JP5433333B2 - 液晶表示パネル - Google Patents

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Description

本発明は、透過率が他の色のサブ画素の透過率と異なるサブ画素を有し、柱状スペーサ
ーの配向乱れ領域における光学特性の低下を低減した液晶表示パネルに関する。
液晶表示パネルはCRT(陰極線管)と比較して軽量、薄型、低消費電力という特徴が
あるため、表示用として多くの電子機器に使用されている。液晶表示パネルは、所定方向
に整列した液晶分子の向きを電界により変えて、液晶層の光の透過量を変化させて画像を
表示させるものである。これには、外光が液晶層に入射し、反射板で反射されて再び液晶
層を透過して出射される反射型のものと、バックライト装置からの入射光が液晶層を透過
する透過型のものと、その両方の性質を備えた半透過型のものとがある。
また、液晶表示パネルの液晶層に電界を印加する方法として、縦電界方式のものと横電
界方式のものとがある。縦電界方式の液晶表示パネルは、液晶層を挟んで配置される一対
の電極により、概ね縦方向の電界を液晶分子に印加するものである。この縦電界方式の液
晶表示パネルとしては、TN(Twisted Nematic)モード、VA(Vertical Alignment)
モード、MVA(Multi-domain Vertical Alignment)モード、ECB(Electrically Co
ntrolled Birefringence)モード等のものが知られている。
また、横電界方式の液晶表示パネルは、液晶層を挟んで配置される一対の基板のうちの
一方の内面側に一対の電極が互いに絶縁して設けられており、概ね横方向の電界を液晶分
子に対して印加するものである。この横電界方式の液晶表示パネルとしては、一対の電極
が平面視で重ならないIPS(In-Plane Switching)モードのものと、重なるFFS(Fr
inge Field Switching)モードのものとが知られている。横電界方式の液晶表示パネルは
広い視野角を得ることができるという効果があるので、近年、多く用いられるようになっ
てきている。
また、液晶表示パネルにはモノクロ表示型のものやカラー表示型のものが存在している
。カラー表示型の液晶表示パネルの1画素(1ピクセル)の色は、例えばR(赤)、G(
緑)、B(青)の光3原色のカラーフィルターを個別に備えている各サブ画素を透過した
光の混色によって定まる。例えば8ビットの0階調〜255階調に対応した電圧がR、G
、Bの各サブ画素に印加されると各サブ画素の輝度は256種類となり、それらの各サブ
画素の輝度の組み合わせによって1画素で多くの色を表示することができるようになる。
このようなR、G、Bの各サブ画素で1画素が形成されている液晶表示パネルでは、R、
G、Bの全てのサブ画素を同一階調で点灯させることによって白色表示を得ている。
しかしながら、液晶表示パネル内の各層の形成誤差やプロセス変動などにより、R、G
、Bの各サブ画素の色度や輝度バランスが崩れ、R、G、Bの各サブ画素に同一階調の電
圧が印加されても白色にならないことがある。また、樹脂層などの透明な材料が完全な無
色ではなく、例えば、黄色がかっていることがある。また、一般的に、人間の眼は青系統
の色の光に対して最も感度が低く、赤系統の色の光に対する感度がそれに次ぎ、緑系統の
色の光に対して最も感度が高いという特徴がある。このような問題点を簡単な構造で解決
する方法として、下記特許文献1に示されているように、遮光層の面積を調整することに
よって、R、G、Bの少なくとも1つのサブ画素の開口率を小さく調整する方法(以下、
この方法を「面積変調」と称する。)が考えられている。
一方、液晶表示パネルには液晶層の厚さを一定に保つために球状スペーサーや柱状スペ
ーサーなどのスペーサーが使用されている。球状スペーサーは表示領域の液晶層中に散布
されるものである。球状スペーサーが表示領域の液晶層中に散布されると、液晶分子の配
向を乱してしまうため、光漏れの原因となる。これに対して、柱状スペーサーはアレイ基
板上やカラーフィルター基板上に一体的に形成されるので、光が通過する部分を避けて遮
光領域に配設することができ、良好な表示品位を得ることが可能である。このために、柱
状スペーサーは多くの液晶表示パネルに使用されている。
柱状スペーサーは、面積密度(表示領域における単位面積辺りの密度) が増加すると
、基板面に垂直な外力に対する変形強度が強くなるが、基板面に平行な外力に対しては摩
擦力が強くなって外力から開放されてもずれが戻らなくなってしまうことがある。また、
柱状スペーサーの面積密度が増加すると、大きな外力が加わったときに変形が小さくなる
が、液晶層への衝撃が大きくなるので、低温時に衝撃を受けた際に気泡が発生し易くなる
。この気泡は、常温常圧下で液晶中に溶け込んでいた気体の溶解量が低温時に飽和状態に
達し、表示面に衝撃が加わった場合に発生するものといわれている。したがって、柱状ス
ペーサーは適正な面積密度となるように配置する必要がある。
また、下記特許文献2に示されているように、従来の長さの主柱状スペーサーよりも少
し短い補助柱状スペーサーを備えた2段式柱状スペーサーを用いた液晶表示パネルも知ら
れている。この2段式柱状スペーサーを用いると、補助柱状スペーサーは一方の基板と離
間しているため、所定以上の大きな外力が加わったときには主柱状スペーサーが変形した
後に補助柱状スペーサーが対向する基板と接触するようになるので、それ以上の液晶表示
パネルの変形を防止することができるようになる。また、基板面に平行な外力が加わった
後に外力から開放されたときには、補助柱状スペーサーは一方の基板と離間するために摩
擦が少なく、ズレが容易に基の状態に戻るようになる。
この柱状スペーサーは、少なくとも一方の基板に形成され、その後、配向膜が成膜され
、この配向膜にはラビング処理が行われる。ラビング処理は、回転するラビング布で配向
膜をこすることによって、配向膜に一方向に沿った多数の微細な溝を形成するものである
。液晶層に電界が印加されない状態では、液晶分子はラビング処理の方向に従って整列す
る。しかしながら、柱状スペーサーは凸部となるので、ラビング布の毛足がラビング処理
時に柱状スペーサーに当たることにより窪むため、柱状スペーサーが尾を引いたような形
状の領域では正常なラビング処理が行われず、液晶分子の配向が乱れることとなる。この
ような液晶分子の配向が乱れた領域は、透過率が減少するなど、光学特性が低下する。こ
の対策として、下記特許文献3には、液晶分子の配向が乱れた領域が画素電極と重ならな
いようにラビング処理の方向を設定した液晶表示パネルが開示されている。
特開2005− 99455号公報 特開2007−334003号公報 特開平11−174467号公報
しかしながら、液晶表示パネルにおいては、液晶分子の配向の乱れ防止のためにラビン
グ処理の方向を変更することは困難である。例えば、画素電極等にスリットが形成された
横電界方式の液晶表示パネルにおいてはラビング処理の方向はスリットの延在方向に対し
て最適な角度(例えば、5度)に設定され、また、ECBモードの液晶表示パネルにおい
てはラビング処理の方向は偏光板の偏光方向に対して最適な角度(例えば、45度)に設
定される。このような柱状スペーサーによる液晶分子の配向の乱れの問題は、上記特許文
献1に示されるような面積変調が行われている液晶表示パネルにおいても生じる。
発明者等は、上述のような面積変調が行われている液晶表示パネルにおける柱状スペー
サーによる液晶分子の配向の乱れの問題点を解決すべく種々検討を重ねた。その結果、面
積変調が行われている液晶表示パネルは他の色のサブ画素よりも遮光領域の面積を広くさ
れたサブ画素が存在することから、この遮光領域の面積を広くされたサブ画素の遮光領域
の配置を最適化することによって、柱状スペーサーによる液晶分子の配向の乱れに起因す
る表示画質の低下を抑制することができることを見出し、本発明を完成するに至ったので
ある。
すなわち、本発明は、面積変調が行われている液晶表示パネルにおいて、柱状スペーサ
ーの存在に起因する液晶分子の配向不良に基づく表示画質の低下を抑制した液晶表示パネ
ルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の液晶表示パネルは、
液晶層を挟持して対向配置された第1基板及び第2基板を有し、
前記第1基板には、互いに絶縁された状態で交差するように形成された複数の走査線及
び信号線と、前記走査線及び信号線によって区画されたサブ画素毎に形成された画素電極
を備え、
前記第2基板には、
平面視で前記走査線及び信号線と重畳するように形成された遮光層と、前記走査線及び
信号線によって区画されたサブ画素毎に形成されたカラーフィルター層を備え、
前記第1基板及び第2基板の前記液晶層側の表面にラビング処理された配向膜が形成さ
れ、前記第1基板及び前記第2基板の少なくとも一方には柱状スペーサーが形成され、そ
れぞれ異なる色の前記カラーフィルター層を有する複数のサブ画素で1画素が構成された
液晶表示パネルであって、
前記1画素内の1以上のサブ画素は他の色のサブ画素よりも遮光層の面積を広くするこ
とによって開口率が小さくされており、
前記遮光層の面積を広くした領域は、平面視で前記柱状スペーサーを起点とした前記ラ
ビング処理方向の下流側に位置するラビング処理が正常に行われない領域と重畳している
ことを特徴とする。
本発明の液晶表示パネルは、それぞれ異なる色のカラーフィルター層を有する複数のサ
ブ画素で1画素が構成されており、しかも、1画素内の1以上のサブ画素は他の色のサブ
画素よりも遮光層の面積を広くすることによって開口率が小さくされている。このような
構成とすることにより、液晶表示パネルの1画素を形成する各色のサブ画素の透過率を調
整する面積変調が行われ、ホワイトバランスを適切に保つことができる。
また、液晶表示パネルに対して行われるラビング処理は、微細な毛足を有するラビング
布を回転させながら配向膜をこすることにより、一方向に沿った多数の微細な溝を配向膜
に形成するものである。しかしながら、柱状スペーサーは突起物であるから、ラビング処
理時に柱状スペーサーと接触した部分のラビング布は一旦窪んでしまう。このラビング布
の窪んだ部分が元の状態に戻るまではある程度の時間が必要であり、また、ラビング布の
窪んだ部分では正常にラビング処理が行われない。そのため、一旦窪んだラビング布が元
の形状に戻るまでの間、柱状スペーサーを起点としてラビング処理方向の下流側にラビン
グ処理が正常に行われない領域が生じる。このラビング処理が正常に行われない領域では
、液晶層の液晶分子の配向が正常に行われないため、透過率やコントラスト等の光学特性
が低下してしまう。
本発明の液晶表示パネルにおいては、面積変調用のサブ画素における遮光層の面積を広
くした領域は平面視でラビング処理が正常に行われない領域と重畳するようになされてい
る。そのため、本発明の液晶表示パネルによれば、面積変調が行われるサブ画素の遮光層
とは別個に柱状スペーサーによるラビング処理が正常に行われない領域に対応する追加の
遮光層を形成しなくてもすむため、面積変調が行われるサブ画素の余分な透過率の低下を
抑制しながら、ホワイトバランスを適切に保って正確に白色表示ができるようになる。
なお、本発明の液晶表示パネルにおいては、柱状スペーサーは、第1基板及び第2基板
のどちらに形成してもよく、軸方向(長さ方向)に直角な方向の断面は、円形状、楕円形
状、方形状、三角形状等、任意の形状とすることができ、更に、軸方向の断面は方形状又
は台形状であってもよい。
また、本発明の液晶表示パネルにおいては、前記カラーフィルター層は赤色、緑色及び
青色のカラーフィルター層を含み、前記開口率が小さくされているサブ画素は、緑色のサ
ブ画素を含むことが好ましい。
緑色は人の視感度が高いので、ホワイトバランス調整のために他の色のサブ画素よりも
開口率が小さくされるサブ画素は緑色のサブ画素であることが多い。柱状スペーサーを緑
色のサブ画素に配設すると、ラビング処理が正常に行われない領域が緑色のサブ画素領域
に形成されるが、このラビング処理が正常に行われない領域に基づく透過率の低下は特に
目立って感じられる。本発明の液晶表示パネルでは、面積変調を行うために必要とする遮
光層の面積の増大領域をラビング処理が正常に行われない領域の遮光用に兼ねさせている
。そのため、本発明の液晶表示パネルによれば、面積変調のための開口率低下用の遮光層
とは別個の柱状スペーサーによるラビング処理が正常に行われない領域を遮光するための
遮光層を形成しなくてもすむため、緑色のサブ画素の余分な透過率の低下を抑制しながら
、ホワイトバランスを適切に保って正確に白色表示ができるようになる。なお、ホワイト
バランスを精密に制御するために、緑色のサブ画素のみでなく、他の色のサブ画素、例え
ば赤色のサブ画素又は青色のサブ画素に対しても上述の構成を採用することも可能である
また、本発明の液晶表示パネルにおいては、前記ラビング処理が正常に行われない領域
を被覆する前記遮光領域の形状は、前記柱状スペーサーを前記ラビング処理の方向へ所定
の仰角でもって投射したときの投影形状と実質的に同一とされていることが好ましい。
液晶表示パネルにおけるラビング処理が正常に行われない領域の形状は、柱状スペーサ
ーをラビング処理の方向へ所定の仰角でもって投射したときの投影形状に類似しており、
その幅は実質的に柱状スペーサーを投影したときの幅に等しい。従って、本発明の液晶表
示パネルによれば、ラビング処理が正常に行われない領域を被覆する遮光領域の形状を、
柱状スペーサーをラビング処理の方向へ所定の仰角でもって投射したときの投影形状と実
質的に同一となるようにしたので、面積変調が行われるサブ画素の余分な透過率の低下を
抑制しながら、ホワイトバランスを適切に保って正確に白色表示ができるようになる。な
お、所定の仰角は、ラビング布の回転径、回転速度、移動速度等によって変化するので、
実験的に定めればよい。
また、本発明の液晶表示パネルにおいては、前記ラビング処理が正常に行われない領域
を被覆する前記遮光領域の形状は、方形状であり、幅及び長さは前記柱状スペーサーを前
記ラビング処理の方向へ所定の仰角でもって投射したときの幅及び長さよりも大きいこと
が好ましい。
本発明の液晶表示パネルにおいては、ラビング処理が正常に行われない領域を被覆する
遮光領域の形状を方形状(長方形状又は正方形状)としたので、簡単にラビング処理が正
常に行われない領域を被覆する遮光領域を形成することができるようになる。更に、本発
明の液晶表示パネルにおいては、ラビング処理が正常に行われない領域を被覆する遮光領
域の幅及び長さを、柱状スペーサーをラビング処理の方向へ所定の仰角でもって投射した
ときの幅及び長さよりも大きくしている。そのため、本発明の液晶表示パネルによれば、
第1基板及び第2基板を対向配置した際に位置ずれ等が生じても、ラビング処理が正常に
行われない領域を確実に遮光することができ、ホワイトバランスが崩れ難くなる。
また、本発明の液晶表示パネルにおいては、前記柱状スペーサーは高さが高いものと低
いものとが混在していることが好ましい。
柱状スペーサーの高さが高いものと低いものとが混在していると、高さが低い柱状スペ
ーサーは第1基板及び第2基板の少なくとも一方と当接しない状態となる。そのため、本
発明の液晶表示パネルによれば、所定以上の大きな外力が加わったときには、第1基板及
び第2基板の一方が変形して高さが低い柱状スペーサーと接触するので、第1基板及び第
2基板の一方のそれ以上の変形を抑制することができるようになる。また、外力が取り除
かれたときには、高さが低い柱状スペーサーは第1基板及び第2基板の一方とは離間して
おり、しかも、第1基板及び第2基板の一方に平行な外力に対しての摩擦が少ないので、
外力から開放されときのずれが戻りやすくなる。
第1実施形態の1画素分のアレイ基板の概要を示す平面図である。 第1実施形態の図1のII−II線の断面図である。 第1実施形態の図1のIII−III線の断面図である。 第2実施形態の1画素分のアレイ基板の概要を示す平面図である。 第3実施形態の1画素分のアレイ基板の概要を示す平面図である。 図6Aは楕円柱状の柱状スペーサーの例を示す図であり、図6Bは四角柱状の柱状スペーサーの例を示す図であり、図6Cは第4実施形態の1画素分のアレイ基板の概要を示す部分平面図である。 第5実施形態の1画素分のアレイ基板の概要を示す部分平面図である。 図8Aは第6実施形態の2画素分のアレイ基板の概要を示す平面図であり、図8Bは図8AのVIIIB−VIIIB線の断面図である。
以下、実施形態及び図面を参照して本発明を実施するための形態を説明するが、以下に
示す実施形態は、本発明をここに記載したものに限定することを意図するものではなく、
本発明は特許請求の範囲に示した技術思想を逸脱することなく種々の変更を行ったものに
も均しく適用し得るものである。
なお、ここで述べるアレイ基板及びカラーフィルター基板の「表面」とは各種配線が形
成された面ないしは液晶と対向する側の面を示すものとする。また、この明細書における
説明のために用いられた各図面においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大
きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならせて表示しており、必ずしも実際の寸法
に比例して表示されているものではない。
[第1実施形態]
第1実施形態の液晶表示パネル10Aの1画素11Aの要部の構成を図1〜図3を用い
て説明する。液晶表示パネル10Aは、図2及び図3に示すように、液晶層LCがアレイ
基板ARとカラーフィルター基板CFで挟持される構成となっている。図示省略したが、
液晶表示パネル10Aは行方向及び列方向に複数個整列したサブ画素を有している。1サ
ブ画素は、アレイ基板AR上に形成されている走査線13及び信号線14によって区画さ
れた領域からなる。1画素11Aは、図1に示すように、例えばR(赤)、G(緑)及び
B(青)の3色表示のサブ画素12RA、12GA及び12BAで構成され、これらの各
サブ画素を透過してきた色の光の混色で各画素の色が定まる。
アレイ基板ARは透明な絶縁性を有するガラスや石英、プラスチック等からなる第1透
明基板15を基体としている。第1透明基板15上には、図1に示すように、液晶層LC
に面する側に、アルミニウムやモリブデン等の金属からなる走査線13が図1のX軸方向
(行方向)に延在するように形成されている。走査線13からはゲート電極Gが各サブ画
素12RA、12GA、12BAの左下に延在するように形成されている。
また、走査線13とゲート電極Gを覆うようにして窒化ケイ素や酸化ケイ素等からなる
透明なゲート絶縁膜16が積層されている。そして、平面視でゲート電極Gと重なるゲー
ト絶縁膜16上には非晶質シリコンや多結晶シリコンなどからなる半導体層17が形成さ
れている。ゲート絶縁膜16上にはアルミニウムやモリブデン等の金属からなる複数の信
号線14が、各サブ画素12RA、12GA、12BAの左側に図1のY軸方向(列方向
)に延在するように形成されている。この信号線14からはソース電極Sが延在され、こ
のソース電極Sは半導体層17の表面と部分的に接触している。
更に、信号線14及びソース電極Sと同一の材料で同時に形成されたドレイン電極Dが
ゲート絶縁膜16上に設けられており、このドレイン電極Dはソース電極Sと近接配置さ
れて半導体層17と部分的に接触している。1画素は略正方形であるので、これを3等分
するサブ画素12RA、12GA、12BAは走査線13側が短辺で信号線14側が長辺
の長方形となる。ゲート電極G、ゲート絶縁膜16、半導体層17、ソース電極S、ドレ
イン電極Dによってスイッチング素子となるTFTが構成され、それぞれのサブ画素12
RA、12GA、12BAにこのTFTが形成されている。
さらに、信号線14、薄膜トランジスターTFT及びゲート絶縁膜16の露出部分を覆
うようにして例えば窒化ケイ素や酸化ケイ素等からなる透明なパッシベーション膜18が
積層されている。そして、パッシベーション膜18を覆うようにして、例えばフォトレジ
スト等の透明樹脂材料からなる層間樹脂膜19が積層されている。そして、層間樹脂膜1
9を覆うようにしてITO(Indium Thin Oxide)ないしIZO(Indium Zinc Oxide)等
の透明導電性材料からなる下電極20が形成されている。層間樹脂膜19とパッシベーシ
ョン膜18を貫通してドレイン電極Dに達するコンタクトホール21が形成されており、
このコンタクトホール21を介して下電極20とドレイン電極Dとが電気的に接続されて
いる。そのため、下電極20は画素電極として作動する。
下電極20を覆うようにして、例えば窒化ケイ素や酸化ケイ素等からなる透明な電極間
絶縁膜22が積層されている。そして、電極間絶縁膜22を覆うようにしてITOないし
IZO等の透明導電性材料からなる上電極23が形成されている。本実施形態の液晶表示
パネル10Aでは、この上電極23は、表示領域の周辺部でコモン配線に接続されており
(図示省略)、共通電極として作動する。
上電極23には、図1に示すように、複数のスリット状開口24が等間隔で平行に形成
されている。このスリット状開口24はフォトリソグラフィー法によって上電極23の表
面に塗布されたフォトレジスト材料を露光及び現像した後、エッチングすることによって
形成される。TFTと平面視で重畳する上電極23上には、感光性及び絶縁性を有する樹
脂、例えば、アクリル樹脂からなる柱状スペーサー25がフォトリソグラフィー法によっ
て形成されている。なお、この柱状スペーサーの幅は約8〜10μm程度とされている。
そして、上電極23及び柱状スペーサー25を覆うように、例えばポリイミドからなる第
1配向膜26が積層されている。第1配向膜26には図1のX軸と平行(走査線13と平
行)な方向にラビング処理が施されている。
ラビング処理は、微細な毛足を有するラビング布を回転させながら配向膜をこすること
により、一方向に沿った多数の微細な溝を第1配向膜26に形成するものである。ラビン
グ処理の方向は、ここではスリット状開口24の延在方向に対して所定角α傾斜するよう
にされている。このラビング処理によって、第1配向膜26の表面に接している液晶層L
Cの液晶分子を液晶分子を一方向に配向させることができるようになる。αの最適値は、
種々の条件により異なるが、3度〜15度が好ましく、ここでは5度とされている。
また、カラーフィルター基板CFは、透明な絶縁性を有するガラスや石英、プラスチッ
ク等からなる第2透明基板27を基体としている。第2透明基板27の表面には、走査線
13、信号線14及びTFTと平面視で重畳する位置に遮光性を有する樹脂又は金属材料
からなる遮光層28が形成され、更に、サブ画素12RA、12GA、12BA毎に異な
る色の光(たとえば、R、G、Bあるいは無色)を透過するカラーフィルター層29が遮
光層28によって被覆されていない領域に形成されている。
そして、遮光層28及びカラーフィルター層29を覆うようにして例えばフォトレジス
ト等の透明樹脂材料からなるオーバーコート層30が積層されている。オーバーコート層
30は異なる色のカラーフィルター層29による段差を平坦にし、また、遮光層28やカ
ラーフィルター層29から流出する不純物が液晶層LCに入らないように遮断するために
形成されているものである。そして、オーバーコート層30を覆うようにして、例えばポ
リイミドからなる第2配向膜31が形成されている。第2配向膜31には第1配向膜26
とは逆方向のラビング処理が施されている。このようにして形成されたアレイ基板AR及
びカラーフィルター基板CFを互いに対向させ、両基板の周囲にシール材(図示省略)を
設けることにより両基板を貼り合せ、両基板間にホモジニアス配向の液晶を充填すること
により本実施形態に係る液晶表示パネル10Aが得られる。
上述の構成により、サブ画素12RA、12GA、12BAでは、TFTがON状態に
なると、下電極20と上電極23との間に電界が発生し、液晶層LCの液晶分子の配向が
変化する。これにより、液晶層LCの光透過率が変化してFFSモードで画像を表示する
こととなる。また、下電極20と上電極23が電極間絶縁膜22を挟んで対向する領域は
、補助容量を形成し、TFTがOFF状態になったときに下電極20と上電極23との間
の電界を所定時間保持する。
次に、第1実施形態の液晶表示パネル10Aにおける面積変調の態様と柱状スペーサー
25との関係について説明する。赤色のサブ画素12RA、緑色のサブ画素12GA及び
青色のサブ画素12BAの下電極20と上電極23との間には、例えば8ビットの階調(
0階調〜255階調)に対応した電圧が印加され、それぞれ256階調の濃度で表示する
ことができる。設計上は、全てのサブ画素12RA、12GA、12BAが同時に同一の
階調となっていれば、白表示となる。
しかしながら、従来の液晶表示パネルでは、液晶表示パネル内の液晶分子の挙動の差異
やプロセス変動などにより、R、G、Bの色度や輝度バランスが崩れて、全てのサブ画素
に同一階調の電圧が印加されても、完全な白色にならないことがある。また、樹脂層など
の透明な材料が完全な無色ではなく、例えば、黄色がかっていることがある。また、一般
的に、人間の眼は、青系統に対する視感度が最も低く、赤系統に対する視感度がそれに次
ぎ、緑系統の色の光に対して感度が高いという特徴がある。このため、第1実施形態の液
晶表示パネル10Aでは、緑色のサブ画素12GAに追加の遮光層28aA(図1参照)
部分を形成することによって、緑色のサブ画素12GAの開口率が赤色のサブ画素12R
A及び青色のサブ画素12BAの開口率よりも小さくなるようにして面積変調を行い、正
確に白色表示ができるようにされている。なお、図1においては、図面を見やすくするた
め、遮光層28のうち、追加の遮光層28aA部分のみハッチングを付与してあり、その
他の部分の遮光層のハッチングは省略してある(以下、同様。)。
柱状スペーサー25は、例えばアレイ基板ARのTFTと平面視で重畳する上電極23
上に形成される。なお、柱状スペーサー25は1画素(3サブ画素)毎に1個設けてもよ
く、複数画素毎に1個設けてもよい。柱状スペーサー25が形成された後に第1配向膜2
6が形成され、第1配向膜26は図1の右方向に向かってラビング処理される。柱状スペ
ーサー25は突起であるから、ラビング処理時に柱状スペーサー25と接触した部分のラ
ビング布は一旦窪む。しかしながら、このラビング布の窪んだ部分が元の状態に戻るまで
はある程度の時間が必要であり、また、ラビング布の窪んだ部分では正常にラビング処理
が行われない。
そのため、一旦窪んだラビング布が元の形状に戻るまでの間、柱状スペーサーを起点と
してラビング処理方向の下流側にラビング処理が正常に行われない領域32が生じる。こ
のラビング処理が正常に行われない領域32では液晶層LCの液晶分子の配向が正常に行
われないため、透過率やコントラスト等の光学特性が低下する。このラビング処理が正常
に行われない領域32の形状は、図2に示すように、柱状スペーサー25をラビング処理
の方向へ所定の仰角βでもって投射したときの投影形状に類似しており、その幅は実質的
に柱状スペーサー25を投影したときの幅W1に等しく、長さL1(それぞれ図1参照)
は短い場合には柱状スペーサー25の幅の約8μm程度であり、長い場合には100μm
程度となることがある。なお、100μmは約一画素分の幅であるから、第1実施形態の
液晶表示パネル10Aの表示領域全体に亘って生じる場合もある。なお、この所定の仰角
βは、ラビング布の回転径、回転速度、移動速度等によって変化するので、実験的に定め
ればよい。
ただし、ラビング処理時に柱状スペーサー25と接触した部分のラビング布は一旦窪む
が、ラビング布が備えている弾性力のため、窪みの深さは、柱状スペーサー25の中心側
と接触した部分が最も深く、柱状スペーサー25の周辺側と接触した部分では浅くなって
いる。そのため、ラビング布が柱状スペーサー25と接触した後は、柱状スペーサー25
の周辺側と接触した部分は早く元の状態に戻るが、柱状スペーサー25の中心側と接触し
た部分は元の状態に戻るまでより時間がかかる。そのため、ラビング処理が正常に行われ
ない領域32の形状は、必ずしも長方形状となるわけではないが、幅が細いので、実質的
に長方形状と見なすことができる。
また、緑色は人の視感度が高いので、ホワイトバランス調整のために他の色のサブ画素
よりも開口率が小さくされるサブ画素は緑色のサブ画素であることが多い。しかしながら
、柱状スペーサー25を緑色のサブ画素に配設することによってラビング処理が正常に行
われない領域32が緑色のサブ画素領域に形成されると、このラビング処理が正常に行わ
れない領域32に基づく透過率の低下は特に目立って感じられる。
そこで、第1実施形態の液晶表示パネル10Aでは、このラビング処理が正常に行われ
ない領域32が緑色のサブ画素12GAの表示領域(開口部)側で視認できないようにす
るため、平面視でラビング処理が正常に行われない領域32と重畳するように、追加の遮
光層28aA部分を遮光層28の一部の幅を太くすることにより形成している。このよう
な構成とすることにより、面積変調を行うために必要とする遮光層28の面積の増大領域
を追加の遮光層28aA部分に兼ねさせることができるようになる。そのため、第1実施
形態の液晶表示パネル10Aによれば、面積変調のための開口率低下用の遮光層とは別個
に柱状スペーサー25によるラビング処理が正常に行われない領域32に対応する追加の
遮光層を形成しなくてもすむため、緑色のサブ画素12GAの余分な透過率の低下を抑制
しながら、ホワイトバランスを適切に保って正確に白色表示ができるようになる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態の液晶表示パネル10Bを、図4を用いて説明する。なお、図4は
第1実施形態の液晶表示パネル10Aにおける図1に対応する3サブ画素分の平面図であ
る。そこで、第2実施形態の液晶表示パネル10Bにおいては、第1実施形態の液晶表示
パネル10Aと構成が同一の部分については同一の参照符号を付与し、添え字「A」があ
る参照符号については添え字を「B」に変え、その詳細な説明は省略する。
第2実施形態の液晶表示パネル10Bと第1実施形態の液晶表示パネル10Aとの間の
主要な構成の相違点は、上電極に形成されているスリット状開口24の延在方向と形状及
びそれに伴うラビング方向の相違である。すなわち、第1実施形態の液晶表示パネル10
Aでは、スリット状開口24の延在方向は、全て走査線13に沿って横方向に所定角α傾
いて延在するものである。それに対し、第2実施形態の液晶表示パネル10Bでは、1画
素11Bを構成する各サブ画素12RB、12GB及び12BBのそれぞれの上電極23
に形成されているスリット状開口24の延在方向は、信号線14に沿った縦長の形状であ
り、かつ、「く」字状に屈曲されている。そのため、ラビング処理の方向は、第1実施形
態の液晶表示パネル10Aでは走査線13に平行な方向であるのに対し、第2実施形態の
液晶表示パネル10Bでは信号線14に平行な方向となっている。
ここで、第2実施形態の液晶表示パネル10Bのスリット状開口24について詳細に説
明する。サブ画素12RB、12GB、12BBは縦長であるため、第1実施形態の液晶
表示パネル10Aのようにスリット状開口24を横方向に延在させると、スリット状開口
24の両端の数が多くなる。このスリット状開口24の端部は液晶分子の異常配向領域と
なって開口率の低下に繋がる。そこで、第2実施形態の液晶表示パネル10Bでは、スリ
ット状開口24の延在方向を縦方向にすることにより、スリット状開口24の端部の数を
少なくし、開口率の低下を低減している。
また、第2実施形態の液晶表示パネル10Bでは、スリット状開口24を「く」字状と
したことにより、スリット状開口24の延在方向はラビング処理の方向に対して+5度及
び−5度傾斜している部分が存在する。全てのスリット状開口24をラビング処理の方向
に対して時計方向あるいは反時計方向に傾くようにすると、液晶分子が一方向にねじれる
ため、視角方向によって色が変化する現象が現れる。これは、液晶分子を見る方向によっ
て見かけのリタデ−ションが変化するためである。第2の実施形態の液晶表示パネル10
Bでは、スリット状開口24の延在方向が時計方向に対して+5度傾くドメインと−5度
傾くドメインを設けているため、視角方向によって色が変化する現象が互いに相殺されて
抑制されるようになる。
なお、第2実施形態の液晶表示パネル10Bの柱状スペーサー25は、第1実施形態の
液晶表示パネル10Aの場合と同様に、緑色のサブ画素12GBのアレイ基板ARのTF
Tと平面視で重畳する上電極23上に形成されている。そして、第1配向膜(図示省略)
には、図4におけるY軸(信号線14の延在方向)と平行な方向にラビング処理が施され
ている。そのため、第2実施形態の液晶表示パネル10Bにおいては、ラビング処理が正
常に行われない領域32は緑色のサブ画素12GBの信号線14に沿って上方に向かって
発生する。
そこで、第2実施形態の液晶表示パネル10Bでは、ラビング処理が正常に行われない
領域32がサブ画素12GBの表示領域(開口部)側で視認できないようにするため、追
加の遮光層28aB部分を遮光層28の一部の幅を太くすることにより形成している。こ
のような構成とすることにより、面積変調を行うために必要とする遮光層28の面積の増
大領域を追加の遮光層28aB部分に兼ねさせることができるようになる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態の液晶表示パネル10Cを、図5を用いて説明する。なお、図5は
第1実施形態の液晶表示パネル10Aにおける図1に対応する3サブ画素分の平面図であ
る。そこで、第3実施形態の液晶表示パネル10Cにおいては、第1実施形態の液晶表示
パネル10Aと構成が同一の部分については同一の参照符号を付与し、添え字「A」があ
る参照符号については添え字を「C」に変え、その詳細な説明は省略する。
第3実施形態の液晶表示パネル10Cと第1実施形態の液晶表示パネル10Aとの間の
主要な構成の相違点は、上電極23に形成されているスリット状開口24の延在方向と形
状及びそれに伴うラビング方向の相違である。すなわち、第1実施形態の液晶表示パネル
10Aでは、スリット状開口24の延在方向は、全て走査線13に沿って横方向に所定角
α傾いて延在している。それに対し、第3実施形態の液晶表示パネル10Cでは、1画素
11Cを構成する各サブ画素12RC、12GC及び12BCのそれぞれの上電極23に
形成されているスリット状開口24の延在方向は、信号線14に沿って縦方向に傾いて延
在しており、しかも、一部が「く」字状に屈曲されている。そのため、ラビング処理の方
向は、第1実施形態の液晶表示パネル10Aでは走査線13に平行な方向であるのに対し
、第3実施形態の液晶表示パネル10Cでは走査線13に対して約70度傾斜している。
更に、第3実施形態の液晶表示パネル10Cでは、スリット状開口24は延在方向がラ
ビング処理の方向に対して+5度傾くドメインと−5度傾くドメインを設けている。この
ようにラビングの方向を傾斜させることにより、偏光サングラスを使用した状態で視認し
た際の輝度低下を低減したり、携帯電話等において表示部の向きの縦横変更した際にも正
常に視認できるようにすることができるようになる。
第3実施形態の液晶表示パネル10Cの柱状スペーサー25は、第1実施形態の液晶表
示パネル10Aの場合と同様に、緑色のサブ画素12GCにおけるアレイ基板ARのTF
Tと平面視で重畳する上電極23上に形成されている。そして、第1配向膜26には図5
の右上方に向かって走査線13とは70度傾斜する方向にラビング処理が施されているた
め、ラビング処理が正常に行われない領域32は緑色のサブ画素12GCの右上方に向か
って発生する。そこで、第3実施形態の液晶表示パネル10Cでは、追加の遮光層28a
Cがラビング処理が正常に行われない領域32の全域と重畳するように、平面視で柱状ス
ペーサー25の形成位置から図5の右上方向に延在するように形成されている。この第3
実施形態の液晶表示パネル10Cにおいても、面積変調を行うために必要とする遮光層2
8の面積の増大領域を追加の遮光層28aC部分に兼ねさせることができるようになる。
[第4実施形態]
第1実施形態〜第3実施形態の液晶表示パネル10A〜10Cの柱状スペーサー25は
円柱状であったが、本発明は円柱状以外の形状の柱状スペーサーにも適用することができ
る。このような円柱状以外の柱状スペーサーの例及びその柱状スペーサーを用いた第4実
施形態の液晶表示パネル10Dの構成を図6A〜図6Cを用いて説明する。なお、図6C
に示したように、第4実施形態の液晶表示パネル10Dでは、1画素11Dを構成する各
サブ画素12RD、12GD及び12BDのそれぞれの上電極23に形成されているスリ
ット状開口24の延在方向及び形状は、第3実施形態の液晶表示パネル10Cの場合と同
様である。そこで、第4実施形態の液晶表示パネル10Dにおいては、第3実施形態の液
晶表示パネル10Cと構成が同一の部分については同一の参照符号を付与ないし一部の参
照符号を削除し、添え字「C」がある参照符号については添え字を「D」に変え、その詳
細な説明は省略する。
本発明の液晶表示パネルにおいては、柱状スペーサー25の形状は、図6Aに示すよう
に楕円柱状のもであってもよく、図6Bに示すように四角柱状のものであってもよい。こ
のように柱状スペーサー25が円柱でないときは、図6A及び図6Bに示すように、ラビ
ング処理の方向A1〜A3によってラビング処理が正常に行われない領域32の幅及び面
積が変化する。したがって、ラビング処理が正常に行われない領域32の幅及び面積が小
さくなるように柱状スペーサー25の向きを設定することが好ましい。
例えば、図6Cに示すように柱状スペーサー25の断面が長方形の角柱状であるときは
、ラビング処理の方向が長辺の方向になるようにすれば、ラビング処理が正常に行われな
い領域32の幅W2が細くなり、また、柱状スペーサー25によるラビング処理の抵抗も
小さくなるため、ラビング処理が正常に行われない領域32の面積も小さくなる。このよ
うな構成とすると、面積変調を行うために必要とする遮光層28の面積の増大領域を追加
の遮光層28aD部分に兼ねさせることができるようになるとともに、ラビング処理が正
常に行われない領域32を完全に遮光することができるようになる。
なお、図6A〜図6Cにおいては、軸方向(長さ方向)に直角な方向の断面が楕円形状
及び方形状のものを示したが、その他に三角形状のものも使用することができ、更に、軸
方向の断面は方形状のもの、すなわち太さが一様のものを示したが、台形状のもの、すな
わち太さが変化している錐体状のものも使用することができる。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態の液晶表示パネル10Eを図7を用いて説明する。なお、図7に示
したように、第5実施形態の液晶表示パネル10Eでは、1画素11Eを構成する各サブ
画素12RE、12GE及び12BEのそれぞれの上電極23に形成されているスリット
状開口24の延在方向は、第2実施形態の液晶表示パネル10Bの場合と同様に、信号線
14に沿った縦長の形状であり、かつ、「く」字状に屈曲されている。そこで、第5実施
形態の液晶表示パネル10Eにおいては、第2実施形態の液晶表示パネル10Bと構成が
同一の部分については同一の参照符号を付与ないし一部の参照符号を削除し、添え字「B
」がある参照符号については添え字を「E」に変え、その詳細な説明は省略する。
第1〜第4実施形態の液晶表示パネル10A〜10Dの柱状スペーサー25はいずれも
アレイ基板ARのTFTと平面視で重畳する上電極23上に形成されているが、本発明は
他の位置に形成される柱状スペーサーに対しても適用することができる。例えば、図7に
示した第5実施形態の液晶表示パネル10Eでは、柱状スペーサー25は走査線13と平
面視で重畳する上電極23上に形成されている。
この第5実施形態の液晶表示パネル10Eにおけるスリット状開口24の延在方向は、
図4に示した第2実施形態の液晶表示パネル10Bと同様であるので、ラビング方向は信
号線14と平行な方向となっている。そのため、ラビング処理が正常に行われない領域3
2は、柱状スペーサーを起点として信号線14と平行に形成される。そのため、このラビ
ング処理が正常に行われない領域32を遮光するための追加の遮光層28aEは、面積変
調に必要な面積を確保するため、TFT側から走査線13側だけでなく信号線14側にも
延在するように形成されている。この第5実施形態の液晶表示パネル10Eにおいても、
面積変調を行うために必要とする遮光層28の面積の増大領域を追加の遮光層28aE部
分に兼ねさせることができるようになるとともに、ラビング処理が正常に行われない領域
32を完全に遮光することができるようになる。
[第6実施形態]
次に、第6実施形態の液晶表示パネル10Fを図8を用いて説明する。図8Aは第6実
施形態の液晶表示パネル10Fの2画素分の平面図であり、図8Bは図8AのVIIIB−VI
IIB線の断面図である。この第6実施形態の液晶表示パネル10Fは、高さが異なる複数
種類の柱状スペーサーを備えている以外は、図4に示した第2実施形態の液晶表示パネル
10Bと実質的に同様の構成となっている。そこで、第6実施形態の液晶表示パネル10
Fにおいては、第2実施形態の液晶表示パネル10Bと構成が同一の部分については同一
の参照符号を付与ないし一部の参照符号を削除し、添え字「B」がある参照符号について
は添え字を「F」に変え、その詳細な説明は省略する。
図8に示すように、第6実施形態の液晶表示パネル10Fは、アレイ基板ARに形成さ
れた柱状スペーサーとして、第2実施形態の液晶表示パネル10Bの柱状スペーサー25
と同様の構成である主柱状スペーサー25aの他に、主柱状スペーサー25aよりも高さ
がHだけ低い副柱状スペーサー25bを備えている。すなわち、副柱状スペーサー25b
は、主柱状スペーサー25aと同一工程で、緑色のサブ画素12GFのアレイ基板ARの
TFTと平面視で重畳する上電極23上に形成されている。副柱状スペーサー25bも、
柱状スペーサー25と同様に、第1配向膜26で覆われている。そして、副柱状スペーサ
ー25bの高さは柱状スペーサー25の高さよりも所定の高さHだけ低く形成されている
。したがって、主柱状スペーサー25aの表面に形成された第1配向膜26はカラーフィ
ルター基板CFの第2配向膜31と当接しているが、副柱状スペーサー25bの先端に成
膜された第1配向膜26はカラーフィルター基板CFの第2配向膜31と当接していない
このような構成の2段式柱状スペーサーでは、所定以上の大きな外力が加わったときに
は、カラーフィルター基板CFが変形してカラーフィルター基板CFと副柱状スペーサー
25bとが互いに接触するので、カラーフィルター基板CFのそれ以上の変形を抑制止す
ることができる。また、外力が取り除かれたときには、副柱状スペーサー25bはカラー
フィルター基板CFとは離間しており、しかも、カラーフィルター基板CF面に平行な外
力に対しての摩擦が少ないので、外力から開放されときのずれが戻りやすい。
図8に示すように、副柱状スペーサー25bに基づくラビング処理が正常に行われない
領域32bの長さL2は主柱状スペーサー25aのラビング処理が正常に行われない領域
32aの長さL1よりも短くなっている。副柱状スペーサー25bのラビング処理が正常
に行われない領域32bに対しても、主柱状スペーサー25aの追加の遮光層28aFa
と同様に追加の遮光層28aFbが遮光層28を延在することによって形成されている。
主柱状スペーサー25a及び副柱状スペーサー25bの数が多い2段式柱状スペーサーの
液晶表示パネル10Fは、複数画素毎に1個ずつ柱状スペーサーを設ける場合よりもラビ
ング処理が正常に行われない領域の数が多くなるが、大きな外力が加わってもカラーフィ
ルター基板CFの大きな変形を抑制することができるようになる。しかも、この第6実施
形態の液晶表示パネル10Fにおいても、面積変調を行うために必要とする遮光層28の
面積の増大領域を追加の遮光層28aFa及び28aFb部分に兼ねさせることができる
ようになるとともに、ラビング処理が正常に行われない領域32a及び32bを完全に遮
光することができるようになる。
上述した第1実施形態〜第6実施形態の液晶表示パネル10A〜10Fに示されるよう
に、ラビング処理の方向によってラビング処理が正常に行われない領域32、32a及び
32bの形成位置が変化するので、追加の遮光層28aA〜28aE、28aFa及び2
8aFbはそれぞれラビング処理の方向に対応して形成される。なお、ECBモードの液
晶表示パネルの場合は、ラビング処理の方向は偏光板の偏光方向に対して45度に設定さ
れるので、第3実施形態の液晶表示パネル10Cの場合と同様に、ラビング処理が正常に
行われない領域は走査線に対して傾斜した方向に発生する。
なお、上述した各実施形態で形成した追加の遮光層は、カラーフィルター基板CFに形
成されている遮光層28を延在することにより形成した例を示したが、これに限らず、追
加の遮光層を遮光層28とは分断されている孤立した遮光層として形成してもよい。また
、上述の液晶表示パネルとしては何れもFFSモードで作動するものを示したが、TNモ
ード、IPSモード、ECBモードなど、他のラビング処理工程が用いられる液晶表示パ
ネルにも適用することができる。また、上記各実施形態では柱状スペーサー25をアレイ
基板AR側に形成した例を示したが、カラーフィルター基板CF側に形成した場合におい
ても同様に適用可能である。
10A〜10F…液晶表示パネル 11A〜11…1画素 12RA〜12RF:(赤
の)サブ画素 12GA〜12GF:(緑の)サブ画素 12BA〜12BF:(青の)
サブ画素 13…走査線 14…信号線 15…透明基板 16…ゲート絶縁膜 17…
半導体層 18…パッシベーション膜 19…層間樹脂膜 20…下電極 21…コンタ
クトホール 22…電極間絶縁膜 23…上電極 24…スリット状開口 25…柱状ス
ペーサー 25a…主柱状スペーサー 25b…副柱状スペーサー 26…配向膜 27
…透明基板 28…遮光層 28aA〜28aE、28aFa、28aFb:追加の遮光
層 29…カラーフィルター層 30…オーバーコート層 31…配向膜 32、32a
、32b…ラビング処理が正常に行われない領域 AR…アレイ基板 CF…カラーフィ
ルター基板 D…ドレイン電極 G…ゲート電極 LC…液晶層 S…ソース電極 TF
T…薄膜トランジスター

Claims (4)

  1. 液晶層を挟持して対向配置された第1基板及び第2基板を有し、
    前記第1基板には、互いに絶縁された状態で交差するように形成された複数の走査線及び信号線と、前記走査線及び信号線によって区画されたサブ画素毎に形成された画素電極を備え、
    前記第2基板には、平面視で前記走査線及び信号線と重畳するように形成された遮光層と、前記走査線及び信号線によって区画されたサブ画素毎に形成された、赤色、緑色及び青色のフィルター層を含むカラーフィルター層を備え、
    前記第1基板及び第2基板の前記液晶層側の表面にラビング処理された配向膜が形成され、前記第1基板及び第2基板の少なくとも一方には柱状スペーサーが形成され、それぞれ異なる色の前記カラーフィルター層を有する複数のサブ画素で1画素が構成された液晶表示パネルであって、
    前記1画素内の1以上のサブ画素は他の色のサブ画素よりも前記遮光層の面積を広くすることによって開口率が小さくされており、当該開口率が小さくされているサブ画素は緑色のサブ画素を含み、
    前記遮光層の面積を広くした領域は、平面視で前記柱状スペーサーを起点とした前記ラビング処理の方向の下流側に位置するラビング処理が正常に行われない領域と重畳しており、当該ラビング処理が正常に行われない領域を被覆する部分の前記遮光層の形状は、前記柱状スペーサーを前記ラビング処理の方向へ所定の仰角でもって投射したときの投影形状と略同一であり、
    前記ラビング処理が正常に行われない領域を被覆する部分の前記遮光層は、前記ラビング処理が正常に行われない領域を被覆しない部分の前記遮光層と分断されてい
    ことを特徴とする液晶表示パネル。
  2. 前記柱状スペーサーの断面は長方形の角柱状である
    ことを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示パネル。
  3. 前記ラビング処理が正常に行われない領域を被覆する部分の前記遮光層の形状は、方形状であり、幅及び長さは前記柱状スペーサーを前記ラビング処理の方向へ前記所定の仰角でもって投射したときの幅及び長さよりも大きい
    ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示パネル。
  4. 前記柱状スペーサーは高さが高いものと低いものとが混在している
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の液晶表示パネル。
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