JP2010170751A - 車両用装置の呼吸構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】防水性と室内の曇り晴れ性の向上を図ることができる車両用装置の呼吸構造を提供すること。
【解決手段】ハウジング2とその開口部を覆うレンズとで画成される室内を有し、該室内と外部とを連通する空気孔と該空気孔を囲む円筒状の筒体を前記ハウジング2に形成し、前記筒体の端部外周に呼吸キャップ7を被着するとともに、ハウジング2に前記呼吸キャップ7の周囲を部分的に囲む抜け止め防止リブ8を立設して成る車両用装置1の呼吸構造において、前記抜け止め防止リブ8の一部に切欠き8aを形成する。又、前記抜け止め防止リブ8を前記呼吸キャップ7の左右2箇所に設け、各抜け止め防止リブ8に前記切欠き8aをそれぞれ形成する。
【選択図】図2
【解決手段】ハウジング2とその開口部を覆うレンズとで画成される室内を有し、該室内と外部とを連通する空気孔と該空気孔を囲む円筒状の筒体を前記ハウジング2に形成し、前記筒体の端部外周に呼吸キャップ7を被着するとともに、ハウジング2に前記呼吸キャップ7の周囲を部分的に囲む抜け止め防止リブ8を立設して成る車両用装置1の呼吸構造において、前記抜け止め防止リブ8の一部に切欠き8aを形成する。又、前記抜け止め防止リブ8を前記呼吸キャップ7の左右2箇所に設け、各抜け止め防止リブ8に前記切欠き8aをそれぞれ形成する。
【選択図】図2
Description
本発明は、呼吸作用を行う空気孔をハウジングに形成して成る車両用装置の呼吸構造に関するものである。
ハウジングとその開口部を覆うレンズとで画成される室内を有する車両用装置において室内が密閉状態にあると、温度上昇によって室内の内圧が上昇するという問題が発生する。
そこで、ハウジングに空気孔を形成し、この空気孔を介して室内とその外部を連通させ、室内の温度の高い空気を排出するとともに、外部の冷たい空気を室内に導入する呼吸作用を行わせて放熱性を高めるとともに、室内の内圧上昇を防ぐ構成が採用されている(例えば、特許文献1参照)。斯かる構成を採用した従来の車両用装置を図5及び図6に示す。
即ち、図5は斯かる従来の車両用装置の呼吸キャップを外した状態を示す背面側斜視図、図6は同車両用装置の背面図であり、図示の車両用装置101は、リフレックス・リフレクタであって、左右方向に細長いハウジング102とその開口部を覆う不図示のリフレックス・リフレクタレンズとで室内を画成している。
上記ハウジング102の背面には左右方向に長い凹部102aが形成されており、この凹部102aの1箇所には、室内とその外部を連通する不図示の空気孔が形成されている。そして、ハウジング102の背面には、前記空気孔を囲む円筒状の筒体106が後方(図5及び図6の手前側)に向かって一体に突設されており、この筒体106の端部外周には呼吸キャップ107が被着されている。このように筒体106を呼吸キャップ107で密封すると、空気孔による室内の呼吸作用が不可能となるため、筒体106又は呼吸キャップ107には空気孔に連通する迷路状の空気通路が形成され、或は空気のみを通過させるフィルタが設けられており、これらの空気通路又はフィルタによって室内の呼吸作用を可能とするとともに、室内への水の侵入を阻止するようにしている。
ところで、車両用装置101が車両用灯具である場合、バルブ交換等の際や車両用装置101を車体に取り付ける際に作業者が誤って呼吸キャップ107に触れて該呼吸キャップ107が脱落するのを防ぐため、ハウジング102には呼吸キャップ107の周囲を部分的に囲む円弧状の抜け止め防止リブ108が一体に立設されている。ここで、抜け止め防止リブ108は呼吸キャップ107の左右にそれぞれ設けられ、各抜け止め防止リブ108は、筒体106に被着された呼吸キャップ107の頭頂面と略面一を成す位置まで延設されている。
しかしながら、図5及び図6に示した従来の車両用装置101においては、図6に示すように呼吸キャップ107を取り付けた状態で該呼吸キャップ107と抜け止め防止リブ108との間に円弧状の空間Sが形成され、この空間Sは抜け止め防止リブ108によって完全に囲まれているため、この空間Sに雨や水等が重力や車両の走行振動等によって流れ落ちて付着した場合にはこれらの逃げ道がなく、毛細管現象によって雨や水等が空間Sに溜ったままとなる。このため、日光による熱やマフラーの排気熱等によって室内の内圧が変化したような場合には、室内に水が侵入し、レンズを曇らせる等して室内の曇り晴れ性の低下を招くという問題が発生する。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、防水性と室内の曇り晴れ性の向上を図ることができる車両用装置の呼吸構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ハウジングとその開口部を覆うレンズとで画成される室内を有し、前記室内と外部とを連通する空気孔と該空気孔を囲む円筒状の筒体を前記ハウジングに形成し、前記筒体の端部外周に呼吸キャップを被着するとともに、ハウジングに前記呼吸キャップの周囲を部分的に囲む抜け止め防止リブを立設して成る車両用装置の呼吸構造において、前記抜け止め防止リブの一部に切欠きを形成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記抜け止め防止リブを前記呼吸キャップの左右2箇所に設け、各抜け止め防止リブに前記切欠きをそれぞれ形成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、抜け止め防止リブの一部に切欠きを形成したため、呼吸キャップと抜け止め防止リブとの間に形成される円弧状の空間が抜け止め防止リブに形成された切欠きによって外部に開放される。従って、空間に溜った水の逃げ道が形成され、雨や水等が重力や車両の走行振動等によって流れ落ちて空間に付着した場合であっても、この水は抜け止め防止リブに形成された切欠きから外部に排出されて空間に溜ることがなく、日光による熱やマフラーの排気熱等によって室内の内圧が変化したような場合であっても、室内に水が侵入することがなく、防水性と灯室内の曇り晴れ性が高められる。
請求項2記載の発明によれば、抜け止め防止リブを呼吸キャップの左右2箇所に設け、各抜け止め防止リブに切欠きをそれぞれ形成したため、車両用装置を180°回転して車体に取り付けた場合であっても、呼吸キャップと抜け止め防止リブとの間に形成された空間に付着とした水は切欠きから外部に確実に排出され、防水性と室内の曇り晴れ性が高められる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る車両用装置の呼吸キャップを外した状態を示す背面側斜視図、図2は同車両用装置の背面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図2のB−B線断面図である。
本実施の形態に係る車両用装置1は、リフレックス・リフレクタであって、左右方向に細長いハウジング2とその開口部を覆うリフレックス・リフレクタレンズ3とで画成される灯室4内にバルブ等の不図示の光源を収容して構成されている。
上記ハウジング2の背面には左右方向に長い凹部2aが形成されており、この凹部2aの1箇所には、図3及び図4に示すように、室内4とその外部を連通する空気孔5が形成されている。そして、ハウジング2の背面には、前記空気孔5を囲む円筒状の筒体2Aが後方(図1及び図2の手前側)に向かって一体に突設されており、この筒体6の端部外周には呼吸キャップ7が被着されている。尚、図示しないが、筒体6には空気孔5に連通する迷路状の空気通路が形成され、或は空気のみを通過させるフィルタが設けられており、これらの空気通路又はフィルタによって室内4の呼吸作用が可能となるとともに、室内4内への水の侵入が防がれる。
ところで、車両用装置1を車体に取り付ける際等に作業者が誤って呼吸キャップ7に触れて該呼吸キャップ7が脱落するのを防ぐため、ハウジング2には呼吸キャップ7の周囲を部分的に囲む円弧状の抜け止め防止リブ8が一体に立設されている。ここで、抜け止め防止リブ8は呼吸キャップ7の左右にそれぞれ設けられ、各抜け止め防止リブ8は、筒体6に被着された呼吸キャップ7の頭頂面と略面一を成す位置まで延設されている。
而して、本実施の形態に係る車両用装置1においては、図1及び図2に示すように、呼吸キャップ7の左右2箇所にこれを囲むように設けられた各抜け止め防止リブ8の一部には切欠き8aがそれぞれ形成されている。
従って、本実施の形態に係る車両用装置1によれば、上述のように抜け止め防止リブ8の一部に切欠き8aを形成したため、呼吸キャップ7と抜け止め防止リブ8との間に形成される円弧状の空間Sが抜け止め防止リブ8に形成された切欠き8aによって外部に開放される。このため、空間Sに溜った水の逃げ道が抜け止め防止リブ8の切欠き8aによって確保され、雨や水等が重力や車両の走行振動等によって流れ落ちて空間Sに付着した場合であっても、この水は抜け止め防止リブ8に形成された切欠き8aから外部に排出されて空間Sに溜ることがなく、日光による熱やマフラーの排気熱等によって室内4の内圧が変化したような場合であっても、室内4内に水が侵入することがなく、防水性と室内4内の曇り晴れ性が高められる。
又、本実施の形態では、抜け止め防止リブ8を呼吸キャップ7の左右2箇所に設け、各抜け止め防止リブ8に切欠き8aをそれぞれ形成したため、車両用装置1を180°回転して車体に取り付けた場合であっても、呼吸キャップ7と抜け止め防止リブ8との間に形成された空間Sに付着した水は切欠き8aから確実に外部に排出され、防水性と室内4内の曇り晴れ性が高められる。
本発明は、リフレックス・リフレクタの他、ライセンスランプ、ハイマウントランプ、リアフォグランプ、ガーニッシュランプ、リアコンビランプ、リッドランプ等、光源を有する車両用灯具等の呼吸キャップが必要な細長い車両用装置全般に適用可能である。
1 車両用装置
2 ハウジング
2a ハウジングの凹部
3 リフレックス・リフレクタレンズ
4 室内
5 空気孔
6 筒体
7 呼吸キャップ
8 抜け止め防止リブ
8a 抜け止め防止リブの切欠き
S 空間
2 ハウジング
2a ハウジングの凹部
3 リフレックス・リフレクタレンズ
4 室内
5 空気孔
6 筒体
7 呼吸キャップ
8 抜け止め防止リブ
8a 抜け止め防止リブの切欠き
S 空間
Claims (2)
- ハウジングとその開口部を覆うレンズとで画成される室内を有し、該室内と外部とを連通する空気孔と該空気孔を囲む円筒状の筒体を前記ハウジングに形成し、前記筒体の端部外周に呼吸キャップを被着するとともに、ハウジングに前記呼吸キャップの周囲を部分的に囲む抜け止め防止リブを立設して成る車両用装置の呼吸構造において、
前記抜け止め防止リブの一部に切欠きを形成したことを特徴とする車両用装置の呼吸構造。 - 前記抜け止め防止リブを前記呼吸キャップの左右2箇所に設け、各抜け止め防止リブに前記切欠きをそれぞれ形成したことを特徴とする請求項1記載の車両用装置の呼吸構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009010467A JP2010170751A (ja) | 2009-01-21 | 2009-01-21 | 車両用装置の呼吸構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009010467A JP2010170751A (ja) | 2009-01-21 | 2009-01-21 | 車両用装置の呼吸構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010170751A true JP2010170751A (ja) | 2010-08-05 |
Family
ID=42702705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009010467A Pending JP2010170751A (ja) | 2009-01-21 | 2009-01-21 | 車両用装置の呼吸構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010170751A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105627244A (zh) * | 2016-03-04 | 2016-06-01 | 温州恒古科技发展有限公司 | 警示灯 |
JP2019008897A (ja) * | 2017-06-21 | 2019-01-17 | スタンレー電気株式会社 | 光照明装置 |
US10302269B2 (en) | 2014-08-18 | 2019-05-28 | Koito Manufacturing Co., Ltd. | Vehicle lighting device with passage in housing |
-
2009
- 2009-01-21 JP JP2009010467A patent/JP2010170751A/ja active Pending
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CN105627244A (zh) * | 2016-03-04 | 2016-06-01 | 温州恒古科技发展有限公司 | 警示灯 |
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