JP2011112708A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】VOCやUFPを効率良く除去することでき、実用性に優れた定着装置を提供する。
【解決手段】本発明は、記録媒体Pに画像Tを定着させるための定着部材17の表面に、クリーニングウェブ26を接触させて定着部材17を清掃するクリーニング装置19を備えた定着装置におけるものである。クリーニングウェブ26に、揮発性有機化合物と超微粒子のうち少なくとも一方を捕捉する捕捉材を含ませた。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録媒体に画像を定着させる定着装置、及び定着装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置には、熱によって記録媒体上の画像を定着させる定着装置が多く用いられている。この種の定着装置においては、トナーや記録媒体、定着装置に使用されている部材等が加熱されることによって、これらから揮発性有機化合物(Volatile Organic Compound、以下、適宜、VOCと略記する)が発生することがある。
一方、近年では、環境面からVOCの低減に対する要望が高まっている。そのため、VOCを除去する手段を備えた画像形成装置が提案されている。例えば、特許文献1に記載の画像形成装置は、定着装置よりも記録媒体の搬送方向下流側に、VOCを吸着するための吸着ベルトを設置し、定着装置を通過した記録媒体から発生するVOCを吸着ベルトで吸着するようにしている。また、特許文献2に記載の画像形成装置は、装置外壁に形成した排気口付近にVOCを吸着するための吸着フィルタを設け、定着装置の近くで発生したVOCを排気ファンで吸着フィルタへ導いて吸着させるようにしている。
しかしながら、上記特許文献1に記載の画像形成装置は、定着装置を通過した記録媒体から発生するVOCを吸着するように構成されているため、定着装置内で発生した瞬間のVOCを効果的に除去することができない。さらに、特許文献1に記載の構成では、VOC除去装置が大掛かりなものとなり、実用性に乏しい。
また、上記特許文献2に記載の画像形成装置は、排気口からの排気によって定着装置全体が冷却されてしまい、定着装置の加熱に必要なエネルギーが増大するといった問題がある。さらに、この画像形成装置では、吸着フィルタの大きさが排気口の大きさに制限されるため、フィルタの目詰まりなどによる吸着能力の低下が早く、その性能の維持管理をすることが難しく、実用性に欠けていた。
また、近年、VOCに加え、サブミクロン(0.1μm)以下の超微粒子(Ultra Fine Particle、以下、適宜、UFPと略記する)が定着装置から発生するとの報告もあり、室内空気環境の維持の観点から、UFPの除去も求められている。
本発明は、斯かる事情に鑑み、VOCやUFPを効率良く除去することができ、実用性に優れた定着装置、及びその定着装置を備えた画像形成装置を提供しようとするものである。
請求項1の発明は、記録媒体に画像を定着させるための定着部材の表面に、クリーニングウェブを接触させて前記定着部材を清掃するクリーニング装置を備えた定着装置において、前記クリーニングウェブに、揮発性有機化合物と超微粒子のうち少なくとも一方を捕捉する捕捉材を含ませたものである。
定着部材に接触するクリーニングウェブに、VOC(揮発性有機化合物)とUFP(超微粒子)の少なくとも一方を捕捉する捕捉材を含ませているので、定着部材の清掃と同時に、定着装置内で発生した瞬間のVOCやUFPを捕捉することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の定着装置において、前記クリーニングウェブの前記定着部材に接触する面側に、前記捕捉部材を含まないクリーニング層を配設し、前記定着部材に接触する面と反対の面側に、前記捕捉材を含ませた捕捉材層を配設したものである。
このクリーニングウェブでは、クリーニング層によって定着部材の表面を清掃することができ、捕捉材層によって定着装置内で発生したVOCやUFPを捕捉することが可能である。しかも、この場合、捕捉材層は定着部材の表面に接触することはないので、捕捉材層が定着部材に付着した異物で汚されることがない。このため、捕捉材層のVOCやUFPの捕捉機能を良好に維持することができ、VOCやUFPを確実に捕捉することが可能である。また、クリーニング層には、捕捉材を含ませないことにより、クリーニング層を清掃に適した材料だけで構成することができ、クリーニング性も良好に発揮することが可能となる。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の定着装置において、前記クリーニングウェブを、記録媒体の搬送経路の上方に配設したものである。
クリーニングウェブを記録媒体の搬送経路の上方に配設することによって、クリーニングウェブに含まれた捕捉材がVOCやUFPを効率良く捕捉することができる。
請求項4の発明は、請求項2に記載の定着装置において、前記捕捉材層を、記録媒体の搬送経路の上方に当該搬送経路と対向するように配設したものである。
捕捉材層を記録媒体の搬送経路の上方にその搬送経路と対向するように配設することによって、捕捉材層においてVOCやUFPを効率良く捕捉することができる。
請求項5の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の定着装置において、記録媒体の搬送経路から前記クリーニングウェブに向かって気流を発生させる気流発生手段を設けたものである。
記録媒体の搬送経路からクリーニングウェブに向かって気流を発生させることにより、定着装置内の搬送経路上で発生したVOCやUFPをクリーニングウェブに含ませた捕捉材によって確実に捕捉することができる。さらに、発生させた気流によってクリーニングウェブを冷却することができるので、温度上昇に伴うクリーニングウェブからのVOCやUFPの放出を抑制することができ、信頼性が向上する。
請求項6の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の定着装置において、前記クリーニングウェブを、記録媒体の搬送経路の上方で蛇行状に配設したものである。
クリーニングウェブを蛇行状に配設することで、搬送経路の上方におけるクリーニングウェブの配設経路が長くなり、搬送経路上で展開するクリーニングウェブの面積を拡大させることができる。これにより、クリーニングウェブに含ませた捕捉材によってより多くのVOCやUFPを捕捉することができ、さらなるVOCやUFPの低減効果を期待できる。
請求項7の発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載の定着装置において、前記クリーニングウェブが巻回された巻出軸と、前記クリーニングウェブを巻き取る巻取軸とを備え、前記巻出軸から繰り出されたクリーニングウェブを前記定着部材の表面に摺接させて当該定着部材の表面を清掃し、その清掃に使用したクリーニングウェブを前記巻取軸に巻き取るように構成したものである。
これにより、巻出軸から繰り出されたクリーニングウェブに含まれる捕捉材によって、定着装置内で発生した瞬間のVOCやUFPを捕捉することができる。
請求項8の発明は、請求項7に記載の定着装置において、前記巻取軸にてクリーニングウェブを巻き取る速度を、画像形成の種類と画像形成を行う時間の少なくとも一方に基づいて変更可能に構成したものである。
クリーニングウェブを巻き取る速度を、画像形成の種類と画像形成を行う時間の少なくとも一方に基づいて変更可能に構成することにより、VOCやUFPの発生量が多い画像形成の種類や画像形成時間である場合に、クリーニングウェブの巻取速度を速くして、VOCやUFPの捕捉効果を向上させることができる。これにより、VOCやUFPを確実に捕捉することができ、信頼性が向上する。
請求項9の発明は、請求項7又は8に記載の定着装置において、前記巻取軸にてクリーニングウェブを巻き取る速度を、装置内の温度に基づいて変更可能に構成したものである。
クリーニングウェブを巻き取る速度を、装置内の温度に基づいて変更可能に構成することによって、温度が高くVOCやUFPの発生量が多い場合に、クリーニングウェブの巻取速度を速くして、VOCやUFPの捕捉効果を向上させることができる。これにより、VOCやUFPを確実に捕捉することができる。また、クリーニングウェブの巻取速度を速くすることにより、温度上昇に伴うクリーニングウェブからのVOCやUFPの放出を抑制することができ、信頼性が向上する。
請求項10の発明は、請求項1から9のいずれか1項に記載の定着装置において、捕捉できる揮発性有機化合物又は超微粒子の種類が異なる前記捕捉材を2種類以上、前記クリーニングウェブに含ませたものである。
これにより、2種類以上のVOCやUFPを捕捉することが可能となるので、VOCやUFPの除去をより効果的に行うことができる。
請求項11の発明は、請求項10に記載の定着装置において、前記種類の異なる捕捉材を、それぞれ前記クリーニングウェブの異なる部分に含ませたものである。
このように構成することで、同時に含ませることが困難な捕捉材であってもクリーニングウェブに含ませることが可能である。また、捕捉材同士の干渉を回避することができ、それぞれの機能を十分に発揮させることも可能となる。
請求項12の発明は、請求項1から11のいずれか1項に記載の定着装置において、前記捕捉材を前記クリーニングウェブに部分的に含ませたものである。
捕捉材をクリーニングウェブに部分的に含ませた場合は、使用する捕捉材の量を少なくすることができ製造コストを低減することができる。
請求項13の発明は、請求項1から12のいずれか1項に記載の定着装置を備えた画像形成装置である。
画像形成装置が、請求項1から12のいずれか1項に記載の定着装置を備えているので、これらの定着装置による上記効果が得られる。
本発明は、定着部材に接触するクリーニングウェブに、VOCやUFPを捕捉する捕捉材を含ませているので、定着部材の清掃と同時にVOCやUFPの捕捉を行うことができる。また、本発明によれば、定着装置内で発生した瞬間のVOCやUFPを効果的に捕捉することができる。このため、VOCやUFPの除去効率が高まり、室内環境維持の面での信頼性が向上する。さらに、本発明によれば、簡素な構成でVOC等の除去を実現することができると共に、その除去能力の維持管理を行いやすいものとなるので、実用性に優れた定着装置又は画像形成装置を提供することが可能となる。
本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係る定着装置の概略構成図である。 クリーニングウェブの構成を模式的に表した拡大断面図である。 クリーニングウェブを搬送経路の上方に配設した状態を示す図である。 特定の微粒子や超微粒子を添加したクリーニングウェブの構成を模式的に表した拡大断面図である。 クリーニングウェブの他の実施形態の構成を模式的に表した拡大断面図である。 クリーニングウェブのさらに別の実施形態の構成を模式的に表した拡大断面図である。 図7に示すクリーニングウェブの変形例を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る定着装置の概略構成図である。 本発明の第3実施形態に係る定着装置の概略構成図である。 本発明の第4実施形態に係る定着装置の概略構成図である。 定着装置の動作のフローチャートである。 定着装置の他の制御方法に基づく動作のフローチャートである。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の概略構成図である。
図1に示す画像形成装置は、画像形成ユニットとしての4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkを備えている。各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、画像形成装置本体100に対して着脱可能に構成してある。また、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの異なる色のトナーを収容している以外は同様の構成となっている。
具体的には、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、静電潜像担持体としての感光体2と、感光体2の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ3と、感光体2の表面にトナー像を形成する現像手段としての現像装置4と、感光体2の表面を清掃するクリーニング手段としてのクリーニングブレード5を備えている。
図1において、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの上方には、露光手段としての露光装置7が配設されている。露光装置7は、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの感光体2にレーザ光を照射するように構成されている。一方、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの下方には、転写装置6が配設されている。転写装置6は、画像を転写する転写体として無端状のベルトから成る中間転写ベルト10を有する。中間転写ベルト10は、複数のローラ21〜24に掛け渡されており、それらローラ21〜24のうちの1つが駆動ローラとして回転することによって、中間転写ベルト10は図の矢印に示す方向に周回走行可能に構成されている。
4つの感光体2に対向した位置に、一次転写手段としての4つの一次転写ローラ11が配設されている。各一次転写ローラ11はそれぞれの位置で中間転写ベルト10の内周面を押圧しており、中間転写ベルト10の押圧された部分と各感光体2とが接触する箇所に一次転写ニップが形成されている。また、中間転写ベルト10を張架する1つのローラ24に対向した位置に、二次転写手段としての二次転写ローラ12が配設されている。この二次転写ローラ12は中間転写ベルト10の外周面を押圧しており、二次転写ローラ12と中間転写ベルト10とが接触する箇所に二次転写ニップが形成されている。
画像形成装置本体100の下部には、シート状の記録媒体としての記録用紙Pを収容した複数の給紙カセット13が配設されている。各給紙カセット13には、収容されている記録用紙Pを送り出す給紙ローラ14が設けてある。また、画像形成装置本体100の図の左側の外面には、機外に排出された記録用紙Pをストックする排紙トレイ20が設けてある。
画像形成装置本体100内には、記録用紙Pを給紙カセット13から二次転写ニップを通って排紙トレイ20へ搬送するための搬送経路Rが配設されている。搬送経路Rにおいて、二次転写ローラ12の位置よりも記録用紙搬送方向上流側にはレジストローラ15が配設されている。また、二次転写ローラ12の位置よりも記録用紙搬の送方向下流側には、定着装置8が配設され、さらにその搬送方向下流側に一対の排紙ローラ16が配設されている。
以下、図1を参照して上記画像形成装置の基本的動作について説明する。
各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの感光体2が図の反時計回りに回転駆動され、帯電ローラ3によって各感光体2の表面が所定の極性に一様に帯電される。図示しない読取装置によって読み取られた原稿の画像情報に基づいて、露光装置7から帯電された各感光体2の表面にレーザ光が照射されて、各感光体2の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体2に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように感光体2上に形成された静電潜像に、各現像装置4によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として可視像化される。
中間転写ベルト10を張架するローラの1つが回転駆動し、中間転写ベルト10を図の矢印の方向に周回走行させる。また、各一次転写ローラ11に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加されることによって、各一次転写ローラ11と各感光体2との間の一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。そして、各感光体2に形成された各色のトナー画像が、上記一次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、中間転写ベルト10上に順次重ね合わせて転写される。かくして中間転写ベルト10はその表面にフルカラーのトナー画像を担持する。また、中間転写ベルト10に転写しきれなかった各感光体2上のトナーは、クリーニングブレード5によって除去される。
給紙ローラ14が回転することによって、給紙カセット13から記録用紙Pが搬出される。搬出された記録用紙Pは、レジストローラ15によってタイミングを計られて、二次転写ローラ12と中間転写ベルト10との間の二次転写ニップに送られる。このとき二次転写ローラ12に、中間転写ベルト10上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加され、二次転写ニップに転写電界が形成される。そして、二次転写ニップに形成された転写電界によって、中間転写ベルト10上のトナー画像が記録用紙上に一括して転写される。その後、記録用紙Pは定着装置8に送り込まれ、トナー画像が記録用紙P上に定着された後、記録用紙Pは一対の排出ローラ16によって排紙トレイ20に排出される。
以上の説明は、記録用紙にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つのプロセスユニットを使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
図2は、本発明の第1実施形態に係る定着装置8の概略構成図である。
図2に示すように、本実施形態の定着装置8は、記録用紙に画像を定着する定着部材としての定着ローラ17と、その定着ローラ17を加圧する加圧部材としての加圧ローラ18と、定着ローラ17の表面を清掃するクリーニング装置19とを有している。定着ローラ17内には、定着ローラ17を加熱する加熱手段としてのヒータ25が配設してある。定着ローラ17と加圧ローラ18は互いに圧接しており、その圧接部において定着ニップを形成している。また、定着ローラ17は、図示しない駆動装置によって図の時計回りに回転駆動され、それによって、加圧ローラ18は図の反時計回りに従動回転されるようになっている。そして、この回転する定着ローラ17と加圧ローラ18との間にトナー画像Tを担持した記録用紙Pが挟持されると、トナー画像Tが熱と圧力の作用によって溶け、記録用紙Pの表面に定着される。
このような定着動作が行われるとき、定着ローラ17には記録用紙上のトナー画像が接触するので、定着ローラ17の表面にはトナーの移行を少なくする種々の対策が施されている。しかし、定着ローラ17への僅かなトナーの移行は避けられず、移行したトナー量が増えると、そのトナーが記録用紙Pの表面に再付着して記録用紙Pを汚し、画像品質を劣化させる虞がある。そこで、本発明の定着装置8は、定着ローラ17に移行したトナーを除去するために上記クリーニング装置19を備えている。
クリーニング装置19は、可撓性のクリーニングウェブ26が巻回された巻出軸27と、クリーニングウェブ26を巻き取る巻取軸28と、クリーニングウェブ26を定着ローラ17の表面に押し付ける押圧ローラ29とを備えている。巻出軸27、巻取軸28及び押圧ローラ29は、図示しない定着装置等の側板に回転可能に支持されている。巻取軸28の一端には図示しない駆動装置がギア等を介して駆動連結されている。この駆動装置を駆動させ巻取軸28を回転させることにより、クリーニングウェブ26を引っ張って巻出軸27からクリーニングウェブ26を繰り出すように構成されている。押圧ローラ29は、芯金とその周りに被覆されたシリコーンゴムや発泡体等から成る弾性体とによって構成されている。
クリーニングウェブ26は、織布、不織布などによって構成される。本実施形態では、クリーニングウェブ26は、高耐熱性のアラミド繊維等から成る不織布で構成されている。クリーニングウェブ26の製造方法としては、例えば、溶融押出紡糸法が挙げられる。
図3は、クリーニングウェブ26の構成を模式的に表した拡大断面図である。
図3に示すように、クリーニングウェブ26には、VOC(揮発性有機化合物)とUFP(サブミクロン(0.1μm)以下の超微粒子)の少なくとも一方を捕捉する捕捉材としての繊維30及び微粒子31と、VOCを分解する触媒32とが含まれている。図3に示す実施形態では、繊維30はクリーニングウェブ26の全体に分散するように交織され、微粒子31と触媒32もクリーニングウェブ26の全体に分散するように添加されている。繊維30や微粒子31は、例えば、多数の微細孔を有する活性炭などで構成される。活性炭はそのファンデルワールス力によってVOCやUFPを引き寄せ、表面の微細孔に保持することができる。また、触媒32は、例えば、酸化チタンの微粒子で構成される。
図2を参照して、クリーニング装置19の動作について説明する。
定着装置8によって定着処理を行う際、巻取軸28を図の時計回りに回転駆動させる。これにより、クリーニングウェブ26が巻取軸28側に引っ張られ、巻出軸27からクリーニングウェブ26が繰り出される。このようにして繰り出されたクリーニングウェブ26は、押圧ローラ29と定着ローラ17との間を通り、図の時計回りに回転する定着ローラ17の表面(周面)に摺接し、定着ローラ17の表面に付着したトナーを除去して当該定着ローラ17の表面を清掃する。そして、定着ローラ17と押圧ローラ29との間を通過したクリーニングウェブ26は、巻取軸28に巻き取られる。
また、図2に示すように、定着装置8内において、トナーや記録用紙、定着装置に使用されている部材等からVOCやUFPが発生しても、クリーニングウェブ26に含まれる繊維30や微粒子31によってVOCやUFPが捕捉される。さらに、本実施形態では、クリーニングウェブ26に触媒32を含ませているため、その触媒32によってVOCが分解される。また、本実施形態では、繰り出されたクリーニングウェブ26は、記録用紙Pの搬送経路Rの上方に配設されるので、定着前後で発生し浮上するVOCやUFPを効率良く捕捉することができる。なお、搬送経路R上で発生したVOCやUFPをより効果的に捕捉するには、図4に示すように、繰り出されたクリーニングウェブ26を、記録用紙Pの搬送経路Rの上方で極力長く延伸して配設することが望ましい。
また、本実施形態では、巻出軸27から全てのクリーニングウェブ26が繰り出された場合は、新品のクリーニングウェブ26と交換することができるようになっている。さらに、本実施形態では、クリーニングウェブ26の消費が完了してから、新品のクリーニングウェブ26がセットされるまでの間、画像形成装置を強制的に停止させておく機能を設けているので、クリーニングウェブ26の交換作業を確実に行うことができ、交換し忘れの状態で画像形成装置を駆動させることがない。これにより、新品のクリーニングウェブ26がセットされておらず、VOCやUFPの捕捉ができない状態で、画像形成装置を駆動させるのを防止できるので、信頼性が向上する。
また、使用されているトナーの成分等により発生するVOCやUFPの種類が予め特定することができれば、図5に示すように、さらに、クリーニングウェブ26に、特定のVOCや特定のUFPの捕捉に特化した成分を配合した微粒子や超微粒子33を添加することが望ましい。これにより、より効果的にVOCやUFPの捕捉を行うことが可能となる。
図6に示すのは、クリーニングウェブ26の他の実施形態の構成を模式的に表した拡大断面図である。以下、図6に基づいて、このクリーニングウェブ26の構成を説明する。なお、図6では、クリーニングウェブ26の図の下面26aを、定着ローラに接触する面として説明する。
この実施形態に係るクリーニングウェブ26は、上面26b側と下面26a側とでそれぞれ異なる層で構成された2層構造となっている。具体的には、クリーニングウェブ26の下面26a側にクリーニング層34が配設され、上面26b側に捕捉材層35が配設されている。捕捉材層35は、上記捕捉材30,31,33や上記触媒32を含ませた織布又は不織布で構成されている。一方、クリーニング層34は、上記捕捉材30,31,33や上記触媒32を含ませていない織布又は不織布で構成されている。すなわち、クリーニングウェブ26の定着ローラに接触する下面26a側には、捕捉材や触媒を含ませておらず、定着ローラと接触する下面26aと反対の上面26b側にのみ、捕捉材や触媒を含ませている。なお、このような2層構造で構成される繊維体は、例えば、溶融押出紡糸法によってウェブを重畳させることによって製造することが可能である(例えば特許第2598114号を参照)。
図6に示すクリーニングウェブ26を上記と同様に巻出軸から繰り出して使用した場合は、クリーニングウェブ26のクリーニング層34が定着ローラに接触することにより、クリーニング層34によって定着ローラの表面に付着したトナーや紙粉等を除去することができる。また、繰り出されたクリーニングウェブ26の捕捉材層35によって、定着装置内で発生したVOCやUFPを捕捉又は分解することが可能である。しかも、この場合、捕捉材層35は定着ローラの表面に接触することはないので、捕捉材層35が定着ローラに付着した異物で汚されることがない。このため、捕捉材層35のVOCやUFPの捕捉機能や分解機能を良好に維持することができ、VOCやUFPを確実に捕捉又は分解することが可能である。また、クリーニング層34には、捕捉材30,31,33や触媒32を含ませないことにより、クリーニング層34を清掃に適した材料だけで構成することができ、クリーニング性も良好に発揮することが可能となる。
図7に、クリーニングウェブ26のさらに別の実施形態を示す。
図7に示すように、VOCやUFPを捕捉する繊維30及び微粒子31、VOCを分解する触媒32、特定のVOCやUFPを捕捉する微粒子又は超微粒子33を、それぞれ、クリーニングウェブ26の異なる部分に含ませている。このように構成することで、同時に含ませることが困難な捕捉材や触媒であってもクリーニングウェブ26に含ませることが可能である。また、捕捉材同士、又は捕捉材と触媒との間の干渉を回避することができ、それぞれの機能を十分に発揮させることも可能となる。また、各捕捉材30,31,33や触媒32をクリーニングウェブ26に部分的に含ませた場合は、使用する捕捉材や触媒の量を少なくすることができ製造コストを低減することができるメリットもある。なお、図7に示す実施形態では、各捕捉材30,31,33や触媒32を含ませた領域を、クリーニングウェブ26の長手方向に区分けしているが、図8に示すように、各捕捉材31,33や触媒32を含ませる領域を、平面的に分散させてもよい。
図9は、本発明の第2実施形態に係る定着装置8の概略構成図である。
図9に示すように、この実施形態では、定着ローラ17と押圧ローラ29との間を通過したクリーニングウェブ26は、中間ローラ36によって折り返された後、巻取軸28で巻き取られるようになっている。これにより、クリーニングウェブ26は、中間ローラ36で折り返される前後でその上面と下面が入れ替わっている。本実施形態に係るクリーニングウェブ26は、図6に示すクリーニングウェブ26と同様に、定着ローラと接触する面側にクリーニング層34が配設され、それと反対の面側には捕捉材層35が配設されている。すなわち、図9において、クリーニングウェブ26の中間ローラ36で折り返される前は、下面がクリーニング層34、上面が捕捉材層35となっているが、中間ローラ36で折り返された後は、上下反転するため、下面が捕捉材層35、上面がクリーニング層34となる。このように、本実施形態では、クリーニングウェブ26と中間ローラ36によって折り返すことにより、捕捉材や触媒を含ませた捕捉材層35を、記録用紙Pの搬送経路Rの上方で、かつその搬送経路Rと対向するように配設することができる。これにより、その搬送経路Rと対向する捕捉材層35において、VOCやUFPを効率良く捕捉又は分解することが可能となる。なお、その他の構成は、上記本発明の第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
図10は、本発明の第3実施形態に係る定着装置8の概略構成図である。
図10に示す第3実施形態に係る定着装置8は、上記図9に示す第2実施形態の定着装置8に、さらに気流発生手段としての送風ファン37を設けたものである。この実施形態では、送風ファン37を定着ローラ17の下流側の搬送経路Rの下方に配設しているが、定着ローラ17の上流側の搬送経路Rの下方にも送風ファン37を配設してもよい。図10に示す実施形態において、送風ファン37を駆動させると、搬送経路Rからクリーニングウェブ26に向かって気流を発生させることができるため、特に定着ローラ17の下流側の搬送経路R上で発生したVOCやUFPをクリーニングウェブ26の上記捕捉材層35によって確実に捕捉又は分解することができる。さらに、送風ファン37からの送風によってクリーニングウェブ26を冷却することができるので、温度上昇に伴うクリーニングウェブ26からのVOCやUFPの放出を抑制することができ、より信頼性の高い画像形成装置を提供することができる。
図11は、本発明の第4実施形態に係る定着装置8の概略構成図である。
図11に示す第4実施形態に係る定着装置8は、図10に示す第3実施形態に係る定着装置8において、クリーニングウェブ26の配設の仕方を異ならせたものである。それ以外の部分は第3実施形態の構成と同様である。具体的には、図11に示すように、定着ローラ17の下流側の搬送経路Rの上方において、中間ローラ36を複数配設し、各中間ローラ36にクリーニングウェブ26を蛇行状に掛け渡して配設している。このようにクリーニングウェブ26を蛇行状に配設することで、搬送経路Rの上方におけるクリーニングウェブ26の配設経路が長くなり、搬送経路R上で展開するクリーニングウェブ26の面積を拡大させることができる。これにより、クリーニングウェブ26に含ませた捕捉材や触媒によってより多くのVOCやUFPを捕捉又は分解することができ、さらなるVOCやUFPの低減効果を期待できる。また、本実施形態において、定着ローラ17の下流側だけでなく、定着ローラ17の上流側の搬送経路Rの上方においても、クリーニングウェブ26を蛇行状に配設してよい。
ところで、定着装置8内で発生するVOCやUFPは、画像の形成量に対応して変化する。具体的には、カラー画像を形成する場合や、画像比率の高い画像を形成する場合は、記録用紙に担持されるトナー量も多くなるため、トナー等から発生するVOCやUFPの量も多くなる傾向にある。また、連続印刷枚数が多くなることによっても、発生するVOCやUFPの量が多くなる。そのため、発生するVOCやUFPの量に対応してクリーニングウェブ26がそれらを捕獲又は分解できるように、クリーニングウェブ26の巻取速度(又は単位時間当たりのクリーニングウェブ26の巻取量)を、画像形成の種類(画像比率や、カラー画像であるかモノクロ画像であるかなど)と、画像形成を行う時間(連続印刷枚数など)の少なくとも一方に基づいて変更可能に構成することが好ましい。この場合の定着装置の動作のフローチャートを図12に示す。
図12において、定着動作が開始された場合(STEP1)、上記クリーニング装置19によって定着ローラのクリーニング動作を行う(STEP2)。次に、図示しない制御手段などによって、形成される画像がカラー画像であるか、あるいは、形成される画像の画像比率が予め設定した閾値以上であるかを判断する(STEP3)。その結果、カラー画像であると判断された場合や、画像比率が閾値以上であると判断された場合は、クリーニングウェブ26の巻取速度を所定の速度まで速くしてクリーニング動作を行う(STEP4)。一方、カラー画像でない(モノクロ画像である)と判断された場合や、画像比率が閾値未満であると判断された場合は、上記巻取速度を速くせずにクリーニング動作を行う。その後、定着動作が終了したら(STEP5)、クリーニング動作を終了する(STEP6)。
このように、クリーニングウェブ26の巻取速度を、画像形成の種類と、画像形成を行う時間の、少なくとも一方に基づいて変更可能に構成することにより、VOCやUFPの発生量が多い場合に、クリーニングウェブ26の巻取速度を速くして、VOCやUFPの捕捉効果又は分解効果を向上させることができる。これにより、VOCやUFPを確実に捕捉又は分解することができ、信頼性が向上する。また、VOC等の発生量が多い場合は、記録用紙に担持されるトナー量が多い場合であるので、定着ローラの表面の汚れも多くなる。従って、この場合、クリーニングウェブ26の巻取速度を速くすることによって、定着ローラのクリーニング性も向上する。
図13は、本発明に係る定着装置の他の制御方法に基づく動作のフローチャートである。
この場合は、クリーニングウェブ26の巻取速度を、装置内の温度に基づいて変更可能に構成している。具体的には、図13のSTEP3において、機内温度が予め設定した閾値以上であるか否かを判断し、機内温度が閾値以上であると判断された場合は、クリーニングウェブ26の巻取速度を速くしてクリーニング動作を行う(STEP4)。一方、機内温度が閾値未満であると判断された場合は、クリーニングウェブ26の巻取速度を速くせずにクリーニング動作を行うように制御している。また、図13に示すそれ以外の動作については、図12と同様であるので説明を省略する。
このように、クリーニングウェブ26の巻取速度を、装置内の温度に基づいて変更可能に構成することによって、温度が高くVOCやUFPの発生量が多い場合に、クリーニングウェブ26の巻取速度を速くして、VOCやUFPの捕捉効果又は分解効果を向上させることができる。これにより、VOCを確実に捕捉又は分解することができる。また、クリーニングウェブ26の巻取速度を速くすることにより、温度上昇に伴うクリーニングウェブ26からのVOCやUFPの放出を抑制することができ、信頼性が向上する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。また、本発明に係る定着装置は、図1に示す電子写真方式のカラー画像形成装置に限らず、インクジェット方式の画像形成装置、又はモノクロ画像形成装置、あるいはその他の複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等にも搭載することも可能である。
以上のように、本発明は、定着ローラに接触するクリーニングウェブに、VOCやUFPを捕捉する捕捉材やそれらを分解する触媒を含ませているので、定着ローラの清掃と同時にVOCやUFPの捕捉又は分解を行うことができる。また、本発明によれば、定着装置内で発生した瞬間のVOCやUFPを効果的に捕捉又は分解することができる。このため、VOCやUFPの除去効率が高まり、室内環境維持の面での信頼性が向上する。さらに、本発明によれば、簡素な構成でVOC等の除去を実現することができると共に、その除去能力の維持管理を行いやすいものとなるので、実用性に優れた定着装置又は画像形成装置を提供することが可能となる。
8 定着装置
26 クリーニングウェブ
27 巻出軸
28 巻取軸
30 繊維(捕捉材)
31 微粒子(捕捉材)
32 触媒
33 微粒子又は超微粒子(捕捉材)
34 クリーニング層
35 捕捉材層
37 送風ファン(気流発生手段)
P 記録用紙(記録媒体)
R 搬送経路
特開2008−46207号公報 特開2009−145729号公報

Claims (13)

  1. 記録媒体に画像を定着させるための定着部材の表面に、クリーニングウェブを接触させて前記定着部材を清掃するクリーニング装置を備えた定着装置において、
    前記クリーニングウェブに、揮発性有機化合物と超微粒子のうち少なくとも一方を捕捉する捕捉材を含ませたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記クリーニングウェブの前記定着部材に接触する面側に、前記捕捉部材を含まないクリーニング層を配設し、前記定着部材に接触する面と反対の面側に、前記捕捉材を含ませた捕捉材層を配設した請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記クリーニングウェブを、記録媒体の搬送経路の上方に配設した請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記捕捉材層を、記録媒体の搬送経路の上方に当該搬送経路と対向するように配設した請求項2に記載の定着装置。
  5. 記録媒体の搬送経路から前記クリーニングウェブに向かって気流を発生させる気流発生手段を設けた請求項1から4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記クリーニングウェブを、記録媒体の搬送経路の上方で蛇行状に配設した請求項1から5のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 前記クリーニングウェブが巻回された巻出軸と、前記クリーニングウェブを巻き取る巻取軸とを備え、前記巻出軸から繰り出されたクリーニングウェブを前記定着部材の表面に摺接させて当該定着部材の表面を清掃し、その清掃に使用したクリーニングウェブを前記巻取軸に巻き取るように構成した請求項1から6のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 前記巻取軸にてクリーニングウェブを巻き取る速度を、画像形成の種類と画像形成を行う時間の少なくとも一方に基づいて変更可能に構成した請求項7に記載の定着装置。
  9. 前記巻取軸にてクリーニングウェブを巻き取る速度を、装置内の温度に基づいて変更可能に構成した請求項7又は8に記載の定着装置。
  10. 捕捉できる揮発性有機化合物又は超微粒子の種類が異なる前記捕捉材を2種類以上、前記クリーニングウェブに含ませた請求項1から9のいずれか1項に記載の定着装置。
  11. 前記種類の異なる捕捉材を、それぞれ前記クリーニングウェブの異なる部分に含ませた請求項10に記載の定着装置。
  12. 前記捕捉材を前記クリーニングウェブに部分的に含ませた請求項1から11のいずれか1項に記載の定着装置。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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