JP2012199983A - 密着型イメージセンサ及び照明光学系 - Google Patents

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Abstract

【課題】 長手方向に均一な照射性能を確保し、原稿面を効率よく照射すると共に組み込み性能が良い密着型イメージセンサ及び照明光学系を提供する。
【解決手段】 原稿の読み取り幅方向に延在する導光体と、この導光体に沿って設けられ、前記導光体から出射された光を集光してから前記原稿の照射部を照射する集光部、及び、この集光部から延びたツバ部からなる集光レンズと、前記導光体に光を入射させる光源と、前記集光レンズから照射された光が前記原稿の照射部で反射した反射光が通過する孔部を有する筐体と備え、前記筐体は、前記導光体を収納し、前記導光体を収納した部分に対して前記孔部と反対側に形成された段差部分に前記ツバ部を載置する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、集光レンズや導光体を搭載した密着型イメージセンサ及び照明光学系に関するものである。
画像情報を高速に読み込むためにより多くの光量を読み取り面に照射することが望まれ、そのために光の集光作用を持つ機能を用いることがある。例えば、特開平5−181004号公報図2(特許文献1参照)には、LEDプリント板4と集光レンズ21とから成るアッセンブル体が基台7の取付面6に取り付けされたイメージセンサが開示されている。
また、密着イメージセンサの光源として、長手方向に対する均一な光の照射を行う場合、長手方向に複数の光源を持つ構成よりも、長手方向端部に光源を配置して同一光源から長手方向へ光を伝播・拡散させて使用するほうが照射光量の均一性がとりやすく、且つ安価な構成となる。例えば、特開2000−125080号公報図1(特許文献2参照)には、光源3から発せられた光をライン状の画像読み取り領域に導くための導光体8端部に光源3を搭載した画像読み取り装置が開示されている。
特開平5−181004号公報(第2図) 特開2000−125080号公報(第1図)
しかし、特許文献1に記載のイメージセンサにおいては、LED3から発せられた光は集光レンズ21内で反射、或いは屈折などにより集められ、平行光線となって原稿14の被読取部に照射されるので原稿14の被読取部は必要な部分については明るい照明が行なわれるものの長手方向に多数の点光源を配置しているので長手方向に均一な照明を行うことが困難であり、読み取り幅によっては高価なイメージセンサになるという課題があった。
また、特許文献2に記載の画像読み取り装置においては、画像読み取り領域の長手方向各所への照射光量の均一化が図れるようにしているものの、導光体8の形状が大きく複雑であるため光源3が載置された基板4と導光体8とを収納するケース1の構造も複雑となり組み込み時の公差などにより原稿面を照明する照度にばらつきが生じるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解消するためになされたものであり、長手方向に均一な照射性能を確保し、原稿面を効率よく照射すると共に組み込み性能が良い密着型イメージセンサ及び照明光学系を提供することを目的とする。
請求項1の発明に係る密着型イメージセンサは、筐体と、原稿の読み取り幅方向に延在する導光体と、この導光体に沿って設けられ、前記導光体から出射された光を集光してから前記原稿の照射部を照射する集光部、及び、この集光部から延びたツバ部からなる集光レンズと、前記導光体に光を入射させる光源と、前記原稿の読み取り幅方向に延在し、前記集光部に対して前記ツバ部と反対側に配置され、前記集光レンズから照射された光が前記原稿の照射部で反射した反射光を収束するレンズアレイとを備え、前記筐体は、前記導光体を収納し、前記導光体を収納した部分に対して前記レンズアレイと反対側に形成された段差部分に前記ツバ部を載置したものである。
請求項2の発明に係る密着型イメージセンサは、前記レンズアレイが、前記集光部に対して前記ツバ部と反対側で前記集光レンズと接触する請求項1に記載のものである。
請求項3の発明に係る密着型イメージセンサは、前記光源、前記導光体及び前記集光レンズが、前記照射部に対して読み取り幅方向と直交する両側に設置され、この両側に配置された前記集光レンズによって前記レンズアレイが挟み込まれている請求項2に記載のものである。
請求項4の発明に係る密着型イメージセンサは、前記ツバ部が、前記導光体側に向かって突起し、前記導光体と接触する支持部を有している請求項1乃至3のいずれか1項に記載のものである。
請求項5の発明に係る密着型イメージセンサは、前記支持部が、前記原稿の読み取り幅方向に沿って複数個配置された請求項4に記載のものである。
請求項6の発明に係る照明光学系は、原稿の読み取り幅方向に延在する導光体と、この導光体に沿って設けられ、前記導光体から出射された光を集光してから前記原稿の照射部を照射する集光部、及び、この集光部から延びたツバ部からなる集光レンズと、前記導光体に光を入射させる光源と、前記集光レンズから照射された光が前記原稿の照射部で反射した反射光が通過する孔部を有する筐体と備え、前記筐体は、前記導光体を収納し、前記導光体を収納した部分に対して前記孔部と反対側に形成された段差部分に前記ツバ部を載置したものである。
請求項7の発明に係る照明光学系は、前記ツバ部が、前記導光体側に向かって突起し、前記導光体と接触する支持部を有している請求項6に記載のものである。
請求項8の発明に係る照明光学系は、前記支持部が、前記原稿の読み取り幅方向に沿って複数個配置された請求項7に記載のものである。
以上のように、請求項1〜5に係る発明によれば、導光体により長手方向へ均一な照射性能を確保し、集光レンズにより原稿面を効率よく照射することが可能な密着型イメージセンサを得る効果がある。
請求項6、7、8に係る発明によれば、導光体により長手方向へ均一な照射性能を確保し、集光レンズにより原稿面を効率よく照射することが可能な照明光学系を得る効果がある。
この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサの全体構成展開斜視図である。 この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサの断面図である。 この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサの導光体と集光レンズの嵌め合わせを説明する展開構成図である。 この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサの導光体とホルダーとの嵌め合わせを説明する部分拡大展開構成図である。 この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサの集光レンズとホルダーとの嵌め合わせを説明する部分拡大展開構成図である。 この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサの取付けを説明する部分拡大展開構成図である。 この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサの基板と弾性部材との位置決め固定を説明する外観図である。 この発明の実施の形態2による密着型イメージセンサの断面図である。 この発明の実施の形態2による密着型イメージセンサに用いる集光レンズの外観図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1について図1を用いて説明する。図1は、実施の形態1による密着型イメージセンサ(イメージセンサ)の全体構成展開斜視図である。図1において、1は密着型イメージセンサの搬送方向(副走査方向)に搬送される原稿(被照射体)、2は密着型イメージセンサに搭載する部品を収納する筐体、3は主走査方向(読み取り幅方向)に延在し光を伝達する透明な導光体、4は導光体3から出射される光を上部に位置する原稿1の主走査方向の読み取り位置(照射部)に集中して照明する透明な集光レンズ、5は導光体3や集光レンズ4の端部に設けられ、中空領域を有し、導光体3の端部入射面から導光体3内部に光を伝播する経路が形成されたホルダーである。なお、ホルダー5は読み取り幅方向両端に設置されている。
6は集光レンズ4と原稿1との間に介在し、搬送経路を形成すると共に異物などの混入を防止する透明な透過体、7は原稿面で反射した光を集束するロッドレンズアレイ(レンズ体)である。8はロッドレンズアレイ7で収束された光を多数の受光部を直線的に配置して光電変換するセンサIC、9はセンサIC8などを載置するセンサ基板である。センサ基板9はセンサIC8で光電変換した光電変換信号を画像信号としてコネクタ(図示せず)などから外部に出力する。なお、ロッドレンズアレイ7及びセンサIC8を載置したセンサ基板9を結像光学系と呼ぶ。図中、同一符号は、同一又は相当部分を示す。
10はLEDチップを樹脂モールドしたLEDやベアチップなどで構成された光源、11は光源を載置する屈曲可能な基板(フレキシブル基板)であり、ホルダー5壁面より延長されたリード端子を有する。12は板金で構成された板ばねなどの弾性部材、13は密着型イメージセンサの読み取り幅方向両側端部を覆うブラケット、14は部品固定用の取付けねじ(取付け手段)、15は密着型イメージセンサの部品を含む取付け部であり、筐体2にねじ切りが成されている。
図2は、実施の形態1による密着型イメージセンサの断面図である。図2において、導光体3は、断面が芯円形状又は略円形であり、読み取り幅方向に沿って光を散乱又は反射させる光散乱層(光散乱領域)が形成されている。光散乱層は、導光体3表面に白色のシルク印刷パターン又は蒸着パターンにより構成する。別の方法として導光体3に切溝を設ける方法、導光体3の表面粗さを粗くする構成としても良い。光散乱層のパターンはパターン形状やパターンピッチを適宜調整して配置することにより読み取り幅方向に亘って均一な光の放射を得る。図中、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示す。
導光体3の光の伝播方向中心軸に対して光散乱層と対向する部分の出射部(光出射部)から導光体3の内部導光路を通過する光は集光レンズ4側に放射される。集光レンズ4は導光体3と離間しており、導光体3からの照射光を透過体6を介して照射部を照明する。
図3は、この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサの導光体と集光レンズの嵌め合わせを説明する展開構成図である。図3において、3aは導光体3の端部に設けられた突起部、4aは集光レンズ4側端部に設けられた突起部、4bは集光レンズ4側端部に設けられた窪み部、5aはホルダー5の穴部、5bはホルダー5の穴部に設けられた窪み部、5cはホルダー5に設けられた突起部、5dはホルダー5に設けられた窪み部、5eはホルダー5の両端外側に設けられた位置合わせ用のダボ(突起)である。なお、ホルダー5に設けられた突起部5cと窪み部5dとをホルダー5の切り欠き部とも呼ぶ。図中、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示す。
図4は、この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサの導光体とホルダーとの嵌め合わせを説明する部分拡大展開構成図である。図4において、導光体3は導光体3の端部突起部3aをホルダー5の穴部5aに挿入すると共に導光体3の突起部3aはホルダー5の穴部5aに設けた窪み部5bで嵌め合わされる(嵌合される)。窪み部5bは主走査方向側に必ずしも貫通させる必要はなく導光体3の突起部3aを突き当てることにより突き当て位置を基準にした導光体3の位置決め又は取付け精度を向上させることができる。図中、図3同一符号は、同一又は相当部分を示す。
以上から芯円柱状の導光路形状の導光体3であってもこの突起部3aとホルダー5により導光体3の出射部の照射角度は一定角度で固定され、導光体3の回転ずれによる照射部に対する副走査方向側の照射ずれを防止する。
図5は、この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサの集光レンズとホルダーとの嵌め合わせを説明する部分拡大展開構成図である。図5において、集光レンズ4は集光レンズ4の端部突起部4aと窪み部4bとをホルダー5の突起部5c及び窪み部5dに挿入すると共に集光レンズ4の突起部4a及び窪み部4bはホルダー5の窪み部5d及び突起部5cとで嵌め合わされる(嵌合される)。突起部5c及び窪み部5dは主走査方向側に必ずしも貫通させる必要はなく集光レンズ4の突起部4aや窪み部4bを突き当てることにより突き当て位置を基準にした集光レンズ4の位置決め又は取付け精度を向上させることができる。図中、図3と同一符号は、同一又は相当部分を示す。
以上から、ホルダー5を基準に固定や嵌め合わせる部品と接続することで、光源10、導光体3、集光レンズ4がホルダ−5を基準に一定の配置で保持されることとなり、照射部に対してばらつきのない均一な照射を行うことが可能となる。また、導光体3、集光レンズ4、ホルダ−5を事前にキット化し、筐体2に組込むことで位置精度を含む組み込み性が向上する。
図6は、この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサの取付けを説明する部分拡大展開構成図である。図6において、2aは筐体2の端部開口部(開口部)、5fはホルダー5の底面部、11aはフレキシブル基板11の光源10部分を曲がりや屈曲から保護する板金(金属板)であり、11bは光源10に外部から電力を供給するリード端子を示す。12aは弾性部材12の押し当て部分、12bは弾性部材12のホルダー5の切り欠き部分を覆う板金折り曲げ部分、12cは弾性部材12の弾性部分を示す。弾性部分12cは本実施の形態1では、板ばねを使用しているが、平板状のゴム材や弾力性のあるシリコン接着剤などを使用しても良い。図中、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示す。
LEDなどの光源10は、フレキシブル基板11上に実装され、リード端子11bは外部との電気接続を行う役目を果たす。フレキシブル基板11は伸縮性のある板ばねなどの弾性部分12cを有する弾性部材12と接続され、最終的にブラケット13を重ね合わせて、ねじ14(取付け手段)で筐体2とねじ止めする。ねじ止めは、弾性部材12と筐体2とを仮止めしておいてからその後に弾性部材12を挟んだ状態でブラケット13と筐体2とをねじ止めしても良い。なお、図7に示すようにフレキシブル基板11と弾性部材12との仮止めや固定はホルダー5に設けたダボ5eにより、フレキシブル基板11、板金11a、弾性部材12の順にホルダー5を基準に位置決め固定する。
すなわち、ホルダー5を基準に組みたてられた集光レンズ4及び導光体3を筐体2に収納する締め付け工程は、集光レンズ4、導光体3及びホルダー5を筐体2に収納した後、両側から光源10を実装したフレキシブル基板11と弾性部材12をホルダ−5から突出している2個のダボ(ホルダーピン)5eを基準にして挿入する。その後、ブラケット13をねじ14を用いて取付け部15に取り付ける。
以上から、光源10と導光体3の配置もホルダー5を基準とすることでこれら照明光学系の取付け精度を高精度に保つことができる。
なお、透過体6と筐体2との固定は接着剤による固定を行わなくてもホルダ−5の切り欠き部まで延在させた透過体6を板金曲げ部分12bにより押さえ込んで固定しても良い。
以上のような構成とすることにより集光レンズ4、導光体3、ホルダー5及び透過体6は筐体2との樹脂などの接着剤を用いることなく互いに位置精度の高い状態で固定され、組み立てや修復時の取り扱いが容易になる効果を生じる。
また、組上げられた集光レンズ4、導光体3、ホルダ−5は、ホルダー5の底面部5fと筐体2の開口部2aを基準に筐体2の内部に設置される。金型成型品でホルダー5を構成し、精密機械加工で筐体2の開口部2aの面精度を高めることで、ホルダー5と筐体2との精度が向上し、組上げした後は、集光レンズ4の中央にロッドレンズアレイ7が配置され、ロッドレンズアレイ7によりロッドレンズアレイ7と接する集光レンズ4の内側の配置精度も向上する。
次に動作について図1及び図2を用いて説明する。1対の集光レンズ4と1対の導光体3の両端がホルダ−5に保持され、ロッドレンズアレイ7を中央に配置した筐体2の内部に設置される。導光体3の端部のそれぞれに光源10が配置される構成となっている。
フレキシブル基板11に搭載された光源10から発した光は、ホルダー5内部の穴部5aを通過して導光体3の端部から入射し、導光体3内を全反射を繰り返しながら主走査方向に伝搬し、徐々に導光体3に設けられた散乱領域で散乱反射され全体的に均一な照明光が集光レンズ4に照射される。集光レンズ4は略原稿面に焦点があり、光は搬送される原稿1の照射部(読み取り位置)に集中する。
原稿面の画像情報により反射した光はロッドレンズアレイ7で収束され、ロッドレンズアレイ7で収束された光はセンサ基板9に載置されたセンサIC8の受光部で光電変換される。光電変換された出力は原稿1など読み取り対象物の情報を電気信号として外部へ出力する。
ところで光電変換出力は、ダイナミックレンジが広いことが好ましく高速駆動する場合には光源10の駆動電流は増大する。例えば、光源10をパルス駆動させる場合、光で発生する熱量以外にその光源の損失電圧が1.5Vのときには、約50mAの駆動電流が必要なので約75mWの損失電力が発生する。さらに光源10は単色で点灯する以外にRGBなど複数発光色のLED光源を同時に搭載し、同時に駆動する場合があるのでさらに大きなジュール熱が発生する。
このジュール熱を効果的に熱放散するためには、光源10を金属面近傍に設置し、金属面に伝導した熱を密着型イメージセンサの外部に放散する必要がある。従って、フレキシブル基板11のベースとして板金など金属板11aを用いることにより放熱効果が高まる。
また、導光体3、集光レンズ4、光源10を実装したフレキシブル基板11及びホルダ−5が、弾性を持つ弾性部材12を介して筐体2に固定することで光源10を搭載したフレキシブル基板11や導光体3の伸張や収縮による歪みを解消し、周囲温度環境に寄らずに読み取り幅方向に亘って安定した照射を行うことができる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2について図を用いて説明する。図8は、実施の形態2による密着型イメージセンサの断面図である。図8において、40aは集光レンズ4の長手方向に振り分けて設置した支持部(集光レンズ保持リブ)であり、集光レンズ4と一体形成されている。40bは集光レンズ4の集光部、40cは集光レンズ4のツバ部である。図中、図2と同一符号は、同一又は相当部分を示す。
集光レンズ4は、導光体3の光散乱層からの散乱光を原稿1などの読取対象物が配置される範囲にのみ有効に光を照射するために、不要な方向へ散乱した光を必要な方向へ集光する役割を持つことで光の照射効率を上げる。読取対象物の配置される位置は、ロッドレンズアレイ7の焦点深度性能範囲も考慮し、透過体6からの高さ方向において数mm程度以下の範囲に限られることが多く、その範囲に限定した照射を行うことが効果的である。
集光レンズ4は、必要な箇所への集光のために導光体3との位置関係を正しく保つ必要がある。したがって集光レンズ4に図9に示すように集光レンズ保持リブ40aを設け、導光体3と集光レンズ4との相対関係を長手方向に対して保持するようにする。樹脂成型品として準備された集光レンズ4は長手300mm程度で約10グラム程度であるが、300mm離れた位置にあるホルダ−5での保持では0.5mm程度の自重によるたわみを生じる。
これを回避する為に、集光レンズ保持リブ40aを300mm幅に対して2箇所程度設置することで、照射部における照度分布に影響を生じない程度に改善可能となる。
集光レンズ保持リブ40aは、別部品で個別に導光体3と集光レンズ4を読み取り幅方向の中央部付近に設置しても良いが本実施の形態2では、集光レンズ4を樹脂成型品で一体成型することで余分な個別部品や組立工程を持たずに実施する場合について説明する。なお、集光レンズ4とホルダー5との固定に関しては実施の形態1で説明した内容と同一なので集光レンズ4と導光体3との関係について説明する。
図8において、集光レンズ4を細分化すると集光部40bとツバ部40cに区分けされ、図9に示すようにツバ部40cに一体成形した集光レンズ保持リブ40aが2個形成される。ツバ部40cは集光部40bの照射方向中心より離間され導光体3の出射部からの光の入射はほとんど無視できる。したがって導光体3の出射部より離れた読み取り幅方向中央近傍や若しくは複数個の集光レンズ保持リブ40aを振り分けて配置する。
以上から長手方向に沿って集光レンズ4と導光体3との間に隙間を一定とするための集光レンズ保持リブ40aなどの構造物(支持部)を設けることで導光体3と集光レンズ4との配置が両端に位置するホルダ−5のみでなく、中央部付近でも隙間が一定となり読み取り幅方向の照射を均一にする効果がある。
また、集光レンズ4に支持部40aを固定するツバ部40cを設けることで、集光レンズ4の読み取り幅方向から見た断面が長くなるのでホルダー5との嵌合幅を大きく取ることにより集光レンズ4の設置角度のずれを最小限に留めることもできる。
なお、実施の形態2においては、支持部40aは読み取り幅領域に2個配置したが、中央部に1個配置しても良く、支持部40aにも光が到達する場合には読み取り幅領域全域に配置することで隙間が一定となり読み取り幅方向の照射を均一にする効果に加えて反射板としての効果を持たせることで照射部の照明照度を向上させても良い。
実施の形態1及び2では、基板11にフレキシブル基板を用いたが、屈曲性が要求されない場合や比較的LED数や損失電力の少ない光源10を搭載する基板においては、基板11はガラスエポキシ基板などのプリント配線板に用いる基材を使用し、金属板11aを用いなくても良い。
実施の形態1及び2では、ホルダー5内部を通過する光の伝播領域に透明樹脂や透明体を設置して光学的フィルタ機能や拡散収束機能を持たせても良くホルダー5の穴部は、貫通穴でなくても良く導光体3の断面形状に合わせて相似状の構成でも良い。すなわち、導光体3は、断面が円形以外に楕円形や多角形、若しくはそれら形状の連結型であっても相応の効果を奏する。
1・・原稿(被照射体) 2・・筐体 2a・・端部開口部(開口部)
3・・導光体 3a・・突起部
4・・集光レンズ 4a・・突起部 4b・・窪み部
5・・ホルダー 5a・・穴部 5b・・穴部に設けられた窪み部
5c・・突起部 5d・・窪み部 5e・・ダボ(突起部) 5f・・底面部
6・・透過体 7・・レンズ体(ロッドレンズアレイ)
8・・センサIC 9・・センサ基板 10・・光源
11・・基板(フレキシブル基板) 11a・・板金(金属板) 11b・・リード端子
12・・弾性部材 12a・・押し当て部 12b・・板金折り曲げ部分
12c・・弾性部分
13・・ブラケット
14・・取付け手段(ねじ)
15・・取付け部
40a・・支持部(集光レンズ保持リブ) 40b・・集光部 40c・・ツバ部。

Claims (8)

  1. 筐体と、原稿の読み取り幅方向に延在する導光体と、この導光体に沿って設けられ、前記導光体から出射された光を集光してから前記原稿の照射部を照射する集光部、及び、この集光部から延びたツバ部からなる集光レンズと、前記導光体に光を入射させる光源と、前記原稿の読み取り幅方向に延在し、前記集光部に対して前記ツバ部と反対側に配置され、前記集光レンズから照射された光が前記原稿の照射部で反射した反射光を収束するレンズアレイとを備え、前記筐体は、前記導光体を収納し、前記導光体を収納した部分に対して前記レンズアレイと反対側に形成された段差部分に前記ツバ部を載置した密着型イメージセンサ。
  2. 前記レンズアレイは、前記集光部に対して前記ツバ部と反対側で前記集光レンズと接触する請求項1に記載の密着型イメージセンサ。
  3. 前記光源、前記導光体及び前記集光レンズは、前記照射部に対して読み取り幅方向と直交する両側に設置され、この両側に配置された前記集光レンズによって前記レンズアレイが挟み込まれている請求項2に記載の密着型イメージセンサ。
  4. 前記ツバ部は、前記導光体側に向かって突起し、前記導光体と接触する支持部を有している請求項1乃至3のいずれか1項に記載の密着型イメージセンサ。
  5. 前記支持部は、前記原稿の読み取り幅方向に沿って複数個配置された請求項4に記載の密着型イメージセンサ。
  6. 原稿の読み取り幅方向に延在する導光体と、この導光体に沿って設けられ、前記導光体から出射された光を集光してから前記原稿の照射部を照射する集光部、及び、この集光部から延びたツバ部からなる集光レンズと、前記導光体に光を入射させる光源と、前記集光レンズから照射された光が前記原稿の照射部で反射した反射光が通過する孔部を有する筐体と備え、前記筐体は、前記導光体を収納し、前記導光体を収納した部分に対して前記孔部と反対側に形成された段差部分に前記ツバ部を載置した照明光学系。
  7. 前記ツバ部は、前記導光体側に向かって突起し、前記導光体と接触する支持部を有している請求項6に記載の照明光学系。
  8. 前記支持部は、前記原稿の読み取り幅方向に沿って複数個配置された請求項7に記載の照明光学系。
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