JP2011113063A - レンズ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の方向の光軸の傾きのみを調整できるレンズ装置を提供する。
【解決手段】フォーカスレンズ枠32は、第1ガイド軸34と第2ガイド軸36とによって移動自在に支持される。第1ガイド軸34は両端部が固定されて、鏡筒内に配設される。第2ガイド軸36は、先端部が揺動自在に支持されるとともに、後端部が水平な長穴に嵌入されて、水平方向にのみ移動自在に支持される。第2ガイド軸36は、揺動フレーム72に形成された第1長穴84に挿通されており、この揺動フレーム72を揺動させると、第2ガイド軸36が水平に揺動する。そして、この第2ガイド軸36が水平に揺動することにより、フォーカスレンズ枠32が水平に揺動し、水平方向の光軸の傾きが調整される。
【選択図】図3

Description

本発明は、レンズ装置に係り、特に光軸の調整機能を備えたレンズ装置に関する。
フォーカスレンズやズームレンズ等の移動するレンズの駆動をボイスコイルモータ(VCM)等のリニアアクチュエータで行うレンズ装置が知られている(たとえば、特許文献1等)。
このようにリニアアクチュエータを用いてレンズの駆動を行うレンズ装置では、通常、光軸と平行に設けられたガイド軸にレンズ枠が摺動自在に支持されて、レンズが移動自在に支持される。したがって、このガイド軸が正確に組み付けられていないと、レンズの光軸に傾きが生じ、所望の光学性能を発揮できない。
そこで、このガイド軸の傾きを調整して、光軸の傾きを調整できるようにしたレンズ装置が種々提案されている。
たとえば、特許文献2には、ガイド軸に偏心カム部を形成し、この偏心カム部をレンズ枠に挿通させる構成が提案されている。この構成によれば、ガイド軸を回転させると、偏心カム部が偏心して回転し、この結果、偏心カム部に挿通されたレンズ枠が光軸と直交する方向に移動して、光軸のズレが調整される。
また、特許文献3には、ガイド軸の一端を鏡筒に固定し、他端を鏡筒に回転自在に設けられた軸受け部材に偏心させて支持する構成が提案されている。この構成によれば、軸受け部材を回転させると、その軸受部材に支持されたガイド軸の他端が偏心して回転し、この結果、ガイド軸が円弧を描くように揺動して、光軸の傾きが調整される。
特開2007−102106号公報 特開2008−209647号公報 特開2006−227170号公報
ところで、移動するレンズを備えたレンズ装置には、通常、その移動するレンズの位置を検出するためのセンサが備えられている。このセンサの一つにMRセンサ(磁気センサ)がある。MRセンサは、通常、鏡筒側にセンサ本体が設置され、レンズ側に位置検出用のマグネットが設置される。設置に際して、センサ本体とマグネットは互いに対向して設置する必要があり、かつ、その両者の間隔(エアギャップ)が一定の範囲内に納まるように設置する必要がある。
このようなMRセンサを用いたレンズ装置において、特許文献2、3のような構成でレンズの光軸調整を行うと、光軸と直交する方向にランダムに移動(X方向、Y方向、XY複合方向)するため、鏡筒側に設置されたセンサ本体とレンズ側に設置されたマグネットとのエアギャップの間隔が変わってしまい、レンズの位置検出精度が低くなる、若しくは、不能になるという欠点がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、所望の方向の光軸の傾きのみを調整できるレンズ装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、前記目的を達成するために、鏡筒と、前記鏡筒内に光軸と平行に配設される第1ガイド軸と、前記鏡筒内に光軸と平行に配設される第2ガイド軸と、前記鏡筒に設けられ、前記第1ガイド軸の先端が固定される第1ガイド軸先端固定部と、前記鏡筒に設けられ、前記第1ガイド軸の後端が固定される第1ガイド軸後端固定部と、前記鏡筒に設けられ、前記第2ガイド軸の先端が揺動自在に支持される第2ガイド軸先端支持部と、水平又は垂直な長穴として前記鏡筒に設けられ、前記第2ガイド軸の後端が嵌入されて、該第2ガイド軸の後端を水平又は垂直方向の一方向のみに移動可能に支持する第2ガイド軸後端支持部と、レンズを保持するレンズ枠と、前記レンズ枠に設けられ、前記第1ガイド軸に係合して前記レンズ枠の移動をガイドする第1ガイド部と、前記レンズ枠に設けられ、前記第2ガイド軸に係合して前記レンズ枠の移動をガイドする第2ガイド部と、光軸と平行な揺動軸を中心に前記鏡筒に揺動自在に設けられた揺動部材と、前記揺動部材に形成され、前記第2ガイド軸が挿通される第1長穴と、光軸と平行な回動軸を中心に前記鏡筒に回動自在に設けられた回動部材と、前記回動部材に光軸と平行に設けられるとともに、前記回動軸と偏心して設けられた偏心ピンと、前記揺動部材に形成され、前記偏心ピンが挿通される第2長穴と、前記レンズ枠を移動させるリニアアクチュエータと、を備え、前記回動部材を回動させることにより、前記第2ガイド軸を水平又は垂直に揺動させて、前記レンズの水平方向又は垂直方向の光軸の傾き調整を可能としたことを特徴とするレンズ装置を提供する。
本発明によれば、レンズは、そのレンズ枠が第1ガイド軸と第2ガイド軸とにガイドされて、光軸に沿って移動自在に支持される。このレンズ枠をガイドする第1ガイド軸は、先端が鏡筒に設けられた第1ガイド軸先端固定部に固定されるとともに、後端が鏡筒に設けられた第1ガイド軸後端固定部に固定される。一方、第2ガイド軸は、先端が鏡筒に設けられた第2ガイド軸先端支持部に揺動自在に支持され、後端が鏡筒本体に水平な長穴(又は垂直な長穴)として形成された第2ガイド軸後端支持部に嵌入されて、水平方向(又は垂直方向)のみに移動自在に支持される。この結果、第2ガイド軸は、後端部を水平(又は垂直)に移動させると、第2ガイド軸先端支持部による先端の支持部を支点として、水平方向(又は垂直方向)に揺動する。したがって、この第2ガイド軸の後端部を水平(又は垂直)に移動させることにより、レンズの水平方向(又は垂直方向)の光軸の傾きを調整することができる。ここで、第2ガイド軸は、鏡筒に揺動自在に設けられた揺動部材の第1長穴に挿通されている。この揺動部材は、さらに第2長穴が形成されており、この第2長穴には、鏡筒に回動自在に設けられた回動部材の偏心ピンが挿通されている。揺動部材は、この回動部材を回動させると、その第2長穴と偏心ピンとの作用により、光軸と平行に設けられた揺動軸を中心に揺動する。そして、この揺動部材が、揺動軸を中心に揺動することにより、第1長穴と第2ガイド軸との作用により、第2ガイド軸の後端が、第2ガイド軸後端支持部内を水平(又は垂直)に移動する。このように、本発明によれば、回動部材を回動させることにより、第2ガイド軸の後端部を水平(又は垂直)に移動させることができる。そして、この第2ガイド軸の後端部を水平(又は垂直)に移動させることにより、第2ガイド軸を水平方向にのみ(又は垂直方向にのみ)揺動させることができ、これにより、垂直方向には揺動させることなく、光軸の水平方向のみの傾きを調整することができる(第2ガイド軸を垂直方向に揺動させる場合は、水平方向には揺動させることなく、光軸の垂直方向のみの傾きを調整することができる。)。
請求項2に係る発明は、前記目的を達成するために、前記鏡筒には、前記レンズの位置を検出するMRセンサが設けられ、該MRセンサは、前記鏡筒に対して前記第2ガイド軸後端支持部と平行になるように取り付けられるMRセンサ本体と、該MRセンサ本体と対向して前記第2ガイド部に取り付けられる位置検出用マグネットとで構成されることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置を提供する。
本発明によれば、第2ガイド軸が水平方向にのみ(又は垂直方向にのみ)揺動して光軸の傾き調整が行われるので、光軸の傾き調整を行っても、鏡筒に設けられたMRセンサ本体と第2ガイド部に設けられた位置検出用マグネットとのエアギャップの間隔が変動することがない。これにより、組み立てを簡単に行うことができるとともに、安定したレンズの位置検出を行うことができる。なお、MRセンサ本体と位置検出用マグネットは、第2ガイド軸後端支持部が水平な長穴として形成された場合には水平に設けられ、垂直な長穴として形成された場合には垂直に設けられる。すなわち、第2ガイド軸が揺動する面と平行に設置される。
請求項3に係る発明は、前記目的を達成するために、前記鏡筒の後端部にアスペクト比が16:9の撮像素子が水平に取り付けられ、前記第2ガイド軸後端支持部は、水平な長穴として前記鏡筒に設けられて、前記第2ガイド軸の後端を水平方向のみに移動可能に支持することを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ装置を提供する。
本発明によれば、鏡筒の後端部にアスペクト比が16:9の撮像素子が水平に取り付けられる。このような横長の撮像素子の場合、多少光軸が垂直方向に傾いていても、その傾きが映像品質に与える影響は少ない。したがって、このような横長の撮像素子が組み付けられたレンズ装置において、本発明は特に有効に作用する。
請求項4に係る発明は、前記目的を達成するために、前記揺動部材は、前記揺動軸と前記第1長穴と前記第2長穴が同一直線上に配置されるとともに、前記揺動軸と前記第2長穴との間に前記第1長穴が配置され、前記第2長穴が前記第2ガイド軸後端支持部と交差するようにして、前記鏡筒に取り付けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のレンズ装置を提供する。
本発明によれば、揺動部材に対して揺動軸と第1長穴と第2長穴が同一直線上に配置されるとともに、揺動軸と第2長穴との間に第1長穴が配置される。そして、第2長穴が第2ガイド軸後端支持部と交差するようにして、揺動部材が鏡筒に取り付けられる。これにより、第2ガイド軸の揺動量を大きくすることができ、光軸の傾きの調整可能範囲を大きくすることができる。
請求項5に係る発明は、前記目的を達成するために、前記回動部材は、前記回動軸が前記鏡筒の端面に貫通して形成された軸受穴に嵌合されて、前記鏡筒に回動自在に設けられるとともに、前記回動軸の端面にドライバの先端が嵌合される溝が形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のレンズ装置を提供する。
本発明によれば、回動部材は、鏡筒の端面に貫通して形成された軸受穴に揺動軸が嵌合されて、鏡筒に回動自在にもうけられる。その回動軸の端面にドライバの先端が嵌合される溝(たとえば、プラス(+)、−(マイナス)等)が形成されている。回動部材を回動させる場合は、この溝に対応するドライバの先端を嵌合させて、ドライバで回転させる。これにより、微小な回動調整を簡単に行うことができる。
請求項6に係る発明は、前記目的を達成するために、前記第2ガイド軸後端支持部は、前記鏡筒の端面に連通する連通穴を有し、該連通穴に接着剤を流し入れて、調整後の前記第2ガイド軸を固定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のレンズ装置を提供する。
本発明によれば、長穴として形成された第2ガイド軸後端支持部に連通する連通穴が鏡筒の端面に形成される。光軸の調整後、この連通穴に接着剤を流し込むことにより、第2ガイド軸を鏡筒に固定することができる。これにより、調整後に光軸がずれるのを防止することができる。
請求項7に係る発明は、前記目的を達成するために、前記回動部材は、前記回動軸が前記鏡筒の端面に貫通して形成された軸受穴に嵌合されて、前記鏡筒に回動自在に設けられ、前記揺動部材は、前記鏡筒の端面に貫通して形成されたネジ穴にネジでネジ止めされ、該ネジを揺動軸として、前記鏡筒に揺動自在に設けられ、前記軸受穴及び前記ネジ穴に接着剤を流し入れて、調整後の前記回動部材及び前記揺動部材を固定することを特徴とする請求項6に記載のレンズ装置を提供する。
本発明によれば、鏡筒の端面に貫通して形成された軸受穴に回動軸が嵌合されて、回動部材が鏡筒に回動自在に設けられる。また、鏡筒の端面に貫通して形成されたネジ穴にネジでネジ止めされ、揺動部材が鏡筒に揺動自在に設けられる。光軸の調整後、軸受穴及びネジ穴に接着剤を流し入れることにより、回動部材及び揺動部材を固定することができ、より強固に第2ガイド軸を固定することができる。
本発明によれば、所望の方向の光軸の傾きのみを調整できる。
レンズ装置の外観構成を示す正面斜視図 レンズ装置の外観構成を示す背面斜視図 フォーカスレンズの駆動部の構成を示す斜視図 第1ガイド軸と第2ガイド軸の取付構造を示す斜視図 フォーカスレンズの駆動部の組み立て展開図 フォーカスレンズの駆動部の組み立て展開図 鏡筒の部分透視図 第2ガイド軸先端支持部の構成を示す平面断面図 CCDホルダの内面の要部を拡大した正面図 第2ガイド軸揺動機構の構成を示す斜視図 第2ガイド軸揺動機構の組み立て展開図 CCDホルダの後端面の要部を拡大した斜視図 MRセンサの設置部の構成を示す斜視図
以下、添付図面に従って本発明に係るレンズ装置の実施の形態について説明する。
図1、2は、それぞれ本発明が適用されたレンズ装置の外観構成を示す正面斜視図と背面斜視図である。
このレンズ装置10は、監視カメラ用のレンズ装置であり、その鏡筒12にはCCDが一体的に組み付けられる。
鏡筒12は、鏡筒本体14と、レンズホルダ16、CCDホルダ18とで構成されている。
鏡筒本体14は、両端が開口した筒状に形成されており、その先端同軸上に対物レンズ20を保持したレンズホルダ16がビスでネジ止めされて取り付けられる。また、その後端部にCCDホルダ18がビスでネジ止めされて取り付けられる。
CCDホルダ18は、鏡筒本体14の後端部の外周形状に対応した板状に形成されている。鏡筒本体14は、このCCDホルダ18が取り付けられることにより、後端の開口部がCCDホルダ18によって閉塞される。また、鏡筒本体14に取り付けられたCCDホルダ18は、光軸に対して垂直な姿勢で鏡筒本体14に取り付けられる。
図示しないCCDは、CCD基板に搭載されており、このCCD基板をCCDホルダ18にビスでネジ止めすることにより、CCDがCCDホルダ18に取り付けられる。CCDホルダ18の後端面には、このCCD基板の外周形状に対応した凹部22が形成されている。CCDは、この凹部22にCCD基板を嵌め込み、ビスでCCD基板をCCDホルダ18にネジ止めすることにより、所定の位置に位置決めされてCCDホルダ18に取り付けられる。
また、凹部22には、CCDの外周形状に対応した矩形状の開口部24が形成されている。CCDは、CCDホルダ18に取り付けられると、この開口部24の内側に収容配置される。
なお、この開口部24は、CCDホルダ18に対して、その上下の辺が水平に形成されるとともに、左右の辺が垂直に形成され、この開口部24の内側に配置されたCCDは、その上下左右の辺が開口部24の上下左右の辺と平行に配置される。したがって、CCDは、CCDホルダ18に取り付けられると、CCDホルダ18に対して、その上下の辺が水平な姿勢で取り付けられる。
また、CCDホルダ18に取り付けられたCCDは、その受光面が光軸に対して、直交して取り付けられるとともに、受光面の中心に光軸が位置するように取り付けられる。
鏡筒12には、上述した対物レンズ20の他にアイリスユニット、フォーカスレンズ等が収容配置されている。CCDの受光面に入射される光の光量は、アイリスユニットに備えられたアイリスによって調整される。また、レンズ装置10のピント調節は、フォーカスレンズを光軸に沿って前後移動させることにより行われる。
本実施の形態のレンズ装置10において、フォーカスレンズの駆動は、ボイスコイルモータ(VCM)によって行われ、このVCMでフォーカスレンズを光軸に沿って前後移動させることにより、レンズ装置10のピント調節が行われる。
以下、このフォーカスレンズの駆動部の構成について説明する。
図3は、フォーカスレンズの駆動部の構成を示す斜視図である。
同図に示すように、フォーカスレンズ30は、フォーカスレンズ枠32に保持されている。フォーカスレンズ枠32は、光軸と平行に配設された2本のガイド軸(第1ガイド軸34と第2ガイド軸36)にガイドされて、移動自在に支持されており、1組のVCM(第1VCM38と第2VCM40)に駆動されて、光軸に沿って前後移動する。
フォーカスレンズ枠32は、図5、図6に示すように、フォーカスレンズ30を保持するフォーカスレンズ枠本体42と、そのフォーカスレンズ枠本体42に一体形成され、第1ガイド軸34に係合される第1ガイド部44と、フォーカスレンズ枠本体42に一体形成され、第2ガイド軸36に係合される第2ガイド部46と、フォーカスレンズ枠本体42に一体形成され、第1VCM38のボイスコイルを保持する第1ボイスコイル保持部48と、フォーカスレンズ枠本体42に一体形成され、第2VCM40のボイスコイルを保持する第2ボイスコイル保持部50とで構成されている。
フォーカスレンズ枠本体42は、円筒状に形成されており、その内周部にフォーカスレンズ30が保持される。
第1ガイド部44は、フォーカスレンズ枠本体42の外周部の右下位置に配置されており、板状の突片として、光軸と直交径方向外側に張り出して形成されている。この第1ガイド部44には、先端にU字状のガイド溝52が形成されており、このガイド溝52に第1ガイド軸34が嵌入される。ガイド溝52の幅は、第1ガイド軸34の外径に対応して形成されており、その内周の縁部が円弧状に形成されている。したがって、ガイド溝52に嵌入された第1ガイド軸34は、ガイド溝52の内周部と線で接触して、第1ガイド部44を軸方向にガイドする。
第2ガイド部46は、フォーカスレンズ枠本体42の左上位置(第1ガイド部44の対角位置)に配置されており、径方向外側に張り出して形成されている。この第2ガイド部46は、先端にガイドスリーブ54が一体形成されており、このガイドスリーブ54に第2ガイド軸36が挿通される。ガイドスリーブ54は、フォーカスレンズ枠本体42に保持されたフォーカスレンズ30の光軸と平行に設けられており、その両端部にガイド穴54A、54Bが形成されている。ガイド穴54Aとガイド穴54Bは、それぞれ第2ガイド軸36の外径に対応した径で形成されており、同軸上に配置されている。第2ガイド軸36は、このガイド穴54A、54Bを通されて、ガイドスリーブ54に挿通される。
フォーカスレンズ枠32は、第1ガイド部44のガイド溝52に第1ガイド軸34が嵌入されるとともに、第2ガイド部46のガイドスリーブ54に第2ガイド軸36が挿通されることにより、その第1ガイド部44と第2ガイド部46とによって、光軸に沿って配設された第1ガイド軸34と第2ガイド軸36とに沿って移動自在に支持される。そしてこの第1ガイド軸34と第2ガイド軸36とに沿って移動自在に支持されることにより、光軸に沿って移動自在に支持される。
第1ボイスコイル保持部48は、フォーカスレンズ枠本体42の外周部の上部に形成されている。
第2ボイスコイル保持部50は、フォーカスレンズ枠本体42の外周部の右側部に形成されている。
第1VCM38は、主としてボイスコイル38Aと、マグネット38Bとで構成されており、ボイスコイル38Aが、第1ボイスコイル保持部48に取り付けられる。マグネット38Bは、ヨーク38Cに取り付けられており、このヨーク38Cが、CCDホルダ18の内面(鏡筒本体14の後端を覆う面)の所定位置にビスでネジ止めされて取り付けられる。この際、マグネット38Bは、光軸と平行になるようにして、CCDホルダ18に取り付けられる。これにより、光軸に沿ってフォーカスレンズ枠32を駆動することができる。
第2VCM40も、主としてボイスコイル40Aと、マグネット40Bとで構成されており、ボイスコイル40Aが、第2ボイスコイル保持部50に取り付けられる。マグネット40Bは、ヨーク40Cに取り付けられており、このヨーク40Cが、CCDホルダ18の内面所定位置にビスでネジ止めされて取り付けられる。この際、マグネット40Bは、光軸と平行になるようにして、CCDホルダ18に取り付けられる。これにより、光軸に沿ってフォーカスレンズ枠32を駆動することができる。
第1ガイド軸34は、円柱状に形成されており、図4に示すように、その後端部が、CCDホルダ18の内面所定位置に形成された第1ガイド軸後端固定部56に固定されるとともに、その先端部が、鏡筒本体14の内部に形成された図示しない第1ガイド軸先端固定部に固定されて、鏡筒本体14内に配置される。
第1ガイド軸後端固定部56は、円筒状の突起部として、CCDホルダ18の内面に一体的に形成されている。この第1ガイド軸後端固定部56は、光軸と平行に設けられており、その内径は、第1ガイド軸34の外径に対応して形成されている。第1ガイド軸34は、その後端部を、この第1ガイド軸後端固定部56に嵌入することにより、後端部がCCDホルダ18に固定して取り付けられる。
第1ガイド軸後端固定部56は、円筒状の突起部として、CCDホルダ18の内面に一体成形されている。この第1ガイド軸後端固定部56は、光軸と平行に設けられており、その内径は、第1ガイド軸34の外径に対応して形成されている。第1ガイド軸34の後端部は、この第1ガイド軸後端固定部56に嵌入されて、CCDホルダ18に固定される。
図示しない第1ガイド軸先端固定部は、第1ガイド軸34の先端部が嵌入される穴として、鏡筒本体12の内側に形成されている。この穴は光軸と平行に形成されている。第1ガイド軸34の先端部は、この第1ガイド軸先端固定部の穴に嵌入されて、鏡筒本体14に固定される。
このように、第1ガイド軸34は、その後端が第1ガイド軸後端固定部56に固定されるとともに、その先端が第1ガイド軸先端固定部に固定されることにより、鏡筒本体14内に固定して取り付けられる。
第2ガイド軸36は、円柱状に形成されており、その先端部が、鏡筒本体14の内部に形成された第2ガイド軸先端支持部60によって揺動自在に支持されるとともに、その後端部が、CCDホルダ18の内面所定位置に形成された第2ガイド軸後端支持部62によって水平方向に移動自在に支持されて、鏡筒本体14内に配置される。
第2ガイド軸先端支持部60は、図7に示すように、薄板状の突片として、鏡筒本体14の内側に張り出して形成されている。この第2ガイド軸先端支持部60は、光軸と直交して形成されており、所定位置に第2ガイド軸支持穴60Aが形成されている。第2ガイド軸支持穴60Aは、第2ガイド軸36の外径に対応して形成されており、光軸と平行に形成されている。第2ガイド軸36の先端部は、この第2ガイド軸支持穴60Aに嵌入されて、鏡筒本体14に支持される。
ここで、図8に示すように、第2ガイド軸支持穴60Aは、その内周の縁部が円弧状に形成されている。したがって、第2ガイド軸支持穴60Aに嵌入された第2ガイド軸36は、その外周が第2ガイド軸支持穴60Aの内周部に線で接触して支持される。これにより、第2ガイド軸36は、第2ガイド軸先端支持部60に対して、その嵌入部を支点として揺動自在に支持される。
第2ガイド軸後端支持部62は、水平(鏡筒12に組み付けられるCCDの上下の辺と平行)な長穴として、CCDホルダ18の内面に形成されている(図9参照)。この第2ガイド軸後端支持部62は、CCDホルダ18の内面に一体的に形成された円柱状の突起部64の端面に光軸に沿って所定の深さで形成されている。また、その幅(垂直方向の幅)は第2ガイド軸後端支持部62の外径に対応して形成されている。また、その底部の中心には、CCDホルダ18の後端面に連通する連通穴62Aが形成されている。第2ガイド軸36は、その後端部が、この第2ガイド軸後端支持部62に嵌入されて支持される。
ここで、この第2ガイド軸後端支持部62は、水平な長穴として形成されているため、第2ガイド軸36は、その後端部が水平方向にのみ移動自在に支持される。上記のように、第2ガイド軸36の先端部は、第2ガイド軸先端支持部60によって揺動自在に支持されている。このため、両端部が第2ガイド軸先端支持部60と第2ガイド軸後端支持部62とによって支持された第2ガイド軸36は、第2ガイド軸先端支持部60への嵌入部と支点として、水平な面内(CCDホルダ18に組み付けられるCCDの上下の辺と平行で、かつ、光軸と平行な面内)で揺動自在に支持される。
第1ガイド軸34と第2ガイド軸36とに支持されたフォーカスレンズ枠32は、この第2ガイド軸36を水平な面内で揺動させることにより、光軸を水平方向に揺動させることができる。したがって、第2ガイド軸36の水平方向の傾きを調整することにより、光軸の水平方向の傾きを調整することができる。この第2ガイド軸36の水平方向の傾き調整は、第2ガイド軸揺動機構70に第2ガイド軸36の後端部を水平方向に移動させることによって行われる。
図10は第2ガイド軸揺動機構70の構成を示す斜視図であり、図11は、第2ガイド軸揺動機構70の組み立て展開図である。
同図に示すように、第2ガイド軸揺動機構70は、揺動フレーム72と、回動コマ74とで構成されている。
揺動フレーム72は、矩形の板片状に形成されており、円盤状に形成された軸部72Aと、その軸部72Aから径方向に延びる矩形状の揺動部72Bとで構成されている。
軸部72Aの中心には、揺動軸穴76が貫通して形成されている。揺動フレーム72は、この揺動軸穴76に揺動フレーム支持ボルト78を通して、CCDホルダ18の内面にネジ止めされる。CCDホルダ18の内面には、この揺動フレーム支持ボルト78が螺合されるネジ穴80が形成されている。このネジ穴80は、第2ガイド軸後端支持部62の真下の位置に形成されており、CCDホルダ18の内面に突出して形成された円柱状の突起部82に形成されている。また、光軸と平行に形成されており、CCDホルダ18の後端面に貫通して形成されている。揺動フレーム支持ボルト78をこのネジ穴80に螺合させて、揺動フレーム72をCCDホルダ18の内面に取り付けると、揺動フレーム72は、揺動フレーム支持ボルト78を揺動軸として、揺動フレーム支持ボルト78の周りを揺動自在に支持される。
揺動フレーム72の揺動部72Bには、揺動部72Bの長手方向に沿って第1長穴84と第2長穴86とが形成されている。この第1長穴84と第2長穴86は、同一直線上に縦列して形成されており、その延長線上に上記揺動軸穴76が形成されている。すなわち、揺動軸穴76と、第1長穴84と、第2長穴86は、揺動フレーム72に対して、揺動軸穴76、第1長穴84、第2長穴86の順で同一直線上に配置されて形成されている。
第1長穴84は、その幅(長手方向と直交する方向の幅)が、第2ガイド軸36の外径に対応して形成されている。また、第1長穴84は、揺動フレーム72が、揺動フレーム支持ボルト78によって、CCDホルダ18に取り付けられると、CCDホルダ18に形成された第2ガイド軸後端支持部62と交差する位置に配置される。具体的には、ネジ穴80の中心から第2ガイド軸後端支持部62の中心までの距離と、第2ガイド軸支持穴60Aの中心から第1長穴84の中心までの距離が同じになる位置に、第1長穴84が形成される。これにより、揺動フレーム72がCCDホルダ18に取り付けられると、第1長穴84と第2ガイド軸後端支持部62とが交差して取り付けられる。第2ガイド軸36は、この第1長穴84に通されて、その後端部が第2ガイド軸後端支持部62に嵌入される。この結果、揺動フレーム72を揺動させると、第2ガイド軸36が水平に移動する。すなわち、揺動フレーム72を揺動させると、その揺動フレーム72に設けられた第1長穴84に押されて、第2ガイド軸36も揺動するが、第2ガイド軸36は、第2ガイド軸後端支持部62によって垂直方向の移動が規制されているため、水平方向にのみ移動する。
回動コマ74は、円盤状に形成された回動コマ本体88と、その回動コマ本体88の裏面同軸上に設けられた回動軸90と、その回動コマ本体88の表面に偏心して設けられた偏心ピン92とで構成されている。
回動コマ本体88は、円盤状に形成されており、その軸方向の厚さは、揺動フレーム72をCCDホルダ18に取り付けた時に揺動フレーム72の裏面とCCDホルダ18の内面との間に形成される隙間と略同じ(突起部82の高さと略同じ)に形成されている。
回動軸90は、円柱状に形成されており、回動コマ本体88の軸と平行に形成されている。この回動軸90は、CCDホルダ18の内面に形成された軸受穴94に嵌入される。
軸受穴94は、回動軸90の外径に対応して形成されており、第2ガイド軸後端支持部62の真上の位置に形成されている。また、この軸受穴94は、光軸と平行に形成されており、CCDホルダ18の後端面に貫通して形成されている。
回動コマ74は、この軸受穴94に回動軸90が嵌入されることにより、CCDホルダ18の内面に取り付けられ、回動軸90を中心に回動自在に支持される。
なお、図12に示すように、回動軸90は、軸受穴94に嵌入されることにより、その端面がCCDホルダ18の後端面に露出する。この回動軸90の端面には、−(マイナス)の溝90Aが形成されている。したがって、この溝90Aにマイナスドライバーの先端を係合させることにより、回動軸90は、CCDホルダ18の後端面側から回動させることができる。
偏心ピン92は、円柱状に形成されており、回動コマ本体88の軸と平行に形成されている。また、回動コマ本体88の中心(回動中心)に対して、偏心した位置に配置して形成されている。
この偏心ピン92は、揺動フレーム72に形成された第2長穴86に嵌入される。このため、第2長穴86は、その幅(長手方向と直交する方向の幅)、この偏心ピン92の外径に対応して形成されている。
このように、回動コマ74は、その回動軸90が、CCDホルダ18に形成された軸受穴94に嵌入されるとともに、その偏心ピン92が、揺動フレーム72に形成された第2長穴86に嵌入されて、CCDホルダ18の内面に取り付けられる。
なお、上記のように、回動コマ本体88は、その軸方向の厚さが、CCDホルダ18の内面と揺動フレーム72の裏面との間に形成される隙間と同じに形成されているため、上記のようにして、回動軸90が軸受穴94に嵌入され、偏心ピン92が第2長穴86に嵌入されると、CCDホルダ18の内面と揺動フレーム72の裏面との間に収まる。したがって、回動コマ74は、ガタツクことなく、CCDホルダ18の内面に回動自在に取り付けられる。
第2ガイド軸揺動機構70は、以上のように構成される。この第2ガイド軸揺動機構70によれば、CCDホルダ18の後端面に露出した回動コマ74の回動軸90をマイナスドライバーで回動させると、第2ガイド軸36が水平な面内で揺動する。すなわち、回動コマ74の回動軸90を回動させると、偏心ピン92が回動軸90を中心に偏心して回転し、この結果、揺動フレーム72が揺動フレーム支持ボルト78を中心に揺動する。そして、この揺動フレーム72が揺動することにより、この揺動フレーム72の第1長穴84に挿通された第2ガイド軸36が、第2ガイド軸先端支持部60を支点として、水平に揺動する。
第1ガイド軸34と第2ガイド軸36に支持されたフォーカスレンズ枠32は、この第2ガイド軸36を水平方向に揺動させることにより、第2ガイド軸36に連動して、水平方向に揺動する。これにより、光軸の水平方向の傾きを調整することができる。
上記のように、フォーカスレンズ枠32は、第1VCM38と第2VCM40とに駆動されて移動する。このフォーカスレンズ枠32の移動(フォーカスレンズ30の移動)は、MRセンサ96によって検出される。MRセンサ96は、MRセンサ本体96Aと、検出用マグネット96Bとで構成され、MRセンサ本体96Aは、鏡筒本体14に取り付けられる。一方、検出用マグネット96Bは、フォーカスレンズ枠32に取り付けられる。
検出用マグネット96Bは、図13に示すように、軸方向に長い矩形の棒状に形成されており、フォーカスレンズ枠32に形成されたガイドスリーブ54の上部に取り付けられる。ガイドスリーブ54の上部には、この検出用マグネット96Bを取り付けるための検出用マグネット取付部98が設けられている。検出用マグネット96Bは、この検出用マグネット取付部98に接着して取り付けられる。検出用マグネット取付部98に取り付けられた検出用マグネット96Bは、光軸と平行、かつ、その上面が水平な姿勢で、検出用マグネット取付部98に取り付けられる。
MRセンサ本体96Aは、図1に示すように、鏡筒本体14の上部に形成されたMRセンサ本体取付部100に取り付けられる。このMRセンサ本体取付部100は、鏡筒本体14の内部に連通するセンサ装着穴(図示せず)を有しておりMRセンサ本体96Aは、このセンサ装着穴に嵌められて、MRセンサ本体取付部100に取り付けられる。このMRセンサ本体取付部100に取り付けられたMRセンサ本体96Aは、図13に示すように、その検出面が、フォーカスレンズ枠32に取り付けられた検出用マグネット96Bの上面と所定のギャップをもって対向して取り付けられる。
以上のように取り付けられたMRセンサ96は、フォーカスレンズ枠32が光軸に沿って移動すると、これに伴って検出用マグネット96Bが光軸に沿って移動する。この検出用マグネット96Bの移動がMRセンサ本体96Aに検出され、フォーカスレンズ枠32の位置が検出される。
MRセンサ96は、MRセンサ本体96Aと検出用マグネット96Bとの設置間隔(エアギャップ)がずれると、正確な検出ができなくなる。本実施の形態のレンズ装置10では、検出用マグネット96Bがフォーカスレンズ枠32に取り付けられているため、光軸調整を行うためにフォーカスレンズ枠32を揺動させると、検出用マグネット96Bも変位する。しかし、本実施の形態のレンズ装置10では、フォーカスレンズ枠32は、水平方向にのみ揺動するため、光軸調整を行っても、MRセンサ本体96Aと検出用マグネット96Bとのエアギャップの間隔が変化することはない。
次に、本実施の形態のレンズ装置10による光軸調整の方法について説明する。
上記のように、フォーカスレンズ30の光軸調整は、第2ガイド軸36を水平に揺動させることにより行われる。そして、この第2ガイド軸36の揺動は、回動コマ74を回動させることにより行われる。
図12に示すように、CCDホルダ18の後端面には、回動コマ74の回動軸90の端面が露出している。そして、この回動軸90の端面には、−の溝90Aが形成されている。作業者は、この回動軸90の端面に形成された−の溝90Aにマイナスドライバーの先端を嵌め、マイナスドライバーによって回動軸90を回動させる。
回動軸90が回動されると、回動コマ本体88が回動軸90を中心に回動する。この結果、偏心ピン92が、回動コマ本体88の回動中心に対して、偏心して回転する。偏心ピン92は、揺動フレーム72に形成された第2長穴86に嵌入されているため、この偏心ピン92が偏心回転すると、第2長穴86の内壁面が偏心ピン92に押されて、揺動フレーム72が揺動フレーム支持ボルト78を中心に揺動する。
この揺動フレーム72には、第1長穴84に第2ガイド軸36が挿通されているため、揺動フレーム72が揺動すると、第1長穴84の内壁面に押されて、第2ガイド軸36も揺動する。
ここで、この第2ガイド軸36の後端部は、水平な長穴として形成された第2ガイド軸後端支持部62に嵌入されており、その移動が水平方向のみに規制されているため、揺動フレーム72が揺動すると、第2ガイド軸36は、水平方向にのみ揺動する。
この第2ガイド軸36が揺動すると、第2ガイド部46を介して第2ガイド軸36に支持されたフォーカスレンズ枠32が、第2ガイド軸36の揺動に連動して、水平方向に揺動する。これにより、フォーカスレンズ30の光軸の水平方向の傾きが調整される。
このように、本実施の形態のレンズ装置10では、CCDホルダ18の後端面に露出して設けられた回動軸90をマイナスドライバーで回動させることにより、第2ガイド軸36を揺動させて、光軸の傾き調整を行う。
なお、光軸の傾きは、たとえばレーザオートコリメータで検出する。そして、その検出結果に基づいて、回動軸90を回動させて、光軸の傾きを調整する。
光軸の傾きの調整が完了すると、作業者は、第2ガイド軸36を固定する。第2ガイド軸36の固定は、CCDホルダ18の後端面に形成された連通穴62Aから第2ガイド軸後端支持部62に接着剤を流し込み、第2ガイド軸36の後端部を第2ガイド軸後端支持部62に接着することにより行われる。
なお、より強固に固定するため、CCDホルダ18の後端面に貫通して設けられた軸受穴94に接着剤を流し入れて、回動コマ74の回動軸90を軸受穴94に接着して固定するとともに、ネジ穴80に接着剤を流し入れて、揺動フレーム支持ボルト78をネジ穴80に接着して固定する。
以上説明したように、本実施の形態のレンズ装置10では、光軸の傾きを調整する際、フォーカスレンズ枠32を水平方向にのみ揺動させて、調整することができる。
この場合、水平方向のみの調整になるが、本実施の形態のレンズ装置10は、アスペクト比が16:9の横長のCCDで撮影するためのレンズ装置であるため、垂直方向に多少光軸の傾きが生じていても、撮影される映像の品質に与える影響は小さい。したがって、水平方向の調整のみで十分であり、また、このように水平方向の調整のみを行う構成にすることにより、構成を簡素化することができるとともに、調整作業も簡単に行うことができる。
また、このようにフォーカスレンズ枠32を水平方向にのみ揺動させて、光軸の傾き調整を行うことにより、位置決めして設置されたMRセンサ本体96Aと検出用マグネット96Bとの設置間隔(エアギャップ)を崩すことなく、光軸の調整を行うことができる。
[他の実施の形態]
なお、上記実施の形態では、フォーカスレンズの支持構造に本発明を適用した場合を例に説明したが、本発明の適用は、これに限定されるものではない。一対のガイド軸によって移動自在に支持されるレンズ(特にリニアアクチュエータで駆動されるレンズ)であれば、ズームレンズ等であっても同様に適用することができる。
また、上記実施の形態では、フォーカスレンズ枠32を水平方向にのみ揺動させて、光軸の傾き調整を行う場合を例に説明したが、垂直方向にのみ揺動させて、光軸の傾き調整を行うように構成することもできる。この場合、MRセンサ本体96Aと検出用マグネット96Bは、垂直に設置される(検出面が垂直になるように設置される。)。すなわち、第2ガイド軸36の揺動方向は、MRセンサ本体96Aと検出用マグネット96Bの設置方向(検出面の向き)に合わせて設定され、MRセンサ本体96Aと検出用マグネット96Bの設置方向が水平の場合は、第2ガイド軸36は水平に揺動するように設定され、MRセンサ本体96Aと検出用マグネット96Bの設置方向が垂直の場合は、第2ガイド軸36は垂直に揺動するように設定される。これにより、光軸の傾き調整を行っても、MRセンサ本体96Aと検出用マグネット96Bのエアギャップを常に一定に保つことができる。
なお、横長の撮像素子を使用する場合は、上記実施の形態で説明したように、MRセンサ本体96Aと検出用マグネット96Bは水平に設置し、第2ガイド軸36は、水平方向にのみ揺動するように構成することが好ましい。
10…レンズ装置、12…鏡筒、14…鏡筒本体、16…レンズホルダ、18…CCDホルダ、20…対物レンズ、22…凹部、24…開口部、30…フォーカスレンズ、32…フォーカスレンズ枠、34…第1ガイド軸、36…第2ガイド軸、38…第1VCM、38A…ボイスコイル、38B…マグネット、38C…ヨーク、40…第2VCM、40A…ボイスコイル、40B…マグネット、40C…ヨーク、42…フォーカスレンズ枠本体、44…第1ガイド部、46…第2ガイド部、48…第1ボイスコイル保持部、50…第2ボイスコイル保持部、52…ガイド溝、54…ガイドスリーブ、54A…ガイド穴、54B…ガイド穴、56…第1ガイド軸後端固定部、60…第2ガイド軸先端支持部、60A…第2ガイド軸支持穴、62…第2ガイド軸後端支持部、62A…連通穴、64…突起部、70…第2ガイド軸揺動機構、72…揺動フレーム、72A…軸部、72B…揺動部、74…回動コマ、76…揺動軸穴、78…揺動フレーム支持ボルト、80…ネジ穴、82…突起部、84…第1長穴、86…第2長穴、88…回動コマ本体、90…回動軸、90A…溝、92…偏心ピン、94…軸受穴、96…MRセンサ、96A…MRセンサ本体、96B…検出用マグネット、98…検出用マグネット取付部、100…MRセンサ本体取付部

Claims (7)

  1. 鏡筒と、
    前記鏡筒内に光軸と平行に配設される第1ガイド軸と、
    前記鏡筒内に光軸と平行に配設される第2ガイド軸と、
    前記鏡筒に設けられ、前記第1ガイド軸の先端が固定される第1ガイド軸先端固定部と、
    前記鏡筒に設けられ、前記第1ガイド軸の後端が固定される第1ガイド軸後端固定部と、
    前記鏡筒に設けられ、前記第2ガイド軸の先端が揺動自在に支持される第2ガイド軸先端支持部と、
    水平又は垂直な長穴として前記鏡筒に設けられ、前記第2ガイド軸の後端が嵌入されて、該第2ガイド軸の後端を水平又は垂直方向の一方向のみに移動可能に支持する第2ガイド軸後端支持部と、
    レンズを保持するレンズ枠と、
    前記レンズ枠に設けられ、前記第1ガイド軸に係合して前記レンズ枠の移動をガイドする第1ガイド部と、
    前記レンズ枠に設けられ、前記第2ガイド軸に係合して前記レンズ枠の移動をガイドする第2ガイド部と、
    光軸と平行な揺動軸を中心に前記鏡筒に揺動自在に設けられた揺動部材と、
    前記揺動部材に形成され、前記第2ガイド軸が挿通される第1長穴と、
    光軸と平行な回動軸を中心に前記鏡筒に回動自在に設けられた回動部材と、
    前記回動部材に光軸と平行に設けられるとともに、前記回動軸と偏心して設けられた偏心ピンと、
    前記揺動部材に形成され、前記偏心ピンが挿通される第2長穴と、
    前記レンズ枠を移動させるリニアアクチュエータと、
    を備え、前記回動部材を回動させることにより、前記第2ガイド軸を水平又は垂直に揺動させて、前記レンズの水平方向又は垂直方向の光軸の傾き調整を可能としたことを特徴とするレンズ装置。
  2. 前記鏡筒には、前記レンズの位置を検出するMRセンサが設けられ、該MRセンサは、前記鏡筒に対して前記第2ガイド軸後端支持部と平行になるように取り付けられるMRセンサ本体と、該MRセンサ本体と対向して前記第2ガイド部に取り付けられる位置検出用マグネットとで構成されることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  3. 前記鏡筒の後端部にアスペクト比が16:9の撮像素子が水平に取り付けられ、前記第2ガイド軸後端支持部は、水平な長穴として前記鏡筒に設けられて、前記第2ガイド軸の後端を水平方向のみに移動可能に支持することを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ装置。
  4. 前記揺動部材は、前記揺動軸と前記第1長穴と前記第2長穴が同一直線上に配置されるとともに、前記揺動軸と前記第2長穴との間に前記第1長穴が配置され、前記第2長穴が前記第2ガイド軸後端支持部と交差するようにして、前記鏡筒に取り付けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  5. 前記回動部材は、前記回動軸が前記鏡筒の端面に貫通して形成された軸受穴に嵌合されて、前記鏡筒に回動自在に設けられるとともに、前記回動軸の端面にドライバの先端が嵌合される溝が形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  6. 前記第2ガイド軸後端支持部は、前記鏡筒の端面に連通する連通穴を有し、該連通穴に接着剤を流し入れて、調整後の前記第2ガイド軸を固定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  7. 前記回動部材は、前記回動軸が前記鏡筒の端面に貫通して形成された軸受穴に嵌合されて、前記鏡筒に回動自在に設けられ、
    前記揺動部材は、前記鏡筒の端面に貫通して形成されたネジ穴にネジでネジ止めされ、該ネジを揺動軸として、前記鏡筒に揺動自在に設けられ、
    前記軸受穴及び前記ネジ穴に接着剤を流し入れて、調整後の前記回動部材及び前記揺動部材を固定することを特徴とする請求項6に記載のレンズ装置。
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