JP2011119062A - 車両用外装部品 - Google Patents

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由紀夫 芹澤
Masahiro Iketani
雅弘 池谷
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Abstract

【課題】透明カバーの曇りの防止又は解消をする為の開口部を車載状態においても容易に追加形成することができる良好な車両用外装部品を提供する。
【解決手段】車両用外装部品10は、前方開口部を有する灯具ボディ11と前方開口部に取り付けられる透明カバー12とで灯室15を形成する。灯具ボディ11と一体に形成された破断部21は、持ち手部22を掴んでこじりながら引き抜くことにより、後面部11aの薄肉部で灯具ボディ11から切り離される。そこで、ドリル等の穴あけ工具を用いることなく、灯具ボディ11には灯室15内を外部と連通させる通気用開口部30が形成可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は車両用外装部品に関し、特に、前方開口部を有するボディと前記前方開口部に取り付けられる透明カバーとで収容室を形成する車両用外装部品に関する。
車両用前照灯などのように、前方開口部を有するボディとこの前方開口部に取り付けられる透明カバーとで収容室を形成する車両用外装部品にあっては、収容室内部が高湿度となったときの透明カバーの曇りの防止又は解消を図るためや、収容室内の温度上昇による収容室内の圧力上昇を防ぐために、ボディに通気孔が形成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された車輌用灯具(車両用外装部品)にあっては、ランプボディ(ボディ)に形成され、灯室(収容室)の外部に連通する二つの通気孔(開口部)と、これら通気孔にそれぞれ配置されたフィルターと、を備えている。
更に、上記通気孔を囲むランプボディの後面部に突設された筒状壁及び仕切壁と、該筒状壁に外嵌されるキャップとによって、蛇行した通気用の通路が構成され、外部から水が入り難くされている。
そこで、灯室内部の光源が発光されると、灯室内部と灯室外部との間に温度差が生じて空気の対流が発生し、一方の通気孔から外部の空気が取り込まれ他方の通気孔から取り込まれた空気が排出される。
このとき、灯室内に(レンズに沿って)対流が生じ、レンズ(透明カバー)の曇りが防止又は解消される。また、対流の発生時に一方の通気孔から外部の空気が取り込まれるときには、フィルターによって灯室内部への塵埃の侵入が防止される。
ところで、この様な車両用外装部品は、本来は防水性を求められるものが多く、ボディに形成される開口部は少ない方が望ましい。また、曇り防止は予測が難しく、実際の車両の使用環境等により予想外の曇りが生じることもある。
そこで例えば、製造時にはボディに通気孔を設けず、必要に応じて収容室内の換気性能を向上させ為に通気孔を追加する場合がある。
この場合、製造時にはボディに筒状壁及び仕切壁のみを突設しておき、車載状態において、ドリル等の穴あけ工具を用いて筒状壁内側のボディに穴を貫通させる穴あけ作業を行う事になる。
特開2007−220518号公報
しかしながら、上述したように車載状態でボディに開口部を貫通させる際には、ドリル等の刃が周辺部品に触れて、部品表面を傷付けたり、コード断線や部品破損を招いたりする可能性がある。また、ドリルによる切り屑やバリが収容室内に残り、見栄えを著しく低下させる虞もある。
従って、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、透明カバーの曇りの防止又は解消をする為の開口部を車載状態においても容易に追加形成することができる良好な車両用外装部品を提供することである。
本発明の上記目的は、前方開口部を有するボディと前記前方開口部に取り付けられる透明カバーとで収容室を形成する車両用外装部品であって、
前記ボディと一体に形成された少なくとも1つの破断部が、前記ボディから切り離されることにより、前記収容室内を外部と連通させる開口部が形成可能であることを特徴とする車両用外装部品により達成される。
上記構成の車両用外装部品によれば、ボディと一体に形成された破断部を切り離すことにより、ドリル等の穴あけ工具を用いることなく開口部をボディに形成することができる。
そこで、穴あけ工具による切り屑やバリを生じることなく、必要に応じて開口部をボディに容易に形成することができる。また、穴あけ工具が周辺部品に触れて、部品表面を傷付けることもない。
従って、透明カバーの曇りを防止する為の開口部を車載後にも容易に形成することができると共に、必要に応じた最小限数の開口部を形成することができる。
尚、上記構成の車両用外装部品において、前記破断部が、前記ボディと一体に形成された薄肉部で前記ボディから切り離されることが望ましい。
この様な構成の車両用外装部品によれば、ボディと一体に形成された薄肉部により破断部を切り離す構成とすることで、切り離し前のボディの防水性を確保しつつ、切り離しを容易に行うことができる。
また、ボディと一体に形成される薄肉部は、ボディの成形金型を若干修正するだけでボディに一体成形することができ、製造コストの上昇を抑えることができる。
また、上記構成の車両用外装部品において、前記破断部は、前記ボディの外側に突出する持ち手部を備えることが望ましい。
この様な構成の車両用外装部品によれば、破断部が持ち手部を備えることにより、作業者は持ち手部を掴みながら破断部を容易に切り離すことができる。また、持ち手部を掴みながら破断部を切り離すことで、切り離された破断部が飛散するのを防止できる。
また、上記構成の車両用外装部品において、前記破断部の周囲には前記ボディの外側に突出するリブが設けられており、前記持ち手部が前記リブの高さよりも長いことが望ましい。
この様な構成の車両用外装部品によれば、破断部の周囲にリブが突設されることで、破断部が切り離された後、ボディの外面を伝わって水滴等が開口部から収容室内に浸入するのを防止できる。更に、持ち手部をリブの高さよりも長くすることで、作業者が持ち手部を掴み難くなることを防止できる。
本発明に係る車両用外装部品によれば、ドリル等の穴あけ工具を用いることなく開口部をボディに形成することができるので、穴あけ工具による切り屑やバリを生じることなく、必要に応じて開口部をボディに容易に形成することができると共に、穴あけ工具が周辺部品に触れて、部品表面を傷付けることもない。
従って、透明カバーの曇りの防止又は解消をする為の開口部を車載状態においても容易に追加形成することができる良好な車両用外装部品を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る車両用外装部品の全体を示す縦断面図である。 図1に示した車両用外装部品の要部を拡大して示す背面図である。 図2に示した車両用外装部品のIII−III断面矢視図である。 図3に示した車両用外装部品の破断部を切り離した状態を示す要部断面図である。 図4に示した開口部にキャップを被せた状態を示す要部断面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用外装部品の要部を拡大して示す部分縦断面図である。 図6に示した開口部に防水チューブを取付けた状態を示す部分縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係る車両用外装部品の全体を示す縦断面図である。 図8に示した破断部を切り離して形成された開口部に装入される封止用カプセルの全体を示す縦断面図である。 図8に示した車両用外装部品の破断部を切り離した状態を示す部分縦断面図である。 図10に示した開口部に封止用カプセルを装入した状態を示す部分縦断面図である。 本発明の第4実施形態に係る車両用外装部品の要部を拡大して示す斜視図である。 図12に示した車両用外装部品の破断部を切り離した状態を示す要部斜視図である。 図13に示した開口部にシート状フィルターを貼り付けた状態を示す要部斜視図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態に係る車両用外装部品を詳細に説明する。
本発明の第1実施形態に係る車両用外装部品10は、図1に示すように、前方が開口した灯具ボディ(ボディ)11とその前方開口部に取り付けられた透明カバー12とで形成された灯室(収容室)15内に、光源であるハロゲン電球13と、ハロゲン電球13からの光を前方へ反射させるリフレクタ19と、が配置されたヘッドランプである。勿論、本発明に係る車両用外装部品は、ターンシグナルランプ及びハザードランプ等の車両用灯具や、リフレックスリフレクタ及びガーニッシュ等の種々の車両用外装部品に適用できるものである。
なお、本明細書における「前方」とは、車両用外装部品10におけるハロゲン電球13から透明カバー12へと向かう方向(例えば図1における左方)であり、「後方」とは、当該「前方」とは反対の方向(例えば図1における右方)である。即ち、ヘッドランプに用いた本実施形態の車両用外装部品10においては、「前方」とは車両前方を示す。
灯具ボディ11は、合成樹脂材料により一体的に成形されている。この合成樹脂材料としては、例えばポリプロピレン(PP)樹脂、ABS樹脂等が好適に用いられる。この灯具ボディ11は、灯室15に相当する部分で凹部状に形成されており、後面部中央に設けたバルブ取付孔には、ハロゲン電球13のソケット14が着脱可能に取付られている。
なお、本実施形態では光源としてハロゲン電球13を用いたが、放電バルブ等でも良く、LED等の半導体発光素子であっても良い。
透明カバー12は、例えばポリカーボネート樹脂や、アクリル(PMMA)樹脂、ハイヒートポリカ樹脂等の透明または半透明な合成樹脂材料により成形される。そして、図1に示すように、透明カバー12は、灯具ボディ11の前方開口部の全面を覆って組み付けられ、接着剤、ホットメルト等により密封固定される。
リフレクタ19は、前方側に凹んだ形状に一体成形されており、後部中央にはハロゲン電球13を挿通するための貫通穴が形成されている。ハロゲン電球13からの光を前方へ反射させる反射面19aは、凹状の前面にアルミニウム蒸着等による鏡面処理を施すことによって形成されている。
図1乃至図3に示すように、灯具ボディ11の後面部11aには、破断部21が設けられている。
本第1実施形態の破断部21は、後面部11aの内壁面及び外壁面に互いに対応して形成されたV溝によって灯具ボディ11と一体に形成された略半円環状の薄肉部23により囲まれている。この薄肉部23は、既存の灯具ボディの成形金型を若干修正するだけで灯具ボディ11に一体成形することができるので、製造コストの上昇を抑えることができる。
この薄肉部23を囲む後面部11aの外壁面には、後方へ突出された筒状壁(リブ)27が設けられている(図2及び図3参照)。筒状壁27は略円筒状に形成され、下端部中央には後端に開口した切り欠き27aが形成されている。
筒状壁27の内部には、後面部11aから後方へ突出された平板状の仕切壁28が筒状壁27と一体に設けられている。この仕切壁28によって、筒状壁27の内部が上下二つの空間に仕切られ、これら二つの空間がそれぞれ上側空間31及び下側空間33として形成される。
上側空間31は後方に開放された空間とされ、下側空間33は後方及び下方に開放された空間とされている。
上側空間31の前端は破断部21に対向され、後述するように破断部21が灯具ボディ11から切り離されることによって、この上側空間31のうち灯具ボディ11の後面部11aに対応する部分が灯室15内を外部と連通させる通気用開口部(開口部)30とされる(図4参照)。
更に、破断部21は、灯具ボディ11の外側に突出する持ち手部22を備えている。この持ち手部22は、筒状壁27の高さよりも十分に長い長さを有している。
また、筒状壁27の周囲には、筒状壁27の上方及び左右を覆う囲繞壁24と、筒状壁27の下方を覆う遮水壁25とが、後面部11aから一体に突設されている。これら囲繞壁24及び遮水壁25は水よけ用のカバーである。
即ち、本第1実施形態に係る車両用外装部品10は、製造時には灯室15内を外部と連通させる通気用開口部30が灯具ボディ11に形成されておらず、高い防水性を備えた密閉型に構成されている。
そして、車両に取り付けられた車両用外装部品10が、車両の使用環境等により透明カバー12に曇りを生じた場合には、作業者が持ち手部22を掴んでこじりながら引き抜くだけで、図4に示すように、灯具ボディ11と一体に形成された破断部21が後面部11aの薄肉部23から切り離され、灯室15内を外部と連通させる通気用開口部30が灯具ボディ11に形成される。
この際、持ち手部22は筒状壁27の高さよりも十分に長い長さを有することで、掴み易くなっている。また、持ち手部22を掴みながら破断部21を切り離すことで、切り離された破断部21が飛散するのを防止できる。
従って、本第1実施形態に係る車両用外装部品10によれば、ドリル等の穴あけ工具を用いることなく通気用開口部30を灯具ボディ11に形成することができる。
そこで、穴あけ工具による切り屑やバリを生じることなく必要に応じて通気用開口部30を灯具ボディ11に容易に形成することができる。また、穴あけ工具が周辺部品に触れて、部品表面を傷付けることもない。
そして、筒状壁27の後面にフィルター41が取り付けられる(図5参照)。フィルター41はメッシュフィルターであり、例えば1インチ当たり10〜80個の穴が開いている。そこで、通気用開口部30から外部の空気が取り込まれるときには、フィルター41によって灯室15内部への塵埃の侵入が防止される。
フィルター41が筒状壁27の後面に取り付けられた状態において、キャップ42が筒状壁27に取り付けられる。キャップ42は前方に開口され、図5に示すように、筒状壁27の後半部及びフィルター41を覆う状態で筒状壁27に後方から取り付けられる。そこで、筒状壁27にキャップ42が取り付けられることにより、フィルター41が保持される。
この様にキャップ42が筒状壁27に取り付けられた状態では、筒状壁27の下端部中央に形成した切り欠き27aの前側の部分が開放されている。
そこで、筒状壁27は、破断部21が切り離された後、後面部11aの外壁面を伝わって水滴等が通気用開口部30から灯室15内に浸入するのを防止できる。
更に、キャップ42を筒状壁27に取り付けることで、灯室15から通気用開口部30、筒状壁27内部の上側空間31、フィルター41、筒状壁27内部の下側空間33、切り欠き27aの前側の部分を経て外部に達する通気用の通路を形成する空気流通構造20が構成される。この空気流通構造20は、灯室15と外部との通気を確保すると共に、その通気用の通路が蛇行しているため、外部から水を入り難くできる。
従って、本第1実施形態に係る車両用外装部品10によれば、透明カバー12の曇りの防止又は解消をする為の通気用開口部30を車載状態においても容易に追加形成することができると共に、必要に応じた最小限数の通気用開口部30を形成することができる。
図6は、本発明の第2実施形態に係る車両用外装部品50の要部を拡大して示す部分縦断面図である。
本発明の第2実施形態に係る車両用外装部品50は、灯具ボディ11の後面部11aに設けられる破断部51の構成を変更したものであり、他の構成部材は上記第1実施形態の車両用外装部品10における構成部材と略同様であるので、同符号を付して詳細な説明を省略する。
本第2実施形態係る破断部51は、図6に示すように、灯具ボディ11の後面部11aから後方へ突出された有底円筒状部57の底部に設けられている。有底円筒状部57は、後端に底部を有すると共に、外周面後方を小径とした段付き円筒状部を有するように形成されている。
破断部51は、有底円筒状部57の底部の内壁面及び外壁面に互いに対応して形成されたV溝によって灯具ボディ11と一体に形成された円環状の薄肉部53により囲まれている。後述するように破断部51が灯具ボディ11から切り離されることによって、この有底円筒状部57の底部が灯室15内を外部と連通させる通気用開口部(開口部)55とされる(図7参照)。
更に、破断部51は、灯具ボディ11の外側に突出する持ち手部52を備えている。この持ち手部52は、作業者が掴むのに十分な長さを有している。
即ち、本第2実施形態に係る車両用外装部品50は、製造時には灯室15内を外部と連通させる通気用開口部55が灯具ボディ11に形成されておらず、高い防水性を備えた密閉型に構成されている。
そして、車両に取り付けられた車両用外装部品50が、車両の使用環境等により透明カバー12に曇りを生じた場合には、作業者が持ち手部52を掴んでこじりながら引き抜くだけで、図7に示すように、ドリル等の穴あけ工具を用いることなく灯具ボディ11と一体に形成された破断部51が有底円筒状部57の底部から薄肉部53で切り離され、灯室15内を外部と連通させる通気用開口部55が灯具ボディ11に形成される。通気用開口部55には、側面形状で略U字型をしたゴム製の防水チューブ54が取り付けられることによって、灯室15内への水の浸入が防止される。
従って、本第2実施形態に係る車両用外装部品50によれば、透明カバー12の曇りの防止又は解消をする為の通気用開口部50を車載状態においても容易に追加形成することができると共に、必要に応じた最小限数の通気用開口部50を形成することができる。
図8は、本発明の第3実施形態に係る車両用外装部品60の全体を示す縦断面図である。
本発明の第3実施形態に係る車両用外装部品60は、灯具ボディ11の底面部11bに設けられる破断部61の構成を変更したものであり、他の構成部材は上記第1実施形態の車両用外装部品10における構成部材と略同様であるので、同符号を付して詳細な説明を省略する。
本第3実施形態係る破断部61は、図8に示すように、底面部11bの内壁面及び外壁面に互いに対応して形成されたV溝によって灯具ボディ11と一体に形成された円環状の薄肉部63により囲まれている。後述するように破断部61が灯具ボディ11から切り離されることによって、底面部11bの一部が灯室15内を外部と連通させる透孔(開口部)65とされる(図10参照)。
更に、破断部61は、灯具ボディ11の外側に突出する持ち手部62を備えている。この持ち手部62は、作業者が掴むのに十分な長さを有している。
即ち、本第3実施形態に係る車両用外装部品60は、製造時には灯室15内を外部と連通させる透孔65が灯具ボディ11に形成されておらず、高い防水性を備えた密閉型に構成されている。
図9に示した封止用カプセル70は、有底円筒状のケース本体72と、ケース本体72の開口端が透孔65に嵌合させられた際に底面部11bとケース本体72との間をシールする為のOリング77と、ケース本体72内に収納される乾燥剤パック76と、を備える。
乾燥剤パック76は、例えば塩化マグネシウム系の乾燥剤を通気性がある袋に詰めたものであり、両面テープ等によりケース本体72内に固定される。
ケース本体72の開口端側には、封止用カプセル70を透孔65に対して着脱自在に取付ける為の係止ランス75が周方向に沿って等間隔に4つ設けられている。また、係止ランス75より底部側のケース本体72の外周面には、Oリング77を支持するためのフランジ部73が突設されている。
そして、車両に取り付けられた車両用外装部品60が、車両の使用環境等により透明カバー12に曇りを生じた場合には、作業者が持ち手部62を掴んでこじりながら引き抜くだけで、図10に示すように、ドリル等の穴あけ工具を用いることなく灯具ボディ11と一体に形成された破断部61が底面部11bから薄肉部63で切り離され、灯室15内を外部と連通させる透孔65が灯具ボディ11に形成される。
そこで、透孔65から灯室15内にドライエアー等を注入して灯室15内を乾燥させた後、図11に示すように、透孔65に封止用カプセル70を嵌合させる。
この様に透孔65にケース本体72の開口端が嵌合させられ、係止ランス75が透孔65の内壁面側開口縁に係止された状態では、Oリング77がフランジ部73と底面部11bの外壁面との間に挟装されることによって、底面部11bとケース本体72との間をシールするので、透孔65から灯室15内への水の浸入が防止される。
更に、灯室15内に乾燥剤パック76を臨ませることにより、該灯室15の内部空気の湿気を吸収させて露点温度を下げることによって、透明カバー12に生じる曇りが防止される。
従って、本第3実施形態に係る車両用外装部品60によれば、乾燥剤パック76が収容された封止用カプセル70を嵌合させて透明カバー12の曇りの防止又は解消をする為の透孔65を車載状態においても容易に追加形成することができると共に、必要に応じた最小限数の透孔65を形成することができる。
図12は、本発明の第4実施形態に係る車両用外装部品80の要部を拡大して示す斜視図である。
本発明の第4実施形態に係る車両用外装部品80は、灯具ボディ11の後面部11aに設けられる破断部81の構成を変更したものであり、他の構成部材は上記第1実施形態の車両用外装部品10における構成部材と略同様であるので、同符号を付して詳細な説明を省略する。
本第4実施形態係る破断部81は、図12に示すように、後面部11aの内壁面及び外壁面に互いに対応して形成されたV溝によって灯具ボディ11と一体に形成された五角形の環状の薄肉部83により囲まれている。後述するように破断部81が灯具ボディ11から切り離されることによって、後面部11aの一部が灯室15内を外部と連通させる通気用開口部(開口部)85とされる(図13参照)。
更に、破断部81は、灯具ボディ11の外側に突出する持ち手部82を備えている。この持ち手部82は、作業者が掴むのに十分な長さを有している。
また、薄肉部83を囲む後面部11aの外壁面には、破断部81の周囲を囲む囲繞壁84が、後面部11aから一体に突設されている。この囲繞壁84は、水滴等が後面部11aの外壁面を伝わり、通気用開口部85に向かって流れるのを防止できる。
即ち、本第4実施形態に係る車両用外装部品80は、製造時には灯室15内を外部と連通させる通気用開口部85が灯具ボディ11に形成されておらず、高い防水性を備えた密閉型に構成されている。
そして、車両に取り付けられた車両用外装部品80が、車両の使用環境等により透明カバー12に曇りを生じた場合には、作業者が持ち手部82を掴んでこじりながら引き抜くだけで、図13に示すように、ドリル等の穴あけ工具を用いることなく灯具ボディ11と一体に形成された破断部81が後面部11aから薄肉部83で切り離され、灯室15内を外部と連通させる通気用開口部85が灯具ボディ11に形成される。
そこで、通気用開口部85から灯室15内にドライエアー等を注入して灯室15内を乾燥させた後、図14に示すように、通気用開口部85を覆うようにシート状フィルター88を貼り付ける。このシート状フィルター88は、空気を通すが、水や塵埃等を通さない防水透湿性素材からなり、周端部に設けた両面粘着テープで後面部11aの外壁面に接着される。
この様に通気用開口部85を覆うにシート状フィルター88を貼り付けることで、灯室15からシート状フィルター88を介して外部に達する通気用の通路を形成する空気流通構造90が構成される。この空気流通構造90は、灯室15と外部との通気を確保すると共に、外部から水の浸入を防止できる。
従って、本第4実施形態に係る車両用外装部品80によれば、透明カバー12の曇りの防止又は解消をする為の通気用開口部85を車載状態においても容易に追加形成することができると共に、必要に応じた最小限数の通気用開口部80を形成することができる。
尚、本発明の車両用外装部品に係るボディ、透明カバー、破断部、薄肉部、持ち手部及びリブ等の構成は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうることは云うまでもない。
例えば、上記実施形態においては、収容室内に光源及びリフレクタを備えた車両用灯具であるヘッドランプを例に説明したが、本発明の車両用外装部品はこれに限定されるものではなく、光源を有しないガーニッシュ等の種々の車両用外装部品にも適用できることは勿論である。
また、上記各実施形態においては、灯具ボディ11に破断部21(51,61,81)を1つ設けた例で説明したが、本発明は少なくとも1つの破断部がボディと一体に形成されていれば良く、大型の車両用外装部品等の場合は複数箇所に破断部を設け、複数の開口部を形成可能とすることが望ましい。
また、上記各実施形態における薄肉部23(53,63,83)は、内壁面及び外壁面に互いに対応して形成された断面V字状のV溝によって形成したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、断面U字状のU溝によって薄肉部を形成したり、内壁面又は外壁面の何れか一方に設けた溝や、連続した溝ではなくて破線状に設けた溝等によって、薄肉部を形成したりすることもできる。
10…車両用外装部品
11…灯具ボディ(ボディ)
12…透明カバー
13…ハロゲン電球
15…灯室
19…リフレクタ
20…空気流通構造
21…破断部
22…持ち手部
23…薄肉部
27…筒状壁(リブ)
28…仕切壁
30…通気用開口部(開口部)

Claims (4)

  1. 前方開口部を有するボディと前記前方開口部に取り付けられる透明カバーとで収容室を形成する車両用外装部品であって、
    前記ボディと一体に形成された少なくとも1つの破断部が、前記ボディから切り離されることにより、前記収容室内を外部と連通させる開口部が形成可能であることを特徴とする車両用外装部品。
  2. 前記破断部が、前記ボディと一体に形成された薄肉部で前記ボディから切り離されることを特徴とする請求項1に記載の車両用外装部品。
  3. 前記破断部は、前記ボディの外側に突出する持ち手部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用外装部品。
  4. 前記破断部の周囲には前記ボディの外側に突出するリブが設けられており、前記持ち手部が前記リブの高さよりも長いことを特徴とする請求項3に記載の車両用外装部品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013045579A (ja) * 2011-08-23 2013-03-04 Ichikoh Ind Ltd 車両用灯具
JP2014089877A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Ichikoh Ind Ltd 車両用灯具
JP2014157712A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Koito Mfg Co Ltd 車両用照明装置

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