JP2011110708A - 記録装置、記録媒体支持装置、および記録媒体取り付け方法 - Google Patents

記録装置、記録媒体支持装置、および記録媒体取り付け方法 Download PDF

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亮哉 新庄
Norio Tsurui
紀夫 鶴井
Masahiro Koshikawa
昌浩 越川
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Abstract

【課題】ロール状に連続した記録媒体の取り付け作業を確実に行うことが可能な記録装置を提供する。
【解決手段】ロール状に連続した記録媒体を先端部から挿入するための挿入口14が設けられている本体2と、記録媒体支持装置10とを有し、記録媒体支持装置10は、記録媒体の軸方向の一端に差し込まれるロールホルダ20Lと、挿入口14に沿ってスライド可能に本体2に取り付けられたスライダー30を有し、ロールホルダ20Lはフランジ軸21を備え、スライダー30は、軸方向と直交する面内で回転可能で、外周にカム面48bを有し、カム面48bが本体2から離れたリンク48を内蔵し、かつスライダー30の外周から中央部に向けて延び中央部でリンクの端部48aが露出した切欠部39を備え、フランジ軸21を切欠部39に押し込むことによって、フランジ軸21が端部48aを押してリンク48を回転させ、カム面48bが本体2に固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロール状に連続した記録媒体に記録する記録装置、該記録装置を構成する記録媒体支持装置、および記録媒体取り付け方法に関する。
画像情報に基づいて記録媒体に画像を記録する記録装置(例えば、プリンタ、複写機あるいはファクシミリ)の一つの形態として、ロール状に連続した記録紙やフィルムなどの記録媒体に画像を形成するものがある。このような記録装置では、一般的に、ロール状に連続した記録媒体の軸方向の両端から記録媒体を支持する記録媒体支持装置を使用している。従来の記録媒体支持装置が特許文献1および特許文献2に開示されている。
特許文献1には、ロール状に連続した記録媒体紙の両端にフランジを嵌め、フランジの両端からそれぞれ突出する軸部を、装置本体に取り付けられている一対の支持部にて保持する記録媒体支持装置が開示されている。なお、この記録媒体支持装置では、支持部の一方は、記録媒体の幅に応じてスライド可能なスライダーとなっていて、作業者の操作によってスライダーを予め所定の位置に移動させてから、記録媒体を装置本体に支持する。
一方、特許文献2には、ロール状に連続した記録媒体紙の両端にフランジを嵌め、フランジの中心の勘合穴に、装置本体に取り付けられている支持部から突出する軸を挿入する記録媒体支持装置が開示されている。なお、この記録媒体支持装置は、支持部の一方が記録媒体の幅に応じてスライド可能なスライダーである点で特許文献1に開示された構成と等しいが、スライダーを予め所定の位置に移動しておく必要はない。特許文献2に開示された構成では、スライダーと支持部の他方との間にフランジを嵌めた状態のロール紙を仮置きし、スライダーを狭める方向に動かしていく。これにより、支持部がロール紙を挟み込んだ状態でロール紙が保持される。
また、特許文献1および特許文献2にそれぞれ開示された記録媒体支持装置のいずれにも、記録媒体の幅に合わせてスライダー(支持部)を移動させた後、スライダーを装置本体に固定させる手動のロック機構が設けられている。スライダーが装置本体に固定されないと、装置本体の稼働中にスライダーがフランジに近づく方向にずれる場合がある。この場合、ロール紙の搬送中に回転するフランジがスライダーに接触し、その結果、回転抵抗により搬送性能が不安定になるという不具合が起こりうる。また、スライダーが装置本体に固定されないと、スライダーがフランジから離れる方向にずれる場合もある。この場合には、ロール紙が支持部から脱落し、その結果、画像記録が行えなくなるという不具合が起こりうる。そこで、特許文献1および特許文献2にそれぞれ開示された記録媒体支持装置には、これらの不具合の発生を防ぐために、手動のロック機構が設けられている。
特開平11−322141号公報 特開2007−261754号公報
特許文献1および特許文献2にそれぞれ開示されたロック機構は、手動であるため、作業者がロック機構の操作を忘れてしまった場合には上述した問題が発生する可能性がある。
本発明は、ロール状に連続した記録媒体の取り付け作業を確実に行うことが可能な記録装置、記録媒体支持装置、および記録媒体取り付け方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明による記録装置は、ロール状に連続した記録媒体を該記録媒体の先端部から挿入するための挿入口が設けられ、前記挿入口から挿入された記録媒体に記録する本体と、前記挿入口に対向するように前記本体に取り付けられている記録媒体支持装置と、を有する記録装置において、前記記録媒体支持装置は、前記記録媒体の軸方向の一端に差し込まれるようにされたロールホルダと、前記挿入口に沿ってスライド可能に前記本体に取り付けられたスライダーと、を有し、前記ロールホルダは前記軸方向の外側に突出したフランジ軸を備え、前記スライダーは、前記軸方向と直交する面内で回転可能で、外周にカム面を有し、該カム面が前記本体から離れたリンクを内蔵し、かつ前記スライダーの外周から中央部に向けて延び該中央部で前記リンクの端部が露出した切欠部を備え、前記フランジ軸を前記切欠部に押し込むことによって、前記フランジ軸が前記リンクの前記端部を押して前記リンクを回転させ、前記カム面が前記本体に固定するようにされた、ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明による記録媒体支持装置は、ロール状に連続した記録媒体を該記録媒体の先端部から挿入するための挿入口が設けられ、前記挿入口から挿入された記録媒体に記録する本体を有する記録装置に取り付けられる記録媒体支持装置において、前記記録媒体の軸方向の一端に差し込まれるようにされたロールホルダと、前記挿入口に沿ってスライド可能に前記本体に取り付けられるようにされたスライダーと、を有し、前記ロールホルダは前記軸方向の外側に突出したフランジ軸を備え、前記スライダーは、前記軸方向と直交する面内で回転可能で、外周にカム面を有し、該カム面が前記本体から離れたリンクを内蔵し、かつ前記スライダーの外周から中央部に向けて延び該中央部で前記リンクの端部が露出した切欠部を備え、前記フランジ軸を前記切欠部に押し込むことによって、前記フランジ軸が前記リンクの前記端部を押して前記リンクを回転させ、前記カム面が前記本体に固定するようにされた、ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明による記録媒体取り付け方法は、ロール状に連続した記録媒体を該記録媒体の先端部から挿入するための挿入口が設けられ、前記挿入口から挿入された記録媒体に記録する本体を有する記録装置に、前記記録媒体の軸方向の一端に差し込まれるようにされたロールホルダと、前記挿入口に沿ってスライド可能に前記本体に取り付けられたスライダーとを用いて前記記録媒体を取り付ける記録媒体取り付け方法において、前記ロールホルダは前記軸方向の外側に突出したフランジ軸を備え、前記スライダーは、前記軸方向と直交する面内で回転可能で、外周にカム面を有し、該カム面が前記本体から離れたリンクを内蔵し、かつ前記スライダーの外周から中央部に向けて延び該中央部で前記リンクの端部が露出した切欠部を備えており、前記フランジ軸を前記切欠部に押し込むことによって、前記フランジ軸が前記リンクの前記端部を押して前記リンクが回転し、前記カム面が前記本体に固定するステップを有する、ことを特徴とする。
本発明によれば、ロール状に連続した記録媒体がフランジ軸を介してスライダーの切欠部で支持されたときに、スライダーに内蔵されたリンクが回転し、その結果、カム面は変位して本体に固定される。これにより、スライダーは自動的に本体に固定されるので、作業者がロック機構の操作を忘れるという事態が生じなくなる。よって、記録媒体の取り付け作業を確実に行うことが可能となる。
本発明の記録装置の一実施形態を示す断面図である。 本発明の記録媒体支持装置の一実施形態を示す斜視図である。 本実施形態の記録媒体支持装置に設けられたスライダーの内部構成を示す斜視図である。 本実施形態の記録媒体支持装置に設けられたロールホルダの構成を示す断面図である。 本実施形態の記録媒体支持装置に設けられたロック機構の動作を説明するための断面図である。 本実施形態の記録媒体支持装置に設けられた受け台の内部構成を示す斜視図である。 ロック機構の他の実施形態を示す断面図である。 ロック機構の他の実施形態を示す断面図である。
図1は、本発明の記録装置の一実施形態を示す断面図である。
本実施形態の記録装置1は、図1に示すように本体2と、記録媒体支持装置10と、を有する。本体2には、ロール状に連続した記録媒体Prを記録媒体Prの先端部から挿入するための挿入口14が設けられている。この挿入口14に対向するように、記録媒体支持装置10は本体2に取り付けられている。なお、記録媒体Prは、ロール状に連続した記録紙やプラスチックシートからなる記録媒体であり、その材質は紙に限定されない。
まず、本体2について説明する。本体2では、記録媒体支持装置10より作業者が記録媒体Prの先端部を搬送方向(図1に示すY方向)に引き出して、給紙ガイド対11によって形成された挿入口14に挿入すると、給紙検知センサ12によって記録媒体prの挿入が検知される。記録媒体prの挿入が検知されると、給紙ローラ対13が回転を開始し、これにより記録媒体Prが記録部5のLFローラ対6まで搬送される。
記録部5には、記録媒体Prを裏面から支持するためのプラテン7が設置されている。このプラテン7により、記録ヘッド(不図示)と記録媒体Prとのギャップが確保されている。記録部5には、記録ヘッドを搭載したキャリッジ3が、走査ガイドであるメインレール4に沿って往復移動可能に支持されている。キャリッジ3の往復移動による1ライン分のスキャンにより画像が記録媒体Prに記録されると、記録媒体Prは、LFローラ対6により、搬送方向に所定のピッチだけ搬送される。その後、キャリッジ3が再び往復移動することによって、記録媒体Prにおける次のラインの記録を行う。これを繰り返して記録媒体Prの記録領域に画像が記録される。
画像記録が終了すると、記録媒体Prの記録領域は排紙ガイド8へ向けて搬送される。その後、記録媒体Prは、LFローラ対6により所定の切断位置まで搬送される。そして、切断動作を指示する旨の信号がカッターユニット9に入力されると、画像が記録された記録媒体Prは、カッターユニット9によって切断される。
次に、記録媒体支持装置10について説明する。図2は、記録媒体支持装置10の構成を示す斜視図である。図2では、記録媒体支持装置10に記録媒体Prが支持されている状態を示している。
記録媒体支持装置10は、図2に示すように、記録媒体Prの芯管の両端から差し込まれる一対のロールホルダ20R、20Lを有する。ロールホルダ20R、20Lには、記録媒体Prの軸方向の外側に突出するフランジ軸21が設けられている。各フランジ軸21は、スライダー30及び受け台40にて支持される。スライダー30は、挿入口14に沿った方向(図2のX方向)にスライド可能に給紙ガイド対11に取り付けられている。スライダー30には、スライダー30の外周から中央部に向けて延びた切欠部39が形成されている。
図3は、スライダー30の内部構成を示す斜視図である。スライダー30は、ロック機構32を内蔵している。ロック機構32は、スライダーロック36と、リンク48と、ガイドスローブ対31a、31bとで構成されている。スライダーロック36は、スライダー30の外装に回転可能に支持されている。リンク48は、記録媒体Prの軸方向と直交する面内で回転可能に取り付けられている。ガイドスローブ対31a、31bは、切欠部39を構成している。スライダーロック36は、スライダー30に対向して本体2に設けられたラック35に係合する爪部36aを有する。スライダーロック36は、回転軸36bを中心に回転して、挿入口14に沿ってスライド動作が可能な非ロック状態と、爪部36aがラック35に係合するロック状態と2つの状態を持つ。
次に、ロールホルダ20R、20Lについて説明する。図4は、ロールホルダの構成を示す断面図である。ロールホルダ20R、20Lは同じ構成である。ロールホルダ20R、20Lは、記録媒体Prの軸方向の両端より記録媒体Prを挟み込むフランジ24を有する。フランジ24は、記録媒体Prの芯管に差し込まれる装填部24aと、記録媒体Prの端面が突き当たり、記録媒体Prの位置決めを行うための基準面24bとを有する。フランジ24が記録媒体Prを挟み込んだ状態で記録媒体Prの芯管の内面に、芯管ロック25を押圧することによって、記録媒体Prとロールホルダ20R、20Lは回転不能かつスライド不能に固定される。また、ロールホルダ20R、20Lは、回転の中心となるフランジ軸21を有しており、フランジ軸21は、ベアリング23を介してフランジ24を回転可能に支持している。また、フランジ軸21は、フランジ24から外側に突出している。このフランジ軸21を受け台40のガイドスロープ対41a、41b及びスライダー30のガイドスロープ対31a、31bによって支持することで、記録媒体Prは、フランジ24を介して本体2に回転可能に支持される。尚、ガイドスロープ対41a、41b、及び31a、31bの間には、リンク48が設けられている。また、ロールホルダ20Rのフランジ軸21の一端に設置されたスラスト規制部材28の内面と、フランジ24に固定されたロールギア27の内面との距離は、ガイドスロープ対41a、41bの外面距離よりも広く(本実施形態では1mm)なっている。これにより、記録媒体Prの幅方向の概略の位置決めを行っている。
次に、図4を参照しながら記録媒体Prを搬送する際の駆動伝達機構に関して説明する。ロールホルダ20Rが受け台40に支持されると、ロールギア27と入力ギア42とが接続される。入力ギア42は、入力ギア軸43を介してアイドラギア44と結合されており、さらにアイドラギア44は、駆動モータ47のギア47aと噛み合って駆動力の伝達を行なう。アイドラギア44には、エンコーダフィルム45が貼り付けられており、エンコーダフィルム45の動作をエンコーダセンサ46によって検出することで駆動制御が行なわれる。駆動モータ47は、ロールホルダ20R(記録媒体Pr)が受け台40に支持された時は無負荷状態(励磁されていない状態)である。また、駆動モータ47は、記録媒体Prを引き出す場合には正方向に回転するように励磁され記録媒体Prを巻き戻す場合には反転するように励磁される。駆動モータ47の正方向の回転により生じる力は、ロールのバックテンションと呼ばれるものであり、LFローラ対6による搬送力と向きが反対の作用力を記録媒体Prに働かせる。これにより、記録媒体Prの取り付け時の斜行補正やたるみ取りを行えるので、高精度の搬送が可能となる。なお、上記の作用力は、ロールの大きさや物性により適正な値とすることが望ましく、本実施形態では記録媒体Pr軸上で9.8N・cm(1kgf・cm)となるように設定されている。なお、バックテンションの負荷調整は、駆動モータ47に流れる電流を調整することで、駆動モータ47の発生トルクを制御して行なう。駆動モータ47が反転する時の記録媒体Prの外周速度V1は、LFローラ対6による用紙搬送速度V2よりも大きな値が設定されている。しかし、記録媒体Prの駆動トルクは、LFローラ対6の駆動手段(不図示)によるトルクよりも小さい値が設定されているため、一定のテンション(本実施形態では9.8N・cm)をかけつつ、同じ速度にて記録媒体Prは巻き戻される。
次に、記録媒体Prの取り付け方法について説明する。まず、記録媒体Prを記録媒体支持装置10に取り付ける前に、作業者が記録媒体の幅に対応する位置にスライダー30を移動させる。記録媒体Prが記録媒体支持装置10に取り付けられる前の状態では、ロック機構32は、本体2から離れている第1の位置にある。すなわち、スライダー30は本体2に固定されていない。なお、本実施形態では、記録媒体Prが取り付けられていない状態では、ロック機構32はバネ(不図示)の付勢力によって、第1の位置に保持されている。従って、記録媒体Prが取り付けられる前であれば、スライダー30は、スライダーベース33を介して、給紙ガイド11に取り付けられているスライドレール34に沿って走査可能である。また、スライダー30とロールホルダ20Lとの間は記録媒体Prの軸方向に所定の隙間(本実施形態では10mm)が許容されている。これは、記録媒体Prの幅方向の位置決めは、上述したようにロールホルダ20Rの位置を基準とする。そのため、スライダー30の位置は、記録媒体Prの幅に厳密に対応させる必要はない。スライダー30を移動した後、ロールホルダ20Rおよび20Lのフランジ軸21の各々を、受け台40のガイドスロープ対41a、41b、及びスライダー30のガイドスロープ対31a、31bに置く。
続いて、スライダー30のロック機構32の動作について図5を用いて説明する。図5は、ロック機構32の動作を説明するための断面図である。図5(a)は、ロック機構32が第1の位置にあるときの状態を示す。この状態では、リンク48の端部48aが切欠部39から露出している。また、この状態では、スライダーロック36の爪部36aと本体2に設けられたラック35とは係合していないので、スライダー30は、スライド動作が可能である。
図5(b)は、記録媒体Prを挟み込んだロールホルダ20R及び20Lを記録媒体支持装置2に取り付けたときのロックロック機構32の状態を示す断面図である。ガイドスロープ31a、31bで構成された切欠部39にロールホルダ20Lのフランジ軸21を押し込むと、フランジ軸21がリンク48の端部48aを押して、リンク48が、回転軸60を中心として回転する。すると、ロック機構32が第1の位置(図5(a)参照)から第2の位置(図5(c)参照)まで変位し、これによりロック機構32が本体2に固定される。具体的には、フランジ軸21を切欠部39の最奥(リンク48の中央部)に押し込むと、リンク48で記録媒体Prの重力が回転力に変換される。この変換によりリンク48の外周に設けられたカム面48bが、本体から離れた位置からスライダーロック36に接触する位置まで変位する。これにより、スライダーロック36がカム面48bによって本体2の方へ押し出される。スライダーロック36が押し出されると、爪部36aがラック35に係合する(図5(c)参照)。これにより、スライダー30が本体2に固定される。なお、フランジ軸21が切欠部39の最奥に突き当たった状態となると、リンク48の押圧面48cには、フランジ軸21を切欠部39に押さえつける方向に押圧力f(図5(c)参照)が働く。この押圧力fは、記録媒体Prの搬送時にフランジ軸21に働く反力w1(図5(c)参照)の分力w2よりも大きくなるように設定されている。これにより、フランジ軸21のぐらつきを無くしつつ傾倒を防止することで記録媒体Prのアライメント精度を保っている。なお、リンク48には、ロック機構32の第1の位置および第2の位置への保持を補助するバネ(不図示)が取り付けられている。これにより、ロック機構32は、より確実に第1の位置および第2の位置を保持し続ける。また、ガイドスロープ31a、31b間にリンク48を設けたことによって、押圧力を両方のガイドスロープに作用することができ効率的にぐらつき抑制効果を得ることが出来る。
上述したように、本実施形態によれば、記録媒体Prを記録媒体支持装置2に取り付けると、リンク48が記録媒体Prの重力を回転力に変換することによってカム面48bが変位する。このとき、カム面48bが爪部36aをラック25に係合させる位置まで変位することによって、スライダー30は自動的に本体2に固定される。そのため、作業者がロック機構の操作を忘れるといった事態が生じないので、記録媒体Prの取り付け作業を確実に行うことができる。さらに、記録媒体Prを記録媒体支持装置2に取り付けるだけで、スライダー30が自動的に本体2に固定されるので、作業者がロック機構を操作する手間を削減することが可能となる。
なお、図6は、支持部の一方である受け台40の内部構成を示した斜視図である。本実施形態では、スライダー30と同様に受け台40もリンク48を備えている。このリンク48は、スライダー30に設けられているリンク48と同様に、バネ(不図示)の付勢力によってフランジ軸21を押圧している。これにより、ロールホルダ20Rに設けられたロールギア27の位置を所定位置で保持し、装置本体の入力ギア42とのアライメントを保っている。
また、図7は、ロック機構の他の実施形態を示す断面図である。図7に示すロック機構37は、リンク48のカム面48bに押し出される部材として、バネ(不図示)によって本体2から離れる方向(図7に示すZ方向)に移動可能な摩擦パット台49と、摩擦パット台49に貼り付けられた摩擦部材50とを備える。ロック機構37では、リンク48のカム面48bが摩擦パット台49に接触する位置に変位したときに、摩擦部材50はカム面48bによってスライドレール34に押圧される。このとき、摩擦部材50とスライドレール34との間にリンク48を静止させる摩擦力が発生する。この摩擦力によりスライダー30が本体2に固定される。この摩擦力が大きいほどスライダー30をより確実に本体2に固定することが可能になるので、摩擦パット50には摩擦係数の高いもの、例えばゴム材を採用することが望ましい。なお、本発明では、スライダー30を本体2に自動的に固定させる手段は、上述した爪部36aおよび摩擦パット50に限定されず、スライダー30を本体2に自動的に固定であればいかなる手段が含まれる。
また、上述した構成では、本体2にスライダー30を固定させる機能を爪部36aまたは摩擦部材50が持ち、フランジ24の支持に連動して回転する機能をリンク48が持つ構成であった。すなわち、機能ごとに異なる2つの部品を用いた構成であった。図8は、ロック機構の他の実施形態を示す断面図である。図8に示すロック機構38は、上記の2つの機能を1つの部品に持たせた構成である。具体的には、リンク48のカム面48bに直接摩擦部材50を貼り付け、カム面48bが第2の位置で摩擦パット50の摩擦力により静止する構成となっている。この構成では、ロック機構32、37に比べ部品数が少なくなるため、コストメリットがある。
1 記録装置
2 本体
10 記録媒体支持装置
14 挿入口
20R、20L ロールホルダ
21 フランジ軸
30 スライダー
39 切欠部
48 リンク
48a 端部
48b カム面

Claims (7)

  1. ロール状に連続した記録媒体を該記録媒体の先端部から挿入するための挿入口が設けられ、前記挿入口から挿入された記録媒体に記録する本体と、前記挿入口に対向するように前記本体に取り付けられている記録媒体支持装置と、を有する記録装置において、
    前記記録媒体支持装置は、前記記録媒体の軸方向の一端に差し込まれるようにされたロールホルダと、前記挿入口に沿ってスライド可能に前記本体に取り付けられたスライダーと、を有し、前記ロールホルダは前記軸方向の外側に突出したフランジ軸を備え、前記スライダーは、前記軸方向と直交する面内で回転可能で、外周にカム面を有し、該カム面が前記本体から離れたリンクを内蔵し、かつ前記スライダーの外周から中央部に向けて延び該中央部で前記リンクの端部が露出した切欠部を備え、前記フランジ軸を前記切欠部に押し込むことによって、前記フランジ軸が前記リンクの前記端部を押して前記リンクを回転させ、前記カム面が前記本体に固定するようにされた、ことを特徴とする記録装置。
  2. 前記本体は、前記スライダーに対向するラックを備え、
    前記スライダーは、前記カム面に押し出されて前記ラックに係合する爪部を備えている、請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記スライダーは、前記カム面に押し出されて前記本体との間に摩擦力を発生させる摩擦部材を備えている、請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記摩擦部材は、前記カム面に取り付けられている、請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記摩擦部材は、ゴム材である、請求項3または請求項4に記載の記録装置。
  6. ロール状に連続した記録媒体を該記録媒体の先端部から挿入するための挿入口が設けられ、前記挿入口から挿入された記録媒体に記録する本体を有する記録装置に取り付けられる記録媒体支持装置において、
    前記記録媒体の軸方向の一端に差し込まれるようにされたロールホルダと、前記挿入口に沿ってスライド可能に前記本体に取り付けられるようにされたスライダーと、を有し、前記ロールホルダは前記軸方向の外側に突出したフランジ軸を備え、前記スライダーは、前記軸方向と直交する面内で回転可能で、外周にカム面を有し、該カム面が前記本体から離れたリンクを内蔵し、かつ前記スライダーの外周から中央部に向けて延び該中央部で前記リンクの端部が露出した切欠部を備え、前記フランジ軸を前記切欠部に押し込むことによって、前記フランジ軸が前記リンクの前記端部を押して前記リンクを回転させ、前記カム面が前記本体に固定するようにされた、ことを特徴とする記録媒体支持装置。
  7. ロール状に連続した記録媒体を該記録媒体の先端部から挿入するための挿入口が設けられ、前記挿入口から挿入された記録媒体に記録する本体を有する記録装置に、前記記録媒体の軸方向の一端に差し込まれるようにされたロールホルダと、前記挿入口に沿ってスライド可能に前記本体に取り付けられたスライダーとを用いて前記記録媒体を取り付ける記録媒体取り付け方法において、
    前記ロールホルダは前記軸方向の外側に突出したフランジ軸を備え、前記スライダーは、前記軸方向と直交する面内で回転可能で、外周にカム面を有し、該カム面が前記本体から離れたリンクを内蔵し、かつ前記スライダーの外周から中央部に向けて延び該中央部で前記リンクの端部が露出した切欠部を備えており、
    前記フランジ軸を前記切欠部に押し込むことによって、前記フランジ軸が前記リンクの前記端部を押して前記リンクが回転し、前記カム面が前記本体に固定するステップを有する、ことを特徴とする記録媒体取り付け方法。
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