JP2011104020A - ワークステーション装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ワークステーション装置1において、パネル体2の対向面2aに前後方向の係止溝6を設け、この係止溝6を用いて支持ブラケット3をパネル体2に取付ける。支持ブラケット3の前方位置に案内部材18を配設する。この案内部材18は、その前端から後方に、漸次、パネル体2の対向面2aが離間する傾斜面19aを備える。この傾斜面19aにおけるパネル体2の対向面2aからの最大離間寸法Aを、支持ブラケット3におけるパネル体3への取付部がパネル体2の対向面2aから左右方向の内方に向けて突出する寸法B以上(B≦A)の大きさとする。
【選択図】 図5
Description
(1) 床面上に、左右に離間して平行に立設されたパネル体の各対向面に支持ブラケットを取付け、この左右の支持ブラケットを介して、両パネル体間に天板を架設してなるワークステーション装置において、パネル体の対向面に前後方向の係止溝を設け、この係止溝を用いて支持ブラケットをパネル体に取付けるとともに、この支持ブラケットの前方位置に案内部材を配設し、この案内部材を、その前端から後方に向うにしたがって、漸次、前記パネル体の対向面から離間する傾斜面または弧状面を備えるものとし、この傾斜面または弧状面におけるパネル体の対向面からの最大離間寸法を、前記支持ブラケットにおけるパネル体への取付部がパネル体の対向面から左右方向の内方に向けて突出する寸法以上の大きさとする。
(1) 請求項1記載の発明によると、ワークステーションにおける天板の下方空間に、ワゴンを収容する場合に、ワゴンが、案内部材の傾斜面または弧状面によって、パネル体に取付けた天板の支持ブラケットから離間する方向に案内され、支持ブラケットとの衝突を回避することができるため、ワークステーションにおける天板の下方空間にワゴンを円滑に出し入れすることができるとともに、支持ブラケットまたはワゴンのいずれかを損傷または破損させることがない。
発明の具体的な内容は、次の通りである。
図1は、本発明における第1実施形態のワークステーション装置を示し、左右のパネル体間に架設される天板の支持状態を下方から見上げた状態の示す斜視図、図2は、支持ブラケットによるパネル体と天板及び案内材の組付状態を示す分解斜視図、図3は、図1におけるIII−III線の要部拡大横断平面図、図4は、図1の円IV部分における案内部材の組付状態を拡大して示す要部横断平面図、図5は、図1におけるV−V線の要部拡大縦断面図である。
なお、ワークステーション装置1における左右の間仕切パネル2,2間の後面には、幕板1Aが設けられている。
この支持レール5は、左右方向の両側面に1対の係止溝6,6が前後方向に沿って設けられている。
この係止溝6内には、前記支持ブラケット3を間仕切パネル2の対向面2aに締結状態で固定するためのねじ座8が配設されている。
すなわち、ねじ座8は、その両側片8b,8bが係合溝6の上部対向突起7の背面に当接状態で嵌入されることにより、係合溝6内に前後方向に摺動自在に配設されるようになっている。
前記支持面板10は、左右方向に所定の幅をもって前後方向に延びる水平な内向き支持片10aと、この内向き支持片10aの左右方向の外側端縁からL字状に下方に向けて延びる垂直な立上片10bと、この立上片10bの下端縁部に左右方向の外方に向けて突出させた正面視断面コ字状の外向き取付片10cとより形成されている。
この挿通孔14は、前記間仕切パネル2の係合溝9に、ねじ座8を介して、支持ブラケット3を組付ける際に、前記ねじ座8の基片8aに設けたねじ孔9に整合しうるようになっている。
補強面板11の下端縁11aは、前記支持面板10における外向き取付片10cの下面に向けて屈曲させてある。
これにより、支持面板10と補強面板11とを組付ける際に、支持面板10の下部を、補強面板11の下端縁11aをもって仮保持可能になっている。
この案内部材18は、図4に示すように、左右方向の内側に面する内側面が、前端から後方に向うにしたがって、漸次、前記間仕切パネル2の対向面2aから離間するように傾斜面19aに形成された、平面視ほぼ楔状の案内基部19と、この案内基部19の後端から後方に向けて突出させた嵌入部20とにより形成されている。
この嵌入部20は、支持面板10の下端部に形成した外向き取付片10cのコ字状空間に前方から嵌入されるようになっている。
嵌合溝21に設けたねじ穴22は、前向き取付片10dに設けた通孔24と整合しうるようになっている。
この係止突起25は、支持面板10の前向き取付片10dに設けた係止孔26に係合しうるようになっている。
この場合、支持ブラケット3の内面3aが間仕切パネル2の対向面2aから突出する寸法Bは、支持面板10における立上片10bの外側面から外方に突出する外向き取付片10cの左右方向の幅と補強面板11の左右方向の幅(厚さ)の和に応じた寸法となる。
間仕切パネル2,2間に天板4を架設するには、間仕切パネル2の対向面2aに支持ブラケット3が、それぞれ組付けられる。
この位置決め後、取付ねじ28を、その頭部28aが補強面板11の通孔15を貫通しうるように挿通して、外向き取付片10cの挿通孔14を通して、ねじ座8のねじ孔9に向けて挿入し、ねじ座8のねじ孔9に螺合させる。
これにより、係合溝6の上部の内向き突縁7を、支持ブラケット3における外向き取付片10cの外側面とねじ座8の両側片8b,8bとより挟持しうるようにして、間仕切パネル2の対向面2aに支持ブラケット3を取付ける。
そのため、ワゴンWを出入れする場合に、ワークステーション装置1における天板4の下方空間に、ワゴンWを円滑に出し入れすることができるとともに、支持ブラケット3またはワゴンWのいずれかを損傷または破損させることがない。
なお、図示の実施形態においては、前記第1実施形態と構成が重複する部分は同一符号を用い、その詳細な説明は省略する。
取付部32には、間仕切パネル2の係止溝6に配設された複数のねじ座8のねじ孔9に整合しうるように対応する複数の通孔34が設けられている。
すなわち、取付ねじ35を、各通孔34を通して、ねじ座8のねじ孔9に向けて挿入し、ねじ座8のねじ孔9に螺合させることにより、間仕切パネル2の係止溝6に案内部材30が取付けられるようになっている。
そのため、取付ねじ28の頭部28aは、補強面板11の通孔15に係止し、支持ブラケット3の内面3aに露出させてある。
1A 幕板
2 間仕切パネル(パネル体)
2a 対向面
3 支持ブラケット
3a 内面
4 天板
4a 下端面
5 支持レール
6 係止溝
6a 開口縁部
7 内向き突縁
8 ねじ座
8a 基片
8b 側片
9 ねじ孔
10 支持面板
10a 内向き支持片
10b 立上片
10c 外向き取付片
10d 前向き取付片
11 補強面板
12 凹陥面部
13 切起片
14 挿通孔
15 通孔
16 通孔
17 ねじ座
17a ねじ孔
18 案内部材
19 案内基部
19a 傾斜面(内側面)
19b 外側面
20 嵌入部
20a 外側面
21 嵌合溝
22 ねじ穴
23 係止爪
24 通孔
25 係止突起
26 係止孔
27 取付ねじ
28 取付ねじ
29 取付ねじ
30 案内部材
31 案内基部
31a 外輪部
32 取付部
33 弧状面
34 通孔
35 取付ねじ
W ワゴン
Claims (5)
- 床面上に、左右に離間して平行に立設されたパネル体の各対向面に支持ブラケットを取付け、この左右の支持ブラケットを介して、両パネル体間に天板を架設してなるワークステーション装置において、
パネル体の対向面に前後方向の係止溝を設け、この係止溝を用いて支持ブラケットをパネル体に取付けるとともに、この支持ブラケットの前方位置に案内部材を配設し、この案内部材を、その前端から後方に向うにしたがって、漸次、前記パネル体の対向面から離間する傾斜面または弧状面を備えるものとし、この傾斜面または弧状面におけるパネル体の対向面からの最大離間寸法を、前記支持ブラケットにおけるパネル体への取付部がパネル体の対向面から左右方向の内方に向けて突出する寸法以上の大きさとしたことを特徴とするワークステーション装置。 - パネル体の係合溝内に配設したねじ座に、支持ブラケットの内面から左右方向の外方に向けて、支持ブラケットに設けた挿通孔を挿通させた取付ねじを螺合することによって、前記係止溝の開口縁部に設けられた上下方向の内向き突縁を、ねじ座と支持ブラケットにより挟持することにより、パネル体の対向面に支持ブラケットを取付けるとともに、案内部材の傾斜面または弧状面におけるパネル体の対向面からの最大離間寸法を、支持ブラケットにおけるパネル体への取付部がパネル体の対向面から左右方向の内方に向けて突出する寸法と、前記取付ねじの頭部が支持ブラケットの内面から左右方向の内方に向けて突出する寸法との和以上の大きさとした請求項1記載のワークステーション装置。
- 案内部材を、支持ブラケットの前端に取付けた請求項1または2記載のワークステーション装置。
- 案内部材を、支持ブラケットの前方に離間してパネル体の係止溝に取付けた請求項1または2記載のワークステーション装置。
- 案内部材を、平面視ほぼ楔状または左右方向の内向きの外輪部が緩やかなほぼ弧状をなす形状のものとした請求項1〜4のいずれかに記載のワークステーション装置。
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