JP4147024B2 - 用紙後処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置から排紙される記録紙などの用紙に対して折り、仕分け、綴じなどの処理を選択的に実行する用紙後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリンタや複写機などの画像形成装置の排紙側に装着され、画像形成後の用紙に対して折り、仕分け(ソート)、綴じ(ステイプル)などの後処理を行なう用紙後処理装置が用いられている。このような用紙後処理装置では、複数枚の用紙をジョブ毎に用紙端を揃える処理、いわゆる整合処理を行ない所定の後処理を実行している。上記画像形成装置は、周知のように複数の異なる用紙サイズ(たとえばA5〜A3,B5〜B4など)の用紙に画像を形成するものであり、当然のことながら用紙後処理装置側もこの用紙サイズに対応することが要求される。
【0003】
このため、従来における用紙後処理装置では、種々のサイズの用紙を斜行(回転)することなく整合させる場合、整合部材をそのサイズごとに用紙側面の中心点に移動させる機構を設けている。また、用紙後端を整合するために、用紙後端を加圧手段で押圧している。さらに、従来における装置は、スルーモードと後処理モードそれぞれに対応して搬送経路を切り替える切替爪の駆動手段として電磁ソレノイド・スプリングを用いている。
【0004】
なお、関連する参考技術文献として、たとえば特開平6−183635号公報の「シート後処理装置及びこれを備える画像形成装置」が開示されている。この装置は、シート受け皿に排出されるシートの整合を行なう整合部材を、シートを整合基準部材に押圧して整合する整合方向と、シートが排出されるシート排出方向と、の両方向に移動可能にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記に示されるような従来の用紙後処理装置にあっては、まず、整合部材をサイズ毎に用紙側面の中心点を移動して整合を行なうと、A3などの大きい用紙サイズの場合、用紙側面の中心点距離が長くなり、整合部材が装置幅を大きくする方向に移動するように構成されるため、装置自体が大きくなるという問題点があった。
【0006】
また、用紙後端を加圧手段で押圧して整合を行なう場合、加圧手段およびそれを駆動させる駆動源が必要となるため、部品コストなどが上昇するという問題点があった。さらに、搬送経路を切り替える切替爪の駆動を電磁ソレノイドとスプリングを用いて行なうと、電磁ソレノイドの吸引力が一定(ストローク一定)であるため、積載枚数の大小や用紙サイズの大小によってスプリング長が変化することにより押圧力が変動し、整合時に用紙が斜行(回転)するといった問題点があった。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、整合時に用紙を押圧する手段を用紙後端に設けることにより、用紙サイズに依存しない整合を実現すると共に装置の小型化および低コスト化を図ることを第1の目的とする。
【0008】
また、搬送経路を切り替える切替爪の駆動を用紙の積載枚数およびサイズによらない駆動手段を実現することにより、押圧力を安定させ整合精度の向上を図ることを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1にかかる用紙後処理装置にあっては、用紙積載面を水平方向と平行な状態で待機し、後処理対象の用紙を一時的に積載する一時積載トレイと、前記一時積載トレイに用紙を排出する用紙排出手段と、前記一時積載トレイに積載された用紙の排出方向と直交する用紙幅方向の端部を押圧して用紙の整合を行なう整合手段と、前記一時積載トレイの上方に配設され、前記排出対象の用紙の排出方向に対して鉛直方向または当該方向に近い角度で用紙後端の上流側を押圧する略鉛直方向用紙押圧手段と、を備えた用紙後処理装置であって、前記用紙の搬送経路を切り替える搬送経路切替面と、前記一時積載トレイ上の用紙後端の上面を押圧する用紙押圧面と、を有する加圧切替爪と、前記加圧切替爪を駆動させる駆動手段と、前記加圧切替爪の先端を用紙面に付勢する付勢手段と、を有し、前記駆動手段により前記付勢手段による前記加圧切替爪への押圧力を用紙の積載枚数にかかわらず一定圧にする略鉛直方向用紙押圧手段を備え、前記略鉛直方向用紙押圧手段は、前記整合手段に対して上流側に配設され、かつ、前記整合手段は、後処理対象の全てのサイズの用紙側面の中心点と前記略鉛直方向用紙押圧手段による押圧点の間に配設され、前記整合手段により基準位置への突き当て動作を行なう際に、前記略鉛直方向用紙押圧手段により用紙後端の上面を押圧するものである。
【0010】
この発明によれば、整合手段を処理対象の全てのサイズの用紙側面の中心点に対し、上流側に配設し、かつ、用紙押圧手段を整合手段に対し上流側に配設し、用紙押圧手段により用紙後端を押圧しながら整合手段により整合動作を行なうことにより、用紙の中心点に対し内側(短い距離)で押圧することが可能となると共に、用紙の中心点を押圧しなくても精度よい整合が行なわれる。
【0012】
この発明によれば、整合手段を後処理対象の全てのサイズの用紙側面の中心点と略鉛直方向用紙押圧手段による押圧点の間に配設し、略鉛直方向用紙押圧手段により用紙後端を押圧しながら整合手段により整合動作を行なうことにより、用紙の中心点に対し内側(短い距離)で押圧することが可能となると共に、用紙の中心点を押圧しなくても精度よい整合が行なわれる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる用紙後処理装置の好適な実施の形態について添付図面を参照し、詳細に説明する。なお、本発明はこの実施の形態に限定されるものではない。
【0024】
図1は、本発明の実施の形態にかかる用紙後処理装置の概略構成を示す説明図である。この用紙後処理装置1は、大きくは、画像形成装置から排紙される用紙を受け入れるための入口ローラ対2,搬送センサ3とを図示のような搬送経路に有する用紙入口部と、後述する搬送ローラ部4と、切替爪5によりモード別の搬送路を切り替える搬送切替部と、底板8に積載された用紙の幅方向の整合を行なうジョガー9と、用紙の搬送方向の整合を行なうタタキコロ部10と、処理後の用紙が積載される排紙トレイ6と、排紙トレイ6に用紙を排紙する排紙ローラ対7と、用紙束を綴じるステイプラ装置11と、ステイプル処理後の用紙束を排紙トレイ6に放出する放出部12と、を備えている。
【0025】
切替爪5は、非処理モード(スルーモード)、仕分けモード(シフトモード)用の搬送経路Aと、ステイプルモード用の搬送経路Bとに分岐するために設けられている。また、符号5aが搬送経路A切替面、符号5bが搬送経路Bの切替面、符号5cが用紙押圧面である。
【0026】
上述した用紙後処理装置1に送り込まれた用紙は、本装置内の入口ローラ対2により上方向へ搬送され、搬送センサ3を通過し搬送ローラ部4へと搬送される。上記用紙は搬送センサ3からの位置情報(通過情報)にしたがって、切替爪5により非処理モード(スルーモード)、仕分けモード(シフトモード)用の搬送経路Aあるいはステイプルモード用の搬送経路Bに分岐され、当該モードに基づいた後処理が行なわれる。
【0027】
つぎに、上述した図1の用紙後処理装置1の各部の構成などについて詳述する。図2は、図1における搬送ローラ部4の構成を示す説明図である。搬送ローラ部4は、駆動軸4aに2個の円筒状のコロ4bが圧入されている搬送ローラと、コロ4bと当接するように配設された円筒状の従動コロ4cと、従動コロ4cからの駆動を受ける従動軸4dとからなる搬送ローラ対と、駆動軸4aと従動軸4dを連結すると共に搬送ローラ対を用紙幅方向に移動させるラックギヤを一体に形成したシフトラックギヤ4eと、シフトラックギヤ4eを横移動させるシフト駆動源4fで構成されている。
【0028】
この搬送ローラ部4は、スルーモード時には搬送ローラとして機能し、シフトモードあるいはステイプルモード時には、搬送しながら用紙をシフト移動(軸方向に所定量移動)する機能を有している。
【0029】
図3は、図1における切替爪5部分の構成を示す説明図である。切替爪5は、搬送ローラ部4の下流に配設され、図示するように、用紙の搬送経路を搬送経路Aに切り替える搬送経路A切替面5aと、搬送経路Bに切り替える搬送経路B切替面5bと、用紙を押圧する用紙押圧面5cとを有している。また、用紙押圧面5cに対向する部分には切替爪5の回転支点となる回転支点5dと、回転支点5dを案内棒として用紙を搬送経路Bに導く方向に付勢するねじりコイルバネ5eと、用紙を搬送経路Aに導く方向、すなわち用紙を押さえつける方向に付勢する引張スプリング5fと、を備えている。なお、切替爪5の用紙接触面は用紙が引っかからないように低摩擦で滑らかな状態になっている。
【0030】
また、引張スプリング5fの他端を係止するボスが一体形成された第1ギヤ5gと、第1ギヤ5gと歯合し駆動を伝達するギヤ5h,5iと、切替爪5を駆動させるステッピングモータ5mで構成されている。この実施の形態における切替爪5は、搬送経路を切り替える機能だけでなく、用紙押圧面5cにより後述する底板8に積載する用紙を押さえる機能をも有している。すなわち、ステッピングモータ5mの回転に応じてギヤ5i,5hが回転し、この回転が第1ギヤ5gに伝達され、第1ギヤ5gの回転に伴って引張スプリング5fの張力が変化するように構成されている。
【0031】
図4は、図1における底板8部分の構成を示す説明図である。搬送ローラ部4の下方に配置された底板8は、図示するように、ジョガー9が用紙幅方向に往来できるスリット状の溝8aと、タタキコロ部10による整合を行なうとき用紙後端の整合基準となる後端基準8bと、放出部12を用紙搬送方向に往復移動させると共にそのガイトとなるガイドレール8cと、後述する放出部12を移動させるアームの回転中心となる突設されたボス8dと、断面がD型にカットされた回転軸8eを挿通するDカット状の挿通穴8fが一体で形成されている。
【0032】
また、回転軸8eの長手方向の両端には、それぞれ回転軸8eを支持するための軸受8gが取付けられており、その一端にギヤ8h,8i,8jを介して駆動源であるモータ8mが付設されている。なお、この底板8は、モータ8mの駆動により回転軸8eを回転中心として後述するタタキコロ部10のタタキ動作と同期して回動するように構成されている。
【0033】
ジョガー9は、底板8に積載された用紙を整合できるように底板8に形成されたスリット状の溝8aを挿通した状態で配設されると共に、切替爪5よりも下流側に配設されている。
【0034】
図5は、図1におけるジョガー9の構成を示す説明図である。このジョガー9は、図示するように、略L字型に形成された長手方向側面にラックギヤを刻んだラックギヤ9aと、ラックギヤ9aの起立した側面部に着脱可能に取り付けられた用紙整合部材9bと、ラックギヤ9aを用紙幅方向に往復移動できるようにガイドする略コの字型に形成されたガイドブラケット9cと、ラックギヤ9aに歯合したギヤ9d,9e,9fと、ギヤ9d,9e,9fを駆動させるモータ9mと、から構成される。
【0035】
図6は、図1におけるタタキコロ部10の構成を示す説明図である。このタタキコロ部10は、図示するように、略円柱状で、かつ用紙を移動させる程度の摩擦体(たとえば、スポンジコロなど)で形成され用紙搬送方向の整合を行なう戻しコロ10aと、戻しコロ10aを回転自在に支持し中心軸10bに回転自在に取付けられたタタキブラケット10cと、戻しコロ10aと一体成形された第1プーリを介して張設された第1ベルト10dと、第1ベルト10dの他端に設けられ駆動を伝達する第2プーリ10eと、第2プーリ10eを介して張設された第2ベルト10fと、第2ベルト10fの他端に中心軸10bを回転中心とした第3プーリ10gと、第3プーリ10gを介して張設された第3ベルト10hと、第3ベルト10hの他端にモータ10mの回転軸に圧入された第4プーリ10iと、戻しコロ10aを駆動させるモータ10mと、中心軸10bがカシメ固定されておりモータ10mを取付けるためのモータブラケット10jと、戻しコロ10aを用紙に当接させる方向に付勢する引張スプリング10kと、から構成されている。
【0036】
このタタキコロ部10は、底板8の上方に用紙排出方向に対して2個並列して配設されており、駆動源(不図示)の上下運動に伴い中心軸10bを回転中心として振り子運動を行ない、戻しコロ10aを用紙に当接させたり離間させたりしてタタキ動作を行なう。なお、用紙の整合は戻しコロ10aが用紙に当接したときにのみ行なわれる。この実施の形態では、タタキコロ部10の機構として戻しコロを用いているが、この限りではなくたとえばパドル(断面が放射状を成した回転体)を用いても同様の機能が実現する。
【0037】
図7は、図1における放出部12の構成を示す説明図である。この放出部12は、ステイプル処理された用紙束を放出する放出爪12aと、一端を放出爪12aとスライド自在に連結し他端が底板8に突設されたボス8dに回転自在に取付けられたアーム12bと、放出爪12aをホームポジションで待機させる方向に付勢させるねじりコイルバネ(不図示)と、用紙束を放出する方向、すなわちねじりコイルバネの付勢と反対方向にアーム12bを押圧する突起部材12cを一体に形成したギヤ12dと、ギヤ12dを駆動させる駆動源(不図示)と、で構成されている。
【0038】
なお、放出爪12aの下腹部には、底板8のガイドレール8cに係合しながら摺動するガイド溝と、アーム12bに設けられた長穴とスライド自在に連結した円柱状の突起を有している。
【0039】
この放出部12は、駆動源(不図示)によりギヤ12dを矢印方向に駆動し、突起部材12cがアーム12bを押圧することにより放出爪12aが底板8のガイドレール8c上を移動し用紙束を放出する。また、駆動源を逆回転させるとねじりコイルバネの付勢により駆動源が停止する位置(ホームポジション)まで移動するように構成されている。
【0040】
上述した各機能ユニットの配置構成の詳細を図8および図9に示す。図8は装置要部を上方向からみた斜視図であり、図9は装置要部を下方向(図8と反対側)からみた斜視図である。
【0041】
つぎに、以上のように構成された用紙後処理装置1におけるステイプルモード動作について上記図1〜図9に加え、図10〜図15を参照しながら詳細に説明する。
【0042】
ステイプルモードが選択されると、図1の実線で示すように、搬送ローラ部4は、ホームポジションまで移動した後に受け入れる用紙のサイズ(シフト量)に応じた位置で待機する。また、切替爪5は搬送経路Bをさえぎる位置、すなわち搬送経路Aに用紙が案内される位置で待機する。
【0043】
底板8は、図1の実線で示すように用紙積載面を水平方向と平行な状態で待機し、ジョガー9はホームポジションまで移動した後、搬送されてくる用紙のさまたげとならないように用紙幅より若干離れた位置で待機している。また、タタキコロ部10は、底板8の用紙積載面を滑走してくる用紙のさまたげにならないように底板8から離れた位置で待機している。放出部12は、タタキコロ部10による整合のさまたげにならない位置、すなわち底板8の後端基準8b(図2参照)よりも上流側で待機している。
【0044】
それぞれが用紙受け入れ状態になると、画像形成装置から搬送されてくる用紙が入口ローラ対2により受け入れられる。搬送センサ3が用紙先端を検知すると、切替爪5は用紙を搬送経路Bへ案内する位置に移動する(図1の破線位置)。
【0045】
図10に示すように、中央基準で搬送されてきた用紙の先端が、搬送ローラ部4のニップに到達した後しばらくすると、搬送ローラ部4は、図11に示すように、用紙を搬送しながらステイプル装置11に向かって横移動を行ない、側面基準8kの近傍まで第1の整合を行なう。
【0046】
なお、第1の整合は処理対象のいずれの用紙サイズに対しても側面基準から2mmの位置まで行なうようになっている。第1の整合が行われると、搬送ローラ部4は、用紙を底板8に排出するまで搬送を続ける。用紙が底板8に排紙されると、図12に示すように、切替爪5は搬送経路Aに案内する方向に回動し、用紙押圧面5cで用紙後端を押さえつける。さらに、図13に示すように、この状態で残り約2mmの横方向の第2の整合をジョガー9で行なう。このとき、用紙を切替爪5で押圧しているため、用紙側面の中心点を押圧しなくても用紙が回転(斜行)することなく整合することができる。
【0047】
なお、この実施の形態においては、切替爪5を駆動させる駆動手段をステッピングモータ5mのパルス制御で行なうことにより、整合性の向上を図っている。たとえば底板8に積載される用紙の積載枚数が増加すると、押圧力が強くならないように用紙が排出されるたびに押圧力を和らげる方向に所定のパルスをステッピングモータ5mに印加することにより、引張スプリング5fにかかる張力を一定、すなわち用紙に対する切替爪5の押圧力を常に一定にさせて整合性の向上を図っている(図3参照)。
【0048】
また、用紙のサイズが大きい場合には、用紙側面の中心点がジョガー9より離れる方向にあり、用紙自身の質量も大きく斜行しやすいので、押圧力を強くする方向に所定のパルスを与えるようになっている。このパルス数でサイズの小さい用紙を整合しようとすると、押圧力が強すぎて抵抗になって斜行してしまうので、サイズの小さい用紙の場合には、押圧力を弱くする方向に所定のパルスを与える。このように、ステッピングモータを用いてパルス制御を行なうことにより、より精度の高い整合が実現する。たとえば、搬送センサ3により用紙枚数をカウントし、さらに画像形成装置からのサイズ情報にしたがって、積載枚数およびサイズごとのパルス制御をCPU(不図示)により行なう。
【0049】
ジョガー9によって用紙幅方向の整合が行なわれると、図14に示すように、タタキコロ部10により搬送方向の整合が行なう。タタキコロ部10が駆動源(図示せず)により紙面方向に回動すると、戻しコロ10aが用紙面に当接して後端基準8bまで整合が行なわれる。このとき、底板8は用紙を搬送しやすいように回転軸8eを支点として回動することにより、若干の隙間を設けている。
【0050】
なお、タタキコロ部10によるタタキ動作は、戻しコロ10aと用紙との間にスリップが生じても確実に整合が行なえるように用紙後端が後端基準8bに到達してもしばらく行なわれる。
【0051】
つぎに、図15に示すように、用紙が後端基準8bに整合されると、開いていた底板8をホームポジションまで回動させて用紙を押さえ部材20で挟み込み、タタキ動作を終了する。このように、底板8の回動動作により用紙を強制的に押さえつけることにより、カールした用紙のふくらみを小さくすることができるため、カール量を考慮したスペース(高さ)が不要となり、小型化が実現する。また、つぎに排紙されてきた用紙が底板8に積載された用紙を押し出すことがないばかりか、底板8と排紙トレイ6の間に、この実施の形態のように大きな段差があっても用紙がずり落ちることがないので、排紙トレイ6をそのつど底板8まで上昇させる必要がなくなる。
【0052】
また、用紙が押さえ部材20に挟持されると、切替爪5を上げてつぎの用紙の受け入れ状態に入る。上述した一連の動作を最終ページが終わるまで繰り返し実行する。最終ページが終了するとステイプラ装置11によりステイプル処理(綴じ)が行なわれる。その後、放出部12により綴じられた用紙束を排紙トレイ6に放出する。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明にかかる用紙後処理装置(請求項)によれば、整合手段を後処理対象の全てのサイズの用紙側面の中心点と略鉛直方向用紙押圧手段による押圧点の間に配設し、略鉛直方向用紙押圧手段により用紙後端を押圧しながら整合手段により整合動作を行なうことにより、用紙の中心点に対し内側(短い距離)で押圧することが可能となるため、装置幅が従来に比べて小さくなると共に、用紙の中心点を押圧しなくても精度よい整合が行なわれるので、従来のように整合部材を用紙中心点に移動させる駆動源や制御手段が不要となり、安価な装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる用紙後処理装置の概略構成を示す説明図である。
【図2】図1における搬送ローラ部の構成を示す説明図である。
【図3】図1における切替爪部分の構成を示す説明図である。
【図4】図1における底板部分の構成を示す説明図である。
【図5】図1におけるジョガーの構成を示す説明図である。
【図6】図1におけるタタキコロ部の構成を示す説明図である。
【図7】図1における放出部の構成を示す説明図である。
【図8】装置要部を上方向からみた斜視図である。
【図9】装置要部を下方向からみた斜視図である。
【図10】ステイプルモード時における用紙搬入直後の状態を示す説明図である。
【図11】ステイプルモード時における用紙搬入後の第1の整合状態を示す説明図である。
【図12】第1の整合後における後端押圧状態を示す説明図である。
【図13】第2の整合状態を示す説明図である。
【図14】タタキコロ部による整合動作を示す説明図である。
【図15】タタキ動作の終了状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 用紙後処理装置
4 搬送ローラ部
5 切替爪
5a 搬送経路A切替面
5b 搬送経路B切替面
5c 用紙押圧面
5e ねじりコイルバネ
5f 引張スプリング
5m ステッピングモータ
6 排紙トレイ
7 排紙ローラ対
8 底板
9 ジョガー
10 タタキコロ部
11 ステイプラ装置
12 放出部

Claims (1)

  1. 用紙積載面を水平方向と平行な状態で待機し、後処理対象の用紙を一時的に積載する一時積載トレイと、前記一時積載トレイに用紙を排出する用紙排出手段と、前記一時積載トレイに積載された用紙の排出方向と直交する用紙幅方向の端部を押圧して用紙の整合を行なう整合手段と、前記一時積載トレイの上方に配設され、前記排出対象の用紙の排出方向に対して鉛直方向または当該方向に近い角度で用紙後端の上流側を押圧する略鉛直方向用紙押圧手段と、を備えた用紙後処理装置であって、
    前記用紙の搬送経路を切り替える搬送経路切替面と、前記一時積載トレイ上の用紙後端の上面を押圧する用紙押圧面と、を有する加圧切替爪と、前記加圧切替爪を駆動させる駆動手段と、前記加圧切替爪の先端を用紙面に付勢する付勢手段と、を有し、前記駆動手段により前記付勢手段による前記加圧切替爪への押圧力を用紙の積載枚数にかかわらず一定圧にする略鉛直方向用紙押圧手段を備え、
    前記略鉛直方向用紙押圧手段は、前記整合手段に対して上流側に配設され、かつ、前記整合手段は、後処理対象の全てのサイズの用紙側面の中心点と前記略鉛直方向用紙押圧手段による押圧点の間に配設され、
    前記整合手段により基準位置への突き当て動作を行なう際に、前記略鉛直方向用紙押圧手段により用紙後端の上面を押圧することを特徴とする用紙後処理装置。
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