JP2011117646A - 冷凍庫 - Google Patents

冷凍庫 Download PDF

Info

Publication number
JP2011117646A
JP2011117646A JP2009274376A JP2009274376A JP2011117646A JP 2011117646 A JP2011117646 A JP 2011117646A JP 2009274376 A JP2009274376 A JP 2009274376A JP 2009274376 A JP2009274376 A JP 2009274376A JP 2011117646 A JP2011117646 A JP 2011117646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
freezer
temperature
frozen
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009274376A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5066563B2 (ja
Inventor
Masayuki Teranishi
正幸 寺西
Minoru Ogasawara
稔 小笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ITSUWA KOGYO KK
MUKAI CHINMIDO KK
Original Assignee
ITSUWA KOGYO KK
MUKAI CHINMIDO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ITSUWA KOGYO KK, MUKAI CHINMIDO KK filed Critical ITSUWA KOGYO KK
Priority to JP2009274376A priority Critical patent/JP5066563B2/ja
Publication of JP2011117646A publication Critical patent/JP2011117646A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5066563B2 publication Critical patent/JP5066563B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

【課題】庫内を不必要に加温せず、庫内は常に低温に維持したままで、庫内の結露および冷凍対象物の結露を生じさせない冷凍庫を提供する。
【解決手段】冷凍庫本体1の庫内および予備室2の室内に乾燥空気を供給する圧縮乾燥空気供給ユニット14、15と、乾燥空気の供給量を制御する流量制御弁12a、12bを備える。庫内の露点温度を検出する第1の温度センサー18と、庫内の冷凍対象物23の温度を検出する第2の温度センサー19と、庫内の空気圧を検出する第1の圧力センサー20と、室内の空気圧を検出する第2の圧力センサー21と、外気圧を検出する第3の圧力センサー22を備える。制御ユニット10は、庫内および室内の空気圧が常に外気圧より大きくなるように、圧縮乾燥空気供給ユニット14、15から庫内および室内への乾燥空気の供給量を調節し、同時に、露点温度が常に冷凍対象物の温度よりも低くなるように維持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍庫に関するものである。なお、本明細書中においては、用語「冷凍庫」は、庫内を外気温度より低い温度に保持する貯蔵庫の全てを意味するものとし、よって、以下では、「冷凍庫」には、例えば、保冷庫や冷蔵庫等も含まれる。
冷凍庫は、通常、庫内の温度が0℃以下の低温に保持されているため、冷凍対象物の出し入れの際に扉が開閉されると、暖かい外気が庫内に侵入し、庫内との温度差によって、庫内壁面や庫内の冷凍対象物表面に結露が生じるという問題があった。
このため、従来技術においては、冷凍庫に予め備えられた冷却ユニットの除霜用の電気ヒータと、冷気循環用の送風機を用い、電気ヒータの通電時に送風機を作動させ、電気ヒータによって冷却ユニットに付着した霜を溶かすと同時に、庫内に暖気を循環させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この冷凍庫においては、電気ヒータの動作時の庫内の温度上昇によって、庫内の冷凍対象物が変質する可能性があり、また、一時的に暖められた庫内の空気を、冷却ユニットによって再び0℃以下の温度まで冷却しなければならず、エネルギーロスが非常に大きくなるという問題があった。さらには、冷凍対象物を庫外に取り出した場合、冷凍対象物が常温に戻るまでにその表面に結露が生じ、結露が著しい場合には、大量に生じた水分によって冷凍対象物の品質低下を招くおそれがあった。
また、害虫やその卵を駆除すべき農産物や食品材料を冷凍することで低温殺虫・殺卵処理を行う殺虫・殺卵装置が知られており、この場合、殺虫・殺卵装置として冷凍庫が使用される。ところで、冷凍庫を殺虫・殺卵装置として使用した場合には、冷凍庫内に被処理物を貯蔵して低温殺虫・殺卵処理した後、冷凍庫から被処理物を直ぐに庫外に取り出すと、被処理物の表面に結露が生じてしまうので、低温殺虫・殺卵処理後も被処理物を庫内に留めたままで、庫内を外気の露点温度付近またはそれ以上の温度まで加温し、その後、被処理物を庫外に取り出すことが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、この方法によれば、低温殺虫・殺卵処理毎に、冷凍庫内の温度を常温から所定の低温度まで冷却し、その後、冷凍庫内の温度を常温まで上昇させる必要があり、エネルギーロスが非常に大きく、処理効率も非常に悪いという問題があった。
特開2007−24474号公報 特開2009−1号公報
したがって、本発明の課題は、冷凍庫の庫内を不必要に加熱せず、庫内は常に低温に維持したままで、庫内の結露および冷凍対象物の結露を生じさせることのない冷凍庫を提供することにある。
上記課題を解決するため、第1発明は、境界壁を隔てて互いに隣接して設けられた冷凍庫本体および予備室を備え、前記冷凍庫本体および前記予備室は、前記境界壁に設けられた扉付き開口部を通じて互いに連通し、前記冷凍庫本体は、第1の給気口および第1の排気口を備え、前記予備室は、第2の給気口および第2の排気口と、外部から冷凍対象物を出し入れするための扉付き出入口と、を備え、さらに、前記冷凍庫本体の庫内を冷却する冷却ユニットと、前記第1および第2の給気口に給気管路を介して接続された圧縮乾燥空気供給ユニットと、前記給気管路の途中に配置された流量制御弁と、前記第1および第2の排気口のそれぞれに設けられた逆止弁と、前記冷却ユニットおよび前記流量制御弁を制御する制御ユニットと、前記冷凍庫本体の庫内の露点温度を検出する第1の温度センサーと、前記冷凍庫本体の庫内に収容された冷凍対象物の温度を検出する第2の温度センサーと、前記冷凍庫本体の庫内の空気圧を検出する第1の圧力センサーと、前記予備室の室内の空気圧を検出する第2の圧力センサーと、外気圧を検出する第3の圧力センサーと、を備え、前記制御ユニットは、前記第1〜第3の圧力センサーの検出値に基づき、前記庫内および前記室内の空気圧が常に前記外気圧より大きくなるように、前記圧縮乾燥空気供給ユニットから前記庫内および前記室内への乾燥空気の供給量を調節するとともに、前記第1および第2の温度センサーの検出値に基づき、前記露点温度が常に前記冷凍対象物の温度よりも低くなるように維持しつつ前記冷凍庫本体の庫内の温度を昇降させることを特徴とする冷凍庫を構成したものである。
上記課題を解決するため、また、第2発明は、境界壁を隔てて互いに隣接して設けられた冷凍庫本体および予備室を備え、前記冷凍庫本体および前記予備室は、前記境界壁に設けられた扉付き開口部を通じて互いに連通し、前記予備室には、給気口および排気口と、外部から冷凍対象物を出し入れするための扉付き出入口とが備えられ、さらに、前記冷凍庫本体の庫内を冷却する冷却ユニットと、前記冷凍庫本体から空気を取り入れ、取り入れた空気を再び前記冷凍庫本体に供給するための空気循環管路と、前記空気循環管路の途中に配置された送風機と、前記空気循環管路の途中に配置され、前記空気循環管路内を流れる空気を除湿する除湿ユニットと、前記空気循環管路の途中に配置された第1の流量制御弁と、前記予備室の前記給気口に給気管路を介して接続された圧縮乾燥空気供給ユニットと、前記給気管路の途中に配置された第2の流量制御弁と、前記予備室の前記排気口に設けられた逆止弁と、前記冷却ユニット、前記送風機、前記第1の流量制御弁および前記第2の流量制御弁を制御する制御ユニットと、前記冷凍庫本体の庫内の露点温度を検出する第1の温度センサーと、前記冷凍庫本体の庫内に収容された冷凍対象物の温度を検出する第2の温度センサーと、前記冷凍庫本体の庫内の空気圧を検出する第1の圧力センサーと、前記予備室の室内の空気圧を検出する第2の圧力センサーと、外気圧を検出する第3の圧力センサーと、を備え、前記制御ユニットは、前記第1〜第3の圧力センサーの検出値に基づき、前記庫内および前記室内の空気圧が常に前記外気圧より大きくなるように、前記除湿ユニットおよび前記圧縮空気供給ユニットから前記庫内および前記室内への乾燥空気の供給量を調節するとともに、前記第1および第2の温度センサーの検出値に基づき、前記露点温度が常に前記冷凍対象物の温度よりも低くなるように維持しつつ前記冷凍庫本体の庫内を所定温度に昇降させることを特徴とする冷凍庫を構成したものである。
上記課題を解決するため、また、第3発明は、互いに境界壁を隔てて順次隣接して設けられた第1の予備室、冷凍庫本体、第2の予備室および常温除湿室を備え、前記第1の予備室には、外部から冷凍対象物を入れるための扉付き入口が設けられ、前記第1の予備室および前記冷凍庫本体の間の前記境界壁には、冷凍対象物を前記第1の予備室から前記冷凍庫本体に導入するための第1の扉付き開口部が設けられ、前記冷凍庫本体および前記第2の予備室の間の前記境界壁には、前記冷凍対象物を前記冷凍庫本体から前記第2の予備室に排出するための第2の扉付き開口部が設けられ、前記第2の予備室および前記常温除湿室の間の前記境界壁には、前記冷凍対象物を前記第2の予備室から前記常温除湿室に導入し、その後前記常温除湿室から前記第2の予備室に前記冷凍対象物を排出するための第3の扉付き開口部が設けられ、前記第2の予備室には、前記冷凍対象物を外部に出すための扉付き出口が設けられ、前記第1の予備室には、第1の給気口および第1の排気口が備えられ、前記冷凍庫本体には、第2の給気口および第2の排気口が備えられ、前記第2の予備室には、第3の給気口および第3の排気口が備えられ、前記常温除湿室には、第4の給気口および第4の排気口が備えられ、さらに、前記冷凍庫本体の庫内を冷却する冷却ユニットと、前記第1〜第4の給気口のそれぞれに給気管路を介して接続された圧縮乾燥空気供給ユニットと、前記給気管路の途中に配置された流量制御弁と、前記第1〜第4の排気口のそれぞれに設けられた逆止弁と、前記冷却ユニットおよび前記流量制御弁を制御する制御ユニットと、前記冷凍庫本体の庫内の露点温度を検出する第1の温度センサーと、前記冷凍庫本体の庫内に収容された冷凍対象物の温度を検出する第2の温度センサーと、前記冷凍庫本体の庫内の空気圧pを検出する第1の圧力センサーと、前記第1の予備室の室内の空気圧pを検出する第2の圧力センサーと、前記第2の予備室の室内の空気圧pを検出する第3の圧力センサーと、前記常温除湿室の室内の空気圧pを検出する第4の圧力センサーと、外気圧pを検出する第5の圧力センサーと、を備え、前記制御ユニットは、前記第1〜第5の圧力センサーの検出値に基づき、p>p>p、かつp>p>p、かつp>pが常に成立するように、前記圧縮乾燥空気供給ユニットから前記庫内および前記室内への乾燥空気の供給量を調節するとともに、前記第1および第2の温度センサーの検出値に基づき、前記露点温度が常に前記冷凍対象物の温度よりも低くなるように維持しつつ前記冷凍庫本体の庫内の温度を昇降させることを特徴とする冷凍庫を構成したものである。
上記課題を解決するため、また、第4発明は、互いに境界壁を隔てて順次隣接して設けられた第1の予備室、冷凍庫本体、第2の予備室および常温除湿室を備え、前記第1の予備室には、外部から冷凍対象物を入れるための扉付き入口が設けられ、前記第1の予備室および前記冷凍庫本体の間の前記境界壁には、冷凍対象物を前記第1の予備室から前記冷凍庫本体に導入するための第1の扉付き開口部が設けられ、前記冷凍庫本体および前記第2の予備室の間の前記境界壁には、前記冷凍対象物を前記冷凍庫本体から前記第2の予備室に排出するための第2の扉付き開口部が設けられ、前記第2の予備室および前記常温除湿室の間の前記境界壁には、前記冷凍対象物を前記第2の予備室から前記常温除湿室に導入し、その後前記常温除湿室から前記第2の予備室に前記冷凍対象物を排出するための第3の扉付き開口部が設けられ、前記第2の予備室には、前記冷凍対象物を外部に出すための扉付き出口が設けられ、前記第1の予備室には、第1の給気口および第1の排気口が備えられ、前記第2の予備室には、第2の給気口および第2の排気口が備えられ、前記常温除湿室には、第3の給気口および第3の排気口が備えられ、さらに、前記冷凍庫本体の庫内を冷却する冷却ユニットと、前記冷凍庫本体から空気を取り入れ、取り入れた空気を再び前記冷凍庫本体に供給するための空気循環管路と、前記空気循環管路の途中に配置された送風機と、前記空気循環管路の途中に配置され、前記空気循環管路内を流れる空気を除湿する除湿ユニットと、前記空気循環管路の途中に配置された第1の流量制御弁と、前記第1〜第3の給気口のそれぞれに給気管路を介して接続された圧縮乾燥空気供給ユニットと、前記給気管路の途中に配置された第2の流量制御弁と、前記第1〜第3の排気口のそれぞれに設けられた逆止弁と、前記冷却ユニット、前記送風機、前記除湿ユニット、前記第1の流量制御弁および前記第2の流量制御弁を制御する制御ユニットと、前記冷凍庫本体の庫内の露点温度を検出する第1の温度センサーと、前記冷凍庫本体の庫内に収容された冷凍対象物の温度を検出する第2の温度センサーと、前記冷凍庫本体の庫内の空気圧pを検出する第1の圧力センサーと、前記第1の予備室の室内の空気圧pを検出する第2の圧力センサーと、前記第2の予備室の室内の空気圧pを検出する第3の圧力センサーと、前記常温除湿室の室内の空気圧pを検出する第4の圧力センサーと、外気圧pを検出する第5の圧力センサーと、を備え、前記制御ユニットは、前記第1〜第5の圧力センサーの検出値に基づき、p>p>p、かつp>p>p、かつp>pが常に成立するように、前記除湿ユニットおよび前記圧縮乾燥空気供給ユニットから前記庫内および前記室内への乾燥空気の供給量を調節するとともに、前記第1および第2の温度センサーの検出値に基づき、前記露点温度が常に前記冷凍対象物の温度よりも低くなるように維持しつつ前記冷凍庫本体の庫内の温度を昇降させることを特徴とする冷凍庫を構成したものである。
第3および第4発明の構成において、好ましくは、前記第1の予備室内には、前記扉付き入口および前記第1の扉付き開口部の間にのび、前記冷凍対象物を搬送する第1のコンベヤが配置され、前記冷凍庫本体内には、前記第1の扉付き開口部および前記第2の扉付き開口部の間にのび、前記冷凍対象物を搬送する第2のコンベヤが配置され、前記第2の予備室内には、前記第2の扉付き開口部および前記第3の扉付き開口部の間にのび、前記冷凍対象物を搬送する第3のコンベヤが配置され、前記常温除湿室内には、前記第3の扉付き開口部から前記常温除湿室内にのび、前記冷凍対象物を搬送する第4のコンベヤが配置され、前記第1〜第3の扉付き開口部の扉は、それぞれ第1〜第3の扉開閉機構によって開閉自在とされ、前記制御ユニットは、前記第1〜第3のコンベヤおよび前記第1〜第3の扉開閉機構を制御するようになっている。
第1〜第4発明の構成において、好ましくは、前記冷凍対象物が、害虫またはその卵の駆除をすべき、農産物または食品材料またはその両方であり、前記制御ユニットは、前記冷凍庫本体の庫内に前記冷凍対象物が収容された後、前記庫内を所定時間にわたって−15℃〜−50℃の温度範囲内の予め設定された温度に維持し、それによって、前記冷凍対象物中に生息する害虫または卵が駆除されるようになっている。あるいは、前記冷凍対象物が、害虫またはその卵の駆除をすべき、農産物または食品材料またはその両方であり、前記制御ユニットは、前記冷凍庫本体の庫内に前記冷凍対象物が収容された後、前記庫内の温度を、所定時間にわたって、−15℃〜−50℃の温度範囲内の予め設定された最高および最低温度の間において繰り返し昇降させ、それによって、前記冷凍対象物中に生息する害虫またはその卵が駆除されるようになっている。
第1および第2発明によれば、冷凍庫本体に隣接して予備室を設け、冷凍庫本体および予備室には乾燥空気を供給し、庫内および室内の空気圧が常に大気圧より大きくなるように設定するとともに、冷凍庫本体の庫内の露点温度が常に庫内の冷凍対象物の温度よりも低くなるように維持しつつ庫内の温度を昇降させるようにした。そして、冷凍対象物を冷凍庫本体内に搬入する場合には、冷凍庫本体内に直接搬入するのではなく、冷凍対象物を予備室に一時的に搬入し、その後、予備室から冷凍庫本体内に搬入するようにし、冷凍対象物を冷凍庫本体外に搬出する場合には、冷凍庫本体外に直接搬出するのではなく、冷凍対象物を予備室に搬出し、冷凍対象物が常温に戻るまで冷凍対象物を予備室内に一時収容する。その後、常温まで戻った冷凍対象物を予備室から外部に搬出する。
それによって、冷凍対象物の出し入れに際して、予備室内および冷凍庫内への外気の侵入が防止され、冷凍庫本体内に結露の生じることが防止される。また、冷凍庫本体内から搬出される冷凍対象物は、一時予備室に収容されて予備室内で常温まで戻されるので、冷凍対象物表面に結露の生じることが防止され、さらには、冷凍庫本体を加温することなく、常に一定の低温に維持することができ、よって、エネルギーロスが殆どなく、また、冷凍処理後の冷凍対象物を冷凍庫本体から予備室に搬出した後、直ちに次の冷凍対象物を予備室から冷凍庫本体内に搬入することができ、処理効率も著しく向上する。
第3および第4発明によれば、冷凍庫本体に、冷凍処理前の冷凍対象物搬入用の入口と、冷凍処理後の冷凍対象物搬出用の出口とを設け、入口側には第1の予備室を隣接して設け、出口側には第2の予備室を介して常温乾燥室を隣接して設け、冷凍庫本体、第1および第2の予備室、および常温乾燥室に乾燥空気を供給し、冷凍庫本体内の空気圧p>第1の予備室内の空気圧p>大気圧p、かつ冷凍庫本体内の空気圧p>第2の予備室内の空気圧p>大気圧p、かつ常温乾燥室内の空気圧p>大気圧pが常に成立するように設定するとともに、冷凍庫本体内の露点温度が常に庫内の冷凍対象物の温度よりも低くなるように維持しつつ庫内の温度を昇降させるようにした。そして、冷凍対象物を冷凍庫本体内に搬入する場合には、冷凍対象物を第1の予備室に一旦搬入した後、第1の予備室から冷凍庫本体内に搬入するようにし、冷凍対象物を冷凍庫本体外に搬出する場合には、冷凍対象物を第2の予備室を介して常温乾燥室に一旦搬出し、冷凍対象物が常温に戻るまで冷凍対象物を常温乾燥室内に一時収容した後、常温まで戻った冷凍対象物を常温乾燥室から第2の予備室を通じて外部に搬出する。
それによって、冷凍対象物の出し入れに際して、冷凍庫本体内、第1および第2の予備室内、および常温乾燥室内への外気の侵入が防止され、冷凍庫本体内に結露の生じることが防止され、さらに、冷凍庫本体内から搬出される冷凍対象物は、常温乾燥室に一時収容されて常温乾燥室内で常温に戻されるので、冷凍対象物表面に結露の生じることが防止される。また、冷凍庫本体を加温することなく、庫内を常に一定の低温に維持することができ、よって、エネルギーロスが殆どない。また、冷凍処理前の冷凍対象物を冷凍庫本体内に搬入すると同時に冷凍処理後の冷凍対象物を冷凍庫本体から搬出することができ、冷凍処理を流れ作業で行うことができるので、処理効率が著しく向上する。
本発明の1実施例による冷凍庫の概略構成を示す模式図である。 図1の冷凍庫の動作中における冷凍対象物の移動順序を示す図である。 本発明の別の実施例による冷凍庫の概略構成を示す模式図である。 本発明のさらに別の実施例による冷凍庫の概略構成を示す模式図である。 図4の冷凍庫の動作中における冷凍対象物の移動順序を示す図である。 本発明のさらに別の実施例による冷凍庫の概略構成を示す模式図である。
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施例について説明する。図1は、本発明の1実施例による冷凍庫の概略構成を示す模式図である。なお、この実施例では、冷凍庫は、害虫やその卵を駆除すべき農産物や食品材料を冷凍することで低温殺虫・殺卵処理を行う殺虫・殺卵装置として構成される。
図1を参照して、本発明によれば、境界壁3を隔てて互いに隣接して設けられた冷凍庫本体1および予備室2が備えられる。冷凍庫本体1は、断熱材を有する壁によって全体を包囲されており、よって、境界壁3もまた断熱材を有している。一方、予備室2を包囲する壁は、境界壁3を除いて、いずれも断熱材を有している必要はない。
境界壁3には、扉付き開口部4が設けられ、冷凍庫本体1および予備室2は、この扉付き開口部を通じて互いに連通している。扉付き開口部4の扉は、断熱材を有し、開口部を気密状態で閉鎖し得る。
冷凍庫本体1は、第1の給気口5および第1の排気口6を備えている。また、予備室2は、第2の給気口7および第2の排気口8と、外部から冷凍対象物23を出し入れするための扉付き出入口9と、を備えている。扉付き出入口9の扉は、出入口を気密状態で閉鎖し得る。
本発明によれば、さらに、冷凍庫本体1の庫内を冷却する冷却ユニット10が備えられる。冷却ユニット10は、通常の冷凍庫に備えられる公知の冷却ユニットのいずれからなっていてもよい。例えば、この実施例では、冷却ユニット10は、直膨式の冷却装置から構成されている。
さらに、本発明によれば、第1の給気口5および第2の給気口7には、給気管路11を介して圧縮乾燥空気供給ユニットが接続される。この実施例では、圧縮乾燥空気供給ユニットは、水分分離膜式除湿装置13と、コンプレッサー14とからなっている。また、給気管路11は、その途中において、第1の給気口5に接続する第1の給気管路部分11aと、第2の給気口7に接続する第2の給気管路部分11bに分岐している。そして、第1および第2の給気管路部分11a、11bの途中には、それぞれ第1の流量制御弁12aおよび第2の流量制御弁12bが配置される。この実施例では、これらの流量制御弁12a、12bは、MFC(Mass Flow Controller)からなっている。
また、第1の排気口6および第2の排気口8にはそれぞれ逆止弁16、17が設けられる。
第1および第2の流量制御弁12a、12b、および冷却ユニット10は、制御ユニット15によって制御される。
なお、この実施例では、単一の圧縮乾燥空気供給ユニット13、14からの乾燥空気を冷凍庫本体1および予備室2に分配供給するようにしたが、圧縮乾燥空気供給ユニットを2つ設け、冷凍庫本体1および予備室2に対して別々の圧縮乾燥空気供給ユニットから乾燥空気を供給するようにしてもよい。
本発明によれば、また、冷凍庫本体1の庫内の露点温度を検出する第1の温度センサー18と、冷凍庫本体1の庫内に収容された冷凍対象物23の温度を検出する第2の温度センサー19が備えられる。この場合、第2の温度センサー19は、冷凍対象物23の表面温度または内部温度または表面近傍温度を検出するようになっている。
また、冷凍庫本体1の庫内の空気圧を検出する第1の圧力センサー20と、予備室2の室内の空気圧を検出する第2の圧力センサー21と、外気圧を検出する第3の圧力センサー22が備えられる。
制御ユニット15は、第1〜第3の圧力センサー20〜22の検出値に基づき、冷凍庫本体1の庫内および予備室2の室内の空気圧が常に外気圧より大きくなるように、圧縮乾燥空気供給ユニット13、14から庫内および室内への乾燥空気の供給量を調節するとともに、第1および第2の温度センサー18、19の検出値に基づき、露点温度が常に冷凍対象物23の温度よりも低くなるように維持しつつ冷凍庫本体1の庫内の温度を昇降させる。
次に、上記冷凍庫の動作を説明する。この実施例では、冷凍庫は殺虫・殺卵装置として構成されており、冷凍庫本体1の庫内が冷却ユニット10によって−15℃〜−50℃の温度範囲内の予め設定された温度に維持されるとともに、圧縮乾燥空気供給ユニット13、14から、乾燥空気が冷凍庫本体1の庫内および予備室2の室内に供給される。そして、冷凍対象物23として、害虫またはその卵の駆除をすべき、農産物または食品材料またはその両方が、冷凍庫本体1内に搬入される。
冷凍対象物23の冷凍庫本体1内への搬入時、まず、扉付き出入口9が開放され、冷凍対象物23が一旦予備室2内に搬入され、その後、出入口9が閉鎖される(図2A、B参照)。この扉の開閉に際し、予備室2内の空気圧が外気圧より大きくなるように設定されているので、外気が予備室2内に侵入することが防止される。
予備室2内は低湿度に維持されているので、予備室2内において冷凍対象物23に付着しまたは含まれた余分な水分が蒸発する。次に、扉付き開口部4の扉が開放され、冷凍対象物23が予備室2から冷凍庫本体1内に搬入され、その後、開口部4が閉鎖される(図2B、C参照)。この扉の開閉に際し、予備室2内の空気圧と冷凍庫本体1内の空気圧との大小関係によって、予備室2から冷凍庫本体1へ空気が侵入し、あるいはその逆の状況が生じる。しかし、いずれの場合においても、冷凍対象物23の表面、および冷凍庫本体1内に結露が生じることはない。
そして、冷凍対象物23が冷凍庫本体1内に所定時間貯蔵され、低温殺虫・殺卵処理が行われる。この実施例では、低温殺虫・殺卵処理を、冷凍庫本体1の庫内を−15℃〜−50℃の温度範囲内の予め設定された温度に維持したまま、冷凍対象物23を庫内に所定時間貯蔵することで行うようにしたが、その代わりに、冷凍庫本体1の庫内に冷凍対象物23を搬入した後、庫内の温度を、所定時間にわたって、−15℃〜−50℃の温度範囲内の予め設定された最高および最低温度の間において繰り返し昇降させることで低温殺虫・殺卵処理を行うこともできる。
低温殺虫・殺卵処理が完了すると、処理後の冷凍対象物23は庫外へ搬出される。冷凍対象物23の庫外への搬出時、まず、扉付き開口部4の扉が開放され、冷凍対象物23が一旦冷凍庫本体1から予備室2内に搬入され、その後、開口部44が閉鎖される(図2C、D参照)。そして、冷凍対象物23は、その温度が常温になるまで予備室2内に置かれる。この間、乾燥空気の供給によって、予備室2内は低湿度に維持されるので、冷凍対象物23の表面に結露することが防止される。冷凍対象物23の温度が常温になった時点で、扉付き出入口9の扉が開放され、冷凍対象物23が予備室2から外部に搬出され、その後、出入口9が閉鎖される。
こうして、本発明によれば、冷凍対象物23の出し入れに際して、予備室2内および冷凍庫本体1内への外気の侵入が防止され、冷凍庫本体1内に結露の生じることが防止される。また、低温殺虫・殺卵処理後に冷凍庫本体1内から搬出される冷凍対象物23は、一時予備室2に収容され、低湿度に維持された予備室2内で常温まで戻されるので、冷凍対象物23表面に結露の生じることが防止される。本発明によれば、さらに、低温殺虫・殺卵処理の間に、冷凍庫本体1を加温することなく、庫内を常に一定の低温に維持することができ、よって、エネルギーロスが殆どなく、また、処理後の冷凍対象物23を冷凍庫本体1から予備室2に搬出した後、直ちに次の冷凍対象物23を予備室2から冷凍庫本体1内に搬入することができ、処理効率も著しく向上する。
図3は、本発明の別の実施例による冷凍庫の概略構成を示す模式図である。この実施例は、図1の実施例と比べて、冷凍庫本体1に乾燥空気を供給する手段として、圧縮乾燥空気供給ユニットの代わりに、送風機および除湿ユニットの組み合わせを用いた点が異なるだけである。したがって、図3に示した構成要素のうち、図1に示したものと同じ構成要素については同一番号を付し、説明を省略する。
図3を参照して、この実施例では、冷凍庫本体1の排気口25から空気を取り入れ、取り入れた空気を冷凍庫本体1の給気口24から庫内に供給するための空気循環管路26a〜26dが備えられる。また、空気循環管路26a〜26dの途中には、ロータ式除湿ユニット27が接続される。この場合、ロータ式除湿ユニット27は除湿区域27a、パージ区域27bおよび再生区域27cの3つの区域を有し、除湿区域27aが空気循環管路26a〜26dの途中に接続される。
空気循環管路26a〜26dおけるロータ式除湿ユニット27の除湿区域27aの上流側には、除湿区域27aに向かって送気する第1の送風機28aが配置される。さらに、空気循環管路26a〜26dにおける冷凍庫本体1の排気口25から第1の送風機28aに向かう部分の途中、および、ロータ式除湿ユニット27から冷凍庫本体1の給気口24に向かう部分の途中には熱交換器30が配置される。それによって、排気口25から、管路部分26a、熱交換器30の第1入口30aおよび同第1出口30b、および管路部分26bを経て、第1の送風機28aに至る空気循環管路部分と、ロータ式除湿ユニット27から、管路部分26c、熱交換器30の第2入口30cおよび同第2出口30d、および管路部分26dを経て、給気口24に至る空気循環管路部分とが形成される。
熱交換器30は、冷凍庫本体1から取り込まれた冷気を温め、暖気としてロータ式除湿ユニット27に供給することによって、除湿効率を高めるとともに、ロータ式除湿ユニット27で処理された暖かい乾燥空気を冷却し、低温の乾燥空気として冷凍庫本体1に供給することによって、冷凍庫本体1内の温度の変動を防止する。
空気循環管路26a〜26dにおけるロータ式除湿ユニット27の除湿区域27aの下流側には、パージ区域27bに送気するパージ空気供給管路34が分岐接続される。そして、パージ区域27bから第2の送風機28bおよびヒータ29を経て再生区域27cに送気する再生空気供給管路35が設けられ、さらに、再生区域27cから外部に送気する排気管路36が設けられる。
さらに、空気循環管路26a〜26dにおける冷凍庫本体1の排気口25の下流側には、流量制御弁31が設けられる。また、空気循環管路26a〜26dにおける第1の送風機28aの上流側には、外気を供給するためのOA供給管路37が分岐接続される。OA供給管路37には、制御弁32と、フィルタ33が設けられる。
第1および第2の送風機28a、28b、および流量制御弁31は、制御ユニット10によって制御される。こうして、第1および第2の送風機28a、28bによって、空気循環管路26a〜26d内に冷凍庫本体1の排気口25から給気口24に向かう空気流が発生する。そして、排気口25から取り込まれた水分を含む冷気が、熱交換器30によって温められた後、ロータ式除湿ユニット27を通過する間に除湿され、除湿後の暖かい乾燥空気が、熱交換器30によって冷却され、乾燥した冷気が給気口24から冷凍庫本体1内に供給される。
この実施例においても、図1に示した実施例と同様の作用効果が得られる。
なお、この実施例では、冷凍庫本体への乾燥空気の供給を、空気循環管路に接続したロータ式除湿ユニットおよび送風機によって行い、予備室への乾燥空気の供給は、圧縮乾燥空気供給ユニットを用いて行うようにしたが、圧縮乾燥空気供給ユニットは用いずに、その代わりに予備室にも空気循環管路を設け、予備室への乾燥空気の供給を、ロータ式除湿ユニットおよび送風機によって行うこともできる。そして、この場合、ロータ式除湿ユニットおよび送風機の単一の組み合わせを冷凍庫本体および予備室で共用する構成としてもよいし、冷凍庫本体および予備室のそれぞれに別々の空気循環管路を設け、別々のロータ式除湿ユニットおよび送風機を用いて冷凍庫本体および予備室にそれぞれ独立に乾燥空気を供給する構成としてもよい。
図4は、本発明のさらに別の実施例による冷凍庫の概略構成を示す模式図である。この実施例の場合も、上述の実施例と同様、本発明の冷凍庫は殺虫・殺卵装置として構成される。
図4を参照して、本発明によれば、互いに境界壁44〜46を隔てて順次隣接して設けられた第1の予備室40、冷凍庫本体41、第2の予備室42および常温除湿室43が備えられる。冷凍庫本体41は、断熱材を有する壁によって全体を包囲されており、よって、境界壁44、45もまた断熱材を有している。一方、第1の予備室40を包囲する壁は、境界壁44を除いて、いずれも断熱材を有している必要はなく、また、第2の予備室42を包囲する壁は、境界壁45を除いて、いずれも断熱材を有している必要はない。常温除湿室43を包囲する壁もまた、断熱材を有している必要はない。
第1の予備室40は、外部から冷凍対象物51を入れるための扉付き入口47を備えている。扉付き入口47の扉は入口を気密状態で閉鎖し得る。境界壁44には、冷凍対象物51を第1の予備室40から冷凍庫本体41に導入するための第1の扉付き開口部48が設けられる。第1の扉付き開口部48の扉は、断熱材を有し、開口部を気密状態で閉鎖し得る。また、境界壁45には、冷凍対象物51を冷凍庫本体41から第2の予備室42に排出するための第2の扉付き開口部49が設けられる。第2の扉付き開口部49の扉は、断熱材を有し、開口部を気密状態で閉鎖し得る。
図示しないが、扉付き入口47の扉、第1の扉付き開口部48の扉および第2の扉付き開口部49の扉は、それぞれ扉開閉機構によって自動的に開閉動作するようになっており、各扉開閉機構は制御ユニット66によって制御される。
境界壁46には、冷凍対象物51を第2の予備室42から常温除湿室43に導入し、その後常温除湿室43から第2の予備室42に冷凍対象物51を排出するための第3の扉付き開口部50が設けられる。第3の扉付き開口部50の扉は、開口部を気密状態で閉鎖し得る。また、図示されないが、第2の予備室42には、冷凍対象物51を外部に出すための扉付き出口が設けられる。扉付き出口の扉は、出口を気密状態で閉鎖し得る。
図示しないが、第3の扉付き開口部50の扉および扉付き出口の扉は、それぞれ扉開閉機構によって自動的に開閉動作するようになっており、各扉開閉機構は制御ユニット66によって制御される。
第1の予備室40内には、扉付き入口47および第1の扉付き開口部48の間にのび、冷凍対象物51を搬送する第1のコンベヤ74が配置され、冷凍庫本体41内には、第1の扉付き開口部48および第2の扉付き開口部49の間にのび、冷凍対象物51を搬送する第2のコンベヤ75が配置される。また、第2の予備室42内には、第2の扉付き開口部49および第3の扉付き開口部50の間にのび、冷凍対象物51を搬送する第3のコンベヤ76が配置され、常温除湿室43内には、第3の扉付き開口部50から常温除湿室43内にのび、冷凍対象物51を搬送する第4のコンベヤ77が配置される。この実施例では、第1〜第4のコンベヤ74〜77は、いずれも、ローラコンベヤからなっている。
第1〜第4のコンベヤ74〜77はそれぞれ制御ユニット66によって制御される。
第1の予備室40は、第1の給気口52および第1の排気口53を備え、冷凍庫本体41は、第2の給気口54および第2の排気口55を備え、第2の予備室42は、第3の給気口56および第3の排気口57を備え、常温除湿室43は、第4の給気口58および第4の排気口59を備えている。
本発明によれば、冷凍庫本体41の庫内を冷却する冷却ユニット60が備えられる。冷却ユニット60は、通常の冷凍庫に備えられる公知の冷却ユニットのいずれからなっていてもよい。例えば、この実施例では、冷却ユニット60は、直膨式の冷却装置から構成されている。
さらに、本発明によれば、第1〜第4の給気口52、54、56、58のそれぞれには、給気管路61、61a〜61dを介して圧縮乾燥空気供給が接続される。この実施例では、圧縮乾燥空気供給ユニットは、水分分離膜式除湿装置62と、コンプレッサー63とからなっている。また、給気管路61は、その途中において、第1の給気口52に接続する第1給気管路部分61aと、第2の給気口54に接続する第2の給気管路部分61bと、第3の給気口56に接続する第3の給気管路部分61cと、第4の給気口58に接続する第4の給気管路部分61dに分岐している。そして、第1〜第4の給気管路部分61a〜61dの途中には、それぞれ、第1〜第4の流量制御弁64a〜64dが配置される。この実施例では、これの流量制御弁64a〜64dは、MFC(Mass Flow Controller)からなっている。
第1〜第4の排気口53、55、57、59にはそれぞれ逆止弁65a〜65dが設けられる。
第1〜第4の流量制御弁64a〜64dおよび冷却ユニット60は、制御ユニット66によって制御される。
なお、この実施例では、単一の圧縮乾燥空気供給ユニット62、63からの乾燥空気を第1の予備室40、冷凍庫本体41、第2の予備室42および常温乾燥室43に分配供給するようにしたが、圧縮乾燥空気供給ユニットの個数、および圧縮乾燥空気供給ユニットからの乾燥空気の分配の仕方は、この実施例に限定されない。例えば、圧縮乾燥空気供給ユニットを4つ設け、第1の予備室40、冷凍庫本体41、第2の予備室42および常温乾燥室43に対して別々の圧縮乾燥空気供給ユニットから乾燥空気を供給するようにしてもよいし、圧縮乾燥空気供給ユニットを2つ設け、一方の圧縮乾燥空気供給ユニットからの乾燥空気は冷凍庫本体41のみに供給するとともに、他方の圧縮乾燥空気供給ユニットからの乾燥空気は、第1の予備室40、第2の予備室42および常温乾燥室43に分配供給するようにしてもよい。
また、本発明によれば、冷凍庫本体41の庫内の露点温度を検出する第1の温度センサー67と、冷凍庫本体41の庫内に収容された冷凍対象物51の温度を検出する第2の温度センサー68が備えられる。この場合、第2の温度センサー68は、冷凍対象物51の表面温度または内部温度または表面近傍温度を検出するようになっている。
さらに、冷凍庫本体41の庫内の空気圧pを検出する第1の圧力センサー69と、第1の予備室40の室内の空気圧pを検出する第2の圧力センサー70と、第2の予備室42の室内の空気圧pを検出する第3の圧力センサー71と、常温除湿室43の室内の空気圧pを検出する第4の圧力センサー72と、外気圧pを検出する第5の圧力センサー73が備えられる。
制御ユニット66は、第1〜第5の圧力センサー69〜73の検出値に基づき、p>p>p、かつp>p>p、かつp>pが常に成立するように、圧縮乾燥空気供給ユニット62、63から冷凍庫の庫内、第1および第2の予備室の室内、および常温乾燥室の室内への乾燥空気の供給量を調節するとともに、第1および第2の温度センサー67、68の検出値に基づき、露点温度が常に冷凍対象物51の温度よりも低くなるように維持しつつ冷凍庫本体41の庫内の温度を昇降させる。
次に上記冷凍庫の動作を説明する。この実施例では、冷凍庫は殺虫・殺卵装置として構成されており、冷凍庫本体41の庫内が冷却ユニット60によって−15℃〜−50℃の温度範囲内の予め設定された温度に維持されるとともに、圧縮乾燥空気供給ユニット62、63から、乾燥空気が第1の予備室40の室内、冷凍庫本体41の庫内、第2の予備室42の室内および常温乾燥室43の室内に供給される。そして、冷凍対象物51として、害虫またはその卵の駆除をすべき、農産物または食品材料またはその両方が、冷凍庫本体41内に搬入される。
冷凍対象物51の冷凍庫本体41内への搬入時、まず、扉付き入口47が開放され、冷凍対象物51が第1の予備室40内の第1のコンベヤ74上に置かれる。この時、第1のコンベヤ74は、扉付き入口47側から第1の扉付き開口部48側に向かって運動しており、よって、第1のコンベヤ74上に置かれた冷凍対象物51は、第1の予備室40内に自動的に搬入され、その後、入口47が閉鎖される(図5A参照)。この扉の開閉に際し、第1の予備室40内の空気圧が外気圧より大きくなるように設定されているので、外気が第1の予備室40内に侵入することが防止される。
冷凍対象物51が第1の予備室40内を通過する間、第1の予備室40内は低湿度に維持されているので、冷凍対象物51に付着しまたは含まれた余分な水分が蒸発する。次に、第1の扉付き開口部48の扉が開放され、冷凍対象物51が、第1のコンベヤ74から第2のコンベヤ75に受け渡される。このとき、第2のコンベヤ75は、第1の扉付き開口部48から第2の扉付き開口部49側に向かって運動しており、よって、冷凍対象物51は冷凍庫本体41内に自動的に搬入される。冷凍対象物51の冷凍庫本体41内への搬入が完了すると、第2のコンベヤ75は一旦停止し、第1の開口部48が閉鎖される(図5B参照)。この扉の開閉に際し、冷凍庫本体41内の空気圧の方が第1の予備室40内の空気圧より大きくなるように設定されているので、冷凍庫本体41から第1の予備室40への冷気の侵入が生じるが、冷凍対象物51の表面および冷凍庫本体1内に結露が生じることはない。
そして、冷凍対象物51が冷凍庫本体41内に所定時間貯蔵され、低温殺虫・殺卵処理が行われる。この実施例では、低温殺虫・殺卵処理を、冷凍庫本体41の庫内を−15℃〜−50℃の温度範囲内の予め設定された温度に維持したまま、冷凍対象物51を庫内に所定時間貯蔵することで行うようにしたが、その代わりに、冷凍庫本体41の庫内に冷凍対象物51を搬入した後、庫内の温度を、所定時間にわたって、−15℃〜−50℃の温度範囲内の予め設定された最高および最低温度の間において繰り返し昇降させることで低温殺虫・殺卵処理を行うこともできる。
低温殺虫・殺卵処理が完了すると、処理後の冷凍対象物51は庫外へ搬出される。冷凍対象物51の庫外への搬出時、まず、第2のコンベヤ75が第1の扉付き開口部48側から第2の扉付き開口部49側に向かって運動するとともに、第2の扉付き開口部49の扉が開放され、冷凍対象物51が、第2のコンベヤ75から第3のコンベヤ76に受け渡される。このとき、第3のコンベヤ76は、第2の扉付き開口部49側から第3の扉付き開口部50側に向かって運動しており、よって、冷凍対象物51は第2の予備室42内に自動的に搬入される。冷凍対象物51の第2の予備室42内への搬入が完了すると、第2の扉付き開口部49が閉鎖される(図5C参照)。この扉の開閉に際し、冷凍庫本体41内の空気圧の方が第2の予備室42内の空気圧より大きくなるように設定されているので、冷凍庫本体41から第2の予備室42への冷気の侵入が生じるが、冷凍庫本体1内に結露が生じることはない。
冷凍対象物51が第2の予備室42内を通過する間、第2の予備室42内は低湿度に維持されているので、冷凍対象物51の表面に結露が生じることはない。次に、第3の扉付き開口部50の扉が開放され、冷凍対象物51が、第3のコンベヤ76から第4のコンベヤ77に受け渡される。このとき、第4のコンベヤ75は、第3の扉付き開口部50から常温乾燥室43内部側に向かって運動しており、よって、冷凍対象物51は常温乾燥室43内に自動的に搬入される。冷凍対象物51の常温乾燥室43内への搬入が完了すると、第3の扉付き開口部50が閉鎖されるとともに、第4のコンベヤ77は停止する(図5D参照)。そして、冷凍対象物51は、その温度が常温になるまで常温乾燥室43内に置かれる。この間、乾燥空気の供給によって、常温乾燥室43内は低湿度に維持されるので、冷凍対象物51の表面に結露することが防止される。
冷凍対象物51の温度が常温になった時点で、第3の扉付き開口部50の扉が開放され、第4のコンベヤ77が常温乾燥室43の内部側から第3の扉付き開口部50側に向かって運動し、さらに、第2の予備室42の第3のコンベヤ76が第3の扉付き開口部50側から第2の扉付き開口部49側に向かって運動する。それによって、冷凍対象物51が常温乾燥室43から第2の予備室42内に搬出される。冷凍対象物51の第2の予備室42内への搬出が完了すると、第3の扉付き開口部50が閉鎖されるとともに、第3および第4のコンベヤ76、77が停止する(図5D参照)。その後、第2の予備室42の扉付き出口の扉が開放されて、冷凍対象物51が外部に搬出され、その後、扉付き出口が閉鎖される。この扉の開閉に際し、第2の予備室42内の空気圧が大気圧よりも大きくなるように設定されているので、第2の予備室42内に外気が侵入することが防止される。
こうして、本発明によれば、冷凍対象物51の出し入れに際して、冷凍庫本体41内、第1および第2の予備室40、42内、および常温乾燥室43内への外気の侵入が防止され、冷凍庫本体41内に結露の生じることが防止され、さらに、冷凍庫本体41内から搬出される低温殺虫・殺卵処理後の冷凍対象物51は、常温乾燥室43に一時収容されて常温乾燥室43内で常温に戻されるので、冷凍対象物51表面に結露の生じることが防止される。また、低温殺虫・殺卵処理の間に、冷凍庫本体41を加温することなく庫内を常に一定の低温に維持することができ、よってエネルギーロスが殆ど生じない。また、処理前の冷凍対象物51を冷凍庫本体41内に搬入すると同時に処理後の冷凍対象物51を冷凍庫本体41から搬出することができ、低温殺虫・殺卵処理を流れ作業で行うことができるので、処理効率が著しく向上する。
図6は、本発明のさらに別の実施例による冷凍庫の概略構成を示す模式図である。この実施例は、図4の実施例と比べて、冷凍庫本体41に乾燥空気を供給する手段として、圧縮乾燥空気供給ユニットの代わりに、送風機および除湿ユニットの組み合わせを用いた点が異なるだけである。したがって、図6に示した構成要素のうち、図4に示したものと同じ構成要素については同一番号を付し、説明を省略する。
図6を参照して、この実施例では、冷凍庫本体41の排気口79から空気を取り入れ、取り入れた空気を冷凍庫本体41の給気口78から庫内に供給するための空気循環管路80a〜80dが備えられる。また、空気循環管路80a〜80dの途中には、ロータ式除湿ユニット81が接続される。この場合、ロータ式除湿ユニット81は除湿区域81a、パージ区域81bおよび再生区域81cの3つの区域を有し、除湿区域81aが空気循環管路80a〜80dの途中に接続される。
空気循環管路80a〜80dおけるロータ式除湿ユニット81の除湿区域81aの上流側には、除湿区域81aに向かって送気する第1の送風機82aが配置される。さらに、空気循環管路80a〜80dにおける冷凍庫本体41の排気口79から第1の送風機82aに向かう部分の途中、および、ロータ式除湿ユニット81から冷凍庫本体41の給気口78に向かう部分の途中には熱交換器87が配置される。それによって、排気口79から、管路部分80a、熱交換器87の第1入口87aおよび同第1出口87b、および管路部分80bを経て、第1の送風機82aに至る空気循環管路部分と、ロータ式除湿ユニット81から、管路部分80c、熱交換器87の第2入口87cおよび同第2出口87d、および管路部分80dを経て、給気口78に至る空気循環管路部分とが形成される。
熱交換器87は、冷凍庫本体41から取り込まれた冷気を温め、暖気としてロータ式除湿ユニット81に供給することによって、除湿効率を高めるとともに、ロータ式除湿ユニット81で処理された暖かい乾燥空気を冷却し、低温の乾燥空気として冷凍庫本体41に供給することによって、冷凍庫本体41内の温度の変動を防止する。
空気循環管路80a〜80dにおけるロータ式除湿ユニット81の除湿区域81aの下流側には、パージ区域81bに送気するパージ空気供給管路84が分岐接続される。そして、パージ区域81bから第2の送風機82bおよびヒータ83を経て再生区域81cに送気する再生空気供給管路85が設けられ、さらに、再生区域81cから外部に送気する排気管路86が設けられる。
さらに、空気循環管路80a〜80dにおける冷凍庫本体41の排気口79の下流側には、流量制御弁91が設けられる。また、空気循環管路80a〜80dにおける第1の送風機82aの上流側には、外気を供給するためのOA供給管路88が分岐接続される。OA供給管路88には、制御弁89と、フィルタ90が設けられる。
第1および第2の送風機82a、82b、および流量制御弁91は、制御ユニット66によって制御される。こうして、第1および第2の送風機82a、82bによって、空気循環管路80a〜80d内に冷凍庫本体41の排気口79から給気口78に向かう空気流が発生する。そして、排気口79から取り込まれた水分を含む冷気が、熱交換器87によって温められた後、ロータ式除湿ユニット81を通過する間に除湿され、除湿後の暖かい乾燥空気が、熱交換器66によって冷却され、乾燥した冷気が給気口78から冷凍庫本体41内に供給される。
この実施例においても、図4に示した実施例と同様の作用効果が得られる。
なお、この実施例では、冷凍庫本体への乾燥空気の供給を、空気循環管路に接続したロータ式除湿ユニットおよび送風機によって行い、第1および第2の予備室、および常温乾燥室への乾燥空気の供給は、圧縮乾燥空気供給ユニットを用いて行うようにしたが、ロータ式除湿ユニットおよび送風機の組合体の個数、および圧縮乾燥空気供給ユニットの個数、並びに、それらからの乾燥空気の分配の仕方はこの実施例に限定されない、例えば、圧縮乾燥空気供給ユニットは用いずに、その代わりに第1および第2の予備室、および常温乾燥室にも空気循環管路を設け、第1および第2の予備室、および常温乾燥室への乾燥空気の供給を、ロータ式除湿ユニットおよび送風機の組合体によって行うこともできる。あるいは、冷凍庫本体への乾燥空気の供給をロータ式除湿ユニットおよび送風機の組合体によって行う一方、第1および第2の予備室への乾燥空気の供給を第1の圧縮乾燥空気供給ユニットで行い、常温乾燥室への乾燥空気の供給を第2の圧縮乾燥空気供給ユニットで行うこともできる。
1 冷凍庫本体
2 予備室
3 境界壁
4 扉付き開口部
5 第1の給気口
6 第1の排気口
7 第2の給気口
8 第2の排気口
9 扉付き出入口
10 冷却ユニット
11 給気管路
12a 第1の流量制御弁
12b 第2の流量制御弁
13 除湿装置
14 コンプレッサー
15 制御ユニット
16、17 逆止弁
18 第1の温度センサー
19 第2の温度センサー
20 第1の圧力センサー
21 第2の圧力センサー
22 第3の圧力センサー
23 冷凍対象物

Claims (7)

  1. 境界壁(3)を隔てて互いに隣接して設けられた冷凍庫本体(1)および予備室(2)を備え、前記冷凍庫本体(1)および前記予備室(2)は、前記境界壁(3)に設けられた扉付き開口部(4)を通じて互いに連通し、前記冷凍庫本体(1)は、第1の給気口(5)および第1の排気口(6)を備え、前記予備室(2)は、第2の給気口(7)および第2の排気口(8)と、外部から冷凍対象物(23)を出し入れするための扉付き出入口(9)と、を備え、さらに、
    前記冷凍庫本体(1)の庫内を冷却する冷却ユニット(10)と、
    前記第1および第2の給気口(5、7)に給気管路(11、11a、11b)を介して接続された圧縮乾燥空気供給ユニット(14、15)と、
    前記給気管路(11)の途中に配置された流量制御弁(12a、12b)と、
    前記第1および第2の排気口(6、8)のそれぞれに設けられた逆止弁(16、17)と、
    前記冷却ユニット(10)および前記流量制御弁(12a、12b)を制御する制御ユニット(15)と、
    前記冷凍庫本体(1)の庫内の露点温度を検出する第1の温度センサー(18)と、
    前記冷凍庫本体(1)の庫内に収容された冷凍対象物(23)の温度を検出する第2の温度センサー(19)と、
    前記冷凍庫本体(1)の庫内の空気圧を検出する第1の圧力センサー(20)と、
    前記予備室(2)の室内の空気圧を検出する第2の圧力センサー(21)と、
    外気圧を検出する第3の圧力センサー(22)と、を備え、
    前記制御ユニット(10)は、前記第1〜第3の圧力センサー(20〜22)の検出値に基づき、前記庫内および前記室内の空気圧が常に前記外気圧より大きくなるように、前記圧縮乾燥空気供給ユニット(14、15)から前記庫内および前記室内への乾燥空気の供給量を調節するとともに、前記第1および第2の温度センサー(18、19)の検出値に基づき、前記露点温度が常に前記冷凍対象物(23)の温度よりも低くなるように維持しつつ前記冷凍庫本体(1)の庫内の温度を昇降させることを特徴とする冷凍庫。
  2. 境界壁(3)を隔てて互いに隣接して設けられた冷凍庫本体(1)および予備室(2)を備え、前記冷凍庫本体(1)および前記予備室(2)は、前記境界壁(3)に設けられた扉付き開口部(4)を通じて互いに連通し、前記予備室(2)には、給気口(7)および排気口(8)と、外部から冷凍対象物(23)を出し入れするための扉付き出入口(9)とが備えられ、さらに、
    前記冷凍庫本体(1)の庫内を冷却する冷却ユニット(10)と、
    前記冷凍庫本体(1)から空気を取り入れ、取り入れた空気を再び前記冷凍庫本体(1)に供給するための空気循環管路(26a〜26d)と、
    前記空気循環管路(26a〜26d)の途中に配置された送風機(28a、28b)と、
    前記空気循環管路(26a〜26d)の途中に配置され、前記空気循環管路(26a〜26d)内を流れる空気を除湿する除湿ユニット(27)と、
    前記空気循環管路(26a〜26d)の途中に配置された第1の流量制御弁(31)と、
    前記予備室(2)の前記給気口(7)に給気管路(11、11a)を介して接続された圧縮乾燥空気供給ユニット(13、14)と、
    前記給気管路(11、11a)の途中に配置された第2の流量制御弁(12b)と、
    前記予備室(2)の前記排気口(8)に設けられた逆止弁(17)と、
    前記冷却ユニット(10)、前記送風機(28a、28b)、前記第1の流量制御弁(31)および前記第2の流量制御弁(12b)を制御する制御ユニット(15)と、
    前記冷凍庫本体(1)の庫内の露点温度を検出する第1の温度センサー(18)と、
    前記冷凍庫本体(1)の庫内に収容された冷凍対象物(23)の温度を検出する第2の温度センサー(19)と、
    前記冷凍庫本体(1)の庫内の空気圧を検出する第1の圧力センサー(20)と、
    前記予備室(2)の室内の空気圧を検出する第2の圧力センサー(21)と、
    外気圧を検出する第3の圧力センサー(22)と、を備え、
    前記制御ユニット(15)は、前記第1〜第3の圧力センサー(20〜22)の検出値に基づき、前記庫内および前記室内の空気圧が常に前記外気圧より大きくなるように、前記除湿ユニット(27)および前記圧縮空気供給ユニット(13、14)から前記庫内および前記室内への乾燥空気の供給量を調節するとともに、前記第1および第2の温度センサー(18、19)の検出値に基づき、前記露点温度が常に前記冷凍対象物(23)の温度よりも低くなるように維持しつつ前記冷凍庫本体(1)の庫内を所定温度に昇降させることを特徴とする冷凍庫。
  3. 互いに境界壁(44〜46)を隔てて順次隣接して設けられた第1の予備室(40)、冷凍庫本体(41)、第2の予備室(42)および常温除湿室(43)を備え、前記第1の予備室(40)には、外部から冷凍対象物(51)を入れるための扉付き入口(47)が設けられ、前記第1の予備室(40)および前記冷凍庫本体(41)の間の前記境界壁(44)には、冷凍対象物(51)を前記第1の予備室(40)から前記冷凍庫本体(41)に導入するための第1の扉付き開口部(48)が設けられ、前記冷凍庫本体(41)および前記第2の予備室(42)の間の前記境界壁(45)には、前記冷凍対象物(51)を前記冷凍庫本体(41)から前記第2の予備室(42)に排出するための第2の扉付き開口部(49)が設けられ、前記第2の予備室(42)および前記常温除湿室(43)の間の前記境界壁(46)には、前記冷凍対象物(51)を前記第2の予備室(42)から前記常温除湿室(43)に導入し、その後前記常温除湿室(43)から前記第2の予備室(42)に前記冷凍対象物(51)を排出するための第3の扉付き開口部(50)が設けられ、前記第2の予備室(42)には、前記冷凍対象物(51)を外部に出すための扉付き出口が設けられ、前記第1の予備室(40)には、第1の給気口(52)および第1の排気口(53)が備えられ、前記冷凍庫本体(41)には、第2の給気口(54)および第2の排気口(55)が備えられ、前記第2の予備室(42)には、第3の給気口(56)および第3の排気口(57)が備えられ、前記常温除湿室(43)には、第4の給気口(58)および第4の排気口(59)が備えられ、さらに、
    前記冷凍庫本体(41)の庫内を冷却する冷却ユニット(60)と、
    前記第1〜第4の給気口(52、54、56、58)のそれぞれに給気管路(61、61a〜61d)を介して接続された圧縮乾燥空気供給ユニット(62、63)と、
    前記給気管路(61、61a〜61d)の途中に配置された流量制御弁(64a〜64d)と、
    前記第1〜第4の排気口(53、55、57、59)のそれぞれに設けられた逆止弁(65a〜65d)と、
    前記冷却ユニット(60)および前記流量制御弁(64a〜64d)を制御する制御ユニット(66)と、
    前記冷凍庫本体(41)の庫内の露点温度を検出する第1の温度センサー(67)と、
    前記冷凍庫本体(41)の庫内に収容された冷凍対象物(51)の温度を検出する第2の温度センサー(68)と、
    前記冷凍庫本体(41)の庫内の空気圧pを検出する第1の圧力センサー(69)と、
    前記第1の予備室(40)の室内の空気圧pを検出する第2の圧力センサー(70)と、
    前記第2の予備室(42)の室内の空気圧pを検出する第3の圧力センサー(71)と、
    前記常温除湿室(43)の室内の空気圧pを検出する第4の圧力センサー(72)と、
    外気圧pを検出する第5の圧力センサー(73)と、を備え、
    前記制御ユニット(66)は、前記第1〜第5の圧力センサー(69〜73)の検出値に基づき、
    >p>p、かつp>p>p、かつp>p
    が常に成立するように、前記圧縮乾燥空気供給ユニット(62、63)から前記庫内および前記室内への乾燥空気の供給量を調節するとともに、前記第1および第2の温度センサー(67、68)の検出値に基づき、前記露点温度が常に前記冷凍対象物(51)の温度よりも低くなるように維持しつつ前記冷凍庫本体(41)の庫内の温度を昇降させることを特徴とする冷凍庫。
  4. 互いに境界壁(44〜46)を隔てて順次隣接して設けられた第1の予備室(40)、冷凍庫本体(41)、第2の予備室(42)および常温除湿室(43)を備え、前記第1の予備室(40)には、外部から冷凍対象物(51)を入れるための扉付き入口(47)が設けられ、前記第1の予備室(40)および前記冷凍庫本体(41)の間の前記境界壁(44)には、冷凍対象物(51)を前記第1の予備室(40)から前記冷凍庫本体(41)に導入するための第1の扉付き開口部(48)が設けられ、前記冷凍庫本体(41)および前記第2の予備室(42)の間の前記境界壁(45)には、前記冷凍対象物(51)を前記冷凍庫本体(41)から前記第2の予備室(42)に排出するための第2の扉付き開口部(49)が設けられ、前記第2の予備室(42)および前記常温除湿室(43)の間の前記境界壁(46)には、前記冷凍対象物(51)を前記第2の予備室(42)から前記常温除湿室(43)に導入し、その後前記常温除湿室(43)から前記第2の予備室(42)に前記冷凍対象物(51)を排出するための第3の扉付き開口部(50)が設けられ、前記第2の予備室(42)には、前記冷凍対象物(51)を外部に出すための扉付き出口が設けられ、前記第1の予備室(40)には、第1の給気口(52)および第1の排気口(53)が備えられ、前記第2の予備室(42)には、第2の給気口(56)および第2の排気口(57)が備えられ、前記常温除湿室(43)には、第3の給気口(58)および第3の排気口(59)が備えられ、さらに、
    前記冷凍庫本体(41)の庫内を冷却する冷却ユニット(60)と、
    前記冷凍庫本体(41)から空気を取り入れ、取り入れた空気を再び前記冷凍庫本体(41)に供給するための空気循環管路(80a〜80d)と、
    前記空気循環管路(80a〜80d)の途中に配置された送風機(82a、82b)と、
    前記空気循環管路(80a〜80d)の途中に配置され、前記空気循環管路(80a〜80d)内を流れる空気を除湿する除湿ユニット(81)と、
    前記空気循環管路(80a〜80d)の途中に配置された第1の流量制御弁(91)と、
    前記第1〜第3の給気口(52、56、58)のそれぞれに給気管路(61、61a〜61c)を介して接続された圧縮乾燥空気供給ユニット(62、63)と、
    前記給気管路(61、61a〜61c)の途中に配置された第2の流量制御弁(64a、64c、64d)と、
    前記第1〜第3の排気口(53、57、59)のそれぞれに設けられた逆止弁(65a、65c、65d)と、
    前記冷却ユニット(60)、前記送風機(82a、82b)、前記除湿ユニット(81)、前記第1の流量制御弁(91)および前記第2の流量制御弁(64a、64c、64d)を制御する制御ユニット(66)と、
    前記冷凍庫本体(41)の庫内の露点温度を検出する第1の温度センサー(67)と、
    前記冷凍庫本体(41)の庫内に収容された冷凍対象物(51)の温度を検出する第2の温度センサー(68)と、
    前記冷凍庫本体(41)の庫内の空気圧pを検出する第1の圧力センサー(69)と、
    前記第1の予備室(40)の室内の空気圧pを検出する第2の圧力センサー(70)と、
    前記第2の予備室(42)の室内の空気圧pを検出する第3の圧力センサー(71)と、
    前記常温除湿室(43)の室内の空気圧pを検出する第4の圧力センサー(72)と、
    外気圧pを検出する第5の圧力センサー(73)と、を備え、
    前記制御ユニット(66)は、前記第1〜第5の圧力センサー(69〜73)の検出値に基づき、
    >p>p、かつp>p>p、かつp>p
    が常に成立するように、前記除湿ユニット(81)および前記圧縮乾燥空気供給ユニット(62、63)から前記庫内および前記室内への乾燥空気の供給量を調節するとともに、前記第1および第2の温度センサー(67、68)の検出値に基づき、前記露点温度が常に前記冷凍対象物(51)の温度よりも低くなるように維持しつつ前記冷凍庫本体(41)の庫内の温度を昇降させることを特徴とする冷凍庫。
  5. 前記第1の予備室(40)内には、前記扉付き入口(47)および前記第1の扉付き開口部(48)の間にのび、前記冷凍対象物(51)を搬送する第1のコンベヤ(74)が配置され、前記冷凍庫本体(41)内には、前記第1の扉付き開口部(48)および前記第2の扉付き開口部(49)の間にのび、前記冷凍対象物(51)を搬送する第2のコンベヤ(75)が配置され、前記第2の予備室(42)内には、前記第2の扉付き開口部(49)および前記第3の扉付き開口部(50)の間にのび、前記冷凍対象物(51)を搬送する第3のコンベヤ(76)が配置され、前記常温除湿室(43)内には、前記第3の扉付き開口部(50)から前記常温除湿室(43)内にのび、前記冷凍対象物(51)を搬送する第4のコンベヤ(77)が配置され、前記第1〜第3の扉付き開口部(48〜50)の扉は、それぞれ第1〜第3の扉開閉機構によって開閉自在とされ、前記制御ユニット(66)は、前記第1〜第4のコンベヤ(74〜77)および前記第1〜第3の扉開閉機構を制御することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の冷凍庫。
  6. 前記冷凍対象物が、害虫またはその卵の駆除をすべき、農産物または食品材料またはその両方であり、前記制御ユニットは、前記冷凍庫本体の庫内に前記冷凍対象物が収容された後、前記庫内を所定時間にわたって−15℃〜−50℃の温度範囲内の予め設定された温度に維持し、それによって、前記冷凍対象物中に生息する害虫またはその卵が駆除されるようになっていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の冷凍庫。
  7. 前記冷凍対象物が、害虫またはその卵の駆除をすべき、農産物または食品材料またはその両方であり、前記制御ユニットは、前記冷凍庫本体の庫内に前記冷凍対象物が収容された後、前記庫内の温度を、所定時間にわたって、−15℃〜−50℃の温度範囲内の予め設定された最高および最低温度の間において繰り返し昇降させ、それによって、前記冷凍対象物中に生息する害虫またはその卵が駆除されるようになっていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の冷凍庫。
JP2009274376A 2009-12-02 2009-12-02 冷凍庫 Expired - Fee Related JP5066563B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009274376A JP5066563B2 (ja) 2009-12-02 2009-12-02 冷凍庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009274376A JP5066563B2 (ja) 2009-12-02 2009-12-02 冷凍庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011117646A true JP2011117646A (ja) 2011-06-16
JP5066563B2 JP5066563B2 (ja) 2012-11-07

Family

ID=44283178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009274376A Expired - Fee Related JP5066563B2 (ja) 2009-12-02 2009-12-02 冷凍庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5066563B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103383174A (zh) * 2013-07-04 2013-11-06 浙江月宫冷链设备有限公司 一种安全的气调库
JP2013245051A (ja) * 2012-05-24 2013-12-09 Daifuku Co Ltd 自動冷凍倉庫
JP2014115022A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Mayekawa Mfg Co Ltd 冷却室の空調方法及び装置
EP2920530A4 (en) * 2012-11-19 2016-09-28 Kylmäveräjä Oy COOLING PROCESS AND COOLING SYSTEM
JP2019082297A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 大陽日酸株式会社 連続式冷凍庫
JP2019211145A (ja) * 2018-06-04 2019-12-12 株式会社前川製作所 フリーザ
JP7453225B2 (ja) 2018-11-01 2024-03-19 ウニカイ・ラーゲライ-・ウント・シュペディツィオーンスゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 自動車または自動車部品の熱処理のための装置
JP7485560B2 (ja) 2019-07-31 2024-05-16 株式会社前川製作所 空調設備および空調方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6882711B1 (ja) * 2020-12-17 2021-06-02 株式会社椿本チエイン 低温保管システム

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04263774A (ja) * 1991-02-18 1992-09-18 Takasago Thermal Eng Co Ltd 物品の連続凍結設備
JPH10288442A (ja) * 1997-04-17 1998-10-27 Daikin Plant Kk 物品の連続冷却装置
JP2002360149A (ja) * 2001-04-06 2002-12-17 Mukai Chinmido:Kk 貯蔵農作物や食品材料中に混入している食品害虫の低温殺虫方法。
JP2004053243A (ja) * 2002-05-10 2004-02-19 Glocal:Kk 冷凍装置、冷凍方法および冷凍物
JP2004053038A (ja) * 2002-07-16 2004-02-19 Nakayama Engineering Kk 冷却・冷凍方法とこれに使用される冷却・冷凍装置
JP2006300440A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Sharp Corp 冷蔵庫
JP2006325417A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Tsumura & Co 低温殺虫方法及び低温殺虫設備
JP2006349221A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Toyo Eng Works Ltd 冷却システム
JP2009000001A (ja) * 2005-10-05 2009-01-08 Qcm Ltd 低温殺虫装置、方法、およびこれらの被処理物

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04263774A (ja) * 1991-02-18 1992-09-18 Takasago Thermal Eng Co Ltd 物品の連続凍結設備
JPH10288442A (ja) * 1997-04-17 1998-10-27 Daikin Plant Kk 物品の連続冷却装置
JP2002360149A (ja) * 2001-04-06 2002-12-17 Mukai Chinmido:Kk 貯蔵農作物や食品材料中に混入している食品害虫の低温殺虫方法。
JP2004053243A (ja) * 2002-05-10 2004-02-19 Glocal:Kk 冷凍装置、冷凍方法および冷凍物
JP2004053038A (ja) * 2002-07-16 2004-02-19 Nakayama Engineering Kk 冷却・冷凍方法とこれに使用される冷却・冷凍装置
JP2006300440A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Sharp Corp 冷蔵庫
JP2006325417A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Tsumura & Co 低温殺虫方法及び低温殺虫設備
JP2006349221A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Toyo Eng Works Ltd 冷却システム
JP2009000001A (ja) * 2005-10-05 2009-01-08 Qcm Ltd 低温殺虫装置、方法、およびこれらの被処理物

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013245051A (ja) * 2012-05-24 2013-12-09 Daifuku Co Ltd 自動冷凍倉庫
EP2920530A4 (en) * 2012-11-19 2016-09-28 Kylmäveräjä Oy COOLING PROCESS AND COOLING SYSTEM
JP2014115022A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Mayekawa Mfg Co Ltd 冷却室の空調方法及び装置
CN103383174A (zh) * 2013-07-04 2013-11-06 浙江月宫冷链设备有限公司 一种安全的气调库
JP2019082297A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 大陽日酸株式会社 連続式冷凍庫
JP2019211145A (ja) * 2018-06-04 2019-12-12 株式会社前川製作所 フリーザ
JP7128034B2 (ja) 2018-06-04 2022-08-30 株式会社前川製作所 フリーザ
JP7453225B2 (ja) 2018-11-01 2024-03-19 ウニカイ・ラーゲライ-・ウント・シュペディツィオーンスゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 自動車または自動車部品の熱処理のための装置
JP7485560B2 (ja) 2019-07-31 2024-05-16 株式会社前川製作所 空調設備および空調方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5066563B2 (ja) 2012-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5066563B2 (ja) 冷凍庫
US9488404B2 (en) Frost reduction by active circulation
JP6344896B2 (ja) 冷蔵庫
CN108369052B (zh) 冰箱
CN105578905B (zh) 农产品熟化室
KR100991931B1 (ko) 증감압, 냉온풍 건조 장치
JP2015055376A (ja) 冷蔵庫
US6990819B2 (en) Dryer system for the prevention of frost in an ultra low temperature freezer
EP3574764B1 (en) A refrigerated transport container
KR20130051305A (ko) 건조장치 및 그 건조방법
US20060070389A1 (en) Climatic device, and process for defrosting a heat exchanger in a climatic device
US10900705B2 (en) Method and system for reducing moisture content of a cooling compartment
JP5561558B2 (ja) 食品乾燥庫および食品乾燥方法
KR101570763B1 (ko) 저온 및 냉동 저장이 가능한 농수산물 건조장치
CN105276857B (zh) 温度控制系统
KR101767251B1 (ko) 멀티직렬콜드트랩을 가지는 진공동결건조장치
SI25144A (sl) Hladilno-zamrzovalni aparat z napravo, ki olajša odpiranje vrat
KR20180010567A (ko) 농수산물용 건조장치
US20140318166A1 (en) Moisture removal system
JP6675761B2 (ja) 連続式急速冷却装置及びその着霜・結露防止方法
FI121639B (fi) Jäähdytysjärjestelmä ja menetelmä tavaroiden jäähdyttämiseksi jäähdytysjärjestelmällä
KR101083260B1 (ko) 항온 시약장
KR102257114B1 (ko) 저장창고의 냉각시스템
JPH03279769A (ja) 恒温恒湿装置
KR101438653B1 (ko) 미스트 스팀 해동기

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120801

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120813

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5066563

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees