JP2011115518A - 分離操作式調理容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来、1個の鍋・フライパンなどの調理容器で複数の料理を同時に行う時は、容器内に敷居を設けるなどしたものがあるが、油や汁などの浸透や飛沫が混ざり合うなどしたり、また、ソースやスープなどの液状物においては別々に注ぐことが出来ないなど、同時進行調理するには困難があった。
【解決手段】別々に操作出来る分離された容器1,5を設けることで、混ざり合うこと無く、1口のコンロ使用だけで複数の料理を同時進行調理することが出来る。当該分離容器を浅底(フライパン状)にした場合、例えば、ハンバーグとソースを同時且つ別々に調理し、盛付けの際にソースの調理容器だけを分離し、注ぐことができる。また、深底(鍋状)の分離容器にした場合、生麺のような茹で具合や僅かな時間で食感が変化する調理でも、麺用とスープ用を同時且つ別々に煮沸調理できるので、麺を延ばすことなくスープを冷ます事無く調理することが出来る。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般家庭などの調理熱源(ガス、電熱コンロなど)の1口のみを使用し、複数の同時調理に対し複数の分離した調理容器を独立操作させることで、調理時間の短縮、操作性の向上、省スペース、省エネルギー性、器具の費用対効果の向上を図った鍋・フライパンなどの器類の調理器具に関する。
従来、調理において熱源利用の調理容器(鍋やフライパンなどの器。以後、容器とも呼ぶ)は、1口の熱源に対し1杯の基本容器(基本構造が1つの器からなる1杯の容器。また、1杯の基本容器内に間仕切りがある場合も含む。例えば、特許文献1〜3参照)が占有し、使用していた。
実用新案公開平6−75334 登録実用新案第3100516 登録実用新案第3071543 以下、上記文献に類似するその他の特許文献。
特許公開2009−90077、特許公開2007−589、
特許公開2007−37933、
登録実用新案第3130912号、登録実用新案第3103421号、
登録実用新案第3102256号、登録実用新案第3097453号、
登録実用新案第3045121号、登録実用新案第3043237号、
登録実用新案第3029472号
これらは、次のような欠点があった。
従来、1個の鍋・フライパンなどの容器で複数の料理を同時に行う場合、上述したように容器内に敷居を設けるなどしたものがあるが、例えばフライパン型容器(例えば、特許文献1参照)では一体整形された低い敷居を設けたことで、違う調理間で油や汁などの飛沫が混ざり合うなどしたり、調理汁などを別々に注ぐことは出来ない。また、鍋型容器における敷居板取付け型の容器(例えば、特許文献2参照)では、密閉性を欠くことによる漏出で全く違う料理を扱う用途には向かず、或は密閉された容器(例えば、特許文献3参照)でもソースやスープなどの液状物においては別々に注ぐことが出来ないなど、いずれの容器も、同時に2種以上の調理(以後、同時進行調理と言う)を行うには困難があった。これは容器本体が一体式によるためであり、熱源を利用する多くの家庭用調理容器全般に内包する課題でもあった。以下、詳しく説明をする。
ここでは判り易い様に、僅かな時間の差異で大きく食感が左右される「生麺」を例に挙げ、従来の鍋型容器を用いて同時進行調理の説明をする。
通例、生麺を調理する場合「生麺の茹で上げ用湯煎」と「スープ用湯煎」が必要となる。これは、生麺をおいしく調理する為の「麺を延ばさない」「スープを冷まさない」要件として必須である(必須性は次項で詳述)。この2つの要件、すなわち煮沸における同時進行調理では、概ね2通り(A)と(B)の方法がある。(A)は、2個の容器と2口の熱源コンロで並行加熱する方法。(B)は、1個の容器と1口の熱源コンロで麺のみを調理し、スープ湯を給湯ポットなどで併用する方法がある。この時、1口のコンロしかない場合、(A)では対応出来ず、(B)では給湯ポットが無いと対応出来ない。因って、設備の伴わない個室マンションなどの1口のコンロ使用においては、生麺を始めとする同時進行調理を行うには困難であった。
更に、1口のコンロ使用において、上記の生麺調理における同時進行調理の必須性を、より詳細な生麺の調理手順例を用いて説明をする。
通常、生麺は保存用の粉にまぶされており、調理時に湯煎で茹でると同時に不要な粉が溶解され、これが取り除かれる。この粉が溶解した湯、つまり廃湯は、白濁と粘性を伴いスープ湯には適さない。従って、別途スープ用の新鮮な熱湯が用意されている必要があるが、1口のコンロでは同時煮沸は不可能である。このため、スープ湯の煮沸にかかる所作を生麺で使用した1個の容器で汎用する場合、容器の洗浄作業や新たに煮沸するまでに数分間を要するために、麺が冷めたり延びてしまうなどの弊害を起こす。因って「生麺用」と「スープ用」の湯煎は別々かつ同時に煮沸する必然がある。これは、前項(A)にあたる生麺用に1容器、スープ用に1容器の計2個の容器と、同時煮沸する2口の熱源確保が、最適な生麺の調理・飲食のためには必要不可欠であった。
また、前項(B)におけるスープ湯の煮沸・加熱を代替する手段として、電気給湯ポットがあるが、高額であり、これは使用時の適量分確保を常に気を配る必要があるなど意外と煩わしく、その都度の煮沸・保温維持費を伴うなど非効率である。
また、ガス給湯器の利用においては、給湯蛇口より直接的に盛付けの器へ熱湯を注ぐ行為は、火傷などの危険が伴い、また、水道管より直結的な熱湯をいきなりスープ湯へ使うことは、トリハロメタン残留など煮沸処理しない水道水と比較して健康面での害を増加させ、光熱費の負担も増す。
上記においては、生麺調理における「鍋型容器」の例で説明したが、その他「フライパン型容器」などを含む加熱容器全般においても同時進行調理の必須性がある。以下、フライパン容器で説明をする。全ての料理具材における調理方法と調理時期と進行は、当然各々明確な違いが存在するのは自明として、上述してきた従来にある敷居を設けた1個のフライパン容器と1口の熱源使用では、対する複数の容器と複数の熱源使用に比して、適正な調理が達成し辛いことは容易に推察されるものであり、因って「フライパン容器」などを含む加熱容器全般においても、料理各々を容器別々に同時操作すべき必須性は、更なる調理例を用いずとも「鍋容器」での必須性と同様である。
本発明は、このような従来からある困難な問題を解決しようとするものであり、こと単身者個室マンションなどに多い、狭くて作業性の悪い1口の備付けコンロの調理場においても、同時進行調理を可能とし、様々な料理を効率的に調理するためになされたものである。
そして、本発明は上記目的を達成するために、分離した容器を直火に掛かる様に複数設け、網状(てぼ、揚げアミ、揚げ物ネット、蒸し用目皿など)の着脱できる調理器具を製品や用途ごとに設ける、或は設けない任意性を有し、これら各々が分離操作出来る調理器具である。
上述したように本発明の調理器具は、1口の熱源コンロのみの利用においても複数の個々独立した同時進行調理を可能とするため、より様々な料理と使い勝手の良い調理を可能としながら調理時間の短縮と省エネルギー性の向上が図れる。また、機能の集約による簡略化とコンパクト化は、操作性の向上と省器具化、調理時と収納時における省スペース化も図れるとともに、器具の費用対効果の向上と省資材化への寄与など、効果の高い調理器具を提供できる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図12に基づいて説明する。
図においては、容器1を支持固定する外周板2に取付金具4と取手3からなる容器形態A(以下、容器A)と、容器5に取手6と取付金具7からなる容器形態B(以下、容器B)、容器1と容器5は重量バランスにおいて取手の直線軸上で図のように対称に合致する。ザル8に取手9と可変式取付金具10からなる器具形態C(以下、器具C)は、ザル8の滑落防止の爪11が付き、ザル8は容器5に内包する様に合致される。
また、図11と図12の器具Cにおけるザル8は、容器Aにおける容器1と容器Bにおける容器5にも合致することができ、個人各々の調理手順の違いやその他の料理に対応し易くする。
器具Cにおける取手9の可変動作については、特に実施形態の一手法として説明する。図9の取手9における可変式取付金具10の作動には、角度切替スイッチ13に繋がる固定ピン15を固定ピン用穴14から引き抜き、バネ16により定位置制御され、これらは回転軸17を中心に回転される。この角度の切り替えは、固定ピン用穴14を相互に切り替えることで持ち易いように角度変更できる。
また、器具Cにおけるザル8の網状とは、いわゆる網類にあたる「てぼ(湯きり用ふりざる)」を始め、揚げアミ(揚げ物を掬う)、揚げ物ネット(揚げ物を置いて油を切る)、蒸し用目皿(蒸し物の底上げ台座)などを指し、これら水や油などの「液体を切る」目的とした概念上の網の属性形状を使用すれば、多様な料理内容に対応できる。
各々の取手、3・6・9には、指を掛け易いように図10の12のように凹みを設け、9から6から3の順で段階的に外したり、或は6と9の組み合わせ、3と6の組み合わせという具合に、使用状況に応じて取り易いように施す。
また、各々の取手、3・6・9には、壁掛け穴18を通しで設けるなどし、何れの取手には位置合わせ凹凸21を設け、取手3・6の上面側が凸、対する取手6・9の底面側を凹で合致(或は凹凸を逆も可)するようにし、図1のように容器A、容器B、器具Cを組込んだ際の取手のズレを防止する。
容器Aには、熱源コンロ上に置く際の安定性を計る為にコンロ安定板19を設け、容器Bには、容器5における底面の熱伝導率を妨げない為にコンロ安定板19を避ける様に溝20を設け、平滑性を確保する。
以下、上記構成の使用手順を生麺調理で説明する。容器Aと容器Bと器具Cは、各々適宜な隙間で組込まれており、分離と着脱が可能となっている。まず、容器1と容器5に水を注ぎ、1口の熱源コンロに載せ沸騰させる。この時、容器1と容器5は略均等に加熱され、略同時に沸騰される。沸騰した容器5に合致したザル8の中へ生麺などを入れ、麺の固さ具合を計りながら茹で上がるのを待つ。その間に、盛付けの器にタレなどを投入しておく。適宜な固さの麺が茹で上がる頃合いに際して、沸騰させた容器1の湯を盛付けの器に加えてスープを作る。時間を空けずに麺を盛付けの器へ投入すれば、適宜な固さの麺と熱いスープが同時に確保できるので、おいしく生麺を食することができる。
上述したように請求項1の構成からなる容器1、容器5においては、深さや広さを変えるだけで(例えば、浅底で広いものはフライパンとして、深底のものは鍋として)調理容器全般に汎用できるものである。
以上のように本実施形態によれば、1口のコンロ使用において、従来の2個の容器と2口の熱源コンロ使用時と同様の効果(分離容器の容量比除く)が得られ、さらに、調理時間の短縮、操作性の向上、省エネルギー、省スペース、省器具化における費用対効果の向上、省資材化への寄与が得られるものである。
本発明の実施形態を示す分離式調理器具の斜視図 同調理器具の底面から見る斜視図 同調理器具の分離展開した斜視図 同調理器具の底面から見る分離展開した斜視図 同調理器具の平面図 同調理器具の底面図 同調理器具の展開した平面図 同調理器具の展開した底面図 同調理器具の図5におけるAーA断面図 同調理器具の図9におけるBーB拡大断面図 同調理器具の取付金具7の動作時における斜視図 同調理器具の器具Cを容器1へ転用(合致)例における斜視図
1 容器
2 外周板
3 取手
4 取付金具
5 容器
6 取手
7 取付金具
8 ザル
9 取手
10 可変式取付金具
11 滑落防止の爪
12 指掛け凹み
13 角度切替スイッチ
14 固定ピン用穴
15 固定ピン
16 バネ
17 回転軸
18 壁掛け穴
19 コンロ安定板
20 溝
21 位置合わせ凹凸

Claims (2)

  1. 直接加熱される分離した容器を複数設け、各々が分離操作出来る調理器具。
  2. 上記の分離した容器に、網状からなる着脱できる調理器具を任意に設けた請求項1記載の調理器具。
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