JP2016105535A - レンズユニットとセンサープレートの実装構造、及び撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光学レンズを有するレンズユニットと、撮像素子を囲むように配置されるセンサープレートの実装構造において、撮像面のあおり調整を確実に可能とする。【解決手段】光学レンズを有するレンズユニット1と、撮像素子7を囲むように配置されるセンサープレート6の実装構造であって、レンズユニット1は突出形状のガイドピン11を備え、センサープレート6にはガイドピン11を挿入するガイド孔61が形成されている。そして、ガイド孔61が面取り62されている。具体的には、ガイド孔61は、センサープレート6の表面側と裏面側の両面側が面取り62されている。【選択図】図1
Description
本発明は、レンズユニットとセンサープレートの実装構造、及びそのレンズユニットとセンサープレートの実装構造を備える撮像装置に関する。
デジタルカメラにおいて、撮像レンズを収容したレンズ筐体に対し、撮像素子を搭載したセンサーホルダはネジ止めして実装される(例えば特許文献1参照)。
そして、センサーの撮像面が光軸に対して垂直になるように調整するためには、レンズ筐体に対するセンサーホルダのネジ止め部にシムを挿入して、撮像面の傾き(あおり)を調整している。
そして、センサーの撮像面が光軸に対して垂直になるように調整するためには、レンズ筐体に対するセンサーホルダのネジ止め部にシムを挿入して、撮像面の傾き(あおり)を調整している。
しかし、撮像面をあおり調整するためには、センサーホルダをあおり調整する必要があり、その際、レンズ筐体とセンサーホルダの位置決めに使用しているガイドピンとガイド孔が、あおり調整することにより干渉し、センサーホルダの引っ掛かりや、ガイドピンの破損の可能性があった。
本発明の課題は、光学レンズを有するレンズユニットと、撮像素子を囲むように配置されるセンサープレートの実装構造において、撮像面のあおり調整を確実に可能とすることである。
以上の課題を解決するため、本発明は、
光学レンズを有するレンズユニットと、撮像素子を囲むように配置されるセンサープレートの実装構造であって、
前記レンズユニットは突出形状のガイドピンを備え、
前記センサープレートには前記ガイドピンを挿入するガイド孔が形成されていて、
前記ガイド孔が面取りされていることを特徴とする。
光学レンズを有するレンズユニットと、撮像素子を囲むように配置されるセンサープレートの実装構造であって、
前記レンズユニットは突出形状のガイドピンを備え、
前記センサープレートには前記ガイドピンを挿入するガイド孔が形成されていて、
前記ガイド孔が面取りされていることを特徴とする。
本発明によれば、撮像面のあおり調整を確実に行うことができる。
以下、図を参照して本発明を実施するための形態を詳細に説明する。
(実施形態)
図1及び図2は本発明を適用したレンズユニット1とセンサープレート6の実装構造の一実施形態の構成を示すもので、3は光学フィルター、4は防塵ラバー、5はセンサーアッシー、7は撮像素子、8は接着剤、9はセンサー基板、nはネジ、sはシムである。
(実施形態)
図1及び図2は本発明を適用したレンズユニット1とセンサープレート6の実装構造の一実施形態の構成を示すもので、3は光学フィルター、4は防塵ラバー、5はセンサーアッシー、7は撮像素子、8は接着剤、9はセンサー基板、nはネジ、sはシムである。
例えばデジタルカメラにおいて、図略の光学レンズを備えるレンズユニット1は、図示のように、光学フィルター3及び防塵ラバー4を介在させて、センサーアッシー5の板金によるセンサープレート6に対し、平行する二辺部において、1本のネジnと2本のネジnをセンサープレート6の取付孔60からレンズユニット1のネジ孔10に各々ネジ込んでそれぞれ固定される。
センサーアッシー5は、センサープレート6に対し撮像素子7を、平行する二辺部において、UV(紫外線)硬化型の接着剤8でそれぞれ固定したもので、撮像素子7はセンサー基板9に搭載さている。
センサーアッシー5は、センサープレート6に対し撮像素子7を、平行する二辺部において、UV(紫外線)硬化型の接着剤8でそれぞれ固定したもので、撮像素子7はセンサー基板9に搭載さている。
以上において、レンズユニット1とセンサープレート6は、ネジn止めに先立って、そのネジn止め以外の平行する二辺部において、各々一組のガイドピン11及びガイド孔61で、レンズ中心と撮像素子7の撮像中心とを一致させてそれぞれ位置決めされる。
なお、図示例では、レンズユニット1のセンサープレート6のネジn止め部、すなわち、ネジ孔10周囲のボス部と取付孔60周囲との間にシムsが二枚ずつ挿入されている。
なお、図示例では、レンズユニット1のセンサープレート6のネジn止め部、すなわち、ネジ孔10周囲のボス部と取付孔60周囲との間にシムsが二枚ずつ挿入されている。
そして、ガイド孔61は、図3にも拡大して示すように、センサープレート6の表面側と裏面側の両面側が傾斜面により面取り62したテーパー形状となっている。
次に、図4は図1の実装構造のあおり調整時を示したもので、図5にも拡大して示したように、左側のネジn止め部にシムsを三枚挿入して右側のネジn止め部にシムsを一枚だけ挿入した状態であおり調整を行っても、ガイドピン11に対し傾斜状態のセンサープレート6のガイド孔61がそのプレート表面側と裏面側の両面側が傾斜面により面取り62したテーパー形状によって逃げるようにして干渉は少ないものとなる。
また、図6は図4と左右逆のあおり調整時を示したもので、図7にも拡大して示したように、左側のネジn止め部にシムsを一枚だけ挿入して右側のネジn止め部にシムsを三枚挿入した状態であおり調整を行っても、ガイドピン11に対し傾斜状態のセンサープレート6のガイド孔61がそのプレート表面側と裏面側の両面側が傾斜面により面取り62したテーパー形状によって逃げるようにして干渉は少ないものとなる。
このように、センサープレート6のガイド孔61の表面側と裏面側の両面側に傾斜面により面取り62したテーパー形状を付加したことにより、撮像面のあおり調整時にレンズユニット1のガイドピン11とセンサープレート6のガイド孔61との干渉が少なくなる。
以上、実施形態のカメラによれば、レンズユニット1のガイドピン11を挿入するガイド孔61がセンサープレート6の表面側と裏面側の両面側に傾斜面により面取り62したテーパー形状となっているので、撮像面のあおり調整時に確実な調整が可能となり、品質向上が可能となる。
(変形例)
ガイド孔61に付加する形状は、傾斜面による面取り62をプレート片側(表面または裏面)だけでもよく、また、傾斜面ではなく、曲面による面取り62をプレート両面または片面だけでもよい。
ガイド孔61に付加する形状は、傾斜面による面取り62をプレート片側(表面または裏面)だけでもよく、また、傾斜面ではなく、曲面による面取り62をプレート両面または片面だけでもよい。
図8は変形例としてガイド孔形状のバリエーション(a)〜(e)を示したものである。
すなわち、図8(a)はガイド孔61のプレート裏面側だけに傾斜面による面取り62を設けた例である。
図8(b)はガイド孔61のプレート表面側だけに傾斜面による面取り62を設けた例である。
図8(c)はガイド孔61のプレート表面側だけに曲面による面取り63を設けた例である。
図8(d)はガイド孔61のプレート裏面側だけに曲面による面取り63を設けた例である。
図8(e)はガイド孔61のプレート表面側及び裏面側の両面側に曲面による面取り63を設けた例である。
なお、以上のガイド孔61の面取り62・63の形成については、孔を空けた後に切削加工により面取りしたり、面取りされた形状の金型を用意しておいたり、などが挙げられる。
(他の変形例)
以上の実施形態においては、カメラとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、カメラを備える携帯電話など他の電子機器であってもよい。
また、レンズユニット及びセンサープレートの形状、ガイドピン及びガイド孔の組数、面取り形状、シムの枚数等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
以上の実施形態においては、カメラとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、カメラを備える携帯電話など他の電子機器であってもよい。
また、レンズユニット及びセンサープレートの形状、ガイドピン及びガイド孔の組数、面取り形状、シムの枚数等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。
付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
光学レンズを有するレンズユニットと、撮像素子を囲むように配置されるセンサープレートの実装構造であって、
前記レンズユニットは突出形状のガイドピンを備え、
前記センサープレートには前記ガイドピンを挿入するガイド孔が形成されていて、
前記ガイド孔が面取りされていることを特徴とするレンズユニットとセンサープレートの実装構造。
<請求項2>
前記ガイド孔は、前記センサープレートの表面側または裏面側が面取りされていることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニットとセンサープレートの実装構造。
<請求項3>
前記ガイド孔は、前記センサープレートの表面側と裏面側の両面側が面取りされていることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニットとセンサープレートの実装構造。
<請求項4>
前記ガイド孔は、傾斜面または曲面で面取りされていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のレンズユニットとセンサープレートの実装構造。
<請求項5>
請求項1から4のいずれか一項に記載のレンズユニットとセンサープレートの実装構造を備えることを特徴とする撮像装置。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。
付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
光学レンズを有するレンズユニットと、撮像素子を囲むように配置されるセンサープレートの実装構造であって、
前記レンズユニットは突出形状のガイドピンを備え、
前記センサープレートには前記ガイドピンを挿入するガイド孔が形成されていて、
前記ガイド孔が面取りされていることを特徴とするレンズユニットとセンサープレートの実装構造。
<請求項2>
前記ガイド孔は、前記センサープレートの表面側または裏面側が面取りされていることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニットとセンサープレートの実装構造。
<請求項3>
前記ガイド孔は、前記センサープレートの表面側と裏面側の両面側が面取りされていることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニットとセンサープレートの実装構造。
<請求項4>
前記ガイド孔は、傾斜面または曲面で面取りされていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のレンズユニットとセンサープレートの実装構造。
<請求項5>
請求項1から4のいずれか一項に記載のレンズユニットとセンサープレートの実装構造を備えることを特徴とする撮像装置。
1 レンズユニット
10 ネジ孔
11 ガイドピン
3 光学フィルター
4 防塵ラバー
5 センサーアッシー
6 センサープレート
60 取付孔
61 ガイド孔
62 面取り(傾斜面)
63 面取り(曲面)
7 撮像素子
8 接着剤
9 センサー基板
n ネジ
s シム
10 ネジ孔
11 ガイドピン
3 光学フィルター
4 防塵ラバー
5 センサーアッシー
6 センサープレート
60 取付孔
61 ガイド孔
62 面取り(傾斜面)
63 面取り(曲面)
7 撮像素子
8 接着剤
9 センサー基板
n ネジ
s シム
Claims (5)
- 光学レンズを有するレンズユニットと、撮像素子を囲むように配置されるセンサープレートの実装構造であって、
前記レンズユニットは突出形状のガイドピンを備え、
前記センサープレートには前記ガイドピンを挿入するガイド孔が形成されていて、
前記ガイド孔が面取りされていることを特徴とするレンズユニットとセンサープレートの実装構造。 - 前記ガイド孔は、前記センサープレートの表面側または裏面側が面取りされていることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニットとセンサープレートの実装構造。
- 前記ガイド孔は、前記センサープレートの表面側と裏面側の両面側が面取りされていることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニットとセンサープレートの実装構造。
- 前記ガイド孔は、傾斜面または曲面で面取りされていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のレンズユニットとセンサープレートの実装構造。
- 請求項1から4のいずれか一項に記載のレンズユニットとセンサープレートの実装構造を備えることを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
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JP2014242796A JP2016105535A (ja) | 2014-12-01 | 2014-12-01 | レンズユニットとセンサープレートの実装構造、及び撮像装置 |
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JP2014242796A Pending JP2016105535A (ja) | 2014-12-01 | 2014-12-01 | レンズユニットとセンサープレートの実装構造、及び撮像装置 |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003086779A (ja) * | 2001-09-11 | 2003-03-20 | Sharp Corp | 固体撮像装置およびその製造方法、固体撮像ユニットおよびその製造方法、撮像機器 |
JP2004260645A (ja) * | 2003-02-27 | 2004-09-16 | Sanyo Electric Co Ltd | 撮像装置 |
JP2007096830A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 撮像素子のあおり調整装置およびそれを用いた撮影装置 |
JP2011113063A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-09 | Fujifilm Corp | レンズ装置 |
-
2014
- 2014-12-01 JP JP2014242796A patent/JP2016105535A/ja active Pending
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