JP2011105902A - 高分子分散型液晶素子用液晶組成物、及びそれを用いた液晶素子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1成分として、一般式(I−1)
で表される4環式の液晶化合物を少なくとも1種含有し、第2成分として、例えば下式
で例示される非液晶性の重合性化合物を少なくとも1種含有し、第3成分として(メタ)アクリレート系化合物を少なくとも1種含有し、第4成分として、光重合開始剤を少なくとも1種含有する高分子分散型液晶組成物。該高分子分散型液晶表示素子用組成物を用いた調光用フィルム及び該調光用フィルムを2枚のガラス基板で挟んだ調光ガラス。[式中、A1−A4はフェニレン基あるいはシクロヘキシレン基を表し、Z1−Z3は単結合、−COO−等の連結基を表す。R1,R2はハロゲン原子、アルキル基等を表す。]
【選択図】なし
Description
すなわち、第1成分として、一般式(I−1)
R2は、フッ素原子、塩素原子、シアノ基、CF3基、OCF3基、OCHF2基、NCS基、又は炭素原子数1〜10のアルキル基を表し、該アルキル基中の非隣接の1つ又は2つ以上の−CH2−は酸素原子、−CH=CH−、−COO−、−OCO−で置き換えられていてもよく、
環A1、環A2、環A3、及び環A4は、それぞれ独立して、1,4-フェニレン基、1,4-シクロヘキシレン基、1,4-シクロヘキセニル基、テトラヒドロピラン-2,5-ジイル基、1,3-ジオキサン-2,5-ジイル基、デカヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、ピリジン-2,5-ジイル基、ピリミジン-2,5-ジイル基、ピラジン-2,5-ジイル基、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、又は2,6-ナフチレン基を表し、該1,4-フェニレン基、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、又は2,6-ナフチレン基は非置換であるか又は置換基として1個又は2個以上のフッ素原子、塩素原子、CF3基、OCF3基又はCH3基を有することができ、
Z1、Z2、及びZ3は、それぞれ独立して、単結合、−COO−、−OCO−、−CH2−CH2−、−CF2−CF2−、−CH=CH−、−CF=CF−、−CH2O−、−OCH2−、−CF2O−、−OCF2−、又は−C≡C−を表す。)で表される液晶化合物を少なくとも1種含有し、
第2成分として、一般式(II−1)
で表される非液晶性の重合性化合物を少なくとも1種含有し、
第3成分として、多官能の(メタ)アクリレート化合物、又は(メタ)アクリレートオリゴマーを少なくとも1種含有し、
第4成分として、光重合開始剤を少なくとも1種含有する高分子分散型液晶素子用液晶組成物を用いると、上記課題が解決できることが判明した。
本発明の高分子分散型液晶表示素子用液晶組成物は、第1成分として、一般式(I−1)
R2は、フッ素原子、塩素原子、シアノ基、CF3基、OCF3基、OCHF2基、NCS基、又は炭素原子数1〜10のアルキル基を表し、該アルキル基中の非隣接の1つ又は2つ以上の−CH2−は酸素原子、−CH=CH−、−COO−、−OCO−で置き換えられていてもよく、
環A1、環A2、環A3、及び環A4は、それぞれ独立して、1,4-フェニレン基、1,4-シクロヘキシレン基、1,4-シクロヘキセニル基、テトラヒドロピラン-2,5-ジイル基、1,3-ジオキサン-2,5-ジイル基、デカヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、ピリジン-2,5-ジイル基、ピリミジン-2,5-ジイル基、ピラジン-2,5-ジイル基、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、又は2,6-ナフチレン基を表し、該1,4-フェニレン基、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、又は2,6-ナフチレン基は非置換であるか又は置換基として1個又は2個以上のフッ素原子、塩素原子、CF3基、OCF3基又はCH3基を有することができ、
Z1、Z2、及びZ3は、それぞれ独立して、単結合、−COO−、−OCO−、−CH2−CH2−、−CF2−CF2−、−CH=CH−、−CF=CF−、−CH2O−、−OCH2−、−CF2O−、−OCF2−、又は−C≡C−を表す。)で表される液晶化合物を少なくとも1種含有し、
第2成分として、一般式(II−1)
で表される非液晶性の重合性化合物を少なくとも1種含有し、
第3成分として、多官能の(メタ)アクリレート化合物、又は(メタ)アクリレートオリゴマーを少なくとも1種含有し、
第4成分として、光重合開始剤を少なくとも1種含有する含有することに特徴を有する。
環A6は、1,4-フェニレン基、1,4-シクロヘキシレン基、1,3-ジオキサン-2,5-ジイル基、ピリジン-2,5-ジイル基、又はピリミジン-2,5-ジイル基を表し、該1,4-フェニレン基は非置換であるか又は置換基として1個又は2個以上のフッ素原子、塩素原子、CF3基、OCF3基、又はメチル基を有することができ、
Y2、Y3、Y4、及びY5は、それぞれ独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、CF3基、又はOCF3基を表し、
Z5、及びZ6は、それぞれ独立して、単結合、−COO−、−OCO−、CH2−、−CH=CH−、−CF2O−、又は−C≡C−を表し、
nは0又は1を表す。ただしnが0の場合、Y2又はY3の少なくともどちらか一方は水素原子を表す。)
で表される液晶性化合物を含有することが好ましく、R4は炭素原子数1〜10のアルキル基、又はアルコキシ基であることがより好ましく、環A6は、1,4−フェニレン基又は1,4−シクロへキシレン基(該1,4−フェニレン基は非置換であるか又は置換基として1個又は2個以上のフッ素原子を有することができる。)であることがより好ましく、Y1〜Y4は、それぞれ独立して、水素原子、フッ素原子であることがより好ましく、Z5、Z6は、それぞれ独立して、単結合、−COO−、−OCO−又は−CH2−CH2−であることがより好ましい。具体的には以下の(VI−11)〜(VI−28)の化合物が好ましい。
第1成分である一般式(I−1)の化合物を用いた組成物は、液晶組成物自身のTniが高めになり、前述の高分子分散型液晶素子用液晶組成物のTnmを室温以下にするためには、液晶組成物自身のTniを低めにする必要がある、この様な場合には、一般式(VII−1)
Y1はフッ素原子、塩素原子、シアノ基、CF3基、OCF3基、OCHF2基、又はNCS基を表し
Z4は、単結合、−COO−、−OCO−、−CH2−CH2−、−CF2O−、又は−C≡C−を表し、
環A5は、1,4-フェニレン基、1,4-シクロヘキシレン基、1,4-シクロヘキセニル基、テトラヒドロピラン-2,5-ジイル基、1,3-ジオキサン-2,5-ジイル基、デカヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、ピリジン-2,5-ジイル基、ピリミジン-2,5-ジイル基、ピラジン-2,5-ジイル基、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、又は2,6-ナフチレン基を表し、該1,4-フェニレン基、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、2,6-ナフチレン基は非置換であるか又は置換基として1個又は2個以上のフッ素原子、塩素原子、CF3基、OCF3基又はCH3基を有することができる。)
で表される、外挿Tniが低い液晶性化合物を添加し、液晶組成物自身のTniを調整することが好ましい。
高分子分散型液晶に用いる液晶組成物の屈折率異方性(Δn)は一般に高い方が好ましく、Δnは0.16以上が好ましく、0.18以上がより好ましく、0.20以上が更により好ましく、0.22以上が最も好ましい。これらのΔnを持つ液晶組成物の常光屈折率(no)は通常1.50〜1.54程度である。高分子分散型液晶素子に電圧を印加し、透明状態とした場合、この液晶組成物のnoとネットワーク構造を形成しているポリマーの屈折率(np)がほぼ一致していると、高い透明性を得ることができる。しかし、モノマー及びオリゴマーがUV照射等によってポリマー化する際に、一部の液晶組成物を抱き込んだ形で硬化するため、実際のポリマーの屈折率は純粋なものよりも高くなる。そのため、モノマー及びオリゴマーの屈折率は1.5より低い方が好ましく、1.48以下がより好ましく、1.47以下が更により好ましい。
であることが好ましく、式(II−7)
を表す。)
より低電圧で駆動させるためには、重合性化合物として、一般式(V−1)、及び一般式(V−2)
R5、及びR6は、それぞれ独立して水素原子、又は炭素原子数1〜12までのアルキル基を表すが、該アルキル基中1つ以上の非隣接の−CH2−は互いに独立して酸素原子、−CO−、−COO−、又は−OCO−で置換されていても良く、
Z9は水素原子、又は炭素数1〜24までのアルキル基を表すが、該アルキル基中の1つ以上の非隣接の−CH2−は互いに独立して酸素原子、−CO−、−COO−、−OCO−、又は一般式(V−3)
で置換されていても良く、且つ直鎖であっても分岐していても良く、
aは0又は1、bは0、1、2又は3である。)
で表される化合物群から選ばれる少なくとも1種の重合性化合物を加えることが好ましい。
より具体的には、下記の(V−51)から(V−71)の化合物が好ましい。
構造式(V−51)〜(V−71)の中でも、(V−54)、(V−55)、(V−56)、(V−57)、(V−58)、(V−63)、(V−65)、(V−67)がより好ましい。
R5、及びR6はそれぞれ独立して水素原子、又は炭素原子数1〜12までのアルキル基を表すが、該アルキル基中1つ以上の非隣接の−CH2−は互いに独立して酸素原子、−CO−、−COO−、又は−OCO−で置換されていても良く、
A11は、炭素原子数1〜24までのアルキル基であり、該アルキル基中1つ以上の非隣接の−CH2−は酸素原子、窒素原子、−CO−、−COO−、−OCO−、又は一般式(V−3)
で置換されていても良く、且つ分岐鎖を持っていても良い。)であることが好ましい。
に置換されている化合物が好ましい。
一般式(VIII−1)で表される基を有する化合物の添加量としては、0.005〜2質量%であることが好ましく、0.01〜0.5質量%であることがより好ましく、0.01〜0.2質量%であることが更に好ましい。
また、先に述べたとおり、一般式(I−1)で表される化合物と、一般式(II−1)で表される化合物とは相溶性がよくない。この相溶性の悪さを利用して、速い相分離を引き起こし、ポリマーネットワークサイズ、又は液晶ドロップレットサイズ等を大きめに作製することが、本発明のポイントであるが、そもそも両者が混ざり合わなければ、実用的には意味をなさない。そのような場合には、界面活性剤を添加することで解決できる。界面活性剤としては、HLB値が10以下のものが好ましく、6以下がより好ましい。添加量としては、0.001〜0.5質量%が好ましく、0.01〜0.2質量%であることが更に好ましい。
少なくとも一方が透明の2枚の基板間に、本発明の高分子分散型液晶組成物を狭持した後、熱、又は活性エネルギー線を照射することによって重合性化合物を重合させ、液晶組成物との相分離を誘発させることにより、液晶組成物と透明性高分子物質からなる調光層が形成されることによって調光フィルムが得られる。2枚の基板としては、ガラスであっても良いが、プラスチックフィルムであることが好ましく、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PES(芳香族ポリエーテルスルフォン)、PMMA(アクリル樹脂)、PC(ポリカーボネート)、脂環式ポリオレフィン樹脂、環状オレフィン系樹脂、PAR(ポリアリレート)、PEEK(芳香族ポリエーテルケトン)等が好ましい。一般的に駆動のため表面表面には透明電極が付いている。また、重合する手段としては、紫外線照射で行うことが好ましい。またガラス基板表面にはポリイミド、SiO2等によるコーティングを施すこともできる。
上述の手法、又はそれ以外の手法で作製された、高分子分散型液晶素子内の調光層は、液晶組成物が透明性高分子物質でカプセル状に閉じ込められた構造、液晶組成物の連続相中に透明性高分子物質の3次元ネットワーク構造が形成された構造、又は両者が混在した構造等を有しているが、液晶組成物の連続相中に透明性高分子物質の3次元ネットワーク構造が形成された構造であることが好ましく、紫外線照射によって、液晶組成物の連続相中に透明性高分子物質の3次元ネットワーク構造が形成された構造がより好ましい。
実施例中の高分子分散型液晶表示素子は以下の方法で作製した。
液晶組成物、重合性化合物、光重合開始剤からなる高分子分散型液晶組成物に15μmのスペーサーを入れ、ITO付きPETフィルムに塗布し、もう一枚のフィルムと張り合わせた。この時、高分子分散型液晶組成物が常に均一状態となるよう、温度をコントロールした。高分子分散型液晶組成物のアイソトロピック−ネマチック転移点より1から2℃高い温度にコントロールし、紫外線カットフィルターとして、10mm厚の青板ガラスを用いて照射強度が10mw/cm2となるように調整された高圧水銀ランプを60秒間照射して、高分子分散型液晶素子を得た。
Δn :液晶組成物の25℃における屈折率異方性
Tnm(PNM) :高分子分散型液晶組成物のネマチック相-等方性液体相転移温度(℃)
Tnp :高分子分散型液晶素子のネマチック相-等方性液体相転移温度(℃)
T0:セル厚15μm、25℃において、何もない(空気)の時の光量を100%とした場合の高分子分散型液晶素子の電圧OFF時の透過率(%)
V90 :セル厚15μm、25℃において、電圧無印加時の高分子分散型液晶素子の光透過率(T0)を0%とし、印加電圧を増加させていき光透過率がほとんど変化しなくなった時の光透過率(T100)を100%とした時、光透過率が90%となる印加電圧値。(V)
評価方法は以下の通りである。
(実施例1)
第1成分を9%、第6成分を73%、第7成分を18%含有する液晶組成物(A)が74%、第3成分のウレタンアクリレートオリゴマーであるUN−6300(根上工業社製、分子量13000)が7.65%、第2成分のモルフォリンアクリレートであるACMO(興人社製)が17.84%、第4成分の光重合開始剤イルガキュア651(チバジャパン社製)が0.51%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表1に示す。
液晶組成物(A)が74%、第3成分のUN−6300が7.64%、第2成分のACMOが17.83%、第4成分の光重合開始剤イルガキュア651(チバジャパン社製)が0.51%、第8成分である2−メタクリロイロキシエチルアシッドフォスフェートであるライトエステルP−2M(共栄社製)が0.02%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表1に示す。
(実施例3)
第1成分を9%、第6成分を73%、第7成分を18%含有する液晶組成物(B)が74%、第3成分のUN−6300が7.64%、第2成分のACMOが17.83%、第4成分の光重合開始剤イルガキュア651が0.51%、第8成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表1に示す。
第1成分を9%、第6成分を73%、第7成分を18%含有する液晶組成物(C)が74%、第3成分のUN−6300が7.64%、第2成分のACMOが17.83%、第4成分の光重合開始剤イルガキュア651が0.51%、第8成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表1に示す。
液晶組成物(A)が74%、第3成分のUN−6300が7.64%、第2成分のACMOが14.26%、第5成分であるオキセタンアクリレートOXE−10(大阪有機社製)が3.57%、第4成分の光重合開始剤イルガキュア651が0.51%、第8成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表1に示す。
(実施例6)
第1成分を20%、第6成分を60%、第7成分を20%含有する液晶組成物(D)が74%、第3成分のUN−6300が7.64%、第2成分のACMOが14.26%、第5成分であるOXE−10が3.57%、第4成分の光重合開始剤イルガキュア651が0.51%、第8成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表1に示す。
第1成分を5%、第6成分を85%、第7成分を10%含有する液晶組成物(E)が74%、第3成分のUN−6300が7.72%、第2成分のACMOが14.40%、第5成分であるOXE−10が3.60%、第4成分の光重合開始剤イルガキュア651が0.26%、第8成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表1に示す。
第1成分を5%、第6成分を85%、第7成分を10%含有する液晶組成物(F)が74%、第3成分のUN−6300が7.72%、第2成分のACMOが14.40%、第5成分であるOXE−10が3.60%、第4成分の光重合開始剤イルガキュア651が0.26%、第8成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表1に示す。
液晶組成物(F)が74%、第3成分のUN−6300が7.72%、第2成分のACMOが13.63%、第5成分であるOXE−10が4.37%、第4成分の光重合開始剤イルガキュア651が0.26%、第8成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表1に示す。
(実施例10)
液晶組成物(F)が74%、第3成分のUN−6300が7.72%、第2成分のACMOが15.43%、第5成分であるラウリルアクリレートSR335(サートマー社製)が2.57%、第4成分の光重合開始剤イルガキュア651が0.26%、第8成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表1に示す。
(実施例11)
液晶組成物(F)が74%、第3成分のUN−6300が7.72%、第2成分のACMOが15.43%、第5成分であるイソオクチルアクリレートSR440(サートマー社製)が2.57%、第4成分の光重合開始剤イルガキュア651が0.26%、第8成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表1に示す。
(実施例12)
液晶組成物(F)が74%、第3成分のUN−6300が7.72%、第2成分のACMOが14.40%、第5成分であるアダマンチル骨格を持つアクリレートEtADA(大阪有機社製)が3.60%、第4成分の光重合開始剤イルガキュア651が0.26%、第8成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表1に示す。
(実施例13)
液晶組成物(F)が74%、第3成分のUN−6300が7.72%、第2成分のACMOが14.40%、第5成分の単官能メタクリレートであるCHDOL30(大阪有機社製)が3.60%、第4成分の光重合開始剤イルガキュア651が0.26%、第8成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表1に示す。
(実施例14)
液晶組成物(F)が74%、第3成分のUN−6300が7.72%、第2成分のACMOが14.40%、第5成分の単官能アクリレートであるMEDOL10(大阪有機社製)が3.60%、第4成分の光重合開始剤イルガキュア651が0.26%、第8成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表1に示す。
(実施例15)
液晶組成物(F)が74%、第3成分のUN−6300が7.72%、第2成分のACMOが14.40%、第5成分の単官能アクリレートであるCHDOL10(大阪有機社製)が3.60%、第4成分の光重合開始剤イルガキュア651が0.26%、第8成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表2に示す。
(実施例16)
液晶組成物(F)が74%、第3成分のUN−6300が7.72%、第2成分のACMOが14.40%、第5成分のテトラヒドロフルフリルアクリレートであるSR285(サートマー社製)が3.60%、第4成分の光重合開始剤イルガキュア651が0.26%、第8成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表2に示す。
(実施例17)
液晶組成物(F)が74%、第3成分のUN−6300が7.72%、第2成分のACMOが14.40%、第5成分のジメチルアミノエチルアクリレートであるDMAEA(興人社製)が3.60%、第4成分の光重合開始剤イルガキュア651が0.26%、第8成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表2に示す。
(実施例18)
液晶組成物(F)が74%、第3成分のUN−6300が7.72%、第2成分のACMOが14.40%、第5成分のジエチルアクリルアミドであるDEAA(興人社製)が3.60%、第4成分の光重合開始剤イルガキュア651が0.26%、第8成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表2に示す。
(実施例19)
液晶組成物(F)が74%、第3成分のUN−6300が7.72%、第2成分のACMOが14.40%、第5成分のOXE−10が2.57%、エトキシ−ジエチレングリコールアクリレート(共栄社製)が1.03%、第4成分の光重合開始剤であるイルガキュア651が0.26%、第8成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表2に示す。
(実施例20)
液晶組成物(F)が74%、第3成分のUN−6300が7.72%、第2成分のACMOが14.40%、第5成分のOXE−10が3.60%、第4成分の光重合開始剤であるセイクオールBEE(精工化学社製)が0.26%、第8成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表2に示す。
(実施例21)
液晶組成物(F)が74%、第3成分のUN−6300が7.72%、第2成分のACMOが14.40%、第5成分のシクロヘキシルアクリレートであるブレンマーCHA(日油社製)が3.60%、第4成分の光重合開始剤であるイルガキュア651が0.26%、第8成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表2に示す。
(実施例22)
液晶組成物(F)が74%、第3成分のUN−6300が7.72%、第2成分のACMOが14.40%、第5成分の3,3,5トリメチルシクロヘキサンアクリレートであるCD420(サートマー社製)が3.60%、第4成分の光重合開始剤であるイルガキュア651が0.26%、第8成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表2に示す。
(実施例23)
第1成分を5%、第6成分を85%、第7成分を10%含有する液晶組成物(G)が74%、第3成分のUN−6300が7.72%、第2成分のACMOが18.0%、第4成分の光重合開始剤であるイルガキュア651が0.26%、第8成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表2に示す。
液晶組成物(G)が74%、第3成分のUN−6300が7.71%、第2成分のACMOが17.98%、第4成分の光重合開始剤であるイルガキュア651が0.26%、第8成分であるライトエステルP−2Mが0.02%、第9成分である界面活性剤ニューコール3−80(日本乳化剤社製)0.03%がからなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表2に示す。
(実施例25)
液晶組成物(F)が50%、第3成分のUN−6300が14.84%、第2成分のACMOが27.70%、第5成分のOXE−10が6.92%、第4成分の光重合開始剤であるイルガキュア651が0.49%、第8成分であるライトエステルP−2Mが0.05%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表2に示す。
(比較例1)
第6成分100%からなる液晶組成物(H)が74%、第3成分のUN−6300が7.64%、第2成分のACMOが17.83%、第4成分の光重合開始剤イルガキュア651(チバジャパン社製)が0.51%、第8成分である2−メタクリロイロキシエチルアシッドフォスフェートであるライトエステルP−2M(共栄社製)が0.02%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表2に示す。
液晶組成物(A)が74%、第3成分のUN−6300が7.61%、第5成分のOXE−10が17.76%、第4成分の光重合開始剤イルガキュア651(チバジャパン社製)が0.51%、第8成分である2−メタクリロイロキシエチルアシッドフォスフェートであるライトエステルP−2M(共栄社製)が0.03%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表2に示す。
(比較例3)
液晶組成物(F)が74%、第2成分のACMOが17.83%、第5成分のOXE−10が7.64%、第4成分の光重合開始剤イルガキュア651(チバジャパン社製)が0.51%、第8成分である2−メタクリロイロキシエチルアシッドフォスフェートであるライトエステルP−2M(共栄社製)が0.02%からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点Tniと屈折率異方性Δn、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の転移点Tnm、及び得られた調光フィルムの特性を表2に示す。
Claims (18)
- 第1成分として、一般式(I−1)
R2は、フッ素原子、塩素原子、シアノ基、CF3基、OCF3基、OCHF2基、NCS基、又は炭素原子数1〜10のアルキル基を表し、該アルキル基中の非隣接の1つ又は2つ以上の−CH2−は酸素原子、−CH=CH−、−COO−、−OCO−で置き換えられていてもよく、
環A1、環A2、環A3、及び環A4は、それぞれ独立して、1,4-フェニレン基、1,4-シクロヘキシレン基、1,4-シクロヘキセニル基、テトラヒドロピラン-2,5-ジイル基、1,3-ジオキサン-2,5-ジイル基、デカヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、ピリジン-2,5-ジイル基、ピリミジン-2,5-ジイル基、ピラジン-2,5-ジイル基、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、又は2,6-ナフチレン基を表し、該1,4-フェニレン基、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、又は2,6-ナフチレン基は非置換であるか又は置換基として1個又は2個以上のフッ素原子、塩素原子、CF3基、OCF3基又はCH3基を有することができ、
Z1、Z2、及びZ3は、それぞれ独立して、単結合、−COO−、−OCO−、−CH2−CH2−、−CF2−CF2−、−CH=CH−、−CF=CF−、−CH2O−、−OCH2−、−CF2O−、−OCF2−、又は−C≡C−を表す。)で表される液晶化合物を少なくとも1種含有し、
第2成分として、一般式(II−1)
で表される非液晶性の重合性化合物を少なくとも1種含有し、
第3成分として、多官能の(メタ)アクリレート化合物、又は(メタ)アクリレートオリゴマーを少なくとも1種含有し、
第4成分として、光重合開始剤を少なくとも1種含有する高分子分散型液晶素子用液晶組成物。 - 請求項1の高分子分散型素子用液晶組成物に加えて、第5成分として、一般式(V−1)、及び一般式(V−2)
R5、及びR6は、それぞれ独立して水素原子、又は炭素原子数1〜12までのアルキル基を表すが、該アルキル基中非隣接の1つ以上の−CH2−は互いに独立して酸素原子、−CO−、−COO−、又は−OCO−で置換されていても良く、
A8は環状基が1〜3個の環式化合物基を表すが、Z8と直接結合する環状基の結合原子は窒素原子ではなく、
Z9は水素原子、又は炭素数1〜24までのアルキル基を表すが、該アルキル基中の1つ以上の−CH2−は互いに独立して酸素原子、−CO−、−COO−、−OCO−、又は一般式(V−3)
で置換されていても良く、且つ直鎖であっても分岐していても良く、
aは0又は1、bは0、1、2又は3を表すが、bが2又は3を表す場合に複数存在するZ9は同一であっても異なっていても良い。)で表される化合物群から選ばれる少なくとも1種の重合性化合物を含有する、高分子分散型液晶素子用液晶組成物。 - 請求項1、及び2記載の高分子分散型素子用液晶組成物に加えて、第6成分として、一般式(VI−1)
環A6は、1,4-フェニレン基、1,4-シクロヘキシレン基、1,3-ジオキサン-2,5-ジイル基、ピリジン-2,5-ジイル基、又はピリミジン-2,5-ジイル基を表し、該1,4-フェニレン基は非置換であるか又は置換基として1個又は2個以上のフッ素原子、塩素原子、CF3基、OCF3基、又はメチル基を有することができ、
Y2、Y3、Y4、及びY5は、それぞれ独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、CF3基、又はOCF3基を表し、
Z5、及びZ6は、それぞれ独立して、単結合、−COO−、−OCO−、−CH2−CH2−、−CH=CH−、−CF2O−、又は−C≡C−を表し、
nは0又は1を表す。ただしnが0の場合、Y2又はY3の少なくともどちらか一方は水素原子を表す。)
で表される液晶性化合物を少なくとも1種含有する、高分子分散型液晶素子用液晶組成物。 - 請求項1、2及び3記載の高分子分散型素子用液晶組成物に加えて、第7成分として、一般式(VII−1)
Y1はフッ素原子、塩素原子、シアノ基、CF3基、OCF3基、OCHF2基、又はNCS基を表し
Z4は、単結合、−COO−、−OCO−、−CH2−CH2−、−CF2O−、又は−C≡C−を表し、
環A5は、1,4-フェニレン基、1,4-シクロヘキシレン基、1,4-シクロヘキセニル基、テトラヒドロピラン-2,5-ジイル基、1,3-ジオキサン-2,5-ジイル基、デカヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、ピリジン-2,5-ジイル基、ピリミジン-2,5-ジイル基、ピラジン-2,5-ジイル基、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、又は2,6-ナフチレン基を表し、該1,4-フェニレン基、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、2,6-ナフチレン基は非置換であるか又は置換基として1個又は2個以上のフッ素原子、塩素原子、CF3基、OCF3基又はCH3基を有することができる。)
で表される、液晶性化合物を少なくとも1種含有する、高分子分散型液晶素子用液晶組成物。 - 請求項1記載の第3成分が、ウレタン系、又はポリエステル系(メタ)アクリレートオリゴマーであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の高分子分散型液晶素子用液晶組成物。
- 一般式(I−1)のR2が、炭素原子数1〜10のアルキル基(該アルキル基中の非隣接の1つ又は2つ以上の−CH2−はそれぞれ独立して酸素原子、及び/又は−CH=CH−によって置き換えられていてもよい。)であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の高分子分散型液晶素子用液晶組成物。
- 一般式(VII−1)中のY1がシアノ基であることを特徴とする、請求項4〜8のいずれかに記載の高分子分散型液晶素子用液晶組成物。
- 請求項2記載の第5成分である一般式(V−1)で表される化合物が、一般式(V−21)
- 請求項1〜11のいずれかに記載の高分子分散型液晶組成物に加えて、第9成分として界面活性剤を0.001〜0.5質量%含有する高分子分散型液晶素子用液晶組成物。
- 液晶組成物がネマチック液晶組成物であることを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載の高分子分散型液晶素子用液晶組成物。
- 請求項1〜13のいずれかに記載の高分子分散型液晶組成物において、液晶性の化合物を55〜90質量%含有し、非液晶性の化合物を10〜45質量%含有することを特徴とする高分子分散型液晶素子用液晶組成物。
- 請求項1〜14のいずれかに記載の高分子分散型液晶表示素子用組成物を用いた調光用高分子分散型液晶素子。
- 請求項1〜14のいずれかに記載の高分子分散型液晶表示素子用組成物を用いた調光用フィルム。
- 電極層を有する少なくとも一方が透明な2枚の基板と、この基板間に支持された調光層を有し、該調光層が請求項1〜14のいずれかに記載の組成物に紫外線を照射することによって得られた調光用フィルム。
- 電極層を有する透明な2枚のプラスチック基板と、この基板間に支持された調光層を有し、該調光層が請求項1〜14のいずれかに記載の組成物に紫外線を照射することによって得られた調光用フィルムであり、該調光用フィルムを2枚のガラス基板で挟んだ調光ガラス。
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