JP2011102497A - 横引管の支持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】高さ調節が容易であるとともに、施工時に危険なボルトの先端が飛び出るなどの問題がなく、安全性及び施工性に優れた横引管の支持具を提供する。
【解決手段】管挿入口21から挿入された管P1の外周面を弾性力によって把持する管把持部2と、第1支柱部31と第2支柱部32を有する支柱3aとを備え、第1支柱部31が第2支柱部32内にスライド可能に嵌り込むとともに、第1支柱部31に設けた複数の溝31aのうちのいずれかの溝31aと、第2支柱部32の孔32aを重なり合うように一致させ、固定金具4aの係合部42を重なり合った孔32a及び溝31a内に挿入することによって第1支柱部31の第2支柱部32に対する上下方向への相対移動を阻止するようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば、戸建て住宅や集合住宅の排水もしくは給水・給湯の横引管を下方から支持するとともに、支持高さ調節可能な横引管の支持具に関する。
例えば、戸建て住宅や集合住宅の排水を立管に導くための横引管としての排水横枝管は、一般に排水勾配を設けた状態で床スラブ等の基礎床面に支持具を介して支持固定されている(例えば、特許文献1の図2参照)。
ところで、自然流下方式の排水システムでは、排水勾配の確保が雑物、汚物を搬送する上で非常に重要となる。
すなわち、排水施工では管と継手の施工のみならず、支持具の設置と排水勾配確保が施工のなかで大きな割合を占めている。
因みに、排水横枝管の支持ピッチは、凡そ500〜1000mm程度であるため、衛生器具1系統につき、上記の支持具がおおよそ2〜4本存在し、1住戸トータルでは20〜30本存在することになる。
一方、上記のような横引管の支持具としては、従来から図7に示すような支持具100が用いられている。
この支持具100は、図7に示すように、平面視長方形をして床スラブ等の基礎床面に受けられるベース板110と、このベース板110の長手方向に立設された2本の高さ調節ボルト120と、支持される管Pの外周面に沿う内径の半円形をしたバンド部本体131及びこのバンド部本体131から両側に延出するとともに、高さ調節ボルト120の挿通孔が穿設されたボルト支持部132と有する上下のバンド部材130a,130bと、高さ調節ボルト120に螺合されて2つのバンド部材130a,130bをベース板110から所望の高さ位置に支持固定する4つのナット140とを備えている。
そして、この支持具100は、図7に示すように、上下のバンド部材130a,130bのバンド部本体131の間に管Pを配置するとともに、上下のナット140によって、2つのボルト支持部132を挟むことによってバンド部本体131間で管Pの外壁面を挟んで固定支持するとともに、ナット140のベース板110からの高さを調節することによって管Pを所望の勾配に支持できるようになっている。
特開2006−336422号公報
しかし、上記支持具100の場合、ナット140の高さ調節ボルト120への締め込み度合いを調節することによって管Pの支持高さを調節するようになっているので、高さあわせに時間がかかる。また、高さ調節ボルト120の先端が上方に飛び出ていると、危険であるため、住宅の床下で配管施工する場合などは、高さ調節ボルト120の上側のナット140から飛び出た部分を切断するか、上側のナット140から飛び出た部分に保護キャップを装着させるか、目を保護する用具を装着する必要がある。したがって、施工性及び安全性に問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みて、高さ調節が容易であるとともに、施工時に危険なボルトの先端が飛び出るなどの問題がなく、安全性及び施工性に優れた横引管の支持具を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明にかかる横引管の支持具(以下、「支持具」とのみ記す)は、横引管を基礎床面から離間するように支持する支持具であって、一部に管挿入口を有し、この管挿入口から挿入された管の外周面を弾性力によって前記管挿入口からの抜け止め状態に把持する略C字形をした管把持部と、基礎床面に載置されて前記管把持部を下方から支持する支持する支柱とを備え、前記支柱は、孔状または溝状をした第1係合部を上下方向に間欠的に複数有する第1支柱部と、この第1支柱部に、一端が第1支柱部の上下方向にスライド可能に嵌り込むとともに、この嵌合部の第1支柱部への嵌合長さの調整によって、前記第1係合部と選択的に一致するように穿設された孔状または溝状をした第2係合部を有する第2支柱部と、前記第1係合部と、第2係合部とが一致した状態で、前記第1支柱部あるいは第2支柱部の外側から第1係合部及び第2係合部に一部が嵌り込み、第1支柱部の第2支柱部に対する上下方向への相対移動を阻止する固定具と、を備えることを特徴としている。
本発明の支持具は、特に限定されないが、管把持部が、管挿入口を上方に向けた状態で設けられ、複数の口径の管に対応して拡径可能な可撓性を有することが好ましい。
管把持部の材質は、弾性力によって管の外周面を把持できれば、特に限定されず、バネ鋼やステンレス鋼等の金属でも、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂等の合成樹脂でも構わないが、合成樹脂が好ましい。
また、管把持部は、入口部分にリップ状の挿入ガイド部を設けるようにしてもよい。
さらに、管把持部は、支柱の上端に支持固定されるが、把持された管の管軸の傾きに沿うように角度調整可能に支柱の上端に支承されていてもよい。
支柱は、第1支柱部及び第2支柱部のいずれが管把持部に固定されていても構わない。また、第2支柱部が、第1支柱部の上下にそれぞれ設けられ、上側の第2支柱部が管把持部の下部に一体化されている構成としてもよい。
第1支柱部及び第2支柱部の材質は、特に限定されず、亜鉛メッキ鋼、ステンレス鋼、アルミニム、アルミニウム合金などの金属でも、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂等の合成樹脂でも構わない。
特に、第1支柱部は、合成樹脂などのカッター等を用いて現場施工で切断可能な材料で形成されているようにしてもよい。
第2係合部は、第2支柱部の上下方向に複数設けられていても構わない。
固定具は、第1支柱部あるいは第2支柱部の外側から第1係合部及び第2係合部に一部が嵌り込み、第1支柱部及び第2支柱部の上下方向への相対移動を阻止することができれば、その形状及び材質は、特に限定されないが、材質としては、亜鉛メッキ鋼、ステンレス鋼、アルミニム、アルミニウム合金などの金属でも、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂等の合成樹脂が挙げられる。
本発明にかかる支持具は、上記のように、横引管を基礎床面から離間するように支持する支持具であって、一部に管挿入口を有し、この管挿入口から挿入された管の外周面を弾性力によって前記管挿入口からの抜け止め状態に把持する断面略C字形をした管把持部と、基礎床面に載置されて前記管支持部本体を下方から支持する支持する支柱とを備え、前記支柱部は、孔状または溝状をした第1係合部を上下方向に間欠的に複数有する第1支柱部と、この第1支柱部に、一端が第1支柱部の上下方向にスライド可能に嵌り込むとともに、この嵌合部の第1支柱部への嵌合長さの調整によって、前記第1係合部と選択的に一致するように穿設された孔状または溝状をした第2係合部を有する第2支柱部と、前記第1係合部と、第2係合部とが一致した状態で、前記第1支柱部あるいは第2支柱部の外側から第1係合部及び第2係合部に一部が嵌り込み、第1支柱部の第2支柱部に対する上下方向への相対移動を阻止する固定具と、を備えるので、高さ調節が容易であるとともに、ボルトの先端が飛び出ることが無く、安全性及び施工性に優れている。
すなわち、第2支柱部の第2係合部を、第1支柱部の第1係合部を一段上方(または下方)の第1係合部に合わせて固定具で相対移動を阻止するだけで、管把持部の管把持高さを第1係合部のピッチ分だけ高い(または低い)にセットすることができ、ナットを締め込んだり緩めたりせずに高さ合わせが迅速に行える。しかも、第1係合部のピッチを等ピッチに設けるようにすれば、支持具を等ピッチで基礎床面上に並べ、第2係合部と重なり合う第1係合部を1段ずつずらすようにすれば、所定の勾配が自動的に確保できる。
本発明にかかる支持具の第1の実施の形態の分解斜視図である。 図1の支持具の組み立て方法を説明する図であって、同図(a)は組み立て前の状態、同図(b)は組み立て後、小口径の管を管把持部に把持させた状態をあらわしている。 図1の支持具の固定具による第1支柱部と第2支柱部との固定部分の横断面図である。 図1の支持具の口径の大きい管を管把持部に把持させた状態を説明する図である。 本発明にかかる支持具の第2の実施の形態の分解斜視図である。 図5の支持具の固定具による第1支柱部と第2支柱部との固定部分の縦断面図である。 従来の支持具に管を支持させた状態を説明する図である。
以下に、本発明を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1〜図4は、本発明にかかる支持具の第1の実施の形態をあらわしている。
図1、図2及び図4に示すように、この支持具1aは、管把持部2と、支柱3aと、固定具4aとを備えている。
管把持部2は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂等の合成樹脂で形成され、真上に管挿入口21を有する断面略C字形をしているとともに、図2あるいは図4に示すように、管挿入口21から挿入された口径の異なる複数種の管P1,P2を弾性力によって把持できるようになっている。すなわち、管把持部2は、図1及び図2(a)に示すように、管P1(あるいはP2)を把持していない状態で、最も小径の管P1の外径より少し内径が小さくなるようになっている。
また、管把持部2は、管挿入口21の両側から外側に向かって間隔が広くなるように設けられたリップ状の挿入ガイド部22を備えている。
支柱3aは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂等の合成樹脂で形成された第1支柱部31と、ステンレス鋼で形成された2つの第2支柱部32と、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂等の合成樹脂で形成された平面視円形をしたベース板33とを備えている。
第1支柱部31は、中心軸方向に等ピッチで第1係止部となるリング状の溝31aが設けられた柱状をしている。
上下の溝31aは、支柱3aを500mm間隔で配置したとき、隣合う支柱3a間で固定具4aの一部が挿入される溝31aを1ピッチずらすと、管把持部2によって把持された管P1(あるいはP2)の勾配が1/50の一定の勾配となるピッチで設けられている。
2つの第2支柱部32は、第1支柱部31の溝31aの2ピッチ以上の長さの筒状をしていて、それぞれ第2係合部となる2つのスリット状の孔32aを備えている。
2つの孔32aは、各孔32aの長手方向の両端を結ぶ第2支柱部32の筒の中心軸に立体的に直交する線分が平行となるとともに、2つの線分の間隔が、溝31aの底部分の直径と同じになっている。
また、支柱3aの上側に配置される一方の第2支柱部32は、管挿入口21に対向する管把持部2の外壁面に一体化形成されている。
支柱3aの下側に配置される他方の第2支柱部32は、ベース板33の中央部に溶接固定されている。
固定具4aは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂等の合成樹脂で形成され、摘み部41の両側から係合部42がほぼ平行に延出するように設けられた略C字形をしていて、2つの係合部42の厚みが上記溝31a及び孔32aの幅とほぼ同じか少し薄くなっていて、2つの係合部42間の隙間が、溝31aの底部分の直径と同じになっている。
そして、固定具4aは、第1支柱部31のいずれかの溝31aと、第2支柱部32の孔32aの高さ位置を一致させた状態、すなわち、溝31aと孔32aとが重なりあった状態で、図3に示すように、2つの係合部42の先端を第2支柱部32の孔32aの一端にそれぞれ臨ませて、摘み部41が第2支柱部32の外壁面にほぼ当接するまで矢印方向に押し込むことによって、図3に2点鎖線で示すように、2つの係合部42が孔32a及び溝31a内に入り込み、第1支柱部31の第2支柱部32に対する上下方向の動きを阻止するようになっている。
つぎに、この支持具1aを用いた管P1(あるいはP2)の配管施工方法を、3つの上記支持具1aを用いて1つの管P1(あるいはP2)を1/50の勾配で支持固定して排水配管とする場合を例にして、詳しく説明する。
(1)管P1(あるいはP2)を支持する複数の支持具1aの下側の第2支柱部32が一体になったベース板33のみを、基礎床面(図示せず)上に500mm間隔で並べ、ベース板33を、図示していないが、アンカーボルト、コンクリートビス、接着剤等で基礎床面上に固定する。
(2)管P1(あるいはP2)の最も上流側を支持する支持具1aの第1支柱部31の一端をベース板33に一体化された下側の第2支柱部32内に挿入し、第1支柱部31の最も下端に設けられた溝31aを第2支柱部32の孔32aに合わせたのち、固定具4aの2つ係合部42を孔32a及び溝31aに係合し、下側の第2支柱部32に対する第1支柱部31に上下方向の動きを阻止する。
(3)管把持部2に固定された上側の第2支柱部32内に、第1支柱部31の他端、すなわち、上端を挿入し、第1支柱部31の最も上端に設けられた溝31aを第2支柱部32の孔32aに合わせたのち、固定具4aの2つ係合部42を孔32a及び溝31aに係合し、上側の第2支柱部32の第1支柱部31に対する上下方向の動きを阻止する。
(4)1つ下流側の支持具1aの第1支柱部31の一端をベース板33に一体化された下側の第2支柱部32内に挿入し、第1支柱部31の最も下端(または下端から2番目)に設けられた溝31aを第2支柱部32の孔32aに合わせたのち、固定具4aの2つ係合部42を孔32a及び溝31aに係合し、下側の第2支柱部32に対する第1支柱部31に上下方向の動きを阻止する。
(5)管把持部2に固定された上側の第2支柱部32内に、第1支柱部31の他端、すなわち、上端を挿入し、第1支柱部31の上端から2番目(または最も上端)に設けられた溝31aを第2支柱部32の孔32aに合わせたのち、固定具4aの2つ係合部42を孔32a及び溝31aに係合し、上側の第2支柱部32の第1支柱部31に対する上下方向の動きを阻止する。
(6)最も下流側の支持具1aの第1支柱部31の一端をベース板33に一体化された下側の第2支柱部32内に挿入し、第1支柱部31の下端から2番目に設けられた溝31aを第2支柱部32の孔32aに合わせたのち、固定具4aの2つ係合部42を孔32a及び溝31aに係合し、下側の第2支柱部32に対する第1支柱部31に上下方向の動きを阻止する。
(7)管把持部2に固定された上側の第2支柱部32内に、第1支柱部31の他端、すなわち、上端を挿入し、第1支柱部31の上端から2番目に設けられた溝31aを第2支柱部32の孔32aに合わせたのち、固定具4aの2つ係合部42を孔32a及び溝31aに係合し、上側の第2支柱部32の第1支柱部31に対する上下方向の動きを阻止する。
(8)管P1(あるいはP2)を各支持具1aの管把持部2内に挿入し、管P1(あるいはP2)を3つの支持具1aで基礎床面から浮いた状態で支持固定する。この固定によって管P1(あるいはP2)は、1/50の勾配に正確に支持される。
なお、上記(2)と(3)、(4)と(5)、(6)と(7)の工程は、前後入れ替わっても構わない。また、第1支柱部31と、上側の第2支柱部32とを先に連結したのち、第1支柱部31の下端を下側の第2支柱部32に連結するようにしても構わない。
この支持具1aは、上記のように、第1支柱部31の溝31aと第2支柱部32の孔32aが重なるように位置合わせし、固定具4aの係合部42を孔32a及び溝31aに挿入するだけで管把持部2の高さ位置を所望の高さ位置に合わせることができる。すなわち、管P1(あるいはP2)の支持高さ位置の調節が容易である。そして、勾配合わせも容易に行うことができる。
また、支持具1aの上部にボルト等の鋭利な箇所がなくなるため施工時の安全性が高まる。
さらに、従来の支持具100では、1つの支持具100で支持できる管Pは、1つの口径であったが、上記支持具1aは、合成樹脂の持つ可撓性によって管把持部2が複数の口径の管P1(あるいはP2)を把持固定できるので、呼び径対応が共有化され、結果として、支持具のトータルコストが安価になる。そして、呼び径共有化により管P1(あるいはP2)の口径に応じた支持具をそれぞれストック(在庫)しておく必要がなくなり、ストックスペースを小さくすることができる。
また、第1支柱部31が合成樹脂で形成され、現場施工で専用工具(例えば、塩化ビニル樹脂管用カッター、バンドソー、ハンドノコギリ等)を用いて切断できるようになっているとともに、溝31aが多段に設けられているので、第1支柱部31を切断することによって、基礎床面から管P1(あるいはP2)までの高さを無段階で調節することができる。
図5は、本発明にかかる支持具の第2の実施の形態をあらわしている。
図5に示すように、この支持具1bは、支柱3bの第1支柱部34及び固定具4bが以下に述べるような構成となっている以外は、上記支持具1aと同様になっている。
すなわち、第1支柱部34は、筒状になっていて、第2支柱部32の孔32aと同じ大きさの第1係合部であるスリット状の孔34aが上記溝31aと同じピッチで設けられている。
また、固定具4bは、孔32aの開口面積より大きな摘み部43と、この摘み部43から延出し、孔32a及び孔34aにほぼ密に嵌り込む断面形状で、その長さが第2支柱部32の外径より少し長い係合部44を備えている。
そして、この支持具1bは、図6に示すように、第1支柱部34を第2支柱部32内に挿入し、いずれかの孔34aと、第2支柱部32の孔32aとが重なり合うようにした状態で、第2支柱部32の一方の孔32a側から矢印で示すように、他方の孔32a側に向かって固定具4bの係合部44を摘み部43が第2支柱部32の外壁面にほぼ当接するまで挿通することによって、第2支柱部32の第1支柱部31に対する上下方向の動きを阻止できる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されない。例えば、上記の実施の形態では、第1支柱部が第2支持部内に嵌り込むようになっていたが、第2支持部が第1支持部内に嵌り込むようになっていても構わない。
上記の実施の形態では、管把持部の管挿入口が真上を向くようになっていたが、管がワンタッチで把持できるようになっていれば、斜め方向を向いていても真横を向いていても構わない。
上記の実施の形態では、第2支柱部が上下に設けられていたが、上下いずれか一方に設け、第1支柱部の一端をベース板または管把持部に固定するようにしても構わない。
上記の実施の形態では、支持具を500mmピッチで基礎床面上に配置するとともに、第1支柱部の溝(あるいは孔)の上下方向のピッチを、隣合う支持具で、第1支柱部の溝(あるいは孔)を1ピッチずつ上下いずれかにずらせることによって管に1/50の勾配をつけた状態で管を支持できるようにしていたが、1/100、1/200の勾配になるように溝(あるいは孔)の上下方向のピッチを狭くしても構わない。なお、上記溝(あるいは孔)は、必ずしも等ピッチで設ける必要はない。
上記の実施の形態では、ベース板が平面視円形であったが、正方形や長方形でも構わない。
上記の実施の形態では、ベース板が、アンカーボルトで基礎床面上に固定されるようになっていたが、ベース板を基礎床施工時に基礎床内に埋め込むようにしても構わないし、固定しない場合もある。
上記第2の実施の形態では、第1支柱部が筒状体にスリットを上下方向に多数設けた形状をしていたが、
上記の実施の形態では、第1支柱部及び第2支柱部が断面円形をしていたが、断面多角形でも構わない。
上記の実施の形態では、固定具がポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂等の合成樹脂で形成されていたが、係合部の表面に抜け止めのために係合時に圧接されるゴム弾性体を接着一体化しても構わない。
上記の実施の形態では、2つの口径の管を管把持部が把持できるように説明しているが、管把持部が3以上の口径の異なる管を把持できるようにしても構わない。
上記の実施の形態では、排水配管であるので、勾配を設けて管を支持するようにしていたが、給水配管のように勾配を必ずしも設けなくてもよい場合もある。
P1,P2 管(横引管)
1a,1b 支持具
21 管挿入口
2 管把持部
3a,3b 支柱
31a 溝(第1係合部)
34a 孔(第1係合部)
31,34 第1支柱部
32a 孔(第2係合部)
32 第2支柱部
42,44 係合部
4a,4b 固定具

Claims (5)

  1. 横引管を基礎床面から離間するように支持する横引管の支持具であって、
    一部に管挿入口を有し、この管挿入口から挿入された管の外周面を弾性力によって前記管挿入口からの抜け止め状態に把持する略C字形をした管把持部と、
    基礎床面に載置されて前記管把持部を下方から支持する支持する支柱とを備え、
    前記支柱は、孔状または溝状をした第1係合部を上下方向に間欠的に複数有する第1支柱部と、
    この第1支柱部に、一端が第1支柱部の上下方向にスライド可能に嵌り込むとともに、この嵌合部の第1支柱部への嵌合長さの調整によって、前記第1係合部と選択的に一致するように穿設された孔状または溝状をした第2係合部を有する第2支柱部と、
    前記第1係合部と、第2係合部とが一致した状態で、前記第1支柱部あるいは第2支柱部の外側から第1係合部及び第2係合部に一部が嵌り込み、第1支柱部の第2支柱部に対する上下方向への相対移動を阻止する固定具と、を備えることを特徴とする横引管の支持具。
  2. 前記略C字形の管把持部が、管挿入口を上方に向けた状態で設けられ、複数の口径の管に対応して拡径可能な可撓性を有する請求項1に記載の横引管の支持具。
  3. 第2支柱部が、第1支柱部の上下にそれぞれ設けられ、上側の第2支柱部が管把持部の下部に一体化されている請求項1または請求項2に記載の横引管の支持具。
  4. 第1支柱部が、現場施工で切断可能な材料で形成されている請求項1〜請求項3のいずれかに記載の管支持具。
  5. 第1支柱部が、合成樹脂で形成されている請求項4に記載の横引管の支持具。
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