JP2013229774A - コンタクトイメージセンサーモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズ部材と、レンズ部材の光の入出射面をそれぞれ覆う両アパーチャー部材の相対位置の位置決めを精度よく行うことができるコンタクトイメージセンサーモジュールを提供することを目的とする。
【解決手段】レンズ部材7と、該レンズ部材7を収納する第1アパーチャー部材8aおよび第2アパーチャー部材8bを有するアパーチャーケース8とを備え、レンズ部材7、第1アパーチャー部材8a、第2アパーチャー部材8bの各部材が重合する位置において、各部材7,8a,8bのうちの最も内側または外側に位置する部材には、位置決め用凸部10が形成され、各部材7,8a,8bのうちの真ん中に位置する部材には、位置決め用凸部10が挿通する位置決め用切欠部12が形成され、各部材7,8a,8bのうち、最も外側または内側に位置する部材には、位置決め用凸部10が係合する位置決め用係合部11が形成されている。
【選択図】図2

Description

この発明は、読み取りの対象物からの反射光を結像して正立等倍像を形成する結像光学素子を備えるコンタクトイメージセンサーモジュールに関するものである。
従来、イメージスキャナー、ファクシミリ、複写機、金融端末装置等において、コンタクトイメージセンサー(Contact Image Sensor)モジュール(以下、「CISモジュール」と略する)が画像読取装置として用いられている。このCISモジュールは、読み取りの対象物を照明する照明手段と、読み取りの対象物の正立等倍像を結像する結像光学素子(レンズ部材)と、レンズ部材で結像された正立等倍像を読み取るセンサーとを備え、照明手段により照明された前記対象物からの反射光がレンズ部材の各レンズにより集光されてセンサー上に正立等倍像が形成される。例えば、特許文献1に開示された画像読取装置を構成するレンズユニットは、レンズ部材と、該レンズ部材の入射面および出射面を個別に覆う2つのアパーチャー部材とを備え、両アパーチャー部材は、レンズ部材の入出射面それぞれに形成された凸部と両アパーチャー部材に形成された凹部とが嵌合することによりそれぞれレンズ部材に固定される。
特開2003−302504号公報(段落0023、0024、図1など)
ところで、上記した両アパーチャー部材それぞれには、レンズ部材の入出射面それぞれに形成された複数のレンズ面に対応する位置に複数の貫通孔が形成されるが、レンズ面とこれに対応する貫通孔の位置がずれたり、光の入出射に対応する両アパーチャー部材の貫通孔どうしの位置がずれると結像点における光のずれ量が大きくなるため、結像画像の鮮明度が低下する。したがって、各部材の相対位置を精度よく位置決めすることが結像画像の鮮明度の向上を図る上で重要である。しかしながら、上記したレンズユニットでは、両アパーチャー部材が個別にレンズ部材に固定されるため、光の入出射に対応する両アパーチャー部材の貫通孔どうしの位置合わせを行うことが困難である。
この発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、レンズ部材と、該レンズ部材の入出射面をそれぞれ覆う両アパーチャー部材の相対位置の位置決めを精度よく行うことができるコンタクトイメージセンサーモジュールを提供することを目的とする。
この発明にかかるコンタクトイメージセンサーモジュールは、上記目的を達成するために、光が入射する入射面と前記入射面に入射した光が出射する出射面とを有するレンズ部材と、前記レンズ部材を収納し、前記入射面を覆う第1アパーチャー部材および該第1アパーチャー部材に一部重合して前記出射面を覆う第2アパーチャー部材を有するアパーチャーケースとを備え、前記レンズ部材、前記第1アパーチャー部材、前記第2アパーチャー部材の各部材が重合する位置において、前記各部材のうちの最も内側または外側に位置する前記部材には、位置決め用凸部が形成され、前記各部材のうちの真ん中に位置する前記部材には、前記凸部が挿通する位置決め用切欠部が形成され、前記各部材のうち、最も外側または内側に位置する前記部材には、前記凸部が係合する位置決め用係合部が形成されていることを特徴としている。
このように構成された発明では、一の部材に形成された位置決め用凸部を基準として、残りの両部材の位置決め用切欠部および位置決め用係合部により、各部材の位置決めを行うため、従来のように、各部材を個別に固定する構成と比較して、レンズ部材、第1アパチャー部材、第2アパーチャー部材の各部材の相対位置を精度よく位置決めすることができる。
また、前記位置決め用凸部は、前記レンズ部材が前記アパーチャーケースに収納された状態で、前記アパーチャーケースから露出しない形状に形成されているとよい。
このように構成すると、アパーチャーケースの外側から不要な光がレンズ部材に入射することがないため、コンタクトイメージセンサーモジュールの結像画像の鮮明度を向上することができる。
また、前記位置決め用係合部が、前記位置決め用切欠部と同様に切欠により形成されていてもよい。
このようにすると、位置決め用係合部の加工が容易になるため、アパーチャーケースの製造コストの低減を図ることができる。
また、前記位置決め用凸部、前記位置決め用切欠部、前記位置決め用係合部それぞれが2つ以上形成されているとよい。
このようすれば、複数箇所で位置決めを行うことができるため、より精度よく各部材の位置決めを行うことができる。
また、前記レンズ部材の前記入射面には、光入射用の複数の入射レンズ面が形成され、前記レンズ部材の前記出射面には、光出射用の複数の出射レンズ面が形成され、
前記第1アパーチャー部材には、前記各入射レンズ面それぞれに対応する位置に複数の貫通孔が穿設され、前記第2アパーチャー部材には、前記各出射レンズ面それぞれに対応する位置に複数の貫通孔が穿設されているとよい。
このように構成すると、各部材の相対位置を精度よく位置決めできるため、レンズ部材のレンズ面と該レンズ面に対応する貫通孔との位置決め精度および光の入出射に対応する両アパーチャー部材の貫通孔どうしの位置決め精度が向上し、これにより、結像画像が鮮明なコンタクトイメージセンサーモジュールを提供することができる。
一実施形態であるCISモジュールの部分断面斜視図。 図1のCISモジュールが備えるレンズアレイユニットの部分斜視図。 図2のレイズユニットの分解部分斜視図。 図2のA−A線の部分横断面図。 レンズユニットの位置決め部の変形例を示す部分横断面図。 レンズユニットの位置決め部の変形例を示す部分横断面図。 レンズユニットの位置決め部の変形例を示す部分横断面図。 レンズユニットの位置決め部の変形例を示す部分横断面図。
本発明の一実施形態にかかるCISモジュールについて、その部分断面斜視図である図1を参照して説明する。なお、図1以下において、X,Y,Zは座標軸を示す。
(CISモジュールの構成)
CISモジュール1は、原稿ガラスGL上に載置された原稿OBを読み取り対象物として原稿OBに印刷された画像を読み取る装置であり、原稿ガラスGLの直下に配置されている。CISモジュール1は、X方向における原稿OBの読み取り範囲より長く延びる直方体状のフレーム2を有しており、フレーム2内に照明手段3、レンズユニット4、センサー5、プリント回路基板6がフレーム2に保持されて配置されている。
フレーム2は、フレーム部材21aおよび中間部材21bを備え、フレーム部材21aの内部空間は、中間部材21bにより、照明手段3(ライトガイド31)およびレンズユニット4を配置するための上方空間と、センサー5および照明手段3のLED基板32が設けられたプリント回路基板6を配置するための下方空間とに区分されて仕切られている。また、中間部材21bの上方空間側には、照明手段3が備えるライトガイド31が挿入されて配置されるための斜溝22と、斜溝22に並設され、レンズユニット4が嵌挿されて配置されるための凹溝23とがX方向に延設されている。凹溝23の底面には、レンズユニット4から出射されて、X方向に所定の読取幅を有する光が通過するためのスリット24がX方向に延設されており、スリット24により、フレーム2の上方空間と下方空間とが連通されている。なお、斜溝22は鉛直方向(Z方向)に対して、傾斜して形成される。
斜溝22の底面の上方には、斜溝22に配置されたライトガイド31を上方から押圧するための複数の押さえ部材25がX方向において所定の間隔でフレーム2に設けられている。各押さえ部材25は、それぞれ、斜溝22に沿って隣接するフレーム2の側壁(フレーム部材21a)から内側に向けて突出して当該フレーム2と一体的に形成されている。また、押さえ部材25の下面側に配置されるライトガイド31を斜溝22の底面に押圧する押圧面は、押圧対象であるライトガイド31の上側の外周面形状とほぼ同一形状に形成されている。
また、斜溝22の一端側(図1のX軸を示す矢印の始点側)から該斜溝22に挿入されたライトガイド31は、平面視において凹溝23に嵌挿されたレンズユニット4にX方向に沿って一部重なって配置される。また、ライトガイド31が押さえ部材25により上方から押圧された状態で、ライトガイド31の出射面31bの下側の長手方向(X方向)に沿って面取りされた部分が、凹溝23に嵌挿された状態のレンズユニット4のアパーチャーケース8の左上部の長手方向(X方向)に沿って面取りされた部分にX方向に沿って当接する。そして、レンズユニット4は、押さえ部材25によって押圧されるライトガイド31により凹溝23内に向かって押圧されることで、レンズユニット4の凹溝23からのZ方向の矢印の向きと反対方向への脱離が規制されてレンズユニット4が当該凹溝23内に嵌挿状態に保持される。
なお、押さえ部材25の押圧面の形状が、押圧対象であるライトガイド31の上側の外周面形状とほぼ同一形状に形成されているので、凹溝23にレンズユニット4が嵌挿され、斜溝22にライトガイド31が挿入された状態において、斜溝22へのライトガイド31の挿入方向(X方向)以外の方向へのライトガイド31の移動、すなわち、斜溝22からの抜けは押圧部材25により規制されている。また、フレーム2の側壁(フレーム部材21a)の各押さえ部材25に対応する位置には、それぞれ、各押さえ部材の下方を通って斜溝22に連通する矩形状の孔25aが形成されている。
照明手段3は、プリント回路基板6に取り付けられたLED基板32に設けられたLED(Light Emitting Diode:図示省略)を光源とし、LEDの光を原稿ガラスGL上に載置された原稿OBに導光するライトガイド31を有し原稿OBを照明する。なお、図1中において、LED基板32はその上端部分の形状が点線で示されることにより、その一部が図示省略されている。
ライトガイド31は、アクリル樹脂やガラス等の透明部材により形成され、CISモジュール1の読み取り範囲とほぼ同じ長さを有しており、中間部材21bの上面に設けられた斜溝22に挿入されることによりX方向に配設されている。また、ライトガイド31は、一端側の端面(図1の紙面に向かって手前側)からライトガイド31内に入射されたLEDの光を反射する反射構造が形成された反射面31aと、反射面31aにより反射された光を原稿OBに向けて出射する出射面31bとを有している。そして、反射面31aおよび出射面32bは、それぞれライトガイド31の外周面に長手方向に沿って形成されて透明部材を介して対向配置されている。そして、ライトガイド31の長手方向に直交する断面における出射面31bの幅が反射面31aよりも狭く形成されている。
また、ライトガイド31の長手方向に直交する断面形状が、反射面31a側から出射面31b側に向けて先細りする六角形状を有し、ライトガイド31は、レンズユニット4に対向する部分が出射面31bに沿って長手方向に面取りされている。そして、ライトガイド31の面取りされた部分が、レンズユニット4の同様に面取りされた部分にX方向に沿って接触配置されることによって、出射面31bがレンズユニット4に近接配置されている。照明手段3は、ライトガイド31の出射面31bを除く外周面を被覆する遮光フィルム33をさらに有しており、遮光フィルム33のライトガイド31(透明部材)に接する面には光を散乱させる散乱面が形成されている。なお、この実施形態では、遮光フィルム33の厚みは約125μmに形成されている。
また、ライトガイド31を図1の紙面に向かって手前側の一端側から出射面31bをレンズユニット4側に向けてX方向にフレーム2の中間部材21bの上面に形成された斜溝22に挿入することにより、ライトガイド31の手前側の端面の位置に、LED基板32を挿入するための挿入空間が形成される。そして、図1に示すように、LED基板32が設けられたプリント回路基板6が、フレーム2の下方空間における所定位置に配設されてLED基板32が挿入空間に下方側から挿入されることによって、LED基板32の先端側の端面が押さえ部材25の押圧面に当接することにより位置決めされて、LED基板32に設けられたLEDがライトガイド31の長手方向の一端側の端面に対向配置される。
LEDからの照明光がライトガイド31の一端側から入射すると、その照明光はライトガイド31の他端側に向けてライトガイド31内を伝播すると共に、反射面31aにより散乱する。反射面31aによって散乱した照明光は、ライトガイド31内において外周面(遮光フィルム33)により全反射されることで出射面31bに向かって集光される。そして、集光された照明光が出射面31bから原稿ガラスGLに向けて出射されて原稿ガラスGL上の原稿OBに集光された状態で照射される。こうして、X方向に延びる帯状の照明光が原稿OBに照射され、原稿OBで反射される。
なお、LEDから照明が入射されるライトガイド31の一端側と反対の他方端側の端面が当接するフレーム2(フレーム部材21a)の内壁面には、スポンジやゴム、ばねなどの弾性部材により形成される付勢手段(図示省略)が設けられている。ライトガイド31は、付勢手段により斜溝22から脱出(脱離)する方向(X矢印の向きと反対方向)に付勢されてLED基板32に設けられたLEDに当接する。挿入空間に下方から挿入されたLED基板32は、弾性部材により付勢されたライトガイド31により押圧される方向において、付勢手段が設けられた内壁面に対向するフレーム2の内壁面に当接して位置決めされる。したがって、LED基板32のLEDの実装面に当接するライトガイド31の一端側が、LED基板32により抜け止めするように押さえられることにより、ライトガイド31の斜溝22からの脱離が規制されてライトガイド31の斜溝2への挿入状態が保持されるので、ライトガイド31は、斜溝22内において付勢手段とLED基板32との間に正確に位置決めされて固定される。
すなわち、斜溝22の一端側から挿入されたライトガイド31の一端側が、LED基板32で抜け止めするようにLED基板32のLEDの実装面を当接させて押さえられているので、ライトガイド31の一端側からLEDの光をライトガイド31に確実に入射することができると共に、ライトガイド31の斜溝22からの脱離がLED基板32により規制されてライトガイド31が挿入状態に保持されるので、LEDと、ライトガイド31の斜溝22からの抜け止めを防止する部材とを個別に設けなくともよいため、CISモジュール1を構成する部品の簡素化を図ることができる。
また、ライトガイド31の斜溝22への挿入状態において、ライトガイド31は付勢手段により斜溝22から脱離する方向に付勢されるので、付勢手段の付勢力によりライトガイド31の一端側がLED基板32のLEDの実装面に押し付けられて密着するので、LEDの光をライトガイド31に入射する入射効率の向上を図ることができる。
また、照明手段3が配置されるフレーム2の上方空間と、センサー5(プリント回路基板6)が配置される下方空間とは、中間部材21bにより隔離されているため、照明手段3の光が下方空間に漏れるおそれが無く、照明手段3から漏洩した光のセンサー5への入射によるノイズの発生が防止される。
照明手段3による照明光の照射位置の直下位置には、上記した凹溝23がX方向に設けられており、レンズユニット4は、凹溝23に嵌挿されることによりライトガイド31に並設されている。レンズユニット4については、以下に詳述する。
(レンズユニット4の構成)
上記したレンズユニット4の構成について、図2〜図4を参照して説明する。なお、図2は、図1のCISモジュール1が備えるレンズユニット4の部分斜視図、図3はレンズユニット4の分解部分斜視図、図4は図2のA−A線の部分横断面図である。
レンズユニット4は、入射面7aに入射した原稿OBからの反射光を集光してセンサー5上に原稿OBの正立等倍像を形成するものであり、図2および図3に示すように、光が入射する入射面7aと、該入射面7aに入射した光が出射する出射面7bとが設けられたレンズ部材7と、レンズ部材7を収納し、該レンズ部材7の入射面7aを覆う第1アパーチャー部材8aと該第1アパーチャー部材8aに一部重合して出射面7bを覆う第2アパーチャー部材8bとを有するアパーチャーケース8とを備える。このとき、レンズユニット4は、レンズ部材7に第1アパーチャー部材8aおよび第2アパーチャー部材8bを装着することにより形成される。
レンズ部材7の入射面7aには、図3(b)に示すように、複数のレンズの互いの光軸を平行にしてライトガイド31の長手方向と同じX方向に配列された複数の入射レンズ面9aが形成される。
また、レンズ部材7の出射面7bは、入射面7aの対向面に位置し、入射面7aと同様に、複数のレンズの互いの光軸を平行にしてライトガイド31の長手方向と同じX方向に配列された複数の出射レンズ面9b(図示せず)が形成される。
さらに、レンズ部材7の長手方向の両側面(X−Z平面と平行な側面)それぞれには、図3(b)に示すように、レンズ部材7、第1アパーチャー部材8a、第2アパーチャー部材8bの各部材の位置決めの基準となる略縦長直方体の位置決め用凸部10が形成される。
このとき、両位置決め用凸部10は、レンズ部材7の側面の中央(側面のX方向の中央)付近にそれぞれ形成される。ただし、レンズ部材7の側面の端に位置決め用凸部10を形成すると、レンズ部材7に対する両アパーチャ部材8a,8bの装着が容易に行えるため、装着性を重視する場合は、位置決め用凸部10を、レンズ部材7の側面の両端のうち、いずれか一方の端に形成するとよい。
なお、本実施形態では、位置決め用凸部10をレンズ部材7の両側面それぞれに形成したが、いずれか一方の側面のみに位置決め用凸部10を形成する場合であっても、各部材7,8a,8bの相対位置を従来よりも精度よく位置決めできるため、片側側面のみに当該位置決め用凸部10をレンズ部材7に形成する構成であってもかまわない。
また、位置決め用凸部10の形状も、縦長直方体に限定するものではなく、位置決め用凸部10が、後述する位置決め用係合部11および位置決め用切欠部12に係合または挿通することができる形状であれば、いずれの形状を選択してもかまわない。
第1アパーチャー部材8aは、図2および図3(a)に示すように、レンズ部材7に装着された状態で、レンズ部材7の入射面7aおよび側面を覆うように形成される。このとき、第1アパーチャー部材8aは、レンズ部材7に装着された状態で、その下端部が後述する第2アパーチャー部材8bの上端部を覆って、重合するように形成される。また、レンズ部材7の入射面7aとの対向面において、各入射レンズ面9aそれぞれに対応する位置に複数の貫通孔13aが穿設され、原稿OBから入射される反射光の入射方向が各貫通孔13aにより規制される。
また、第1アパーチャー部材8aの長手方向の両側面には、レンズ部材7の位置決め用凸部10が係合する2つの位置決め用係合部11が、位置決め用凸部10と対応する位置に切欠いた状態でそれぞれ形成される。
そして、レンズ部材7の位置決め用凸部10が、当該位置決め用係合部11に係合することにより、第1アパーチャー部材8aがレンズ部材7の所定の位置に固定される。
第2アパーチャー部材8bは、図2および図3(c)に示すように、レンズ部材7に装着された状態で、レンズ部材7の出射面7bおよび側面を覆うように形成される。
また、第1アパーチャー部材8aと同様に、レンズ部材7の出射面7bとの対向面において、各出射レンズ面9bそれぞれに対応する位置に複数の貫通孔13b(図示せず)が穿設されており、各入射レンズ面9aから入射した光が各出射レンズ面9bから出射するときの光の出射方向が各貫通孔13bにより規制される。
さらに、第2アパーチャー部材8bの両側面には、レンズ部材7の位置決め用凸部10それぞれに対応する位置に2つの位置決め用切欠部12が第1アパーチャー部材8aの位置決め係合部11と同様の切欠により形成される。
そして、レンズ部材7の位置決め用凸部10が当該位置決め用切欠部12に挿通することにより、第2アパーチャー部材8bがレンズ部材7の所定の位置に固定される。
したがって、レンズユニット4の状態、すなわち、レンズ部材7に第1アパーチャ部材8aおよび第2アパーチャー部材8bが装着された状態では、図4に示すように、各アパーチャー部材8a,8bが重合する位置において、レンズ部材7が内側、第1アパーチャー部材8aが外側、第2アパーチャー部材8bが真ん中に配置され、レンズ部材7の位置決め用凸部10が、第1アパーチャー部材8aの位置決め用係合部11に係合するとともに、第2アパーチャー部材8bの位置決め用切欠部12に挿通する。
以上のように、レンズユニット4は、レンズ部材7に両アパーチャー部材8a,8bが装着されることにより形成され、レンズ部材7に形成された位置決め用凸部10を基準に、両アパーチャー部材8a,8bの位置決めが行われる。
したがって、上記した実施形態によれば、レンズ部材7に形成された位置決め用凸部10を基準として、第1アパーチャー部材8aの位置決め用係合部11および第2アパーチャー部材8bの位置決め用切欠部12により、各部材7,8a,8bの位置決めを行うため、従来のように、各部材7,8a,8bを個別に固定する構成と比較して、各部材7,8a,8bの相対位置を精度よく位置決めすることができる。
また、各部材7,8a,8bの位置決めを行うに当たり、両アパーチャー部材8a,8bそれぞれに、加工が容易な切欠を形成するだけよいため、アパーチャーケース8の製造コストの低減を図ることができる。
また、各部材7,8a,8bにおいて、それらに対応する位置決め用凸部10、位置決め用係合部11、位置決め用切欠部12がそれぞれ2つずつ形成されるため、それぞれを1つずつ形成して位置決めを行う場合と比較して、より精度よく位置決めを行うことができる。
また、各部材7,8a,8bの相対位置を精度よく位置決めできるため、レンズ部材7のレンズ面9a,9bと該レンズ面9a,9bに対応する貫通孔13a,13bとの位置決め、および、光の入出射に対応する両アパーチャー部材8a,8bの貫通孔13a、13bどうしの位置決め精度が向上し、これにより、結像画像が鮮明なコンタクトイメージセンサーモジュール1を提供することができる。
(変形例)
上記したレンズユニット4における位置決め用凸部10、位置決め用係合部11、位置決め用切欠部12の4つの変形例について、図5〜図8を参照して説明する。なお、図5〜図8はいずれも図2におけるA−A線の部分横断面図に対応する図である。
例えば、図5に示すように、レンズ部材7の位置決め用凸部10aを、第1アパーチャー部材8aの側面から露出しない、すなわち、アパーチャーケース8から露出しないように形成してもよい。
この場合、第2アパーチャー部材8bの側面には上記した実施形態と同様の位置決め用切欠部12aを位置決め用凸部10aの形状に合わせて形成するとともに、第1アパーチャ部材8aの側面には位置決め用係合部11aとして凹部を位置決め用凸部10aの形状に合わせて形成する。
このように構成することで、アパーチャーケース8の外側から不要な光がレンズ部材7に入射することがないため、CISモジュール1の結像画像の鮮明度を向上することができる。
また、図6に示すように、位置決め用凸部10bの横断面を台形状に形成し、その形状に合わせて位置決め用切欠部12bと位置決め用係合部11bを形成してもよい。このように構成しても、各部材7,8a,8bの相対位置を精度よく位置決めすることができる。
また、位置決め用切欠部12bと位置決め用係合部11bの形状を、位置決め用凸部10bの形状に厳密に合わせて形成せずに、図7に示すように、位置決め用凸部10cの一部と当接するように、位置決め用切欠部12cおよび位置決め用係合部11cを形成してもよい。このように構成することにより、加工が容易になるため、アパーチャーケース8の製造コストの低減を図ることができる。
また、図8に示すように、各部材7,8a,8bのうち、最も外側に位置する第1アパーチャ部材8aの側面に、レンズ部材7側に向けて位置決め用凸部10dを形成し、第2アパーチャー部材8bの側面に位置決め用切欠部12dを形成し、レンズ部材7の側面に位置決め用係合部11dを形成する構成であってもよい。このようにしても、各部材7,8a,8bの相対位置を精度よく位置決めすることができる。
なお、図5〜図8では、それぞれ位置決め用凸部10a〜10d、位置決め用係合11a〜11d、位置決め用切欠部12a〜12dを一側面のみに設けたが、例えば上記した実施形態を同様に、各部材7,8a,8bの長手方向の両側面それぞれに設ける構成であってもよい。このように構成することで、さらに各部材7,8a,8bの相対位置を精度よく位置決めすることができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、
上記した実施形態では、各部材7,8a,8bそれぞれに2つずつ位置決め用凸部10、位置決め用係合部11、位置決め用切欠部12を設けたが、各部材それぞれにおいて、2つ以上設ける構成であってもよい。このように構成することで、各部材7,8a,8bの相対位置をさらに精度よく位置決めすることができる。
また、上記した実施形態では、各部材7,8a,8bの長手方向の両側面に位置決め用凸部10、位置決め用係合部11、位置決め用切欠係合部12を設けたが、各部材7,8a,8bの外側面であればどこに設けてもかまわない。このように構成しても、各部材7,8a,8bの相対位置を精度よく位置決めすることができる。
1…CISモジュール、 4…レンズユニット 7…レンズ部材、 7a…入射面、 7b…出射面、 8…アパーチャーケース、 8a…第1アパーチャー部材、 8b…第2アパーチャー部材、 9a…入射レンズ面、 9b…出射レンズ面、 10,10a〜10d…位置決め用凸部、 11,11a〜11d…位置決め用係合部、 12,12a〜12d…位置決め用切欠部、 13a,13b…貫通孔

Claims (5)

  1. 光が入射する入射面と前記入射面に入射した光が出射する出射面とを有するレンズ部材と、
    前記レンズ部材を収納し、前記入射面を覆う第1アパーチャー部材および該第1アパーチャー部材に一部重合して前記出射面を覆う第2アパーチャー部材を有するアパーチャーケースとを備え、
    前記レンズ部材、前記第1アパーチャー部材、前記第2アパーチャー部材の各部材が重合する位置において、前記各部材のうちの最も内側または外側に位置する前記部材には、位置決め用凸部が形成され、
    前記各部材のうちの真ん中に位置する前記部材には、前記凸部が挿通する位置決め用切欠部が形成され、
    前記各部材のうち、最も外側または内側に位置する前記部材には、前記凸部が係合する位置決め用係合部が形成されている
    ことを特徴とするコンタクトイメージセンサーモジュール。
  2. 前記位置決め用凸部は、前記レンズ部材が前記アパーチャーケースに収納された状態で、前記アパーチャーケースから露出しない形状に形成されることを特徴とする請求項1に記載のコンタクトイメージセンサーモジュール。
  3. 前記位置決め用係合部が、前記位置決め用切欠部と同様に切欠により形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンタクトイメージセンサーモジュール。
  4. 前記位置決め用凸部、前記位置決め用切欠部、前記位置決め用係合部それぞれが2つ以上形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のコンタクトイメージセンサーモジュール。
  5. 前記レンズ部材の前記入射面には、光入射用の複数の入射レンズ面が形成され、
    前記レンズ部材の前記出射面には、光出射用の複数の出射レンズ面が形成され、
    前記第1アパーチャー部材には、前記各入射レンズ面それぞれに対応する位置に複数の貫通孔が穿設され、
    前記第2アパーチャー部材には、前記各出射レンズ面それぞれに対応する位置に複数の貫通孔が穿設されている
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のコンタクトイメージセンサーモジュール。
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