JP2011109517A - イメージセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 照明系の熱や環境温度変化で部材の熱膨張・収縮による歪が生じても読み取り幅方向に亘って照明分布が均一なイメージセンサを提供する。
【解決手段】 中央部に突起部を有し、両端部に光源10を配置し、光源10からの光を原稿の読み取り幅方向に導光する導光体2と、導光体2の、両端部側表面には幅細パターン3bを、中央部表面には幅広パターン3aを、設けて導光体2に沿って不連続に配置した光散乱層3と、一端側で導光体2の端部を保持し、他端側との空間内で光源10を収納する導光体2の両端部側に設けたホルダー12と、ホルダー12を弾性部材13を介して固定すると共に導光体2の突起部2aと嵌合する切り欠き部9aを有する筐体9とを備え、導光体2の中央部表面に設けられた光散乱層3の幅広パターン3aは原稿の読み取り幅方向に対して突起部3aの長さよりサイズが長くなるようにした。
【選択図】 図2

Description

この発明はLED光源などの照明系を搭載したイメージセンサに関するものである。
小さなスペースで構成するイメージセンサに搭載する照明系に用いられるLED光源の高出力化に伴い、光源で生じる熱の発生による照明ユニットの歪対策が求められている。
例えば、特開2008−227815号公報図1(特許文献1参照)には、原稿の読取幅方向に延在する導光体3と、導光体3の両端部に設置され、平板に穴部を設け、穴部の一端側の一部に導光体の端部を挿入することにより導光体3を保持するホルダー12と、ホルダー12の穴部の他端側空間部に光源10を配置し、ホルダー12の壁面に沿って設置した金属板11と、金属板11を介してホルダー12とは反対側に金属板11の壁面に沿って原稿5の搬送方向に延在すると共に原稿5の読取幅方向に屈曲させた放熱板13と、放熱板13を介して金属板11とは反対側の一部に弾性部14aを有し、放熱板13の壁面に沿って設置した板ばね14と、板ばね14の弾性部14aを圧接し、ホルダー12、金属板11、放熱板13及び板ばね14とを一体的に両端から固定させる筐体1とを有するイメージセンサが開示されている。
特開2001−238048号公報図1(特許文献2参照)には、第2の導光部32の側面39bに設けられている複数の突起34をケース1の仕切壁19に設けられた凹部19aに嵌合させ、導光部材3の長手方向中間領域30cについてもケース1への位置決め固定を行った画像読み取り装置が開示されている。
特開平10−190959号公報図23(特許文献3参照)には、導光部材1Eの一側面部に凹部41Aを形成するとともに、ケーシング4の壁面部40に、凹部41Aに嵌入させる突起部19Aを設けた画像読み取り装置が開示されている。
特開2008−227815号公報(第1図、第2図) 特開2001−238048号公報(第1図) 特開平10−190959号公報(第23図、段落〔0094〕)
しかしながら、特許文献1に記載のものは、LEDユニット組み立て部は筐体1内では弾性部材で保持されているため、両端に設けた弾性部材の弾性係数のばらつきによってLEDユニット組み立て部が筐体1内の所定位置に精度良く配置されないことがあり、そのため、導光体3に沿って配置されている散乱パターンが所定の位置からずれてしまい、結果、所定の読取位置での光量が不安定になるという課題がある。
特許文献2に記載のものは、突起部34を第2の導光部32の側面39bに多数個設けるため、導光路の一部を形成する短手方向に突起した突起部34の影響により、突起部34周辺で屈折や異なる方向への反射が生じ、読み取り幅方向(長手方向)に対しては均一な照明分布を得られないという課題がある。
特許文献3に記載のものは、導光部材1Eの一側面部に凹部41Aを形成するので、ケーシング4の壁面部40に形成された突起部19Aの影響により、ケーシング4の壁面部40周辺で屈折や異なる方向への反射が生じ、読み取り幅方向(長手方向)に対しては均一な照明分布を得られないという問題と、凹部41Aとケーシング4の壁面部40とを隙間の無いように正確に嵌合させねばならないという問題もある。
この発明は上記のような課題を解消するためになされたものであり、照明系の熱や環境温度変化で部材の熱膨張・収縮による歪が生じても読み取り幅方向に亘って照明分布が均一なイメージセンサを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明のイメージセンサは、中央部に突起部を有し、両端部に光源を配置し、前記光源からの光を原稿の読み取り幅方向に導光する導光体と、この導光体の、両端部側表面には幅細パターンを、中央部表面には幅広パターンを、設けて前記導光体に沿って不連続に配置した光散乱層と、一端側で前記導光体の端部を保持し、他端側との空間内で前記光源を収納する前記導光体の両端部側に設けたホルダーと、このホルダーを弾性部材を介して固定すると共に前記導光体の前記突起部と嵌合する切り欠き部を有する筐体とを備え、前記導光体の中央部表面に設けられた前記光散乱層の幅広パターンは原稿の読み取り幅方向に対して前記突起部の長さよりサイズが長いイメージセンサ。
請求項2に係る発明のイメージセンサは、前記光散乱層は前記突起部に近接又は接している請求項1に記載のイメージセンサ。
請求項3に係る発明のイメージセンサは、前記突起部は、スリット部を有し、このスリット部にピン又は爪を介して前記筐体と嵌合される請求項1又は2に記載のイメージセンサ。
請求項4に係る発明のイメージセンサは、中央部と両端部側に突起部を有し、光源からの光を原稿の読み取り幅方向に導光する導光体と、この導光体の、両端部側表面には幅細パターンを、中央部表面には幅広パターンを、設けて前記導光体に沿って不連続に配置した光散乱層と、一端側で前記導光体の端部を保持し、他端側との空間内で前記光源を収納する前記導光体の両端部側に設けたホルダーと、このホルダーを弾性部材を介して固定すると共に前記導光体の前記突起部と嵌合する切り欠き部を有する筐体とを備え、前記導光体の中央部表面に設けられた前記光散乱層の幅広パターンは原稿の読み取り幅方向に対して前記導光体の中央部に設けられた突起部の長さよりサイズが長く、前記導光体の両端部側に設けられた突起部は原稿の読み取り幅方向に対して前記導光体の中央部に設けられた突起部の長さより短くしたイメージセンサ。
請求項5に係る発明のイメージセンサは、前記光散乱層は前記導光体の中央部に設けられた突起部に近接又は接している請求項4に記載のイメージセンサ。
この発明に係るイメージセンサによれば、読み取り幅方向の両側に設けられた弾性部材を介して筐体と固定する導光体を設けると共に導光体の中央部に筐体と嵌合する突起部を設け、この突起部周辺に光源からの光を反射させる光散乱層を設けたので、温度変化で部材の熱膨張・収縮による歪が生じても、光散乱の位置ずれが軽減され、光散乱層は光が突起部に到達し、突起部で反射して迷光になることを妨ぐので読み取り幅方向に亘って照度分布が均一なイメージセンサを得る効果がある。
この発明の実施の形態1によるイメージセンサの断面図である。 この発明の実施の形態1によるイメージセンサの図1に示すA−A断面領域の側面図である。 この発明の実施の形態1によるイメージセンサの照明ユニット部分の模式図である。 この発明の実施の形態1によるイメージセンサの光反射パターン側から見た照明ユニット部分の模式図である。 この発明の実施の形態1によるイメージセンサの導光体突起部と反射パターンとの関係を説明する導光体の断面図である。 導光体から放射される不要光(迷光)の流れを説明する図である。 この発明の実施の形態2によるイメージセンサの側面図である。 この発明の実施の形態2によるイメージセンサの導光体の端部における突起部と光の流れとの関係を説明する外観模式図である。 この発明の実施の形態3によるイメージセンサの側面図である。 この発明の実施の形態3によるイメージセンサの導光体突起部と反射パターンとの関係を説明する導光体の断面図である。 この発明の実施の形態4によるイメージセンサの導光体突起部の嵌め合わせを説明する部分拡大図である。 この発明の実施の形態4によるイメージセンサの導光体突起部の嵌め合わせを説明する部分拡大図である。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1について図1を用いて説明する。図1はこの発明の実施の形態1によるイメージセンサの断面図である。図1において、1は原稿(被照射体)、2は透明プラスチック樹脂などを用いた導光体、2aは導光体2に設けられた突起部、3は導光体2に設けられた光散乱層(反射パターン)、4は光を透過する透過体、5はロッドレンズアレイなどを用いたレンズ体、6は駆動部を有するセンサICなどで構成された受光部(光電変換部)、7はコンデンサや抵抗器などの電子部品、8は受光部6や電子部品7を載置するセンサ基板、9はプラスチック樹脂などを用いた筐体である。図中、同一符号は、同一又は相当部分を示す。
図2は、図1に示すA−A断面領域の側面図である。図2において、3aは光散乱層3の幅広パターン、3bは光散乱層3の幅細パターン、9aは筐体9の読み取り幅方向中央に位置する筐体9の切り欠き部、10はLEDで構成した光源(LED光源)、11はLED光源10を載置する基板、12は一方側で導光体2の端部を差し込んで固定し、他方側で基板11を押し当て光源10を密閉空間内に収納するホルダー、13は燐青銅材などで構成した板バネや板ゴムなどの弾性部材である。図2中、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示す。なお、導光体2、ホルダー12、LED光源10を搭載した基板11、及び弾性部材13を収納又は保持する筐体9の一部を含めて照明ユニット部分と呼ぶ。
次に動作について説明する。図3は、この発明の実施の形態1によるイメージセンサの照明ユニット部分の模式図である。光源10から発した光は、導光体2の両端部から入射し、導光体2内を全反射しながら主走査方向(読み取り幅方向)に伝搬し、徐々に導光体2に設けられた反射パターン(光散乱層)3で散乱反射される。反射パターン3で反射した光は、反射パターン3に対向した導光体2表面の光射出部から原稿1に照射される。反射パターン3は、原稿1面の主走査方向の照度を均一にするため、導光体2中央部側は幅広パターン3aとし、導光体2端部側は幅細パターン3bとしている。図中、図2と同一符号は、同一又は相当部分を示す。
したがって、図1及び図2に示すように導光体2表面の光射出部から照射される光は透過体4を通過して原稿1を照明する。原稿1で反射した反射光は、ロッドレンズアレイ5で収束され、センサICなどで構成された受光部6で結像し光電変換される。筐体9には、導光体2、ホルダー12、LED光源10、弾性部材13が収納される。また、筐体9の中央部には筐体9の切り欠き部(穴部)9aが設けられている。照明ユニットは筐体9に導光体2の突起部2aを筐体9の中央に設けてある切り欠き部9aに嵌め合わせて取り付ける。
図4は、この発明の実施の形態1によるイメージセンサの光反射パターン側から見た照明ユニット部分の模式図である。導光体2の表面には、突起部2aの主走査方向幅よりサイズが長い幅広パターン3aが突起部2aの一端側と近接又は接するように設置される。
図5は、この発明の実施の形態1によるイメージセンサの導光体の突起部と反射パターンとの関係を説明する導光体の断面図である。導光体2の主走査方向中央部に位置する反射パターン3は、導光体2の表面に白色塗料を印刷、又は導光体2に切り込みを入れて光散乱又は拡散させて対向する導光体2の表面の光射出部から原稿1を照明するようになっている。導光体2の突起部2aの中心と反射パターン3の幅広パターン3aとの中心は30〜45度までの狭角とし、互いに接近させている。反射パターン3の中心が主走査方向に亘って原稿1に向かって光を照射する光軸となる。導光体2の突起部2aの中心は光射出部から少しはずれて接近した位置にある。
図6は、導光体から放射される不要光(迷光)の流れを説明する図である。導光体の突起部周辺に光散乱層が無い場合について説明する。導光体の内部を主走査方向に全反射して伝搬する光源からの光は、光散乱層で散乱反射又は拡散され、一部の光はサークル状に全反射し、その漏洩光が導光体の外部に放射される。放射された漏洩光が原稿1の照明領域に入射すると不要光となって突起部周辺の照度分布の不均一性の要因となる。特に光射出部に対向した位置に接近して設置された導光体の突起部に迷光が入射すると突起部に対向する光射出部に近接した領域から不要光となって原稿1を照明してしまうことがある。
突起部を構成する形状により突起部の容量が比較的大きい場合、また、突起部に近接設置された筐体がある場合には不要光は照度分布の偏差となって影響を及ぼす。
そのような場合、光散乱層を突起部に近接させて設置し、突起部に屈折して入射する光を光散乱層で散乱反射させることで不要光を軽減することが可能となる。
以上からこの発明の実施の形態1によるイメージセンサよれば、光散乱層は光が突起部に到達し、突起部で反射して迷光になることを妨ぐので、読み取り幅方向に亘って照度分布が均一なイメージセンサを得る効果がある。
また、筐体9中央に設けた切り欠き部9aを位置決め基準にして導光体2を取り付けることができるので、導光体2は筐体9中央に均等に配置することができる。これにより、導光体2の光散乱層3が所定の位置にばらつきなく配置できるので、精度の良い固定が行われる。同様に、筐体9中央に設けた切り欠き部9aを位置決め基準として組立てるので、組み立てで生じるばらつきをなくすことも可能となる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2について図7を用いて説明する。図7はこの発明の実施の形態2によるイメージセンサの側面図である。図7において、9bは筐体9の読み取り幅方向両端側に位置する切り欠き部である。図中、図2と同一符号は、同一又は相当部分を示す。
実施の形態1では、導光体2の中央部に突起部2aを設けたのに対して、実施の形態2では、突起部2aに加えて、導光体2の両端部側にも突起2bを設けた場合について説明する。なお、対応する導光体2中央部に設けた光散乱層3の幅広パターン3aと、導光体2端部側に設けた光散乱層3の幅細パターン3bはそれぞれ実施の形態1で説明したものと同一位置にあるものとする。その他の動作・機能については実施の形態1で説明したものに準ずる。
実施の形態2では、導光体2の中央部に突起部2aを設け、導光体2の両端部側には読み取り幅方向に対して導光体2の中央部に設けた突起部2aの長さより短い突起部2bを設けて、それぞれ対応する切り欠き部9a、9bで嵌め合わせる。
以上のような構成にすることにより、導光体2はホルダー12と弾性部材13とを介して筐体9と固定され、両側に設置した弾性部材13の弾性力が異なっていても導光体2は、筐体9の中央部に設置された突起部2aを筐体9の中心位置として固定され、導光体2のたわみで軸芯が変化したり、曲がりが生じても突起部2bで支えることで導光体2の直線性を確保することができる。
図8は、導光体の端部における突起部と光の流れとの関係を説明する図である。導光体2の端部側は基板11に載置された光源10から発した光の直接放射成分(全反射しない成分)の寄与があり、一部の光は突起部2bで正反射し、照明領域外へ放射される。
また、導光体2の突起2bは、反対側端部から伝搬してくる光の全反射成分は少なく、突起部2aより、読み取り幅方向サイズが短いので、漏洩光が導光体2の外部に放射されても放射された光が原稿1の照明領域に入射する迷光は比較的少ないので、光散乱層3bは突起部2bに近接させて設けるだけでも良い。
以上のように、この発明の実施の形態2によれば、導光体2の突起部を中央部と両端部に設けることで、導光体2のたわみによる位置ずれも抑えることができるので、所定の読取位置での光量がさらに安定になる効果がある
実施の形態3.
この発明の実施の形態3について図9を用いて説明する。図9は、この発明の実施の形態3によるイメージセンサの側面図である。図9において、20は透明プラスチック樹脂などを用いた導光体、20aは導光体20の中央部に設けられた楔形の突起部、30は導光体20に設けられた光散乱層(反射パターン)、30aは光散乱層30の幅広パターン、30bは光散乱層30の幅細パターンである。図中、図2と同一符号は、同一又は相当部分を示す。
実施の形態1では、導光体2の中央部に突起部2aを設けたのに対して、実施の形態3では、導光体20の中央部に形状が楔形である楔形突起部20aとしている。なお、対応する導光体20の中央部に設けた光散乱層30の幅広パターン30aと、導光体20の端部側に設けた光散乱層30の幅細パターン30bはそれぞれ実施の形態1で説明したものと同一位置にあるものとする。その他の動作・機能については実施の形態1で説明したものに準ずる。
図10は、この発明の実施の形態3によるイメージセンサの導光体突起部と反射パターンとの関係を説明する導光体の断面図である。導光体20の主走査方向中央部に位置する幅広パターン30aは、導光体20の表面に白色塗料を印刷、又は導光体20に切り込みを入れて光散乱又は拡散させて対向する導光体20の表面の光射出部から原稿1を照明するようになっている。導光体20の楔形突起部20aの中心と光散乱層30の幅広パターン30aとの中心は30〜45度までの狭角とし、互いに接近させている。光散乱層30の中心が主走査方向に亘って光を照射する光軸となる。本実施の形態3では、楔形突起部20aのエッジと幅広パターン30aのエッジとは距離Lでもって離間されている。
次に動作について図9及び図10を用いて説明する。導光体30の内部を主走査方向に全反射して伝搬する光源10からの光は、光散乱層30で散乱反射又は拡散され、一部の光はサークル状に全反射し、その漏洩光が導光体の外部に放射されるものの幅広パターン30aのエッジから漏洩して楔形突起部20aに入射する不要光は、楔形突起部20aと幅広パターン30aとの間に光散乱層30が無くても突起部を楔形形状にしているので略平行光となり、楔形突起部20aに迷光として入射することが軽減される。
以上から実施の形態3によるイメージセンサよれば、導光体の突起部を楔形とすることにより光が突起部に到達しても突起部で屈折入射して迷光になることを妨ぐので、突起部周辺に対応する原稿面所定位置の照度分布が不均一にならないという効果を奏する。
実施の形態4.
実施の形態1〜3では、導光体の中央突起部は筐体9と直接嵌め合わせたが実施の形態4では、部材を介して導光体の突起部と嵌め合わせる場合について説明する。なお、対応する導光体の中央部に設けた光散乱層の幅広パターンは、実施の形態1で説明したものと同一位置にあるものとする。その他の動作・機能については実施の形態1で説明したものに準ずる。
この発明の実施の形態4について図11を用いて説明する。図11はこの発明の実施の形態4によるイメージセンサの導光体突起部の嵌め合わせを説明する部分拡大図である。図11において、21は導光体、21aは導光体21の突起部、21cは導光体21の突起部21aに設けたスリット部、90は筐体、90aは筐体90の中央部に位置する筐体90の切り欠き部、91は弾性材で構成した爪である。
実施の形態4では、導光体21の中央部に突起部21aを設け、突起部21aの一部にスリット部21cを設ける。導光体21の突起部21aは対応する筐体90の切り欠き部90aとは直接嵌め合わせないので突起部21aと筐体90の切り欠き部90aとの隙間に燐青銅材で構成した爪91を挿入し筐体90の中央部と導光体21の中央部とを嵌め合わせて固定する。また、図12に示すように筐体90にねじ構成のピン92を立ててスリット部21cに挿入し筐体90の中央部と導光体21の中央部とを嵌め合わせて固定しても良い。
以上のような構成とすることにより、導光体21はホルダー12と弾性部材13を介して筐体9と固定され、両側に設置した弾性部材13の弾性力が異なっていても導光体21は、筐体90の中央部に設置された突起部21aを筐体90の中心位置として固定され、実施の形態1同様に、筐体と突起部との取り付け精度が高い固定が行われる。
なお、実施の形態1〜4では、光散乱層3、30、31は導光体2、20、21の表面に白色塗料を印刷、又は導光体2に切り込みを入れて光散乱又は拡散させて対向する導光体の表面の光射出部から原稿1を照明するようにしたが、導光体2、20、21の表面に光散乱層として転写式のパターンシールを貼り付けても良く、印刷に替えて導光体2、20、21に蒸着した反射パターンとしても同様の効果を奏する。
実施の形態1〜4では筐体9、90はプラスチック樹脂で構成したが、導光体2、20、21に設けた突起部2a、20a、21aには近接又は接して幅広パターン3a、30a、31aが形成されるので、導光体2、20、21の内部から外部に放射し、突起部2a、20a、21aに放射される迷光があり、筐体9、90が迷光を正反射する金属筐体であっても導光体の射出部から不要光が放射されることに対して軽減効果がある。
1・・原稿(被照射体) 2・・導光体 2a・・突起部 2b・・突起部
3・・光散乱層(反射パターン) 3a・・幅広パターン 3b・・幅細パターン
4・・透過体 5・・レンズ体(ロッドレンズアレイ)
6・・受光部(光電変換部) 7・・電子部品 8・・センサ基板
9・・筐体 9a・・切り欠き部 9b・・切り欠き部
10・・光源(LED光源) 11・・基板 12・・ホルダー 13・・弾性部材
20・・導光体 20a・・楔形突起部
21・・導光体 21a・・突起部 21c・・スリット部
30・・導光体 30a・・幅広パターン 30b・・幅細パターン
31・・光散乱層 31a・・幅広パターン
90・・筐体 90a・・切り欠き部 91・・爪 92・・ピン

Claims (5)

  1. 中央部に突起部を有し、光源からの光を原稿の読み取り幅方向に導光する導光体と、この導光体の、両端部側表面には幅細パターンを、中央部表面には幅広パターンを、設けて前記導光体に沿って不連続に配置した光散乱層と、一端側で前記導光体の端部を保持し、他端側との空間内で前記光源を収納する前記導光体の両端部側に設けたホルダーと、このホルダーを弾性部材を介して固定すると共に前記導光体の前記突起部と嵌合する切り欠き部を有する筐体とを備え、前記導光体の中央部表面に設けられた前記光散乱層の幅広パターンは原稿の読み取り幅方向に対して前記突起部の長さよりサイズが長いイメージセンサ。
  2. 前記光散乱層は前記突起部に近接又は接している請求項1に記載のイメージセンサ。
  3. 前記突起部は、スリット部を有し、このスリット部にピン又は爪を介して前記筐体と嵌合される請求項1又は2に記載のイメージセンサ。
  4. 中央部と両端部側に突起部を有し、光源からの光を原稿の読み取り幅方向に導光する導光体と、この導光体の、両端部側表面には幅細パターンを、中央部表面には幅広パターンを、設けて前記導光体に沿って不連続に配置した光散乱層と、一端側で前記導光体の端部を保持し、他端側との空間内で前記光源を収納する前記導光体の両端部側に設けたホルダーと、このホルダーを弾性部材を介して固定すると共に前記導光体の前記突起部と嵌合する切り欠き部を有する筐体とを備え、前記導光体の中央部表面に設けられた前記光散乱層の幅広パターンは原稿の読み取り幅方向に対して前記導光体の中央部に設けられた突起部の長さよりサイズが長く、前記導光体の両端部側に設けられた突起部は原稿の読み取り幅方向に対して前記導光体の中央部に設けられた突起部の長さより短くしたイメージセンサ。
  5. 前記光散乱層は前記導光体の中央部に設けられた突起部に近接又は接している請求項4に記載のイメージセンサ。
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