JP5027007B2 - クリーニングブラシ、画像形成装置及びクリーニングブラシのブラシ製造方法 - Google Patents
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Description
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタ1は、図示しないコンピュータ等に接続されており、そのコンピュータ等から送られてくる画像情報に基づいてフルカラー画像を転写紙に転写・定着するものである。尚、プリンタ1は、図1の右側がオペレータが操作する正面側となっている。
感光体2は、プリンタ1の内部略中央に回転自在に設けられ、その回転軸はプリンタ1の正面側から幅方向に延びるように、即ち、図1の紙面奥行き方向に延びるように設けられている。また、感光体2の上部には、感光体2の表面を一様に帯電するための帯電ローラ10が設けられている。さらに、感光体2の側方には、感光体2の表面に残留したトナーや付着物を清掃するためのドラムクリーニング装置11が設けられている。
回転現像装置本体3は、感光体2に形成された静電潜像を各色のトナーによって現像するものであり、感光体2に隣接して、その回転中心が感光体2の回転中心と略同じ高さ位置になるように設けられている。また、回転現像装置本体3は、その全体が感光体2の回転中心軸線と平行な軸線回りに回転自在な円筒形状を呈し、図示しないモータやギアを含む駆動系によって回転される。さらに、回転現像装置本体3は、本実施の形態では4等分割されて4色(例えば、イエロー(Y)・マゼンダ(M)・シアン(C)・ブラック(K))のトナーに対応する4つの現像器12が設置可能となっている。
レーザユニット4は、外部のコンピュータ等から送られてきた画像情報に基づいて、感光体2を走査露光するものであり、感光体2の上方に配置されている。また、レーザユニット4の内部には、図示を略するレーザ光源、ポリゴンミラー、ポリゴンミラー駆動用モータ等の公知の構成を備えている。さらに、レーザユニット4のレーザ光路の前方には、反射ミラー15が設けられており、レーザユニット4から発射されたレーザ光は、この反射ミラー15によって屈曲されて感光体2の表面に照射されるようになっている。
トナーコンテナ5は、回転現像装置本体3の各現像器12に対応して補給用トナーを収容しているものであり交換可能となるようにプリンタ1に着脱可能に設置されている。また、トナーコンテナ5は、プリンタ1の一方の側面から他方の側面側に向って(図1の紙面奥行き方向に向って)にイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色の補給用トナーを収容した4つのトナーコンテナ5が独立して並列配置されている。
トナー補給部材6は、トナーコンテナ5に収容された各色のトナーを、対応する現像器12に供給するためのものであり、感光体2の上方において、レーザユニット4とトナーコンテナ5との間のスペースに配置されている。また、トナー補給部材6は、上下方向に移動可能にトナーコンテナ5と同数配置されており、図1の紙面奥行き方向にずれた位置で各現像器12内に臨むことで補給用トナーを現像器12に補給することができる。
中間転写ユニット7は、感光体2に形成された各色のトナー画像が無端状の中間転写ベルト16に順次一次転写されるものであり、感光体2及びトナーコンテナ5の下方に配置されている。この中間転写ベルト16は、離間して配置された駆動ローラ17及び従動ローラ18,19の間に掛け渡されている。また、中間転写ベルト16の感光体2と対向する部分は、一次転写ローラ20によって感光体2に当接するように構成されている。尚、従動ローラ18は、本実施の形態では中間転写ベルト16の緊張状態を維持するためのテンションローラの機能を具備している。また、中間転写ベルト16は、回転現像装置本体3の下方に配置されたクリーニング装置21によってクリーニングされる。
二次転写ローラ8は、中間転写ベルト16に転写された画像を、搬送されてきた転写紙に二次転写するためのものであり、駆動ローラ17の下方に対向配置されている。そして、この二次転写ローラ8には、図示しない電圧印加手段によって、転写紙に対して画像転写のためのバイアス電圧が印加されている。
定着装置9は、転写紙上に転写されたトナー(画像)を溶融定着するために転写紙の表裏から加熱・加圧するものであり、回転現像装置本体3の下方でプリンタ1の背面寄りに配置されている。この定着装置9は、ハロゲンヒータ等の熱源22の発熱によって加熱する定着ローラ23と、定着ローラ23に圧接する加圧ローラ24とを備えている。
プリンタ1の底部には、図示を略する転写紙を収納する給紙カセット25が設けられている。そして、この給紙カセット25に収納された転写紙は給紙部26から取り出されて排出口27に至る搬送経路28へと搬送され、その搬送過程にて上述した画像転写・定着処理が施される。尚、給紙カセット25は、転写紙の交換や補給等のためにプリンタ1の正面側から引き出し可能とされている。
上記の構成において、プリンタ1に電源が投入されると、各種パラメータが初期化され、定着装置9の温度設定を行うなどの初期設定が実行される。そして、このプリンタ1に接続されたコンピュータ等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
以下、本発明のクリーニング装置21の具体例を説明する。
(A)≦(B)
とするのが好ましく、
(A)>(B)
とした場合には、クリーニングブラシ34のブラシ繊維間に残トナーが溜まり易くなる。
以下、具体的なクリーニングブラシ34の構成を説明する。
ここで、ブラシ繊維先端部の尖った部分で特異的に放電を発生し易くするために、ブラシ繊維先端部に酸化チタンを吸着させる方法としては、例えば、酸化チタンをクリーニングブラシ34に供給しながら、対向電極として回収ローラ35に高バイアスを印加することで、電極ローラ(回収ローラ35)とクリーニングブラシ34のブラシ繊維先端部との間で微小放電を発生させ、この時に発生する放電生成物をクリーニングブラシ34のブラシ繊維先端部に吸着させる。この方法によれば、ブラシ繊維先端部の尖った部分は特異的に放電しやすいため、比較的簡単かつ効率良く酸化チタンを吸着させることができる。
尚、上述したエージング方法1の他、例えば、図4に示すように、クリーニングブラシ34のブラシ繊維先端部に酸化チタンを付着させた状態で、高温のヒートパイプ40の内周面にクリーニングブラシ34のブラシ繊維先端部付近を内接させつつ、クリーニングブラシ34を回転させることでクリーニングブラシ34のブラシ繊維先端部に酸化チタンを吸着させることも可能である。
尚、上述した何れのエージング方法においても、クリーニングブラシ34のブラシ繊維先端部付近に酸化チタンを吸着させ易くするために、クリーニングブラシ34のブラシ繊維先端部付近に、予めステアリン酸化合物(例えば、ステアリン酸亜鉛)を微量に塗布しておいても良い。
図5乃至図7は、エージング処理前後のクリーニングブラシ34のブラシ繊維先端部の状態を示し、図5はエージング処理前のブラシ繊維先端部の状態を示し、図6はエージング処理後のブラシ繊維先端部の状態を示し、図7はエージング処理後のブラシ繊維先端部をさらに拡大した状態を示す。
このようなエージング処理後のクリーニングブラシ34及びエージング処理を行わないクリーニングブラシ34をそれぞれ実機搭載し、連続印字10000イメージ後の中間転写ベルト16表面を、色彩色差計(ミノルタ(株)製CR−241)を用いて測定し、中間転写ベルト16表面の最大色差を評価した。
ブラシ材質:6−ナイロン(導電繊維)
クリーニングブラシ34径:14mm
フィラメント密度:18,600フィラメント/cm2
フィラメント太さ:6デニール
としたクリーニングブラシ34を、
中間転写ベルト16:導電性PVDF、膜厚150μm
体積抵抗:1E+9Ω・cm
表面抵抗:1E+10Ω/□
印字モード:カラー連続印字10枚、トータル2500枚×4回印字(10000イメージ=クリーニング回数)
印字サンプル:カバーレッジ20%(各色カバーレッジ5%)
システム速度:160mm/sec
で画像形成処理を実行した結果、中間転写ベルト16の表面の最大色差は、△E=3.16であり、可の評価を得ることができた。
ブラシ材質:6−ナイロン(導電繊維)
クリーニングブラシ34径:14mm
フィラメント密度:18,600フィラメント/cm2
フィラメント太さ:6デニール
ブラシ回転数:218rpm
としたクリーニングブラシ34を、
中間転写ベルト16:導電性PVDF、膜厚150μm
中間転写ベルト線速:160mm/sec
体積抵抗:1E+9Ω・cm
表面抵抗:1E+10Ω/□
印字モード:カラー連続印字10枚、トータル2500枚印字(10000イメージ)
印字サンプル:カバーレッジ20%(各色カバーレッジ5%)
システム速度:160mm/sec
で画像形成処理を実行した結果、中間転写ベルト16の表面の最大色差は、△E=6.3であり、不可の評価となった。
21…クリーニング装置
34…クリーニングブラシ
35…回収ローラ
Claims (5)
- 無機酸化物微粒子をクリーニングブラシに供給しながら対向電極にバイアスを印加することで、対向電極とクリーニングブラシのブラシ繊維先端部との間で微小放電を発生させると共に、この時に発生する放電生成物を前記クリーニングブラシのブラシ繊維先端部に吸着させることを特徴とするクリーニングブラシのブラシ製造方法。
- クリーニングブラシのブラシ繊維先端部に無機酸化物微粒子を付着させた状態で、高温のヒートパイプの内周面に前記クリーニングブラシのブラシ繊維先端部付近を内接させつつ、前記クリーニングブラシを回転させることによって前記クリーニングブラシのブラシ繊維先端部に無機酸化物微粒子を溶融・吸着させることを特徴とするクリーニングブラシのブラシ製造方法。
- 前記クリーニングブラシのブラシ繊維先端部付近に、予めステアリン酸化合物を塗布していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のクリーニングブラシのブラシ製造方法。
- 請求項1〜3のいずれか1の請求項に記載のブラシ製造方法によって製造されることを特徴とするクリーニングブラシ。
- 請求項4に記載のクリーニングブラシを備えていることを特徴とする画像形成装置。
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RU2697662C1 (ru) * | 2019-01-09 | 2019-08-16 | Акционерное общество "Научно-исследовательский институт Приборостроения имени В.В. Тихомирова" | Способ измерения угловых координат целей радиолокационной станцией с цифровой антенной решеткой |
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