JP2011104454A - 排水処理装置及び排水処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】フッ素イオンの溶出を防止し、排水中のフッ化水素を更に効率良く処理することが可能な排水処理装置及び排水処理方法を提供する。
【解決手段】本実施の形態に係る排水処理装置10は、HFを含有する排水11AにCa化合物12を添加し、閉鎖空間でCaF2を生成する反応管13と、この反応管13の直後に配置され、反応管13で生成されるCaF2を排水11B中から除去するろ過管14−1〜14−3と、排水11C中に排水11C中のF-、HF、CaF2を除去する吸着材15を備えた吸着管16−1〜16−3と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、排水中のフッ化水素(HF)を効率良く処理するのに有効なHFを含有する排水の排水処理装置及び排水処理方法に関する。
太陽電池工場、液晶パネル工場、半導体製造工場、金属表面処理工場など各種の工場からHFを含有する排水(HF含有排水)が排出されるため、このHF含有排水を放流するにあたってHF含有排水中に含まれるフッ素(F)をスクラバに通してHFとして処理し、排水中のフッ素濃度(F濃度)を所定の排水基準値(例えば約8ppm)以下にする必要がある。
従来、HF含有排水からHFを処理する方法として、例えばフッ化カルシウム(CaF2)沈殿法が一般に用いられている。CaF2沈殿法とは、HF含有排水に水酸化カルシウム(Ca(OH)2)等のカルシウム塩を添加して難溶性のCaF2として沈殿させ、回収する方法である。CaF2沈殿法によりHFは下記式のように反応してCaF2となり、回収される。このCaF2沈殿法は、バッチ式、連続式の何れでも行うことができる。
2HF + Ca(OH)2 →CaF2↓ + 2H2O ・・・(I)
図6は、従来のCaF2沈殿法を用いた従来の排水処理装置を簡略に示す図である。図6に示すように、排水処理装置100は、HFを含有する排水101A中にカルシウム化合物102、pH調整剤103を添加してCaF2を生成するCaF2反応槽104と、CaF2を含む排水101Bに凝集沈殿剤105を添加する凝集槽106と、CaF2が除去された処理水107とCaF2を含む沈殿物108とを分離して回収する沈殿槽109とを有している(例えば、特許文献1、2参照)。
排水処理装置100では、HFを含有する排水101AをCaF2反応槽104に送給し、CaF2反応槽104内にカルシウム化合物102としてCa(OH)2などを添加し、CaF2を生成する。このCaF2反応槽104において排水101AのF濃度を規制値以下にする。生成したCaF2は軽く、微粒子として排水101B中に存在し、沈殿し難いため、CaF2を含む排水101Bは凝集槽106において排水101B中に凝集沈殿剤105としてポリ塩化アルミニウム(PAC)等を加えてCaF2を凝集させる。その後、凝集したCaF2の沈殿物108を含む排水101Cを沈殿槽109に送給し、沈殿槽109において処理水107とCaF2を含む沈殿物108とに分離する。処理水107は沈殿槽109の上澄み液として排出され、CaF2を含む沈殿物108は沈殿槽109の塔底部から抜き出され、スラリー脱水器などで脱水された後、産業廃棄物として廃棄処理される。
排水処理装置100により排水101Aが処理された後の処理水107のF濃度は例えば約8ppm程度である。また、処理水107中のF濃度が1サイクルで所定の濃度にまで下げられない場合には、2又は3サイクルで複数行い、排水101A中のCaF2の処理を行う。
特開平08−197070号公報 特開平09−10548号公報
ここで、近年では、環境保全の立場から処理水107中のF濃度は排水基準値として8mg/l以下まで処理する必要があるが、排水処理装置100では、排水101A中のHF濃度によってはCaF2反応槽104において排水101A中のフッ素イオン(F-)の溶解量が変動し、安定して処理水107中のF濃度を低下させることができない場合がある、という問題がある。
また、CaF2は、下記式のように、時間の経過と共に大気中のCO2を取り込み、生成したCaF2のCaがCO2と反応するため、F-が再度排水中に溶出してしまう、という問題がある。
CaF2 + CO2+ H2O → CaCO3 + 2HF・・・(II)
また、このCaF2は微細であるため効率よく凝集して回収するのは困難である、という問題がある。
更に、処理槽を設置するために大きな場所を確保することが必要である、という問題がある。
本発明は、前記問題に鑑み、フッ素イオンの再溶出を防止し、排水中のフッ化水素を更に効率良く処理することが可能な排水処理装置及び排水処理方法を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための本発明の第1の発明は、フッ化水素を含有する排水にカルシウム化合物を添加し、閉鎖空間でフッ化生成物を生成させる反応部と、該反応部の直後に配置され、前記反応部で生成されるフッ化生成物を前記排水中から除去するろ過部、又は、前記排水中のフッ素を吸着する吸着材を備えた吸着部のいずれか一方又は両方を有することを特徴とする排水処理装置である。
第2の発明は、第1の発明において、前記ろ過部、前記吸着部の何れか一方又は両方を少なくとも2つ有し、前記ろ過部同士及び前記吸着部同士が、各々並列に配置されることを特徴とする排水処理装置である。
第3の発明は、第1又は2の発明において、前記反応部が、その内部に少なくとも1つ以上の邪魔板を有することを特徴とする排水処理装置である。
第4の発明は、第3の発明において、前記邪魔板が、前記カルシウム化合物、クリーニング剤の何れか一方又は両方を噴霧する噴霧孔を有することを特徴とする排水処理装置である。
第5の発明は、第1乃至4の何れか一つの発明において、前記ろ過部、前記吸着部の何れか一方又は両方の後流側に設けられ、排水中のフッ素濃度を検出するフッ素濃度測定部を有することを特徴とする排水処理装置である。
第6の発明は、第5の発明において、前記ろ過部から排出される排水、前記吸着部から排出される排水の何れか一方又は両方を前記反応部の上流側に還流させる排水還流手段を有することを特徴とする排水処理装置である。
第7の発明は、第1乃至6の何れか一つの発明において、前記排水が、太陽電池工場、液晶パネル工場から排出される排水であることを特徴とする排水処理装置である。
第8の発明は、フッ化水素を含有する排水を送給する排水路内にカルシウム化合物を添加し、フッ化生成物を生成する反応工程と、前記反応工程後の排水中にフッ化生成物が生成された直後からフッ化生成物を除去するろ過工程と、前記ろ過工程後の排水中から吸着剤によりフッ素イオン、フッ化水素、フッ化生成物を吸着・除去する吸着工程と、を有することを特徴とする排水処理方法である。
第9の発明は、第8の発明において、前記ろ過工程、前記吸着工程の何れか一方又は両方を少なくとも2つ有し、前記ろ過工程同士及び前記吸着工程同士が、各々並列で処理されることを特徴とする排水処理方法である。
第10の発明は、第8又は9の発明において、前記反応工程が、前記排水路内の邪魔板の噴霧孔を介して前記カルシウム化合物、クリーニング剤の何れか一方又は両方を噴霧することを特徴とする排水処理方法である。
第11の発明は、第8乃至10の何れか一つの発明において、前記ろ過工程、前記吸着工程の何れか一方又は両方の後流側で排水中のフッ素濃度を検出するフッ素濃度測定工程を有することを特徴とする排水処理方法である。
第12の発明は、第11の発明において、前記フッ素濃度測定工程で検出される排水中のフッ素濃度が所定値を超えた場合、前記排水を前記反応管の上流側に還流させることを特徴とする排水処理方法である。
第13の発明は、第8乃至12の何れか一つの発明において、前記排水が、太陽電池工場、液晶パネル工場から排出される排水であることを特徴とする排水処理方法である。
本発明によれば、排水中のフッ化水素(HF)を閉鎖空間でフッ化生成物とし、フッ化生成物が生成された直後にろ過しているため、フッ素イオンの溶出を防止し、排水中のHFを短時間に効率良く処理することができる。排水中のフッ素濃度を更に低くすることができ、排出される排水のフッ素濃度の排水基準値を確実に満たして排出することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る排水処理装置の構成を示す概略図である。 図2は、反応管内の構成の一部を切り欠いた斜視図である。 図3は、反応管内の他の形状の場合の構成を切り欠いた斜視図である。 図4は、本発明の第2の実施の形態に係る排水処理装置の構成の一部のみを簡略に示す図である。 図5は、本発明の第3の実施の形態に係る排水処理装置の構成を簡略に示す図である。 図6は、従来のCaF2沈殿法を用いた従来の排水処理装置を簡略に示す図である。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[第1の実施の形態]
本発明による第1の実施の形態に係る排水処理装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る排水処理装置の構成を示す概略図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る排水処理装置10は、フッ化水素(HF)を含有する排水11Aにカルシウム化合物(Ca化合物)12を添加し、閉鎖空間でフッ化生成物としてフッ化カルシウム(CaF2)を生成する反応管(反応部)13と、この反応管13の直後に配置され、反応管13で生成されるCaF2を排水11B中から除去するろ過管(ろ過部)14−1〜14−3と、排水11C中のフッ素イオン(F-)、HF、CaF2を除去する吸着材15を備えた吸着管(吸着部)16−1〜16−3と、を有するものである。
また、反応管13の上流側は排水供給管17と連結され、反応管13とろ過管14−1〜14−3との間は排水供給管18で連結され、ろ過管14−1〜14−3と吸着管16−1〜16−3との間は排水供給管19で連結され、吸着管16−1〜16−3の下流側は排水供給管20と連結されている。
本実施の形態に係る排水処理装置10は、以下の2つの工程からなるものである。
1)HFを含有する排水11Aを送給する反応管(排水路)13内にCa化合物12を添加し、CaF2を生成する反応工程I
2)排水11A中に生成されたCaF2を反応管13の直後に配置されたろ過管14−1〜14−3において排水11B中から除去するろ過工程II
更に好ましくは、ろ過工程IIの後に下記工程を設けるようにしてもよい。また、ろ過工程IIに代えて吸着工程IIIを用いるようしてもよい。
3)排水11C中のF-、HF、CaF2を吸着する吸着材15を備えた吸着管16−1〜16−3において除去する吸着工程III
(反応工程I)
排水11Aは太陽電池工場、液晶パネル工場などから排出されるHFを含む使用済み排水であり、排水供給管17を介して反応管13に送給される。排水11Aの供給割合はポンプ22により調整される。反応管13には、その上流側にCa化合物12を反応管13内に供給するカルシウム(Ca)化合物供給管23が連結されている。Ca化合物12は、カルシウム(Ca)化合物供給部24よりCa化合物供給管23を介して反応管13内に供給される。排水11AにCa化合物12を添加することで、排水11A中のHFのF-は反応管13内に供給されたCa化合物12と下記式(1)のように反応し、CaF2を生成する。尚、排水11AのpH調整の必要がある場合には、pH調整剤を添加して調整する。pH調整剤としては、例えば水酸化ナトリウム(NaOH)等が挙げられる。
2F- + Ca2+ → CaF2 ・・・(1)
反応管13の直後にろ過管14−1〜14−3が配置されているため、反応管13に送給された排水11Aは、後述のように、反応管13でCaF2が生成された直後に3つのろ過管14−1〜14−3に送給される。よって、反応管13内で生成されたCaF2を含む排水11Bをろ過管14−1〜14−3に送給することで、反応管13内で生成されたCaF2は生成された直後にろ過管14−1〜14−3でろ過することができる。
また、本発明において、直後とは、反応管13とろ過管14−1〜14−3との距離が反応管13内でHFがCa化合物12と反応してCaF2を生成し、直ちにろ過管14−1〜14−3に送給できる距離をいう。最短時間としてはフッ化生成物ができる反応時間であり、最長時間としてはフッ化生成物が大気と反応してFが溶出し出す時間までをいう。反応管13の直後にろ過管14−1〜14−3が配置されることで、排水11Aが反応管13内に送給されてからろ過管14−1〜14−3に到達するまでに要する時間(T)は、反応管13の径と流量にもよるが、例えば、反応管13の直径が10cm以上20cm以下の場合、流速が0.1m/sec、滞留時間が100秒とすると、時間(T)は30秒から1分程度となり、反応管13の長さは10m程度となる。
また、排水11A中のHFは反応管13内で反応しているため、HFがCa化合物12と反応して生成されるCaF2が大気と接触するのを防止することができる。このため、大気中のCO2によりCaF2が下記式(2)のように反応し、再溶解するのを防ぐことができる。
CaF2 + CO2 + H2O → CaCO3 + 2HF ・・・(2)
また、添加するCa化合物12としては、水酸化カルシウム(Ca(OH)2)、塩化カルシウム(CaCl2)、酸化カルシウム(CaO)等が挙げられる。Ca化合物12の添加量としては、排水の水質によるが、通常、排水中のフッ素(F)の重量に対して、例えば、約1.5倍程度である。
また、Ca化合物12は反応管13の上流側に供給するようにしているが、これに限定されるものではなく、Ca化合物12は反応管13の全長にわたって供給するようにしてもよいし、中流域に供給するようにしてもよい。
また、反応管13内には、複数の邪魔板25が設けられている。図2は、反応管内の構成の一部を切り欠いた斜視図である。図2に示すように、邪魔板25は反応管13内の内壁に対向して所定間隔をもって排水11Aの流れ方向に複数配置され、それらの邪魔板25同士が交互に入り込みつつ配設されている。よって、反応管13内に邪魔板25同士を交互に入り込みつつ配設することで、反応管13内を流れる排水11AとCa化合物12との混合を促進することができると共に、反応管13内を流れる排水11Aの流れを乱し、反応管13内で乱流とすることができるため、排水11A中のHFのF-とCa化合物12との反応を促進することができる。
また、反応管13の構成は図2に示すように筒状の場合に限定されるものではなく、他の形状でもよい。図3は、反応管内の他の形状の場合の構成を切り欠いた斜視図である。図3に示すように、反応管13が円筒形状においても同様に、邪魔板25は反応管13内の内壁に対向して所定間隔をもって排水11Aの流れ方向に邪魔板25同士が交互に入り込んで配設される。
また、反応管13内には邪魔板25が7つ設けられているが、これに限定されるものではなく、邪魔板25は1つでもよいし、2つ以上設けるようにしてもよい。
(ろ過工程II)
反応管13に送給された排水11Aは反応管13でCaF2が生成された後、反応管13で生成したCaF2を含む排水11Bは、排水供給管18を通過して分岐管26−1〜26−3を介して3つのろ過管14−1〜14−3に送給される。ろ過管14−1〜14−3には、排水11B中のCaF2をろ過するフィルタ27が設けられている。ろ過管14−1〜14−3は反応管13の直後に配置されているため、ろ過管14−1〜14−3に送給された排水11B中のCaF2は、反応管13で生成された直後にフィルタ27で除去することができる。
フィルタ27は、排水11BからCaF2をろ過することができるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、アルカリ土類金属の各種塩類、又は、水酸化物若しくは酸化物の1種又はこれらの混合物の1種以上をフィルタ状に形成したものなどが用いられる。フィルタ27としては、例えば、炭酸カルシウム(CaCO3)、炭酸バリウム(BaCO3)、炭酸マグネシウム(MgCO3)、炭酸ストロンチウム(SrCO3)等の炭酸塩、硫酸カルシウム(CaSO4)、硫酸バリウム(BaSO4)、硫酸マグネシウム(MgSO4)、硫酸ストロンチウム(SrSO4)等の硫酸塩、硝酸カルシウム(Ca(NO32)、硝酸バリウム(Ba(NO3)2)、硝酸マグネシウム(Mg(NO3)2)、硝酸ストロンチウム(Sr(NO32)等の硝酸塩、蓚酸カルシウム((COO)2Ca)、蓚酸バリウム((COO)2Ba)、蓚酸マグネシウム((COO)2Mg)、蓚酸ストロンチウム((COO)2Sr)等の蓚酸塩、水酸化カルシウム(Ca(OH)2)、水酸化バリウム(Ba(OH)2)、水酸化マグネシウム(Mg(OH)2)、水酸化ストロンチウム(Sr(OH)2)等の水酸化物、あるいは、酸化カルシウム(CaO)、酸化バリウム(BaO)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化ストロンチウム(SrO)等の酸化物等が挙げられる。
また、ろ過管14−1〜14−3は並列に3つ設けられ、ろ過管14−1〜14−3の上流側と連結する分岐管26−1〜26−3には、CaF2を含む排水11Bの流量を調整する調節弁V11〜V13が設けられている。調節弁V11〜V13により、CaF2を含む排水11Bのろ過管14−1〜14−3への供給量を調整することができる。このため、排水11B中のCaF2を連続して回収しつつ、ろ過管14−1〜14−3を交換することができる。
(吸着工程III)
ろ過管14−1〜14−3でCaF2がろ過された排水11Cは、排水供給管19を通過して分岐管28−1〜28−3を介して3つの吸着管16−1〜16−3に送給される。吸着管16−1〜16−3はその内部に吸着材15が充填されているため、排水11C中になお残存するF-、HF、CaF2を吸着材15に吸着させることができる。
吸着管16−1〜16−3の上流側と連結する分岐管28−1〜28−3には、排水11Cの送給量を調整する調節弁V21〜V23が設けられている。
吸着材15としては、F-、HF、CaF2を吸着できるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、日本板硝子(株)製の粒状の「アドセラ(商品名)」、あるいはスラリー状又は粉末状の「アドセラ(商品名)」を所定の粒径(例えば0.5mm以上)に成形したものなどの重金属吸着剤を挙げることができる。
また、吸着管16−1〜16−3は並列に3つ設けられ、ろ過管14−1〜14−3と各々の吸着管16−1〜16−3との間に設けた調節弁V21〜V23により吸着管16−1〜16−3への排水11Cの流量を調整することができる。このため、排水11C中に残留するCaF2を連続して回収しつつ、吸着管16−1〜16−3の何れかを交換することができる。
吸着管16−1〜16−3から排出された排水11Dは、排水11D中のF濃度を基準値以下としてポンプ29により排出され、外部に放流される。これにより、排水11D中に含まれるF濃度を1ppm以下と基準値以下に抑えて、排水基準を確実に満たした状態で排出することができる。
また、吸着管16−1〜16−3から排出される排水11Dは中性付近であるため、放流に際してあらためて中和処理をする必要がないが、吸着管16−1〜16−3から排出される排水11D中にpH調整剤30を供給し、排水11DのpHを調整するようにしてもよい。吸着管16−1〜16−3から排出される排水11D中にpH調整剤30を供給することで、排水11Dの状態、排水基準などをより確実に満たした状態で排出することができる。
本実施の形態に係る排水処理装置10を用いることにより、反応管13に送給される排水11A中のF濃度が200ppm以上6000ppm以下のとき、ろ過管14−1〜14−3から排出されるCaF2を含む排水11C中のF濃度が10ppm以下であり、吸着管16−1〜16−3から排出される排水11D中のF濃度を1ppm以下とすることができる。
このように、本実施の形態に係る排水処理装置10によれば、排水11A中のHFを反応管13の閉鎖空間でCaF2とし、CaF2が生成された直後にろ過管14−1〜14−3でろ過しているため、CO2に起因してCaF2が再溶解してF-が溶出するのを防止し、排水11A中のHFを更に効率良く処理することができる。このため、吸着管16−1〜16−3から最終的に排出される排水11DのF濃度を更に低くすることができ、1ppm以下とすることができるため、排水基準を確実に満たした状態で排出することができる。
また、図6に示すような従来の排水処理装置100では、CaF2反応槽104、凝集槽106、沈殿槽109などの処理槽を各々設け、CaF2反応槽104、凝集槽106、沈殿槽109に排水101A〜101Cを各々貯留して処理するため、従来の排水処理装置100は大きな設置場所が必要であり、処理に長時間を要する。本実施の形態に係る排水処理装置10は、CaF2の生成、ろ過、F-、HF、CaF2の吸着を全て各々配管内で行なうことができ、排水11Aを反応管13に順次送給し、CaF2の生成、ろ過、F-、HF、CaF2の吸着用の配管内を順次通過させるだけで行なうことができる。このため、本実施の形態に係る排水処理装置10によれば、従来の排水処理装置100に比べ排水に含まれるHFの処理用の設備の設置場所を削減することができ、装置の小型化を図ることができると共に、排水11A中のHFの処理を短時間で行なうことができる。
また、本実施の形態に係る排水処理装置10は、図6に示すような従来の排水処理装置100のように、凝集沈殿剤105を添加する必要がないため、凝集沈殿剤105を添加することで生じる産業廃棄物の発生を削減することができる。
更に、本実施の形態に係る排水処理装置10は、CaF2のろ過管14−1〜14−3、吸着管16−1〜16−3を各々並列に複数設置しているため、CaF2のろ過、F-、HF、CaF2の吸着を連続して行ないつつ、ろ過管14−1〜14−3、吸着管16−1〜16−3のメンテナンスや、ろ過材や吸着剤の交換を行なうことができる。
また、本実施の形態に係る排水処理装置10においては、ろ過管14−1〜14−3、吸着管16−1〜16−3を各々3つ並列に配置しているが、これに限定されるものではなく、ろ過管、吸着管の何れか一方又は両方を1つだけ設けるようにしてもよいし、ろ過管、吸着管の何れか一方又は両方を2つ又は4つ以上を並列に設けるようにしてもよい。
また、本実施の形態に係る排水処理装置10においては、ろ過管14−1〜14−3、吸着管16−1〜16−3の両方を設けるようにしているが、これに限定されるものではなく、ろ過管14−1〜14−3、吸着管16−1〜16−3の何れか一方のみを設けるようにしてもよい。
また、本実施の形態に係る排水処理装置10においては、反応管13、ろ過管14−1〜14−3、吸着管16−1〜16−3を管状構造としているが、これに限定されるものではなく、何れも断面形状を排水供給管より所定形状大きくした容器としてもよい。
また、本実施の形態に係る排水処理装置10においては、太陽電池工場、液晶パネル工場から排出されるHFを含有する排水を対象として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、半導体工場等のようにHFを含有する排水を含む施設、F濃度が比較的低い家庭用排水等にも用いることができる。
また、本実施の形態に係る排水処理装置10は、HFを含有する排水の処理用に用いるのに限定されるものではなく、HF以外のフッ素化合物を含有する排水の処理についても用いることができる。
[第2の実施の形態]
本発明による第2の実施の形態に係る排水処理装置について、図面を参照して説明する。
本実施の形態に係る排水処理装置は、図1に示す本発明の第1の実施の形態に係る排水処理装置10の構成と同様であるため、本実施例においては、反応管の一部の構成を示す図のみを用いて説明する。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る排水処理装置の構成の一部のみを簡略に示す図である。なお、第1の実施の形態と同様の部材については、同一符号を付してその説明は省略する。
図4に示すように、本実施の形態に係る排水処理装置は、図1に示す第1の実施の形態に係る排水処理装置10の反応管13が、その内部に邪魔板25の噴霧孔25aを介してCa化合物12を噴霧するようにしたものである。
Ca化合物供給管23には送給ポンプ31が設けられ、Ca化合物供給部24から供給されるCa化合物12を送給ポンプ31により加圧して反応管13を介して邪魔板25に送給される。送給ポンプ31でCa化合物12を加圧して反応管13の噴霧孔25aに送給することで、Ca化合物12を噴霧孔25aから反応管13内に噴出させることができる。
Ca化合物12を邪魔板25の噴霧孔25aから噴霧することで、排水11AにCa化合物12を効率よく供給することができるため、排水11A中のHFとCa化合物12との反応を促進し、CaF2の生成効率を向上させることができる。
また、反応管13には、その内部に邪魔板25の噴霧孔25aを介してクリーニング剤32を供給するクリーニング剤供給管33が連結されている。クリーニング剤供給部34よりクリーニング剤32を送給ポンプ35により加圧して反応管13を介して邪魔板25に送給することで、邪魔板25の噴霧孔25aから反応管13内にクリーニング剤32を噴霧することができる。これにより、フッ素に起因して生じる反応管13の内壁、邪魔板25の汚れを除去し、反応管13の内壁、邪魔板25を洗浄することができる。
また、クリーニング剤32としては、反応管13内を洗浄することができるものであればよく、例えば、塩酸(HCl)などが挙げられる。
また、クリーニング剤32は、Ca化合物12と同時に噴霧孔25aから反応管13内に噴霧してもよいし、クリーニング剤32のみを噴霧孔25aから反応管13内に噴霧してもよい。
[第3の実施の形態]
本発明による第3の実施の形態に係る排水処理装置について、図面を参照して説明する。
図5は、本発明の第3の実施の形態に係る排水処理装置の構成を簡略に示す図である。なお、第1、2の実施の形態と同様の部材については、同一符号を付してその説明は省略する。
図5に示すように、本実施の形態に係る排水処理装置40は、図1に示す第1の実施の形態に係る排水処理装置10のろ過管14−1〜14−3の後流側に設けられ、排水11C中のF濃度を検出する第1のフッ素(F)濃度測定部41−1と、吸着管16−1〜16−3の後流側に設けられ、排水11D中のF濃度を検出する第2のフッ素(F)濃度測定部41−2とを有するものである。第1のF濃度測定部41−1、第2のF濃度測定部41−2は、排水供給管19、20内にセンサを投入し、第1のF濃度測定部41−1は、ろ過管14−1〜14−3から排出される排水11C中のF濃度を検出し、第2のF濃度測定部41−2は、吸着管16−1〜16−3から排出される排水11D中のF濃度を検出するようにしている。
第1のF濃度測定部41−1、第2のF濃度測定部41−2はF濃度検出用の検知センサを排水供給管19、20内にセンサを投入し、排水11C、11DのF濃度を測定するようしているが、これに限定されるものではなく、排水11C、11D中のF濃度を検出することができる方法であれば、他の方法を用いるようにしてもよい。例えば、イオンクロマトグラフ法(IC法)などを用いてもよい。
また、本実施の形態に係る排水処理装置40は、ろ過管14−1〜14−3から排出される排水11Cを反応管13の上流側に還流させる排水還流手段として第1の排水還流管42−1と、吸着管16−1〜16−3から排出される排水11Dを反応管13の上流側に還流させる排水還流手段として第2の排水還流管42−2とを有している。よって、ろ過管14−1〜14−3から排出される排水11C、吸着管16−1〜16−3から排出される排水11Dの各々のF濃度が所定値を越えた場合には、反応管13の上流側に還流させ、反応管13に送給することで、排水11C、11D中に含まれるF-、HF、CaF2を処理することができる。
排水11CのF濃度の所定値は排水11Aの性状にもよるが、例えば200ppm程度であり、吸着管16−1〜16−3のF濃度の所定値は、例えば1ppm程度である。第1のF濃度測定部41−1において、ろ過管14−1〜14−3から排出される排水11C中のFイオン濃度が200ppm程度を超えた場合には、第1の排水還流管42−1よりろ過管14−1〜14−3から排出される排水11Cを反応管13の上流側に還流させ、再度、反応管13で排水11A中に含まれるF-、HF、CaF2を処理する。
また、第2のF濃度測定部41−2において、吸着管16−1〜16−3から排出される排水11D中のFイオン濃度が1ppm程度を超えた場合には、第2の排水還流管42−2より吸着管16−1〜16−3から排出される排水11Dを反応管13の上流側に還流させ、再度、反応管13で排水11A中に含まれるF-、HF、CaF2を処理する。
また、本実施の形態に係る排水処理装置40においては、ろ過管14−1〜14−3から排出される排水11C、吸着管16−1〜16−3から排出される排水11Dを第1の排水還流管42−1、第2の排水還流管42−2を介して反応管13の上流側に還流させるようにしているが、これに限定されるものではなく、生成されたCaF2を再度除去する程度の場合には、反応管13とろ過管14−1〜14−3との間、或いはろ過管14−1〜14−3と吸着管16−1〜16−3との間に還流させるようにしてもよい。
よって、本実施の形態に係る排水処理装置40によれば、第1のF濃度測定部41−1、第2のF濃度測定部41−2で、排水11C、11DのF濃度を検知し、排水11C、11DのF濃度に応じて第1の排水還流管42−1、第2の排水還流管42−2によりろ過管14−1〜14−3から排出される排水11C、吸着管16−1〜16−3から排出される排水11DのF濃度に応じて反応管13で再度排水11C、11D中に含まれていたF-、HF、CaF2を処理することができる。従って、吸着管16−1〜16−3から最終的に排出される排水11D中におけるF濃度は1ppm以下とすることができるため、排水基準を確実に満たした状態で排出することができる。
以上のように、本発明に係る排水処理装置は、排水中のHFを効率的に除去することができるため、太陽電池工場、液晶パネル工場など各種工場から排出されるHFを含有する排水を処理する排水処理装置に用いるのに適している。
10、40 排水処理装置
11A〜11D 排水
12 カルシウム化合物
13 反応管(反応部)
14−1〜14−3 ろ過管(ろ過部)
15 吸着材
16−1〜16−3 吸着管(吸着部)
17、18、19、20 排水供給管
22、29 ポンプ
23 Ca化合物供給管
24 Ca化合物供給部
25 邪魔板
26a 噴霧孔
26−1〜26−3、28−1〜28−3 分岐管
27 フィルタ
30 pH調整剤
31、35 送給ポンプ
32 クリーニング剤
33 クリーニング剤供給管
34 クリーニング剤供給部
41−1 第1のフッ素濃度測定部
41−2 第2のフッ素濃度測定部
42−1 第1の排水還流管
42−2 第2の排水還流管
V11〜V13、V21〜V23 調節弁

Claims (13)

  1. フッ化水素を含有する排水にカルシウム化合物を添加し、閉鎖空間でフッ化生成物を生成させる反応部と、
    該反応部の直後に配置され、前記反応部で生成されるフッ化生成物を前記排水中から除去するろ過部、又は、前記排水中のフッ素を吸着する吸着材を備えた吸着部のいずれか一方又は両方を有することを特徴とする排水処理装置。
  2. 請求項1において、
    前記ろ過部、前記吸着部の何れか一方又は両方を少なくとも2つ有し、前記ろ過部同士及び前記吸着部同士が、各々並列に配置されることを特徴とする排水処理装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記反応部が、その内部に少なくとも1つ以上の邪魔板を有することを特徴とする排水処理装置。
  4. 請求項3において、
    前記邪魔板が、前記カルシウム化合物、クリーニング剤の何れか一方又は両方を噴霧する噴霧孔を有することを特徴とする排水処理装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか一つにおいて、
    前記ろ過部、前記吸着部の何れか一方又は両方の後流側に設けられ、排水中のフッ素濃度を検出するフッ素濃度測定部を有することを特徴とする排水処理装置。
  6. 請求項5において、
    前記ろ過部から排出される排水、前記吸着部から排出される排水の何れか一方又は両方を前記反応部の上流側に還流させる排水還流手段を有することを特徴とする排水処理装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか一つにおいて、
    前記排水が、太陽電池工場、液晶パネル工場から排出される排水であることを特徴とする排水処理装置。
  8. フッ化水素を含有する排水を送給する排水路内にカルシウム化合物を添加し、フッ化生成物を生成する反応工程と、
    前記反応工程後の排水中にフッ化生成物が生成された直後からフッ化生成物を除去するろ過工程、又は、前記ろ過工程後の排水中から吸着剤によりフッ素イオン、フッ化水素、フッ化生成物を吸着・除去する吸着工程のいずれか一方又は両方を有することを特徴とする排水処理方法である。
  9. 請求項8において、
    前記ろ過工程、前記吸着工程の何れか一方又は両方を少なくとも2つ有し、前記ろ過工程同士及び前記吸着工程同士が、各々並列で処理されることを特徴とする排水処理方法。
  10. 請求項8又は9において、
    前記反応工程が、前記排水路内の邪魔板の噴霧孔を介して前記カルシウム化合物、クリーニング剤の何れか一方又は両方を噴霧することを特徴とする排水処理方法。
  11. 請求項8乃至10の何れか一つにおいて、
    前記ろ過工程、前記吸着工程の何れか一方又は両方の後流側で排水中のフッ素濃度を検出するフッ素濃度測定工程を有することを特徴とする排水処理方法。
  12. 請求項11において、
    前記フッ素濃度測定工程で検出される排水中のフッ素濃度が所定値を超えた場合、前記排水を前記反応管の上流側に還流させることを特徴とする排水処理方法。
  13. 請求項8乃至12の何れか一つにおいて、
    前記排水が、太陽電池工場、液晶パネル工場から排出される排水であることを特徴とする排水処理方法。
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