JP2011117496A - スプライン伸縮軸 - Google Patents

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Abstract

【課題】外スプラインに対する食い込みの発生を防止できる抜け止め部を有し摺動抵抗を小さくできるスプライン伸縮軸を提供する。
【解決手段】本スプライン伸縮軸としての中間軸5は、軸方向X1に摺動可能に嵌合された内軸35および筒状の外軸36と、内軸35の外周353に設けられた外スプライン40と、外軸36の内周364に設けられた内スプライン44と、内スプライン歯441の軸方向端部を周方向C1に塑性変形させてなる抜け止め部48と、外スプライン40を被覆する樹脂被膜46と、を有している。抜け止め部48の抜け止め面49は、軸方向X1に対して直交している。
【選択図】図5

Description

本発明は、スプライン伸縮軸に関する。
スプライン伸縮軸は、例えば自動車のステアリング装置に用いられている。スプライン伸縮軸は、内軸と、この内軸にスプライン嵌合された筒状の外軸とを有している。内軸と外軸とは、互いに軸方向に相対移動できるようになっている。
また、外軸の端部の内周に、当該外軸から内軸が脱落することを防止するための抜け止め突起を形成することが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。抜け止め突起は、内軸の外スプラインの歯に軸方向に対向する傾斜状の抜け止め面を有している。
特許第4176489号公報
抜け止め時に、傾斜状の抜け止め面に対して内軸の外スプラインの傾斜状の端部が楔状に食い込む虞がある。特に、内軸の外スプラインに樹脂被膜が形成される場合には、この樹脂被膜に抜け止め突起が、いわゆる楔作用により強く食い込むことがある。このような食い込みが生じると、樹脂被膜が塑性変形し、その結果、内軸および外軸がスムーズに相対移動できなくなる。
特許文献1では、上述の食い込みを防止するために、内軸の外スプラインにおいて、抜け止め突起側の略半分の部分には、樹脂被膜を形成しないようにしている。従って、樹脂被膜を形成しない部分のスプライン長さが必要となるため、嵌合長が長くなってしまう。その結果、車両衝突時の衝突安全性を確保するために、中間軸の収縮量を十分に確保すると、中間軸が大型化してしまう。
そこで、本発明の目的は、食い込みの発生を防止できる抜け止め部を有し嵌合長を短くすることが可能なスプライン伸縮軸を提供することである。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、軸方向(X1)に摺動可能に嵌合された内軸(35)および筒状の外軸(36)と、上記内軸の外周(353)に設けられた外スプライン(40)と、上記外軸の内周(364)に設けられた内スプライン(44)と、上記内スプラインの歯(441)の軸方向端部(442)を周方向(C1)に塑性変形させてなる抜け止め部(48)と、上記外スプラインの少なくとも一部を被覆する樹脂被膜(46)と、を備え、上記抜け止め部の抜け止め面(49)は、軸方向に対して直交していることを特徴とするスプライン伸縮軸(5)である。
請求項1の発明によれば、抜け止め面は軸方向に対して直交しているので、抜け止め時に楔作用が生じず、楔作用による余分な荷重が抜け止め面にかからずに済む。その結果、例えば、抜け止め面と対向する外スプラインの端面が樹脂被膜により被覆される場合には、抜け止め部が樹脂被膜に食い込むことが防止される。また、抜け止め面と対向する外スプラインの端面が樹脂被膜により被覆されない場合には、抜け止め部と外スプラインとの凝着が防止される。
上述のように食い込みが防止されるので、樹脂被膜が被覆されていない外スプラインの部分を廃止したり小さくしたりできる。従って、軸方向に関して樹脂被膜の長さを外スプラインの長さに等しい値にしたり、この値に近似した値にすることが可能となり、内外スプラインの嵌合長を短くすることが可能となる。また、内スプラインの歯の軸方向端部を周方向に塑性変形させるときに、軸方向外方から容易に作業することができる。
請求項2記載の発明は、軸方向(X1)に摺動可能に嵌合された内軸(35)および筒状の外軸(36)と、上記内軸の外周(353)に設けられた外スプライン(40)と、上記外軸の内周(364)に設けられた内スプライン(44)と、上記内スプラインの谷部(55;56)の軸方向端部(551)を径方向(R1)に塑性変形させてなる抜け止め部(48A)と、上記外スプラインの少なくとも一部を被覆する樹脂被膜(46)と、を備え、上記抜け止め部の抜け止め面(49)は、軸方向に対して直交していることを特徴とするスプライン伸縮軸である。
請求項2の発明によれば、上述の請求項1の発明による作用と同様にして、楔作用に伴う食い込みや凝着の発生を防止でき、しかも、嵌合長を短くできる。また、内スプラインの谷部の軸方向端部を径方向に塑性変形させるときに、径方向外方から容易に作業することができる。また、抜け止め部は内スプラインの谷部に形成されるので、抜け止め部の塑性加工の際に、近傍の内スプラインの歯を変形させてしまうという悪影響を小さく抑制できる。
なお、上記括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素の参照符号を示すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
本発明の第1の実施の形態のスプライン伸縮軸としての中間軸を有する車両用操舵装置の概略構成を示す模式図である。 中間軸の一部破断側面図である。 図2のIII −III 線に沿う断面図である。 図2のIV−IV線に沿う断面図である。 図5(a)は、図4のV−V線に沿う断面図であり、抜け止めをしていない状態を示し、図5(b)は、図5(a)と同じ断面において、抜け止めをした状態を示す。 図5(a)のVI方向から見た外軸の端部の斜視図である。 抜け止め部を形成するための工具、内軸および軸部材の斜視図である。 図8(a)および図8(b)は、本発明の第2の実施の形態のスプライン伸縮軸としての中間軸の断面図であり、図9のVIII−VIII線に沿う断面を示し、図8(a)に、抜け止めをしていない状態を示し、図8(b)に抜け止めをした状態を示す。 図8(a)のIX−IX線に沿う断面図である。 図8(a)の抜け止め部を形成するための第1の工具、第2の工具、内軸および軸部材の斜視図である。 第1の工具、第2の工具、内軸および外軸の断面図である。 本発明の第3の実施の形態の中間軸の要部の断面図である。 本発明の第4の実施の形態の中間軸の要部の断面図であり、図9に示す断面に相当する断面を示す。 従来の中間軸の内軸および外軸の半断面図である。
本発明の好ましい実施の形態の添付図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、スプライン伸縮軸が車両用操舵装置の中間軸である場合に則して説明するが、本発明はこれに限らず、車両用操舵装置以外の各種の装置に適用することもできる。
図1は本発明の第1の実施の形態のスプライン伸縮軸が適用された中間軸を有する車両用操舵装置の概略構成図である。図1を参照して、車両用操舵装置1は、ステアリングホイール等の操舵部材2に連結された操舵軸3と、操舵軸3に自在継手4を介して連結されたスプライン伸縮軸としての中間軸5と、中間軸5に自在継手6を介して連結されたピニオン軸7と、ピニオン軸7の端部近傍に設けられたピニオン7aに噛み合うラック8aを有する転舵軸としてのラック軸8とを備えている。
ピニオン軸7およびラック軸8を含むラックアンドピニオン機構によって、転舵機構A1が構成されている。ラック軸8は、車体側部材9に固定されたハウジング10によって、車両の左右方向に沿う軸方向(図1の紙面とは直交する方向)に移動可能に、支持されている。ラック軸8の各端部は、図示していないが、対応するタイロッドおよび対応するナックルアームを介して対応する転舵輪(図示せず)に連結されている。
操舵軸3は、同軸上に互いに連結された第1操舵軸11と第2操舵軸12とを備えている。第1操舵軸11は、スプライン結合を用いて、同伴回転可能に且つ軸方向に相対摺動可能に互いに嵌合されたアッパーシャフト13およびロアーシャフト14を有している。アッパーシャフト13およびロアーシャフト14の何れか一方が内軸を構成し、他方が筒状の外軸を構成している。なお、図1には、アッパーシャフト13が内軸を構成し、ロアーシャフト14が外軸を構成している場合を図示している。
また、第2操舵軸12は、ロアーシャフト14と同伴回転可能に連結された入力軸15と、自在継手4を介して中間軸5に連結された出力軸16と、入力軸15および出力軸16を相対回転可能に連結するトーションバー17とを有している。
操舵軸3は、車体側部材18,19に固定されたステアリングコラム20によって、図示しない軸受を介して回転可能に支持されている。
ステアリングコラム20は、操舵軸3の軸方向に相対移動可能に嵌め合わされた筒状のアッパージャケット21および筒状のロアージャケット22と、ロアージャケット22の軸方向下端に連結されたハウジング23とを備えている。ハウジング23内には、操舵補助用の電動モータ24の動力を減速して出力軸16に伝達する減速機構25が収容されている。
減速機構25は、電動モータ24の回転軸(図示せず)と同行回転可能に連結された駆動ギヤ26と、駆動ギヤ26に噛み合い出力軸16と同伴回転する被動ギヤ27とを有している。駆動ギヤ26は例えばウォーム軸からなり、従動ギヤ27は例えばウォームホイールからなる。
ステアリングコラム20は、車両後方側のアッパーブラケット28および車両前方側のロアーブラケット29を介して車体側部材18,19に固定されている。アッパーブラケット28は、図示しないコラムブラケットを介してステアリングコラム20のアッパージャケット21に固定可能とされている。アッパーブラケット28は、車体側部材18から下方に突出する固定ボルト(スタッドボルト)30と、当該固定ボルト30に螺合するナット31と、アッパーブラケット28に離脱可能に保持されたカプセル32とを用いて、車体側部材18に固定されている。
ロアーブラケット29は、ハウジング23を介して、ステアリングコラム20のロアージャケット22に固定されている。また、ロアーブラケット29は、車体側部材19から突出する固定ボルト(スタッドボルト)33と当該固定ボルト33に螺合するナット34とを用いて、車体側部材19に固定されている。
図2は、中間軸5の一部破断側面図である。図1および図2を参照して、スプライン伸縮軸としての中間軸5は、内軸35および筒状の外軸36を有している。内軸35および外軸36は、互いに同心に配置されている。中間軸5は、内軸35と筒状の外軸36とを、当該中間軸5の軸方向X1(以下、単に軸方向X1ともいう。)に沿って摺動可能に且つトルク伝達可能にスプライン嵌合させて形成されている。内軸35および外軸36の何れか一方がアッパーシャフトを構成し、他方がロアーシャフトを構成する。本実施の形態では、外軸36がアッパーシャフトを構成し、内軸35がロアーシャフトを構成する。
図3は、図2のIII −III 線に沿う断面図である。図2および図3を参照して、内軸35は、軸方向X1についての一端351および他端352を有している。内軸35の一端351が、外軸36の開口端361から奥へ嵌め入れられている。他端352が、自在継手6に連結されている。
外軸36は、軸方向X1についての一端としての開口端361と、他端362とを有している。外軸36の他端362が、自在継手4に連結されている。
内軸35の外周353は、太径部としての外スプライン40と、細径部41とを有している。ここで、外周353は、内軸35の外周面と、この外周面を形成する所定厚さの筒状の部分とを含む。外スプライン40と細径部41とは、軸方向X1に互いに隣接し、外スプライン40が、細径部41よりも一端351側に配置されている。外スプライン40は、内軸35の外周353において、軸方向X1に関して一端351から所定距離の範囲内に形成されている。細径部41は、外スプライン40の歯溝の溝底の直径と等しいかこの直径よりも小径に形成されており、例えば円筒面により形成されている。
また、内軸35は、軸方向X1の中間部に形成された段差部42を有している。段差部42は、軸方向X1に関する外スプライン40の端面を形成している。段差部42は、外スプライン40と細径部41とを接続している。段差部42は、軸方向X1に対して斜めに傾斜する(図5(a)参照。)か、または直交している。
外軸36の内周364は、内スプライン44を有している。内スプライン44は、外軸36の内周364において、軸方向X1に関して開口端361から他端362にわたって形成されている。ここで、内周364は、外軸36の内周面と、この内周面を形成する所定厚さの筒状の部分とを含む。
中間軸5の伸縮の度合いにかかわらず、内軸35の外スプライン40の全体が、外軸36の内部に収容されている。外軸36の開口端361から、図2において、内軸35の細径部41が延びだしている。
内軸35の外スプライン40は、複数の外スプライン歯401を有している。各外スプライン歯401は、互いに同様に形成されている。各外スプライン歯401は、中間軸5の周方向C1に関して互いに離隔して、全周にわたって周方向C1に均等に配置されている。各外スプライン歯401は、軸方向X1に真直に延びる凸条を形成している。また、互いに隣接する外スプライン歯401の間に、歯溝が形成されている。各外スプライン歯401は、一対の歯面を有している。
外軸36の内スプライン44は、複数の内スプライン歯441を有している。各内スプライン歯441は、互いに同様に形成されている。各内スプライン歯441は、周方向C1に関して互いに離隔して、全周にわたって周方向C1に均等に配置されている。各内スプライン歯441は、軸方向X1に真直に延びる凸条を形成している。また、互いに隣接する内スプライン歯441の間に、歯溝が形成されている。各内スプライン歯441は、一対の歯面を有している。
外軸36の内スプライン44は、複数の谷部55を有している。各谷部55は、周方向C1に互いに隣接する一対の内スプライン歯441の間に配置され、内スプライン44の歯溝の底(歯底)を形成している。
内軸35の外周353の外スプライン40の全域は、樹脂被膜46により被覆されており、内軸35は芯金として機能する。
樹脂被膜46を形成する樹脂としては、例えば、ポリアミド、ポリアセタールなどの熱可塑性樹脂を用いることができる。樹脂被膜46により、内軸35および外軸36間のガタの発生を防止することができる。また、内軸35および外軸36間のいわゆるスティックスリップを防止して、良好な操舵フィーリングを得ることができる。また、スプライン嵌合の歯面間の歯打ち音による騒音を低減することができる。また、樹脂被膜46は、内軸35の一端351の端面と、段差部42も被覆している。
図4は、図2のIV−IV線に沿う断面図である。図4を参照して、外軸36は、当該外軸36から内軸35が脱落することを防止するための複数、例えば一対の抜け止め部48(ひとつのみ図示。)を有している。一対の抜け止め部48は、例えば、周方向C1に互いに離隔して、周方向C1に関して均等に配置されている。一対の抜け止め部48は、互いに同じに構成されている。
図5(a)は、図4のV−V線に沿う断面図であり、抜け止めをしていない状態を示し、図5(b)は、図5(a)と同じ断面において、抜け止めをした状態を示す。
図4および図5(a)を参照して、抜け止め部48は、外軸36の内周364において開口端361に近接して配置されている。より具体的には、抜け止め部48は、内スプライン44の歯溝内に配置されており、内スプライン44の内スプライン歯441の開口端361側にある端部442から屈曲状に周方向C1に延設されている。
複数の内スプライン歯441のうちで、各抜け止め部48に軸方向X1に沿って隣接した内スプライン歯441は、開口端361よりも軸方向X1についての奥側の位置から、軸方向X1(図4の紙面垂直方向に相当する。)に沿って真直に延びている。上述の奥側の位置は、後述する剪断面の位置に相当し、開口端361から抜け止め部48に見合う距離で軸方向X1に離隔した位置である。また、各抜け止め部48に軸方向X1に沿って隣接した上述の内スプライン歯441を除いた残りの内スプライン歯441は、外軸36の開口端361から軸方向X1に沿って真直に所定長さで延びている。
図5(a)および図5(b)を参照して、各抜け止め部48は、外軸36の内側に配置された抜け止め面49を有している。抜け止め面49は、軸方向X1に対して垂直に形成されている。抜け止め面49は、段差部42と軸方向X1に沿って対向している。抜け止め面49は、樹脂被膜46と接触可能な接触面である。中間軸5が最も長く伸長したときに、抜け止め面49が、樹脂被膜46を介して、内軸35の段差部42を受けるようになっており、これにより、外軸36から内軸35が離脱しないようになっている。
図6は、図5(a)のVI方向から見た外軸36の開口端361の斜視図である。図7は、抜け止め部48を形成するための工具51、内軸35および軸部材52の斜視図である。図6および図7を参照して、抜け止め部48は、内スプライン44の内スプライン歯441の軸方向端部442を周方向C1に塑性変形させてなる。抜け止め部48は、外軸36の内スプライン歯441と単一部材により一体に形成されている。抜け止め部48は塑性変形により形成されるので、部品点数を削減でき、その結果、中間軸5の製造コストを安価にできる。抜け止め部48は、例えば、下記の製造方法により形成できる。
すなわち、工具51を用いて、外軸36を形成するための製造用中間体としての軸部材52を加工することにより、外軸36を得る。
軸部材52は、抜け止め部48が形成されていない点で外軸36と異なり、他の点では外軸36と同じに構成されている。軸部材52の構成要素のうちで、外軸36と同じ構成要素については、外軸36の構成要素と同じ符号を付して説明を省略する。軸部材52の内周364の内スプライン44の各内スプライン歯441は、外軸36の開口端361から真直に所定長さで延びている。軸部材52における歯溝は、開口端361において軸方向X1に開放されている。
工具51は、内スプライン44の歯溝に挿入されて内スプライン歯441を変形させるための押圧部分511と、押圧部分511を支持する工具本体512と、工具本体512から径方向外側に突出しており工具本体512を周方向C1に変位させ付勢するための一対の操作部513とを有している。
工具本体512は、略円弧形状、例えば略C字形状をなしている。工具本体512の両円弧端に、押圧部分511および操作部513が固定されている。押圧部分511は、硬化された金属部材により形成されている。
次に、工具51の使い方を説明する。内軸35を軸部材52にスプライン嵌合させ、全体として短くする。この状態の内軸35の外周353の細径部41に工具51の工具本体512を取り付ける。押圧部分511を、軸部材52の開口端361から内スプライン44の歯溝に挿入する。
操作部513を持って、周方向C1に工具本体512を回転させると、押圧部分511は、軸部材52の内スプライン歯441の歯面を周方向C1に沿って押圧する。これにより、軸部材52の内スプライン歯441の軸方向端部442の一部が周方向C1に剪断されて変形する。このとき、内スプライン歯441の所定位置に剪断面が生じる。この剪断面に沿って、内スプライン歯441は、歯元がつながった状態で、周方向C1に剪断されつつ変形する。剪断面は、押圧方向(本実施形態では、周方向C1に相当する。)に沿うので、剪断された断面(抜け止め面)が、軸方向X1に直交するようになる。このように剪断を伴って変形した内スプライン歯441の軸方向端部442が、抜け止め部48になる。変形した内スプライン歯441の剪断面が、抜け止め面49になる。
図4および図5(b)を参照して、以上説明したように、本実施形態のスプライン伸縮軸としての中間軸5は、内スプライン44の内スプライン歯441の軸方向端部442を周方向C1に塑性変形させてなる抜け止め部48と、外スプライン40を被覆する樹脂被膜46と、を備えている。抜け止め部48の抜け止め面49は、軸方向X1に対して直交している。
本実施形態によれば、抜け止め面49は軸方向X1に対して直交しているので、抜け止め時に楔作用が生じず、楔作用による余分な荷重が抜け止め面49にかからずに済む。その結果、抜け止め部48が樹脂被膜46に食い込むことが防止される。従って、例えば、本実施形態の中間軸5を車両へ組み付けるときの作業性の低下を防止できる。
また、上述のように食い込みが防止されるので、樹脂被膜が被覆されていない外スプラインの部分を廃止したり小さくしたりできる。従って、軸方向X1に関して樹脂被膜46の長さを外スプライン40の長さに等しい値にしたり、この値に近似した値にすることができる。その結果、外スプライン40および内スプライン44の嵌合長を短くできる。
なお、このような抜け止め面49による作用効果は、軸方向X1に直交する抜け止め面49を有する抜け止め部48が少なくとも一つあればよい。また、樹脂被膜46が外スプライン40の全体を覆う場合の他、後述するように樹脂被膜46が外スプライン40を段差部42を除いて覆う場合にも、上述の効果を得ることが可能である。
また、本実施形態の内スプライン歯441の軸方向端部442を周方向C1に塑性変形させるときに、軸方向X1外方から容易に作業することができる。
また、樹脂被膜46が外スプライン40の全体を被覆したので、内軸35と外軸36との金属接触を確実に防止でき、内軸35と外軸36との摺動抵抗を小さくできる。
図14は、従来の中間軸100の内軸101および外軸102の半断面図であり、主に、抜け止め構造を模式的に示している。図14を参照して、従来の中間軸100では、以下に説明するように楔作用が生じる。その結果、延びた中間軸100を、抜け止め後に収縮させるのに大きな力を要することになっていた。
すなわち、外軸102の突起状の抜け止め部103の傾斜状の抜け止め面104が、内軸101の外スプラインの傾斜状の端面105を覆う樹脂被膜106を受け止めるようになっていた。抜け止め時には、内軸101の樹脂被膜106が抜け止め部103に押し付けられる。このとき、軸方向に対して傾斜した従来の抜け止め面104と、内軸101の端面105を覆う樹脂被膜106が互いに当接し、内軸101に軸方向荷重Pが作用する。これに伴い、軸方向に対してα度で傾斜した抜け止め面104には、抗力N、および摩擦力Fが作用する。摩擦係数をμとするときに、摩擦力Fは、F=μNで表される。これら3つの力P,N,Fは、軸方向に関して釣り合うので、下記式(1)が成り立つ。
P−N*(sinα)−μN*(cosα)=0…(1)
従って、N=P/(μ*(cosα)+(sinα))…(2)
式(2)から、傾斜角α=90°のときには、抗力N=Pである。一方で、傾斜角αが0°に近づくにしたがって、抗力Nは増加する(これを楔作用という。)。
よって、傾斜角αが90°よりも小さい(α<90°)従来の場合には、抜け止め面104に、上述の抗力Nとして、上述の軸方向荷重P(抜け荷重)の何倍もの荷重が作用することがあった。つまり、抜け止め面104が樹脂被膜106を径方向に強固に締め付ける。その結果、抜け止め面104と接触する樹脂被膜106の接触部が変形し、抜け止め面104が樹脂被膜106に食い込むことになる。
また、内軸101の端面105が樹脂被膜106により被覆されていない場合には、内軸101の端面105と外軸102の抜け止め面104との凝着が生じることがある。
このように、食い込みや凝着が生じると、延びた中間軸100を、抜け止め後に収縮させるのに大きな力を要する。また、中間軸100を所要の長さに調節するのに手間がかかる。その結果、中間軸100の組み付け作業の邪魔になっていた。
図5(b)を参照して、これに対して本実施形態では、抜け止め面49は軸方向X1に対して直交しているので、上述した楔作用が生じず、抜け止め面49に余分な荷重が掛からないので、抜け止め部48が樹脂被膜46に食い込むことが防止される。また、後述する実施形態のように、抜け止め面49と段差部42との凝着が防止される。
また、本実施形態について、以下のような変形例を考えることができる。以下の説明では、上述の実施形態と異なる点を中心に説明する。なお、他の構成については、上述の実施形態と同様である。
図8(a)および図8(b)は、本発明の第2の実施形態のスプライン伸縮軸としての中間軸5の断面図であり、図9のVIII−VIII線に沿う断面を示し、図8(a)に抜け止めをしていない状態を示し、図8(b)に抜け止めをした状態を示す。図9は、図8(a)のIX−IX線に沿う断面図である。
第2の実施形態の中間軸5は、図4の抜け止め部48に代えて、図9の抜け止め部48Aを有している。本実施形態の抜け止め部48Aは、図4に示す抜け止め部48とは、以下の点で異なり、他の構成については同じとされている。
図8(a)と図9を参照して、外軸36の各内スプライン歯441は、外軸36の開口端361から軸方向X1に沿って真直に所定長さで延びている。抜け止め部48Aは、外軸36の内周364において、周方向C1に関して、複数カ所、例えば2箇所に配置されている(1箇所のみ図示。)。2つの抜け止め部48Aは、互いに同じに形成されており、周方向C1に互いに離隔して、周方向C1に均等に配置されている。
図8(b)および図9を参照して、抜け止め部48Aは、外軸36の内スプライン44の谷部55の軸方向端部551に配置されている。抜け止め部48Aは、内スプライン44の谷部55から径方向R1の内方に突出している。抜け止め部48Aは、内スプライン44の谷部55と単一部材により一体に形成されており、谷部55の軸方向端部551を径方向R1に塑性変形させてなる。なお、抜け止め部48Aは、少なくとも一つがあればよい。抜け止め部48Aは、例えば下記の製造方法により製造することができる。
図10は、図8(a)の抜け止め部48Aを形成するための第1の工具57、第2の工具58、内軸35および軸部材52の斜視図である。図11は、第1の工具57、第2の工具58、内軸35および外軸36の断面図である。図10と図11を参照して、下記の製造方法では、外軸36を形成するための製造用中間体としての上述の軸部材52と、第1の工具57としてのポンチと、第2の工具58としての受け部材とを用いる。軸部材52を第1および第2の工具57,58により加工し、外軸36を得る。なお、第2の工具58を用いない場合も考えられるが、本実施形態では、第2の工具58を用いる場合に則して説明する。
本実施形態の軸部材52は、抜け止め部48Aが形成されていない点で本実施形態の外軸36と異なっている。
第1の工具57は、押圧部571を有する。この押圧部571は、硬化された金属部材により形成されており、軸方向X1に直交する剪断面を軸部材52に形成できるような形状とされている。また、第2の工具58は、周方向C1に関して相隣接する一対の内スプライン歯441の歯先(小径部)を受ける受け部581と、この受け部581に隣接する段部582とを有している。受け部581で受けられる一対の内スプライン歯441の間の谷部55に、抜け止め部48Aが形成されることになる。
先ず、軸部材52に内軸35を嵌合し、全体として短くする。この状態の軸部材52の開口端361から、軸部材52の内周364と内軸35の外周353との間の隙間に、第2の工具58の受け部581を挿入する。具体的には、抜け止め部48Aを形成しようとする谷部55を挟んだ両側の内スプライン歯441の歯先と、内軸35の外周353の細径部41との間の径方向隙間に、第2の工具58の受け部581を挿入する。また、第2の工具58の段部582を軸部材52の開口端361に沿わせる。
次に、第1の工具57で、抜け止め部48Aを形成しようとする谷部55の背面側にある軸部材52の外周の一部(一点鎖線521で図示)を押圧し、軸部材52の谷部55の軸方向端部551を径方向R1の内方に塑性変形させる。これにより、軸部材52の外周に窪みが形成され、これとともに、軸部材52の内周364の谷部55の軸方向端部551が、径方向R1の内方に向けて突起状に突出する。このとき、軸部材52の谷部55の軸方向端部551が剪断されて変形し、抜け止め部48Aになる。また、剪断面が、抜け止め面49になる。
図2を参照して、その後、外軸36の他端362および内軸35の他端352のそれぞれに、対応する自在継手4,6を取り付ける。これにより、中間軸5を得る。
図8(b)および図9を参照して、本実施形態のスプライン伸縮軸としての中間軸5は、内スプライン44の谷部55の軸方向端部551を、径方向R1に塑性変形させてなる抜け止め部48Aと、外スプライン40を被覆する樹脂被膜46と、を備えている。抜け止め部48Aの抜け止め面49は、軸方向X1に対して直交している。
本実施形態では、上述の実施形態と同様に、抜け止め面49は軸方向X1に対して直交しているので、抜け止め時に楔作用が生じず、楔作用による余分な荷重が抜け止め面49にかからずに済む。その結果、抜け止め部48Aが樹脂被膜46に食い込むことが防止される。
また、食い込みが防止されるので、樹脂被膜が被覆されていない外スプラインの部分を廃止したり小さくしたりできる。従って、軸方向X1に関して樹脂被膜46の長さを外スプライン40の長さに等しい値にしたり、この値に近似した値にすることができる。その結果、外スプライン40および内スプライン44の嵌合長を短くできる。
また、内スプライン44の谷部55の軸方向端部551を径方向R1に塑性変形させるときに、径方向R1の外方から容易に作業することができる。また、抜け止め部48Aは内スプライン44の谷部55に形成されるので、抜け止め部48Aの塑性加工の際に、近傍の内スプライン歯441を変形させてしまうという悪影響を小さく抑制できる。
図12に示す第3の実施形態は、第2の実施形態において内軸35の段差部42およびその近傍にある外スプライン40の一部が、樹脂被膜46により被覆されずに、露出している場合に相当する。
抜け止め面49は、内軸35の段差部42と接触可能な接触面である。中間軸5が最も長く伸長したときに、抜け止め面49が、内軸35の段差部42を直接に受けるようになっており、これにより、外軸36から内軸35が離脱しないようになっている。抜け止め時の抜け止め面49と段差部42とは、互いに当接し、例えば、金属接触する。
本実施形態では、抜け止め面49は、軸方向X1に対して直交するので、上述の実施形態と同様に、楔作用が生じない。従って、楔作用に伴う抜け止め面49と段差部42との凝着の発生を防止できる。また、樹脂被膜46が被覆していない外スプライン40の部分は、段差部42およびその近傍だけの僅かな部分であるので、軸方向X1に関して樹脂被膜46の長さは外スプライン40の長さに近似した値となる。従って、外スプライン40および内スプライン44の嵌合長を実質的に短くできる。
図13の第4の実施形態に示すように、第2の実施形態の抜け止め部48Aが形成された谷部56が、内スプライン44の周方向C1の一部に形成された、いわゆる欠け歯領域57を含んでいてもよい。
欠け歯領域57は、本来、内スプライン歯441が設けられるべきところの歯を少なくとも一つ無くした領域であり、その歯の周方向両側の歯底が周方向に延設されている。欠け歯領域57を含む谷部56には、抜け止め部48Aを容易に形成することができる。
内スプライン44は、周方向C1の幅が相対的に狭い複数の谷部55と、周方向C1の幅が相対的に広い少なくとも一つの谷部56とを有している。
外スプライン40は、周方向C1の幅が相対的に狭い複数の外スプライン歯401と、周方向C1の幅が相対的に広い少なくとも一つの外スプライン歯402と有している。外スプライン歯402は、谷部56と同数で形成されており、この谷部56に対応する歯溝に噛み合っている。外スプライン歯402が、抜け止め時に抜け止め面49により受けられるようになっている。なお、全ての歯の周方向の幅が均等な第1の実施形態の外スプライン40を用いることもできる。
また、第4の実施形態と同様に、第3の実施形態の抜け止め部48Aが形成された谷部が、欠け歯領域を含んでいてもよい。
また、第1の実施形態において、内軸35の段差部42およびその近傍にある外スプライン40の一部が、樹脂被膜46により被覆されずに、露出している場合も考えられる。この場合においても、第3の実施形態と同様に、楔作用を防止でき、また、外スプライン40と内スプライン44の嵌合長を実質的に短くできる。
また、上述の各実施の形態のスプライン伸縮軸の特徴は、ボールスプライン軸に適用されてもよいし、内軸35の断面形状が非円形の異形スプライン軸に適用されてもよい。
また、上述の各実施の形態では、車両用操舵装置1が、操舵軸3に操舵補助力を付与する、いわゆるコラムアシスト式の電動パワーステアリング装置である場合に則して説明したが、ピニオン軸7に操舵補助力を付与する、いわゆるピニオンアシスト式の電動パワーステアリング装置であってもよいし、ラック軸8に操舵補助力を付与する、いわゆるラックアシスト式の電動パワーステアリング装置であってもよい。また、マニュアルステアリングの車両用操舵装置に適用するようにしてもよい。その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
5…中間軸(スプライン伸縮軸)、35…内軸、36…外軸、40…外スプライン、44…内スプライン、46…樹脂被膜、48,48A…抜け止め部、49…抜け止め面、353…内軸の外周、364…外軸の内周、441…内スプライン歯(内スプラインの歯)、442…内スプライン歯の端部(内スプラインの歯の軸方向端部)、55,56…谷部、551…(谷部の)軸方向端部、C1…周方向、R1…径方向、X1…軸方向。

Claims (2)

  1. 軸方向に摺動可能に嵌合された内軸および筒状の外軸と、
    上記内軸の外周に設けられた外スプラインと、
    上記外軸の内周に設けられた内スプラインと、
    上記内スプラインの歯の軸方向端部を周方向に塑性変形させてなる抜け止め部と、
    上記外スプラインの少なくとも一部を被覆する樹脂被膜と、を備え、
    上記抜け止め部の抜け止め面は、軸方向に対して直交していることを特徴とするスプライン伸縮軸。
  2. 軸方向に摺動可能に嵌合された内軸および筒状の外軸と、
    上記内軸の外周に設けられた外スプラインと、
    上記外軸の内周に設けられた内スプラインと、
    上記内スプラインの谷部の軸方向端部を径方向に塑性変形させてなる抜け止め部と、
    上記外スプラインの少なくとも一部を被覆する樹脂被膜と、を備え、
    上記抜け止め部の抜け止め面は、軸方向に対して直交していることを特徴とするスプライン伸縮軸。
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