JP2012019333A - 画像読取装置 - Google Patents

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Yasuyuki Aritaki
康之 有瀧
Yasuhiro Nagao
康広 長尾
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Abstract

【課題】 内部の部品を変更しても継続して使用可能なケースを備えた画像読取装置を提供する。
【解決手段】 本発明の画像読取装置A1は、原稿Gと接する原稿当接面2aを有するカバー部材2と、受光手段6と、基板7と、原稿Gからの光を受光手段6に導くレンズ部材5と、レンズ部材5および基板7を内部に収容するケース本体部10を有するケース1と、を備えており、カバー部材2およびケース本体部10の双方と接するように、z方向において両者に挟まれたスペーサ部材32,33を備えており、カバー部材2は、z方向の原稿当接面2aから遠ざかる方に向けて突出する係合片212を有しており、ケース1は、係合片212と係合する係合部12を有しており、ケース1とカバー部材2との間にz方向に両者を近接させる、係合片212と係合部12との係合により発生する弾性力が加えられている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、原稿を読み取るのに用いられるスキャナ装置などに組み込まれる画像読取装置に関する。
図16には従来の画像読取装置の一例を示している(たとえば特許文献1参照)。このような画像読取装置Xは、ケース91、ガラスカバー92、LEDユニット93、導光体94、レンズ部材95、受光手段96、および、受光手段96を保持する基板97を備えている。画像読取装置Xは、たとえばスキャナ装置の筐体に組み込まれ、ガラスカバー92の図15中上面に沿って進行させられる原稿Gを読み取るためのものである。ガラスカバー92、導光体94、レンズ部材95、および基板97は、図16の紙面に垂直な方向に長く延びるように形成されている。受光手段96は、基板97の長手方向に沿って配列された複数のセンサICからなる。画像読取装置Xでは、LEDユニット93から出射された光は、導光体94の長手方向に沿って内側で反射しながら進行し、長手方向の各所から原稿Gに向けて出射される。原稿Gによって反射された光はレンズ部材95によって受光手段96に導かれる。受光手段96は、受光した光に応じて電気信号を出力し、この電気信号を外部に出力することにより、原稿Gの画像の読み取りを行う。
このような画像読取装置Xにおいては、レンズ部材95の焦点距離に合わせて、z方向におけるガラスカバー92上面の位置、レンズ部材95の位置、および、受光手段96の位置関係を調整する必要がある。たとえばガラスカバー92の厚みが変わったりすると、受光手段96に好ましい原稿Gの像ができなくなり、読み取りを正確に行うことができなくなることがあった。このため、画像読取装置Xでは、ガラスカバー92の厚みや受光手段96の高さなどが変化しないようにケース91が形成されている。
しかしながら、このような構成では、たとえばガラスカバー92,レンズ部材95、および、受光手段96の改良品が開発された場合、それらをそのままケース91に組み込んでも、原稿Gを正確に読み取れない問題が生じることがある。このため、画像読取装置Xでは、一部の部品を変更するたびに、変更した部品に適したケース91が新しく必要となり、高額になりがちなケース91の金型を新しく設計し、製造する必要があった。
特開2004−40820号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、内部の部品を変更しても継続して使用可能なケースを備えた画像読取装置を提供することを課題とする。
本発明によって提供される画像読取装置は、原稿と接する原稿当接面を有するカバー部材と、主走査方向に沿って長く延びる受光手段と、上記受光手段を支持する基板と、上記主走査方向および副走査方向と直交する厚み方向において、上記原稿当接面と上記受光手段との間に配置されており、上記原稿からの光を上記受光手段に導くレンズ部材と、上記レンズ部材および上記基板を内部に収容するケース本体部を有するケースと、を備えた画像読取装置であって、上記カバー部材および上記ケース本体部の双方と接するように、上記厚み方向において両者に挟まれた少なくとも1以上のスペーサ部材を備えており、上記カバー部材は、上記厚み方向の上記原稿当接面から遠ざかる方向に向けて突出する少なくとも1以上の係合片を有しており、上記ケースは、上記係合片のそれぞれと係合する少なくとも1以上の係合部を有しており、上記ケースと上記カバー部材との間に上記厚み方向に両者を近接させる、上記係合片と上記係合部との係合により発生する弾性力が加えられていることを特徴とする。
このような構成によれば、上記厚み方向において上記スペーサ部材を間に挟みながら上記ケースと上記カバー部材とが近づこうとしているため、上記ケースと上記カバー部材との間隔が不当に変化しにくくなっている。さらに、上記ケースと上記カバー部材との間隔を、上記スペーサ部材の厚み方向における長さを変更することで変えることが可能となっている。このため、本発明の画像読取装置では、部品の変更により、上記レンズ部材と上記原稿当接面との間隔を変える必要が生じた場合に上記ケースをそのまま用い、上記スペーサ部材を変更することで対応することができる。また、上記ケースと上記カバー部材とが独立したものとなっているため、上記ケースに手を加えずに上記カバー部材のみを変更すれば済む場合が増加する。従って、本発明の画像読取装置によれば、内部の部品を変更しても継続して同一のケースを利用可能な場合が増加し、新規にケースを設計し、高額の金型を製造する必要が減少する。
好ましい実施の形態においては、上記係合片は、上記カバー部材の上記副走査方向における端縁から延出しており、かつ、上記厚み方向における上記原稿当接面から遠い方の端部に上記副走査方向の外方に向けて膨出する膨出部を有しており、上記係合部の上記各係合片と係合する部位の上記副走査方向における内方の端縁は、上記膨出部の上記副走査方向における外方の端縁よりも内側に位置している。
より好ましい実施の形態においては、上記係合部は、上記ケース本体部の上記副走査方向における端縁から上記副走査方向の外方に膨出しており、かつ、上記係合片を収容する空間が形成されており、上記係合部は、上記空間によって他の部位と隔てられた上記主走査方向に延びる橋状部を有しており、上記橋状部が、上記係合部の上記係合片と係合する部位であり、上記膨出部は、上記副走査方向における外方ほど上記厚み方向において上記原稿当接面から遠ざかるように傾斜する傾斜面を有しており、上記傾斜面と上記橋状部とが当接している。
別のより好ましい実施の形態においては、上記ケースは、上記厚み方向における長さを弾性的に変更可能であり、かつ、上記係合部に連結された弾性部を有している。
好ましくは、上記ケースは、上記厚み方向における上記基板の上記原稿当接面から遠い方の端面に当接し、上記副走査方向における端部において上記弾性部と連結された支持部を有している。
より好ましくは、上記ケースは、上記ケース本体部の外側に取り付けられる固定金具を有しており、上記固定金具は、上記係合部、上記弾性部、および、上記支持部を備えている。
より好ましくは、上記固定金具は、金属板を変形させることにより形成されており、上記弾性部は折り曲げ加工により形成されている。
好ましい実施の形態においては、上記ケースは上記基板を収容する、上記厚み方向において上記原稿当接面に近づくように凹む収容凹部を備えており、上記厚み方向における上記収容凹部と上記基板との間には基板用スペーサ部材が設置されている。
好ましくは、上記基板用スペーサ部材は、上記厚み方向視において上記受光部材を囲む枠状に形成されている。
より好ましい実施の形態においては、上記原稿が上記副走査方向における一方から他方に向けて進行するように構成されており、上記カバー部材は、上記副走査方向における一方の端縁から上記副走査方向の一方へ向けて突出する誘導部材を有しており、上記誘導部材は、上記原稿当接面と連続し、上記原稿に当接する原稿誘導面を有している。
好ましくは、上記誘導部材の上記副走査方向における一方の端部には、上記副走査方向における一方側ほど上記厚み方向において上記原稿誘導面から遠ざかる原稿誘導傾斜面が形成されている。
好ましい実施の形態においては、上記スペーサ部材は、上記主走査方向において上記レンズ部材を挟んで離間する位置に設けられた1対のスペーサ部材を含んでおり、上記係合片は、上記副走査方向視において上記一対のスペーサ部材の一方と重なる位置に設けられた第1の係合片と、上記副走査方向視において上記1対のスペーサ部材の他方と重なる位置に設けられた第2の係合片とを含んでいる。
より好ましい実施の形態においては、上記第1の係合片は、上記副走査方向において上記1対のスペーサ部材の一方を挟んで離間するように上記カバー部材の両端縁に設けられており、上記第2の係合片が、上記副走査方向において上記1対のスペーサ部材の他方を挟んで離間するように上記カバー部材の両端縁に設けられている。
好ましくは、上記1対のスペーサ部材は、それぞれ上記厚み方向に膨出する少なくとも1以上の凸部を有する。
より好ましくは、上記1対のスペーサ部材は、それぞれ上記副走査方向に沿って配列された複数の上記凸部を有している。
より好ましい実施の形態においては、上記スペーサ部材は、上記主走査方向において上記1対のスペーサ部材に挟まれた位置に設けられた1以上の追加のスペーサ部材を含んでおり、上記係合片は、上記副走査方向視において上記追加のスペーサ部材と重なる位置に設けられた第3の係合片を含んでいる。
好ましくは、上記追加のスペーサ部材は、上記副走査方向において上記レンズ部材を挟んで離間する位置に設けられた追加の1対のスペーサ部材を含んでいる。
より好ましくは、上記第3の係合片は、上記副走査方向において上記追加のスペーサ部材を挟んで離間するように上記カバー部材の両端縁に設けられている。
より好ましくは、上記追加のスペーサ部材は、上記厚み方向に膨出する凸部を有する。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態における画像読取装置の平面図である。 図1に示す画像読取装置のカバー部材を省略した図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 図1のIV−IV線に沿う断面図である。 図1に示す画像読取装置の底面図である。 図5に示す画像読取装置の基板を省略した図である。 図1に示す画像読取装置の作用を説明するための図である。 本発明の第2実施形態における画像読取装置の平面図である。 図8のIX−IX線に沿う断面図である。 本発明の第3実施形態における画像読取装置の平面図である。 図10のXI−XI線に沿う断面図である。 本発明の第4実施形態における画像読取装置の平面図である。 図12のXIII−XIII線に沿う断面図である。 本発明の第5実施形態における画像読取装置の断面図である。 本発明の第6実施形態における画像読取装置の断面図である。 従来の画像読取装置の一例を示す断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図7は、本発明における画像読取装置の第1実施形態を示している。図1に示すように画像読取装置A1は、平面視略長矩形状のケース1とカバー部材2とを備えている。図1に示すx方向は画像読取装置A1の主走査方向であり、y方向は副走査方向である。図2には、画像読取装置A1のカバー部材2を外した状態を示している。図2〜図4に示すように画像読取装置A1はさらに、スペーサ部材31,32,33、基板用スペーサ部材34、線状光源4、レンズ部材5、受光手段6、および、基板7を備えている。図3および図4に示すz方向は画像読取装置A1の厚み方向である。画像読取装置A1は、たとえばスキャナ装置などに組み込まれるものであり、図4に示すように、カバー部材2に搭載された原稿Gを読み取るためのものである。
線状光源4は、図2に示すように、x方向図中右端に配置されたLEDユニット41と、x方向に長く延びる導光体42と、導光体42に沿って設けられた反射部材43とを備えている。LEDユニット41は、たとえば複数のLEDチップを内蔵しており、主にx方向に向けて光を出射するように構成されている。導光体42は、LEDユニット41から出射された光をx方向に沿って進行させつつ、その一部を順次原稿Gに向けて出射する。反射部材43は、たとえば白色樹脂であり、図4に示すように導光体42の原稿Gに向けて光を出射するための領域を露出させ、他の部分を覆うように形成されている。
レンズ部材5は、原稿Gからの光を受光手段6に導くためのものであり、x方向に沿って配列された複数の円柱状のロッドレンズ51と、それらを支持する樹脂製の保持部材52とによって構成されたロッドレンズアレイである。
受光手段6は、x方向に沿って一列に配列された複数の光電変換素子により構成されており、受光した光に応じた信号を出力する。光電変換素子としては、たとえばCMOSセンサチップが用いられる。
基板7は、受光手段6を搭載しており、受光手段6からの信号を出力するためのコネクタ71を備えている。コネクタ71は、たとえば、図5に示すように、基板7のx方向端部に配置されている。基板7は、たとえば図示しない金具などによってケース1に押し付けられるように取り付けられている。
ケース1は、内部に基板用スペーサ部材34、線状光源4、レンズ部材5、受光手段6、および、基板7を収容するケース本体部10と、ケース本体部10からy方向外方に膨出する係合部11,12,13を備えている。ケース本体部10は、図4に示すように、基準面10aおよび収容凹部10b,10c,10dを備えている。基準面10aは、図3および図4に示すように、ケース本体部10のz方向における上端面である。
収容凹部10bは、線状光源4を収容するためのものであり、図2に示すようにx方向に長く延びるように形成されている。
収容凹部10cは、レンズ部材5を収容するためのものであり、収容凹部10bに沿うように形成されている。収容凹部10cのz方向における図4中下端には、光を通すための貫通溝が形成されている。
収容凹部10dは、基板7を収容するためのものであり、z方向における基準面10aの反対側に設けられており、ケース本体部10の図4中下端面からz方向内方に凹むように形成されている。この収容凹部10dには、基板用スペーサ部材34が配置される。
基板用スペーサ部材34は、基板7のz方向における位置を調整するための部材であり、図6に示すように、z方向視枠状に形成されている。なお、コネクタ71を回避するために、基板用スペーサ部材34が成す枠はx方向の端部において一部が欠ける長矩形状の枠となっている。基板用スペーサ部材34のz方向における厚みをスペーサ厚d1とする。このスペーサ厚d1は、z方向におけるレンズ部材5と受光手段6との距離h1が適切な値となるように決定される。
さらに、基板用スペーサ部材34は、x方向の両端部にそれぞれx方向に突出する凸片341,342を有している。収容凹部10dには、この凸片341,342に嵌合する凹部101,102が形成されている。凸片341,342が凹部101,102に嵌合することにより基板用スペーサ部材34の収容凹部10d内における位置は固定される。また、収容凹部10dには、コネクタ71を収容するための凹部103も形成されている。
係合部11は、図1および図2に示すように、ケース本体部10のx方向における左端部のy方向における両側に形成されている。係合部11は、図3に示すように、z方向に一定の深さを有する溝部11aと、溝部11aと外部とを繋ぐ開口部11bと、溝部11aおよび開口部11bにより他の部分から隔てられた橋状部11cとを備えている。橋状部11cは、係合部11のy方向外縁かつz方向における基準面10aに近いほうの端部である。
係合部12は、図1および図2に示すように、ケース本体部10のx方向における中央部のy方向における両側に形成されている。係合部12は、図4に示すように、z方向に一定の深さを有する溝部12aと、溝部12aと外部とを繋ぐ開口部12bと、溝部12aおよび開口部12bにより他の部分から隔てられた橋状部12cとを備えている。橋状部12cは、係合部12のy方向外縁かつz方向における基準面10aに近いほうの端部である。
係合部13は、図1および図2に示すように、ケース本体部10のx方向における右端部のy方向における両側に形成されている。係合部13は、z方向に一定の深さを有する溝部13aと、溝部13aと外部とを繋ぐ図示しない開口部と、溝部13aおよび図示しない開口部により他の部分から隔てられた橋状部13cとを備えている。橋状部13cは、係合部13のy方向外縁かつz方向における基準面10aに近いほうの端部である。
カバー部材2は、枠部材21と、枠部材21の中央に形成された枠21aに保持された透明カバー22とによって構成されており、原稿Gに当接する原稿当接面2aを有している。原稿当接面2aは、図4に示すように、枠部材21のz方向上端面と、透明カバー22のz方向上端面とによって構成されている。透明カバー22は、画像読取装置A1が組み込まれるスキャナ装置において必要な強度などに応じ、たとえば厚みや材質が適宜定められる。
枠部材21の枠21aに沿う内周縁は、内側ほど原稿当接面2aから遠ざかるように傾斜する斜面となっており、枠21aに透明カバー22を嵌め込みやすい構造となっている。また、原稿Gが透明カバー22に引っかかるのを防止するために、透明カバー22は角が削られた形状になっている。
枠部材21は、x方向における図1中の左端部にy方向における両側縁からz方向に原稿当接面2aから遠ざかるように突出する係合片211を有している。各係合片211は、図3に示すように、z方向における原稿当接面2aから遠い方の端部にy方向外方に膨出する膨出部211aを備えている。各膨出部211aは、y方向における外方ほどz方向において原稿当接面2aから遠ざかるように傾斜する傾斜面211bを有している。係合片211は係合部11の溝部11aに収容されている。各係合片211の各膨出部211aのy方向外側の端同士のy方向における間隔は、各溝部11aのy方向外側の端同士のy方向における間隔よりも長くなっている。このため、傾斜面211bが係合部11の橋状部11cと当接しており、各膨出部211aのy方向外側の端部は開口部11bに収容されている。
さらに、枠部材21は、x方向における図1中の中央部にy方向における両側縁からz方向に原稿当接面2aから遠ざかるように突出する係合片212を有している。各係合片212は、図4に示すように、z方向における原稿当接面2aから遠い方の端部にy方向外方に膨出する膨出部212aを備えている。各膨出部212aは、y方向における外方ほどz方向において原稿当接面2aから遠ざかるように傾斜する傾斜面212bを有している。係合片212は係合部12の溝部12aに収容されている。各係合片212の各膨出部212aのy方向外側の端同士のy方向における間隔は、各溝部12aのy方向外側の端同士のy方向における間隔よりも長くなっている。このため、傾斜面212bが係合部12の橋状部12cと当接しており、各膨出部212aのy方向外側の端部は開口部12bに収容されている。
またさらに、枠部材21は、x方向における図1中の右端部にy方向における両側縁からz方向に原稿当接面2aから遠ざかるように突出する係合片213を有している。各係合片213の構成は、先に記述した係合片211,212と同様に、z方向における原稿当接面2aから遠い方の端部にy方向外方に膨出する膨出部を備えている。さらにこの膨出部は、y方向における外方ほどz方向において原稿当接面2aから遠ざかるように傾斜する傾斜面を有している。係合片213は係合部13の溝部13aに収容されている。各係合片213の各膨出部のy方向外側の端同士のy方向における間隔は、各溝部13aのy方向外側の端同士のy方向における間隔よりも長くなっている。このため、係合片213の傾斜面が係合部13の橋状部13cと当接しており、各膨出部のy方向外側の端部は係合部13の図示しない開口部に収容されている。
枠部材21は、たとえば人の手で変形させ係合片211,212,213を溝部11a,12a,13aに押し込むことができる程度の弾性を有するエポキシ樹脂により形成されている。
スペーサ部材31,32,33は、それぞれ基準面10aに搭載されており、z方向におけるケース1とカバー部材2との間隔を調整するための部材である。図2に示すように、スペーサ部材31は、x方向における図中の左端に、スペーサ部材32はx方向における図中の中央に、スペーサ部材33はx方向における図中の右端に設置されている。スペーサ部材31は、たとえば樹脂製であり、y方向に並立する半球状の凸部311,312を備えている。凸部311,312のz方向における図3における上端は同じ位置にあり、いずれも枠部材21のz方向における原稿当接面2aの反対側の面と当接している。スペーサ部材33は、たとえば樹脂製であり、y方向に並立する半球状の凸部331,332を備えている。凸部331,332のz方向における図4における上端は同じ位置にある。スペーサ部材32は、たとえば樹脂製であり、半球状の凸部321を備えている。ケース本体部10のx方向中央部においては、基準面10aは収容凹部10b,10cによって分割されている。このため、スペーサ部材32は、基準面1aのy方向における両端に配置されている。スペーサ部材31,32,33のz方向における厚みをスペーサ厚d2とする。このスペーサ厚d2はz方向における原稿当接面2aとレンズ部材5との距離h2が適切な値となるように決定される。なお、具体的には、スペーサ厚d2は、1mm程度の範囲で変更可能である。
次に、画像読取装置A1の作用を図7も参照にしつつ説明する。
上述した画像読取装置A1において、係合片211,212,213は、y方向内方に向けて曲げられた状態で溝部11a,12a,13aに押し込まれるため、カバー部材2とケース1とを組み合わせたときには、y方向外方へ向けて広がるように付勢された状態となる。このため、係合片211,212,213は橋状部11c,12c,13cにy方向に広がる力を加えることになり、その反作用を常に受けることになる。その反作用を傾斜面211b,212bおよび係合片213の傾斜面で受けるため、係合片211,212,213にはz方向に沿ってカバー部材2をケース1に近づける力がかかることになる。この結果、カバー部材2は、スペーサ部材31,32,33を間に挟みながら、ケース1に近づこうとしており、カバー部材2とケース1との間隔は不当に変化しにくくなっている。従って、画像読取装置A1では、スペーサ厚d2に合わせて、原稿当接面2aとレンズ部材5との距離h2を精度よく変化させることが可能である。
上述した画像読取装置A1において、レンズ部材5は、受光手段6の各光電変換素子の位置に原稿Gの像を結ぶように収容凹部10cに固定されている。図7には、画像読取装置A1の透明カバー22を厚みの異なる透明カバー22’に取り替え、さらに、受光手段6をz方向の厚みが異なる受光手段6’に変更した場合を示している。
図7における画像読取装置A1では、基板用スペーサ部材34とは異なるスペーサ厚d1’を有する基板用スペーサ部材34’を用いることで、レンズ部材5の位置を変えることなく、レンズ部材5と受光手段6’との距離をh1としている。
図7における画像読取装置A1では、透明カバー22’の厚みが透明カバー22と異なるため、仮に原稿当接面2aのz方向における位置が図1〜図6と同じままであると、原稿当接面2aとレンズ部材5との光学的な距離が適切な値とならないことがある。このため、原稿Gの像を受光手段6’に結ばせるためには、透明カバー22’の厚みに応じて原稿当接面2aとレンズ部材5との距離h2を調整する必要がある。画像読取装置A1においては、スペーサ部材31,32,33のかわりにスペーサ厚d2’であるスペーサ部材32’,33’を用いることで原稿当接面2aとレンズ部材5との距離h2を調整することができる。なお、図7では、スペーサ部材31に相当するスペーサ部材が表れていないがスペーサ部材33’と同様のものがスペーサ部材33’のx方向の反対側に配置されているものとする。図7に示すように、スペーサ厚d2’が変化した場合には、係合片212の枠部材21に対する傾斜角が変化し、傾斜面212bと橋状部12cとの当接位置も変化する。
このように画像読取装置A1では、何らかの事情で透明カバー22の厚みや材質を変化させる必要が生じた場合に、スペーサ部材31,32,33を取り替えることで、ケース1をそのまま使用することが可能である。さらに、受光手段6の種類を変えてz方向における厚みが変わってしまった場合にも、基板用スペーサ部材34を取り替えることで、ケース1をそのまま使用することが可能である。
また、レンズ部材5を別の物に換える必要が生じた場合にも、画像読取装置A1では、適切なスペーサ部材31,32,33および基板用スペーサ部材34を選択することで、ケース1をそのまま利用することが可能である。
また、さらに、画像読取装置A1を組み込むスキャナ装置の形状にあわせてカバー部材2の形状を変更したい場合にも、カバー部材2とケース1とが別個であるため、ケース1をそのまま利用することが可能である。
以上のように、画像読取装置A1は、内部の部品やカバー部材2を変更してもケース1を継続して使用可能な構成となっている。このため、高額になりがちなケース1の金型を新しく設計し、製造する機会を大幅に減らすことが可能である。さらに、組み込むスキャナ装置の機種が違っていても同じケース1を利用できる場合が多くなるため、同一のケース1を大量生産することで、材料費の削減を図る面や在庫管理等の面でも有利である。
図8〜図15は、本発明の他の実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図8および図9は、本発明の第2実施形態に基づく画像読取装置A2を示している。画像読取装置A2は、ケース1とカバー部材2との固定構造が画像読取装置A1と異なっており、その他の構成は画像読取装置A1と同様となっている。
画像読取装置A2におけるケース1は、係合部11,12,13の替わりに3個の固定金具14を備えている。固定金具14は、図8に示すように、x方向においてカバー部材2の係合片211,212,213と重なる位置に配置されている。図9に示すように、固定金具14は、基板7のz方向において原稿当接面2aから遠い方の端面(図中下面)に当接する支持部141を有している。さらに、固定金具14は、支持部141のy方向における両端から延びる弾性部142を有している。各弾性部142は、金属板をコの字状に折り曲げることによって形成された部分であり、z方向に撓むように変形が可能となっている。各弾性部142のz方向における原稿当接面2aに近いほうの端部からは係合部143が延出している。各係合部143にはy方向に貫通する係合穴143aが形成されている。係合部143のz方向における原稿当接面2aに近いほうの端部は、固定金具14に力を加えやすいようにy方向に開くように折り曲げられている。
図9に示すように、本実施形態の係合片212は、そのz方向における原稿当接面2aから遠い方の端にy方向の外方に膨出する膨出部212aを備えている。本実施形態の膨出部212aのz方向における原稿当接面2aから近いほうの端部は、z方向に垂直な面となっている。なお、係合片211,213は、形成されている位置が異なるだけで係合片212と同様の構造を有している。
本実施形態では、弾性部142が自然状態よりもz方向に長くなるようにした状態で係合穴143aに膨出部212aを引っ掛けることにより、固定金具14と係合片212とを固定している。このとき、弾性部142がz方向に収縮しようとする弾性力を発揮するため、係合片211,212,213にはz方向において原稿当接面2aから遠ざかる方向の力が加えられる。同時に支持部141を通じて基板7にz方向において原稿当接面2aに近づく方向に力が加えられ、基板7は基板用スペーサ部材34を間に挟んで収容凹部10dに押し付けられることになる。このため、ケース1には、z方向においてカバー部材2に近づく方向に力が加えられることになる。従って、本実施形態においても、カバー部材2とケース1とは、スペーサ部材31,32,33を間に挟みながら互いに近づこうとしており、カバー部材2とケース1との間隔が不当に変化しにくくなっている。
さらに、本実施形態においても、弾性部142がz方向に変形可能であるため、スペーサ部材31,32,33のスペーサ厚d2を変更することで、原稿当接面2aとレンズ部材5との距離h2を精度よく変化させることが可能である。このため、画像読取装置A2も画像読取装置A1と同様に、内部の部品やカバー部材2を変更してもケース1を継続して使用可能な構成となっている。
またさらに、本実施形態では、固定金具14が基板7をケース1に固定する役割も果たしており、基板7をケース1に取り付けるために別の金具を用意する必要がなくなっている。
図10および図11は、本発明の第3実施形態に基づく画像読取装置A3を示している。画像読取装置A3は、カバー部材2が複数の誘導部材23を有しており、その他の構成は画像読取装置A2と同様となっている。また、本実施形態では、原稿Gがy方向の一方側(図11中右側)から他方側(図11中左側)へ搬送させられているものとする。
図10に示すように、複数の誘導部材23は、枠部材21のy方向の一方の端縁にx方向に沿って互いに所定の間隔を隔てて配列されるように形成されている。誘導部材23同士の間隔は、たとえば画像読取装置A3が組み込まれるスキャナ装置側の構成に合わせて決定される。各誘導部材23は、枠部材21のy方向の一方の端縁からy方向の一方へ向けて突出するように形成されている。各誘導部材23は原稿当接面2aと連続し、原稿Gと当接する原稿誘導面23aを有している。さらに、各誘導部材23は、y方向の一方の端部には、y方向の一方側ほどz方向において原稿誘導面23aから遠ざかる原稿誘導傾斜面23bを有している。
これらの誘導部材23は、原稿Gが滑らかに原稿当接面2aに搬送されるようにする上で有利に作用する。特に、原稿誘導傾斜面23bが設けられていることで、原稿Gがカバー部材2のy方向の一方側の端に沿って不当にz方向に進んでしまうのを防ぐことができる。
なお、複数の誘導部材23を、枠部材21のy方向の両端縁に形成してもよい。この場合、読み取り終わった原稿Gをより円滑にy方向に沿って搬送させることができる。
図12および図13は、本発明の第4実施形態に基づく画像読取装置A4を示している。画像読取装置A4は、カバー部材2が誘導部材24を有しており、その他の構成は画像読取装置A2と同様となっている。本実施形態では、x方向に沿って延びる軸81に連結された回転ローラ82によって、原稿Gがy方向の一方側(図13中右側)から他方側(図13中左側)へ搬送させられているものとする。本実施形態では、図12に示すように、8個の回転ローラ82がx方向に沿って並ぶように配列されている。
誘導部材24は、固定金具14を回避するためにx方向における中央で分割されているが、x方向の略全長に渡って形成されている。誘導部材24は、原稿当接面2aと連続し、原稿Gと当接する原稿誘導面24aを有しており、y方向の一方の端部には、y方向の一方側ほどz方向において原稿誘導面24aから遠ざかる原稿誘導傾斜面24bを有している。さらに、誘導部材24は、8個の回転ローラ82を収容するためのローラ収容部24cを有している。誘導部材24のローラ収容部24が形成されていない部分には、図13に示すように、軸81を通すための軸収容部24dが形成されている。
このような構成によれば、原稿Gが回転ローラ82の回転に引っ張られ、たとえばz方向に沿って移動するのを誘導部材24が防ぐため、原稿Gが滑らかに原稿当接面2aへと搬送される。
なお、誘導部材24を、枠部材21のy方向の両端縁に形成してもよい。この場合、読み取り終わった原稿Gをより円滑にy方向に沿って搬送させることができる。
図14は、本発明の第5実施形態に基づく画像読取装置A5を示している。画像読取装置A5は、枠部材21と透明カバー22との間に樹脂部材25が充填されており、その他の構成は画像読取装置A2と同様である。
枠部材21と透明カバー22との間に樹脂部材25が充填されていることにより、原稿Gが枠部材21と透明カバー22との隙間で引っ掛かるのを予防することができる。このため、原稿Gの搬送がより滑らかに行うことが可能となる。
なお、画像読取装置A5における樹脂部材25を、画像読取装置A1あるいは画像読取装置A3,A4においても採用してよい。
図15は、本発明の第6実施形態に基づく画像読取装置A6を示している。画像読取装置A6は、導光体42と反射部材43の形状が上述した実施形態のものとは異なっており、その他の構成は画像読取装置A2と同様である。
本実施形態の導光体42は、図15に示すように矩形状の断面を有する本体部42aと円弧状の断面を有する出射部42bとを備えた構成となっている。反射部材43は導光体42を保持するように形成されている。
なお、画像読取装置A6に示す導光体42および反射部材43を、画像読取装置A1〜A5において採用してもよい。
本発明に係る画像読取装置は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る画像読取装置の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。たとえば、上述した実施形態では線状光源4を内蔵しているが、線状光源4を内蔵せず、外部からの光を用いて原稿Gを読み取る型の画像読取装置においても本発明は好ましく利用できる。
また、上記実施形態では、スペーサ部材31,32,33が半球状の凸部311,312,321,331,332を有する形状であるが、スペーサ部材31,32,33の形状はこれに限定されない。ケース1とカバー部材2との間隔を一定に保つことができればどのような形状であってもかまわない。
また、上記実施形態ではスペーサ部材32がケース本体部10のx方向における中央に配置されているが、スペーサ部材32の位置は、スペーサ部材31,33の間であれば、どこでも構わない。さらに、ケース1およびカバー部材2のx方向長さによっては、スペーサ部材32を省略しても構わない。逆に、ケース1およびカバー部材2のx方向長さに応じてx方向に沿って配列されるスペーサ部材32の数を増やしてもよい。
また、上記実施形態では、ケース1とカバー部材2との固定を係合部11,12,13と係合片211,212,213との係合あるいは固定金具14による固定によって行っているが、これらに加えて、シリコン樹脂などの接着剤を併用してもよい。具体的には、スペーサ部材31,32,33とは異なる位置に接着剤を付着させるのが望ましく、ケース1とカバー部材2との固定をより強固なものとすることができる。
また、上記実施形態では、スペーサ部材31,32,33のz方向における厚みは同じであるが、必要に応じてスペーサ部材32のz方向における厚みをスペーサ部材31,33よりも厚くしても構わない。その場合、x方向における中央が両端部よりもz方向に突出するようにカバー部材2が反ることになる。
また、上記実施形態では、スペーサ部材31,32,33は、ケース1から独立した部品であるが、ケース1とスペーサ部材31,32,33とが一体となっていても構わない。この場合、スペーサ部材31,32,33を予めz方向に長めに形成しておき、必要に応じて削ることにより、ケース1とカバー部材2とのz方向の間隔を調整することが可能である。
また、上記実施形態では、基板7のz方向の位置も調整可能なように基板用スペーサ部材34が設けられているが、基板7の位置を調整する必要が想定されない場合には、基板用スペーサ部材34を省略しても構わない。
A1,A2,A3,A4,A5,A6 画像読取装置
G 原稿
x (主走査)方向
y (副走査)方向
z (厚み)方向
1 ケース
10 ケース本体部
10a 基準面
10b,10c,10d 収容凹部
101,102,103 凹部
11,12,13 係合部
11a,12a,13a 溝部
11b,12b 開口部
11c,12c,13c 橋状部
14 固定金具
141 支持部
142 弾性部
143 係合部
143a 係合穴
2 カバー部材
2a 原稿当接面
21 枠部材
21a 枠
22 透明カバー
23,24 誘導部材
23a,24a 原稿誘導面
23b,24b 原稿誘導傾斜面
24c 回転ローラ収容部
24d 軸収容部
25 樹脂部材
211,212,213 係合片
211a,212a 膨出部
211b,212b 傾斜面
31,32,33 スペーサ部材
311,312,321,331,332 凸部
34 基板用スペーサ部材
341,342 凸片
4 線状光源
41 LEDユニット
42 導光体
43 反射部材
5 レンズ部材
51 ロッドレンズ
52 保持部材
6 受光手段
7 基板
71 コネクタ

Claims (19)

  1. 原稿と接する原稿当接面を有するカバー部材と、
    主走査方向に沿って長く延びる受光手段と、
    上記受光手段を支持する基板と、
    上記主走査方向および副走査方向と直交する厚み方向において、上記原稿当接面と上記受光手段との間に配置されており、上記原稿からの光を上記受光手段に導くレンズ部材と、
    上記レンズ部材および上記基板を内部に収容するケース本体部を有するケースと、
    を備えた画像読取装置であって、
    上記カバー部材および上記ケース本体部の双方と接するように、上記厚み方向において両者に挟まれた少なくとも1以上のスペーサ部材を備えており、
    上記カバー部材は、上記厚み方向の上記原稿当接面から遠ざかる方向に向けて突出する少なくとも1以上の係合片を有しており、
    上記ケースは、上記係合片のそれぞれと係合する少なくとも1以上の係合部を有しており、
    上記ケースと上記カバー部材との間に上記厚み方向に両者を近接させる、上記係合片と上記係合部との係合により発生する弾性力が加えられていることを特徴とする、画像読取装置。
  2. 上記係合片は、上記カバー部材の上記副走査方向における端縁から延出しており、かつ、上記厚み方向における上記原稿当接面から遠い方の端部に上記副走査方向の外方に向けて膨出する膨出部を有しており、
    上記係合部の上記各係合片と係合する部位の上記副走査方向における内方の端縁は、上記膨出部の上記副走査方向における外方の端縁よりも内側に位置している、請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 上記係合部は、上記ケース本体部の上記副走査方向における端縁から上記副走査方向の外方に膨出しており、かつ、上記係合片を収容する空間が形成されており、
    上記係合部は、上記空間によって他の部位と隔てられた上記主走査方向に延びる橋状部を有しており、
    上記橋状部が、上記係合部の上記係合片と係合する部位であり、
    上記膨出部は、上記副走査方向における外方ほど上記厚み方向において上記原稿当接面から遠ざかるように傾斜する傾斜面を有しており、
    上記傾斜面と上記橋状部とが当接している、請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 上記ケースは、上記厚み方向における長さを弾性的に変更可能であり、かつ、上記係合部に連結された弾性部を有している、請求項2に記載の画像読取装置。
  5. 上記ケースは、上記厚み方向における上記基板の上記原稿当接面から遠い方の端面に当接し、上記副走査方向における端部において上記弾性部と連結された支持部を有している、請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 上記ケースは、上記ケース本体部の外側に取り付けられる固定金具を有しており、
    上記固定金具は、上記係合部、上記弾性部、および、上記支持部を備えている、請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 上記固定金具は、金属板を変形させることにより形成されており、上記弾性部は折り曲げ加工により形成されている、請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 上記ケースは上記基板を収容する、上記厚み方向において上記原稿当接面に近づくように凹む収容凹部を備えており、
    上記厚み方向における上記収容凹部と上記基板との間には基板用スペーサ部材が設置されている、請求項1ないし7のいずれかに記載の画像読取装置。
  9. 上記基板用スペーサ部材は、上記厚み方向視において上記受光部材を囲む枠状に形成されている、請求項8に記載の画像読取装置。
  10. 上記原稿が上記副走査方向における一方から他方に向けて進行するように構成されており、
    上記カバー部材は、上記副走査方向における一方の端縁から上記副走査方向の一方へ向けて突出する誘導部材を有しており、
    上記誘導部材は、上記原稿当接面と連続し、上記原稿に当接する原稿誘導面を有している、請求項1ないし9のいずれかに記載の画像読取装置。
  11. 上記誘導部材の上記副走査方向における一方の端部には、上記副走査方向における一方側ほど上記厚み方向において上記原稿誘導面から遠ざかる原稿誘導傾斜面が形成されている、請求項10に記載の画像読取装置。
  12. 上記スペーサ部材は、上記主走査方向において上記レンズ部材を挟んで離間する位置に設けられた1対のスペーサ部材を含んでおり、
    上記係合片は、上記副走査方向視において上記一対のスペーサ部材の一方と重なる位置に設けられた第1の係合片と、上記副走査方向視において上記1対のスペーサ部材の他方と重なる位置に設けられた第2の係合片とを含んでいる、請求項1ないし11のいずれかに記載の画像読取装置。
  13. 上記第1の係合片は、上記副走査方向において上記1対のスペーサ部材の一方を挟んで離間するように上記カバー部材の両端縁に設けられており、
    上記第2の係合片が、上記副走査方向において上記1対のスペーサ部材の他方を挟んで離間するように上記カバー部材の両端縁に設けられている、請求項12に記載の画像読取装置。
  14. 上記1対のスペーサ部材は、それぞれ上記厚み方向に膨出する少なくとも1以上の凸部を有する、請求項12または13に記載の画像読取装置。
  15. 上記1対のスペーサ部材は、それぞれ上記副走査方向に沿って配列された複数の上記凸部を有している、請求項14に記載の画像読取装置。
  16. 上記スペーサ部材は、上記主走査方向において上記1対のスペーサ部材に挟まれた位置に設けられた1以上の追加のスペーサ部材を含んでおり、
    上記係合片は、上記副走査方向視において上記追加のスペーサ部材と重なる位置に設けられた第3の係合片を含んでいる、請求項12ないし15のいずれかに記載の画像読取装置。
  17. 上記追加のスペーサ部材は、上記副走査方向において上記レンズ部材を挟んで離間する位置に設けられた追加の1対のスペーサ部材を含んでいる、請求項16に記載の画像読取装置。
  18. 上記第3の係合片は、上記副走査方向において上記追加のスペーサ部材を挟んで離間するように上記カバー部材の両端縁に設けられている、請求項16または17に記載の画像読取装置。
  19. 上記追加のスペーサ部材は、上記厚み方向に膨出する凸部を有する、請求項16ないし18のいずれかに記載の画像読取装置。
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JP2014195208A (ja) * 2013-03-29 2014-10-09 Brother Ind Ltd 画像読取装置

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