JP2007286260A - 画像形成装置 - Google Patents

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和悦 松本
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Abstract

【課題】記録媒体にトナー像を形成する作像手段と、作像手段によって形成された記録媒体上のトナー像を記録媒体に定着する定着装置と、作像手段と定着装置を収容する本体筐体とを具備し、定着装置は、記録媒体上のトナー像に熱を与えて該トナー像を記録媒体に定着する定着ベルトと、該定着ベルトを加熱するための電磁誘導コイルと、該電磁誘導コイルに電流を供給するIH電源とを有している画像形成装置において、IH電源にて発生した熱が操作者に当って操作者に不快感を与える不具合を阻止する。
【解決手段】操作者OPが向き合う側の本体筐体前部4Fと、該前部4Fと反対側の本体筐体後部4Rとの間の中間位置CLよりも本体筐体後部4Rの側に、定着装置のIH電源43を配置する。
【選択図】図4

Description

本発明は、記録媒体にトナー像を形成する作像手段と、該作像手段によって形成された記録媒体上のトナー像を該記録媒体に定着する定着装置と、前記作像手段と定着装置を収容する本体筐体とを具備し、前記定着装置は、記録媒体上のトナー像に熱を与えて該トナー像を記録媒体に定着する定着部材と、該定着部材を加熱するための電磁誘導コイルと、該電磁誘導コイルに電流を供給する電源とを有している画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ或いはこれらの複合機などとして構成される上記形式の画像形成装置は従来より周知である(特許文献1参照)。誘導加熱方式を採用した定着装置を有するこの種の画像形成装置によれば、定着装置の定着部材を短時間で所定の温度にまで加熱することができ、定着装置の立ち上げ時間を短縮することが可能である。ところが、かかる定着装置の電磁誘導コイルに電流を供給する電源は、その作動時に高温度となって、多量の熱を発生する。このため、この電源にて発生した熱が画像形成装置の操作者に当り、当該操作者に不快感を与えるおそれがある。
特開2005−258383号公報
本発明の目的は、電磁誘導コイルに電流を供給する電源にて発生した熱によって、操作者に不快感を与える不具合を阻止し、ないしは効果的に抑制することのできる冒頭に記載した形式の画像形成装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形式の画像形成装置において、操作者が向き合う側の本体筐体前部と、該前部と反対側の本体筐体後部との間の中間位置よりも本体筐体後部の側に、前記定着装置の電源が配置されていることを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項1)。
また、上記請求項1に記載の画像形成装置において、前記定着装置の電源は前記本体筐体の本体フレームを構成する後側板よりも本体筐体後部の側に配置されていると有利である(請求項2)。
さらに、上記請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記定着装置の電源にて発生した熱が、画像形成装置の電子基板に伝わることを阻止し、ないしは抑制する少なくとも1つの熱遮断壁を、前記定着装置の電源と電子基板との間に設けると有利である(請求項3)。
また、上記請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記定着装置の電源にて発生した熱が、トナーを収容した容器に伝わることを阻止し、ないしは抑制する少なくとも1つの熱遮断壁を、前記定着装置の電源とトナーを収容した容器との間に設けると有利である(請求項4)。
さらに、上記請求項3又は4に記載の画像形成装置において、前記熱遮断壁が、前記本体筐体の本体フレームによって構成されていると有利である(請求項5)。
また、上記請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置において、原稿画像を読み取る画像読取装置を有し、該画像読取装置は、前記本体筐体の上部に搭載されていると共に、前記定着装置の電源の上方には配置されていないように構成されていると有利である(請求項6)。
さらに、上記請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置において、前記本体筐体に排気口が形成されていると有利である(請求項7)。
また、上記請求項7に記載の画像形成装置において、前記排気口よりも下方に位置する本体筐体部分に空気取入口が形成されていると有利である(請求項8)。
さらに、上記請求項7又は8に記載の画像形成装置において、前記定着装置の電源よりも下方にファンが設けられていると有利である(請求項9)。
また、上記請求項7乃至9のいずれかに記載の画像形成装置において、前記定着装置の電源には放熱フィンが固定され、該放熱フィンは、前記電源の周辺を流れる空気の流れ方向とほぼ同じ方向に延びていると有利である(請求項10)。
さらに、上記請求項10に記載の画像形成装置において、前記定着装置の電源よりも下方に設けられたファンから流れる空気を前記放熱フィンに向けて案内するエアガイドが設けられていると有利である(請求項11)。
本発明によれば、電磁誘導コイルに電流を供給する電源にて発生した熱によって、操作者に不快感を与える不具合を阻止し、ないしは効果的に抑制することができる。
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
図1は画像形成装置の一例を示す概略垂直断面図であり、図2はこの画像形成装置を斜め後方から見た外観斜視図である。ここに示した画像形成装置は、記録媒体にトナー像を形成する作像手段1と、この作像手段1によって形成された記録媒体上のトナー像を、その記録媒体に定着する定着装置2と、作像手段1に記録媒体を給送する記録媒体給送装置3と、作像手段1、定着装置2及び記録媒体給送装置3を収容する本体筐体4と、原稿画像を読み取る画像読取装置5とを具備し、画像読取装置5は、本体筐体4の上部に搭載されている。本体筐体4は、図3に示す本体フレーム6と、その本体フレーム6を覆う図2に示した外装カバー7を有しているが、図1においては、かかる本体筐体4を簡略化して示してある。
画像読取装置5は、それ自体周知にように、光学系8を収容した筐体9と、その筐体9の上部に固定配置されたコンタクトガラス10と、筐体9の上部に回動可能に枢着された圧板11とを有している。かかる画像読取装置5のコンタクトガラス10上に原稿Dを載置して、その原稿Dを圧板11によって押え、該原稿Dの画像を次にように読み取ることができる。
光学系8は、光源12と第1ミラー13とを有する第1走行体14と、第2及び第3ミラー15,16を有する第2走行体17と、結像レンズ18と、CCD19とから成る。第1及び第2走行体14,17は図1に示した位置から右方に移動し、このとき、光源12から出射する光によって原稿Dが照明され、その反射光は第1乃至第3ミラー13,15,16にて反射し、次いで結像レンズ18を通りCCD19に入射する。このようにして原稿画像がCCD19に結像され、該画像が画信号として読み取られる。
一方、図1に示した作像手段1によって記録媒体上に次のようにしてトナー像が形成される。
作像手段1は、ドラム状の感光体よりなる第1乃至第4の像担持体20Y,20C,20M,20BKを有し、これらの像担持体には、複数の支持ローラに巻き掛けられた無端ベルトより成る中間転写ベルト21が対向配置されている。第1乃至第4の像担持体20Y乃至20BKはそれぞれ図1における時計方向に回転駆動され、中間転写ベルト21は矢印A方向に回転駆動される。このとき、第1の像担持体20Yは、帯電ローラ22によって所定の極性に帯電される。一方、光書き込みユニット23からは、前述の画信号に基づいて光変調されたレーザビームLが出射し、第1の像担持体20Yの帯電面にそのレーザビームLが照射される。これによって第1の像担持体20Yに静電潜像が形成され、この静電潜像は現像装置24によってイエロートナー像として可視像化される。一方、一次転写ローラ25には、転写電圧が印加され、これによって、像担持体20Y上に形成されたトナー像が矢印A方向に回転する中間転写ベルト21上に一次転写される。トナー像転写後の像担持体20Y上に付着する転写残トナーは、クリーニング装置26によって除去される。本例の画像形成装置においては、像担持体20Yと、そのまわりに配設された帯電ローラ22と、現像装置24と、クリーニング装置26とによって一体的なプロセスカートリッジ27が構成されている。
上述の現像装置24は、粉体状のトナーを収容した現像容器28を有し、そのトナーによって静電潜像が可視像化される。また、現像容器28内のトナー量が減少したとき、トナーボトル29Yから現像容器28にトナーが補給される。一方、クリーニング装置26は、像担持体から除去されたトナーを受け入れるクリーニング容器30を有し、そのクリーニング容器30内のトナーは、トナー搬送装置によって、図示していない廃トナー容器に搬送される。このように、現像容器28、トナーボトル29Y、クリーニング容器30及び廃トナー容器にはトナーが収容されている。
上述したところと全く同様にして、第2乃至第4の像担持体20C,20M,20BK上にシアントナー像、マゼンタトナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成され、これらのトナー像がイエロートナー像の転写された中間転写ベルト21上に順次重ねて一次転写される。これらの像担持体20C,20M,20BKにトナー像を形成する現像装置の現像容器内のトナー量が減少したときも、各トナーボトル29C,29M,29BKから、その各現像容器にトナーが補給される。上述のようにして、中間転写ベルト21上に転写された重ねトナー像は、後述するように、二次転写ローラ31の作用によって記録媒体に二次転写され、その転写後の中間転写ベルト上に付着する転写残トナーは、ベルト用のクリーニング装置32により除去される。このクリーニング装置32のクリーニング容器60にもトナーが収容され、そのトナーは図示していない廃トナー容器に搬送される。
以上のように構成された作像手段の中間転写ベルト21の下方には、前述の記録媒体給送装置3が配置されている。この記録媒体給送装置3は、転写紙又は樹脂シートなどから成る記録媒体Pを収容した給紙カセット33と、最上位の記録媒体Pに接触する給紙ローラ34と、レジストローラ対35とを有し、給紙ローラ34の回転によって最上位の記録媒体Pが矢印B方向に送り出される。送り出された記録媒体は、レジストローラ対35の回転によって、所定のタイミングで中間転写ベルト21と、これに対向配置された二次転写ローラ31との間に給送される。この記録媒体が中間転写ベルト21と二次転写ローラ31との間を通過するとき、二次転写ローラ31には転写電圧が印加され、これによって中間転写ベルト21上の重ねトナー像が記録媒体に二次転写される。このようにして、作像手段1により、記録媒体上にトナー像が形成されるのである。
次いで、この記録媒体は定着装置2を通過し、このとき作像手段1によって形成された記録媒体上のトナー像がその記録媒体に定着される。図1に一例として示した定着装置2は、第1及び第2の支持ローラ36,37に巻き掛けられた定着ベルト38と、その定着ベルト38を介して第1の支持ローラ36に圧接した加圧ローラ39と、これらのローラ36,37,39と定着ベルト38を収容するケース40とを具備する定着ユニット41を有していると共に、定着ベルト38を加熱するための電磁誘導コイル42と、その電磁誘導コイル42に電流を供給する電源(以下、IH電源という)43(図3参照)とを有している。一対の支持ローラ36,37は図1における反時計方向に回転し、定着ベルト38は矢印C方向に回転駆動され、加圧ローラ39は図1における時計方向に回転駆動される。一方、IH電源43から電磁誘導コイル42に電流が供給され、これにより発生した磁力線が第2の支持ローラ37を通り、そのローラ37にうず電流が発生する。このときのジュール熱によって第2の支持ローラ37が発熱し、その第2の支持ローラ37に巻き掛けられた定着ベルト38が加熱される。定着ベルト38の温度がトナー像の定着に適した温度となるように、電磁誘導コイル42への通電がオン、オフ制御されるのである。定着ベルト38にうず電流を発生させて、該定着ベルト38を直に加熱してもよいし、定着ベルト38と第2の支持ローラ37の両者にうず電流を発生させ、これらを共に加熱するように構成することもできる。
中間転写ベルト21からトナー像を転写された記録媒体は、そのトナー像が定着ベルト38の表面に接する向きにして、該定着ベルト38と加圧ローラ39との間を通過する。このとき、記録媒体上のトナー像は、定着ベルト38から熱を与えられると共に、定着ベルト38と加圧ローラ39とによって加圧される。このように記録媒体上のトナー像に熱と圧力が加えられることにより、該トナー像が記録媒体に定着される。このようしてフルカラー画像の形成された記録媒体は、矢印Eで示すように、本体筐体4の外装カバー上面により構成された排紙部44上に排出される。また、図1に符号61で示すものは、記録媒体の裏面にも画像を形成すべく、その記録媒体の表裏を反転させる反転路である。
図1に示した定着装置2においては、記録媒体上のトナー像に熱を与えて該トナー像を記録媒体に定着する定着部材が定着ベルト38により構成されているが、他の定着部材を採用することもできる。例えば、加圧ローラに当接する定着ローラより成る定着部材を用い、電磁誘導コイルへの電流の供給によって、その定着ローラにうず電流を発生させて該定着ローラを加熱し、回転する定着ローラと加圧ローラの間に、トナー像を担持した記録媒体を、そのトナー像が定着ローラに接する向きにして通過させ、該トナー像を記録媒体に定着するように構成することもできる。
また、本例の画像形成装置は画像読取装置5を有しているが、かかる画像読取装置を省略して、画像形成装置をプリンタとして構成することもできる。
画像形成装置を操作する操作者は、通常、図2及び図4に一点鎖線で簡略化して示すように画像形成装置の正面に向かって立ち、所定の操作を行う。図4は、画像形成装置の本体筐体4と、これに向かって立った操作者OPを、上方から見たときのこれらの位置関係を示す説明図である。ここで、本明細書においては、図2及び図4に示すように、操作者OPが向き合う側の本体筐体4の部分を本体筐体前部4Fと称し、その本体筐体前部4Fと反対側の本体筐体4の部分を本体筐体後部4Rと称することにする。操作者OPに最も近い本体筐体部分が本体筐体前部4Fであり、操作者OPから最も離れた本体筐体部分が本体筐体後部4Rである。また、操作者OPに近い側を「前」とし、操作者OPから離れた側を「後」とする。
前述のように、本例の画像形成装置の本体筐体4は、図3に示した本体フレーム6と、その本体フレーム6を覆う図2に示した外装カバー7とを有している。また、本体フレーム6は、底板45と、その底板45に固定された前側板46と、同じく底板45に固定された後側板47と、その後側板47よりも後方に位置していて、後側板47と底板45とに固定された後フレーム板48とから構成されている。かかる本体フレーム6に、前述の作像手段1の各作像要素と、定着装置2等が支持されているが、図3にはトナーボトル29Y乃至29BK以外の作像要素及び反転路61等の図示は省略してある。また、定着装置2の定着ユニット41と電磁誘導コイル42は、前側板46と後側板47とに支持され、これらの側板46,47の間に位置しているが、電磁誘導コイル42に電流を供給するIH電源43は、後に詳しく説明するように、後フレーム板48にねじ又はその他の固定手段によって固定支持されている。さらに、画像形成装置の制御板49、I/O基板50、IH電源43以外の電源51及び給紙ローラ34を回転駆動する給紙用モータ(図示せず)が、後側板47よりも後方に配置されて本体フレーム6に固定支持されている。
上述の本体フレーム6を覆う外装カバー7は、図2に示すように、本体フレーム6に着脱可能に固定された複数のカバー部材7A,7B,7C,7Dと、前側のカバー部材に回動可能に枢着された開閉ドア7Eとから構成されている。このようにして、図1に示した作像手段1と、定着装置2と、他の装置が本体筐体4に収容される。
ここで、電磁誘導コイル42に電流を供給するIH電源43は集積回路を有していて、IH電源43の作動時に、その集積回路が高熱を発生させる。このため、そのIH電源43にて発生した熱が画像形成装置の操作者OPに当ると、操作者に不快感を与えるおそれがある。
そこで、本例の画像形成装置においては、図3及び図4に示すように、本体筐体前部4Fと、本体筐体後部4Rとの間の中間位置CLよりも本体筐体後部4Rの側に、定着装置2のIH電源43が配置されている。図示した例では、定着装置2のIH電源43が、本体筐体4の本体フレーム6を構成する後側板47よりも本体筐体後部4Rの側に配置されていて、後側板47の後方に位置する後フレーム板48に固定支持されている。このように、IH電源43が、本体筐体前部4Fから後方に大きく離れた位置に配置されているので、操作者OPはIH電源43から大きく離れた位置で画像形成装置を操作することになる。このため、IH電源43にて発生した熱が操作者OPに当ることを阻止し、ないしは効果的に抑制することができ、操作者OPに不快感を与えることを防止することができる。
なお、図2に示すように、IH電源43に対向して位置するカバー部材7Aを外すことによって、IH電源43を後フレーム板48に対して着脱することができる。
また、本例の画像形成装置においては、IH電源43が電磁誘導コイル42の近傍に配置されており、これによってIH電源43と電磁誘導コイル42とを電気的に接続する電線(図示せず)の長さを短くすることができる。これにより効率よく定着ベルト38を加熱することが可能となる。
また、IH電源43にて発生した熱が、制御板49やI/O基板50などの電子基板や、IH電源以外の電源51に伝わり、これらの温度が過度に上昇すると、その電子基板や電源が誤動作するおそれがある。ところが、本例の画像形成装置においては、図3に示したように、制御板49、I/O基板50及び電源51と、IH電源43との間に、後フレーム板48が位置していて、IH電源43にて発生した熱が、制御板49、I/O基板50及び電源51に伝わることを後フレーム板48によって阻止し、ないしは効果的に抑制することができる。これにより、電子基板や電源51が誤動作する不具合を阻止することができる。このように、後フレーム板48は、定着装置2のIH電源43にて発生した熱が、画像形成装置の電子基板に伝わることを阻止し、ないしは抑制する熱遮断壁としての用をなし、かかる熱遮断壁が定着装置2のIH電源43と電子基板との間に設けられているのである。勿論、後フレーム板以外の熱遮断壁を用いてもよく、また熱遮断壁を複数設けることもできる。
前述のように、図1に示した現像容器28、トナーボトル29Y乃至29BK、クリーニング容器30,60、及び図示していない廃トナー容器にはトナーが収容されており、かかる容器は前側板46と後側板47の間に配置されている。ここで、トナーを収容したこれらの容器に、IH電源43にて発生した熱が伝わり、そのトナーが加熱されると当該トナーが溶融するおそれがある。ところが、本例の画像形成装置においては、IH電源43が、後側板47よりも後方に配置されていると共に、トナーボトル29Y乃至29BKが位置する側と反対側の後フレーム板48の面に配置されているので、IH電源43にて発生した熱が、トナーを収容した容器に伝わることを、後側板47と後フレーム板48によって阻止し、ないしは効果的に抑制することができ、トナーを収容した容器内のトナーが溶融することを防止することができる。このように、後側板47と後フレーム板48は、定着装置2のIH電源43にて発生した熱が、トナーを収容した容器に伝わることを阻止し、ないしは抑制する熱遮断壁としての用をなし、かかる熱遮断壁が定着装置2のIH電源43とトナーを収容した容器との間に設けられているのである。勿論、この場合も、後側板以外の熱遮断壁を用いてもよく、また熱遮断壁は、少なくとも1つ設けられるものである。
上述のように、本例の画像形成装置においては、熱遮断壁が本体筐体4の本体フレーム6によって構成されているので、独立した熱遮断壁を設けた場合に比べて、画像形成装置のコストを低減することができる。
ところで、本例の画像形成装置は、原稿画像を読み取る画像読取装置5を有し、その画像読取装置5は本体筐体4の上部に搭載されている。かかる画像読取装置5は、前述のようにミラー13,15,16や結像レンズ18などの光学素子を有しており、かかる光学阻止が、IH電源43にて発生した熱による悪影響を受けると、原稿画像を正しく読み取ることができなくなる。そこで、本例の画像形成装置においては、図1及び図2に示すように、画像読取装置5が、定着装置2のIH電源43の上方の空間Sには配置されていない。これにより、画像読取装置5がIH電源43にて発生した熱の影響を受け難くなり、画像読取装置5によって常に原稿画像を正しく読み取ることができる。
また、本例の画像形成装置においては、本体筐体に排気口が形成されている。図示した例では、図2及び図3に示すように、本体筐体4の外装カバー7を構成するカバー部材7Aの上部と、後フレーム板48の上部に、それぞれ複数の排気口54,55が形成されている。これにより、IH電源43の熱によって加熱された空気を、排気口54,55を通して効率よく本体筐体4外に排出させることができるので、トナーが溶融したり、電子基板が誤動作する不具合をより確実に防止することができる。
また、本例の画像形成装置においては、上述の排気口54,55のほかに、その排気口54,55よりも下方に位置する本体筐体部分に空気取入口が形成されている。図示した例では、図2に示すように、カバー部材7Aの下部に複数の空気取入口56が形成され、これらの空気取入口56から外部の空気が取り入れられる。これにより、IH電源43から発する熱をより効率よく本体筐体外に排出させることができる。
さらに、図1、図3及び図5に示すように、定着装置2のIH電源43よりも下方にファン57が配置され、そのファン57は後フレーム板48に固定支持されている。かかるファン57を作動させることによって、本体筐体4内の熱せられた空気を強制的に排気口54,55から排出させることができ、本体筐体内の冷却効果を一層高めることができる。
また、図3及び図5に示すように、定着装置2のIH電源43に放熱フィン(図2には示さず)58が固定され、その放熱フィン58は、IH電源43の周辺を流れる空気の流れ方向とほぼ同じ方向に延びている。これにより、IH電源43をより効率よく冷却することができる。
さらに、図5及び図6に示すように、カバー部材7Aの内側面に、定着装置2のIH電源43よりも下方に設けられたファン57から流れる空気を放熱フィン58に向けて案内するエアガイド59が設けられており、これによって、図5に破線矢印で示したように空気を案内して放熱フィン58を集中的に冷却し、IH電源43の冷却効果をさらに高めることができる。
以上、記録媒体にフルカラー画像を形成する作像手段を備えた画像形成装置を説明したが、本発明は、記録媒体に専ら単色画像を形成する作像手段を備えた画像形成装置などにも広く適用できるものである。
画像形成装置の垂直断面図である。 図1に示した画像形成装置を斜め後方から見た外観斜視図である。 本体フレームを示す斜視図である。 本体筐体と、IH電源とを上方から見たときの配置状態を示す説明図である。 図2の矢印V方向に見た図である。 カバー部材の斜視図である。
符号の説明
1 作像手段
2 定着装置
4F 本体筐体前部
4R 本体筐体後部
5 画像読取装置
6 本体フレーム
42 電磁誘導コイル
43 電源
47 後側板
54,55 排気口
56 空気取入口
57 ファン
58 放熱フィン
59 エアガイド
CL 中間位置
OP 操作者
P 記録媒体

Claims (11)

  1. 記録媒体にトナー像を形成する作像手段と、該作像手段によって形成された記録媒体上のトナー像を該記録媒体に定着する定着装置と、前記作像手段と定着装置を収容する本体筐体とを具備し、前記定着装置は、記録媒体上のトナー像に熱を与えて該トナー像を記録媒体に定着する定着部材と、該定着部材を加熱するための電磁誘導コイルと、該電磁誘導コイルに電流を供給する電源とを有している画像形成装置において、
    操作者が向き合う側の本体筐体前部と、該前部と反対側の本体筐体後部との間の中間位置よりも本体筐体後部の側に、前記定着装置の電源が配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記定着装置の電源は前記本体筐体の本体フレームを構成する後側板よりも本体筐体後部の側に配置されている請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記定着装置の電源にて発生した熱が、画像形成装置の電子基板に伝わることを阻止し、ないしは抑制する少なくとも1つの熱遮断壁を、前記定着装置の電源と電子基板との間に設けた請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記定着装置の電源にて発生した熱が、トナーを収容した容器に伝わることを阻止し、ないしは抑制する少なくとも1つの熱遮断壁を、前記定着装置の電源とトナーを収容した容器との間に設けた請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記熱遮断壁が、前記本体筐体の本体フレームによって構成されている請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 原稿画像を読み取る画像読取装置を有し、該画像読取装置は、前記本体筐体の上部に搭載されていると共に、前記定着装置の電源の上方には配置されていない請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記本体筐体に排気口が形成されている請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記排気口よりも下方に位置する本体筐体部分に空気取入口が形成されている請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記定着装置の電源よりも下方にファンが設けられている請求項7又は8に記載の画像形成装置。
  10. 前記定着装置の電源には放熱フィンが固定され、該放熱フィンは、前記電源の周辺を流れる空気の流れ方向とほぼ同じ方向に延びている請求項7乃至9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記定着装置の電源よりも下方に設けられたファンから流れる空気を前記放熱フィンに向けて案内するエアガイドが設けられている請求項10に記載の画像形成装置。
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