JP2011112684A - 定着制御装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トライアックを含む、定着制御装置を構成する部品の破損を正確に検出すること。
【解決手段】フォトカプラ81が出力するトライアック制御信号S3がOFF状態であるときに、ゼロクロス信号S4がON状態であるとき、演算回路87はトライアック82の異常発生を示す判定信号S5を出力する。また、トライアック制御信号S3がON状態であるときに、ゼロクロス信号S4がOFF状態であるときも同様に、演算回路87はトライアック82の異常発生を示す判定信号S5を出力する。異常判断部712は、異常発生を示す判定信号S5を受けて、トライアック82に異常が発生していることを判断し、リレー83に対して遮断信号S6を出力する。この遮断信号S6によって、リレー83は定着ヒータ84からトライアック82に供給される交流電圧を遮断する。
【選択図】図3

Description

本発明は、交流電源から定着ヒータに断続的に電力を供給し、定着ローラの温度を制御する定着制御装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、コピー機等の画像形成装置は、用紙上に転写されたトナーをその用紙に定着させて画像を形成する定着装置を備え、このような定着装置の温度制御を行う定着制御装置では、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)が、定着ローラの温度を検出する温度センサから入力される温度信号に基づき、トライアックに対して定着ヒータへの電力を供給及び停止させる構成になっている。しかし、CPUでのソフトウェアの暴走、温度センサの故障、トライアックの故障等に起因して定着ローラが異常に高温になり、定着ローラの損傷が発生するという問題があった。
上記課題に対して種々の装置、方法が提案されている。例えば、特許文献1には、ゼロクロス信号を用いてウォッチドッグ回路を構成し、CPUの異常が検出されたら定着ヒータのオフ状態を維持する温度制御装置について記載されている。また、特許文献2には、特許文献1に記載の方法に加え、温度センサと抵抗から生成される分圧値から強制的にトライアックをオフにする画像形成装置について記載されている。更に特許文献3〜5には、温度異常監視回路により定着ヒータの異常加熱が確認されたとき、強制的にリレーをオフすることで定着ヒータへの通電を停止させる装置について記載されている。
特開2009−042594号公報 特開2009−128406号公報 特開平10−307514号公報 特開2002−222017号公報 特開2008−170656号公報
特許文献1〜5に記載されている装置の場合、トライアックの一次側にゼロクロス生成回路を設け、トライアックのオン/オフ関係なしにそのゼロクロス生成回路から出力されるゼロクロス信号を用いて異常が発生したか否かを判断している。従って、ゼロクロス信号からトライアックが正常に動作しているか否かを正しく判断できず、トライアックの異常検出には不適切であった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、トライアックを含む、定着制御装置を構成する部品の破損を正確に検出する定着制御装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に記載の発明の定着制御装置は、負荷に交流電圧を供給する交流電源と、前記負荷と前記交流電源の間に介在し、前記負荷と前記交流電源間の通電/遮断を行う第1スイッチング手段と、前記第1スイッチング手段が行う通電/遮断動作を制御する制御信号を出力する制御手段と、前記制御手段と前記第1スイッチング手段の間に介在し、前記制御手段と前記第1スイッチング手段間の通電/遮断を行う第2スイッチング手段と、前記第1スイッチング手段が出力した交流電圧からゼロクロス信号を生成する信号生成手段と、前記信号生成手段が出力したゼロクロス信号と、前記第2スイッチング手段が出力した制御信号に基づいて、前記第1スイッチング手段が正常に動作しているか否かを判断する判断手段と、を備えたものである。
従来、第1スイッチング手段の入力側に信号生成手段を設けていたため、ゼロクロス信号は第1スイッチング手段のオン/オフ関係なしに出力されていた。つまり、このゼロクロス信号からは第1スイッチング手段が正常に動作しているか否かは判断できず、第1スイッチング手段の異常検出には不適切であった。
そこで、上記構成のように、第1スイッチング手段の出力側に信号生成手段を設けることにより、ゼロクロス信号は第1スイッチング手段のオン/オフに連動して出力されるはずである。つまり、このゼロクロス信号と第1スイッチング手段の通電/遮断を指示する制御信号を比較することにより、判断手段は第1スイッチング手段が正常に動作しているか否かを正確に判断することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の定着制御装置であって、前記判断手段は、更に前記制御手段が出力した制御信号を取り込むものであり、当該制御手段が出力した制御信号と前記ゼロクロス信号に基づいて前記第1スイッチング手段が正常に動作しているか否かを判断し、前記制御手段が出力した制御信号と前記第2スイッチング手段が出力した制御信号に基づいて前記第2スイッチング手段が正常に動作しているか否かを判断するものである。
この構成によれば、判断手段は、制御手段が出力した制御信号を取り込んでこの制御信号とゼロクロス信号を比較するため、第1スイッチング手段が正常に動作しているか否かを正確に判断することができる。更に判断手段は、制御手段が出力した制御信号と第2スイッチング手段が出力した制御信号も比較するため、第1スイッチング手段、第2スイッチング手段の何れに異常が発生したかの破損箇所を特定することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の定着制御装置であって、前記負荷と前記第1スイッチング手段の間に介在し、前記負荷と前記第1スイッチング手段間の通電/遮断を行う第3スイッチング手段を更に備え、前記判断手段は、前記第1スイッチング手段が正常に動作していないと判断したとき、前記第3スイッチング手段に対して遮断信号を出力するものであり、前記第3スイッチング手段は当該遮断信号に従って前記負荷と前記第1スイッチング手段間を遮断するものである。
この構成によれば、判断手段が第1スイッチング手段が正常に動作していないと判断したときに出力する遮断信号に従って前記第3スイッチング手段が前記負荷と前記第1スイッチング手段間を遮断するため、負荷の異常加熱を防止することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の定着制御装置であって、前記負荷と前記第1スイッチング手段の間に介在し、前記負荷と前記第1スイッチング手段間の通電/遮断を行う第3スイッチング手段を更に備え、前記判断手段は、前記第1スイッチング手段又は前記第2スイッチング手段が正常に動作していないと判断したとき、前記第3スイッチング手段に対して遮断信号を出力するものであり、前記第3スイッチング手段は当該遮断信号に従って前記負荷と前記第1スイッチング手段間を遮断するものである。
この構成によれば、判断手段が第1スイッチング手段又は第2スイッチング手段が正常に動作していないと判断したときに出力する遮断信号に従って前記第3スイッチング手段が前記負荷と前記第1スイッチング手段間を遮断するため、負荷の異常加熱を防止することができる。
請求項5に記載の発明の画像形成装置は、定着ローラ及び当該定着ローラを加熱する定着ヒータを有し、用紙上に形成したトナーを当該用紙に定着させて画像を形成する画像形成手段と、請求項1〜4の何れか一項に記載の定着制御装置と、を備え、前記定着制御装置は、前記負荷としての前記定着ヒータに前記交流電源から断続的に交流電圧を供給し、前記定着ローラの温度を制御するものである。
この構成によれば、請求項1〜4に記載の効果を奏する。
この発明によれば、第1スイッチング手段の出力側に信号生成手段を設けることにより、ゼロクロス信号は第1スイッチング手段のオン/オフに連動して出力されるはずである。つまり、このゼロクロス信号と第1スイッチング手段の通電/遮断を指示する制御信号を比較することにより、判断手段は第1スイッチング手段が正常に動作しているか否かを正確に判断することができる。
画像形成装置の内部構成を概略的に示す側面図。 画像形成装置の電気的構成を示すブロック図。 第1の実施の形態における定着制御装置の電気的構成を示すブロック図。 第1の実施の形態における異常判定処理の流れを示したフローチャート。 第2の実施の形態における定着制御装置の電気的構成を示すブロック図。 第2の実施の形態における異常判定処理の流れを示したフローチャート。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の内部構成を概略的に示す側面図である。画像形成装置1は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能等の機能を兼ね備えたものであり、本体部2と、本体部2の左方に配設されたスタックトレイ3と、本体部2の上部に配設された原稿読取部4と、原稿読取部4の上方に配設された原稿搬送部5とを有している。
画像形成装置1のフロント部には、入力操作部6が設けられている。この入力操作部6には、ユーザが印刷実行指示を入力するためのスタートキー7と、印刷部数等を入力するためのテンキー8と、各種複写動作の操作ガイド情報等を表示し、これら各種設定入力用にタッチパネル機能を有する液晶ディスプレイ等からなる表示部9と、表示部9で設定された設定内容等をリセットするリセットキー10と、実行中の動作を停止させるためのストップキー11と、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及び送信機能を切り換えるための機能切換キー12とが備えられている。
原稿読取部4は、CCD(Charge Coupled Device)センサ及び露光ランプ等からなるスキャナ部13と、ガラス等の透明部材により構成された原稿台14及び原稿読取スリット15とを備える。スキャナ部13は、図略の駆動部によって移動可能に構成され、原稿台14に載置された原稿を読み取るときは、原稿台14に対向する位置で原稿面に沿って移動され、原稿画像を走査しつつ取得した画像データを後述する制御部へ出力する。また、原稿搬送部5により給送された原稿を読み取るときは、原稿読取スリット15と対向する位置に移動され、原稿読取スリット15を介して原稿搬送部5による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得し、その画像データを制御部へ出力する。
原稿搬送部5は、原稿を載置するための原稿載置部16と、画像読み取り済みの原稿を排出するための原稿排出部17と、原稿載置部16に載置された原稿を1枚ずつ繰り出して原稿読取スリット15に対向する位置へ搬送し、原稿排出部17へ排出するための給紙ローラや搬送ローラ(図示せず)等からなる原稿搬送機構18を備える。
また、原稿搬送部5は、その前面側が上方に移動可能となるように本体部2に対して回動自在に設けられている。原稿搬送部5の前面側を上方に移動させて原稿台14上面を開放することにより、原稿台14の上面に読み取り原稿、例えば見開き状態にされた書籍等を載置できるようになっている。
本体部2は、複数の給紙カセット19と、給紙カセット19から用紙を1枚ずつ繰り出して画像形成部21へ搬送する給紙ローラ20と、給紙カセット19から搬送されてきた用紙に画像を形成する画像形成部21とを備える。
画像形成部21は、スキャナ部13で取得された画像データに基づきレーザ光等を出力して感光体ドラム22を露光し、感光体ドラム22の表面に静電潜像を形成する光学ユニット23と、静電潜像が形成された感光体ドラム22の表面にトナーを付着することによりトナー像を形成する現像部24と、感光体ドラム22上のトナー像を用紙に転写する転写部25と、トナー像が転写された用紙を加熱してトナー像を用紙に定着させる定着ローラ26及び加圧ローラ27を備えた定着装置28と、画像形成部21内の用紙搬送路中に設けられ、用紙をスタックトレイ3又は排出トレイ29まで搬送する搬送ローラ対30及び31等を備える。
更に、定着装置28は、定着ローラ26の温度を測定する温度センサ41を有する。この温度センサ41は、測定温度を後述する制御部へ出力する。そして制御部は、この測定温度に応じて定着ローラ26が所定の温度を維持するように温度制御を行う。
また、用紙の両面に画像を形成する場合は、画像形成部21で用紙の一方の面に画像を形成した後、この用紙を排出トレイ29側の搬送ローラ対30にニップされた状態とする。この状態で搬送ローラ対30を反転させて用紙をスイッチバックさせ、用紙を用紙搬送路32に送って画像形成部21の上流域に再度搬送し、画像形成部21により他方の面に画像を形成した後、用紙をスタックトレイ3又は排出トレイ29に排出する。
図2は、画像形成装置1の電気的構成を示すブロック図である。画像形成装置1は、制御部71、記憶部72、原稿搬送部5、スキャナ部13、画像メモリ73、画像処理部74、画像形成部21、入力操作部6及びネットワークI/F部75を備えて構成されている。尚、図1を用いて説明した構成要素と同じものには同符号を付して、説明を省略する。
記憶部72は、画像形成装置1の備える種々の機能を実現するためのプログラムやデータ等を記憶する。画像メモリ73は、スキャナ部13が取得した画像データやネットワークI/F部75を介して外部装置から送信された画像データを一時的に記憶する。画像処理部74は、画像メモリ73に記憶されている画像データに対して画像補正や拡大・縮小等の画像処理を施す。
画像形成部21は、スキャナ部13で取得された画像データに基づいて用紙に画像を形成するものであり、定着装置28の定着ローラ26の温度を制御する定着制御装置76を有する。この定着制御装置76については後ほど詳しく説明する。
ネットワークI/F部75は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して外部装置と通信を行う通信インターフェイス回路である。
制御部71は、CPU等によって構成され、記憶部72に記憶されたプログラムを読み出して処理を実行し、各機能部への指示信号の出力、データ転送等を行って画像形成装置1を統括的に制御するものであり、温度制御部711及び異常判断部712を有する。
温度制御部711は、温度センサ41から出力された定着ローラ26の測定温度に基づいて、定着ローラ26が所定の温度を維持するように温度制御を行うべく、定着制御装置76に制御信号を出力する。異常判断部712は、定着制御装置76から出力される信号に基づいて、定着制御装置76を構成する部品が正常に動作しているか否かを判断し、正常に動作していないと判断したときは、定着ローラ26の加熱を停止するための指示信号を定着制御装置76に対して出力する。
図3は、本実施の形態における定着制御装置76の電気的構成を示したブロック図である。定着制御装置76は、フォトカプラ81、トライアック82、リレー83、定着ヒータ84、交流電源85、ゼロクロス発生回路86及び演算回路87を備えて構成される。また、図に示すように、トライアック82、リレー83及び定着ヒータ84は、交流電源85と直列に接続されている。
制御部71の温度制御部711は、温度センサ41から出力された測定温度S1に基づいて定着ローラ26の温度を制御するべく、トライアック82に対するトライアック制御信号S2を出力する。このトライアック制御信号S2はフォトカプラ81を介してトライアック制御信号S3としてトライアック82のゲート端子に入る。トライアック82はトライアック制御信号S3に基づいてオン/オフし、これにより、定着ヒータ84と交流電源85間が通電/遮断されて定着ローラ84の温度調整が行われる。
ゼロクロス発生回路86は、トライアック82から出力される交流電圧(トライアック82のT2側の交流電圧)を取り込んで、この交流電圧のゼロクロス点において、所定幅のパルス信号であるゼロクロス信号S4を生成し、演算回路87に出力する。
演算回路87は、ゼロクロス発生回路86からゼロクロス信号S4及びフォトカプラ81からトライアック制御信号S3を取り込んでトライアック82の動作結果を判定信号S5として異常判断部712へ出力する。異常判断部712は、判定信号S5に基づいてトライアック82の異常を判断した場合、リレー83に対して遮断信号S6を出力し、交流電源85からトライアック82に供給される交流電圧を遮断させる。
尚、本実施の形態における制御部71と演算回路87は判断手段に相当するものであるが、演算回路87は無くして、制御部71がゼロクロス信号S4及びトライアック制御信号S3を直接取り込んで、この2つの信号を比較することによってトライアック82の異常を判断するようにしてもよい。
リレー83は、定着ヒータ84とトライアック82の間に配設され、異常判断部712から出力される遮断信号S6に従って定着ヒータ84とトライアック82間を通電/遮断する。
更に、異常判断部712は、演算回路87からの判定信号S5によってトライアック82の異常を判断した場合、定着制御装置76に異常が発生した旨を示すメッセージを表示部9に表示させたり、警告音を発生させたりするなど、ユーザに対して異常発生を報知する。
図4は、本実施の形態における異常判定処理の流れを示したフローチャートである。フォトカプラ81が出力するトライアック制御信号S3がOFF状態であるときに(ステップS11;OFF)、ゼロクロス信号S4がON状態であるとき(ステップS12;ON)、演算回路87はトライアック82の異常発生を示す判定信号S5を出力する。また、トライアック制御信号S3がON状態であるときに(ステップS11;ON)、ゼロクロス信号S4がOFF状態であるときも同様に(ステップS13;OFF)、演算回路87はトライアック82の異常発生を示す判定信号S5を出力する。
異常判断部712は、異常発生を示す判定信号S5を受けて、トライアック82に異常が発生していることを判断し(ステップS14)、リレー83に対して遮断信号S6を出力する(ステップS15)。この遮断信号S6によって、リレー83は定着ヒータ84からトライアック82に供給される交流電圧を遮断する。更に、異常判断部712は、定着制御装置76の異常発生を示すメッセージを表示部9に表示させたり、警告音を発生させたりするなど、ユーザに対して異常発生を報知し(ステップS16)、処理を終了する。
一方、トライアック制御信号S3がOFF状態であるとき(ステップS11;OFF)、ゼロクロス信号S4もOFF状態であるとき(ステップS12;OFF)、又はトライアック制御信号S3がON状態であるとき(ステップS11;ON)、ゼロクロス信号S4もON状態であるとき(ステップS13;ON)、演算回路87はトライアック82の正常動作を示す判定信号S5を出力し、制御部71はステップS11へ処理を移行する。
従来、トライアックのT1側にゼロクロス発生回路を設けていたため、ゼロクロス発生回路から出力されるゼロクロス信号はトライアックのオン/オフ関係なしに出力されていた。つまり、このゼロクロス信号からはトライアックが正常に動作しているか否かを正しく判断できず、トライアックの異常検出には不適切であった。
そこで、本実施の形態で説明したように、トライアック82のT2側にゼロクロス発生回路86を設けることにより、ゼロクロス信号はトライアック82のオン/オフに連動して出力されるはずである。つまり、演算回路87がゼロクロス信号とトライアック制御信号S3を比較して判定信号S5を出力することにより、異常判断部712はこの判定信号S5を用いてトライアック82が正常に動作しているか否かを正確に判断することができる。
〔第2の実施の形態〕
第1の実施の形態では、フォトカプラ81が出力したトライアック制御信号S3とゼロクロス信号S4に基づいて演算回路87がトライアック82の正常/異常を示す判定信号S5を出力し、この判定信号S5を用いて異常判断部712がトライアック82の正常/異常を判断する場合について説明した。第2の実施の形態では、トライアック制御信号S3及びゼロクロス信号S4に加え、温度制御部711が出力したトライアック制御信号S2を用いて演算回路87がトライアック82及びフォトカプラ81の正常/異常を示す判定信号S5を出力し、この判定信号S5を用いて異常判断部712がトライアック82及びフォトカプラ81の正常/異常を判断する場合について説明する。尚、第2の実施の形態における画像形成装置1の内部構成及び電気的構成は図1及び2で示したものと同じであるため説明を省略する。
図5は、本実施の形態における定着制御装置76の電気的構成を示したブロック図である。以下、図3で示した第1の実施の形態における定着制御装置76と異なる部分のみ説明する。
演算回路87は、温度制御部711からトライアック制御信号S2を、フォトカプラ81からトライアック制御信号S3を、ゼロクロス発生回路86からゼロクロス信号S4を取り込む。そして、演算回路87は、トライアック制御信号S2とトライアック制御信号S3を比較して、フォトカプラ81の動作結果を判定信号S5として異常判断部712へ出力する。更に、トライアック制御信号S2とゼロクロス信号S4を比較して、トライアック82の動作結果を判定信号S5として異常判断部712へ出力する。
異常判断部712は、判定信号S5に基づいてフォトカプラ81又はトライアック82の異常を判断した場合、リレー83に対して遮断信号S6を出力し、交流電源85からトライアック82に供給される交流電圧を遮断させる。
図6は、本実施の形態における異常判定処理の流れを示したフローチャートである。温度制御部711が出力するトライアック制御信号S2がOFF状態であるときに(ステップS21;OFF)、トライアック制御信号S3がON状態であるとき(ステップS22;ON)、演算回路87はフォトカプラ81の異常発生を示す判定信号S5を出力する。また、トライアック制御信号S2がON状態であるときに(ステップS21;ON)、トライアック制御信号S3がOFF状態であるときも同様に(ステップS23;OFF)、演算回路87はフォトカプラ81の異常発生を示す判定信号S5を出力する。
異常判断部712は、フォトカプラ81の異常発生を示す判定信号S5を受けて、フォトカプラ81に異常が発生していることを判断し(ステップS24)、リレー83に対して遮断信号S6を出力する(ステップS29)。この遮断信号S6によって、リレー83は定着ヒータ84からトライアック82に供給される交流電圧を遮断する。更に、異常判断部712は、定着制御装置76の異常発生を示すメッセージを表示部9に表示させたり、警告音を発生させたりするなど、ユーザに対して異常発生を報知し(ステップS30)、処理を終了する。
一方、トライアック制御信号S2がOFF状態であるとき(ステップS21;OFF)、トライアック制御信号S3もOFF状態であるとき(ステップS22;OFF)、又はトライアック制御信号S2がON状態であるとき(ステップS21;ON)、トライアック制御信号S3もON状態であるとき(ステップS23;ON)、演算回路87はフォトカプラ81の正常動作を示す判定信号S5を出力し、制御部71はステップS25へ処理を進める。
次に、トライアック制御信号S2がOFF状態であるときに(ステップS25;OFF)、ゼロクロス信号S4がON状態であるとき(ステップS26;ON)、演算回路87はトライアック82の異常発生を示す判定信号S5を出力する。また、トライアック制御信号S2がON状態であるときに(ステップS25;ON)、ゼロクロス信号S4がOFF状態であるときも同様に(ステップS27;OFF)、演算回路87はトライアック82の異常発生を示す判定信号S5を出力する。
異常判断部712は、異常発生を示す判定信号S5を受けて、トライアック82に異常が発生していることを判断し(ステップS28)、リレー83に対して遮断信号S6を出力する(ステップS29)。この遮断信号S6によって、リレー83は定着ヒータ84からトライアック82に供給される交流電圧を遮断する。更に、異常判断部712は、定着制御装置76の異常発生を示すメッセージを表示部9に表示させたり、警告音を発生させたりするなど、ユーザに対して異常発生を報知し(ステップS30)、処理を終了する。
一方、トライアック制御信号S2がOFF状態であるとき(ステップS25;OFF)、ゼロクロス信号S4もOFF状態であるとき(ステップS26;OFF)、又はトライアック制御信号S2がON状態であるとき(ステップS25;ON)、ゼロクロス信号S4もON状態であるとき(ステップS27;ON)、演算回路87はトライアック82の正常動作を示す判定信号S5を出力し、制御部71はステップS21へ処理を移行する。
以上、説明したように、トライアック82のT2側にゼロクロス発生回路86を設けることにより、ゼロクロス信号はトライアック82のオン/オフに連動して出力されるはずである。つまり、演算回路87がゼロクロス信号とトライアック制御信号S3を比較して判定信号S5を出力することにより、異常判断部712はこの判定信号S5を用いてトライアック82が正常に動作しているか否かを正確に判断することができる。
そして、演算回路87がトライアック制御信号S2とフォトカプラ81が出力するトライアック制御信号S3を比較することによって、異常判断部712はフォトカプラ81の動作判定を行うことができ、更に、演算回路87がトライアック制御信号S2とゼロクロス信号S4を比較することによって、異常判断部712はトライアック82の動作判定を行うことができる。このように、異常判断部712は、フォトカプラ81、トライアック82の何れに異常が発生したかの破損箇所を特定することができる。
1 画像形成装置
21 画像形成部(画像形成手段)
28 定着装置
71 制御部
711 温度制御部(制御手段)
712 異常判断部(判断手段)
76 定着制御装置
81 フォトカプラ(第2スイッチング手段)
82 トライアック(第1スイッチング手段)
83 リレー(第3スイッチング手段)
84 定着ヒータ(負荷)
85 交流電源
86 ゼロクロス発生回路(信号生成手段)
87 演算回路(判断手段)

Claims (5)

  1. 負荷に交流電圧を供給する交流電源と、
    前記負荷と前記交流電源の間に介在し、前記負荷と前記交流電源間の通電/遮断を行う第1スイッチング手段と、
    前記第1スイッチング手段が行う通電/遮断動作を制御する制御信号を出力する制御手段と、
    前記制御手段と前記第1スイッチング手段の間に介在し、前記制御手段と前記第1スイッチング手段間の通電/遮断を行う第2スイッチング手段と、
    前記第1スイッチング手段が出力した交流電圧からゼロクロス信号を生成する信号生成手段と、
    前記信号生成手段が出力したゼロクロス信号と、前記第2スイッチング手段が出力した制御信号を取り込んで、前記第1スイッチング手段が正常に動作しているか否かを判断する判断手段と、
    を備えた定着制御装置。
  2. 前記判断手段は、更に前記制御手段が出力した制御信号を取り込むものであり、当該制御手段が出力した制御信号と前記ゼロクロス信号に基づいて前記第1スイッチング手段が正常に動作しているか否かを判断し、前記制御手段が出力した制御信号と前記第2スイッチング手段が出力した制御信号に基づいて前記第2スイッチング手段が正常に動作しているか否かを判断するものである請求項1に記載の定着制御装置。
  3. 前記負荷と前記第1スイッチング手段の間に介在し、前記負荷と前記第1スイッチング手段間の通電/遮断を行う第3スイッチング手段を更に備え、
    前記判断手段は、前記第1スイッチング手段が正常に動作していないと判断したとき、前記第3スイッチング手段に対して遮断信号を出力するものであり、前記第3スイッチング手段は当該遮断信号に従って前記負荷と前記第1スイッチング手段間を遮断するものである請求項1に記載の定着制御装置。
  4. 前記負荷と前記第1スイッチング手段の間に介在し、前記負荷と前記第1スイッチング手段間の通電/遮断を行う第3スイッチング手段を更に備え、
    前記判断手段は、前記第1スイッチング手段又は前記第2スイッチング手段が正常に動作していないと判断したとき、前記第3スイッチング手段に対して遮断信号を出力するものであり、前記第3スイッチング手段は当該遮断信号に従って前記負荷と前記第1スイッチング手段間を遮断するものである請求項2に記載の定着制御装置。
  5. 定着ローラ及び当該定着ローラを加熱する定着ヒータを有し、用紙上に形成したトナーを当該用紙に定着させて画像を形成する画像形成手段と、
    請求項1〜4の何れか一項に記載の定着制御装置と、
    を備え、前記定着制御装置は、前記負荷としての前記定着ヒータに前記交流電源から断続的に交流電圧を供給し、前記定着ローラの温度を制御するものである画像形成装置。
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