JP3129006U - 乗用草刈り機 - Google Patents

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貴典 阿部
寛之 菊池
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和同産業株式会社
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Abstract

【課題】果樹園のような特殊な場所で使用する乗用芝刈り機において、浮き上がる心配が無く且つコストアップを抑えることができる芝刈り機を提供することを課題とする。
【解決手段】機体中心線21より右側にシート23及び運転者54が存在し、機体中心線21より左側にエンジン27及び燃料タンク28が存在する。80kg程度のシート23側と、60〜75kg程度の駆動源27側とを機体中心線21に対して対称に配置することで、重心を常に機体中心線21上に置くことができ、浮き上がり防止することができる。また、ステアリング部材24はシート23と同じ側にあるため、両手操舵が達成できる。
【選択図】図3

Description

本考案は、果樹園に好適な乗用草刈り機に関する。
果樹園の草を刈る乗用草刈り機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−1585公報(図5)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図5は従来の技術の基本構成を説明する図であり、左車輪101及び右車輪102を備えた機体103に運転者104が座る着座部105を備え、機体103の下に草106を刈る刈刃部107を備えた乗用草刈り機100において、機体103の幅方向中心を通る機体中心線108上に操向ハンドル109及び着座部105が設けられている。ただし、着座部105は矢印(1)のように、機体中心線108から図面右側へスライド可能とされている。別の開示では操向ハンドル109も着座部105と共にスライド可能とされている。
樹木110の廻りの草106を刈るときには、果樹110の枝葉111が邪魔にならないように、運転者104は、実線の位置に着座部105をスライドさせる。これで、樹木110の際(きわ)まで草106を刈ることができる。
しかし、従来の技術には次に述べる欠点がある。
第1に、矢印(1)のごとくスライドさせると、運転者104及び着座部105が右車輪102上に位置する。本来、機体中心線108上にあるべき重心G0が、G1で示す位置まで移動する。地面の凹凸の影響で左の車輪101に上向き力が加わると、機体103は簡単に浮き上がり、刈草の丈が不揃いになる。
第2に、操向ハンドル109を着座部105と一緒にスライド(移動)可能な構造にした場合、操向ハンドル109は、ユニバーサルジョイントなどの自在軸継手を介して、機体側の操舵系統と連結する必要があるが、この自在軸継手は通常のチルトハンドル用の継手に比較して、格段に長大なものを使用する必要がある。すなわち、相対移動量が格段に大きいため、自在軸継手は長くなり、大型になる。このような自在軸継手は高価であるため、乗用草刈り機100のコストアップを招く。
果樹園のような特殊な場所で使用する乗用芝刈り機において、浮き上がる心配が無く且つコストアップを抑えることができる芝刈り機が望まれる。
本考案は、果樹園のような特殊な場所で使用する乗用芝刈り機において、浮き上がる心配が無く且つコストアップを抑えることができる芝刈り機を提供することを課題とする。
請求項1に係る考案は、車輪を備えた機体に運転者が座るシートを備え、前記機体の前部に草を刈る刈刃部を備え、前記車体に刈刃並びに前記車輪を駆動する駆動源を備えた乗用草刈り機において、前記機体の幅方向中心を通る機体中心線に対して、一側に前記シート及びステアリング部材が設けられ、他側に前記駆動源が設けられていることを特徴とする。
請求項2に係る考案では、シートは、水平旋回可能な旋回シートであることを特徴とする。
請求項1に係る考案では、機体中心線を中心にして一側にシート及びステアリングを配置し、他側に駆動源を設けた。
シートが機体中心線よりも一側に寄っているため、樹木から運転者を離すことができ、果樹園の草刈りを能率良く実施させることができる。
ところで、シートと運転者との合計重量は80kg程度になる。一方、駆動源がガソリンエンジンの場合は、ガソリンエンジンと燃料タンクとの合計重量が60kg程度になる。駆動源がデーゼルエンジンの場合は、ジーゼルエンジンと燃料タンクとの合計重量が75kg程度になる。内燃機関が電動モータの場合は、モータとバッテリとの合計重量が70kg程度になる。
80kg程度のシート側と、60〜75kg程度の駆動源側とを機体中心線に対して対称に配置することで、重心を常に機体中心線上に置くことができる。
また、ステアリング部材を車幅方向へ移動させる必要はなく、高価な軸自在継手は不要となる。
したがって、本考案によれば、果樹園のような特殊な場所で使用する乗用芝刈り機において、浮き上がる心配が無く且つコストアップを抑えることができる芝刈り機が提供できる。
請求項2に係る考案では、シートは水平旋回可能である。シートが一側に寄っているので、シートの前縁が一側になるように旋回させれば、運転者は地面から直接シートに座ることができる。次に、座ったままでシートを旋回させれば、運転者はステアリング部材を握ることができる。
ステアリング部材とシートとの間隔を狭めることができる。そのため、機体の前後長さを詰めることができ、機体の小型、軽量化が達成できる。
本考案を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本考案に係る乗用草刈り機の平面図であり、乗用草刈り機10は、機体20の前部に草を刈る刈刃部40を備えた乗り物である。刈刃部40は、機体20にロータリジョイント部41及び平行リンク42を介して連結されている。また、刈刃部40は、前左補助輪43と前右補助輪44と後左補助輪45とからなる三輪を備えており、これらの三輪が接地するため、刈刃部40の荷重が機体20に加わる心配は無い。
機体20の詳細構造は次図で説明するが、平面視でほぼ矩形を呈し、機体20の幅方向中心を通る機体中心線21上に、変速や前後進のためのシフトレバー22が配置され、機体中心線21の右側に運転者が座るシート23及び運転者が握るステアリング部材24が配置され、機体中心線21の左側に大きなエンジンカバー25が配置されている。
図2は本考案に係る乗用草刈り機の構造図であり、機体20は、井桁状に組んだメインフレーム26と、機体中心線21より左側にてメインレーム26に載せた、駆動源としてのエンジン27と、このエンジン27に載せた燃料タンク28と、エンジン27の出力を伝えるチェーンケース29と、このチューンケース29から機体中心線21に沿って延ばされる刈刃駆動軸31及び走行駆動軸32と、この走行駆動軸32で駆動される変速機ケース33と、メインフレーム21の前後左右に配置した前左車輪34、前右車輪35、後左車輪36及び後右車輪37と、変速機ケース33からの出力を前左車輪34、前右車輪35、後左車輪36及び後右車輪37に伝達するチェーン38、38及びスプロケット39、39とを備える自走四輪車である。
刈刃部40のカッタハウジング46には、カッタブレードと呼ばれる左の刈刃47及び右の刈刃48が配置されており、これらの左右の刈刃47、48は、ベルト49、51及びプーリ52、53を介して刈刃駆動軸31で駆動される。
以上の構成からなる乗用草刈り機10の作用を次に説明する。
図3は乗用芝刈り機の背面図兼作用説明図であり、運転者54はシート23に座り、ステアリング部材24及びシフトレバー22を操作して、図面表裏方向へ走行しながら、草57を刈る。
果樹園では多数の樹木55が存在する。運転者54は樹木55の右側を通過する要領で作業を進める。
この際、機体中心線21より右側に運転者54が位置するため、樹木55の枝葉56に運転者54が接触する心配は無い。そのため、樹木55の際まで草57を刈ることができる。
作業中は、機体中心線21より右側にシート23及び運転者54が存在し、機体中心線21より左側にエンジン27及び燃料タンク28が存在する。
シート23と運転者54との合計重量は80kg程度になる。一方、駆動源がガソリンエンジンの場合は、ガソリンエンジン27と燃料タンク28との合計重量が60kg程度になる。駆動源がデーゼルエンジンの場合は、ジーゼルエンジンと燃料タンクとの合計重量が75kg程度になる。内燃機関が電動モータの場合は、モータとバッテリとの合計重量が70kg程度になる。
80kg程度のシート23側と、60〜75kg程度の駆動源27側とを機体中心線21に対して対称に配置することで、重心を常に機体中心線21上に置くことができる。
また、ステアリング部材24を車幅方向へ移動させる必要はなく、高価な軸自在継手は不要となる。
したがって、本考案によれば、果樹園のような特殊な場所で使用する乗用芝刈り機において、浮き上がる心配が無く且つコストアップを抑えることができる芝刈り機が提供される。
本考案に係る別実施例を次に説明する。
図4は乗用草刈り機の要部を示す図であり、(a)において、シート23は軸59を介して機体20に設けられていて、軸59を中心にして、矢印(2)のごとく旋回可能である。
すなわち運転者54は、機体20の右側に矢印(3)の向きに起立し、この状態でシート23に座る。運転者54は、座ったままでシート23を図反時計方向(矢印(2))に約90°旋回させる。
(b)が運転状態となる。シート23の前縁61とステアリング部材24との間隔Lが狭くても、両足を差し入れることができた。
すなわち、シート23を旋回可能にすることにより、乗り降りが楽になると共に、間隔Lを狭めることができる。間隔Lが小さければ、機体20の長さを小さくすることができ、乗用草刈り機の小型化、軽量化を促すことができる。
尚、本考案の乗用草刈り機は、果樹園に好適であるが、庭園、植林場、ゴルフ場など樹木と草が混在している所であれば、何処でも使用可能であるから、用途は限定しない。
また、実施例ではシートを機体中心線の右側に配置したが、逆にしても良い。すなわち、機体中心線の左側にシート及びステアリング部材を配置し、機体中心線の右側に駆動源を配置しても良い。
さらには、ステアリング部材は、丸ハンドル、横バーハンドル、棒状ハンドルの何れでも良い。
本考案の乗用草刈り機は、果樹園に好適である。
本考案に係る乗用草刈り機の平面図である。 本考案に係る乗用草刈り機の構造図である。 乗用芝刈り機の背面図兼作用説明図である。 乗用草刈り機の要部を示す図である。 従来の技術の基本構成を説明する図である。
符号の説明
10…乗用草刈り機、20…機体、21…機体中心線、23…シート、24…ステアリング部材、27…駆動源としてのエンジン、34〜37…車輪、47、48…刈刃、54…運転者、57…草、59…シートの旋回軸。

Claims (2)

  1. 車輪を備えた機体に運転者が座るシートを備え、前記機体の前部に草を刈る刈刃部を備え、前記車体に刈刃並びに前記車輪を駆動する駆動源を備えた乗用草刈り機において、
    前記機体の幅方向中心を通る機体中心線に対して、一側に前記シート及びステアリング部材が設けられ、他側に前記駆動源が設けられていることを特徴とする乗用草刈り機。
  2. 前記シートは、水平旋回可能な旋回シートであることを特徴とする請求項1記載の乗用草刈り機。
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