JP2011105432A - 折り跡付け装置、及び画像形成システム - Google Patents

折り跡付け装置、及び画像形成システム Download PDF

Info

Publication number
JP2011105432A
JP2011105432A JP2009261242A JP2009261242A JP2011105432A JP 2011105432 A JP2011105432 A JP 2011105432A JP 2009261242 A JP2009261242 A JP 2009261242A JP 2009261242 A JP2009261242 A JP 2009261242A JP 2011105432 A JP2011105432 A JP 2011105432A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crease
marking
forming apparatus
image forming
paired
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009261242A
Other languages
English (en)
Inventor
Go Aiba
剛 相場
Naoyuki Ishikawa
直行 石川
Naohiro Yoshikawa
直宏 吉川
Hitoshi Hattori
仁 服部
Hideya Nagasako
秀也 永迫
Takashi Nishifuji
高史 西藤
Yusuke Shibazaki
勇介 柴崎
Hidetoshi Kojima
秀俊 児島
Naoki Oikawa
直記 及川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2009261242A priority Critical patent/JP2011105432A/ja
Publication of JP2011105432A publication Critical patent/JP2011105432A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

【課題】折り跡を付ける跡付け部材及び受台の交換、あるいは清掃をユーザ自身で簡単に行うことができるようにした。
【解決手段】用紙に対して1枚ずつ折り跡を付ける折り跡付け装置であって、折り跡を付ける跡付け刃(凸部)と跡付け溝(凹部)がそれぞれ形成された対となる跡付け部材121と受台122を動作させて前記用紙に折り跡を付ける折り跡付け機構120と、前記対となる跡付け部材121と受台122のそれぞれを位置決めした状態でスライド可能に支持する第1のガイド部材141及び第2のガイド部材142、並びに第3ないし第5のガイド部材143,144,145と、外部から前記対となる部材のそれぞれを引き出すための引抜きレバーと、を備え、引抜きレバーを把持してスライドさせて引き抜き、もしくは挿入することにより解決した。
【選択図】図3

Description

本発明は、前段から搬送されてくる用紙からなる用紙束に中綴じを行い、用紙を中央部で2つに折る前に用紙に折り跡を付ける折り跡付け装置、及びこの折り跡付け装置と画像形成装置とを含む画像形成システムに関する。
従来から、画像形成装置から排出された複数の用紙を束状にまとめた用紙束に中綴じを行い、中綴じした用紙束を中央部で2つ折りにする、所謂中折りもしくは中折り製本が行われている。このように複数枚からなる用紙束をまとめて折ると、用紙束の外側は内側の用紙と比べて折り部の用紙の伸び量が大きくなる。そのため、外側の用紙の折り部では形成された画像部が伸びることにより、トナー剥がれ等、画像部にダメージが生じることがある。同様の現象はZ折り、3つ折り等、その他の折り処理でも発生する。また、用紙束の厚さによって折りが不十分であることがある。
そのため、用紙束を2つ折りする等の折り処理を行う前に、用紙の折り部に予め折り跡を付けておき、外側の用紙も折れやすくすることでトナー剥がれを防止するクリーサーと呼ばれる折り跡付け装置が例えば特許文献1及び2に開示され、公知である。
このうち特許文献1(特開2008−81258号公報)には、用紙を用紙搬送方向に沿って搬送する搬送手段と、搬送手段の用紙搬送経路上で用紙を挟持して用紙搬送方向に沿った折り型を形成する折り型形成手段と、折り型形成手段を用紙搬送方向と直交する方向に移動させる移動手段と、折り型形成手段の移動方向に沿って、かつ折り型形成手段を介した上下両側位置に平行に配置した反力支持部材とを備え、折り型形成手段は、外周に沿って環状の凸部を有し、用紙搬送方向と直交する方向に沿った回転軸の軸心廻りに回転する第1のローラと、第1のローラを保持して一方の反力支持部材上を移動する第1のローラ保持部と、外周に沿って環状の凹部を有し、用紙搬送方向と直交する方向に沿った回転軸の軸心廻りに回転する第2のローラと、第2のローラを保持して他方の反力支持部材上を移動する第2のローラ保持部とを有し、第1のローラの凸部と第2のローラの凹部との間に用紙を挟持し、第1のローラ保持部及び第2のローラ保持部に作用する反力をそれぞれの反力支持部材で受け止めることを特徴とする発明が記載されている。
また、特許文献2(特開昭60−262771号公報)には、用紙を搬送するための搬送ベルトと、この搬送ベルトの用紙搬送面を上方に変位させる押動部材と、押動部材により上方に変位された搬送ベルト上の用紙に圧接して走行するVベルトとを有してなる製本機能を備えた複写機における用紙折り装置が記載されている。この用紙折り装置では、前記搬送ベルト、押動部材、及びVベルトによって各用紙の中央部に中綴じ製本用の折り目を形成することができる。
しかし、前記特許文献記載の発明を含め、用紙に折り跡を付ける場合には、繰り返し折り目付けていく間に折り目を入れる凸状及び凹状の部材(例えば凸刃、凹刃)に欠けが発生し、あるいは、磨耗、汚れなどの影響により折り目に十分は折り跡が形成されず、その後の折り処理の品質の低下を招くことがあった。
また、折り目の品質が低下してしまった刃は交換し、あるいは清掃する必要があるが、刃の交換及び清掃作業にはサービスマンがユニットごと交換し、あるいはそのユニットを分解して清掃しなければならず、ユーザ側のランニングコストの上昇を招くと共に、ダウンタイム発生による生産性低下を引き起こすことになる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、折り跡を付ける刃の交換、あるいは清掃をユーザ自身で簡単に行うことができるようにすることにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、用紙に対して1枚ずつ折り跡を付ける折り跡付け装置であって、折り跡を付ける凸部と凹部がそれぞれ形成された対となる部材を動作させて前記用紙に折り跡を付ける折り跡付け手段と、前記対となる部材のそれぞれを位置決めした状態でスライド可能に支持する第1及び第2の支持手段と、外部から前記対となる部材のそれぞれを引き出すための引出し手段と、を備えていることを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記対となる部材のそれぞれが前記第1及び第2の支持手段によって支持される幅広の支持部を備えていることを特徴とする。
第3の手段は、第1又は第2の手段において、前記対となる部材のそれぞれが前記第1及び第2の支持手段によって支持される幅広の支持部から突出した幅狭の位置決め部を備えていることを特徴とする。
第4の手段は、第3の手段において、前記第1及び第2の支持手段は、前記幅狭の位置決め部が突出するガイド溝を備えていることを特徴とする。
第5の手段は、第1ないし第4のいずれかの手段において、前記引出し手段が、前記対となる部材のそれぞれから一体的に装置の前側板が突出した突出片であることを特徴とする。
第6の手段は、第1ないし第5のいずれかの手段において、前記対となる部材の装着の有無を検知する検知手段を備えていることを特徴とする。
第7の手段は、第6の手段において、前記対となる部材の種類を認識する認識手段をさらに備えていることを特徴とする。
第8の手段は、第1ないし第7のいずれかの手段において、前記対となる部材のそれぞれを引き出す際、当該対となる部材の前記凸部又は凹部に摺接し、当該凸部又は凹部を清掃する清掃部材を備えていることを特徴とする。
第9の手段は、第8の手段において、前記清掃部材が装置の前面側の側板の背後に設置され、前記部材の引出し時、及び挿入時に前記各部材の凸部又は凹部に摺接することを特徴とする。
第10の手段は、用紙に画像を形成する画像形成装置と、当該画像形成装置側から搬入される用紙に対して折り跡付け処理を行う請求項1ないし9のいずれか1項に記載の折り跡付け装置と、を備えた画像形成システムを特徴とする。
第11の手段は、用紙に画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置に設けられた操作パネルと、第6の手段に係る折り跡付け装置と、を備え、前記検知手段の検知出力に基づいて前記対となる部材の装着の有無を前記操作パネルに表示する画像形成システムを特徴とする。
第12の手段は、用紙に画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置に設けられた操作パネルと、第7の手段に係る折り跡付け装置と、を備え、前記検知手段の検知出力と前記認識手段の認識出力とに基づいて装着された前記対となる部材の種類を判別し、前記操作パネルに表示する画像形成システムを特徴とする。
なお、後述の実施形態では、折り跡付け装置は符号100に、対となる部材は跡付け部材121及び受台122に、凸部は跡付け刃121aに、凹部は跡付け溝122aに、折り跡付け手段は折り跡付け機構120に、第1の支持手段は第1のガイド部材141及び第2のガイド部材142に、第2の支持手段は第3のガイド部材143,第4のガイド部材144及び第5のガイド部材145に、引出し手段は第1の引抜きレバー130及び第2の引抜きレバー133に、支持部は符号121b,122bに、位置決め部は跡付け部材121の突出部121c及び受台122の突出部122cに、ガイド溝は第1のガイド溝141a及び第2のガイド溝143aに、突出片は第1の引抜きレバー130及び第2の引抜きレバー133に、検知手段は第1及び第2の検知センサ151,152に、認識手段は第1及び第2の認識センサ153,154に、清掃部材は符号145に、前面側の側板は前側板120fに、画像形成装置は符号PRに、それぞれ対応する。
本発明によれば、前述のように構成されているので、折り跡を付ける刃の交換、あるいは清掃をユーザ自身で簡単に行うことができる。
本発明の前提となる画像形成システムの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る折り跡付け装置の折り跡付け機構と搬送ローラとの関係を示した図である。 図2における折り跡付け機構の詳細を示す断面図である。 図2における折り跡付け機構清掃部材と跡付け部材と受台との関係を示す図である。 折り跡付け機構の要部を示す正面図である。 折り跡付け機構を用紙搬送側からみた要部側面図である。 折り跡付け機構の斜視図である。
本発明は、用紙に折り目を繰り返し処理していくと、刃の磨耗、欠け、汚れにより刃の劣化が発生し、劣化した刃により折り目を付けると折り目形状が不十分となり、その後の折り品質を悪化させてしまうことに対応したもので、この折り品質の悪化に対して劣化した刃の交換もしくは清掃をユーザが容易に行えるようにしたものである。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の前提となる画像形成システムの概略構成を示す図である。本画像形成システムは、用紙に画像を形成する画像形成装置PR、折り跡を付ける折り跡付け装置100、及び中折り折り処理を行う中折り処理機構を備えた用紙処理装置200から基本的に構成されている。
画像形成装置PRはスキャナ、PCなどから入力された画像データを用紙上に可視像として顕像化して出力するもので、電子写真方式、液滴吐出方式などの公知の作像エンジンが使用される。
折り跡付け装置100は搬送機構110と折り跡付け機構120からなり、折り跡付け機構120は跡付け部材121及び受台122を備え、跡付け部材121と受台122で用紙を挟み込むことにより直線状の折り跡が付けられる。跡付け部材121の受台122に対向する端面には跡を付けるための跡付け刃(凸刃)121aが設けられている。跡付け刃121aは、先端が尖った形状に形成され、その先端縁が用紙搬送方向と直交する方向に配置される。一方、受台122の前記跡付け刃121aと対向する面には前記跡付け刃121aが嵌り込むような跡付け溝(凹刃)122aが切溝されている。このような形状に両者が形成されていることから、用紙を挟み込んだときに、先端形状と溝形状による折り跡が形成される。
搬送機構110は、ここでは搬送ローラ111,112と搬送経路123(図2参照)からなり、搬送経路123を介して画像形成装置PRから搬入されてきた用紙を後段に搬送する。また、用紙の全幅にわたって折り跡を付ける必要があることから、折り跡付け部材121及び受台122の用紙搬送方向と直交する方向の寸法は折り跡付け装置100の最大幅サイズよりも大寸に設定されている。
用紙処理装置200は、パンチ装置210、端面綴じ装置220、シフト装置230、プルーフトレイ240、シフトトレイ241、中折り装置250などを備え、折り跡付け装置100によって折り跡が付けられた用紙が搬入され、当該用紙を搬送経路に沿って配置された複数の搬送ローラ201を介して、あるいは複数の搬送ローラ201とターンローラ等を介して、プルーフトレイ240、シフトトレイ241及び中折り装置250に導く。
中折り装置250は中折り処理トレイ251、中折り処理トレイ251の下端(搬送方向最上流側)に設けられた可動フェンス252、折り跡に沿って折り込む折りプレート253及び折りローラ254、並びに積載トレイ255を備えている。可動フェンス252は用紙の搬送方向の整合を行うもので、図示しない後端叩きフェンスによって中折り処理トレイ251に排紙された用紙の後端を叩いて強制的に前記可動フェンス252に押し付け、用紙の位置を揃える。また、図示しないジョガーフェンスによって搬送方向に直交する方向の整合も行われる。
折りプレート253は整合された用紙束に対して自身の前縁を用紙に形成された折り跡に沿って押し当て、折りローラ254のニップに押し込む。これにより、用紙束は折りローラ254のニップに押し込まれ、当該ニップで2つ折りが実行される。中綴じ処理を伴う場合には、折り跡を付ける部分に図示しない綴じ装置によって綴じ処理を行った後、この折り処理、所謂2つ折りが実行される。2つ折りされた用紙束は積載トレイ255に排紙され、積載される。
図2は折り跡付け装置の折り跡付け機構と搬送ローラとの関係を示した図である。折り跡付け機構120の跡付け部材121と受台122は搬送経路123を挟んで対向した位置に配置されている。なお、搬送経路123は上側ガイド板123aと下側ガイド板123bによって画成され、用紙は両ガイド板123a,123bの間を搬送される。
搬送ローラ111及び112はそれぞれ折り跡付け機構120の用紙搬送方向上流側と下流側に配設され、前段の装置、ここでは、画像形成装置PRから搬入された用紙を上流側の搬送ローラ111によって折り跡付け機構120の折り跡付け位置まで搬送し、下流側の搬送ローラ112との間で用紙を把持した状態で折り跡付け処理が行われる。折り跡付けが行われた後、搬送ローラ111と112によって用紙は搬送され、用紙後端が搬送ローラ111のニップを抜けると、搬送ローラ112によって搬送され、後段の用紙後処理装置200に送り込まれる。前記折り跡付け位置は、下流側の搬送ローラ112のさらに下流側に設けられた用紙検知センサ124の検知出力に基づいて検出される。
図3は折り跡付け機構の詳細を示す断面図である。折り跡付け機構120は、カム126と、カムフォロワー127と、カムフォロワー127を常時跡付け刃121方向に弾性付勢する弾性部材125をさらに備えている。弾性部材125としては、この実施形態では、圧縮コイルばねを使用している。カム126はカム軸126aに軸着され、カム軸126aは図示しないカム駆動モータによって回転駆動される。カム126はカムフォロワー127を介して跡付け部材121を昇降駆動し、跡付け刃121aを搬送経路123内に突出させ、受台122の跡付け溝122aに対して用紙を挟んで嵌合することにより用紙に対して折り跡を付ける。図3の状態はカム126がカムフォロワー127を上方に押し上げ、跡付け刃121aを搬送経路123から退避させた状態である。
折り跡を付ける場合には、図3の位置からカム軸126aを略180度回転させ、カムフォロワー127を下降させる。カムフォロワー127が所定位置まで下降したところで、跡付け刃121aが用紙を介して跡付け溝122aに当接し、弾性部材125によって所定の弾性付勢力で加圧される。これにより、用紙は跡付け刃121aと跡付け溝122aに沿った形状に変形し、折り跡が付けられる。
跡付け部材121は図2及び図3に示すように上部が幅広の長方形形状の支持部121b、下部が縦長の長方形形状の突出部121cの断面形状に一体に成形され、両者間に段部が形成されている。この段部は下端の第1のガイド部材141に当接して支持され、第1のガイド部材141と一体に上下動する。第1のガイド部材141は2つの部材によって形成され、相対する端面間に前記突出部121c遊嵌され、当該突出部121cを位置決めする第1のガイド溝141aが形成されている(図4参照)。また、第1のガイド部材141は、前記支持部121bの外形に沿って用紙搬送方向に直交する方向に溝が形成された第2のガイド部材142とボルトによって一体に接合され、両者によって跡付け部材121を用紙搬送方向と直交する方向(図3では、紙面に垂直な方向)にスライド可能に支持もしくは保持している。
受台122も同様に、下側のガイド板123bの下面に隣接した第3のガイド部材143に形成された第2のガイド溝143a(図4参照)によって跡付け溝122aが形成された突出部122c(図2、図4参照)が位置決めのために保持され、その下方の第2のガイド部材144によって側面側を、また、第5のガイド部材145によって下面側をそれぞれ支持もしくは保持されている。この場合も、三者はボルトにより側面側で一体的に接合され、三者によって受台122の支持部122bを用紙搬送方向と直交する方向(図3では、紙面に垂直な方向)にスライド可能に支持もしくは保持している。
図4は清掃部材と跡付け部材と受台との関係を示す図である。
図4において、清掃部材146は装置前面側の跡付け部材121の跡付け刃121aと受台122の跡付け溝122aとの間であって、両者の刃部分と溝部分が共に摺接可能な位置、言換えれば、跡付け部材121及び受台122を折り跡付け機構120の前面側から引き抜く際、清掃部材146が跡付け刃121aと跡付け溝122aの移動軌跡範囲内にある位置に設けられている。
図5は折り跡付け機構の要部を示す正面図、図6は折り跡付け機構の用紙搬送側からみた要部側面図、図7は折り跡付け機構の斜視図である。
図5において、折り跡付け機構120の前側板120fには、断面逆T字状の所謂鉄道レール型の開口部120aが形成されている。当該開口部120aの上部の開口部にはシャッタ129と、シャッタ129を固定するノブ128が設けられ、前記第1及び第2のガイド部材141,142によって支持されている跡付け部材121の正面側の前面を覆っている。シャッタ129には上部に取手129aが突設され、ノブ128を緩めたとき、溝に沿って上下方向に移動させることができる。シャッタ129の移動範囲は跡付け部材121を引出すに足る長さに設定されている。また、開口部120aからは、跡付け部材121に一体に取付けられた第1の引抜きレバー130が突出し、シャッタ129を上側にスライド移動させた後、ユーザがこの第1の引抜きレバー130を持って引出すことができる。
下部の開口部にもシャッタ132とシャッタ132を固定するノブ131が設けられ、前記第3ないし第5のガイド部材143,144,145によって支持されている受台122の正面側の前面を覆っている。シャッタ132にも上部に取手132aが突設され、ノブ131を緩めたとき、溝に沿って上下方向に移動させることができる。シャッタ132の移動範囲は受台122を引出すに足る長さに設定されている。また、開口部120aからは、受台122に一体に取付けられた第2の引抜きレバー133が突出し、シャッタ132を上側にスライド移動させた後、ユーザがこの第2の引抜きレバー133を持って引出すことができる。なお、上部及び下部の開口部を繋ぐ中央の細い開口部の前側板12fの背後側には、図6に示すように清掃部材146が設置されている。
また、図6及び図7に示すように、跡付け部材121及び受台122の挿入方向奥側(後側板120b側)の折り跡付け機構120のフレームには、跡付け部材121及び受台122の奥側の端部位置を検出する第1の検知センサ151及び第2の検知センサ152がそれぞれ配置され、跡付け部材121及び受台122が所定位置に装着されたか否かをそれぞれ検知できるようになっている。この検知対象は、跡付け部材121及び受台122のそれぞれの奥側の端部に設けられた被検出部材となっている。
被検出部材は、いずれも、ばね136,139によって前面板120f側に常時付勢されているワッシャ135,138であり、ワッシャ135,138はそれぞれ跡付け部材121及び受台122のそれぞれの奥側の端部でスライド自在に配置された段付きピン134,137に装着されている。さらに、跡付け部材121及び受台122の挿入方向手前側、すなわち、前面板120fの背後側には、複数のセンサを備えた第1の認識センサ153及び第2の認識センサ154が跡付け部材121及び受台122に対向した位置にそれぞれ配置されている。
第1及び第2の認識センサ153,154は、前記第1及び第2の検知センサ151,152の検出出力との組合せで、跡付け部材121及び受台122のそれぞれの種類を認識するために設置されている。
大略上記のように構成された跡付け機構120において、折り跡付けが不良になった場合、あるいは、所定の枚数の処理を終了した場合、あるいは、前回の清掃から所定時間(期間)経過した場合に、跡付け部材121及び受台122を清掃し、あるいは交換する。その際、まず、ノブ128を手で緩め、シャッタ129が動く状態になると、取手129aを持って上に引き上げ、跡付け部材121を引出せる高さまでシャッタ129を引き上げると、ノブ128を締め付け、シャッタ129が上に上がった状態で固定する。
この状態で跡付け部材121を第1の引抜きレバー130を掴んで装置前面側に引き抜く。この引抜き動作の間に、清掃部材146が跡付け部材121の跡付け刃121aを清掃する。また、跡付け部材121が引き抜かれると、奥側の第1の検知センサ151が検知対象を失い、非検知状態となる。この非検知状態を示す信号は図示しない制御回路に送信され、画像形成装置PRでは、図示しない操作パネルに、跡付け部材121が未装填であることを表示する。
一旦引き抜き、清掃した跡付け部材121あるいは交換された跡付け部材121を、開口部120aから前記第1及び第2のガイド部材141,142によって形成されるガイド溝に挿入し、スライドさせて押し込むと、段付きピン134に装着されているワッシャ135を第1の検知センサ151が検知し、この検知出力が画像形成装置PRに送信される。画像形成装置PRでは、自身の操作パネルに、跡付け刃121が装填されたことを表示する。装填されたことを確認した後、ノブ128を手で緩め、シャッタ129を押し下げて上側の開口部を閉鎖し、ノブ128を締めてシャッタ129を固定する。ワッシャ135は、ばね136により常に開口部側に弾性付勢されているので、未装填時は第1の検知センサ151によって検知できない位置に位置しており、第1の検知センサ151の出力は非検知状態となっている。
受台122を清掃する場合(交換する場合も同じ)には、ノブ131を手で緩め、シャッタ132を押し上げてノブ131を締めて固定し、第2の引抜きレバー133を摘んで受台122を引き抜く。この引抜き動作の間に、清掃部材146が受台122の跡付け溝122aを清掃する。また、受台122が引き抜かれると、奥側の第2の検知センサ152が検知対象を失い、非検知状態となる。この非検知状態を示す信号は図示しない制御回路に送信され、画像形成装置PRでは、図示しない操作パネルに受台122が未装填であることを表示する。
一旦引き抜き、清掃した受台122あるいは交換された受台122を、開口部120aから前記第3ないし第5のガイド部材143,144,145によって形成されるガイド溝に挿入し、スライドさせて押し込むと、段付きピン137に装着されているワッシャ138を第2の検知センサ152が検知し、この検知出力が画像形成装置PRに送信される。画像形成装置PRでは、自身の操作パネルに、受台122が装填されたことを表示する。装填されたことを確認した後、ノブ131を手で緩め、シャッタ132を押し下げて上側の開口部を閉鎖し、ノブ131を締めてシャッタ132を固定する。この場合もワッシャ138は、ばね139により常に開口部側に弾性付勢されているので、未装填時は第2の検知センサ152によって検知できない位置に位置しており、第1の検知センサ151の出力は非検知状態となっている。
第1及び第2の認識センサ153,154及び第1及び第2の検知センサ151,152が全て検知状態になると、画像形成装置PRでは、これらの検知出力の組合せに基づいて、跡付け部材121及び受台122の種類とその組合せを判別し、どの組合せで跡付け部材121と受台122とが装填されているかを操作パネルに表示する。これにより、折り付け処理を実行する前に、ユーザは清掃もしくは交換した折り跡付け機構120の種類を把握することが可能となり、自身が処理する用紙種や用紙サイズで適切か否かを判断することができる。
以上のように、本実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
1)跡付け部材121と受台122に幅広の支持部121b,122bを設け、この支持部121b,122bをそれぞれ第1及び第2のガイド部材141,142、並びに第3ないし第5のガイド部材143,144,145によって長手方向にスライド可能に支持したので、装置前面から跡付け部材121及び受台12の着脱を容易に行うことができる。
2)第1及び第2のガイド部材141,142、並びに第3ないし第5のガイド部材143,144,145の長手方向に沿ってそれぞれ形成された幅狭の開口に、跡付け部材121の突出部121c及び受台122の跡付け溝122aの形成部が装着されるので、両者を制御良く位置決め支持することが可能となる。
3)前面板120fの背後側に清掃部材146を設置し、跡付け部材121及び受台122の着脱時に跡付け部材121の跡付け刃121aと受台122の跡付け溝122aが清掃部材146と摺接するように設定したので、着脱時に確実に跡付け刃121aと跡付け溝122aの清掃が可能になる。
4)断面形状が同じであれば、跡付け部材121と受台122を自在に交換可能なので、用紙の種類及び紙厚に応じた跡付け刃121aと跡付け溝122aに交換することができる。
5)第1及び第2の検知センサ151,152、第1及び第2の認識センサ153,154の検知出力に基づいて跡付け部材121と受台122の種類を判別することができるので、交換したときの適、不適の判断が可能となる。
6)交換したときの適、不適の判断が可能になるので、跡付け刃121aと跡付け溝122aの形状の組合せ違いによる跡付け刃121aの破損を防止することができる。
7)跡付け部材121と受台122の少なくとも一方の未装填による折り跡付け機構120の空打ちを防止することができる。
等の効果を奏する。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された発明の技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。
100 折り跡付け装置
120 折り跡付け機構
120f 前側板
121 跡付け部材
121a 跡付け刃
121b 支持部
121c 突出部
122 受台
122a 跡付け溝
122b 支持部
122c 突出部
130 第1の引抜きレバー
133 第2の引抜きレバー
141 第1のガイド部材
142 第2のガイド部材
143 第3のガイド部材
144 第4のガイド部材
145 第5のガイド部材
146 清掃部材
141a 第1のガイド溝
143a 第2のガイド溝
151 第1の検知センサ
152 第2の検知センサ
153 第1の認識センサ
154 第2の認識センサ
PR 画像形成装置
特開2008−81258号公報 特開昭60−262771号公報

Claims (12)

  1. 用紙に対して1枚ずつ折り跡を付ける折り跡付け装置であって、
    折り跡を付ける凸部と凹部がそれぞれ形成された対となる部材を動作させて前記用紙に折り跡を付ける折り跡付け手段と、
    前記対となる部材のそれぞれを位置決めした状態でスライド可能に支持する第1及び第2の支持手段と、
    外部から前記対となる部材のそれぞれを引出すための引出し手段と、
    を備えていることを特徴とする折り跡付け装置。
  2. 請求項1記載の折り跡付け装置であって、
    前記対となる部材のそれぞれが前記第1及び第2の支持手段によって支持される幅広の支持部を備えていること
    を特徴とする折り跡付け装置。
  3. 請求項1又は2記載の折り跡付け装置であって、
    前記対となる部材のそれぞれが前記第1及び第2の支持手段によって支持される幅広の支持部から突出した幅狭の位置決め部を備えていること
    を特徴とする折り跡付け装置。
  4. 請求項3記載の折り跡付け装置であって、
    前記第1及び第2の支持手段は、前記幅狭の位置決め部が突出するガイド溝を備えていること
    を特徴とする折り跡付け装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の折り跡付け装置であって、
    前記引出し手段が、前記対となる部材のそれぞれから一体的に装置の前側板が突出した突出片であること
    を特徴とする折り跡付け装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の折り跡付け装置であって、
    前記対となる部材の装着の有無を検知する検知手段を備えていること
    を特徴とする折り跡付け装置。
  7. 請求項6記載の折り跡付け装置であって、
    前記対となる部材の種類を認識する認識手段をさらに備えていること
    を特徴とする折り跡付け装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の折り跡付け装置であって、
    前記対となる部材のそれぞれを引き出す際、当該対となる部材の前記凸部又は凹部に摺接し、当該凸部又は凹部を清掃する清掃部材を備えていること
    を特徴とする折り跡付け装置。
  9. 請求項8記載の折り跡付け装置であって、
    前記清掃部材が装置の前面側の側板の背後に設置され、前記部材の引出し時、及び挿入時に前記各部材の凸部又は凹部に摺接すること
    を特徴とする折り跡付け装置。
  10. 用紙に画像を形成する画像形成装置と、
    当該画像形成装置側から搬入される用紙に対して折り跡付け処理を行う請求項1ないし9のいずれか1項に記載の折り跡付け装置と、
    を備えていることを特徴とする画像形成システム。
  11. 用紙に画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置に設けられた操作パネルと、
    請求項6記載の折り跡付け装置と、
    を備え、
    前記検知手段の検知出力に基づいて前記対となる部材の装着の有無を前記操作パネルに表示すること
    を特徴とする画像形成システム。
  12. 用紙に画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置に設けられた操作パネルと、
    請求項7記載の折り跡付け装置と、
    を備え、
    前記検知手段の検知出力と前記認識手段の認識出力とに基づいて装着された前記対となる部材の種類を判別し、前記操作パネルに表示すること
    を特徴とする画像形成システム。
JP2009261242A 2009-11-16 2009-11-16 折り跡付け装置、及び画像形成システム Pending JP2011105432A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009261242A JP2011105432A (ja) 2009-11-16 2009-11-16 折り跡付け装置、及び画像形成システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009261242A JP2011105432A (ja) 2009-11-16 2009-11-16 折り跡付け装置、及び画像形成システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011105432A true JP2011105432A (ja) 2011-06-02

Family

ID=44229395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009261242A Pending JP2011105432A (ja) 2009-11-16 2009-11-16 折り跡付け装置、及び画像形成システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011105432A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8333371B2 (en) Creasing device and image forming system
JP2009190824A (ja) シート折り装置、シート処理装置、画像形成装置、およびシート折り方法
JP2010076879A (ja) シート処理装置、その制御方法および画像形成装置
US8146903B2 (en) Booklet maker with spaced crease rollers
JP2010132368A (ja) カール矯正装置および画像形成装置ならびにシート紙後処理装置
JP5493930B2 (ja) 用紙折り装置及び画像形成装置
JP2011105432A (ja) 折り跡付け装置、及び画像形成システム
JP4204906B2 (ja) シート加工装置
JP2010208766A (ja) シート折り処理装置、画像形成装置及び画像形成システム
JP4846623B2 (ja) スキュー補正装置、穿孔装置及び画像形成システム
JP5445057B2 (ja) 折り跡付け装置、画像形成システム、及び折り跡付け方法
JP2011057423A (ja) 折り跡付け装置、及び画像形成システム
JP2007326670A (ja) 用紙後処理装置
JP2012236685A (ja) 後処理装置および画像形成装置
JP2013249199A (ja) 用紙後処理装置及び画像形成システム
JP5625493B2 (ja) 筋付け装置、及び画像形成システム
JP2011184130A (ja) シート処理装置及び画像形成装置
EP2256076B1 (en) Booklet Maker With Crease Roller
JP5370659B2 (ja) シート紙処理装置,シート紙折り装置および画像形成装置ならびに画像形成システム
JP4147024B2 (ja) 用紙後処理装置
JP5092954B2 (ja) 紙折り装置及び後処理装置
JP5577914B2 (ja) 筋付け装置、及び画像形成システム
JP5488023B2 (ja) 用紙折り装置、及び画像形成装置
JP5365299B2 (ja) 記録材処理装置および画像形成システム
JP2005239305A (ja) 紙折り機