JP2011107511A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙粉や埃などの浮遊物を軽減した空気流を用いて回路基板を冷却する。
【解決手段】本発明の画像形成装置は、画像形成空間および給紙空間とは区画され、壁部と壁部に対向するカバー部材112との間に形成される基板配置用空間100と、基板配置用空間100内で複数の素子をカバー部材112の側の面に向けた状態で配置される回路基板120と、回路基板120の下側端部121よりも少なくとも一部が下方に位置し、かつ回路基板120よりも壁部の側に設けられ、吸気された空気がカバー部材112に向けて吹き付けられるように開口する吸気口102と、最も上に位置する素子の上端よりも少なくとも一部が上方で開口し、かつカバー部材112に設けられた排気口104と、給紙空間内の空気を吸気し吸気口102からカバー部材112に向けて吹き付け排気口104へ送る吸気手段とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
電子写真方式を適用した複写機やプリンタなどの画像形成装置では、感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像器によって現像してトナー像を形成し、この感光体ドラム上に形成されたトナー像を給紙部から搬送された記録媒体上に転写し、転写されたトナー像を記録媒体に定着して印刷画像を形成している。このような画像形成装置には、一般に、熱源による装置内の温度上昇を抑えるべく冷却構造が採用されている。
例えば、公報記載の従来技術として、内部に充電部を備え、該充電部において蓄電された電力を放電可能な構成を備えた電源ユニットにおいて、上記充電部はこれに用いられるキャパシタのセル部とバランス回路基板とが断熱部材を介して配置され、バランス回路基板に装備されている素子の放熱部材に対して強制的に外気を取り込んで空冷を行う機構を備えた技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−136349号公報
画像形成装置の内部構造の冷却する際にファンを用いると、このファンによって形成される空気流とともに紙粉や埃などの浮遊物が構造物に吹き付けられる。本発明は、これらの浮遊物を軽減した空気流を用いて回路基板を冷却することを目的とする。
請求項1記載の発明は、画像形成部が配置された画像形成空間と、前記画像形成部に向けて用紙を供給する給紙部が配置された給紙空間と、前記画像形成空間および前記給紙空間とは区画され、壁部と当該壁部に対向する外装部との間に形成される基板配置用空間と、前記基板配置用空間内で前記外装部に対向して設けられ、基材の一方の面に複数の素子を配置するとともに、当該複数の素子を前記外装部の側の面に向けた状態で配置される回路基板と、前記回路基板の下端よりも少なくとも一部が下方に位置し、かつ当該回路基板よりも前記壁部の側に設けられ、吸気された空気が前記外装部に向けて吹き付けられるように開口する吸気口と、前記回路基板に設けられた前記複数の素子のうち最も上に位置する素子の上端よりも少なくとも一部が上方で開口し、かつ前記外装部に設けられた排気口と、前記給紙空間内の空気を吸気し、吸気した空気を前記吸気口から前記外装部に向けて吹き付け、吹き付けた空気を前記基板配置用空間を介して前記排気口へ送る吸気手段とを有する画像形成装置である。
請求項2記載の発明は、前記吸気手段は、前記給紙空間から空気を吸気するファンと、
前記ファンと対向する位置に対向面部を有し、かつ前記ファンにより吸気された空気を前記対向面部に吹きつけ、前記吸気口へと送る空気導入部とを有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3記載の発明は、前記空気導入部が、前記ファンからの風を前記画像形成部へ送風する画像形成部用開口をさらに有することを特徴とする請求項2項記載の画像形成装置である。
請求項4記載の発明は、前記基板配置用空間は、前記吸気口が形成された位置が凹部となる段差が形成された底部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像形成装置である。
請求項5記載の発明は、前記外装部が前記回路基板に対向する側の面から当該回路基板に向けて延び、かつ当該回路基板の幅方向に延伸する突起を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の画像形成装置である。
請求項1記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、吸気した空気とともに吹きつけられる浮遊物をより軽減して回路基板を冷却することができる。
請求項2記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、より浮遊物の影響を低減させることができる。
請求項3記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、回路基板以外の構造物もあわせて冷却することができる。
請求項4記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、より浮遊物の影響を低減させることができる。
請求項5記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、より効率よく回路基板の素子を冷却することができる。
本実施の形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。 本実施の形態に係る基板配置用空間および吸気手段の正面図である。 本実施の形態に係る基板配置用空間の側面図である。 本実施の形態に係る吸気手段の斜視図である。 本実施の形態に係る吸気手段の一部を分解した斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置1を示す概略構成図である。画像形成装置1は、画像形成空間10と、給紙空間90と、基板配置用空間100とを有する。
画像形成装置1は、画像形成空間10に配置された画像形成部の一態様として、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の複数の画像形成ユニット30(30Y,30M,30C,30K)が設けられている。個々の画像形成ユニット30(30Y,30M,30C,30K)は、感光体ドラム(像保持体)31と、この感光体ドラム31の周囲に順次配設されている各種の電子写真用デバイスとが一体的に形成され、所謂カートリッジ化されている。この一体的に形成される電子写真用デバイスには、例えば、感光体ドラム31を帯電する帯電ロール32と、この帯電ロール32により帯電された感光体ドラム31上に露光形成された静電潜像を現像する現像装置33と、感光体ドラム31上の廃トナーを除去するクリーニング装置35等が含まれる。
また、画像形成装置1は、画像形成部の一態様として、各々の感光体ドラム31を例えばレーザ光を用いて露光する露光ユニット40を有する。また、画像形成部の一態様として、各画像形成ユニット30(30Y,30M,30C,30K)の感光体ドラム31にて形成された各色トナー像が多重転写される中間転写ベルト51と、各画像形成ユニット30(30Y,30M,30C,30K)にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト51に順次転写(一次転写)する一次転写ロール52とを備えている。さらに、画像形成部の一態様として、中間転写ベルト51上に重畳して形成されたトナー像を記録材(記録紙)である用紙Pに一括転写(二次転写)する二次転写ロール80を備えている。また、これらの画像形成部として、二次転写されたトナー像を用紙P上に定着させる定着ユニット81とを備えている。
画像形成装置1は、各画像形成ユニット30(30Y,30M,30C,30K)の現像装置33にトナーを供給するトナーカートリッジ20を有する。また、画像形成装置1は、画像形成装置1の全体を制御する制御部83を備えている。さらに、画像形成装置1は、画像形成空間10とは区画された給紙空間90内に、給紙部の一態様である給紙カセット93を備えている。
画像形成装置1は、制御部83による動作制御の下で、一連の画像形成処理を実行する。すなわち、PCやスキャナなどから取得した画像データは、画像処理部(図示せず)により画像処理が施され、各色の画像データとなって露光ユニット40に送られる。そして、各画像形成ユニット30(30Y,30M,30C,30K)では、露光ユニット40による露光を受け、電子写真方式により各色のトナー像を形成する。各画像形成ユニット30(30Y,30M,30C,30K)の感光体ドラム31に形成された各色トナー像は、一次転写ロール52により中間転写ベルト51上に順次、静電転写(一次転写)され、各色トナーが重畳された重畳トナー像が形成される。中間転写ベルト51上の重畳トナー像は、中間転写ベルト51の移動に伴って二次転写ロール80が配置された二次転写部に搬送される。一方、用紙Pが、重畳トナー像の搬送タイミングに合わせて給紙カセット93から給紙され、二次転写領域に搬送される。そして、中間転写ベルト51上の重畳トナー像は、二次転写部にて二次転写ロール80が形成する転写電界により、搬送されてきた用紙P上に一括して静電転写(二次転写)される。重畳トナー像が静電転写された用紙Pは、定着ユニット81まで搬送され、定着ユニット81によって用紙P上に定着される。定着後の用紙Pは、画像形成装置1の排出部に設けられた用紙積載部に搬送される。
次に、画像形成装置1にて行われる、基板配置用空間100内の冷却について、図1乃至図5を参照して説明する。
ここで、図2は、本実施の形態に係る画像形成装置1内の基板配置用空間100を説明するための構成図である。また図3は、図2の構成図の左側面側から基板配置用空間100を説明するための構成図である。この図3では、図2に示す横部材113、115、ダクト傾斜部材135の図示は省略している。さらに図4は、図2および図3に示すファン130およびダクト131を説明するための斜視図である。また図5は、図4に示すダクト131の一部を分解した斜視図である。
図2に示す基板配置用空間100は、画像形成空間10および給紙空間90とは区切られた空間を有しており、例えば、図1に示す画像形成装置1の裏面側に形成される。そして、図2および図3に示すように、この基板配置用空間100内に、素子122を備えた回路基板120が配置されている。また、画像形成装置1は、吸気手段の一例としてファン130およびダクト131を有する。このファン130は、ダクト131によって基板配置用空間100と接続されている。
回路基板120は、基板配置用空間100内に上下方向(例えば鉛直方向)に立てた状態で配置される。
基板配置用空間100は、壁部の一例である壁部材110と、外装部の一例であるカバー部材112とによって区画されている。基板配置用空間100は、壁部材110の下方側には吸気口102を有し、さらにカバー部材112の上方側には排気口104を有している。
また、本実施の形態において、画像形成装置1は、画像形成装置1の一側面側(例えば、図1では裏面側)に設けられ、かつ電気的な駆動力を受けて回転し、空気流を形成するファン130を有する。さらに、画像形成装置1は、画像形成装置1の一側面側(例えば、図1では裏側面側)でファン130および基板配置用空間100とそれぞれ接続されるダクト131を有する。ダクト131は、ファン130から形成された空気を分岐させ、基板配置用空間100および画像形成部の駆動部(図示せず)へとそれぞれ導く。詳しくは後述するが、本実施の形態においては、このファン130の回転により、画像形成装置1の給紙空間90内部に存在する空気が、ダクト131を通過した後、吸気口102から排気口104へと流れることで、基板配置用空間100内の回路基板120に設けられた複数の素子122が冷却される。
本実施の形態における回路基板120は、図3に示すように壁部材110に備えられた取付脚部124に固定され、基板配置用空間100内で回路基板120が鉛直方向に配置されている。なお、本実施の形態においては、回路基板120は鉛直方向に配置されているが、ファン130からの空気流が回路基板120面に沿って流れるのであれば、例えば斜めに傾かせた上下方向に配置するなど、他の態様を採用できる。
この回路基板120は、カバー部材112に対峙する側の面である基板面120A(図3参照)に素子122を複数備える。ここで、本実施の形態における回路基板120は低電圧印加用基板であり、素子122としては、例えば24Vの電圧を印加する電圧供給用素子等が配置されている。なお、素子122としては、例えばハードディスク、CPU、メモリなどである主制御用素子や、ファクシミリやUSB(Universal Serial Bus)機器といった画像形成装置1の外部機器との接続を行う素子である外部接続用素子などであってもよく、電圧供給用素子に限定されない。したがって、本実施の形態において回路基板120は低電圧印加用基板としたが、低電圧印加用基板に限定されるものではない。なお、回路基板120に備えられる素子122の数は、単数であっても複数であってもよい。
基板配置用空間100は、上述のように壁部材110とカバー部材112とによって区画される空間である。さらに基板配置用空間100は、底部の一例である底部材114や、上部材116、横部材113、115を更に用いて区画されている(図2参照)。
ここで壁部材110は、基板配置用空間100の一面を構成し、画像形成装置1の内部との間を仕切る仕切部として機能している部材である。この壁部材110は、回路基板120に対峙する面を備えている。回路基板120は、この壁部材110と略平行に配置され、壁部材110に対峙する。
カバー部材112は、回路基板120と対向して設けられ、回路基板120を挟んで壁部材110とは反対側に設けられる。なお、本実施の形態においては、カバー部材112は、画像形成装置1の本体カバー1Aから独立した部材として構成されているが、本体カバー1Aと一体として構成されてもよい。
底部材114は、図2に示すように、壁部材110とカバー部材112との間に設けられ、基板配置用空間100の下方側の一面を構成している。ここで、本実施の形態において底部材114は、段差107を有して形成されている。この段差107が、壁部材110、カバー部材112、横部材115の間に位置して凹部108を形成する。本実施の形態においては、この凹部108に面した壁部材110に、吸気口102が開口するよう形成される(図2および図3参照)。この凹部108は、流入した空気から落下する浮遊物を収容するように構成されている(詳細は後述)。
図2に示すように、回路基板120の上下左右の4方向は、回路基板120の上側の端面、下側の端面、左側の端面、および右側の端面、のそれぞれに対して、それぞれ平行な部材で囲まれている。より詳しくは、上側の端面と平行な上部材116、下側側の端面と平行な底部材114、左側の端面と平行な横部材113、および右側の端面と平行な115によって囲まれて構成されている。
基板配置用空間100の下方には吸気口102が形成されており、吸気口102は画像形成装置1の内部である給紙空間90内の空気を取り込むことができる。本実施の形態においては、吸気口102は壁部材110の下方に設けられる。より詳細には、回路基板120の下側端部121が位置する水平位置よりも下側に、吸気口102の少なくとも一部が開口するように構成されている。本実施の形態において、吸気口102はカバー部材112に対向するように開口する。
一方、基板配置用空間100の上部には排気口104が備えられており、排気口104は画像形成装置1の外部と連通され、基板配置用空間100内の空気を外部へ流出させることができる。本実施の形態においては、排気口104はカバー部材112の上側に設けられる。本実施の形態においては、回路基板120に配置された複数の素子122のうち、最も上に位置する素子122の上端122Aが位置する水平位置よりも上側に、排気口104の少なくとも一部が開口するように構成されている。
また、図3に示すように、画像形成装置1の基板配置用空間100には、この基板配置用空間100を仕切る突起として、複数のリブ106が形成されている。本実施の形態では、この複数のリブ106は、カバー部材112の内側(回路基板120に対向する面側)から回路基板120に向けて延びるように形成されている。また、この複数のリブ106は回路基板120の幅方向(例えば、図2にて紙面に垂直な方向)に延伸し、さらに、基回路基板120の上下方向に複数形成される。複数のリブ106の幅方向の延伸としては、例えば、回路基板120の幅よりも長い距離だけ延伸している。更に好ましくは、横部材113、115(図2参照)によって定められる基板配置用空間100の幅の近傍まで延伸する。この複数のリブ106は、回路基板120(および素子122)との間に形成される間隙を狭めることで、回路基板120とカバー部材112との間の空気が、回路基板120側で上方向に流れるように配置されている。
なお、この複数のリブ106は、金属板を折り曲げて形成することができるが、空気の流れを抑制することができるものであれば、材質、構造は特に限定されない。
さらに、本実施の形態の画像形成装置1は、上述のように空気流を形成するファン130を有する。本実施の形態において、ファン130が画像形成装置1に設けられた給紙空間90内部の空気を取り込むように、ファン130の一方の面130A(図3参照)は給紙空間90に面して備えられている。また、ファン130の他方の面130B(図3参照)はダクト131の内部に面して備えられている。
図1に示すように、本実施の形態において、給紙空間90は、画像形成装置1の底部側に設けられた給紙カセット93の配置空間で形成される。そして、ファン130は、例えば給紙カセット93に対して図1の図中裏面側から、給紙空間90に面して配置される。
さらにまた、本実施の形態の画像形成装置1は、以下のようにダクト131を有する。
図4および図5に示すように、ダクト131はその水平方向の中央部付近で、ダクト壁部134と向き合うように配置されたファン130と接続される。
ダクト131は、ファン130によって取り込まれた給紙空間90内部の空気を吸気口102へ流入させるように吸気口102と連続して構成されている。本実施の形態におけるダクト131は、ファン130からの風が吹きつけられるダクト壁部134、このダクト壁部134と接続され吸気口102へと風を導くダクト傾斜部材135、ダクト131の下方側の一面を構成するダクト底部136、ダクト壁部134およびファン130などと接続されるダクト上部138を形成する。なお、ダクト底部136は、流入した空気から落下する浮遊物をその内部に収容するダクト凹部140を備えて構成されている。
さらに、本実施の形態におけるダクト131は、駆動部冷却口137を備えている。この駆動部冷却口137は、画像形成部(例えば感光体ドラム31等)を駆動させるステッピングモータなどの駆動部(図示せず)を冷却するために設けられる。図4および図5に示すように、駆動部冷却口137は、ファン130に対して吸気口102とは反対側に配置されている。本実施の形態においては、駆動部冷却口137はダクト131の上側に向けて開口しており、ダクト131の上方に位置する画像形成部の駆動部に向けて空気を流出させるよう構成されている。
次に図2乃至図5を参照しながら、回路基板120に備えられた素子122を冷却する空気の流れを説明する。
本実施の形態では、電気的な駆動力によりファン130が空気流を形成することにより、給紙空間90内部の空気がダクト131の内部へと流入する。ここで、給紙空間90内には、紙粉や埃などの浮遊物が存在しており、この浮遊物も空気とともに、ダクト131の内部へと流入する可能性がある。
なお、本実施の形態においては、画像形成空間10とは区画された給紙空間90内から空気を取り込む構成を採用している。したがって、画像形成空間10内部に配置された画像形成部から発生する導電性の浮遊物(たとえば、除電ブラシ(図示せず)の一部)を空気とともに取り込む可能性は低減される。
図1において、ファン130が形成する空気は図中奥側へと流れる。ダクト131へ流入した空気は、ダクト壁部134に吹きつけられることにより風速が低下し、方向を変えて分岐する(図2の矢印Iおよび矢印IV参照)。この分岐した空気はそれぞれ吸気口102および駆動部冷却口137へと向かう。
まず、駆動部冷却口137へ分岐された一方の空気は、駆動部冷却口137から画像形成空間10に配置された画像形成部の駆動部(図示せず)へ流れ、この駆動部を冷却する。画像形成部の駆動部を冷却した空気は、例えば画像形成装置1の上部側の本体カバー1Aなどに設けられた排気用開口部(図示せず)を通じて、機外へと排出される。
分岐された他方の空気は、吸気口102へと向かい、まずダクト傾斜部材135に沿って上昇し、ダクト上部138に吹きつけられる。そして、風速が低下した後、空気の流れの方向が変更され、吸気口102を通って、ダクト131から基板配置用空間100へと流入する(図2および図3の矢印I参照)。
基板配置用空間100へと流入した空気は、カバー部材112に吹きつけられることにより風速が低下した後、カバー部材112と回路基板120の間を上昇し、回路基板120に備えられた素子122を冷却する(図2および図3の矢印II参照)。このとき、リブ106によって、上昇する空気が回路基板120(および素子122)側の狭い空間を流れることとなり、素子122の冷却効果を高める。
そして、回路基板120に沿って上昇し、基板配置用空間100の上端側に達した空気は、排気口104から基板配置用空間100の外部、すなわち画像形成装置1の外部へ流出する(図2および図3の矢印III参照)。
ここで、本実施の形態では、吸気口102によって規制される空気流の向きと、排気口104によって規制される空気流の向きとを一致させている(図3の図中右側向き)。そして、これらの空気流の向きは、回路基板120に対する素子122の配置向きと一致させている。
また、上述のように給紙空間90の内部からファン130によって取り込まれた空気は、ダクト壁部134に吹きつけられ、ダクト壁部134付近で風速が低下する。空気の速度が低下することに伴い、給紙空間90内から空気とともに取り込まれた浮遊物が落下する。いわば、浮遊物がダクト壁部134によって叩き落される。この落下した浮遊物が再度空気の流れによって巻き上げられることを抑制するために、ダクト凹部140が浮遊物を収容する。
同様に、吸気口102を通じて基板配置用空間100に取り込まれた空気は、カバー部材112に吹きつけられ、カバー部材112付近で風速が低下する。空気の速度が低下することに伴い、空気とともに基板配置用空間100内に取り込まれていた浮遊物が落下する。いわば、浮遊物がカバー部材112によって叩き落される。この落下した浮遊物が再度空気の流れによって巻き上げられることを抑制するために、凹部108が浮遊物を収容する。この凹部108は、カバー部材112に吹きつけられた後の空気が、回路基板120に沿って上昇して行く際に落下する浮遊物、および複数のリブ106に吹きつけられる際に落下する浮遊物を、収容することもできる。
上述のように本実施の形態において、給紙空間90内部から取り込まれた空気は、ダクト壁部134やカバー部材112などでその流れる方向が変化し、いわば空気の流れの屈曲点をいくつか形成した後、素子122に至る。そして、屈曲点においては空気の速度が低下し空気から浮遊物が落下する。したがって、給紙空間90内から取り込まれた空気が有する埃や紙粉などの浮遊物が、回路基板120に設けられた素子122に付着することによる素子122への影響(例えば短絡)を抑制することができる。
さらに、本実施の形態においては、ファン130によって給紙空間90内から空気を取り込むことで回路基板120の素子122を冷却するが、ファン130からの空気流を直接素子122に向かわせるのではなく、カバー部材112などに吹きつけることで、いわば空気の流れを発散させた後に、素子122に向かわせている。ファン130からの空気の流れを発散させることにより、基板配置用空間100内の一部ではなく全体に空気流を拡散させることができる。したがって、基板配置用空間100内のいずれの場所に設けられた素子122であっても、より確実に冷却をおこなうことが可能となる。つまり、本実施の形態における基板配置用空間100の内部全体を冷却することができる。
なお、本実施の形態においてはダクト131を含む構成として説明をしたが、ダクト131を備えずに、ファン130からの空気が直接吸気口102へと流入する構成であってもよい。この場合、ファン130によって、給紙空間90内部から取り込まれた空気は、直接カバー部材112に吹きつけられる構成となる。
また、本実施の形態においては、図1に示すように、画像形成装置1の裏面側付近に基板配置用空間100を配置するものとして説明したが、画像形成装置1内における基板配置用空間100の位置としては、画像形成装置1の外壁部に近い位置、すなわち外環側であれば特に限定されず、例えば画像形成装置1内の左側側面、前面、後面などであってもよい。
1…画像形成装置、10…画像形成空間、90…給紙空間、93…給紙カセット、100…基板配置用空間、102…吸気口、104…排気口、106…リブ、108…凹部、110…壁部材、112…カバー部材、120…回路基板、122…素子、130…ファン、131…ダクト、137…駆動部冷却口、140…ダクト凹部

Claims (5)

  1. 画像形成部が配置された画像形成空間と、
    前記画像形成部に向けて用紙を供給する給紙部が配置された給紙空間と、
    前記画像形成空間および前記給紙空間とは区画され、壁部と当該壁部に対向する外装部との間に形成される基板配置用空間と、
    前記基板配置用空間内で前記外装部に対向して設けられ、基材の一方の面に複数の素子を配置するとともに、当該複数の素子を前記外装部の側の面に向けた状態で配置される回路基板と、
    前記回路基板の下端よりも少なくとも一部が下方に位置し、かつ当該回路基板よりも前記壁部の側に設けられ、吸気された空気が前記外装部に向けて吹き付けられるように開口する吸気口と、
    前記回路基板に設けられた前記複数の素子のうち最も上に位置する素子の上端よりも少なくとも一部が上方で開口し、かつ前記外装部に設けられた排気口と、
    前記給紙空間内の空気を吸気し、吸気した空気を前記吸気口から前記外装部に向けて吹き付け、吹き付けた空気を前記基板配置用空間を介して前記排気口へ送る吸気手段と
    を有する画像形成装置。
  2. 前記吸気手段は、
    前記給紙空間から空気を吸気するファンと、
    前記ファンと対向する位置に対向面部を有し、かつ前記ファンにより吸気された空気を前記対向面部に吹きつけ、前記吸気口へと送る空気導入部と
    を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記空気導入部が、前記ファンからの風を前記画像形成部へ送風する画像形成部用開口をさらに有することを特徴とする請求項2項記載の画像形成装置。
  4. 前記基板配置用空間は、前記吸気口が形成された位置が凹部となる段差が形成された底部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像形成装置。
  5. 前記外装部が前記回路基板に対向する側の面から当該回路基板に向けて延び、かつ当該回路基板の幅方向に延伸する突起を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の画像形成装置。
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