JP2011112750A - 液晶表示パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】FFSモードの視野角制御用サブ画素を備えた液晶表示パネルにおいて、視野角
制御を行う際に直視方向の光漏れを低減させた視野角制御機能が良好な液晶表示パネルを
提供すること。
【解決手段】本発明の液晶表示パネル10Aは、表示用サブ画素16A及び視野角制御用
サブ画素17Aを備え、それぞれのサブ画素の上電極28には、それぞれ複数のスリット
状開口29A、30Aが形成され、上電極28の表面及びスリット状開口29A、30A
内に形成された第1配向膜のラビング処理の方向RAは、視野角制御用サブ画素17Aの
スリット状開口30Aの延在方向の垂線に対してα2傾斜している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、視野角制御用サブ画素を備えた液晶表示パネルに関し、特に視野角制御用サ
ブ画素がFFSモードで作動する液晶表示パネルに関する。
液晶表示パネルはCRT(陰極線管)と比較して軽量、薄型、低消費電力という特徴が
あるため、表示用として多くの電子機器に使用されている。液晶表示パネルは、所定方向
に整列した液晶分子の向きを電界により変えて、液晶層の光の透過量を変化させて画像を
表示させるものである。このような液晶表示パネルには、外光が液晶層に入射し、反射板
で反射されて再び液晶層を透過して出射する反射型のものと、バックライト装置からの入
射光が液晶層を透過する透過型のものと、その両方を備えた半透過型のものとが存在して
いる。
液晶表示パネルの液晶層に電界を印加する方法として、縦電界方式のものと横電界方式
のものとが知られている。縦電界方式の液晶表示パネルは、液晶層を挟んで配置される一
対の電極により、概ね縦方向の電界を液晶分子に印加するものである。この縦電界方式の
液晶表示パネルとしては、TN(Twisted Nematic)モード、VA(Vertical Alignment
)モード、MVA(Multi-domain Vertical Alignment)モード等のものが知られている
。横電界方式の液晶表示パネルは、液晶層を挟んで配設される一対の基板のうちの一方の
内面側に一対の電極を互いに絶縁して設け、概ね横方向の電界を液晶分子に対して印加す
るものである。この横電界方式の液晶表示パネルとしては、一対の電極が平面視で重なら
ないIPS(In-Plane Switching)モードのものと、重なるFFS(Fringe Field Switc
hing)モードのものとが知られている。
このうち、IPSモードの液晶表示パネルは、画素電極と共通電極とからなる一対の電
極をそれぞれ互いに電気的に絶縁された状態で噛み合うようにくし歯状に形成し、画素電
極と共通電極との間に横方向の電界を液晶に印加するものである。このIPSモードの液
晶表示装置は、縦電界方式の液晶表示装置よりも視野角が広いという利点を有している。
また、FFSモードの液晶表示パネルは、絶縁膜を介して上電極と下電極とからなる一
対の電極をそれぞれ異なる層に配置し、上電極にスリット状開口を設け、このスリット状
開口を通る概ね横方向の電界を液晶層に印加するものである。このFFSモードの液晶表
示パネルは、広い視野角を得ることができると共に画像コントラストを改善できるという
効果があるので、近年、多く用いられるようになってきている。
上述のように、横電界方式の液晶表示パネルは広い視野角を有しているが、覗かれたく
ない秘匿情報を表示するときは、他人に視認されないようにするため、狭い視野角の方が
望ましい。そこで、下記特許文献1に示されているように、表示用液晶パネルに視野角制
御用液晶パネルを追加して視野角特性を制御する方法が知られている。しかしながら、こ
の方法では、視野角制御用パネルを追加することによって液晶表示パネルの厚みが大幅に
増大するという問題があった。この問題に対しては、下記特許文献2及び3に示されてい
るように、R(赤)、G(緑)、B(青)の表示用サブ画素の他に視野角制御用サブ画素
を追加して、視野角制御用サブ画素に印加する電圧を制御することによって視野角特性を
制御する方法が知られている。
ここで、下記特許文献2及び3に開示されている視野角制御用サブ画素が追加されたF
FSモードの液晶表示パネルの構成を図7を用いて説明する。なお、図7Aは従来の視野
角制御用サブ画素が追加されたFFSモードの液晶表示パネルの1画素分のアレイ基板の
概要を示す平面図であり、図7Bは視野角制御用サブ画素の液晶分子の配向状態を示す図
である。
図7Aに示すように、液晶表示パネル10Dの1画素11Dは、表示領域12Dと、表
示領域12Dに隣接して配設された視野角制御領域13Dで構成されている。表示領域1
2Dは、R・G・Bの3色の表示用サブ画素16Dで構成され、これらの色の光の混色で
各画素の色が定められる。視野角制御領域13Dは1つの視野角制御用サブ画素17Dを
備えている。液晶表示パネル10Dの上電極28は、ここでは共通電極として作動し、全
画素に跨って形成されている。また、下電極25は画素電極として作動し、表示用サブ画
素16D、17D毎に形成されている。
そして、表示領域12Dの上電極28には「く」字状の第1スリット状開口29Dが形
成されている。この上電極28の表面及びスリット状開口29Dの内面は、配向膜(図示
省略)が形成されており、この配向膜には信号線19の延在方向(図7AのY軸方向)と
同じ方向のラビング処理が施されている。第1スリット状開口29Dはラビング処理の方
向に対して+α6傾斜する第1サブスリット状開口38と、−α6傾斜する第2サブスリ
ット状開口39からなる。視野角制御領域13Dの上電極28にはラビング処理の方向に
対して垂直な方向に延在する第2スリット状開口30Dが形成されている。
この液晶表示パネル10Dは、下記特許文献3の図5に示されているように、上電極2
8と下電極25との間に駆動電圧が印加されたときは、視野角制御領域13Dの液晶素子
はアレイ基板の面に対して傾斜するので、液晶表示パネル10Dの正面の直視方向では視
野角制御の影響はないが、斜めの視角方向では光漏れによってコントラストが悪くなるた
め、表示されている画像が見え難くなり、視野角制御効果を奏することができる。
特開平5−108023号公報 特開2007−178737号公報 特開2009−222747号公報
しかしながら、従来の液晶表示パネル10Dにおいては、視野角制御領域13Dの第2
スリット状開口30Dはラビング処理の方向RDに対して直角となっているので、図7B
に示すように、第2スリット状開口30Dの中央部の液晶分子が回転するときに回転する
方向が定まらず、視野角制御を行う際にディスクリネーションを生じて直視方向にも光漏
れとなる問題があった。この直視方向光漏れを抑制するためには、スリットの中央部をブ
ラックマトリクスによって遮光することにより一応解決し得るが、本来の有効に視野角制
御機能を有している部分まで遮光してしまうことになるため視野角制御機能も低下してし
まうことになる。
本発明は、上述のような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、FFS
モードの視野角制御用サブ画素を備えた液晶表示パネルにおいて、視野角制御を行う際に
直視方向の光漏れを低減させた、視野角制御機能が良好な液晶表示パネルを提供すること
を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の液晶表示パネルは、
液晶層を挟持して対向配置され、表示用サブ画素及び視野角制御用サブ画素が形成され
ている第1基板及び第2基板と、前記第1基板の外面側に設けられた第1偏光板と、前記
第2基板の外面側に設けられ、前記第1偏光板の光軸と直交する光軸の第2偏光板とを有
し、
前記第1基板には、前記表示用サブ画素及び視野角制御用サブ画素共に、下電極と、前
記下電極と絶縁層を介して形成され、複数のスリット状開口が形成された上電極と、前記
上電極の表面及び前記スリット状開口内に形成され、前記第1偏光板光軸と平行または直
交したラビング処理された第1配向膜とが形成され、
前記第2基板には、前記第1偏光板光軸と平行または直交したラビング処理が施された
第2配向膜が形成されている液晶表示パネルであって、
前記第1配向膜のラビング処理の方向は、前記視野角制御用サブ画素のスリット状開口
の延在方向の垂線及びスリット端部の稜線の少なくとも一方に対して傾斜していることを
特徴とすることを特徴とする。
第1配向膜のラビング処理の方向が視野角制御用サブ画素のスリット状開口の延在方向
の垂線に対して傾斜していると、視野角制御を行う際に、スリット状開口の中央の液晶分
子が同一方向に回転して同一方向に配向されるため、スリット開口の中央部にディスクリ
ネーションが生じ難くなり、直視方向の光漏れを抑制することができる。この光漏れの抑
制効果はスリット端部においても同様であり、第1配向膜のラビング処理の方向が視野角
制御用サブ画素のスリット状開口のスリット端部の稜線に対して傾斜していることが好ま
しい。そこで、本発明の液晶表示パネルでは、第1配向膜のラビング処理の方向を視野角
制御用サブ画素のスリット状開口の延在方向の垂線及びスリット端部の稜線の少なくとも
一方に対して傾斜している状態としている。そのため、本発明の液晶表示パネルによれば
、視野角制御を行う際には、直視方向には光漏れが生じ難く、斜め方向には光漏れが生じ
て斜めから見たときのコントラストが低下するので、直視方向のコントラストを良好に維
持したまま、秘匿のために意図的に視野角を狭くすることができるFFSモードの液晶表
示パネルが得られる。なお、視野角制御を行わない場合は、視野角制御用画素はノーマリ
ーブラックモードで作動しているので、表示画質に影響を与えることはない。
また、本発明の液晶表示パネルにおいては、前記第1配向膜のラビング処理の方向は前
記視野角制御用サブ画素のスリット状開口の延在方向の垂線に対して0.1°〜5°傾斜
していることが好ましい。
スリット状開口の延在方向の垂線に対する傾斜を大きくすると、ディスクリネーション
が生じ難くなるが、視野角制御効果が低下することになる。発明者等の実験によると、こ
の傾斜を0.1°〜5°とすることで、視野角制御効果の低下を少なくすることができ、
且つ、視野角制御用サブ画素のスリット状開口の中央部に位置する液晶分子の不均一な配
向による直視方向の光漏れを低減することができる。この傾斜が0.1°未満であると、
ディスクネーションの生成が大きく、直視方向の光漏れが大きくなって直視方向のコント
ラストが低下するので好ましくない。また、この傾斜が5°を越えると、ディスクリネー
ションによる光漏れはなくなるが、一定方向のツイストが得られることによる光漏れが問
題になるため、好ましくない。
また、本発明の液晶表示パネルにおいては、前記表示用サブ画素の複数のスリット状開
口は信号線に沿った縦「く」字状であることが好ましい。
FFSモードの液晶表示パネルにおいては、表示用サブ画素の複数のスリット状開口を
信号線に沿った縦「く」字状とすると、表示用サブ画素は通常は縦長であるため、異常配
向領域となるスリット状開口の両側の端部の数が少なくなるので、開口率の低下が抑制さ
れる。また、スリット状開口を「く」字状とすると、液晶分子が、一方向に揃って回転す
ることがなくなるため、視角方向による見かけのリタデーションが変化せず、視角方向に
よって色が変化することがなくなる。そのため、本発明の液晶表示パネルによれば、開口
率が大きく、しかも、表示画質及び視野角制御特性が良好なFFSモードの液晶表示パネ
ルが得られる。なお、この場合は、ラビング処理方向が信号線に対して傾いた方向となる
か、視野角制御サブ画素のスリット状開口が走査線に対して傾いた方向となる。
また、本発明の液晶表示パネルにおいては、前記第1配向膜のラビング処理の方向は、
信号線あるいは走査線と平行であるものとすることができる。
本発明の液晶表示パネルによれば、特に、「く」字状スリットのように、表示用サブ画
素に最適なラビング処理の方向が信号線あるいは走査線と平行であるときは、視野角制御
用サブ画素のスリット状開口の延在方向を走査線あるいは信号線と傾斜させることで、表
示用サブ画素に最適なラビング処理の方向を維持することができる。これにより、開口率
が大きく、しかも、表示画質及び視野角制御特性が良好なFFSモードの液晶表示パネル
が得られる。
また、本発明の液晶表示パネルによれば、前記表示用サブ画素の複数のスリット状開口
は走査線に対して一方向に傾いて横方向に延在しており、前記視野角制御用サブ画素の複
数のスリット状開口は信号線の延在方向に平行に縦方向に延在しているものとすることが
できる。
FFSモードの液晶表示パネルには、表示領域のサブ画素として複数のスリット状開口
が走査線に対して一方向に傾いて横方向に延在しているものが存在する。本発明の液晶表
示パネルによれば、視野角制御用サブ画素の複数のスリット状開口が信号線の延在方向に
平行に縦方向に延在しているものとしたので、表示領域のサブ画素として複数のスリット
状開口が走査線に対して一方向に傾いて横方向に延在しているFFSモードの液晶表示パ
ネルであっても、良好な表示画質及び視野角制御特性が得られるようになる。
第1実施形態の1画素のアレイ基板の概要を示す平面図である。 第1実施形態の図1のII−II線の断面図である。 図3Aは第1実施形態の図1のIIIA−IIIA線の断面図であり、図3Bは第1実施形態の視野角制御サブ画素のスリット状開口における液晶分子の配向を示す平面図である。 第2実施形態の1画素のアレイ基板の概要を示す平面図である。 図5Aは第2実施形態の図4のVA−VA線の断面図であり、図5Bは第2実施形態の視野角制御サブ画素のスリット状開口における液晶分子の配向を示す平面図である。 第3実施形態の1画素のアレイ基板の概要を示す平面図である。 図7Aは従来の1画素のアレイ基板の概要を示す平面図であり、図7Bは従来の視野角制御サブ画素のスリット状開口における液晶分子の配向を示す平面図である。
以下、実施形態及び図面を参照にして本発明を実施するための形態を説明するが、以下
に示す実施形態は、本発明をここに記載したものに限定することを意図するものではなく
、本発明は特許請求の範囲に示した技術思想を逸脱することなく種々の変更を行ったもの
にも均しく適用し得るものである。また、この明細書における説明のために用いられた各
図面においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各
部材毎に縮尺を異ならせて表示しており、必ずしも実際の寸法に比例して表示されている
ものではない。
[第1実施形態]
第1実施形態の液晶表示パネル10Aの要部の構成を図1〜図3を用いて説明する。な
お、図1においては第1配向膜は図示省略されている。第1実施形態の液晶表示パネル1
0Aは、各画素11Aに、カラー表示のFFSモードの表示領域12AとFFSモードの
視野角制御領域13Aを備えている。図2及び図3に示すように、液晶表示パネル10A
は、液晶層LCがアレイ基板AR及びカラーフィルター基板CFによって挟持され、アレ
イ基板ARの液晶層LCとは反対側の外面に第1偏光板14が、カラーフィルター基板C
Fの液晶層LCとは反対側の外面に第2偏光板15が設けられている。第1実施形態の液
晶表示パネル10Aでは、第1偏光板14と第2偏光板15とは互いにクロスニコル配置
されており、ノーマリーブラックモードで作動する。
液晶表示パネル10Aは、行方向(図1のX軸方向)及び列方向(図1のY軸方向)に
複数個整列した各画素11Aを有している。図1に示すように、1画素11Aは、表示領
域12Aと、表示領域12Aに隣接して配設される視野角制御領域13Aとで構成されて
いる。表示領域12Aは、例えばR(赤)・G(緑)・B(青)の3色表示の表示用サブ
画素16Aで構成され、これらの色の光の混色で各画素の色が定められる。視野角制御領
域13Aは1つの視野角制御用サブ画素17Aを備えている。
アレイ基板ARの表示用サブ画素16A及び視野角制御用サブ画素17Aは、いずれも
行方向に延在するアルミニウムやモリブデン等の不透明な金属からなる走査線18と、列
方向に延在するアルミニウムやモリブデン等の不透明な金属からなる信号線19と、走査
線18と信号線19の交差点近傍に配設された薄膜トランジスターTFTとを備えている
。なお、表示用サブ画素16Aの薄膜トランジスターTFTと視野角制御用サブ画素17
Aの薄膜トランジスターTFTは同一構成である。
アレイ基板ARは、透明な絶縁性を有するガラスや石英、プラスチック等からなる第1
透明基板20を基体としている。第1透明基板20上には液晶層LCに面する側に、走査
線18が形成されており、走査線18からはゲート電極Gが延設されている。走査線18
及びゲート電極Gを覆うようにして窒化ケイ素や酸化ケイ素等からなる透明なゲート絶縁
膜21が積層されている。そして、平面視でゲート電極Gと重なるゲート絶縁膜21上に
は非晶質シリコンや多結晶シリコンなどからなる半導体層22が形成されている。また、
ゲート絶縁膜21上にはアルミニウムやモリブデン等の金属からなる複数の信号線19が
、列方向に形成されている。これらの走査線18及び信号線19によって区画された領域
のそれぞれがサブ画素領域となる。この信号線19からはソース電極Sが延設され、この
ソース電極Sは半導体層22の表面と部分的に接触している。
さらに、信号線19と同一の材料で同時に形成されたドレイン電極Dがゲート絶縁膜2
1上に設けられており、このドレイン電極Dは、ソース電極Sと近接配置されて、半導体
層22の表面と部分的に接触している。R・G・Bの3つの表示用サブ画素16Aで1画
素11Aの略正方形の表示領域12Aを構成しているので、これを3等分する各表示用サ
ブ画素16Aは走査線18側が短辺で信号線19側が長辺の長方形となる。ゲート電極G
、ゲート絶縁膜21、半導体層22、ソース電極S、ドレイン電極Dによってスイッチン
グ素子となる薄膜トランジスターTFTが構成される。
さらに、信号線19、薄膜トランジスターTFT及びゲート絶縁膜21の露出部分を覆
うようにして例えば窒化ケイ素や酸化ケイ素等からなる透明なパッシベーション膜23が
積層されている。そして、パッシベーション膜23を覆うようにして、例えばフォトレジ
スト等の透明樹脂材料からなる層間樹脂膜24が積層されている。層間樹脂膜24は信号
線19、薄膜トランジスターTFT及びゲート絶縁膜21によるパッシベーション膜23
の凹凸面を平坦化する。そして、層間樹脂膜24を覆うようにしてITO(Indium Thin
Oxide)ないしIZO(Indium Zinc Oxide)等の透明導電性材料からなる下電極25が形
成されている。層間樹脂膜24とパッシベーション膜23を貫通してドレイン電極Dに達
するコンタクトホール26が形成されており、このコンタクトホール26を介して下電極
25とドレイン電極Dとが電気的に接続されている。そのため、下電極25は画素電極と
して作動する。
下電極25を覆うようにして、例えば窒化ケイ素や酸化ケイ素等からなる透明な電極間
絶縁膜27が積層されている。そして、電極間絶縁膜27を覆うようにしてITOないし
IZO等の透明導電性材料からなる上電極28が形成されている。上電極28は各画素1
1Aに跨って形成され、図示省略したコモン配線と電気的に接続されている。そのため、
上電極28は共通電極として作動する。
図1に示すように、表示用サブ画素16Aの上電極28には複数の第1スリット状開口
29Aが形成され、視野角制御用サブ画素17Aの上電極28には複数の第2スリット状
開口30Aが形成されている。これらのスリット状開口29A、30Aはフォトリソグラ
フィー法によって上電極28の表面に塗布されたフォトレジスト材料を露光及び現像した
後、エッチングすることによって形成される。そして、上電極28及びスリット状開口2
9A、30Aの内面を覆うように、例えばポリイミドからなる第1配向膜32が積層され
ている。第1配向膜32にはラビング処理が施されている。液晶層LCに電界が印加され
ないときは、液晶分子はラビング処理の方向に整列する。
カラーフィルター基板CFは、透明な絶縁性を有するガラスや石英、プラスチック等か
らなる第2透明基板33を基体としている。第2透明基板33の液晶層LC側の表面には
、アレイ基板ARの不透明な走査線18、信号線19及び薄膜トランジスターTFTに対
向する位置に遮光層34が形成され、また、3つの表示用サブ画素16Aには、それぞれ
異なる色の光(R、G、B)を透過するカラーフィルター層35が形成されている。図3
Aに示すように、視野角制御用サブ画素17Aには、カラーフィルター層35は形成され
ていない。
そして、遮光層34及びカラーフィルター層35を覆うようにして例えばフォトレジス
ト等の透明樹脂材料からなるオーバーコート層36が積層されている。カラーフィルター
基板CFのオーバーコート層36は異なる色のカラーフィルター層35による段差を平坦
にし、また、遮光層34やカラーフィルター層35からの不純物が液晶層LCに入らない
ように遮断するために形成されているものである。そして、オーバーコート層36を覆う
ようにして、例えばポリイミドからなる第2配向膜37が形成されている。この第2配向
膜37にもラビング処理が施されている。
次に、表示用サブ画素16Aの上電極28の第1スリット状開口29A、視野角制御用
サブ画素17Aの上電極28の第2スリット状開口30A、及び、ラビング処理の方向に
ついて詳細に説明する。図1に示すように、第1スリット状開口29Aは信号線19の延
在方向に延在する「く」字状に形成されている。表示用サブ画素16Aは縦長であるため
、第1スリット状開口29Aを横方向に延在させると第1スリット状開口29Aの両端の
数が多くなる。第1スリット状開口29Aの端部は液晶分子の異常配向領域となる。そこ
で、第1の実施形態の液晶表示パネル10Aでは、第1スリット状開口29Aの延在方向
を縦方向にすることにより、第1スリット状開口29Aの端部の数を少なくし、開口率の
低下を低減している。
また、「く」字状の第1スリット状開口29Aは、信号線19の延在方向に対して+α
1(時計方向を正とし、α1を正とする。)傾斜する第1サブスリット状開口38と、−
α1傾斜する第2サブスリット状開口39とからなる。α1は、種々の条件により異なる
が、3°〜15°が好ましい。全ての第1スリット状開口29Aをラビング処理の方向に
対して時計方向あるいは反時計方向に傾くようにすると、液晶分子が一方向に回転するた
め視角方向によって色が変化する現象が現れる。これは、液晶分子を見る方向によって見
かけのリタデ−ションが変化するためである。ここではα1として最適値に近い5°を採
用している。また、第2スリット状開口30Aは、図1に示すように、走査線18の延在
方向と平行に延在するように形成されている。そして第2スリット状開口30Aの短辺は
僅かに右下がりに形成されている。
なお、縦「く」字状のスリット状開口が形成された従来例の液晶表示パネルでは、アレ
イ基板に形成された配向膜のラビング処理の方向とカラーフィルター基板に形成された配
向膜のラビング処理の方向は、共に信号線の延在方向と同じで、互いに逆方向となってい
る。しかしながら、第1実施形態の液晶表示パネル10Aでは、第1配向膜32のラビン
グ処理の方向RAは、第2スリット状開口30Aの垂線に対して、すなわち、第2スリッ
ト状開口30Aの長辺部分の電界の方向に対して、α2傾斜している。発明者等の種々の
実験結果から、α2としては好ましい値として0.1°〜5°が採用されている。このた
め、図3Bに示すように、第2スリット状開口30Aの中央部分の液晶分子は、スリット
状開口30Aの境界部の液晶分子と同じ方向に回転するので、ディスクリネーションが発
生し難くなり、光漏れが生じ難くなる。なお、α2との傾斜方向は、図1では時計方向に
傾斜している例を示したが、反時計方向に傾斜するようにしてもよい。
また、図1に示すように、第2スリット状開口30Aのスリット端部の稜線はラビング
処理の方向RAと平行ではなく、β1傾斜している。したがって、スリット端部の稜線の
中央部においても液晶分子が同じ方向に回転するので、ディスクリネーションが発生し難
くなり、光漏れが生じ難くなる。
このようにして形成されたアレイ基板AR及びカラーフィルター基板CFを互いに対向
させ、両基板の周囲にシール材(図示省略)を設けることにより両基板を貼り合せ、両基
板間に液晶を充填することにより第1実施形態に係る液晶表示パネル10Aが得られる。
この液晶表示パネル10Aはノーマリーブラックモードで作動するものであり、図1Aに
示すように、アレイ基板ARの第1偏光板14の光軸(透過軸)L1Aは走査線18と同
じ方向であり、カラーフィルター基板CFの第2偏光板15の光軸L2Aは信号線19と
同じ方向とされている。そして、液晶表示パネル10Aの背面に配設されたバックライト
ユニット(図示省略)から入射光Lが照射されている(図2及び図3A参照)。
表示領域12Aにおいて、薄膜トランジスターTFTがOFF状態では、第1偏光板1
4によって走査線18と同じ方向の直線偏光に変換された入射光はそのまま第2偏光板1
5に入射されるので、入射光は液晶表示パネル10Aを透過できず、黒表示となる。薄膜
トランジスターTFTがON状態になると、下電極25と上電極28との間に電界が発生
し、液晶層LCの液晶分子の配向が変化し、液晶層LCを通過する光に所定の位相差(1
/2波長)を付与する。これにより、第1偏光板14によって走査線18に平行な直線偏
光に変換された入射光は、90°位相が変化されて第2偏光板15に入射するため、入射
光は液晶表示パネル10Aを通過することができ、カラーフィルター層35による有彩色
の表示を行うことができる。
薄膜トランジスターTFTがOFF状態では、視野角制御用サブ画素17Aの第2スリ
ット状開口30A内に位置する液晶分子はアレイ基板ARの面と平行になっているので、
液晶表示パネル10Aの正面、斜めのいずれの方向にも光は漏れないため、表示領域12
Aにおける表示に影響は与えない。薄膜トランジスターTFTがON状態になると、下電
極25と上電極28との間に電界が発生し、図2の拡大図及び図3Bに示すように、視野
角制御用サブ画素17Aの第2スリット状開口30A内に位置する液晶分子がアレイ基板
ARの面に対して傾斜するため、その傾斜方向にバックライト光源からの入射光が漏れる
ようになる。そのため、液晶表示パネル10Aの正面に対しては表示の影響が無いが、液
晶表示パネル10Aの斜めの視方向に対しては、コントラストが悪くなり、画像を視認し
難くなる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態の液晶表示パネル10Bを、図4及び図5を用いて説明する。なお
、図4においては第1配向膜は図示省略されている。図4は第1実施形態の液晶表示パネ
ル10Aにおける図1に対応し、図5Aは図2に、図5Bは図3Bに対応する。第2実施
形態の液晶表示パネル10Bにおいては、第1実施形態の液晶表示パネル10Aと構成が
同一の部分については同一の参照符号を付与し、添え字がある参照符号については添え字
を「B」に変え、その詳細な説明は省略する。第2実施形態の液晶表示パネル10Bと第
1実施形態の液晶表示パネル10Aとの間の構成が相違する主な点は、視野角制御用サブ
画素のスリット状開口の延在方向、ラビング処理の方向、及び、上電極と下電極との作動
である。
第1実施形態の液晶表示パネル10Aでは、上電極28が共通電極として作動し、下電
極25が画素電極として作動するものであったが、第2実施形態の液晶表示パネル10B
は、図5Aに示すように、上電極28が薄膜トランジスターTFTのドレイン電極と電気
的に接続されているため、画素電極として作動し、下電極25が共通電極として作動する
。このように、上電極と下電極との作動状態が逆のFFSモードの液晶表示パネルであっ
ても、薄膜トランジスターTFTがON状態になると、下電極25と上電極28との間に
電界が発生し、図5Bに示すように、視野角制御用サブ画素17Bの第2スリット状開口
30B内に位置する液晶分子がアレイ基板ARの面に対して傾斜するため、その傾斜方向
に光が漏れるようになる。
第1実施形態の液晶表示パネル10Aでは、第1配向膜32のラビング処理の方向RA
が信号線19に対してα2傾斜している。それに対し、第2実施形態の液晶表示パネル1
0Bでは、図4に示すように、第1配向膜32のラビング処理の方向RBは共に信号線1
9と平行で互いに逆方向になっている。このため、スリット状開口29Bの第1サブスリ
ット状開口38の延在方向と第2サブスリット状開口39の延在方向はラビング処理の方
向に対して+α1、−α1傾斜しており、その絶対値は同じα1である。ここでは、この
α1は最適値に近い5°に設定されている。
そして、第1実施形態の液晶表示パネル10Aでは、視野角制御用サブ画素17Aの第
2スリット状開口30Aは走査線18と同じ方向に延在している。それに対し、第2実施
形態の液晶表示パネル10Bでは、視野角制御用サブ画素17Bの第2スリット状開口3
0Bは走査線18とα3傾斜して延在している。また、第2実施形態の液晶表示パネル1
0Bにおけるラビング処理の方向RBは信号線19と平行になっているので、第2スリッ
ト状開口30Bの延在方向はラビング処理の方向RBに対してα3傾斜している。
なお、第1実施形態の液晶表示パネル10Aでは、第2スリット状開口30Aの延在方
向とラビング処理の方向RAの傾斜角α2を大きくすると、ラビング処理の方向RAに対
する第1サブスリット状開口38の延在方向の傾斜角α1−α2と、ラビング処理の方向
RAに対する第2サブスリット状開口39の延在方向の傾斜角α1+α2の差が大きくな
るために、α2の設定には制約があった。しかしながら、第2実施形態の液晶表示パネル
10Bでは、第2スリット状開口30Bの延在方向は走査線18に対して傾斜しているの
で、ラビング処理の方向に対する第1サブスリット状開口38の延在方向と第2サブスリ
ット状開口39の延在方向の傾斜角は、α3とは無関係なα1であるので、その傾斜角α
3を0.1°〜5°の範囲の最適な角度に設定することができる。この第2実施形態の液
晶表示パネル10Bにおいても、視野角制御用サブ画素17Bの第2スリット状開口30
Bの中央部における液晶分子の回転の方向が定まるので光漏れが生じ難くなる。
また、図4に示すように、第2スリット状開口30Bのスリット端部の稜線はラビング
処理の方向RBと平行ではなく、β2傾斜している。したがって、スリット端部の稜線の
中央部においても液晶分子が同じ方向に回転するので、ディスクリネーションが発生し難
くなり、光漏れが生じ難くなる。
なお、第2実施形態の液晶表示パネル10Bでは、ラビング処理の方向RBが信号線1
9と平行であり、且つ「く」字状のスリットであったが、本発明はラビング処理の方向が
走査線18と平行な液晶表示パネルや、1ドメインの液晶表示パネルに適用して、視野角
制御用サブ画素のスリット状開口の延在方向を走査線あるいは信号線と傾斜させることで
、表示用サブ画素に最適なラビング処理の方向を維持することができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態の液晶表示パネル10Cを、図6を用いて説明する。なお、図6に
おいては第1配向膜は図示省略されている。図6は第1実施形態の液晶表示パネル10A
における図1に対応する。第3実施形態の液晶表示パネル10Cにおいては、第1実施形
態の液晶表示パネル10Aと構成が同一の部分については同一の参照符号を付与し、添え
字がある参照符号については添え字を「C」に変え、その詳細な説明は省略する。
第3実施形態の液晶表示パネル10Cと第1実施形態の液晶表示パネル10Aとの間の
構成が相違する主な点は、第1実施形態の液晶表示パネル10Aでは表示領域12Aにお
けるスリット状開口29Aの延在方向が2種類であるのに対して、第3実施形態の液晶表
示パネル10Cではスリット状開口29Cの延在方向が1種類である点、及び、第1実施
形態の液晶表示パネル10Aでは視野角制御用サブ画素17Aの第2スリット状開口30
Aの延在方向が走査線18と平行であるのに対し、第3実施形態の液晶表示パネル10C
では視野角制御用サブ画素17Cの第2スリット状開口30Cの延在方向が信号線19と
平行である点、である。
図6に示すように、第3実施形態の液晶表示パネル10Cは表示用サブ画素16Cの第
1スリット状開口29Cは、「く」字状でなく、僅かに右下がりの直線状となっている。
また、第1配向膜32のラビング処理の方向RCは第1スリット状開口29Cよりも小さ
な右下がり方向となっており、第1スリット状開口29Cの延在方向は第1配向膜32の
ラビング処理の方向RCに対してα4傾斜している。そして、視野角制御用サブ画素17
Cの第2スリット状開口30Cの延在方向が信号線19と平行に形成されている。第1配
向膜32のラビング処理の方向RCは第2スリット状開口30Cの延在方向の垂線に対し
てα5傾斜している。α4とα5は第2実施形態の場合と同様に、それぞれ0.1°〜5
°の範囲内で最適な値に設定することができる。この第3実施形態の液晶表示パネル10
Cにおいても、視野角制御用サブ画素17Cの第2スリット状開口30Cの中央部におけ
る液晶分子の回転の方向が定まるので、光漏れが生じ難くなる。
また、図6に示すように、第2スリット状開口30Cのスリット端部の稜線はラビング
処理の方向RCと平行ではなく、β3傾斜している。したがって、スリット端部の稜線の
中央部においても液晶分子が同じ方向に回転するので、ディスクリネーションが発生し難
くなり、光漏れが生じ難くなる。
このように、本発明は、マルチドメイン構造を有しない液晶表示パネルや、視野角制御
用サブ画素のスリット状開口の延在方向が信号線と平行な液晶表示パネルに対しても有効
に適用することができる。なお、上述の実施形態1〜3の液晶表示パネル10A〜10C
では、信号線19、薄膜トランジスターTFT及びゲート絶縁膜21によるパッシベーシ
ョン膜23の凹凸面を平坦化するために層間樹脂膜24が形成されている例を示したが、
層間樹脂膜が存在しないFFSモードの液晶表示パネルに対しても、本発明を適用するこ
とができる。
10A〜10D…液晶表示パネル11A〜11D…画素 12A〜12D…表示領域
13〜13D…視野角制御領域 14、15…偏光板 16A〜16D…表示用サブ画素
17A〜17D…視野角制御用サブ画素 18…走査線 19…信号線 20…透明基
板 21…ゲート絶縁膜 22…半導体層 23…パッシベーション膜 24…層間樹脂
膜 25…下電極 26…コンタクトホール 27…電極間絶縁膜 28…上電極 29
A〜29D、30A〜30D…スリット状開口 32…配向膜 33…透明基板 34…
遮光層 35…カラーフィルター層 36…オーバーコート層 37…配向膜 38…第
1サブスリット状開口 39…第2サブスリット状開口 AR…アレイ基板 CF…カラ
ーフィルター基板 L…入射光 L1A〜L1D、L2A〜L2D…光軸 LC…液晶層
RA〜RC…ラビング処理の方向 TFT…薄膜トランジスター

Claims (5)

  1. 液晶層を挟持して対向配置され、表示用サブ画素及び視野角制御用サブ画素が形成され
    ている第1基板及び第2基板と、前記第1基板の外面側に設けられた第1偏光板と、前記
    第2基板の外面側に設けられ、前記第1偏光板の光軸と直交する光軸の第2偏光板とを有
    し、
    前記第1基板には、前記表示用サブ画素及び視野角制御用サブ画素共に、下電極と、前
    記下電極と絶縁層を介して形成され、複数のスリット状開口が形成された上電極と、前記
    上電極の表面及び前記スリット状開口内に形成され、前記第1偏光板光軸と平行または直
    交したラビング処理された第1配向膜とが形成され、
    前記第2基板には、前記第1偏光板光軸と平行または直交したラビング処理が施された
    第2配向膜が形成されている液晶表示パネルであって、
    前記第1配向膜のラビング処理の方向は、前記視野角制御用サブ画素のスリット状開口
    の延在方向の垂線及びスリット端部の稜線の少なくとも一方に対して傾斜していることを
    特徴とする液晶表示パネル。
  2. 前記第1配向膜のラビング処理の方向は、前記視野角制御用サブ画素のスリット状開口
    の延在方向の垂線に対して0.1°〜5°傾斜していることを特徴とする請求項1に記載
    の液晶表示パネル。
  3. 前記表示用サブ画素の複数のスリット状開口は信号線に沿った縦「く」字状であること
    を特徴とする請求項1に記載の液晶表示パネル。
  4. 前記第1配向膜のラビング処理の方向は、信号線あるいは走査線と平行であることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液晶表示パネル。
  5. 前記表示用サブ画素の複数のスリット状開口は走査線に対して一方向に傾いて横方向に
    延在しており、前記視野角制御用サブ画素の複数のスリット状開口は信号線の延在方向に
    平行に縦方向に延在していることを特徴とする特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表
    示パネル。
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