JP2011113325A - 運転支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】地図情報を有する車両が運転支援の判断を行い、地図情報を有しない車両へ判断した結果を送信することにより、地図情報を有しない車両でも判断結果により運転支援を行う。
【解決手段】自車両位置情報取得手段と、車車間通信手段とを備えた複数の車両が自車両の位置を含む車両情報を送受信しあう運転支援システムにおいて、地図情報を記憶する地図情報記憶手段を備える車両は、自車両が進行する方向に存在する他車両と自車両とが衝突する可能性があるか否かを判定し、衝突する可能性があると判定された時には、他車両と自車両とが衝突するまでの時間である衝突予測時間を算出する衝突可能性判定手段を備え、前記衝突可能性判定手段により判定された結果を前記衝突する可能性があると判定された車両へ前記車車間通信手段により送信する。
【選択図】図1

Description

この発明は運転支援システムに係り、特に、車車間通信技術を利用して地図情報を有しない車両にも運転支援を行うことができる運転支援システムに関する。
車両には、自車両に接近して衝突しそうな他車両、歩行者等が有る場合に、衝突可能性の情報を運転者に提供することで、運転者に警告を発して注意を喚起する運転支援システムを搭載しているものがある。運転支援システムは、自車両の位置を取得する自車両位置情報取得手段と、自車両と他車両との間で情報を送受信する車車間通信手段とを備えた複数の車両が、自車両の位置を含む車両情報を送受信しあうことで、運転者に運転支援サービスを提供する。
車車間通信を利用した運転支援システムでは、基本的に事故を起こしたときに過失の割合が高い車両(1当車)に対して運転支援サービスを行うことを前提としており、1当車側で衝突の可能性がある過失の割合が低い車両(2当車)を判断して、1当車の運転者に対して運転支援を行う仕組みになっている。また、運転支援の判断は、自車両(1当車)のみで活用し、判断情報を他車両(2当車)に送信して、他車両で運転支援を行うことは想定されていない。
車車間通信を利用した運転支援システムでは、地図情報(電子地図)を搭載しないと正確な運転支援を行うことができないため、地図情報を搭載することが必要不可欠と判断されている(運転支援のための判断には、信号の有無、一時停止の有無、道路の優先順位などの情報が必要不可欠である)。
しかしながら、地図前提の運転支援システムをすべての車両に搭載することは現実的に困難であり、車車間通信をどのように普及させていくかが課題となっている。なお、車車間通信によって取得できる主な情報(100ms更新)には、車両ID、車両種別、緯度・経度、方位、車速、シフトポジション、ブレーキスイッチ、アクセルスイッチ、ウインカースイッチ、ハザードスイッチ等の各信号がある
従来の運転支援システムには、地図情報を有する車両から地図情報を有していない車両へ交差点の位置情報を含む地図情報を送信し、地図情報を有していない車両は受信した地図情報により地図情報を有する車両と地図情報を有していない車両との相対位置変化を判断することで、運転支援を実現するものがある。(特許文献1)
特開2003−141690号公報
ところが、前記特許文献1に記載の運転支援システムは、地図情報を有していない車両において、地図情報を有する車両から受信した地図情報を基に、地図情報を有する車両と地図情報を有していない車両との相対位置変化を判断するものであるため、地図情報を有していない車両の負担が大きくなる問題がある。
この発明は、地図情報を有しない車両の負担を少なくし、地図情報を有しない車両でも運転支援を実施することができる運転支援システムを実現することを目的とする。
この発明は、自車両の位置を取得する自車両位置情報取得手段と、自車両と他車両との間で情報を送受信する車車間通信手段とを備えた複数の車両が自車両の位置を含む車両情報を送受信しあう運転支援システムにおいて、地図情報を記憶する地図情報記憶手段を備える車両は、自車両が進行する方向に存在する他車両と自車両とが衝突する可能性があるか否かを判定し、衝突する可能性があると判定された時には、他車両と自車両とが衝突するまでの時間である衝突予測時間を算出する衝突可能性判定手段を備え、前記衝突可能性判定手段により判定された結果を前記衝突する可能性があると判定された車両へ前記車車間通信手段により送信することを特徴とする。
この発明の運転支援システムは、地図情報を有する車両が運転支援の判断を行い、地図情報を有しない車両へ判断した結果を送信することにより、地図情報を有しない車両でも判断結果により運転支援を行うことができる。
運転支援システムのシステム構成を示すブロック図である。(実施例) 出会い頭の運転支援サービスの車両位置関係を示す図である。(実施例) 出会い頭の運転支援サービスのフローチャートである。(実施例) 右折・直進の運転支援サービスの車両位置関係を示す図である。(実施例) 右折・直進の運転支援サービスのフローチャートである。(実施例)
以下、図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
図1〜図5は、この発明の実施例を示すものである。図1において、1は運転支援システムである。運転支援システム1は、地図情報を有するインテリジェントシステム2と、地図情報を有しない簡易システム3とからなり、図2・図4に示すように、複数の車両4に搭載している。
前記インテリジェントシステム2は、GPS装置(Global Positioning System)5と、ナビゲーション装置(Navigation System)6と、自車両情報処理手段7と、車車間通信手段である車車間通信機8と、運転支援判断手段9とを備えている。
前記GPS装置5は、複数のGPS信号を受信して自車両の現在位置を測位する。
前記ナビゲーション装置6は、地図情報を記憶する地図情報記憶手段10と、画像・音声により情報を運転者に提供する情報提供手段11を備えている。ナビゲーション装置6は、GPS装置5から入力する自車両の位置、方位の情報を地図情報記憶手段10の地図情報上にマッチングし、情報提供手段11によるナビゲーション情報や車両情報等の表示及び音声や警告音の発生により運転者に情報を提供する。
また、ナビゲーション装置6は、運転支援判断手段9から入力するHMI(Human Machine Interface)出力要求に応じて情報提供手段11により情報の表示及び音声や警告音の発生により運転者に情報を提供し、車車間通信機8で受信した他車両情報を運転支援判断手段9から入力して地図情報記憶手段10の地図情報上にマッチングする。さらに、ナビゲーション装置6は、マップマッチング後の自車両情報を自車両情報処理手段7に出力し、マップマッチング後の他車両情報、および自車両周辺の地図情報を運転支援判断手段9に出力する。
前記自車両情報処理手段7は、ナビゲーション装置6からマップマッチング後の自車両の位置、方位の情報を入力して処理し、自車両情報(車速、ウインカースイッチ、ブレーキスイッチ、アクセルスイッチ、ハザードスイッチ、シフトポジション等)を入力して処理する。自車両情報処理手段7は、処理後の自車両情報を車車間通信機8に出力し、処理後の自車両の情報を運転支援判断手段9に出力し、また、運転支援判断手段9から後述する他車両のサービス判断結果を入力する。
前記車車間通信機8は、自車両と他車両との間で車車間通信を行い、自車両情報処理手段7から入力する自車両情報を他車両に送信し、他車両から受信した他車両情報を運転支援判断手段9に入力する。
前記運転支援判断手段9は、車車間通信機8から入力する他車両情報、自車両情報処理手段7から入力する自車両情報、ナビゲーション装置6から入力するマップマッチング後の他車両情報、自車両周辺の地図情報に基づいて、運転支援の判断を行い、ナビゲーション装置6にHMI出力要求や他車両情報を出力する。
前記簡易システム3は、GPS装置(Global Positioning System)12と、自車両情報処理手段13と、車車間通信手段である車車間通信機14と、運転支援判断手段15とを備えている。
前記GPS装置12は、複数のGPS信号を受信して自車両の現在位置を測位する。
前記自車両情報処理手段13は、GPS装置12から自車両の位置、方位の情報を入力して処理し、自車両情報(車速、ウインカースイッチ等)を入力して処理する。自車両情報処理手段13は、処理後の自車両情報を車車間通信機14に出力する。
前記車車間通信機14は、自車両と他車両との間で車車間通信を行い、自車両情報処理手段13から入力する自車両情報を他車両に送信し、他車両から受信した他車両情報を運転支援判断手段15に入力する。
前記運転支援判断手段15は、自車両情報処理手段13から入力する自車両情報に基づいて、情報提供手段16にHMI出力要求を出力する。情報提供手段16は、HMI出力要求に応じて、LEDの点灯、音声・警告音の発生等により運転者に簡易の情報を提供する。
運転支援システム1は、GPS装置5と車車間通信機8とを備えるインテリジェントシステム2、あるいはGPS装置12と車車間通信機14とを備える簡易システム3を搭載した複数の車両4が、自車両の位置を含む車両情報を送受信しあうものである。運転支援システム1による運転支援サービスを受ける車両4には、図2・図4に示すように、地図情報を有するインテリジェントシステム2を搭載した車両4Aと、地図情報を有しない簡易システム3を搭載した車両4Bとがある。
この運転支援システム1は、地図情報を有する車両4Aに搭載したインテリジェントシステム2の運転支援判断手段9に、衝突可能性判定手段17を備えている。衝突可能性判定手段17は、ナビゲーション装置6から入力するマップマッチング後の他車両情報(地図情報を有する車両4Aおよび地図情報を有しない車両4Bの情報)、自車両(地図情報を有する車両4A)周辺の地図情報、自車両情報処理手段7から入力する自車両情報、車車間通信機8から入力する他車両情報に基づいて、自車両が進行する方向に存在する他車両と自車両とが衝突する可能性があるか否かを判定する。衝突可能性判定手段17は、自車両が進行する方向に存在する他車両と自車両とが衝突する可能性があると判定された時には、他車両と自車両とが衝突するまでの時間である衝突予測時間を算出する。インテリジェントシステム2の運転支援判断手段9は、前記衝突可能性判定手段17により判定された結果を、衝突する可能性があると判定された車両、この場合は地図情報を有しない車両4Bへ車車間通信手段8により送信する。
前記衝突する可能性があると判定された車両4Bの簡易システム3は、地図情報を記憶する地図情報記憶手段10を備えていないが、地図情報を有する車両4Aのインテリジェントシステム2から車車間通信機14で受信した衝突可能性判定結果を運転者に提供する情報提供手段16を備えている。
前記衝突する可能性があると判定された車両4Bの簡易システム3は、地図情報を記憶する地図情報記憶手段10を備えるインテリジェントシステム2を搭載した複数の車両4Aから衝突可能性判定結果を受信した時には、運転支援判断手段15により衝突予測時間が短いものを優先して情報提供手段16で運転者に提供する。
次に作用を説明する。
この運転支援システム1は、地図情報を有するインテリジェントシステム2を搭載した車両4Aと、地図情報を有しない簡易システム3を搭載した車両4Bとでクラス分け(インテリジェントシステム2側のクラス番号=インテリジェント、簡易システム3側のクラス番号=簡易)する。簡易システム3を搭載した車両4Bでは、運転支援の判断を行わず、インテリジェントシステム2を搭載した車両4Aで判断した衝突可能性判定結果を車車間通信によって受信し、運転支援を実現する。
インテリジェントシステム2を搭載した車両4Aが複数いる場合は、簡易システム3を搭載した車両4B側で優先順位による判断を行い、自車両(簡易システム3を搭載した車両4B)を最も危険と判断した他車両(インテリジェントシステム2を搭載した車両4A)の判断情報を活用する。追加となる車車間通信情報は、クラス番号(簡易orインテリジェント)、サービス対象車両ID、サービス番号、危険度(衝突予測時間)とする。運転支援の対象サービスは、出会い頭と右折・直進(右直)とする。
前記出会い頭の運転支援サービスでは、図2に示すように、地図情報を有しない簡易システム3を搭載した車両4B(1当車)に対して、地図情報を有するインテリジェントシステム2を搭載した複数の車両4A−1〜4A−3(2当車No.1〜2当車No.3)により運転支援を行う。
前記1当車(車両4Bの簡易システム3)は、衝突のおそれがある2当車(インテリジェントシステム2)から送られてくる情報より、運転支援サービスを実現する。本例では、2当車No.1(車両4A−1)に対する右から車両のサービス番号(102)と、2当車No.2(車両4A−2)に対する左から車両のサービス番号(101)が、1当車に出力される。
前記2当車No.1(車両4A−1のインテリジェントシステム2)は、衝突の恐れがある1当車(簡易システム3)を判断する(対象交差点内で停止しているか)。危険度(衝突予測時間)を計算し、車車間通信で対象車両ID、サービス番号(102)、危険度を1当車に送信する。
前記2当車No.2(車両4A−2のインテリジェントシステム2)は、衝突の恐れがある1当車(簡易システム3)を判断する(対象交差点内で停止しているか)。危険度(衝突予測時間)を計算し、車車間通信で対象車両ID、サービス番号(101)、危険度を1当車に送信する。
前記2当車No.3(車両4A−3のインテリジェントシステム2)は、衝突の恐れがある1当車(簡易システム3)を判断する(対象交差点内で停止しているか)。危険度(衝突予測時間)を計算し、車車間通信で対象車両ID、サービス番号(101)、危険度を1当車に送信する。
出会い頭の運転支援サービスでは、図3に示すように、地図情報を有するインテリジェントシステム2を搭載した車両4A−1〜4A−3が優先道路側を走行し、地図情報を有しない簡易システム3を搭載した車両4Bが非優先道路側で一時停止している状態でスタートすると(S101)、地図情報を有しない車両4Bの簡易システム3は自車両情報を地図情報を有する車両4A−1〜4A−3のインテリジェントシステム2に車車間通信(常時)により送信し、また、地図情報を有する車両4A−1〜4A−3のインテリジェントシステム2は互いに自車両情報を車車間通信(常時)により送信し、インテリジェントシステム2は受信したすべての車両4A−1〜4A−3・4Bの位置関係を地図情報とのマッチングで判断し(S102)、次交差点の非優先道路で停車している簡易システム3を搭載した車両4Bがいるかを判断する(S103)。
この判断(S103)がNOの場合は、エンドにする(S109)。この判断(S103)がYESの場合は、危険度の計算で自車両(車両4A−1〜4A−3)が対象交差点まで到達する時間(衝突予測時間)を算出し(S104)、簡易システム3を搭載した車両4B(他車両)が自車両(車両4A−1〜4A−3)からみて右側かを判断する(S105)。
この判断(S105)がYESの場合は、サービス番号=101(左から車両)とし(S106)、車車間通信による送信メッセージへクラス番号、対象車両ID、サービス番号、危険度(衝突予測時間)を追加し(S108)、エンドにして(S109)、車車間通信(常時)により地図情報を有しない車両4Bの簡易システム3に送信する。この判断(S105)がNOの場合は、サービス番号=102(右から車両)とし(S107)、車車間通信による送信メッセージへクラス番号、対象車両ID、サービス番号、危険度(衝突予測時間)を追加し(S108)、エンドにして(S109)、車車間通信(常時)により地図情報を有しない車両4Bの簡易システム3に送信する。
車両4Bの簡易システム3は、受信したインテリジェントシステム2からの車両メッセージ内の、対象車両ID=自車両(車両4B)のIDであるかを判断する(S110)。この判断(S110)がNOの場合は、エンドにする(S120)。この判断(S110)がYESの場合は、すべてのインテリジェンスシステム2を搭載した車両4A−1〜4A−3のサービス番号が100番台であるかを判断する(S111)。
この判断(S111)において、100番台と200番台とがある場合は、エンドにする(S120)。この判断(S111)において、すべてが200番台の場合は、後述する右折・直進の運転支援サービスの処理(図4・図5)へ移行する。この判断(S111)において、すべてが100番台でYESの場合は、該当するインテリジェンスシステム2を搭載した車両4Aは1台かを判断する(S112)。
この判断(S112)がYESの場合は、サービス番号はいくつであるかを判断する(S113)。この判断(S113)でサービス番号が(101)の場合は、左から車両の衝突可能性判定結果による運転支援サービスを簡易システム3の情報提供手段16で表示し(S114)、エンドにする(S120)。この判断(S113)でサービス番号が(102)の場合は、右から車両の衝突可能性判定結果による運転支援サービスを簡易システム3の情報提供手段16で表示し(S115)、エンドにする(S120)。
前記該当するインテリジェンスシステム2を搭載した車両4Aは1台かの判断(S112)がNOの場合は、複数の車両4Aに搭載されたそれぞれのインテリジェンスシステム2から送られてきたサービス番号は同一かを判断する(S116)。
この判断(S116)がYESの場合は、最も危険度の時間(衝突予測時間)が短いインテリジェンスシステム2を搭載した車両4A(最も衝突の可能性がある車両)を選択し(S117)、前記判断(S113)に移行する。この判断(S116)がNOの場合は、各サービス番号毎に最も危険度の時間(衝突予測時間)が短いインテリジェンスシステム2を搭載した車両4A(最も衝突の可能性がある車両)を選択し(S118)、左右から車両の衝突可能性判定結果による運転支援サービスを簡易システム3の情報提供手段16で表示し(S119)、エンドにする(S120)。
また、右折・直進の運転支援サービスでは、図4に示すように、地図情報を有しない簡易システム3を搭載した車両4B(1当車)に対して、地図情報を有するインテリジェントシステム2を搭載した複数の車両4A−1〜4A−3(2当車No.1〜2当車No.3)により運転支援を行う。
前記1当車(車両4Bの簡易システム3)は、衝突の恐れがある2当車(インテリジェントシステム2)から送られてくる情報より、運転支援サービスを実現する。本例では、2当車No.1(車両4A−1)に対する対向車両のサービス番号(201)が出力される。
前記2当車No.1(車両4A−1のインテリジェントシステム2)は、衝突の恐れがある1当車(簡易システム3)を判断する(対象交差点内で右折しようとしているか)。危険度(衝突予測時間)を計算し、車車間通信で対象車両ID、サービス番号(201)、危険度を1当車に送信する。
前記2当車No.2(車両4A−2のインテリジェントシステム2)は、対象交差点内を左折しようとしているため、対象外である。運転支援サービスの判断をしない。
前記2当車No.3(車両4A−3のインテリジェントシステム2)は、衝突の恐れがある1当車(簡易システム3)を判断する(対象交差点内で右折しようとしているか)。危険度(衝突予測時間)を計算し、車車間通信で対象車両ID、サービス番号(201)、危険度を1当車に送信する。
この運転システム1は、過剰な情報提供をしないようにするため、地図情報を有する車両4Aに搭載されたインテリジェントシステム2側で簡易システム3を搭載した車両4Bの次の進路を予測し、衝突の危険性がないと判断したら、対象外としてサービス判断しない。
右折・直進の運転支援サービスでは、図5に示すように、地図情報を有するインテリジェントシステム2を搭載した車両4A−1〜4A−3が地図情報を有しない簡易システム3を搭載した車両4Bの対向車線側を走行し、簡易システム3を搭載した車両4Bが信号のある交差点で右折ウィンカーを出して停車あるいは徐行している状態でスタートすると(S201)、地図情報を有しない車両4Bの簡易システム3は自車両情報を地図情報を有する車両4A−1〜4A−3のインテリジェントシステム2に車車間通信(常時)により送信し、また、地図情報を有する車両4A−1〜4A−3のインテリジェントシステム2は互いに自車両情報を車車間通信(常時)により送信し、インテリジェントシステム2は受信したすべての車両4A−1〜4A−3・4Bの位置関係を地図情報とのマッチングで判断し(S202)、自車両(車両4A−1〜4A−3)は次交差点を直進するかを(ウィンカー情報から)判断する(S203)。
この判断(S203)がNOの場合は、エンドにする(S208)。この判断(S203)がYESの場合は、次交差点の自車両(車両4A−1〜4A−3)の対向車線側から右折しようとしている簡易システム3を搭載した車両4B(他車両)がいるかを判断する(S204)。この判断(S204)がNOの場合は、エンドにする(S208)。この判断(S204)がYESの場合は、危険度の計算で自車両(車両4A−1〜4A−3)が対象交差点まで到達する時間(衝突予測時間)を算出し(S205)、サービス番号=201(対向車両)とし(S206)、車車間通信による送信メッセージへクラス番号、対象車両ID、サービス番号、危険度(衝突予測時間)を追加し(S207)、エンドにして(S208)、車車間通信(常時)により地図情報を有しない車両4Bの簡易システム3に送信する。
車両4Bの簡易システム3は、受信したインテリジェントシステム2からの車両メッセージ内の、対象車両ID=自車両(車両4B)のIDであるかを判断する(S209)。この判断(S209)がNOの場合は、エンドにする(S214)。この判断(S209)がYESの場合は、すべてのインテリジェンスシステム2を搭載した車両4A−1〜4A−3のサービス番号が200番台であるかを判断する(S210)。
この判断(S210)において、100番台と200番台とがある場合は、エンドにする(S214)。この判断(S213)において、すべてが100番台の場合は、前述する出会い頭の運転支援サービスの処理(図2・図3)へ移行する。この判断(S210)において、すべてが200番台でYESの場合は、該当するインテリジェンスシステム2を搭載した車両4Aは1台かを判断する(S211)。
この判断(S211)がYESの場合は、対向車両の衝突可能性判定結果による運転支援サービスを簡易システム3の情報提供手段16で表示し(S212)、エンドにする(S214)。この判断(S211)がNOの場合は、最も危険度の時間(衝突予測時間)が短いインテリジェンスシステム2を搭載した車両4A(最も衝突の可能性がある車両)を選択し(S213)、対向車両の衝突可能性判定結果による運転支援サービスを簡易システム3の情報提供手段16で表示し(S212)、エンドにする(S214)。
このように、地図情報を有する車両4Aに搭載した運転支援システム1のインテリジェントシステム2は、自車両(地図情報を有する車両4A)が進行する方向に存在する他車両(地図情報を有しない車両4B)と自車両とが衝突する可能性があるか否かを判定し、自車両が進行する方向に存在する他車両と自車両とが衝突する可能性があると判定された時には、他車両と自車両とが衝突するまでの時間である衝突予測時間を算出する衝突可能性判定手段17を備え、衝突可能性判定手段17により判定された結果を衝突する可能性があると判定された地図情報を有しない車両4Bへ車車間通信手段8により送信する。
これにより、運転支援システム1は、地図情報を有する車両4Aが運転支援の判断を行い、地図情報を有しない車両4Bへ判断した結果を送信することにより、地図情報を有しない車両4Bでも地図情報を有する車両4Aの判断結果を利用して運転支援を行うことができる。
また、衝突する可能性があると判定された車両4Bの簡易システム3は、地図情報を記憶する地図情報記憶手段10を備えていないが、地図情報を有する車両4Aのインテリジェントシステム2から車車間通信で受信した衝突可能性判定結果を運転者に提供する情報提供手段16を備えている。
これにより、運転支援システム1は、地図情報を有しない車両4Bは運転支援の判断をせず、地図情報を有する車両4Aから受信した衝突可能性の判定結果をそのまま運転者に提供する。したがって、この運転支援システム1は、地図情報を有しない車両4Bの負担を少なくすることが可能になる。
さらに、衝突する可能性があると判定された車両4Bは、地図情報を記憶する地図情報記憶手段10を備える複数の車両4Aから衝突可能性判定結果を受信した時には、衝突予測時間が短いものを優先して運転者に提供する。
これにより、この運転支援システム1は、運転者にわかりやすく情報を提供することができる。
なお、この運転支援システム1では、衝突可能性を判定できるインテリジェントシステム2を搭載した車両4Aが存在しない状態で、簡易システム3を搭載した車両4Bどうしが接近する場合は、車両4Aから車両4Bへの運転支援サービスを行わない。また、この運転支援システム1では、衝突可能性を判定できるインテリジェントシステム2どうしが接近する場合は、各車両4Aがそれぞれ衝突可能性を判定できるので、互いへの運転支援サービスを行わない。
また、地図情報を有しない車両4Bに搭載された簡易システム3の情報提供手段16による情報提供は、危険度(衝突予測時間)に応じて運転者に提供するタイミングや提供の仕方(例えば、衝突予測時間が短い場合は、LEDの点滅周期を速くする。)を変えることで、運転者の認知性を高めることができる。
この発明は、地図情報を有しない車両でも地図情報を有する車両の判断結果を利用して運転支援を行うことができるものであり、四輪車だけでなく、地図情報記憶手段の搭載がスペース的・コスト的に困難な二輪車にも適用することができる。
1 運転支援システム
2 インテリジェントシステム
3 簡易システム
4 車両
5 GPS装置
6 ナビゲーション装置
7 自車両情報処理手段
8 車車間通信機
9 運転支援判断手段
10 地図情報記憶手段
11 情報提供手段
12 GPS装置
13 自車両情報処理手段
14 車車間通信機
15 運転支援判断手段
16 情報提供手段
17 衝突可能性判定手段


Claims (3)

  1. 自車両の位置を取得する自車両位置情報取得手段と、
    自車両と他車両との間で情報を送受信する車車間通信手段とを備えた複数の車両が自車両の位置を含む車両情報を送受信しあう運転支援システムにおいて、
    地図情報を記憶する地図情報記憶手段を備える車両は、
    自車両が進行する方向に存在する他車両と自車両とが衝突する可能性があるか否かを判定し、衝突する可能性があると判定された時には、他車両と自車両とが衝突するまでの時間である衝突予測時間を算出する衝突可能性判定手段を備え、
    前記衝突可能性判定手段により判定された結果を前記衝突する可能性があると判定された車両へ前記車車間通信手段により送信することを特徴とする運転支援システム。
  2. 前記衝突する可能性があると判定された車両は、
    前記地図情報を記憶する地図情報記憶手段を備えていないが、
    受信した衝突可能性判定結果を運転者に提供する情報提供手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の運転支援システム。
  3. 前記衝突する可能性があると判定された車両は、
    前記地図情報を記憶する地図情報記憶手段を備える複数の車両から衝突可能性判定結果を受信した時には、衝突予測時間が短いものを優先して運転者に提供することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の運転支援システム。
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