JP2011108941A - リードフレームおよびその製造方法、ならびにそのリードフレームを用いた半導体装置の製造方法 - Google Patents

リードフレームおよびその製造方法、ならびにそのリードフレームを用いた半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】リードフレーム材の外形となる外周縁部やパイロット孔の周辺にメッキ層によるメッキバリが生じない、信頼性の高い半導体装置を製造することのできるリードフレームおよび半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体素子24が搭載されるリードフレーム材11の外周部13の外周縁部14およびにパイロット孔を含む貫通孔12を形成した後、メッキを施すことにより、リードフレーム材12の外周縁部14および貫通孔12の内側に表面メッキ層17または裏面メッキ層18のいずれかと同じ金属メッキ層を形成する。このように貫通孔12およびリードフレームの外形である外周縁部14を、エッチング液により侵食されないメッキ層で被覆して金属メッキ層30とするため、後のエッチング工程において、サイドエッチングによる影響を受けず、貫通孔12および外周縁部14にメッキバリが生じない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リードフレームおよびその製造方法、ならびにそのリードフレームを用いた半導体装置の製造方法に関し、特にメッキバリによる不良品の発生や半導体装置の信頼性の低下を防ぐことのできる技術に関する。
近年の半導体の高集積化、多ピン配列のニーズに対応する半導体装置の構造として、特許文献1および2に記載されたものがある。
これは、図5(g)に示すように、リードフレーム材の中央のダイパッド部61に半導体素子(チップ)64が配置され、その半導体素子64の周辺にエリアアレイ状に、表面側がワイヤボンディング部となる表面メッキ層57,59であり、裏面側が外部接続端子部となる裏面メッキ層58を有する下側端子67が配置され、ワイヤボンディング部となる表面メッキ層57,59と半導体素子64の各電極パッドがボンディングワイヤ65で電気的に接続され、半導体素子64、ボンディングワイヤ65および上側端子60が封止樹脂66で樹脂封止されている半導体装置69である。
この半導体装置の製造方法は、次の工程からなる。
図5(a)に示すように、銅または銅合金からなる板状のリードフレーム材51を準備する。
次いで、リードフレーム材51の表面側および裏面側にドライフィルム(図示せず)を貼り付けた後、図5(b)に示すように板状のリードフレーム材51の表面側および裏面側に、それぞれリードパターンを形成するためのレジスト55,56を形成して、メッキを形成する領域を開口する。
次いで、リードフレーム材51に形成されたレジスト55,56によって開口された領域にメッキを行う。メッキを施した後、レジスト55,56を除去すると、図5(c)に示すように、リードフレーム材51の表面側および裏面側にそれぞれワイヤボンディング部、外部接続端子部となる表面メッキ層57、裏面メッキ層58が形成される。
次いで、リードフレーム材51の裏面をカバーテープ(図示せず)で覆い、表面側のワイヤボンディング部となる表面メッキ層57,59をレジストマスクとしてリードフレーム材51をエッチング(第1エッチング)して、表面にリードパターンを有するリードフレーム50を形成する。これにより、図5(d)に示すように表面メッキ層57,59を施していないリードフレーム材51の領域が厚み方向に半分ほど侵食され、上側端子60および外周部53は侵食されないで残る。この第1エッチングにより、上側端子60およびリードフレーム50の外形となる外周縁部が形成される。その後リードフレーム50の裏面のカバーテープ(図示せず)を除去する。
次に、図5(e)に示すように、リードフレーム50の中央部に形成されたダイパッド部61に半導体素子64を搭載した後、半導体素子64の電極パッド部と対応するワイヤボンディング部である表面メッキ層59との間をボンディングワイヤ65によって接続し、電気的導通回路を形成する。そして、半導体素子64、ボンディングワイヤ65、上側端子60、および突出した外枠53の一部を含むリードフレーム50の表面側を樹脂封止し、封止樹脂部66を形成する。
更に、図5(f)に示すように、リードフレーム50の裏面側に、裏面側に形成された裏面メッキ層58をレジストマスクとしてエッチング加工(第2エッチング)を行って、下側端子67を突出させると共に、隣り合う下側端子67を分離する。
この後、図5(g)に示すように外枠63および隣り合う半導体装置との間を切断することにより、個片化した半導体装置69が得られる。
特開2001−024135号公報 特開2007−048981号公報
前記従来の半導体装置の製造方法においては、図5(d)および(f)に示すように、上側端子60を、表面メッキ層57,59をレジストとしてエッチングで形成するため、エッチング後は上側端子60の側部が表面メッキ層57,59の幅よりも余計にエッチングされる(サイドエッチング)とともに、リードフレーム材51の外周部53の外周縁部53a(図6参照)の側面もサイドエッチングによってメッキレジストがメッキバリ62となっていた。
このメッキバリ62は、後工程にてメッキ剥れを起こす可能性があり、剥れたメッキが異物として残留すると、レジストとして機能するメッキ層に傷が付きその後のエッチング精度に影響を及ぼしたり、導電物質であるメッキ金属によって電極パッド間、ボンディングワイヤ65間等の導電部間をショートしてしまうなど、不良品の発生や半導体装置の信頼性の低下等を引き起こしていた。このような障害を引き起こすメッキバリ62を除去するために、ウォータージェットや超音波等を用いることが特許文献2に記載されている。
図6に示すように、リードフレーム50のリード形成部52の周囲には外周部53にリードフレーム外形となる外周縁部53aや、リードフレーム50の搬送や樹脂封止時の位置決め等のために用いるパイロット孔54が形成されている。外周縁部53aおよびパイロット孔54は、図5(d)の第1エッチングで形成しており、図6のX−X’断面図である図7に示すように、外周縁部53aおよびパイロット孔54の内周壁がサイドエッチングによって表面メッキ層の幅よりも余計に侵食されるため、外周縁部53aおよびパイロット孔54の裏面と表面に、メッキ層によるメッキバリ63,68が形成される。
この外周部53の外周縁部53aおよびパイロット孔54に生じたメッキバリ63,68は、その後の加工や搬送中において剥がれてしまうことがある。また、パイロット孔54には、リードフレーム50の送りや樹脂封止時の位置決めの際にパイロットピン(図示せず)が挿入されるため、パイロットピンの出し入れによりメッキバリが剥離して前記のような重大な影響を引き起こすことになる。
上述したように、メッキバリは、ウォータージェットや超音波等を用いて除去されることがわかっている。しかし、ウォータージェットを用いると、上側端子60に生じたメッキバリ62は十分に除去できるが、水圧が十分に当たらない外周縁部53aやパイロット孔54に生じたメッキバリを除去することができなかった。また、超音波を用いると、外周縁部53aやパイロット孔54に生じたメッキバリを除去することはできるが、第1のエッチングを行ったリードフレーム50は厚みが薄くなっていることから強度が低下し、端子部やリードフレーム自体が変形してしまうなどの問題を生じていた。
そこで本発明は、リードフレーム材の外周縁部やパイロット孔の周辺に形成したメッキ層のメッキバリが生じない、信頼性の高い半導体装置を製造することのできるリードフレームおよびその製造方法、ならびにそのリードフレームを用いた半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の第1の構成は、半導体装置に用いるリードフレームにおいて、
前記リードフレームは外周にパイロット孔を含む貫通孔を有し、
前記リードフレームの表面または裏面に形成された表面メッキ層または裏面メッキ層のいずれかと同じ金属メッキ層が前記リードフレームの外周縁部および前記貫通孔の内側に形成されていることを特徴とするリードフレームである。
また、本発明の第2の構成は、
半導体装置に用いるリードフレームの製造方法において、
リードフレーム材の外周に、リードフレーム外形となる外周縁部と貫通孔を形成し、
前記リードフレーム材の表面メッキ層または裏面メッキ層のいずれかと同じ金属メッキ層を前記外周縁部および貫通孔の内側に形成し、
前記リードフレーム材の表面側からエッチング加工を行うことにより、上側端子および外周部を突出させること
を特徴とするリードフレームの製造方法である。
このように、本発明においては、リードフレームの外形である外周縁部およびパイロット孔である貫通孔の内側をエッチング液により侵食されない金属メッキ層で被覆するため、その後のエッチング工程を経てもメッキバリが生じることがない。したがって、メッキバリに起因する不良が発生せず、信頼性の高い半導体装置を製造することができる。
前記外周縁部および貫通孔の内側に形成した金属メッキ層は、前記リードフレーム材の表面メッキ層形成時または裏面メッキ層形成時のいずれかにおいても形成することができる。
前記外周縁部および前記貫通孔は、プレス加工あるいはエッチング加工のいずれによっても形成することができる。
本発明の第3の構成は、
半導体装置の製造方法において、
リードフレーム材の外周に、リードフレーム外形となる外周縁部と貫通孔を形成し、
前記リードフレーム材の表面および裏面にそれぞれ表面メッキ層および裏面メッキ層を形成し、前記外周縁部と前記貫通孔の内側に前記表面メッキ層または裏面メッキ層のいずれかと同じ金属メッキ層を形成し、
前記リードフレーム材の表面をエッチングにより上側端子および外周部を突出させることによってリードフレームを形成し、
前記リードフレームに半導体素子を搭載し、当該半導体素子と前記上側端子間を電気的に接続して、樹脂封止を行い、
前記リードフレーム裏面側をエッチングして前記半導体素子搭載部と前記上側端子に連結する下側端子間を分離する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法である。
前記外周縁部と前記貫通孔の内側の金属メッキ層の形成は、前記リードフレーム材の表面メッキ層または裏面メッキ層のいずれかの形成時に行うことが好ましい。
前記外周縁部および前記貫通孔は、プレス加工あるいはエッチング加工のいずれによっても形成することができる。
この製造方法により、リードフレームの外形である外周縁部およびパイロット孔を含む貫通孔にメッキバリが生じないため、メッキ金属によって生じるボンディングワイヤ間等の導電部間のショートの防止や、メッキバリに起因する傷の発生などの不良品の発生を防止でき、信頼性の高い半導体装置を得ることができる。また、金属メッキ層を形成した外周縁部はエッチングの影響を受けないため、リードフレーム外形寸法を精度良く形成することができる。同様に、貫通孔の内側もエッチングの影響を受けないため、後工程のエッチングによるパイロット孔径の変化がなく、パイロットピンの径とパイロット孔径のクリアランスのバラツキが少なくなり、後工程の位置決めを精度良く行うことができる。
本発明によれば、リードフレームの外周縁部および貫通孔の形成を第1エッチング工程ではなく、予め外周縁部および貫通孔を形成してからメッキを施すため、外周縁部および貫通孔の内部にもメッキを施すことができる。外周縁部および貫通孔の内部にメッキを施すことによって、エッチング液に影響されないため、サイドエッチングもなく、メッキバリが生じない。これによって、メッキバリに起因するメッキ剥がれやメッキ層の傷、エッチング精度の低下、回路ショート等の不良を防ぐことができる。
リードフレームの外周縁部にメッキバリが生じなくなることによって、後工程や搬送時にメッキバリによるメッキ剥がれの発生を防止することができる。貫通孔にメッキバリが生じなくなることによって、パイロット孔としてパイロットピンが出し入れされることによるメッキ剥がれも防ぐことができる。
また、リードフレームの外周縁部はメッキ層で覆われていることから、その後のエッチング工程で侵食されることがなく、予め形成したリードフレームの外形寸法やパイロットピンの孔径を保持することができる。
さらに、後工程のエッチングによるパイロット孔径の変化がないため、後工程の位置決めを精度良く行うことができる。
本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程図である。 図1における工程(a)、(b)の平面図である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の要部を示す断面図である。 本発明の別の実施の形態に係るリードフレーム材の平面図である。 従来の半導体装置の製造方法を示す工程図である。 従来に半導体装置の製造方法によって製造されるリードフレームの平面図である。 図6におけるX−X’線における断面図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を図1〜図3の工程にしたがって説明する。
図1(a)、図2(a)に示すように、銅または銅合金からなる板状のリードフレーム材11を準備する。
次いで、図1(b)、図2(b)に示すように、複数の単位リードフレームを形成するリードフレーム材11の外周部13に、リードフレーム10の外形となる外周縁部14を形成するため、点線で示す領域をプレスで打ち抜き、パイロット孔を含む貫通孔12も同様にプレスで形成する。この工程は、プレスによる打ち抜きだけでなく、エッチングにて行ってもよい。また、外周縁部14の形成および貫通孔12の形成を同時に行うことも別々に行うこともできる。
次いで、図1(c)に示すように、リードフレーム材11の各単位リードフレームの表面と裏面のリードフレーム形成部に表面メッキ層および裏面メッキ層のメッキパターンを開口させるレジスト膜15,16を形成する。
次いで、レジスト膜15,16により開口されたリードフレーム材10の表面にメッキを施した後、レジスト膜15,16を除去すると、図1(d)に示すように、ワイヤボンディング部、外部接続端子部となるメッキ層17,18が形成される。このメッキ工程により、レジスト膜15,16にて覆われていない貫通孔12の内側(内部)、リードフレーム材11の外周縁部14にも金属メッキ層30が形成される。メッキ層17,18は、Niメッキを下地メッキとして形成し、半導体素子搭載部およびワイヤボンディング部、外部接続端子部は下地Niメッキの上にAuメッキを形成することができる。または、Niメッキの上にPdメッキ、さらにその上にAuメッキなど、エッチング溶液等に応じて、Ni,Sn,Pd,Ag,Au等のメッキ金属を適宜選択・組み合わせて用いることができる。
次いで、リードフレーム材11の裏面をカバーテープ(図示せず)で覆い、表面側のメッキ層17をレジストマスクとしてリードフレーム材11をアルカリエッチング溶液(塩化テトラミン銅溶液)を用いてハーフエッチング(第1エッチング)する。これにより、図1(e)に示すようにメッキ層17以外のリードフレーム材11が厚み方向に半分ほど侵食され、半導体素子搭載部21が形成され、侵食されないで残った上側端子20を有するリードフレーム10が形成される。次いでリードフレーム10の裏面のカバーテープ(図示せず)を除去する。
図3に図1(e)における要部の断面図を示す。従来は、メッキを施してから第1エッチング工程において、外周縁部14および貫通孔12を形成していたため、外周縁部および貫通孔12にはメッキバリが生じていたが、予めプレスを用いて、リードフレーム材11の外周縁部14および貫通孔12を形成することで、第1エッチング工程にて外周縁部14および貫通孔12を形成する必要がなく、第1エッチング工程の前に行うメッキ工程で、レジストとして機能する金属メッキ層30を外周部13および貫通孔12に形成することができる。これによって、第1エッチング工程で外周縁部14および貫通孔12の内部がエッチング液に侵食されることがなく、外周縁部14および貫通孔12にメッキバリが生じない。上側端子20に生じたメッキバリ22については、従来技術により知られている方法(ウォータージェット等)を用いて除去してもよい(図1(f)参照)。
次に、図1(g)に示すように、リードフレーム10の各単位リードフレームの中央部に形成されたダイパッド部21に半導体素子24を搭載した後、半導体素子24の電極パッド部と対応するワイヤボンディング部19との間をボンディングワイヤ25によって電気的に接続し、電気的導通回路を形成する。そして、上側端子20、半導体素子24、およびボンディングワイヤ25を含むリードフレーム10の表面側を樹脂封止し、封止樹脂部26を形成する。
更に、図1(h)に示すように、リードフレーム10の裏面側からメッキ層18をレジストマスクとしてハーフエッチング加工(第2エッチング)を行って、上側端子20に連結する下側端子27を突出させると共に、隣り合う下側端子27間を分離する。
この後、図1(i)に示すように、ダイサー等の刃物を用いて隣り合う半導体装置および外周部13との間をカットすることにより、個片化した半導体装置29が得られる。
以上述べたように、本実施の形態によれば、パイロット孔等の貫通孔12の内部(内側)およびリードフレーム材11の外周縁部14に、リードフレーム材11の表面または裏面のメッキ層につながる金属メッキ層30が施されていることにより、リードフレーム材11の外周縁部14および貫通孔12がエッチングの影響を受けないため、メッキバリが発生せず、信頼性の高い半導体装置を製造することができる。また、エッチングにより侵食されないため、外周縁部14の寸法が変化しないため、リードフレーム外形を正確な寸法で得ることができる。さらに、パイロット孔径の変化がないため、後工程のパイロットピン挿入時の位置決めを精度良く行うことができる。
本発明は、前記実施の形態に係る半導体装置の製造方法に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない程度の変更は可能である。たとえば、図4に示すように、リードフレーム材11の外周縁部14と貫通孔12の形成の際、同様に、スリット31を形成することもできる。前記スリット31は、リードフレームに残存する応力除去を目的とするものであるが、予めスリット31を形成しておき、スリット31の内部にも金属メッキ層を形成することで、スリット31のメッキバリの発生を防止することができる。このようにリードフレームの設計変更にも対応可能である。
10 リードフレーム
11 リードフレーム材
12 貫通孔
13 外周部
14 外周縁部
15,16 レジスト膜
17 表面メッキ層
18 裏面メッキ層
19 ワイヤボンディング部
20 上側端子
21 ダイパッド部
22 メッキバリ
24 半導体素子
25 ボンディングワイヤ
26 樹脂封止部
27 下側端子
29 半導体装置
30 金属メッキ層
31 スリット

Claims (9)

  1. 半導体装置に用いるリードフレームにおいて、
    前記リードフレームは貫通孔を有し、
    前記リードフレームの表面または裏面に形成された表面メッキ層または裏面メッキ層のいずれかと同じ金属メッキ層が前記リードフレームの外周縁部および前記貫通孔の内側に形成されていることを特徴とするリードフレーム。
  2. 半導体装置に用いるリードフレームの製造方法において、
    リードフレーム材の外周に、リードフレーム外形となる外周縁部と貫通孔を形成し、
    前記リードフレーム材の表面メッキ層または裏面メッキ層のいずれかと同じ金属メッキ層を前記外周縁部および貫通孔の内側に形成し、
    前記リードフレーム材の表面側からエッチング加工を行うことにより、上側端子および外周部を突出させること
    を特徴とするリードフレームの製造方法。
  3. 前記外周縁部および貫通孔の内側に形成した金属メッキ層は、前記リードフレーム材の表面メッキ層形成時または裏面メッキ層形成時のいずれかにおいて形成する請求項2記載のリードフレームの製造方法。
  4. 前記外周縁部および前記貫通孔の形成は、プレス加工により行う請求項2または3記載のリードフレームの製造方法。
  5. 前記外周縁部および前記貫通孔の形成は、エッチング加工により行う請求項2または3記載のリードフレームの製造方法。
  6. 半導体装置に用いるリードフレームの製造方法において、
    リードフレーム材の外周に、リードフレーム外形となる外周縁部と貫通孔を形成し、
    前記リードフレーム材の表面および裏面にそれぞれ表面メッキ層および裏面メッキ層を形成し、前記外周縁部と前記貫通孔の内側に前記表面メッキ層または裏面メッキ層のいずれかと同じ金属メッキ層を形成し、
    前記リードフレーム材の表面をエッチングにより上側端子および外周部を突出させることによってリードフレームを形成し、
    前記リードフレームに半導体素子を搭載し、当該半導体素子と前記上側端子間を電気的に接続して、樹脂封止を行い、
    前記リードフレーム裏面側をエッチングして前記上側端子に連結する下側端子間を分離する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 前記外周縁部と前記貫通孔の内側の金属メッキ層の形成は、前記リードフレーム材の表面メッキ層または裏面メッキ層のいずれかの形成時に行う請求項6記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記外周縁部および前記貫通孔の形成は、プレス加工により行う請求項6または7記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記外周縁部および前記貫通孔の形成は、エッチング加工により行う請求項6または7記載の半導体装置の製造方法。
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CN113534612A (zh) * 2020-04-17 2021-10-22 中铝洛阳铜加工有限公司 一种检测蚀刻用高精度引线框架材料平整度的快速方法

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