JP2009193806A - 車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズの曇りを効果的に防止又は抑制させる。
【解決手段】ヘッドランプ100のリフレクタ104の車両後方側の空気がバルブ106によって暖められ上昇しても、エクステンション200の外周縁部210とレンズ150との間の隙間Sが、シール剤160でシールされているので、空気の流れが塞き止められる(遮断される)。したがって、ランプ室102の空気の対流の影響を殆ど受けることなく、レンズ150の内面150Aの結露が効果的に防止又は抑制され、その結果、レンズ150の曇りが効果的に防止又は抑制される。
【選択図】図2

Description

本発発明は、車両用灯具に関する。
自動車の前照灯等の車両用灯具は、一般的にハウジングの開口部にレンズが組付けられると共に組付部位がシール剤でシールされている。よって、レンズとハウジングによって形成されたランプ室は、略密閉された状態とされる。このため、消灯後にランプ室内が温度低下すると、飽和水蒸気によってレンズ内面に結露が生じて、レンズに曇りが発生する場合があった。
よって、ハウジングに排気孔と通気孔とを形成し、ランプ室内で温度上昇された空気が対流によって排気孔から排出されると共に、外気が通気孔からランプ室内に流入されることによって、ランプ室内の空気の循環が行われ、その結果、レンズ内面の結露を抑制してレンズの曇りを抑制させる構成が提案されている(例えは、特許文献1を参照)。
特開平11−086607号公報
しかしながら、例えば、空気の循環がランプ室の隅々まで行われなかった場合(ランプ室の一部に空気の淀みが生じた場合)など、結露の原因となる湿気を含んだ空気の排出が十分になされない場合には、レンズ内面の結露が十分に抑制されずに、レンズに曇りが生じることが考えられる。よって、レンズの曇りを効果的に防止又は抑制させることが望まれている。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、レンズの曇りを効果的に防止又は抑制させた車両用灯具を提供することが目的である。
請求項1に記載の車両用灯具は、開口部を有するハウジングと、前記ハウジングの開口部に組付けられると共に、組付部位における前記ハウジングとの隙間がシール剤でシールされたレンズと、前記レンズと前記ハウジングとによって形成されたランプ室内に配置された光源と、前記ランプ室内に配置され、レンズ側を向いて配置されたリフレクタの周縁部を前記レンズ側から見て覆うエクステンションと、を有し、前記エクステンションの外周縁部の少なくとも車両上方側部分と前記レンズとの隙間が、前記ハウジングと前記レンズとの隙間をシールする前記シール剤でシールされていることを特徴としている。
請求項1に記載の車両用灯具では、エクステンションの外周縁部の少なくとも車両上方側部分とレンズとの隙間が、ハウジングとレンズとの隙間をシールするシール剤でシールされている。よって、光源によって暖められ上昇した結露の原因となる湿気を含む空気の流れが塞き止められる(遮断される)。つまり、エクステンションとレンズとの隙間からレンズ内面近傍への湿気を含んだ空気の流入が防止される。
したがって、レンズ内面の結露が効果的に防止又は抑制され、その結果、レンズの曇りが効果的に防止又は抑制される。
請求項2に記載の車両用灯具は、請求項1に記載の構成において、前記エクステンションの外周縁部の少なくとも車両上方側部分が、前記ハウジングの開口端部と当接していることを特徴としている。
請求項2に記載の車両用灯具では、エクステンションの外周縁部の少なくとも車両上方側部分が、ハウジングの開口端部と当接しているので、光源によって暖められ上昇した結露の原因となる湿気を含む空気の流れが、より確実に塞き止められる(遮断される)。つまり、エクステンションとレンズとの隙間からレンズ内面近傍への湿気を含んだ空気の流入が、より確実に防止される。
したがって、レンズ内面の結露が、より効果的に防止又は抑制され、その結果、レンズの曇りが、より効果的に防止又は抑制される。
請求項3に記載の車両用灯具は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記レンズ内面近傍の空気が、前記ランプ室内の空気の対流によって、前記エクステンションの外周縁部の車両下方側部分と前記レンズとの隙間を通って、前記エクステンションの外側に排出されることを特徴としている。
請求項3に記載の車両用灯具では、レンズ内面近傍の結露の原因となる湿気を含む空気が、ランプ室内の空気の対流によって、エクステンションの外周縁部の車両下方側部分とレンズとの隙間を通って、エクステンションの外側に排出される。
したがって、レンズ内面の結露が、より効果的に防止又は抑制され、その結果、レンズの曇りが、より効果的に防止又は抑制される。
以上説明したように請求項1に記載の車両用灯具によれば、エクステンションの外周縁部の少なくとも車両上方側部分とレンズとの隙間からレンズ内面近傍への結露の原因となる湿気を含んだ空気の流入が防止されるので、レンズの曇りを効果的に防止又は抑制することができる、という優れた効果を有する。
請求項2に記載の車両用灯具によれば、エクステンションの外周縁部の少なくとも車両上方側部分とレンズとの隙間からレンズ内面近傍への湿気を含んだ空気の流入をより確実に防止することができ、その結果、レンズの曇りがより効果的に防止又は抑制することができる、という優れた効果を有する。
請求項3に記載の車両用灯具によれば、レンズ内面近傍の結露の原因となる湿気を含む空気がエクステンションの外側に排出されるので、レンズの曇りをより効果的に防止又は抑制することができる、という優れた効果を有する。
以下、図1から図4を用いて、本発明における車両用灯具の実施形態の一例を詳細に説明する。
なお、図1は本発明が適用された車両用灯具としてのヘッドランプを備える車両における車両前方側端部の車両幅方向端部を示す斜視図である。図2は、本発明の実施形態のヘッドランプを示す図1のA−A線に沿った断面図(車両前後方向に沿った縦断面図)である。図3は図2における図1のJ1部分(車両上方側部分)を拡大した部分拡大断面図である。図4は図2における図1のJ2部分(車両下方側部分)を拡大した部分拡大断面図である。また、図中の矢印UPは車両上方向を示し、矢印FRは車両前方向を示し、矢印OUTは車両幅方向外側方向を示す。
図1に示すように、車両10の車両前方側端部における車両幅方向両端部には、左右一対の車両用灯具としてのヘッドランプ100が配設されている。また、車両10の前端下部には、フロントバンパカバー14が車両幅方向に沿って配設され、このフロントバンパカバー14の車両幅方向両端部に左右一対のフォグランプ20が配設されている。なお、図1では、車両10の右側部分のヘッドランプ100のみ図示しているが、左側も左右対称である以外は同様の構成とされている。
ヘッドランプ100は、正面から見た形状が車両幅方向を長手方向とする略平行四辺形形状とされている(車両幅方向外側の上側の角部が最外側且つ最上側とされ、車両幅方向内側の下側の角部が最内側且つ最下側とされている)。また、車両幅方向外側部分は、車両後方側に湾曲され、前輪(図示略)上のフェンダー18側に回り込んでいる。
図2に示すように、ヘッドランプ100は、車両前方側が開口した開口部112を有する樹脂製のハウジング110を備えている。このハウジング110の開口部112には、ガラス製のレンズ150が組付けられている(図1も参照)。
なお、レンズ150の外縁端部152とハウジング110の開口部112との接合部分は、ホットメルトや接着剤等のシール剤160によってシールされている(図3と図4も参照)。なお、このハウジング110とレンズ150とで構成される空間がランプ室102とされている。
図3に示すように、ハウジング110の開口部112(図2参照)における車両上方側部分(図1に示すJ1部分、ヘッドランプ100の上辺部分)の開口端部114には、外壁面にL字状のフック部116が形成されている。また、このフック部116と開口端部114との間にレンズ150の外縁端部152が挿入されている。そして、フック部116及び開口端部114とレンズ150の外縁端部152と隙間に前述したシール剤160が充填されシールされている。
図2に示すように、ランプ室102の車両後方側部分には、光を反射して車両前方側へ向けるための凹鏡面状(椀形状)のリフレクタ104が配設されている。そして、光源としてのバルブ106がリフレクタ104の略中央所定位置に配置されている。
ランプ室102におけるリフレクタ104とレンズ150との間にエクステンション200が設けられている。エクステンション200は、リフレクタ104の周縁部104Aを、レンズ150側から見て覆う構成とされている。これにより、ヘッドランプ100では、リフレクタ104の周縁部104Aやリフレクタ104とハウジング110との隙間が、レンズ150を通じて露見されない構成となり、意匠性が向上されている。
そして、図3に示すように、前述したシール剤160が、エクステンション200の外周縁部210の車両上方側部分(図1のJ1部を参照)の上面210Aとレンズ150との隙間S1にも充填され、この隙間S1がシールされている。なお、シール剤160で隙間S1をシールするために、エクステンション200の外周縁部210の車両上方側部分は、車両後方側に延出されている。
エクステンション200の外周縁部210の車両上方側部分(図1のJ1部分)の先端部下面側には、車両後方側に向かって上方に傾斜した傾斜面210Mが形成されている。また、ハウジング110の開口端部114の先端部上面側には、エクステンション200の傾斜面210Mに対応する車両後方側に向かって上り勾配となった傾斜面114Mが形成されている。そして、エクステンション200側の傾斜面210Mとハウジング110側の傾斜面114Mとが当接し、重なっている。
また、エクステンション200の外周縁部210の車両上方側部分(図1のJ1部分)の下面には、外周方向に所定の間隔をあけて複数のリブ220が、車両前後方向を長手方向として形成されている。リブ220は車両後方側に延出され、ハウジング110の開口端部114の下面114Bに当接している。よって、リブ220が形成された部位は、前述したエクステンション200の傾斜面210Mとで、ハウジング110の開口端部114を挟み込んだ構成となる。
一方、エクステンション200の車両下方側部分(図1のJ2部分)の外周縁部210の端部230とレンズ150との隙間部W1の間隔(最近接部位の間隔)は、約1.5mmとされている。なお、エクステンション200の端部230の角部230Aがレンズ150との最近接部位とされているので、隙間部Wの車両前後方向の幅はごく僅かである。
つぎに、本実施形態の作用及び効果について説明する。
図5は、本発明が適用されていない第一参考例のヘッドランプ500を示している。図5に示すように、エクステンション520の外周縁部522とレンズ150との間の隙間S2には、シール剤160が充填されていない。また、エクステンション520の外周縁部522とハウジング110の開口端部114と間に隙間Jがあいている。
また、エクステンション520の車両下方側部分(図1のJ2部分)には、車両後方側に折り返されてレンズ150に沿って形成された折返部530が設けられている。なお、折返部530とレンズ150との隙間部W2の間隔は約2.0mmとされ、車両前後方向の幅は30mmとされている。
この図5に示す第一参考例のヘッドランプ500では、矢印F1で示すようにリフレクタ104の車両後方側の空気がバルブ106によって暖められ上昇し、矢印F4で示すようにエクステンション520の外周縁部522とハウジング110の開口端部114との隙間J、及び、エクステンション520の外周縁部522とレンズ150との間の隙間S2を通過して、矢印F5で示すように、レンズ150の内面150Aに沿って流れていく。
一方、矢印F2で示すようにリフレクタ104の車両前方側の空気がバルブ106によって暖められ上昇したのち、前述した矢印F5で示す空気(隙間Jと隙間S2とを通ってレンズ150の内面150Aに沿って流れる空気)と一緒になって、矢印F6で示すように、レンズ150の内面150Aに沿って流れていく。このように流れた空気は、エクステンション520の折返部530とレンズ150との隙間部W2を通過せずに、矢印F8で示すように、エクステンション520の内側面に沿って流れ、前述した矢印F2で示すようにバルブ106によって再度暖められ上昇する。
このように、第一参考例のヘッドランプ500では、結露の原因となる湿気を含む空気が、ランプ室102におけるリフレクタ104とレンズ150との間に滞留することになる。したがって、消灯後にランプ室102内が温度低下すると、飽和水蒸気によってレンズ150の内面150Aに結露が発生し、レンズ150に曇りが生じる場合がある。
これに対して、本発明が適用された本実施形態のヘッドランプ100は、図2の破線の矢印F1で示すように、リフレクタ104の車両後方側の空気がバルブ106によって暖められ上昇しても、図3とに示すように、エクステンション200の傾斜面210Mとハウジング110の傾斜面114Mとが当接して重なっているので、エクステンション200とハウジング110との隙間(図5の隙間J)から結露の原因となる湿気を含む空気の流れが防止又は抑制される(図2も参照)
また、エクステンション200の外周縁部210とレンズ150との間の隙間S1が、シール剤160でシールされているので、空気の流れが塞き止められる(遮断される)。よって、図5の矢印F1、矢印F4、矢印F5で示すような空気の流れが生じない。なお、図2と図3の矢印F1を破線としたのは空気の流れが塞き止められているので、第一参考例と比べ矢印F1で示す空気の流れが小さいことを表している。
このように、本実施形態のヘッドランプ100では、結露の原因となる湿気を含む空気が、エクステンション200とレンズ150との隙間S1からレンズ150の内面150A近傍へと流入することが防止される(図3参照)。
したがって、ランプ室102の空気の対流の影響を殆ど受けることなく、レンズ150の内面150Aの結露が効果的に防止又は抑制され、その結果、レンズ150の曇りが効果的に防止又は抑制される。
なお、このように従来から一般的に用いられているハウジング110とレンズ150との隙間をシールするシール剤160を用いて、エクステンション200の外周縁部210の車両上方側部分とレンズ150との隙間もシールしている(シール剤160は、ハウジング110とレンズ150との隙間及びエクステンション200の外周縁部210とレンズ150との隙間の両方をシールしている)。よって、レンズ150の曇りが効果的に防止又は抑制するために部品点数は増加していない。
一方、図2の矢印F2で示すようにリフレクタ104の車両前方側の空気がバルブ106によって暖められ上昇したのち、レンズ150の内面150Aに沿って流れていく。この流れた空気は、エクステンション200の端部230とレンズ150との隙間部W1を通過して、矢印F3で示すように、エクステンション200の外側(裏側)に流れていく(排出される)。したがって、レンズ150の結露が、より効果的に防止又は抑制され、その結果、レンズ150の曇りが、より効果的に防止又は抑制される。
また、エクステンション200に形成されたリブ220はハウジング110の開口端部114の下面114Bに沿って車両後方側に延出されている。また、エクステンション200のリブ220が形成された部位は、エクステンション200の傾斜面210Mとで、ハウジング110の開口端部114を挟み込んだ構成となる(図2参照)。
したがって、エクステンション200をより安定して固定させることができる共に、製造工程におけるエクステンション200の組付け性を向上させることができる。
ここで、図6に示すように、本発明が適用されていない第二参考例のヘッドランプにおけるエクステンション800の外周縁部810とレンズ850との隙間S3のように、間隔tを狭くし、幅Lを長くしても、レンズ850の内面850A近傍への空気の流れ込みを抑制することが可能と考えられる。よって、空気の流れ込みを抑制することができる間隔tと幅Lとを、簡易モデルを用いた実験にて求める。なお、図7は簡易モデル700の断面図であり、図8は実験結果を示すグラフである。
図7に示す簡易モデル700は、第一室710と、第二室720と、第一室710と第二室720とを連通する連通部715(上記隙間Sに相当)と、で構成されている。なお、連通部715の間隔をt、幅(長さ)をLとする。また、第二室720の中には、湿度センサー730が配置されている。
実験当初において、第一室710には湿気を含んだ空気が充填され、第二室720には湿気を含んでいない空気が充填されている。そして、時間が経過し、湿度センサー730によって第二室720の空気中の水分量の増加が検出されることで、第一室710の湿気を含んだ空気が連通部715を通って第二室720に移動したことが確認される。
図8のグラフは、連通部715の間隔t及び幅Lと湿度センサー730の検出結果を示している。このグラフをみると判るように、湿度センサー730が検出する水分量が4mg/l以下となる条件は、間隔tが2mm以下で幅Lが20mm以上とされる。なお、この4mg/l以下という条件はレンズに曇りが生じない条件とされている。
簡易モデル700での実験結果から判るように、図6の構成では、エクステンション800の外周縁部810とレンズ850との隙間S3にける間隔tは2mm以下とし且つ、幅Lを20mm以上とすることで、湿気を含む空気の流れ込みを抑制することが可能と考えられる。
しかし、エクステンション800の外周縁部810とレンズ850との隙間S3にける間隔tを2mm以下とすることは、組付け性の観点から非常に困難とされる(製造が非常に困難とされる)。
仮に組み付け(製造)が可能とされても、幅Lが20mm以上必要とされるので、レンズ850のように幅L20mm(奥行き)を確保する形状が必要となる(図6に想像線で示す本実施形態のレンズ150と比較参照)。つまり、レンズ850の曇りを防止又は抑制しようとすると、ヘッドランプ全体が大型化すると共に、意匠性や設計が制約される。
これに対し、本実施形態のヘッドランプ100は、組付け性、大きさ、意匠性、設計等の制約に影響を与えることなく、レンズ150の曇りを防止又は抑制することができる。
なお、この結果から、本発明が適用されていない図5に示すヘッドランプ500におけるエクステンション520の折返部530とレンズ150との隙間部W2の間隔tは、約2.0mmとされ、車両前後方向に沿った幅は30mmとされているので、湿気を含む空気が隙間W2を通過しにくいので、矢印F8で示す空気の流れになることが判る。
一方、図8のグラフから隙間の間隔がt=1.0mmであっても、隙間の幅が非常に僅かであれば、水分量・4.0mg/lが検出されている。したがって、本実施形態のヘッドランプ100におけるエクステンション200の端部230とレンズ150との隙間部W1の間隔は、t=1.5mmであるが、車両前後方向の幅(L)はごく僅かであるので、隙間部W1を通過して、矢印F3で示すように、エクステンション200の外側(裏側)に流れる(排出される)ことが判る。
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態では、図2に示すように、エクステンション200の外周縁部210の下面にはリブ220が形成され、傾斜面210Mとハウジング110の傾斜面114Mとが当接して重なっていたが、これに限定されない。例えば、図9に示す変形例のエクステンション260のように、外周縁部210の下面にリブ220が形成されていないで、また、傾斜面210Mとハウジング110の傾斜面114Mとが当接して重なっていない構成であっても、エクステンション200の外周縁部210とレンズ150の外縁端部152との隙間S1がシール剤160でシールされていればよい。
また、例えば、上記実施形態では、図3に示すように、ヘッドランプ100のエクステンション200の外周縁部210の車両上方側部分(図1のJ1部を参照)の上面210Aとレンズ150との隙間S1にシール剤160が充填されてシールされた構造としたが、ヘッドランプ100のエクステンション200の外周縁部210の車両幅方向外側部分(図1に示すJ3部分、ヘッドランプ100の側辺部分)とレンズ150との隙間も同様にシール剤160でシールすることで、より効果的に湿気を含んだ空気のレンズ150の内面150A近傍への流入が防止される。
また、例えば、上記実施形態では、図3に示すように、ヘッドランプ100のエクステンション200の外周縁部210の車両下方側部分(図1のJ2部を参照)の端部230とレンズ150との隙間部W1を通過して、矢印F3で示すように、エクステンション200の外側(裏側)に流れていく(排出される)構造としたが、ヘッドランプ100のエクステンション200の外周縁部210の車両幅方向内側部分(図1に示すJ4部分、ヘッドランプ100の側辺部分)とレンズ150との隙間部も同様にエクステンション200の外側(裏側)に空気が流れていく(排出される)構造とすることで、より効果的に湿気を含んだ空気が排出される
また、例えば、上記実施形態では、本発明は、ヘッドランプ100に適用したが、これに限定されない。他の車両用灯具、例えばフォグランプ20(図1参照)やテールランプ(図示略)等にも、本発明を適用することができる。
本発明の実施形態にかかるヘッドランプを備える車両における車両前方側端部の車両幅方向端部を示す斜視図である。 本発明の実施形態にかかるヘッドランプを示す図1のA−A線に沿った断面(車両前後方向に沿った縦断面図)である。 図2における図1のJ1部分(車両上方側部)を拡大した部分拡大断面図である。 図2における図1のJ2部分(車両下方側部)を拡大した部分拡大断面図である。 第一参考例のヘッドランプを示す車両前後方向に沿った縦断面図である。 第二参考例のヘッドランプにおける車両上方側部側部分を示す車両前後方向に沿った部分拡大縦断面図である。 簡易モデルの内部構造を模式的に示す断面図である。 湿度センサーが検出した水分量と連通部における間隔t・幅Lとの関係(実験結果)を示すグラフである。 変形例のエクステンションを示す図3に対応する部分拡大断面図である。
符号の説明
10 車両
100 ヘッドランプ(車両用灯具)
102 ランプ室
104 リフレクタ
104A 周縁部
106 バルブ(光源)
110 ハウジング
112 開口部
114 開口端部
150 レンズ
150A レンズ内面
160 シール剤
200 エクステンション
210 外周縁部

Claims (3)

  1. 開口部を有するハウジングと、
    前記ハウジングの開口部に組付けられると共に、組付部位における前記ハウジングとの隙間がシール剤でシールされたレンズと、
    前記レンズと前記ハウジングとによって形成されたランプ室内に配置された光源と、
    前記ランプ室内に配置され、レンズ側を向いて配置されたリフレクタの周縁部を前記レンズ側から見て覆うエクステンションと、
    を有し、
    前記エクステンションの外周縁部の少なくとも車両上方側部分と前記レンズとの隙間が、前記ハウジングと前記レンズとの隙間をシールする前記シール剤でシールされていることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記エクステンションの外周縁部の少なくとも車両上方側部分が、前記ハウジングの開口端部と当接していることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記レンズ内面近傍の空気が、前記ランプ室内の空気の対流によって、前記エクステンションの外周縁部の車両下方側部分と前記レンズとの隙間を通って、前記エクステンションの外側に排出されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用灯具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012155878A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Stanley Electric Co Ltd 車両用灯具
RU2548202C2 (ru) * 2012-04-06 2015-04-20 Мицубиси Дзидося Когио Кабусики Кайся Фара транспортного средства

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