JP2011110374A - 電飾装置、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体内にベルト状スクリーンを回転自在に配置すると共に、光源、可動盤面部品(ギミック)を配置し、ベルト状スクリーン上に表示された複数の映像を前方へ順次映し出すことにより可動盤面部品との組合せにより多様な映像による演出効果を発揮する。
【解決手段】複数のローラ45a〜45dによって張設されて回転駆動され且つ複数の表示領域を周方向に沿って配列したベルト状スクリーン40と、最前部に位置する2つのローラ間に位置する視認領域Sの前方に配置された視認窓32と、視認領域の背後に配置されたギミック60と、ギミックの背後に配置されて発光することにより視認領域に該ギミック像を視認可能とする光源80と、を備えた。
【選択図】図11

Description

本発明はシンプルな構成、且つコンパクトでありながら、多種多様な映像を表出することができる電飾装置、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機に関するものである。
パチンコ遊技機においては、遊技盤の盤面に入賞口、風車、図柄表示装置、電飾装置等の各種盤面部品を設けて遊技内容の多様性を図っている。そして、遊技盤に設けられた始動入賞口に遊技球が入賞すると、遊技盤中の図柄表示装置に表示される図柄が変動を開始し、所定時間経過後に停止した図柄が予め定めた大当たり図柄となった場合に大当たり状態となり、遊技者が大量の出球を獲得できるようになっている。このような遊技機では、遊技の興趣を高めるために様々な表示演出が行われる。
例えば、遊技の進行中における入賞、その他の状況変化を契機として可動盤面部品を種々の方向に動作させたり、変形させることにより演出効果を高めている(特許文献1、2)。また、遊技盤上における遊技状態の変化等の状況変化を視覚的に表現、報知したり、遊技進行上での電飾効果を図る等の目的から、遊技盤、可動盤面部品、その他任意の部位にLEDランプやフィラメント式ランプ等の発光装置を配置している(特許文献3、4)。
しかし、例えば、可動盤面部品に光源を組み込むことにより、可動盤面部品の形状変化や動作に電飾効果を付加したとしても、そのことから得られる演出効果の向上には限界があった。特に、液晶表示装置に表示される映像による多様な演出効果には遙かに及ばない。
即ち、液晶表示装置によれば、映像を用いた多様な演出が可能となるが、電飾効果を備えた可動盤面部品を用いて液晶表示装置による映像演出に匹敵する演出効果を発揮し得るものは提案されていない。
特開2004−195084公報 特開平06−007509号公報 特開2009−000303公報 特開2009−066221公報
以上のように、可動盤面部品と発光装置を組み合わせることにより得られる演出は、液晶表示装置により映像として表出される多様な演出効果には遙かに及ばないものがあった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、一つのコンパクトな筐体内にベルト状スクリーンを回転自在に配置すると共に、光源、可動盤面部品(ギミック)を配置し、ベルト状スクリーン上に表示された複数の映像を前方へ順次映し出すことにより可動盤面部品との組合せにより多様な映像による演出効果を発揮したものであり、液晶表示装置の画面に表示される映像による多様な演出効果とは異なるものの、発光装置を搭載した可動盤面部品に勝る多様な演出性を備えた電飾装置を提供することを目的としている。
また、コンパクトであるために遊技盤面の任意の位置に配置することができ、しかもスクリーン上の表示内容とギミックとのコラボレーションによって、多様な演出を実現することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係る電飾装置は、複数のローラによって張設されて回転駆動され且つ複数の表示領域を周方向に沿って配列したベルト状スクリーンと、最前部に位置する2つのローラ間に位置する視認領域の前方に配置された視認窓と、前記視認領域の背後に配置されたギミックと、該ギミックの背後に配置されて発光することにより前記視認領域に該ギミック像を映し出す光源と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、光源によって、ベルト状スクリーン上に表示された映像とギミック像を照明してそれらの像を重ねて前方へ映し出すことにより多様な映像による演出効果を発揮することができる。スクリーン上の像は順次切り換えることができるため、演出内容を更に充実させることができる。個々の遊技機の演出内容に応じた内容を有した絵柄、文字などをスクリーン上に表示し、これと関係のあるデザインのギミックを組合せて使用することにより種々の機種に適用することが可能となる。
請求項2の発明に係る電飾装置は、前記視認領域の前方にハーフミラーを配置し、該ハーフミラーの前方に該ハーフミラーを照光する前部光源を配置したことを特徴とする。
請求項3の発明に係る遊技盤ユニットは、請求項1又は2に記載の電飾装置と、遊技盤と、を備えたことを特徴とする。
請求項4の発明に係るパチンコ遊技機は、請求項3に記載の遊技盤ユニットを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、ベルト状スクリーン上に表示された複数の映像を前方へ順次映し出すと共に、ギミック像をスクリーン上の像と重ね合わせて映し出すことにより、ギミック像との組合せにより多様な映像による演出効果を発揮することができる。特に、液晶表示装置の画面に表示される映像による多様な演出効果には異なるものの、発光装置を搭載した可動盤面部品に勝る多様な演出性を備えた電飾装置を提供することができる。
本発明に係る電飾装置を備えたパチンコ遊技機の正面図である。 本発明に係る電飾装置の外観構成を示す斜視図である。 内部の一部(スクリーン部)の構成を示す斜視図である。 スクリーン部の分解斜視図である。 (a)は電飾装置の側部縦断面図、(b)は変形例の略図である。 ギミック及びギミック駆動機構の構成を示す正面側斜視図である。 ギミック及びギミック駆動機構の分解斜視図である。 (a)及び(b)は駆動機構によって可動ギミック片を動作させる手順を説明する正面図及び背面図である。 (a)及び(b)は駆動機構によって可動ギミック片を動作させる手順を説明する正面図及び背面図である。 (a)及び(b)は駆動機構によって可動ギミック片を動作させる手順を説明する正面図及び背面図である。 本発明の他の実施形態に係る電飾装置の側部縦断面図である。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1は本発明に係る電飾装置を備えたパチンコ遊技機の正面図である。
図1に示すパチンコ遊技機1は、矩形形状の枠2を有し、この枠2の窓孔に対して遊技盤3が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤3の前面側には、図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。またガラス枠の下部には、遊技球を貯留する受け皿部4と、この受け皿部4内の遊技球を発射する発射レバー5等が設けられている。
受け皿部4の上面には、例えば遊技者自身に操作を行わせて遊技に対する参加感を演出する演出ボタン6が設けられている。また、図示しないが受け皿部4の上面には、遊技球の購入ボタン、購入取り消しボタン、受け皿部4内の遊技球を下方から外部に抜くための球抜きボタン等が設けられている。
遊技盤3の遊技領域3aには、電飾装置A、液晶表示手段である画像表示装置11が配置され、更に主制御基板とサブ制御基板等、遊技の進行、演出に関わる裏部品を組み付けた合成樹脂製の機構板(何れも図示せず)が装着されている。遊技盤3における遊技領域3aの周囲には、外レールR1及び内レールR2が設けられている。これら外レールR1及び内レールR2は、発射レバー5を操作したときに発射装置から発射された遊技球を遊技領域3aの上部に案内したり、アウト口18に案内する。
画像表示装置11は、例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルにより構成され、通常動作状態の時は、特別図柄に応じた装飾図柄、例えば数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄等の画像が表示される。また、所謂リーチ状態や特別遊技状態の時は、それぞれの遊技状態であることを示す演出画像等も表示される。
画像表示装置11の下方には、可変入賞装置12が配置されている。可変入賞装置12は、上始動口13と、左右一対の開閉爪(可動片)を有する電動式チューリップ(以下、「電チュー」と称する)14とを備えて構成される。上始動口13の内部には、特別図柄表示器21の特別図柄を変動表示する権利を発生させる第1始動口スイッチ(SW)が設けられている。また電チュー14の内部には、特別図柄表示器22の特別図柄を変動表示する権利を発生させる第2始動口スイッチ(SW)が設けられている。なお、本実施形態では、上始動口13と電チュー14とにそれぞれ別々の始動口スイッチを設けるようにしているが、これはあくまでも一例であり始動口スイッチは共有してもよい。
また画像表示装置11の左側には、後述する普通図柄表示器23を作動させるためのゲート15が設けられている。ゲート15は、その内部にゲートスイッチ(SW)が設けられており、遊技球がゲートSWを通過したときに、普通図柄表示器23の普通図柄が所定時間作動して停止するようになっている。普通図柄表示器23の普通図柄が所定態様で停止した場合は、電チュー14が所定時間、開成動作するように構成されている。
可変入賞装置12の下方には、特別遊技状態のときに開成状態になる大入賞装置の大入賞口16が設けられている。
さらに遊技盤3の遊技領域3aには、普通入賞口17が設けられていると共に、風車や図示しない多数の遊技釘が突設されている。遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
遊技盤3の右側下方の遊技領域外には、第1特別図柄の変動と表示を行う第1特別図柄表示器21、第2特別図柄の変動と表示を行う第2特別図柄表示器22、及び普通図柄の変動と表示を行う普通図柄表示器23が設けられている。第1特別図柄表示器21及び第2特別図柄表示器22は、特別図柄を変動表示させ所定時間経過後に当該変動表示を静止させることにより当たりに当選したか否か表示する。
第1特別図柄保留ランプ24は、第1特別図柄の変動表示を開始させる権利(保留球)の保留個数を表示する。第2特別図柄保留ランプ25は、第2特別図柄の変動表示を開始させる権利の保留個数を表示する。なお、本実施形態では、第1特別図柄の保留球と、第2特別図柄の保留球が保留されている場合は、第2特別図柄の保留球を優先的に消化する場合を例に挙げて説明するが、保留球の入賞順に消化するように構成してもよい。
普通図柄保留ランプ26は、普通図柄が変動中に遊技球がゲート15を通過したときに、ゲート15の通過によって得られる普通図柄の変動表示を開始させる権利(最大4個)の保留個数を表示する。なお、本実施形態では、第1、第2特別図柄表示器21、22、普通図柄表示器23、第1、第2特別図柄保留ランプ24、25、及び普通図柄保留ランプ26を、遊技盤3の遊技領域外に配置するようにしているが、これはあくまでも一例であり、これらの表示器を遊技盤3の遊技領域3a内に配置することも勿論可能である。
図2は本発明に係る電飾装置Aの外観構成を示す斜視図であり、図3はその内部の一部(スクリーン部)の構成を示す斜視図であり、図4はスクリーン部の分解斜視図であり、図5(a)は電飾装置の側部縦断面図、(b)は変形例の略図であり、図6はギミック及びギミック駆動機構の構成を示す正面側斜視図であり、図7はギミック及びギミック駆動機構の分解斜視図である。
電飾装置Aは、ボックス状の筐体30と、筐体30内に水平に軸支された互いに平行な4本のローラ45a〜45dによってエンドレスに張設されて回転駆動され、且つ異なった表示内容A、B、C、Dを有した複数の表示領域40a〜40dを周方向に沿って配列したベルト状スクリーン40と、一つのローラ45dを駆動するモータ50と、最前部に位置する2つのローラ45a、45b間に位置する視認領域Sの前方に配置されて視認領域を視認するための透明板、或いは凸レンズ等から成る視認窓32と、視認領域Sの背後に配置されて動作するギミック60と、ギミック60を駆動するためのギミック駆動機構70と、ギミック60の背後に配置されて発光することにより視認領域Sにギミック像を映し出すLEDから成る光源80と、モータ50、ギミック駆動機構70、及び光源80を制御する制御装置(CPU)と、を備えている。本例の視認窓32は、筐体前面のハート形の開口部31そのものであってもよい。
ベルト状スクリーン40は透光性のシート材料から構成されており、図2乃至図5に示すように周方向に沿って複数、本例では4つの表示領域40a〜40dを備え、各表示領域には夫々異なった絵柄、文字等(一例として、A、B、C、Dを示している)が表示されており、光源80を発光させた場合に前方に位置する遊技者が視認窓32からこの絵柄などの表示内容を視認できるように構成されている。モータ50によりベルト状スクリーン40を回転移動させて視認領域Sに位置する絵柄等を順次入れ替え変化させることにより、視認窓32を介して遊技者が目視できる映像を切替え変更することができる。
表示領域40a〜40dに表示される内容としては、当該遊技機の演出の主題と関係のある絵柄、写真、文字等を選定し、これらの表示内容と関連のあるデザインを有したギミック60を使用する。少なくとも一つの表示領域は、奥に位置するギミック60を視認可能な程度に透明、或いは半透明にしておく。
なお、本例ではベルト状スクリーン40をエンドレスベルトとし、複数本のローラに張設した構成としたが、図5(b)の略図に示すようにエンドレスでないベルト40の両端を夫々巻取り・送出し用の駆動ローラ45e、45fにより固定すると共に、中間部に配置した従動ローラ45a、45bによってベルトを支持、張設するように構成し、両駆動ローラ45e、45fに夫々設けたモータを駆動して両駆動ローラを正逆駆動させることによりベルト状スクリーンの表示領域を視認領域Sに順次移動させるように構成してもよい。或いは、ベルトの両端を支持する2つのローラ45e、45fの一方をモータにより駆動される駆動ローラとする一方で、他方のローラをバネによって巻取り方向へ付勢する構成とすることにより、モータの個数を一個に減少してもよい。
このようにベルト状スクリーンを非エンドレスに構成した場合には、エンドレスベルトを用いた場合に比してスクリーンをより長尺化することができるため、ベルト面に形成する表示領域数を格段に増やし、演出内容を充実させることができる。
なお、図5(b)では正面側のローラ45a、45bの他にベルト巻出し、巻取り用のローラを設けたが、正面側のローラ45a、45bのみを設け、このローラ45a、45bによりベルトを巻出し、巻き取るように構成してもよい。
視認窓32を凸レンズから構成することにより、スクリーン上の絵柄等の表示内容と、その背後に位置するギミック60の像を拡大して明確に視認させることが可能となる。従って、電飾装置Aの前面の面積を小型化しながらも視認窓からは十分な大きさの映像を表示することが可能となる。
次に、本例に係るギミック60は、ギミック支持板61と、2体の雪だるまを象った可動ギミック片62、63と、から成り、各可動ギミック片62、63は夫々の下部に設けた軸部62a、63aをギミック駆動機構70によって回動するように構成されている。
本例では、例えば、スクリーン上にTVドラマ「冬ソナ」に登場する男女二人の主人公の写真を表示する一方で、その背後において2体の雪だるまのギミック片を離間させたり接近させることにより、ラブシーンであることが判るように工夫している。この主人公を表示した表示領域は、背後に位置する雪だるまのギミック片を透視できる程度の透光性を有したものとする。
ギミック駆動機構70は、図5、図6、図7等に示すように、モータ71と、モータ71の出力軸71aに固定されて回転駆動されるカム部材72と、各可動ギミック片62、63の下部に設けた軸部62a、63aに夫々下端部から前方へ突出した突起73a、74aを螺子を用いて固定された揺動片73、74と、ギミック支持板61により夫々回転自在に軸支されて互いに噛合すると共に、各軸部62a、63aと同軸状に一体化されたギヤ部62b、63bに噛合する2つの中間ギヤ75と、一方の揺動片73を常時イ方向(外方向)へ付勢するバネ76と、を備える。バネ76が揺動片73をイ方向(外方向)へ付勢することによりギヤ部62b、2つの中間ギヤ75、及びギヤ部63bを介して揺動片74はイ方向(外方向)へ付勢される。バネ76は一旦を筐体30の一部30aに固定されると共に、他端部を揺動片73のピン73bに係止されることにより、揺動片73を常時外方向イへ付勢する。
カム部材72はモータ71によって所定角度の範囲内で正転、逆転される。カム部材72が図7中のハ方向へ回動する過程で、カム部材72が揺動片74の先端部に設けたピン74bと係合して揺動片74をロ方向(内方向)へ押圧すると、ギヤ部63b、2つの中間ギヤ75、及びギヤ部62bを介して揺動片73はロ方向(内方向)へ回動する。このとき、各揺動片72、73と一体的に回動する可動ギミック片62、63も内方向へ回動する。
一方、カム部材72がハ方向とは逆のニ方向へ回動すると、ピン74bをハ方向へ押圧する力が解除されるため、バネ76の復帰力により両揺動片73、74はイ方向(外方向)へ回動する。このとき、各揺動片72、73と一体的に回動する可動ギミック片62、63も外方向へ回動する。
駆動機構70によって可動ギミック片を動作させる手順を更に図8乃至図10に基づいて説明すると、カム部材72が一方の揺動片74を付勢していない時には図8に示すようにバネ76の力によって揺動片73が外方向イへ引かれているため、揺動片74も外方向イへ回動し、その結果、両可動ギミック片62、63も各軸部を中心として外方向へ回動し、各可動ギミック片の頭部が最も離間した状態となっている。この時、揺動片74のピン74bは、カム部材72の外周面のカム面の一つの凹所に嵌合しているため、この状態が維持される。
次に、モータ71が図8(b)の反時計回り方向へ回動を開始すると、まず図9のように揺動片74のピン74bがカム部材72の外周面によって内側方向ロへ押圧開始されて可動ギミック片62、63が略垂直な姿勢となる。更にモータ71が反時計回り方向へ回動を続けると、図10のように可動ギミック片62、63はその頭部が最も接近した状態となり、この状態でモータを停止するとこの接近状態を維持することができる。可動ギミック片を図8の離間した状態に戻すためには、更にモータを同方向に所定角度回転させればよい。或いは、図10の状態でモータへの通電を遮断することにより、両可動ギミック片がバネ76の力によって図8の状態に復帰するようにしてもよい。
次に、光源80は、プリント基板81の前面に搭載されたLEDであり、視認領域に位置しているベルト状スクリーン40上の表示領域が特定の絵柄、文字を表示している時に、光源80を発光させることにより、可動ギミック片の動作を当該表示領域上の絵柄等と同時に視認することができる。従って、例えば、各表示領域上の絵柄等と可動ギミック片の動作とのコラボレーションによって任意の演出を行うことが可能となる。光源80が発光していない場合には、筐体30の奥部が暗くなるため、内部が視認できない状態となる。
即ち、光源80が発光していない状態では、視認窓から内部を視認することができない一方で、光源が発光している時には視認領域Sに位置するスクリーン上の表示領域と、その背後に位置する可動ギミック片の状態を視認することができる。従って、表示領域上の絵柄等と可動ギミック片の動作とのコラボレーションによる演出を実現することができる。また、スクリーンを連続的に移動させながらギミックを動作させることにより、動画的な映像を視認窓から表出することも可能となる。
次に、図11は本発明の変形実施形態に係る電飾装置Aの側部縦断面図であり、前記実施形態と同一部分には同一の符号を付して説明する。
この電飾装置Aにあっては、視認領域Sの前方にハーフミラー90を配置し、ハーフミラーの前方にハーフミラーを前方から照光する前部光源95を配置している。ハーフミラー90は、反射光と透過光の強さがほぼ1:1であり、ハーフミラーの片面側の照明を明るくする一方で他面側を暗くすると、照明が明るい側からハーフミラー面を見た場合にはミラーとして見え、暗い面側から見た場合には明るい側を透過して見ることができる。
奥側の光源80を消灯して前部光源95だけを発光させた場合には、ハーフミラー面は遊技者にとってはミラー面として認識される。従って、ハーフミラーよりも後方に位置する表示領域上の絵柄等を見ることはできない。
一方、前部光源95を消灯して光源80のみを発光させると、遊技者は視認領域にある表示領域上の絵柄等とギミックとを同時に視認することができる。
このように構成することにより、前部光源95のみが発光している時に遊技者が視認窓から見るのはミラー面であるが、前部光源95を消灯して光源80を消灯させると、スクリーン上の映像とギミックを見ることができ、意外性に富んだ演出を提供することができる。
本発明に係る電飾装置によれば、光源からの発光によってベルト状スクリーンとギミックを背面から照明し、ベルト状スクリーン上に表示された複数の映像と、ギミックの像を前方へ順次映し出すことにより、スクリーン上の像とギミック像が重なった多様な映像による演出効果を発揮することができる。特に、液晶表示装置の画面に表示される映像による多様な演出効果とは異なるものの、発光装置を搭載した可動盤面部品に勝る多様な演出性を備えた電飾装置を提供することができる。また、個々の遊技機の演出内容に応じた内容を有した絵柄、文字などをスクリーン上に表示し、これと関係のあるデザインのギミックを組合せて使用することにより種々の機種に適用することが可能となる。コンパクトであるために、遊技盤上の任意の位置に配置することも可能である。
本発明に係る電飾装置Aを遊技盤3に組み込むことによって形成される遊技盤ユニットは、パチンコ遊技機、その他の遊技機に適用することができる。
1…パチンコ遊技機、3…遊技盤、3a…遊技領域、4…皿部、5…発射レバー、6…演出ボタン、11…画像表示装置、12…可変入賞装置、13…上始動口、14…電チュー、15…ゲート、16…大入賞口、17…普通入賞口、18…アウト口、21…特別図柄表示器、22…特別図柄表示器、23…普通図柄表示器、24…特別図柄保留ランプ、25…特別図柄保留ランプ、26…普通図柄保留ランプ、30…筐体、32…視認窓、40…ベルト状スクリーン、40a…表示領域、45a〜45d…ローラ、50…モータ、60…ギミック、61…ギミック支持板、62、63…可動ギミック片、62a、63a…軸部、62b…ギヤ部、63b…ギヤ部、70…ギミック駆動機構、71…モータ、71a…出力軸、72…カム部材、73…揺動片、73a…突起、73b…ピン、74…揺動片、74b…ピン、75…中間ギヤ、76…バネ、80…光源、81…プリント基板、90…ハーフミラー、95…前部光源

Claims (4)

  1. 複数のローラによって張設されて回転駆動され且つ複数の表示領域を周方向に沿って配列したベルト状スクリーンと、最前部に位置する2つのローラ間に位置する視認領域の前方に配置された視認窓と、前記視認領域の背後に配置されたギミックと、該ギミックの背後に配置されて発光することにより前記視認領域にギミック像を視認可能とする光源と、を備えたことを特徴とする電飾装置。
  2. 前記視認領域の前方にハーフミラーを配置し、該ハーフミラーの前方に該ハーフミラーを照光する前部光源を配置したことを特徴とする請求項1に記載の電飾装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電飾装置と、遊技盤と、を備えたことを特徴とする遊技盤ユニット。
  4. 請求項3に記載の遊技盤ユニットを備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
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