JP2011115121A - 乗用型草刈機 - Google Patents

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    • A01D57/26Plates arranged behind the cutter-bar for guiding the cut grass or straw

Abstract

【課題】モーアの後端開口部より後方に向けて排出される刈草が舞い上がってエンジンボンネットに付着することを抑制できる乗用型草刈機を提供する。
【解決手段】左右の駆動輪12の前側に後端開口部40aより刈草を後方に向けて排出するリアーディスチャージ型のモーア4を備え、左右の駆動輪12間の上部に運転座席13を備え、運転座席13の後方にエンジンボンネット20を配置してある乗用型草刈機において、運転座席13の後方で、エンジンボンネット20の下部位置における左右方向横側部に、モーア4の後端開口部40aから後方に向けて排出された刈草が上方へ巻き上がるのを抑制する刈草巻上げ防止部材30を設けてある。
【選択図】図3

Description

本発明は、後端開口部より刈草を後方に向けて排出するリアーディスチャージ型のモーアを備えた乗用型草刈機に関する。
後端開口部より刈草を後方に向けて排出するリアーディスチャージ型のモーアを備えた乗用型草刈機としては、例えば、特許文献1には、左右の駆動後輪の上部に運転座席を備え、運転座席の前方位置の左右の前輪と後輪の間にリアーディスチャージ型のモーアを配置したミッドマウント型の乗用型草刈機が示されている(特許文献1の図5参照)。
又、特許文献2には、駆動前輪の前側にリアーディスチャージ型のモーアを配置し、左右の前輪の上方、即ち、リアーディスチャージ型のモーアの後方に運転座席を備え、運転座席の直ぐ後方にエンジンボンネットを備えたフロントマウント型の乗用型草刈機が示されている(特許文献2の図1、図2参照)
特開平6−46637号公報(図5参照) 特開2007−185128号公報(図1、図2参照)
特許文献1に示されたミッドマウント型のリアーディスチャージ型のモーアを備えた乗用型草刈機では、運転座席がリアーディスチャージ型のモーアの後ろに配置されているので、風が弱いときや追い風のときには、芝などの刈草が舞い上がって運転者に刈草や塵埃が降りかかることがある。
特許文献2に示されたフロントマウント型のリアーディスチャージ型のモーアを備えた乗用型草刈機では、モーアの後方に運転座席とその後方にエンジンボンネットを備えてあるので、刈り取った芝草が舞い上がって運転者に刈草や塵埃が降りかかったり、エンジンボンネットに多量の刈草や土埃が付着することがある。
本発明の目的は、乗用型草刈機のリアーディスチャージ型のモーアから後方に排出される刈草や塵埃が舞い上がって運転者に降りかかったり、エンジンボンネットに刈草や土埃が付着し難いようにすることにある。
〔第1発明の構成〕
本第1発明は、左右の駆動輪の前側に後端開口部より刈草を後方に向けて排出するリアーディスチャージ型のモーアを備え、前記左右の駆動輪間の上部に運転座席を備え、運転座席の後方にエンジン及び前記エンジンを覆うエンジンボンネットを配置してある乗用型草刈機において、
前記運転座席の後方で、前記エンジンボンネットの下部位置における当該エンジンボンネットの左右方向横側部に、前記モーアの後端開口部から後方に向けて排出された刈草が上方へ巻き上がるのを抑制する刈草巻上げ防止部材を設けてある。
〔作用〕
モーアの後端開口部から左右の駆動輪の間を通って後方に排出される刈草は、左右の駆動輪の駆動ケースやエンジンの下方を通って後方に抜けるものの他、左右の駆動輪の内側部分に衝突して走行機体の左右中央側に跳ね返ったり、駆動輪の内側に沿って駆動輪の後方に抜けてエンジンボンネットの横側部より外方に達した刈草や土埃は上方に舞い上がろうとする。
本第1発明の構成によると、運転座席よりも後方で、エンジンボンネットの下部位置における当該エンジンボンネットの左右方向横側部に、前記モーアの後端開口部から後方に向けて排出された刈草が上方へ巻き上がるのを抑制する刈草巻上げ防止部材を設けてあるので、駆動輪の後方に抜けてエンジンボンネットの横側部より上方に舞い上がろうとする刈草や土埃は、刈草巻上げ防止部材によって上昇するのを防止されるから、エンジンボンネットに刈草や土埃が付着して目詰まりを起こすのを抑制することができるとともに、刈草や土埃が運転者に降りかかることも軽減される。
〔第1発明の効果〕
従って、本第1発明によると、運転者に対する作業環境が改善されるとともに、エンジンボンネットの目詰まりも抑制できることから、エンジンに対する冷却機能を妨げることを抑えることができるから、長時間運転も良好に行えるようになる。
〔第2発明の構成〕
本第2発明は、第1発明の構成において、前記刈草巻上げ防止部材を前記エンジンボンネットと駆動輪の後端部上方に亘り、且つ前記駆動輪の後端部上方箇所から後方に向けて延設してある。
〔作用効果〕
本第2発明によると、駆動輪の内側からエンジンボンネットの横外側部に抜けた刈草や土埃は、刈草巻上げ防止部材により、上方へ舞い上がるのが阻止され、エンジンボンネットに沿って後方に向けて排出されるので、刈草や土埃がエンジンボンネットに付着して目詰まりを起こすことが良好に抑制することができ、これにより、エンジンボンネットの前方位置する運転者に対しても刈草や土埃が舞い上がって作業環境を悪くするということも抑制できる。
これにより、エンジンボンネットに目詰まりが生じてエンジンをオーバーヒート気味になることも抑制できる上に、作業環境もよくなり快適に運転できるに至った。
〔第3発明の構成〕
本第3発明は、第1発明または第2発明の構成において、前記刈草巻上げ防止部材を前側部分が水平で、前後方向中間部から後側部分を後方ほど下位となる傾斜状に形成してある。
〔作用効果〕
本第3発明によれば、刈草巻上げ防止部材の後側部分を後方ほど下位となる傾斜状に形成してあるので、刈草巻上げ防止部材から後方に排出される刈草や土埃は、斜め下方に向けて後方に排出されるから、上方のエンジンボンネットや運転座席まで舞い上がる状態がさらに抑えられる。そして、その間に走行機体は前方に移動するから、エンジンボンネットに目詰まりを起こしたり、運転環境を悪くするという事態がより一層回避できるに至った。
〔第4発明の構成〕
本第4発明は、第1発明〜第3発明のいずれかの構成において、前記駆動輪は後輪で、前記刈草巻上げ防止部材が平面視で前記エンジンボンネットの後端部と左右一方の前記駆動輪の後端部とを結ぶ最後部ラインよりも後方に突出しないように、前記刈草巻上げ防止部材の後部の外側角部に切欠き部を形成してある。
〔作用効果〕
第4発明によれば、走行機体を急旋回させても、刈草巻上げ防止部材が他物に衝突する前に、後輪やボンネットが衝突することになり、後輪やボンネットが他物に衝突しないように旋回している以上、刈草巻上げ防止部材が他物に衝突することもなく、又、仮に後輪やボンネットが他物に衝突したとしても刈草巻上げ防止部材を損傷させてしまうこともない。
〔第5発明の構成〕
本第5発明は、第1発明〜第4発明のいずれかの構成において、前記刈草巻上げ防止部材を、左右いずれか一方のみ、又は左右両方に配設してある。
〔作用効果〕
本第5発明によれば、刈草巻上げ防止部材を左右に取り付ければ、デザイン上も左右対称的にすることができるが、モーアから刈草の排出が片寄る側の駆動輪とエンジンボンネットとの間にのみ刈草巻上げ防止部材を取り付けても、良好にエンジンボンネットに対する目詰まりや作業環境を改善することができる。
〔第6発明の構成〕
本第6発明は、第1発明〜第5発明のいずれかの構成において、前記刈草巻上げ防止部材の下方で、且つ、機体主フレームの横外側面に、刈草案内面が後部ほど外方位置となる整流板を取り付けてある。
〔作用効果〕
モーアの後端開口部から刈草が斜め後方に排出されて、右又は左の駆動輪の内側に通って後方に排出される刈草の一部は、駆動輪の内側部分に衝突して、それが跳ね返って後方に移動しながら走行機体の左右中心側に移動し、刈草がそのままエンジンボンネット内に浸入したり、エンジンボンネットの外面に沿って上昇してエンジンボンネットに対して目詰まりを助長することがあるが、第6発明においては、刈草巻上げ防止部材の下方の、機体主フレームの横外側面に、刈草案内面が後部ほど外方位置となる整流板を取り付けてあるので、駆動輪の内側に衝突して跳ね返った刈草は整流板に案内されて再び走行機体の外側に向けて排出されるようになり、これにより刈草がエンジンボンネット内に浸入したり、ボンネットの外面に沿って上昇してエンジンボンネットに目詰まりが生じさせるという事態を極力回避することができるに至った。
乗用型草刈機の全体側面図である。 乗用型草刈機の全体平面図である。 乗用型草刈機におけるモーアの中間部より後部の構造と刈草巻上げ防止部材及び整流板を示す一部縦断側面図である。 乗用型草刈機におけるモーア及びモーアより後部の構造と刈草巻上げ防止部材及び整流板を示す一部破断平面図である。 刈草巻上げ防止部材及び整流板の配置を示す乗用型草刈機の一部縦断正面図である。 刈草巻上げ防止部材及び整流板の取付構造を示す分解斜視図である。
〔乗用型草刈機の全体構成〕
図1に本発明に係る乗用型草刈機の全体側面が、又、図2にその全体平面が示されている。この乗用型草刈機は、機体主フレーム10の前端側にキャスタ式の遊転輪に構成された左右一対の前輪11を備え、機体主フレーム10の後端側に左右一対の駆動輪である後輪12を備えて走行機体1を構成し、この走行機体1の後輪12の前側、すなわち、左右前輪11と左右後輪12の間に、バーブレード型のモーア4が昇降自在に吊り下げ支持された、いわゆるミッドマウント仕様に構成されている。
走行機体1の後部にはエンジンボンネット20内に水冷ディーゼル式のエンジン21及びラジエータ27を収容した原動部2が、機体主フレーム10の後側フレーム部分に配備されるとともに、走行機体1の前後中間部位で、左右後輪12の前より側で、且つ左右後輪の間の上部に運転座席13が配備され、運転座席13の後方にエンジンボンネット20が配置されている。
運転座席13の後部には門形のロプス14が略鉛直に立設固定されている。ロプス14は、その上下中間部位で支点x1周りに後方に折り畳み可能に構成されており、樹木の幹回りの草刈り時にロプス14を折り畳むことで、ロプス14を張り出した枝に引っ掛けることなく作業ができるよう構成されている。
機体主フレーム10における前側フレーム部分には、運転座席13の足元に位置するステップ15が搭載装着されるとともに、運転座席13の左右にはフェンダ16が配備されている。フェンダ16は、側面視で(図1、図3参照)、運転座席13の前端付近から後輪12の前後中間部まで後方に延設されており、左右のフェンダ16の下部に一対の燃料タンク8が配設されている。燃料タンク8はフェンダ16の前端よりも後方で、且つ後輪12の前端よりも前方の位置から後輪12の後端部近傍の位置に亘る前後長さで、後輪12の直ぐ上に配設されていて、実質的には燃料タンク8がフェンダとして機能する。
左右の燃料タンク8の内側におけるフェンダ16の前端部よりも少し後方の位置からロプス14の後端よりも少し後の位置に亘って、運転座席13等を支持するための上部フレーム7が配設されている。上部フレーム7は機体主フレーム10に支持されている。
伝動系の構造は周知のものであるため詳細な構造の説明は省略するが、エンジン21の出力はミッションケース22に入力されて走行系と作業系とに分岐され、走行系の動力はミッションケース22の左右両側に配備された左右一対の静油圧式無段変速装置(HST)25に入力され、その変速出力が車輪ケース23を介して左右の後輪12に伝達されるようになっている。
ミッションケース22の両側面に夫々静油圧式無段変速装置25が取り付けてあり、左右の静油圧式無段変速装置25の横外側面に、油圧ブロック28を介して夫々車輪ケース23が取り付けてあり、車輪ケース23のミッションケース22に向かう内向き面が機体主フレーム10に油圧ブロック28を介して取り付け固定してある。
左右の後輪12を駆動する静油圧式無段変速装置25は、運転座席13の左右両脇に前後揺動操作可能に配備された左右一対の走行レバー17を各別に揺動操作することで、左右の後輪12をそれぞれ独立して無段階に前後進変速するよう構成されている。図1に示す中立停止の状態から、左右の走行レバー17の同時同方向の操作で直進前後進、左右各別の操作でピボットターン、および、スピンターンを任意に行うことができるようになっている。
〔モーアの構成〕
モーア4は、四連リンク構造のリンク機構18を介して吊り下げ支持された構造となっている。リンク機構18は、図1及び図3に示すように、そのリンク機構18の一部に連結された油圧シリンダ19の伸縮作動によって昇降操作され、モーア4を略平行に昇降作動させるよう構成してある。
このモーア4への動力伝達は、前記ミッションケース22で分岐された作業系の動力が、ミッションケース22の前面下部に突設された、走行機体1側からの出力軸であるPTO軸24から機体前方に向けて出力され、このPTO軸24及び伝動軸3を介してモーア4にエンジン動力を軸伝達するように構成してある。
モーア4は、下向きに開放されたモーアデッキ40の内部に、縦軸心周りに回転駆動される3枚の回転ブレード41L,41C,41Rが、中央の回転ブレード41Cが少し前方に偏位するよう平面視で三角配置されて軸支された構造となっており、走行機体1が直進移動した際に、隣接する回転ブレード41L,41C,41R同士の先端回動軌跡の左右端が部分的に重複して、刈残しの無い草刈りが行えるようになっている。
モーアデッキ40は、図3及び図4に示すように、天板高さが全体的に同高さに設定されたフラットデッキに構成されているとともに、このモーアデッキ40の上面中央位置に、前記PTO軸24から取り出された作業用動力が伝達されるベベルギヤケース42を設けてある。
このベベルギヤケース42では、伝動軸3を介して伝達された水平方向の回転動力を、内部のベベルギヤ機構(図示せず)を介して縦軸回転に変換し、中央の回転ブレード41Cの回転軸43Cに伝達するように構成されている。
中央の回転軸43Cと左右の回転ブレード41L,41Rの回転軸43L,43Rとは、それぞれの軸端に設けた伝動プーリ44,44,44にベルト45を巻き掛けて連動され、各回転ブレード41L,41C,41Rが同じ方向(平面視で時計回り)に等速で回転駆動されるようになっている。
モーアデッキ40の周囲には障害物乗り越え用の遊転輪(アンチスキャルプローラ)47が配備されており、上方への移動融通をもってリンク機構18に吊り下げ支持されたモーア4が地上の斜面や隆起部などに接近すると、遊転輪47のいずれかが隆起部などに乗り上がることでモーア4が相対的に持ち上げられて、モーアデッキ40が直接に接触して地面を削ることが回避されるようになっている。
図3及び図4に示すように、モーアデッキ40自体は前端から両側端に掛けて縦向き姿勢の壁40Bによって回転ブレード41L,41C,41Rによる刈草細断空間を有し、後端に後方斜め下向きの後端傾斜壁40Aを有している。後端傾斜壁40Aの下端位置を縦向き姿勢の壁40Bより上方に位置させて、後端傾斜壁40Aの下端下方に後端開口部40aを形成し、この後端開口部40aより後方に刈草を放出すべく、モーア4をリアーディスチャージ型に構成してある。
図3〜図6に示すように、上部フレーム7の後端部にブラケット29を取り付け、ブラケット29に燃料タンク8の後部をブラケット8aを介して支持するとともに、モーア4の後端開口部40aから後方に向けて排出された刈草が上方へ巻き上がるのを抑制する刈草巻上げ防止部材30を取り付けてある。刈草巻上げ防止部材30は、運転座席13よりも後方に位置し、エンジンボンネット20の下部位置におけるエンジンボンネット20の左右方向横側部に設けてある。
前記上部フレーム7の後端部に上下2個のボルト孔7aを穿設してある。前記ブラケット29には、上端部29aを水平に折り曲げた立上げ片29bと下方折り曲げ片29cとを形成し、立上げ片29bの上端部に1個のボルト孔29dと下部に2個のボルト孔29eを穿設し、下方折り曲げ片29cには2個のボルト孔29fを穿設してある。
前記刈草巻上げ防止部材30は、前端及び左右端部に折り曲げ片31,32を形成し、前端の折り曲げ片31に2個のボルト孔31aを穿設してある。
前記上部フレーム7に穿設した2個のボルト孔7aと立上げ片29bの下部に穿設した2個のボルト孔29eにボルト33を挿通しナット33aで締め付けて上部フレーム7にブラケット29を固定する。立上げ片29bの上端部29aに穿設したボルト孔29dと燃料タンク8のブラケット8aに穿設した孔(図示せず)にボルト34を挿通しナット34aで固定して、燃料タンク8の後端を固定する。
ブラケット29の下方折り曲げ片29cに穿設した2個の孔29fと刈草巻上げ防止部材30の前端の折り曲げ片31に穿設した2個のボルト孔31aにボルト35を挿通しナット36で固定して、上部フレーム7にブラケット29を介して刈草巻上げ防止部材30を取り付ける。
刈草巻上げ防止部材30の前後方向は、後輪12の車軸26よりも後方の後方中間位置から平面視で後輪12の後端よりも少し後方に延設されており、刈草巻上げ防止部材30の左右方向は、エンジンボンネット20の左右横外端部の近傍から一つの後輪12の左右中央よりも外方の外端部近くまで位置する状態で、エンジンボンネット20の外側部から後輪12の上方に亘って設けられている。
前記刈草巻上げ防止部材30は、前側部分30aが内外全幅に亘って水平で、前後方向中間部から後側部分30bを後方ほど下位となる傾斜状に形成してある。
前記刈草巻上げ防止部材30が平面視で前記エンジンボンネット20の後端部20aと左右一方の前記後輪12の後端部12aとを結ぶ最後部ラインLよりも後方に突出しないように、刈草巻上げ防止部材30の後部の外側角部に直線状に切り欠かれた切欠き部30cを形成してある。これにより、刈草巻上げ防止部材30によって後輪12の後端部上方箇所を広く覆いながら刈草巻上げ防止部材30が他物に衝突することもなく、又、仮に後輪12やエンジンボンネット20が他物に衝突したとしても刈草巻上げ防止部材30を損傷させてしまうこともない。
前記刈草巻上げ防止部材30の下方で、且つ、機体主フレーム10の左右横外側面に、刈草案内面37dが後部ほど外方位置となる整流板37を取り付けてある。
整流板37の前側の取付部37aと後側の取付部37bは同一平面上に位置し、これらの取付部37a,37bにボルト孔37cを形成してある。前側の取付部37aから草刈案内面37dが取付部37a,37bとなる平面に対して後部ほど外方となる緩傾斜状に形成されている。刈草案内面37dの後端から後側の取付部37bまでの間は急傾斜面37eに形成してある。
整流板37は、刈草巻上げ防止部材30の下方に位置し、整流板37の取付位置に対応する機体主フレーム10にボルト孔38を形成し、このボルト孔38と前記整流板37に形成したボルト孔37cとにボルト39を挿通してナットで締め付けて整流板37を機体主フレーム37の横外面に取り付ける。
モーア4の後端開口部40aから左右の後輪12の間を通って後方に排出される刈草は、後輪12の内側部分に衝突して内側に跳ね返ったりしながら、後輪12の後方に抜けてエンジンボンネット20の横側部より外方に達した刈草や土埃は上方に舞い上がろうとするが、上方に舞い上がろうとする刈草や土埃は刈草巻上げ防止部材30により上昇が抑制され、エンジンボンネット20やラジエータ27の目詰まりが軽減されるとともに、刈草や土埃が運転者に降りかかることも軽減される。これによって、運転者に対する作業環境が改善されるとともに、エンジン21に対する冷却機能を妨げることを抑えることができ、長時間運転も良好に行えるようになる。
加えて、刈草巻上げ防止部材30の後側部分を後方ほど下位となる傾斜状に形成してあることで、刈草巻上げ防止部材30から後方に排出される刈草や土埃が舞い上がる状態がさらに抑えられることから、エンジンボンネット20やラジエータ27の目詰まり、運転環境の悪化をより良好に一層回避することができる。
又、刈草巻上げ防止部材30の下方における機体主フレーム10の左右横外側面に整流板37を取り付けてあるので、後輪12の内側に衝突して跳ね返った刈草は再び整流板37によって走行機体1の左右外側に向けて排出され、エンジンボンネット20やラジエータ27に目詰まりが生じさせるという事態を極力回避することができる。
〔別実施の形態〕
(1)主たる実施の形態では、刈草巻上げ防止部材30を、左右両方に設けたが、左右いずれか一方のみに配設してもよい。回転ブレード41C,41L,41Rは平面視で時計方向に回転するので、刈草は概して前方から後方左方に向けて排出され、左右に刈草巻上げ防止部材30が存在する場合は、右側の刈草巻上げ防止部材30に刈草が到達することは少なく、主に左側の刈草巻上げ防止部材30に刈草が作用する。したがって、回転ブレード41C,41L,41Rが時計周りの場合は、右側の刈草巻上げ防止部材30を省略して左側の刈草巻上げ防止部材30のみを設けてもよい。又、回転ブレード41C,41L,41Rが反時計周りの場合は、刈草巻上げ防止部材30を右側のみに設けてもよい。
(2)同様に、整流板を左右一方のみに配設してもよい。
(3)刈草巻上げ防止部材30としては、前側部分30aと後側部分30bとで形状を異なられたものに限らず、例えば水平部分のみで構成されたものや、傾斜状の部分のみで構成されたものであってもよく、また、側面視での形状として屈曲したものや直線状のものに限らず、例えば側面視で上側に凸状に湾曲した形状のものを採用してもよい。
(4)切欠き部30cの形状としては直線状に切り欠かれたものに限らず、湾曲状に切り欠かれたものであってもよく、また、切欠き部30cは必須のものではなく省略してもよい。
本発明は、ミッドマウント型の乗用型草刈機だけでなく、フロントマウント型の乗用型草刈機にも適用できる。
4 モーア
10 機体主フレーム
12 駆動輪(後輪)
13 運転座席
12a 後輪の後端部
20 エンジンボンネット
20a エンジンボンネットの後端部
21 エンジン
30 刈草巻上げ防止部材
30a 刈草巻上げ防止部材の前側部分
30b 刈草巻上げ防止部材の後側部分
30c 切欠き部
37 整流板
37d 刈草案内部
40a 後端開口部
L 駆動輪の後端部とエンジンボンネットの後端部とを結ぶ最後部ライン

Claims (6)

  1. 左右の駆動輪の前側に後端開口部より刈草を後方に向けて排出するリアーディスチャージ型のモーアを備え、前記左右の駆動輪間の上部に運転座席を備え、運転座席の後方にエンジン及び前記エンジンを覆うエンジンボンネットを配置してある乗用型草刈機において、
    前記運転座席の後方で、前記エンジンボンネットの下部位置における当該エンジンボンネットの左右方向横側部に、前記モーアの後端開口部から後方に向けて排出された刈草が上方へ巻き上がるのを抑制する刈草巻上げ防止部材を設けてある乗用型草刈機。
  2. 前記刈草巻上げ防止部材を前記エンジンボンネットと駆動輪の後端部上方に亘り、且つ前記駆動輪の後端部上方箇所から後方に向けて延設してある請求項1記載の乗用型草刈機。
  3. 前記刈草巻上げ防止部材を前側部分が水平で、前後方向中間部から後側部分を後方ほど下位となる傾斜状に形成してある請求項1または2記載の乗用型草刈機。
  4. 前記駆動輪は後輪で、前記刈草巻上げ防止部材が平面視で前記エンジンボンネットの後端部と左右一方の前記駆動輪の後端部とを結ぶ最後部ラインよりも後方に突出しないように、前記刈草巻上げ防止部材の後部の外側角部に切欠き部を形成してある請求項1〜3のいずれか一項に記載の乗用型草刈機。
  5. 前記刈草巻上げ防止部材を、左右いずれか一方のみ、又は左右両方に配設してある請求項1〜4のいずれか一項に記載の乗用型草刈機。
  6. 前記刈草巻上げ防止部材の下方で、且つ、機体主フレームの横外側面に、刈草案内面が後部ほど外方位置となる整流板を取り付けてある請求項1〜5のいずれか一項に記載の乗用型草刈機。
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