JP2011116615A - アルミナ質焼結体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 MHz〜GHzにおける誘電正接を小さくできるとともに、高強度のアルミナ質焼結体を提供する。
【解決手段】 元素としてAlをAl換算で99.3質量%以上含有し、他の元素としてSiおよびM(MはMg、Ca、SrおよびBaのうち少なくとも1種)を含有するアルミナ質焼結体であって、アルミナ結晶粒子を主結晶粒子とし、該アルミナ結晶粒子の平均粒径が体積分布平均で20μm以上であるとともに、粒径が10μm以上のアルミナ結晶粒子からなる大径粒子1で構成される3重点Rに、粒径が5μm以下のアルミナ結晶粒子からなる小径粒子2が複数集合した組織を有するとともに、3重点RにMAlSiで表される化合物が存在することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アルミナ質焼結体に関するもので、特に、半導体製造装置の内壁材(チャンバー)やマイクロ波導入窓、シャワーヘッド、フォーカスリング、シールドリングをはじめとする部材や、液晶製造装置のステージ、ミラー、マスクホルダー、マスクステージ、チャック、レチクル等に好適に用いることができる耐食性部材用のアルミナ質焼結体に関する。
従来から、アルミナ質焼結体は耐熱性、耐薬品性、耐プラズマ性に優れ、さらに高周波領域での誘電正接(tanδ)が小さいことから、半導体、液晶用高周波プラズマ装置用部材などに用いられている。
半導体、液晶製造装置用部材はエッチング、クリーニング用として使用される反応性の高いハロゲン系腐食ガスやそれらのプラズマと接触するため、高い耐腐食性が要求され、一般的に99.0質量%以上の高純度のアルミナ質焼結体が求められている。一方、高純度のアルミナ質焼結体となるにつれて焼結性の観点から誘電正接が増加し、これによりMHz帯での高周波の透過率が低下し、エネルギーロスの増加、発熱による部材の破損といった問題が発生することが知られている。
アルミナ質焼結体の低損失化について、焼結助剤としてSiO、CaO、MgOを含有させ、その含有量をコントロールし、ある範囲内とすることで、低温で焼成しつつ、高周波誘電特性を向上させたアルミナ質焼結体が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1では、アルミナ99.8〜99.9質量%と、残部が所定比率のSiO、CaO、MgOからなる粒界相成分とから構成し、測定周波数8GHzにおけるQ値が10000以上(誘電正接が0.0001以下)のマイクロ波共振器用等のアルミナ質焼結体が得られたことが記載されている。
しかしながら、特許文献1のアルミナ質焼結体では、MHz帯での誘電正接が大きく、例えば、MHz帯の高周波が使用される半導体用高周波プラズマ装置用部材等に用いた場合には、MHz帯の高周波の透過率が低下し、エネルギーロスの増加や、部材の破損といった問題が生じている。
この問題に対して、アルミナを99.3質量%以上含有するとともに、粒界にSi、Al、SrおよびO元素を含む結晶相を生成することにより、測定周波数1MHz〜8.5GHzにおける誘電正接をさらに小さくして、誘電特性を向上させたアルミナ質焼結体が知られている(特許文献2参照)。
この特許文献2では、アルミナを99.3質量%以上含有するとともに、粒界にSi、Al、SrおよびO元素を含む結晶相が形成されていることにより、測定周波数1MHz〜8.5GHzにおける誘電正接を5×10−4以下にできるアルミナ質焼結体が得られたことが記載されている。
特開平6−16469号公報 国際公開第2009/069770号パンフレット
しかしながら、特許文献2に記載されたアルミナ質焼結体では、測定周波数1MHz〜8.5GHzにおける誘電正接を5×10−4以下にするために、アルミナ結晶粒子の平均粒径を20μm以上としており、この場合には3点曲げ強度が350MPa以下と低いという問題があり、このような3点曲げ強度が低いアルミナ質焼結体では、種々の用途への応用展開に制約があった。
本発明は、MHz〜GHzにおける誘電正接を小さくできるとともに、高強度のアルミナ質焼結体を提供することを目的とする。
本発明のアルミナ質焼結体は、元素としてAlをAl換算で99.3質量%以上含有し、他の元素としてSiおよびM(MはMg、Ca、SrおよびBaのうち少なくとも1種)を含有するアルミナ質焼結体であって、アルミナ結晶粒子を主結晶粒子とし、該アルミナ結晶粒子の平均粒径が体積分布平均で20μm以上であるとともに、粒径が10μm以上の前記アルミナ結晶粒子からなる大径粒子で構成される3重点に、粒径が5μm以下の前記アルミナ結晶粒子からなる小径粒子が複数集合した組織を有するとともに、前記3重点にMAlSiで表される化合物が存在することを特徴とする。
このようなアルミナ質焼結体においては、アルミナを99.3質量%以上含有するため、アルミナ本来の優れた耐腐食性と機械的特性、電気特性を維持することができるとともに、アルミナ結晶粒子の平均粒径が体積分布平均で20μm以上であるとともに、粒径が10μm以上のアルミナ結晶粒子からなる大径粒子で構成される3重点に、粒径が5μm以下のアルミナ結晶粒子からなる小径粒子が複数集合した組織を有し、かつ3重点にMAlSiで表される化合物が存在することにより、高周波領域の誘電正接を低くでき、同時に高強度を達成できる。
また、本発明のアルミナ質焼結体は、アルミナ結晶粒子の平均粒径が個数分布平均で10μm以下であることを特徴とする。このようなアルミナ質焼結体では、大径粒子で構成される3重点に存在する、粒径が5μm以下のアルミナ結晶粒子からなる小径粒子数が多いことを意味し、これにより、強度をさらに向上できる。
また、本発明のアルミナ質焼結体は、測定周波数1MHzにおける誘電正接が5×10−4以下、かつ測定周波数8.5GHzにおける誘電正接が5×10−4以下であることを特徴とする。このようなアルミナ質焼結体では、MHz〜GHzにおける誘電正接が小さく、高強度が要求される半導体製造装置用部材、液晶パネル製造装置用部材として好適に用いることができる。
さらに、本発明のアルミナ質焼結体は、NaO量が0.05質量%以下であることを特徴とする。磁器内部のNaO量を0.05質量%以下とすることにより、1MHz〜GHzの間で誘電正接が5×10−4以下を安定して達成できる。
また、本発明のアルミナ質焼結体は、前記3重点に、M、AlおよびSiを含有するガラスが存在していることを特徴とする。このようなアルミナ質焼結体では、結晶粒子同士の接合がガラスにて補強され、より高強度化を促進できる。
本発明の半導体製造装置用部材および液晶パネル製造装置用部材は、上記のアルミナ質焼結体からなることを特徴とする。このような半導体製造装置用部材および液晶パネル製造装置用部材では、MHz〜GHzの間の周波数領域において誘電正接が小さいため、MHz〜GHz帯での高周波の透過率を向上でき、エネルギーロスを低減し、発熱による部材の破損を抑制することができるとともに、アルミナ質焼結体の強度が高いため、各種用途に実用的に用いることができる。
本発明のアルミナ質焼結体では、MHz〜GHz帯の広い周波数範囲における誘電正接を5×10−4以下と小さくできるとともに、強度が高いアルミナ質焼結体を得ることができる。従って、半導体、液晶製造装置用部材として用いられる耐食性部材に、本発明のアルミナ質焼結体を用いることにより、反応性の高いハロゲン系腐食ガスやそれらのプラズマに対して、高い耐腐食性を有するとともに、アルミナ質焼結体がMHz〜GHz帯で低損失であるため、MHz〜GHz帯での高周波の透過率を向上でき、エネルギーロスを低減し、発熱による部材の破損を抑制することができる。また、強度向上により、組立て時のハンドリングによる部品の破損も抑制することができる。
アルミナ質焼結体の組織の概略断面図である。
(形態1)
本発明のアルミナ質焼結体は、元素としてAlをAl換算で99.3質量%以上含有し、他の元素としてSiおよびM(MはMg、Ca、SrおよびBaのうち少なくとも1種)を含有するものである。言い換えれば、アルミナを99.3質量%以上、その他副成分を0.7質量%以下含有するものである。アルミナを99.3質量%以上含有することにより、アルミナの優れた耐腐食性と機械的特性、電気特性を維持することが可能となる。
一方、副成分の量が0.7質量%以上となると、機械的・電気的特性の低下、耐食性の低下へと繋がる。よってアルミナは99.3質量%以上、副成分は0.7質量%以下とされている。さらに半導体、液晶製造装置用部材として応用するためには、ハロゲン系ガスのプラズマに対する耐食性に優れる必要があるため、アルミナは99.5質量%以上、副成分は0.5質量%以下とするのが好ましい。
そして、本発明のアルミナ質焼結体は、アルミナ結晶粒子を主結晶粒子とし、アルミナ結晶粒子の平均粒径が体積分布平均で20μm以上であるとともに、粒径が10μm以上のアルミナ結晶粒子からなる大径粒子の3重点に、粒径が5μm以下のアルミナ結晶粒子からなる小径粒子が複数集合した組織を有し、さらに大径粒子の3重点にMAlSi(MはMg、Ca、SrおよびBaのうち少なくとも1種)で表される化合物が存在する。図1に、アルミナ質焼結体の概略断面図を示す。符号1はアルミナ結晶粒子からなる大径粒子であり、符号2は、アルミナ結晶粒子からなる小径粒子であり、符号Rは3重点であり、符号4はボイドである。
アルミナ結晶粒子からなる大径粒子1の平均粒径を体積分布平均で20μm以上とすることにより、粒界を極力減少させ、誘電正接を安定して低下させることが可能となる。低誘電正接をより安定させるという観点から、アルミナ結晶粒子の体積分布平均粒径D50は25μm以上、特には30μm以上が好ましい。一方、アルミナ結晶粒子の体積分布平均粒径D50は、機械的特性という観点から、70μm以下、特には50μm以下であることが望ましい。
また、本発明のアルミナ質焼結体は、粒径が10μm以上のアルミナ結晶粒子からなる大径粒子1で構成される3重点Rに、粒径が5μm以下のアルミナ結晶粒子からなる小径粒子2が複数集合した組織を有するとともに、3重点RにMAlSiで表される化合物が存在する組織とすることにより、大径粒子1で構成された3重点Rにおける強度を向上し、アルミナ質焼結体におけるクラックの伝播を抑制して、アルミナ質焼結体の曲げ強度を向上させるのみならず、粒界に低誘電正接のMAlSi(MはMg、Ca、SrおよびBaのうち少なくとも1種)化合物が形成されて、誘電正接を低下することが可能となる。
MAlSi化合物は、粒径が10μm以上のアルミナ結晶粒子からなる大径粒子1で構成される3重点Rに存在するが、具体的には前記3重点Rの小径粒子2の粒界に存在する。MAlSi化合物は、焼結時において小径粒子2同士の焼結を阻害することになる。
また、3重点Rに存在する、粒径が5μm以下のアルミナ結晶粒子からなる小径粒子2は5個以上であることが、曲げ強度を向上するという点から望ましい。
複数の小径粒子2からなる集合組織、言い換えれば3重点Rは、誘電正接を下げるという観点から、磁器に対して体積比率で30%以下が好ましい。MAlSi化合物は、化学量論組成から少しずれたものであっても良い。Mとしては、誘電特性、焼結性の観点からMg、Ca、Srが好ましい。中でも、とりわけ低誘電正接の観点から、Srが好ましい。
なお、本発明においては、MAlSiで表される化合物とは、Mの構成元素の一部が他の元素で置換されたものも含む概念である。
また、アルミナ結晶粒子からなる大径粒子1で構成される3重点Rとは、3個以上の大径粒子1で形成される粒界で、2つの大径粒子1で構成される2面間粒界とは異なる。
アルミナ結晶粒子の体積分布平均粒径D50とは、粒子の全体積において、ある粒径が占める体積比率の分布を求めた時、累積粒度分布の微粒側から累積50%における粒径をいう。
以上のように構成された本発明のアルミナ質焼結体では、アルミナ結晶粒子の平均粒径が体積分布平均で20μm以上であるとともに、粒径が10μm以上のアルミナ結晶粒子からなる大径粒子1で構成される3重点Rに、粒径が5μm以下のアルミナ結晶粒子からなる小径粒子2が複数集合した組織を有し、かつ3重点RにMAlSiで表される化合物が存在することにより、高周波領域の誘電正接を低くでき、同時に高強度を達成できる。
すなわち、MAlSi(MはMg、Ca、SrおよびBaのうち少なくとも1種)で表される化合物は、MHz〜GHz帯において低誘電正接であるため、MHzおよびGHz帯で低誘電正接のアルミナ質焼結体を得ることができるとともに、アルミナ結晶粒子の平均粒径が体積分布平均で20μm以上と大きいため、MHz〜GHzにおける誘電正接を小さくできる。
一方、アルミナ結晶粒子の平均粒径を大きくすると強度が低下する傾向にあるが、本発明では、粒径が10μm以上のアルミナ結晶粒子からなる大径粒子1で構成される3重点Rに、粒径が5μm以下のアルミナ結晶粒子からなる小径粒子2が複数集合した組織を有するため、アルミナ質焼結体の強度を向上できる。
さらに、Mg、Sr、CaおよびBaのうち少なくとも1種は焼結助剤として機能し、アルミナ質焼結体の焼結性を向上することができ、ボイドや欠陥を減らすことができるため特にMHz帯でより低損失のアルミナ質焼結体を得ることができるとともに、焼結性が向上するため、例えば、肉厚の厚い焼結体の厚さ方向中央部が十分に焼結し、肉厚の厚い焼結体全体の機械的強度を向上できる。
また、本発明のアルミナ質焼結体は、アルミナ結晶粒子の平均粒径が個数分布平均で10μm以下であることが望ましい。これにより、3点曲げ強度を向上することができる。強度の向上という観点から、個数分布平均粒径D50は7μm以下が好ましい。一方、MHz帯でより低損失とするという理由から個数分布平均粒径D50は2μm以上が好ましい。
ここで、個数分布平均粒径D50とは、任意断面におけるアルミナ結晶粒子の全粒子数における粒度の分布を求めた時、累積粒度分布の微粒側から累積50%における粒径をいう。
そして、本発明のアルミナ質焼結体は、測定周波数1MHzの誘電正接を5×10−4以下で、測定周波数8.5GHzの誘電正接を5×10−4以下とすることにより、測定周波数1MHz〜8.5GHzの間の周波数領域においても誘電正接が5×10−4以下を見込むことができる。上記周波数範囲において、より低誘電正接の2×10−4以下を見込むという観点から、測定周波数1MHzの誘電正接が2×10−4以下で、8.5GHzの誘電正接が2×10−4以下であることが好ましい。
すなわち、アルミナ質焼結体の誘電正接を1MHzの周波数で測定し、5×10−4以下であることを確認することにより、空間電荷分極、界面分極、双極子分極による誘電正接の増大が無いことを確認できる。しかもこれらの要因による誘電正接の増大によるピークは1MHzより低い周波数帯か、または近傍の数MHzの周波数にあるため、1MHzで5×10−4以下であることを確認することにより1GHz付近まではこれらの要因による誘電正接の増大は無いことを見込める。
また、8.5GHzでの誘電正接が5×10−4以下であることを確認することによりイオン分極による誘電正接の増大が無いことを確認できる。しかも、イオン分極による誘電正接の増大によるピークは8.5GHzより高い周波数帯、または8.5GHz近傍の数GHzの周波数で起こっており、8.5GHzで5×10−4以下であることを確認することにより1GHz付近まではイオン分極の要因による誘電正接の増大は無いことを見込める。よって、1MHzで5×10−4以下、8.5GHzで5×10−4以下であることを確認することによって、1MHz〜8.5GHzの間、特には、10MHz〜1GHzの間の周波数領域においても誘電正接が5×10−4以下であることを見込むことができる。
さらに本発明のアルミナ質焼結体は磁器内部のNaO量が0.05質量%以下であることが望ましい。これにより、界面分極、空間電荷分極への影響が殆どなく、数MHz帯の誘電正接を小さくでき、また、イオン分極への影響が殆どなく、GHz帯の誘電正接を小さくでき、1MHz〜GHzの間で誘電正接が5×10−4以下を安定して達成できる。特に低誘電正接の観点からNaO量が0.03質量%以下であることが好ましい。磁器中におけるNaO量を少なくするには、原料中におけるNaO量を少なくする。
なお、本発明のアルミナ質焼結体は、誘電正接、強度の観点から焼結磁器の嵩密度が3.84g/cm以上、特には3.85g/cm以上であることが好ましい。
同様に誘電正接、強度の観点から磁器内部のボイド率は5%以下、個数分布平均ボイド径は5μm以下、最大ボイド径は20μm以下であることが好ましい。
本発明のアルミナ質焼結体は、産業機械用部品として用いられ、とりわけ半導体製造装置や液晶製造装置に用いられる大型で、厚みのある部材として好適に用いることができる。本発明における半導体製造装置用部材とは、半導体製造装置の内壁材(チャンバー)やマイクロ波導入窓、シャワーヘッド、フォーカスリング、シールドリング等をいう。液晶製造装置用部材とは、ステージ、ミラー、マスクホルダー、マスクステージ、チャック、レチクル等をいう。
本発明のアルミナ質焼結体の製法は、例えば、体積分布でD50が2μm程度の酸化アルミニウム粉末と、体積分布でD50が1μm未満の酸化アルミニウム粉末との混合物に、Si源とアルカリ土類金属源とを混合して熱処理した原料粉末を混合し、この混合粉末を成形したのち、1500〜1800℃で焼成する。
アルカリ土類金属(Mg、Sr、CaおよびBaのうち少なくとも1種)源とSi源とを混合し熱処理した原料粉末とは、Si源とアルカリ土類金属源をMAlSiを生成する所定の比率で混合し、500〜1400℃で熱処理することによって得られる粉末である。このようにアルカリ土類金属(Mg、Sr、CaおよびBaのうち少なくとも1種)源とSi源とをMAlSiを生成する比率で混合し、熱処理した原料粉末を用いることにより、MAlSiで表される化合物を生成できる。ここでいうSi源、アルカリ土類金属源としては、金属、酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩等の塩類のいずれであっても良い。Siとアルカリ土類金属の原料粉末を用いることで、アルミナ質焼結体中でのSiとアルカリ土類金属の分布を均一なものとし、不均一な焼結組織をなくすことが可能となる。
また、Siとアルカリ土類金属の反応を優先的に起こし、アルミナ結晶粒子間にSiとアルカリ土類金属、Al、O元素からなる誘電正接の低い結晶を生成することが可能となる。
酸化アルミニウム粉末に、上記アルカリ土類金属源とSi源とを混合し熱処理した原料粉末と、Mg源を含む原料粉末とを混合し、焼成する場合もある。Mg源としては、金属、金属酸化物、金属水酸化物、金属炭酸塩などの塩類等を粉末あるいは水溶液等として使用することが可能である。
成形には、プレス成形、鋳込み、冷間静水圧成形、或いは冷間静水圧処理などの成形法が使用可能である。次に、得られた成形体を1500〜1800℃の温度範囲で焼成する。これにより高密度で、アルミナ結晶粒子間にSiとアルカリ土類金属、Al、O元素を含有する化合物からなる結晶相が生成した焼結体を作製する。
次に、焼結体を測定周波数1MHzと8.5GHzとで誘電正接を測定し、1MHzで5×10−4以下、8.5GHzで5×10−4以下であるものを良品として使うことにより、測定周波数1MHz〜8.5GHzの間の周波数領域においても誘電正接が5×10−4以下であることを見込むことができる。この測定には、誘電正接に関して高精度なキャパシタンスメータとネットワークアナライザーを使用することができ、従来のインピーダンスアナライザでは保障できない1MHz〜8.5GHz帯における低誘電正接材料の設計が可能となる。ネットワークアナライザーによる測定周波数は測定サンプルの寸法により8.5GHzからずれることがある。例えば測定サンプルの厚みが1〜2mmの場合、測定周波数は7〜8.5GHz程度変動する。
すなわち、従来、測定周波数1MHzにおける誘電正接は、キャパシタンス・メータ(HP−4278A)、測定周波数8.5GHzにおける誘電正接は、空洞共振器法(ネットワーク・アナライザ 8722ES)を用いて測定を行ない、測定誤差がそれぞれ±2×10−4以下、±0.1×10−4以下の精度の良い誘電正接が得られることが知られているが、半導体、液晶製造装置用部材に要求される1MHz〜8.5GHz、特に10MHz〜1GHzにおける周波数領域では、インピーダンスアナライザ(HP−4291A)による測定しかなく、その測定誤差は小さくても±30×10−4程度であり、5×10−4以下の誘電正接については測定精度が極めて低い。
そこで、本発明では、1MHz〜8.5GHzにおける周波数領域の誘電損失を、測定精度の低いインピーダンスアナライザで直接測定することなく、測定周波数1MHzと8.5GHzとにおける誘電正接を間接的に測定し、測定周波数1MHzと8.5GHzにおける誘電正接が5×10−4以下の範囲にある場合には、測定周波数1MHz〜8.5GHzの間の周波数領域においても誘電正接が5×10−4以下であると推定でき、測定周波数1MHz〜8.5GHzにおける誘電正接を容易にかつ正確に推定できる。
(形態2)
本発明のアルミナ質焼結体は、粒径が10μm以上のアルミナ結晶粒子からなる大径粒子1で構成される3重点Rに、粒径が5μm以下のアルミナ結晶粒子からなる小径粒子2が複数集合した組織を有するとともに、3重点RにMAlSiで表される化合物が存在し、さらに3重点RにM、AlおよびSiを含有するガラスが存在している。
3重点Rにおけるガラスの存在は、透過型電子顕微鏡(TEM)観察による電子線回折パターンから確認することができる。
すなわち、3重点Rには、小径粒子2と、MAlSiで表される化合物と、M、AlおよびSiを含有するガラスが存在している。このM、AlおよびSiを含有するガラスは、3重点Rの小径粒子2間(小径粒子2の3重点)に存在し、小径粒子2同士を液相焼結しており、これにより、強度をさらに向上することができる。なお、M、AlおよびSiを含有するガラスの存在は誘電正接、特にGHz帯での誘電正接に影響を与えるおそれがあるが、ガラス量は、焼結体中、多くても0.07質量%未満であり、M、AlおよびSiを含有するガラス量は微量であるため、GHz帯での誘電正接は殆ど変化しない。
このようなアルミナ質焼結体では、1MHz〜8.5GHzにおける周波数領域の誘電損失を低下できるとともに、結晶粒子同士の接合がガラスにて補強され、より高強度化を促進できる。
このようなアルミナ質焼結体の製法は、例えば、体積分布でD50が2μm程度の酸化アルミニウム粉末と、体積分布でD50が1μm未満の酸化アルミニウム粉末との混合物に、Si源とアルカリ土類金属源とをMAlSiを生成する所定の比率で混合した原料粉末(熱処理していない)を混合し、この混合粉末を成形したのち、1500〜1800℃で焼成する。
Siとアルカリ土類金属とをMAlSiを生成する所定の比率で混合した混合粉末(熱処理していない原料粉末)を用いることで、Siとアルカリ土類金属との分布が均一な部分ではSiとアルカリ土類金属との反応を優先的に起こし、アルミナ結晶粒子間にMAlSi(Siとアルカリ土類金属、Al、O元素)からなる誘電正接の低い結晶を生成することが可能となるとともに、Siとアルカリ土類金属の分布が不均一な部分では非晶質相(ガラス)が生成し、小径粒子同士をガラスにて液相焼結し、強度を向上できる。
さらに、本発明のアルミナ質焼結体は、MgO量が0.06質量%以下であることが望ましい。このようなアルミナ質焼結体では、MgO量が0.06質量%以下含有しているため、焼結性を向上でき、1MHzでの誘電正接をさらに低くできる。MgOは焼結助剤の機能を持っているが、0.06質量%を超えるとアルミナ粒内、粒界にスピネル(MgAl)が析出するためアルミナの粒成長を抑制し、磁器のアルミナ結晶粒子が小さくなり、MHz帯のtanδが高くなる傾向にある。
まず、SiOとSrCO、CaCO、BaCOとの粉末を、それぞれSiO換算、SrO換算、CaO換算、BaO換算で表1に示す組成となるように秤量、混合して混合粉末を得た。この粉末を1000〜1300℃で熱処理し、アルミナボールミルにて48〜72時間粉砕を行ない、原料粉末を作製した。
純度が99.9質量%でD50が表1に示す値のAl粉末に、純度が99.5質量%でD50が表1に示す値のAl粉末を重量比率で、それぞれ表1に示す割合で調合し、前記のSiとSr等の原料粉末と、Mg(OH)粉末をMgO換算で表1に示すような割合で添加し、これに所定量の水を加えアルミナボールミルにて48時間混合してスラリーとした。このスラリーにバインダーを加えて乾燥したのち、造粒し、この混合粉末を1t/cmの圧力で金型成形して円柱状成形体(直径60mm×高さ30mm)を作製し、1665℃にて大気中にて焼成を行ない、直径50mm×高さ25mmのアルミナ質焼結体を得た。
得られた焼結体の高さ方向中央部から厚み1mmの試料を切り出して、密度、誘電正接を測定し、表2に記載した。密度はアルキメデス法にて測定した。
また、誘電正接は、1MHz、12MHz、8.5GHzにて行ない、それぞれキャパシタンス・メーター(HP−4278A)、インピーダンスアナライザ(HP−4291A)、空洞共振器法;ネットワーク・アナライザ(8722ES)を用いて測定を行なった。キャパシタンス・メーターの測定誤差は±2×10−4以下であり、空洞共振器法の測定誤差は±0.1×10−4以下であるものの、インピーダンスアナライザの測定誤差は±30×10−4であるため、インピーダンスアナライザによる12MHzの誘電正接が5×10−4未満の場合には、<5と表1に記載した。
先ず、ネットワーク・アナライザを用い、直径50mm×厚み1mmの試料を治具にて挟持し、8.5GHzにおける誘電正接を求め、次に、インピーダンスアナライザを用い、上記直径50mm×厚み1mmの試料を治具にて挟持し、12MHzにおける誘電正接を求め、この後、JIS C2141に基づき、上記直径50mm×厚み1mmの試料の上下面に電極を形成し、キャパシタンス・メーターにて1MHzにおける誘電正接を求めた。
また、各焼結体中の結晶相の分析は、透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて、エネルギー分散型X線分光分析(EDS)と制限視野電子線回折により行ない、Si、Al、M(M=Mg、Ca、Sr、Ba)、O元素を含む化合物からなる低損失の結晶相である、MAlSi8、の有無を表2に記載した。また、3重点におけるSi、Al、M(M=Mg、Ca、Sr、Ba)、O元素を含むガラスの有無を表2に記載した。
さらに、アルミナ結晶粒子の平均粒径D50は、上記試料の走査型電子顕微鏡写真(500倍のSEM写真)について、0.04mm(0.2mm×0.2mm)の範囲で、Mac View画像解析装置にて各結晶粒子の直径を求め、体積分布と個数分布にて平均粒径を算出し、表2に記載した。
粒径が10μm以上のアルミナ結晶粒子からなる大径粒子で構成される3重点における粒径5μm以下の小径粒子の個数を、上記SEM写真について、0.04mmの範囲で求めた。粒径が10μm以上のアルミナ結晶粒子からなる大径粒子、粒径が5μm以下のアルミナ結晶粒子からなる小径粒子については、上記SEM写真から粒子の最大径を求め、この最大径が10μm以上であるか、5μm以下であるか判定した。その結果、本発明の試料では、粒径が10μm以上のアルミナ結晶粒子からなる大径粒子で構成される3重点に、粒径5μm以下の小径粒子が5個以上存在していた。なお、表2には3重点における小径粒子の存在有無を記載した。
アルミナ質焼結体の3点曲げ強度をJIS R1601に準拠して測定し、表2に記載した。
Figure 2011116615
Figure 2011116615
表1、2より、アルミナ以外に副成分としてSi、M(M=Mg、Ca、Sr、Ba)、O元素を含む本発明の試料では、アルミナ結晶の小径粒子間に、MAlSi(MはMg、Ca、SrおよびBaのうち少なくとも1種)で表される化合物からなる結晶相が生成しており、誘電正接が8.5GHzにおいて5×10−4以下であるとともに、1MHzにおいて5×10−4以下、12MHzにおいても5×10−4以下の低損失であることがわかる。また、3点曲げ強度は380MPa以上であることがわかる。
一方、比較例の試料No.6、11、14の試料は、下記のようにして作製した。純度が99.9質量%のAl粉末に、SiO粉末、SrCO粉末、CaCO粉末、Mg(OH)粉末を表1の試料No.6、11、14に示すような割合で添加し、これに所定量の水を加えボールミルにて48時間混合してスラリーとした。このスラリーにバインダーを加えて乾燥したのち、造粒し、この混合粉末を1t/cmの圧力で金型成形して成形体(直径60mm×高さ30mm)を作製し、1665℃にて焼成を行なった。
得られた焼結体の高さ方向中央部(厚み1mm)を切り出して、上記実施例と同様の方法によって、密度、誘電特性を測定した。分析の結果、比較例の試料No.6には酸化アルミニウム結晶粒子間にはMAlSiで表される化合物からなる結晶相が生成していたが、小径粒子の集合組織が存在していなかった。このため、誘電正接は低い値を示したが、3点曲げ強度が290MPaと低かった。
比較例の試料No.11ではMAlSiで表される化合物からなる結晶は生成していなかったが、小径粒子の集合組織は形成されていた。このため、3点曲げ強度は380MPaと高かったが、誘電正接の値は、1MHz、8.5GHzではそれぞれ20×10−4、7.3×10−4と高かった。
比較例の試料No.14では、MAlSiで表される化合物からなる結晶は生成しておらず、小径粒子の集合組織も存在しなかった。このため、3点曲げ強度は400MPaと高かったが、誘電正接の値は、1MHz、8.5GHzでそれぞれ40×10−4、6.2×10−4と高かった。
まず、SiOとSrCO、CaCO、BaCOとの粉末を、それぞれSiO換算、SrO換算、CaO換算、BaO換算で表13に示す組成となるように秤量、アルミナボールミルにて48〜72時間混合を行ない、原料粉末を作製した。
純度が99.9質量%でD50が表3に示す値のAl粉末に、純度が99.5質量%でD50が表3に示す値のAl粉末を重量比率で、それぞれ表3に示す割合で調合し、前記のSiとSr等の原料粉末と、Mg(OH)粉末とをMgO換算で表3に示すような割合で添加し、これに所定量の水を加えアルミナボールミルにて48時間混合してスラリーとした。このスラリーにバインダーを加えて乾燥したのち、造粒し、この混合粉末を1t/cmの圧力で金型成形して円柱状成形体(直径60mm×高さ30mm)を作製し、1665℃にて大気中にて焼成を行ない、直径50mm×高さ25mmのアルミナ質焼結体を得た。
上記実施例1と同様にして、表4の各項目について測定し、表4に記載した。
Figure 2011116615
Figure 2011116615
表3、4より、3重点に、Si、Al、M(M=Mg、Ca、Sr、Ba)、O元素を含むガラスが存在することにより、3点曲げ強度が400MPa以上に向上するとともに、1MHzでの誘電損失が低下するものの、8.5GHzでの誘電損失が僅かに高くなっていることがわかる。
1・・・大径粒子
2・・・小径粒子

4・・・ボイド
R・・・3重点

Claims (7)

  1. 元素としてAlをAl換算で99.3質量%以上含有し、他の元素としてSiおよびM(MはMg、Ca、SrおよびBaのうち少なくとも1種)を含有するアルミナ質焼結体であって、アルミナ結晶粒子を主結晶粒子とし、該アルミナ結晶粒子の平均粒径が体積分布平均で20μm以上であるとともに、粒径が10μm以上の前記アルミナ結晶粒子からなる大径粒子で構成される3重点に、粒径が5μm以下の前記アルミナ結晶粒子からなる小径粒子が複数集合した組織を有するとともに、前記3重点にMAlSiで表される化合物が存在することを特徴とするアルミナ質焼結体。
  2. 前記アルミナ結晶粒子の平均粒径が個数分布平均で10μm以下であることを特徴とする請求項1に記載のアルミナ質焼結体。
  3. 測定周波数1MHzにおける誘電正接が5×10−4以下、かつ測定周波数8.5GHzにおける誘電正接が5×10−4以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のアルミナ質焼結体。
  4. NaO量が0.05質量%以下であることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれかに記載のアルミナ質焼結体。
  5. 前記3重点に、M、AlおよびSiを含有するガラスが存在していることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれかに記載のアルミナ質焼結体。
  6. 請求項1乃至5のうちいずれかに記載のアルミナ質焼結体からなることを特徴とする半導体製造装置用部材。
  7. 請求項1乃至5のうちいずれかに記載のアルミナ質焼結体からなることを特徴とする液晶パネル製造装置用部材。
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