JP2011112751A - 光ケーブルコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】フェルールの先端面を保護するフード部を設けたことによるコネクタ全体の大型化を抑制しつつ、雌型コネクタのコネクタハウジングが有する片持ち形状の雌側フェルール収容部の十分な強度を確保すること。
【解決手段】各コネクタのコネクタハウジング(ハウジング本体)22、32には、各フェルール50の先端面52aより所定長さ突出したフード部228、328が設けられており、雌型コネクタ30のコネクタハウジング32には、フェルール50の周面の一部または全部を囲繞してフェルール50を保持する雌側フェルール収容部322が設けられると共に、雌側フェルール収容部322の外側には、雄型コネクタ20のフード部228が係合する係合空間32aが形成されており、雌側フェルール収容部322は、係合空間32aを隔てて位置する前記雌型コネクタのコネクタハウジング32の外壁321と補強部33によって連結されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、光ケーブルコネクタに関し、さらに詳しくは、雌雄一対のコネクタの嵌合により、各コネクタに収容されたフェルールの先端面同士が突き合わされることで、フェルールに固定された光ファイバが光学的に接続される光ケーブルコネクタに関するものである。
一般的に光ファイバを用いた光ケーブル(光ファイバケーブルともいう)は、多量の情報の高速通信が可能であることから、家庭用、産業用の情報通信に広く利用されている。また、例えば自動車には、各種電装品(例えば、カーナビゲーションシステム等)が装備されているが、それらの電装品の光通信にも多用されている。そして、この光ファイバの端末同士を光学的に接続(光信号を伝達可能に接続)するものとして、一方の光ケーブルが装着されるコネクタと、他方の光ケーブルが装着されるコネクタとが着脱自在に嵌合される光ケーブルコネクタ(光コネクタまたは光ファイバコネクタともいう)が種々提案されている。
この種の光ケーブルコネクタの概略を図10を用いて説明する。雄型コネクタ101aおよび雌型コネクタ101bとからなる光ケーブルコネクタは、一般的には、それぞれコネクタハウジング102a、102bと、このコネクタハウジング102a、102bに収納されるフェルール104a、104bと、フェルール104a、104bを付勢するコイルばね106a、106bを備える。具体的には、光ケーブル108の端部から所定長さ露出された光ファイバ109がフェルール104a、104bに固定され、そのフェルール104a、104bがコイルばね106a、106bによって先端側に付勢された状態でコネクタハウジング102a、102bに収納される。この状態で、雌雄一対のコネクタが嵌合する(図10(b)参照)と、コイルばね106a、106bによって付勢されたフェルール104a、104bの先端面同士が突き合わされ、雌雄それぞれのコネクタの光ファイバ109が光学的に接続された状態となる。
一般的にこの突き合わされるフェルール104a、104bの先端面には、接続損失を小さく抑えるため鏡面処理が施されている。この鏡面処理が施されたフェルール104a、104bの先端面が傷付くと、接続損失が増大してしまうため、光ケーブルコネクタを扱う際には十分に注意しなければならない。ところが、例えば上述のような自動車の電装部品に用いられる場合等では、作業者が視認することができない位置にコネクタが取り付けられることが多い。このような場合、コネクタを目視しながら嵌合させることができないため、組立作業時にフェルール104a、104bの先端面を傷付けてしまうおそれがある。
このような不良発生を防止するため、図11に示すようなフェルール104a、104bの先端面を覆うようなフード部113a、113bを、雄型コネクタ111a、雌型コネクタ111bのそれぞれのコネクタハウジング112a、112bに設けた構成が知られている(このようなフード部を設けたコネクタの具体例としては例えば特許文献1参照)。このフード部113a、113bは、図11(c)に示すように、一方のコネクタが他方のコネクタに対し斜めに嵌合されようとしたときでも、一方のコネクタが他方のコネクタのフェルール104a、104bの先端面に当接することがない形状・大きさに形成されている。これにより、作業者が視認できない位置で両コネクタを嵌合させなければならない場合であっても、フェルール104a、104bの先端面が傷付いてしまうことはない。
特開2002−107570号公報
しかし、このようなフード部を雄型コネクタと雌型コネクタの双方に設けた場合、各コネクタの全長が長くなり、コネクタ全体が大型化してしまうという問題があった。これに対し、図11に示す構成の場合のように、雌型コネクタ111bにおけるフェルール収容部115(以下、雌側フェルール収容部115ということもある)の周りに空間115bを設け、嵌合時(図11(b)参照)には、その空間115bに雄型コネクタ111aのフード部113aが係合するように(換言すると、嵌合時に雄型コネクタ111aのフード部113aが雌型コネクタ111bのフェルール104bと光ケーブル108の軸線方向で重なるように)構成すれば、各コネクタの全長が大きくなっても、嵌合状態におけるコネクタ全体の大型化を抑制することができる。
しかしながら、雌型コネクタ111bの雌側フェルール収容部115の周りに雄型コネクタ111aのフード部113aを係合させるための空間115bを設けると、図11(a)から分かるように、当該雌側フェルール収容部115が雄型コネクタ111aの先端との当接面Xから突出した形状(片持ち形状)となる。そのため、この雌側フェルール収容部115の強度が不足し、熱や外力等によって変形してしまうおそれがあった。このような変形等は、コネクタの嵌合時にフェルール104a、104bの先端面同士が密着しないことによる接続損失の増大等、種々の不具合を引き起こすため問題となる。例えば、上述のような自動車の電装部品等に用いられる場合等では、高温かつ激しい振動環境下に配設されるため、変形のおそれが高く問題となっていた。
本発明が解決しようとする課題は、フェルールの先端面を保護するフード部を設けたことによるコネクタ全体の大型化を抑制しつつ、雌型コネクタのコネクタハウジングが有する片持ち形状の雌側フェルール収容部の十分な強度を確保することにある。
上記課題を解決するため、本発明にかかる光ケーブルコネクタは、一方の光ケーブルが装着される雄型コネクタと、他方の光ケーブルが装着される雌型コネクタとからなり、該各コネクタのコネクタハウジングには、前記光ケーブルの光ファイバの端末部分が固定されたフェルールが収容され、前記雄型コネクタと雌型コネクタの嵌合によって前記フェルールの先端面同士が突き合わされ、前記光ファイバが光学的に接続される光ケーブルコネクタであって、前記各コネクタのコネクタハウジングには、前記各フェルールの先端面より所定長さ突出したフード部が設けられており、前記雌型コネクタのコネクタハウジングには、前記フェルールの周面の一部または全部を囲繞して前記フェルールを保持する雌側フェルール収容部が設けられると共に、該雌側フェルール収容部の外側には、前記雄型コネクタと雌型コネクタの嵌合時に前記雄型コネクタのフード部が係合する係合空間が形成されており、前記雌側フェルール収容部は、前記係合空間を隔てて位置する前記雌型コネクタのコネクタハウジングの外壁と補強部によって連結されていることを要旨とするものである。
この場合、前記雄型コネクタのコネクタハウジングに設けられたフード部には、前記雄型コネクタと雌型コネクタの嵌合時に前記補強部と係合する係合凹部が設けられていれば好適である。
そして、前記雌型コネクタのコネクタハウジングは、前記雌側フェルール収容部が外側に向かって開口するように形成されたハウジング本体と、該開口を覆うように前記ハウジング本体に被着されるハウジングカバーとを有するものであればよい。
本発明にかかる光ケーブルコネクタは、雄・雌両コネクタハウジングにフード部を設け、各コネクタハウジングに収容されたフェルールの先端面を確実に保護しつつ、雄型コネクタのフード部が係合する係合空間の存在により、嵌合状態におけるコネクタ全体の大型化が抑制されている。その上で、当該係合空間によって片持ち形状となっている雌側フェルール収容部が、コネクタハウジングの外壁と補強部によって連結されているため、雌側フェルール収容部の十分な強度を確保することができる。したがって、光ファイバの接続損失の増大等、雌側フェルール収容部の変形が招く不具合の発生が防止される。
この場合、雄型コネクタのフード部に補強部と係合する係合凹部を設けておけば、補強部を設けたことによる嵌合状態におけるコネクタの大型化を防止することができる。つまり、雄・雌両コネクタが嵌合すると、突状の補強部に係合凹部が嵌り込むため、嵌合状態におけるコネクタ全体の大きさが従来と変わらない。
そして、雌型コネクタのコネクタハウジングが、雌側フェルール収容部が外側に向かって開口するように形成されたハウジング本体と、その開口を覆うようにハウジング本体に被着されるハウジングカバーとを有する、「分割型のコネクタハウジング」であれば、分割によって雌側フェルール収容部の強度が低下するため、補強部を設ける意義が大きい。つまり、このような「分割型のコネクタハウジング」とすることで、光ケーブルにコネクタハウジングを通す前に光ファイバをフェルールに固定できる等、組立の作業性の向上(光ケーブルにコネクタハウジングを予め通しておく必要がないため、組立作業の効率が向上する。具体的には、例えば、フェルールの先端面の鏡面処理作業等の際、コネクタハウジングが作業の邪魔になるといったことがない)を図ることができるが、分割によって雌側フェルール収容部の強度がさらに低下してしまうおそれがある。しかし、本願発明によれば、分割されたことによる強度低下を含めて、片持ち形状の雌型フェルール収容部を補強部によって補強することができるため、「分割型のコネクタハウジング」を採用することにより組立の作業性の向上を図りつつ、雌側フェルール収容部の変形等を防止することができる。
本発明の一実施形態にかかる光ケーブルコネクタの分解斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる光ケーブルコネクタの断面図である。 図1および図2に示した光ケーブルコネクタが備える雄型コネクタのハウジング本体を拡大して示した図である。 図1および図2に示した光ケーブルコネクタが備える雌型コネクタのハウジング本体の外壁の一部を破断させて示した外観斜視図(a)、および先端側から見た平面図(b)である。 雄型コネクタと雌型コネクタのハウジング本体が嵌合した状態を示した図であり、雄型コネクタのハウジング本体に形成された係合凹部と雌型コネクタのハウジング本体に形成された補強部が係合した状態を、雌型コネクタのハウジング本体の外壁の一部を破断させて示したものである。 図1および図2に示した光ケーブルコネクタが備えるケーブル固定部材の外観図であり、(a)は先端側から、(b)は下方から、(c)は側方から見た平面図((c)は一部断面図)である。 図5に示したケーブル固定部材を光ケーブルに固定した状態を示した外観斜視図である。 (a)は光ケーブル、ケーブル固定部材、フェルール、およびコイルばねを組み立ててなる組立体の外観斜視図であり、(b)はこの組立体をハウジング本体(雄型コネクタ)に組み込んだ状態の外観斜視図である。 光ケーブル、ケーブル固定部材、フェルール、およびコイルばねを組み立ててなる組立体の断面図である。 従来の光ケーブルコネクタ(フード部なし)の概略図であって、(a)は非嵌合状態、(b)は嵌合状態を示したものである。 フード部を備えた従来の光ケーブルコネクタの概略図であって、(a)は非嵌合状態、(b)は嵌合状態、(c)は一方のコネクタを他方のコネクタに対して斜めに嵌合しようとした状態を示したものである。
本発明の一実施形態にかかる光ケーブルコネクタ1を図面を参照して詳細に説明する。ここで、図1は、本実施形態にかかる光ケーブルコネクタ1の分解斜視図であり、図2は、光ケーブルコネクタ1の断面図である。なお、これらの図には、光ケーブルコネクタ1に組み付けられる光ケーブル90を併せて示している。なお、以下の説明において、特に断りのない限り、先端側とは雄型コネクタ20と雌型コネクタ30の嵌合側をいい、基端側とはその反対側をいうものとする。また、単に軸線方向というときは、光ケーブル90の軸線、すなわち図2における左右方向をいい、上下方向というときは、図2における上下方向をいうものとする。
光ケーブルコネクタ1は、一対の雄型コネクタ20および雌型コネクタ30と、光ケーブル90に固定されるケーブル固定部材40と、雄型コネクタ20および雌型コネクタ30のそれぞれに収納されるフェルール50およびコイルばね60を備える。
雄型コネクタ20および雌型コネクタ30のそれぞれ固定される光ケーブル90は、光信号を伝達する光ファイバ92(本実施形態では、二つ(送信用・受信用の各一つずつ)の光ファイバ92を備える)と、光ケーブルの強度を確保する(ケーブルの折れ曲がり等による光ファイバ92の断線を防止する)ためのテンションメンバ94とが、シース96によって覆われてなる。光ケーブルコネクタ1に接続される光ケーブル90は、その先端から所定長さ光ファイバ92が露出しており、雄型コネクタ20および雌型コネクタ30の嵌合により、それぞれのコネクタに接続された光ケーブル90の光ファイバ92同士が光学的に接続された状態となる。
以下、光ケーブルコネクタ1の構成について詳細に説明する。雄型コネクタ20および雌型コネクタ30(コネクタハウジング)は、いずれもハウジング本体22、32と、ハウジングカバー24、34とを有する、いわゆる「分割型のコネクタハウジング」を備える。図3に雄型コネクタ20のハウジング本体22を、図4に雌型コネクタ30のハウジング本体32を拡大して示す。
雄型コネクタ20のハウジング本体22には、先端から所定長さ(フード部228となる部分)の位置から基端にかけて切り欠かれた構造となっている。その切り欠かれた部分に沿って、フェルール50が収容されるフェルール収容部(雄側フェルール収容部)222、コイルばね60が収容されるコイルばね収容部224、ケーブル固定部材40が固定される固定部材収容部226が所定の大きさに形成されている。図1から分かるように、これらの収容部は、ハウジングの一部が切り欠かれることにより、外側に向かって(軸線方向と直交する方向に向かって)開口している。
これら収容部のうち、最も先端側に形成された雄側フェルール収容部222は、フェルール50が軸線方向に移動可能となる形状に形成されており、後述するフェルール50(具体的にはフェルール50の本体部52)の周面の一部(両側面および下端面)を囲繞してフェルール50を保持する。図示されるように、フェルール収容部222は、先端側(幅細部222a)が基端側(幅太部222b)に比べてやや幅が小さくなるように形成されている。
コイルばね収容部224は、雄側フェルール収容部222と固定部材収容部226との間に設けられ、その軸線方向の長さが、コイルばね60の自然長よりも小さくなるように形成されている。また、窪みの深さは、コイルばね60が不用意に飛び出ることの無いような深さ(例えば、コイルばね60の径の2/3以上の深さ)に形成されている。
固定部材収容部226は、後述するケーブル固定部材40の固定部42が装着可能な形状に形成されており、その一部は先端にかけて徐々に幅が大きくなるテーパ形状となっている。また、固定部材収容部226の内底面には、軸線方向に細長い二つの圧入孔226a(図3には一の圧入孔226aのみが図示される。もう一方の圧入孔226aは図示される圧入孔226aと対象な位置関係にある)が形成されている。
ハウジング本体22の先端側には、断面略矩形状のフード部228が形成されている。ハウジング本体22の雄側フェルール収容部222にフェルール50を収容した状態にあるとき、フェルール50の先端面52aは、フード部228に保護される。具体的には、嵌合する相手方である雌型コネクタ30との嵌合の際、たとえ雌型コネクタ30が斜めになっても、雌型コネクタ30がフェルール50の先端面52aと当接することがない(雌型コネクタ30によってフェルール50の先端面52aが傷つくことがない)形状に形成されている。
また、フード部228のやや下方よりには、所定の大きさに窪んだ(切り欠かれた)二つの係合凹部228a(図3には一の係合凹部228aのみが図示される。もう一方の係合凹部228aは、図示される係合凹部228aと対向する位置関係にある)が設けられている。この係合凹部228aは、後述する雌型コネクタ30のコネクタハウジング32に設けられた補強部33と係合する窪みである。
ハウジングカバー24は、ハウジング本体22の切り欠かれた部分に取り付けられることで、ハウジング本体22に形成された上記三つの収容部の開口を覆う。このハウジングカバー24により、後述のように各収容部に収容されるフェルール50、コイルばね60、およびケーブル固定部材40の脱落が防止される。ハウジングカバー24のハウジング本体22に対する取り付け方法は、特に限定されるものではない。本実施形態では、ハウジングカバー24に設けられた四つの係止孔242(図1には二つの係止孔242のみ図示される。残り二つは図示される係止孔242のそれぞれと対向する位置関係にある)のそれぞれを、ハウジング本体22に設けられた四つの係止突起229に係止させる(図1および図3には二つの係止突起229のみ図示される。残り二つは図示される係止突起229のそれぞれと対向する位置関係にある)ことによって取り付けられる。
ケーブル固定部材40は、プレス加工により成形されてなる金属製の部材である。その外観図を図6に示す。図6に示すように、ケーブル固定部材40は、固定部42およびバレル部44を有する。
固定部42は、ハウジング本体22の固定部材収容部226に収容される部分であり、断面(軸線方向と直交する平面で切断した断面)が略U字状に形成され(図6(a)参照)、上から見た形状が固定部材収容部226の形状と略同一(厳密には固定部材収容部226の大きさの方が若干大きく)に形成されている(図6(b)参照)。つまり、固定部材収容部226と同様に、上から見ると、先端にかけて徐々に幅が大きくなるテーパ形状を一部に有する。そして、この固定部42の先端部分(図6(a)、図6(c)における固定部42の上端部分)が、固定部材収容部226の内底面に形成された圧入孔226aに圧入される圧入部421となっている。この圧入部421の圧入孔226aへの圧入により、ケーブル固定部材40が固定部材収容部226に固定、すなわち光ケーブル90がハウジング本体22に固定される。
このように固定部42は、断面略U字状に形成されているため、その内側には所定の大きさの空間が存在する。本実施形態では、この空間をばね進入許容空間46と称する(図6(b)、図6(c)に示す点線のクロスハッチング領域)。ばね進入許容空間46は、コイルばね60の進入を許容し、固定部42とコイルばね60とが軸線方向において重なって位置することが可能となるようにするための空間である。軸線方向と直交する方向における図示されるばね進入許容空間46の長さHsは、コイルばね60の径より大きい。また、ばね進入許容空間46の軸線方向長さLsは、コイルばね60の自然長等に応じて設定されている。この点については詳細を後述する。
バレル部44は、固定部42と同様に断面略U字状に形成され(図6(a)参照)、その大きさは固定部42より小さい。このバレル部44がシース96の端末部分にかしめられることにより、ケーブル固定部材40は光ケーブル90に固定される。このケーブル固定部材40のかしめ方法は、特に限定されるものではない。本実施形態では、図7に示すように、バレル部44を内側に屈曲させ、バレル部44の先端をシース96中央に食い込ませてかしめる構成が採用されている。また、図6に示すように、バレル部44の内面には突起441が形成されている。バレル部44をかしめると、突起441がシース96に食い込むため、ケーブル固定部材40の光ケーブル90に対する接続強度が向上する。
フェルール50は、合成樹脂材料により一体成形された部材であり、図1、図2、図8、および図9に示すように、相対的に幅細の本体部52と、相対的に幅太の引掛部54とからなる。フェルール50は、雄側フェルール収容部222の幅細部222a(先端側)に本体部52が、幅太部222b(後端側)に引掛部54が嵌り込むようにハウジング本体22に収容される。このようにして収容されたフェルール50は、軸線方向にスライド可能であるが、引掛部54が雄側フェルール収容部222の段差部分(幅細部222aと幅太部222bの境界)に引っ掛かるため、所定位置より先端側には移動しない。
また、フェルール50には、先端面52aから後端面54aにかけて貫通した二つの貫通孔56が形成されている。この二つの貫通孔56のそれぞれには、光ケーブル90の送信用・受信用、各一つの光ファイバ92が固定されている。具体的には、貫通孔56のそれぞれに光ファイバ92が挿通された後、フェルール50の側面(上面)に形成された接着剤注入口52bから接着剤が流し込まれて、光ファイバ92がフェルール50に固着される。このように光ファイバ92が固着された後、フェルール50の先端面52aには、相手方コネクタに収容されるフェルール50の先端面52aとの密着を高め、接続損失の増加を抑えるため、鏡面処理が施される。
さらに、フェルール50の後端には、コイルばね60を係止するばね係止部541が後端面54aから突出して形成されている。ばね係止部541は、円柱形状の突起であり、その外径は、コイルばね60の内径とほぼ同じに形成されている。具体的には、一旦ばね係止部541にコイルばね60を挿通すると、後端面54aを下にしても、コイルばね60がフェルール50の後端面54aから離れることがない状態(軽い圧入状態)となるような外径に形成されている。
コイルばね60は、光ケーブル90の光ファイバ92に挿通されている。具体的には、光ケーブル90のシース96の端末部分にケーブル固定部材40を固定した後、二本の光ファイバ92にコイルばね60が挿通される。その後、光ファイバ92の先端がフェルール50に固定されるため、コイルばね60は、ケーブル固定部材40とフェルール50の間に位置する。図8および図9は、かかる光ケーブル90、ケーブル固定部材40、フェルール50、およびコイルばね60からなる組立体の外観斜視図および断面図を示したものであり、図8には、説明のため、この組立体(a)と共に、組立体を雄型コネクタ20のハウジング本体22に組み込んだ状態(b)を併せて示している。なお、本実施形態では、光ケーブル90が有する二つの光ファイバ92は、共通のフェルール50に固定される構成であるため、フェルール50を付勢するコイルばね60は一つである。一の光ファイバ92に対し一のフェルール50が用いられる構成であれば、それぞれのフェルール50を先端側に付勢するフェルール50が必要になる。その場合は、それぞれの光ファイバ92にコイルばね60が挿通される。
図8に示すように、コイルばね60の自然長の長さLcは、ハウジング本体22に形成されたコイルばね収容部224の軸線方向長さLhよりも長くなるように形成されている。したがって、コイルばね60がコイルばね収容部224に収容されると、コイルばね60は圧縮状態となり、元に戻ろうとする力でフェルール50を先端側に付勢する。
また、図9に示すように、コイルばね60の自然長の長さLcは、軸線方向におけるフェルール50の後端面54aからケーブル固定部材40の固定部42の先端面までの長さLdに、ケーブル固定部材40の固定部42の内側に設けられたばね進入許容空間46(図8に示す点線のクロスハッチング領域)の長さLsを加えた長さよりも短い、すなわち「Lc≦Ld+Ls」の関係が成り立つように設定されている。このように設定すると、ケーブル固定部材40、フェルール50、およびコイルばね60がハウジング本体22に収納される前の状態においては、コイルばね60が縮んだ状態となることはないから、コイルばね60の付勢力がフェルール50に働くことはない。
一方、雌型コネクタ30は、雄型コネクタ20と同様、ハウジング本体32およびハウジングカバー34とを有する。図4(a)にハウジング本体32の拡大図を示す。なお、図4(a)は、ハウジング本体32の外壁321の一部を破断させて示した図である。このハウジング本体32には、雄型コネクタ20のハウジング本体22と同様に、フェルール収容部(雌側フェルール収容部)322、コイルばね収容部324、固定部材収容部326が形成されている。このうち、コイルばね収容部324および固定部材収容部326については、雄型コネクタ20のコイルばね収容部224および固定部材収容部226と同様の構成である。したがって、雄型コネクタ20と同じ構造のケーブル固定部材40およびコイルばね60を適用することができる。なお、ハウジング本体32の切り欠かれた部分にハウジングカバー34が取り付けられる(ハウジングカバー34に設けられた四つの係止孔342のそれぞれを、ハウジング本体32に設けられた四つの係止突起329に係止させて取り付ける)ことで、上記各収容部の開口が覆われる点は雄型コネクタ20と同様である。
雌側フェルール収容部322は、フェルール50(具体的にはフェルール50の本体部52)の周面の一部(両側面および下端面)を囲繞してフェルール50を保持する点では雄側フェルール収容部222と同一であるが、以下の点で雄側フェルール収容部222と異なる。図4から分かるように、雄側フェルール収容部222は、ハウジング本体22の外壁自体がフェルール収容部としての外壁となっているのに対し、雌側フェルール収容部322は、ハウジング本体32の外壁321の内側に形成されている。つまり、ハウジング本体32の外壁321と雌側フェルール収容部322とが所定の大きさの空間を隔てた二重構造となっている(雌側フェルール収容部322を軸線と垂直な平面で切断した断面は、略「コ」の字型形状となっている)。この両者の間に存在する所定の大きさの空間は、雄型コネクタ20と雌型コネクタ30とが嵌合するとき、雄型コネクタ20のフード部228が係合する係合空間32aである。そして、この係合空間32aの存在により、雌側フェルール収容部322は、その基端側のみが支持された片持ち形状となっている。
本実施形態では、このような片持ち形状となっている雌側フェルール収容部322と、係合空間32aを隔てて位置するハウジング本体32の外壁321とが、補強部33によって連結されている。図4(b)に示すように、補強部33は、片持ち形状の雌側フェルール収容部322の基端側に、対向する位置関係で二箇所に設けられている(図4(a)には一方側のみが図示される)。その大きさや形状は、光ケーブルコネクタ1の使用環境等を踏まえて、雌側フェルール収容部322に求められる強度に応じて適宜設定すればよい。なお、雌側フェルール収容部322に収容されるフェルールは、雄型コネクタ20に収容されるフェルール50と同じ構造のものを適用することが可能となっている。
また、ハウジング本体32の先端側には、フェルール50の先端面52aを保護するためのフード部328が形成されている。フード部328は、雄型コネクタ20のフード部228と同様に、雄型コネクタ20が斜めに嵌合しようとしても、雄型コネクタ20が雌型コネクタ30に収容されるフェルール50の先端面52aに当接することがない形状に形成されている。
このように構成される雄型コネクタ20と雌型コネクタ30は、図2に示すように、雄型コネクタ20のハウジング本体22に設けられた嵌合突起227が、雌型コネクタ30のハウジング本体32に形成された嵌合孔327に係合されることにより嵌合する。両者の嵌合により、コイルばね60によって先端側に付勢されたフェルール50の先端面52a同士が突き合わされ、光ケーブル90の光ファイバ92が光学的に接続される。このとき、雄型コネクタ20のハウジング本体22に形成されたフード部228は、雌型コネクタ30のハウジング本体32に形成された係合空間32aに係合する。このように、両コネクタを嵌合させたとき、雄型コネクタ20のフード部228が雌型コネクタ30に収容されたフェルール50と軸線方向で重なるように構成すれば、フード部228、328の存在による嵌合状態におけるコネクタの大型化が抑制される。
一方、図5には、雄型コネクタ20と雌型コネクタ30が嵌合した状態を雌型コネクタ30のハウジング本体32の外壁321を一部破断させて示している(理解を容易にするため、各ハウジング本体22、32にハウジングカバー24、34が被着されていない状態を示している)。図5から分かるように、雄型コネクタ20と雌型コネクタ30が嵌合すると、雄型コネクタ20のフード部228が係合空間32aに係合すると共に、雌側フェルール収容部322を補強する補強部33が、雄型コネクタ20のフード部228に形成された係合凹部228aに係合した状態となる。このようにすれば、補強部33の存在による嵌合状態におけるコネクタの大型化が防止される。つまり、補強部33を設けると、その分軸線方向において、嵌合状態にあるコネクタ全体の大きさが大きくなってしまうところであるが、本実施形態では、軸線方向に突出した補強部33の逃がしとなる係合凹部228aを雄型コネクタ20のハウジング本体22に設けることで、補強部33の存在によるコネクタ全体の大型化を防止している。
次に、光ケーブルコネクタ1と光ケーブル90の組立方法について、一部上記説明と重複するが詳細に説明する。
本実施形態にかかる光ケーブルコネクタ1(雄型コネクタ20)と光ケーブル90の組立方法は、ケーブル固定部材固定工程と、コイルばね挿通工程と、フェルール固定工程と、コイルばね係止工程と、フェルールおよびコイルばね収容工程と、ケーブル固定工程と、ハウジングカバー被着工程とを有する。
「ケーブル固定部材固定工程」では、まず、光ケーブル90のシース96を先端から所定長さ剥離することにより、光ファイバ92を露出させる。なお、シース96の剥離によって露出するテンションメンバ94は切断される。そして、ケーブル固定部材40を、当該剥離した側のシース96の端末部分にかしめることにより固定する。具体的には、ケーブル固定部材40のバレル部44を内側に屈曲させ、シース96に突き刺すことにより固定する。これにより、図7に示すような光ケーブル90とケーブル固定部材40との組立体が得られる。なお、かしめによる固定には、クリンパとアンビルを備える公知のかしめ装置(例えば、特開2003−217784号公報に記載のかしめ装置)等、電線に圧着端子をかしめる場合に用いられる一般的なかしめ装置を適用することができる。
「コイルばね挿通工程」では、コイルばね60を露出した二つの光ファイバ92の先端から挿通する。このとき既に、「ケーブル固定部材固定工程」においてシース96の端末部分にケーブル固定部材40が固定されているため、コイルばね60をシース96に引っ掛かる位置まで移動させることはできない。つまり、コイルばね60は、必ず光ファイバ92に引っ掛かった状態で保持される。
「フェルール固定工程」では、コイルばね60が挿通された二つの光ファイバ92の先端にフェルール50を固定する。具体的には、まず、光ファイバ92をフェルール50の貫通孔56に挿通する。そして、接着剤注入孔52bより接着剤を注入し、光ファイバ92をフェルール50に固定する。フェルール50の固定位置は、コイルばね60の自然長の長さLcが、軸線方向におけるフェルール50の後端面54aからケーブル固定部材40の固定部42の先端面までの長さLdに、ケーブル固定部材40の固定部42の内側に設けられたばね進入許容空間46の長さLsを加えた長さよりも短い、すなわち「Lc≦Ld+Ls」の関係が成り立つような位置である。このように光ファイバ92をフェルール50に固定すると、図8(a)および図9に示すような光ケーブル90、ケーブル固定部材40、フェルール50、およびコイルばね60の組立体が得られる。
このような位置にフェルール50を固定すれば、光ファイバ92に挿通されているコイルばね60は、自然長の状態にあるから、その付勢力がフェルール50に働くことはない。つまり、フェルール50がコイルばね60によって先端側に付勢された状態にないため、「フェルール固定工程」後に行うフェルール50の先端面52aの鏡面処理の作業性が良好なものとなる。
また、本実施形態にかかる組立方法では、「フェルール固定工程」後、フェルール50の後端面54aから突出して形成された円柱状のばね係止部541に、コイルばね60を係止させる「コイルばね係止工程」を行う。これにより、光ファイバ92に挿通されたコイルばね60が、フェルール50の先端面の鏡面処理作業等、組立作業の邪魔になることがない。また、極細の光ファイバ92に対しコイルばね60の重みによる負荷が掛からないため、光ファイバ92の断線のおそれが低減する。
「フェルールおよびコイルばね収容工程」では、ハウジング本体22に形成された雄側フェルール収容部222およびコイルばね収容部224に、フェルール50およびコイルばね60を収容する。図8に示すように、コイルばね60の自然長の長さLcは、ハウジング本体22に形成されたコイルばね収容部224の軸線方向長さLhよりも長くなるように形成されているため、コイルばね60がコイルばね収容部224に収容されることにより、フェルール50は先端側に付勢された状態となる。
「ケーブル固定工程」では、ケーブル固定部材40の固定部42をハウジング本体22に形成された固定部材収容部226に固定する。具体的には、固定部42に設けられた圧入部421を、固定部材収容部226の底面に形成された圧入孔226aに圧入する。これにより、図8(b)に示すように、光ケーブル90は、ハウジング本体22に固定される。
「ハウジングカバー被着工程」では、ハウジングカバー24をハウジング本体22の切り欠かれた部分に取り付ける。これにより、ハウジング本体22に形成された雄側フェルール収容部222、コイルばね収容部224、および固定部材収容部226の開口を覆う。具体的には、ハウジングカバー24に設けられた四つの係止孔242のそれぞれを、ハウジング本体22に設けられた四つの係止突起229に係止させることによって取り付ける。
以上の工程を経て雄型コネクタ20と光ケーブル90の組立が完了する。雌型コネクタ30と光ケーブル90についても同様の工程で組み立てることができるため、その説明は省略する。このようにして、光ケーブルコネクタ1と光ケーブル90の組立が完了する。
以上、本発明の一実施形態にかかる光ケーブルコネクタ1ついて説明したが、この光ケーブルコネクタ1によれば、次のような作用効果が奏される。
本実施形態にかかる光ケーブルコネクタ1は、雄型コネクタ20のハウジング本体22、雌型コネクタ30のハウジング本体32のそれぞれに設けられたフード部228、328により、フェルール50の先端面52aが保護された構成である。雌型コネクタ30のハウジング本体22には、両コネクタが嵌合するとき、雄型コネクタ20のフード部228が係合する係合空間32aが設けられている。本実施形態では、この係合空間32aの存在により、片持ち形状となっている雌型コネクタ30の雌側フェルール収容部322と、ハウジング本体32の外壁321とを連結する補強部33が設けられている。そのため、片持ち形状である雌側フェルール収容部322の十分な強度を確保することができ、熱や外力等による雌側フェルール収容部322の変形等が防止される。その結果、自動車の電装部品に用いられる場合等、高温かつ激しい振動環境下に配設される場合であっても、フェルール50の先端面52aが密着しないといった不具合の発生が確実に防止され、光ケーブルコネクタ1の品質向上につながる。
一方、雄型コネクタ20のハウジング本体22のフード部228には、補強部33と対向する位置に係合凹部228aが設けられているため、両コネクタが嵌合すると、補強部33は係合凹部228aに係合する。したがって、補強部33を設けたことによる嵌合状態におけるコネクタの大型化を防止することができる。また、補強部33と係合凹部228aの係合により、嵌合状態におけるコネクタのがたつきを従来よりも低減することができる。
そして、本実施形態にかかる光ケーブルコネクタ1は、雌型コネクタ30のコネクタハウジングが、ハウジング本体32とハウジングカバー34とを有する、「分割型のコネクタハウジング」である。このような「分割型のコネクタハウジング」は、上述の組立方法の説明から分かるように、組立工程の最初に光ケーブル90にコネクタハウジングを通しておく必要がない。つまり、シース96へのケーブル固定部材40の固定、光ファイバ92へのコイルばね60の挿通、光ファイバ92のフェルール50への固定を先に行った後(図8(a)に示す組立体を得た後)、これらの部材(組立体)をコネクタハウジングに収納・固定することができる。そのため、予めコネクタハウジングを光ケーブルに通した状態で組立を進める場合と比較し、組立の作業性が大きく向上する。
しかしながら、このようにコネクタハウジングを分割すると、外側に向かって開口するように形成された雌側フェルール収容部322の強度は、分割していないコネクタハウジングよりも低下するため問題となるところ、本実施形態では、コネクタハウジングが分割されたことによる強度低下を含めて、片持ち形状の雌型フェルール収容部322を補強部33によって補強することができる。つまり、「分割型のコネクタハウジング」の採用によって組立の作業性の向上を図りつつ、分割により強度が著しく低下するおそれのある雌側フェルール収容部322の変形等を防止することができる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、上記実施形態にかかる光ケーブルコネクタ1は、組立の作業性の向上を図るため「分割型のコネクタハウジング」を採用しており、雌側フェルール収容部322は、フェルール50(本体部52)の周面の一部(両側面および下端面)を囲繞してフェルール50を保持する形状(本実施形態では、断面略「コ」の字型形状)であったが、雌側フェルール収容部322がフェルール50の周面の全部を囲繞して保持する形状(例えば、断面略「ロ」の字型形状)であっても、補強部33により雌側フェルール収容部322を補強するという本発明の技術的思想は適用可能である。つまり、組立の作業性向上を図るため、本実施形態のような「分割型のコネクタハウジング」を採用すれば、雌側フェルール収容部322の強度が低下するおそれが高いため、本発明を適用する意義が大きいということであって、雌側フェルール収容部322がフェルール50の周面の全部を囲繞して保持する形状である場合に、本発明を適用することができないわけではない。
1 光ケーブルコネクタ
20 雄型コネクタ
22 ハウジング本体
228 フード部
228a 係合凹部
24 ハウジングカバー
30 雌型コネクタ
32 ハウジング本体
322 雌側フェルール収容部
328 フード部
32a 係合空間
33 補強部
34 ハウジングカバー
50 フェルール
52a 先端面
90 光ケーブル
92 光ファイバ

Claims (3)

  1. 一方の光ケーブルが装着される雄型コネクタと、他方の光ケーブルが装着される雌型コネクタとからなり、該各コネクタのコネクタハウジングには、前記光ケーブルの光ファイバの端末部分が固定されたフェルールが収容され、前記雄型コネクタと雌型コネクタの嵌合によって前記フェルールの先端面同士が突き合わされ、前記光ファイバが光学的に接続される光ケーブルコネクタにおいて、
    前記各コネクタのコネクタハウジングには、前記各フェルールの先端面より所定長さ突出したフード部が設けられており、前記雌型コネクタのコネクタハウジングには、前記フェルールの周面の一部または全部を囲繞して前記フェルールを保持する雌側フェルール収容部が設けられると共に、該雌側フェルール収容部の外側には、前記雄型コネクタと雌型コネクタの嵌合時に前記雄型コネクタのフード部が係合する係合空間が形成されており、前記雌側フェルール収容部は、前記係合空間を隔てて位置する前記雌型コネクタのコネクタハウジングの外壁と補強部によって連結されていることを特徴とする光ケーブルコネクタ。
  2. 前記雄型コネクタのコネクタハウジングに設けられたフード部には、前記雄型コネクタと雌型コネクタの嵌合時に前記補強部と係合する係合凹部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光ケーブルコネクタ。
  3. 前記雌型コネクタのコネクタハウジングは、前記雌側フェルール収容部が外側に向かって開口するように形成されたハウジング本体と、該開口を覆うように前記ハウジング本体に被着されるハウジングカバーとを有することを特徴とする請求項1または2に記載の光ケーブルコネクタ。
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