2間の電気的接続の機能も果たしている。
そして、このように実装された実装基板2と半導体チップ1との間に、樹脂などからなるアンダーフィル材5が形成されている。アンダーフィル材5は、半導体チップ1と実装基板2との間の隙間からはみ出すよう充填されている。以下では、アンダーフィル材5が半導体チップ1と実装基板2との間からはみ出して形成されている部分をフィレット部とする。ここで、本実施の形態のアンダーフィル材5のフィレット形状について、図2を参照しながら詳細に説明する。図2は、実施の形態1に係るアンダーフィル材のフィレット部を拡大した拡大断面図である。
図2に示すように、アンダーフィル材5のフィレット部は、半導体チップ1と実装基板2との間の隙間からはみ出し、半導体チップ1の側面に掛かるよう充填されている。フィレット部は、半導体チップ1の側面のうち、少なくとも実装基板2側の半分を覆っている。フィレット部は、半導体チップ1の側面の厚さ方向の中央部から半導体チップ1の上面までの範囲内のフィレット高さを有している。
そして、アンダーフィル材5のフィレット部には、切り込みが入れられている切り込み部5aが形成されている。すなわち、フィレット部には、アンダーフィル材5が分断されている切り込み部5aが設けられている。この切り込み部5aは、半導体チップ1の側面にて、半導体チップ1の厚さtに対して、略t/2となる位置に設けられている。切り込み部5aは、半導体チップ1の側面近傍に達するまでの深さで形成されている。また、切り込み部5aは、半導体チップ1の全周に亘って設けられている。すなわち、切り込み部5aは、半導体チップ1の全側面にわたって連続的に形成されている。この切り込み部5aにより、フィレット部のアンダーフィル材5が、半導体チップ1の厚さ方向の中央部付近を境として上の部分と下の部分とに、ほぼ分離されることとなる。
アンダーフィル材5にこのような切り込み部5aを設けることで、半導体チップ1に応力が発生するのを防止することができるとともに、はんだボール4部分に発生する応力を十分に抑えることができる。すなわち、本実施の形態の実装構造は、図7に示したアンダーフィル材5の充填量が適量の場合の充填状態と同様の効果を得ることができ、信頼性を向上することが可能である。
このような切り込み部5aを有するアンダーフィル材5によって、半導体チップ1と実装基板2とを機械的に結合して応力を緩和し、熱的負荷や機械的負荷を制限することができる。また、湿度等の外部ストレスから半導体チップ1と実装基板2との接合部を保護し、はんだボール4等のバンプを圧縮状態にしてバンプのクリープを抑制することができる。
続いて、本実施の形態に係る半導体装置の実装方法について、図3を用いて説明する。図3は、実施の形態1に係る半導体装置の実装方法を説明するための断面図である。まず、半導体チップ1を実装基板2の電極パッド3にはんだボール4を用いてはんだ付けする。これにより、図3(a)に示すように、半導体チップ1が実装基板2に実装される。
次に、実装された実装基板2と半導体チップ1との間に、アンダーフィル材5を注入する。このとき、本実施の形態では、半導体チップ1と実装基板2との間の隙間からアンダーフィル材5がはみ出し、はみ出したアンダーフィル材5が半導体チップ1の全側面の少なくとも下半分を覆うようにアンダーフィル材5を充填する。すなわち、アンダーフィル材5のフィレット高さが、半導体チップ1の全周にわたって、半導体チップ1の厚さの半分以上、かつ半導体チップ1の上面までの範囲内となるように、アンダーフィル材5を充填する。その後、充填したアンダーフィル材5を硬化する。これにより、図3(b)に示す構成となる。
続いて、アンダーフィル材5のフィレット部に、切り込み部5aを形成する。例えば、刃物状の治具を使用し、半導体チップ1の上面を基準として、半導体チップ1の厚さの略半分となる位置に切り込みを入れ、切り込み部5aを形成する。なお、アンダーフィル材5に切り込み部5aを形成する方法は、刃物状の治具を用いる方法に限らず、レーザー等を用いた方法であってもよい。以上の工程を経て、図3(c)に示す半導体装置の実装構造が完成する。
以上のように、本実施の形態では、アンダーフィル材5のフィレット部に、半導体チップ1の厚さのほぼ1/2となる位置で切り込み部5aを設けている。これにより、アンダーフィル材5の充填量やフィレット高さを厳密にコントロールすることなく、図7に示したアンダーフィル材5が半導体チップ1の側面の中央付近まで覆う充填状態と同様の効果を得ることができる。すなわち、半導体チップ1に応力が発生するのを防止し、かつ、はんだボール4部分に発生する応力を十分に抑えるために理想的な形状のアンダーフィル材5を、安定して得ることができる。従って、半導体チップ1と実装基板2との間の電気的な接続について安定した信頼性を確保することが可能である。
また、本実施の形態では、アンダーフィル材5の充填量やフィレット高さを厳密にコントロールする必要がなく、安定した信頼性を確保するために理想的な形状のアンダーフィル材5を比較的容易に形成することができる。
実施の形態2.
本実施の形態に係る半導体装置の実装構造について、図4を用いて説明する。図4は、実施の形態2に係る半導体装置の実装構造を示す断面図である。本実施の形態に係る半導体装置の実装構造は、アンダーフィル材5のフィレット形状が実施の形態1と異なっていて、それ以外の構成については実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
具体的には、図4に示すように、本実施の形態のアンダーフィル材5には、フィレット部に、実施の形態1の切り込み部5aに代えて、アンダーフィル材5の除去された除去部5bが設けられている。除去部5bには、アンダーフィル材5は設けられていない。
図5は、実施の形態2に係るアンダーフィル材のフィレット部を拡大した拡大断面図である。図5に示すように、除去部5bは、半導体チップ1の側面にて、半導体チップ1の厚さtに対して、略t/2となる位置から上にかけての領域に設けられている。すなわち、除去部5bは、半導体チップ1の側面のうち、ほぼ半上分に設けられている。また、除去部5bは、半導体チップ1の全周に亘って設けられている。すなわち、除去部5bは、半導体チップ1の全側面にわたって連続的に形成されている。この除去部5bにより、アンダーフィル材5は、半導体チップ1の厚さ方向の中央部付近より実装基板2側のみに設けられることとなる。従って、半導体チップ1の側面は、ほぼ下半分のみがアンダーフィル材5で覆われることとなる。
本実施の形態に係る半導体装置の実装方法は、実施の形態1で説明した実装方法において切り込み部5aを形成する代わりに、除去部5bを形成すればよい。具体的には、アンダーフィル材5を充填し、これを硬化した後、アンダーフィル材5のフィレット部に除去部5bを形成する。例えば、半導体チップ1の上面を基準として、半導体チップ1の厚さのほぼ半分より上の部分のアンダーフィル材5を、刃物状の治具やレーザー等を用いて除去することで、除去部5bを形成する。
以上のように、本実施の形態では、アンダーフィル材5のフィレット部のうち、半導体チップ1の厚さのほぼ1/2となる位置より上の部分のアンダーフィル材5を除去し、除去部5bを形成している。これにより、実施の形態1と同様、アンダーフィル材5の充填量やフィレット高さを厳密にコントロールすることなく、図7に示したアンダーフィル材5が半導体チップ1の側面の中央付近まで覆う充填状態と同様の効果を得ることができる。すなわち、半導体チップ1に応力が発生するのを防止し、かつ、はんだボール4部分に発生する応力を十分に抑えるために理想的な形状のアンダーフィル材5を、安定して得ることができる。従って、半導体チップ1と実装基板2との間の電気的な接続について安定した信頼性を確保することが可能である。
また、本実施の形態では、実施の形態1と同様、アンダーフィル材5の充填量やフィレット高さを厳密にコントロールする必要がなく、安定した信頼性を確保するために理想的な形状のアンダーフィル材5を比較的容易に形成することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、実施の形態1、2では、LSIなどの半導体チップ1を配線基板などの実装基板2に実装する実装構造について説明したが、それに限定されるものではない。実装基板2に実装するのは半導体チップ1に限らず、例えば半導体パッケージなどの他の半導体装置であってもよい。また、半導体装置を実装する実装基板2は、別の半導体装置などであってもよい。さらに、バンプの一例としてはんだボール4を用いたが、はんだボール4に限らず、はんだボール以外のバンプを用いて半導体チップ1と実装基板2とをボンディングしてもよい。
1 半導体チップ、
2 実装基板、
3 電極パッド、
4 はんだボール、
5 アンダーフィル材、
5a 切り込み部、
5b 除去部

Claims (7)

  1. 半導体装置と、
    前記半導体装置と対向配置され、前記半導体装置がバンプを介して接続されている実装基板と、
    前記半導体装置と前記実装基板との間に充填されたアンダーフィル材と、
    前記アンダーフィル材が前記半導体装置と前記実装基板との間からはみ出して前記半導体装置の側面に掛かるよう形成されたフィレット部と、
    前記フィレット部に設けられ、前記アンダーフィル材が分断されている切り込み部と、を備える半導体装置の実装構造。
  2. 前記フィレット部は、前記半導体装置の側面のうち、少なくとも前記実装基板側の半分を覆うよう形成され、
    前記切り込み部が、前記半導体装置の厚さのほぼ1/2となる位置に設けられている請求項1に記載の半導体装置の実装構造。
  3. 前記切り込み部は、前記半導体装置の全側面にわたって連続的に形成されている請求項1又は2に記載の半導体装置の実装構造。
  4. 半導体装置と、
    前記半導体装置と対向配置され、前記半導体装置がバンプを介して接続されている実装基板と、
    前記半導体装置と前記実装基板との間に充填されたアンダーフィル材と、
    前記アンダーフィル材が前記半導体装置と前記実装基板との間からはみ出して前記半導体装置の側面に掛かるよう形成されたフィレット部と、
    前記フィレット部に設けられ、前記アンダーフィル材が除去されている除去部と、を備える半導体装置の実装構造。
  5. 前記除去部が、前記半導体装置の厚さのほぼ1/2となる位置より上に設けられている請求項4に記載の半導体装置の実装構造。
  6. 前記除去部は、前記半導体装置の全側面にわたって連続的に形成されている請求項4又は5に記載の半導体装置の実装構造。
  7. 半導体装置を実装基板にバンプを介して接続し、
    前記半導体装置と前記実装基板との間にアンダーフィル材を充填し、
    前記アンダーフィル材が前記半導体装置と前記実装基板との間からはみ出して前記半導体装置の側面に掛かるよう形成されたフィレット部に、切り込み部又は除去部を形成する半導体装置の実装方法。
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