JP2011099281A - ラチスパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】ラチスパネルの端部を周枠の縦横枠材に対しリベット接合するリベットの露出部を極力少なくすると共に、ラチスバーの剛性及び接合強度を高める。
【解決手段】縦枠部材2と横枠部材3とからなる周枠4の一面側に、表側に凹条部5と凸条部6とをバー長手方向に平行に条設してなるラチスバー7の両端部を一面側に当接するように配置し、一面側ラチスバー7の端部を表側の凹条部5よりフランジ9に対しブラインドリベット8で接合し、周枠4の他面側に、ラチスバー7を、一面側ラチスバー7と斜交傾斜角度で両端部が周枠4の枠部材2,3のフランジ9の他面側に当接するように配置し、リベット先端部8bを覆い隠した状態で、他面側ラチスバー7の端部を表側の凹条部5よりフランジ9に対しブラインドリベット8で接合すると共に、フランジ9の一面側に突出したリベット先端部8bを一面側ラチスバー7の凸条部6の裏側凹条部12で覆い隠すようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガーデニング、ベランダの間仕切り、フェンス等に使用される斜め格子状の金属製ラチスパネルに関する。
従来のラチスパネルとして特許公報等の具体的な公知文献を挙げることはできないが、従来の斜め格子状の金属製ラチスパネルは、左右縦枠材と上下横枠材とからなる周枠の一面側に、帯板状のラチスバーを、一定傾斜角度で一定間隔をおいて両端部が周枠の枠材の一面側に当接するように配置し、この一面側ラチスバーの端部を枠材に対しビスにより接合し、周枠の他面側には、同様なラチスバーを、前記一面側ラチスバーと交差する一定傾斜角度で一定間隔をおいて両端部が枠材の他面側に当接するように配置し、この他面側ラチスバーの端部を枠材に対しビスにより接合することによって形成されていた。
上記のような従来のラチスパネルは、周枠の一面側と他面側の両面側に夫々斜め格子状に配置される全てのラチスパネルの端部を夫々枠材に対しビスにより接合しているため、ビスの頭部及びその先端突出部が周枠側の両面に全て露出することになって、外観上の体裁、見栄えを悪くする上に、パネルに係る振動や風圧等によってビスが緩みを生じることがあって接合強度、耐久性の点で問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑み、ラチスパネルの端部を周枠の縦横枠材に対しリベット接合するリベットの露出部を極力少なくして、外観上の体裁、見栄えを良くすると共に、周枠に対するラチスバーの剛性及び接合強度を高めて耐久性を良くしたラチスパネルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、部材本体10の一側面にラチスバー取付用のフランジ9を突設した夫々左右縦枠部材2と上下横枠部材3とからなる周枠4の一面側に、表側に凹条部5と凸条部6とをバー長手方向に平行に条設してなるラチスバー7を、表側を外に向けて一定傾斜角度で一定間隔おきに、両端部が周枠4の枠部材2,3のフランジ9の一面側に当接するように配置し、この一面側ラチスバー7の端部を表側の凹条部5よりフランジ9に対しブラインドリベット8で接合し、周枠4の他面側には、ラチスバー7を、表側を外に向けて一面側ラチスバー7と交差する一定傾斜角度で一定間隔おきに、両端部が周枠4の枠部材2,3のフランジ9の他面側に当接するように配置し、この他面側ラチスバー7の端部において凸条部6の裏側凹条部12によって、フランジ9の他面側に突出した一面側ラチスバー7端部のリベット先端部8bを覆い隠した状態で、この他面側ラチスバー7の端部を表側の凹条部5よりフランジ9に対しブラインドリベット8で接合すると共に、フランジ9の一面側に突出したリベット先端部8bを、一面側ラチスバー7端部の凸条部6の裏側凹条部12によって覆い隠すようにしてなることを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載のラチスパネルにおいて、ラチスバー7の表側には、幅方向中央部に底部が平坦な凹条部5をバー7長手方向に条設すると共に、この凹条部5の両側に凸条部6,6をバー長手方向に条設して、各凸条部6の裏側に凹条部5を形成してなることを特徴とする。
請求項3は、請求項1又は2に記載のラチスパネルにおいて、周枠4の縦横各枠部材2,3は、角筒状の部材本体10と、この角筒状部材本体10の一側面の幅方向中央部から一体に垂直に突設されたラチスバー取付用のフランジ9とによって形成されることを特徴とする。
請求項4は、請求項3に記載のラチスパネルにおいて、フランジ9が突設されている角筒状部材本体10の一側面は角筒状部材本体10の外周面より内側へ所定深さ陥没し、ラチスバー7の端部は所定角度に斜切りされて斜切り端縁7aを形成し、このラチスバー7の斜切り端縁7aが前記角筒状部材本体10の陥没した側面10oに近接するように配置されることを特徴とする。
請求項5は、請求項1〜4の何れかに記載のラチスパネルにおいて、周枠4の縦枠部材2及び横枠部材3の夫々の端部は所定角度に斜切りされて斜切り端面2a,3aを形成し、縦枠部材2の斜切り端面2aと横枠部材3の斜切り端面3aとの間には、外周面が縦横各枠部材2,3の外周面と面一状に形成されたコーナースペーサ13が介挿されていることを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明のラチスパネルは、周枠4の一面側に、表側に凹条部5と凸条部6とをバー長手方向に平行に条設したラチスバー7を、表側を外に向けて一定傾斜角度で両端部が周枠4の枠部材2,3のフランジ9の一面側に当接するように配置し、この一面側ラチスバー7の端部を表側の凹条部5よりフランジ9に対しブラインドリベット8で接合し、周枠4の他面側には、ラチスバー7を、表側を外に向けて一面側ラチスバー7と交差する一定傾斜角度で、両端部が周枠4の枠部材2,3のフランジ9の他面側に当接するように配置し、この他面側ラチスバー7の端部において凸条部6の裏側凹条部12によって、フランジ9の他面側に突出した一面側ラチスバー7端部のリベット先端部8bを覆い隠した状態で、この他面側ラチスバー7の端部を表側凹条部5よりフランジ9に対しブラインドリベット8で接合すると共に、フランジ9の一面側に突出したリベット先端部8bを、一面側ラチスバー7端部の凸条部6の裏側凹条部12により覆い隠すようにしたもので、ラチスパネル1の一面側ではフランジ9の一面側で、各ラチスバー7の両端部にあるブラインドリベット8の基端部8aが露出するだけであり、またラチスパネル1の他面側でもフランジ9の他面側で、各ラチスパネル1の両端部にあるブラインドリベット8の基端部8aが露出するだけであるから、リベット8の露出部を極力少なくすることができ、しかもリベット8の基端部8aは、ラチスバー7の表面に条設された凹条部5内で露出するから、ラチスパネル1の側面側からは隠れて見えなくなるから、ラチスパネル1の外観上の体裁、見栄えが良好となる。
また、リベット8は、ブラインドリベットであるため、枠部材2,3のフランジ9に対するラチスバーの接合強度が高まって、耐久性の向上を図ることができる。また、ラチスバー7は、表側に凹条部5と凸条部6とをバー長手方向に平行に条設すると共に、裏側には表側凹条部5の裏側に凸条部11、表側凸条部6の裏側に裏側凹条部12を形成したものであるから、帯状平板に比べて高い剛性を有する。
請求項2に係る発明によれば、ラチスバー7は、その表側の幅方向中央部に凹条部5をバー長手方向に条設すると共に、この凹条部5の両側に凸条部6,6をバー長手方向に条設して、各凸条部6の裏側に凹条部5を形成してなるもので、表面側の凹条部5がバー幅方向の中央部にあって、しかも凹条部5の底部が平坦であるため、各ラチスバー7の端部を1つのリベット8で枠部材2,3のフランジ9に対し的確に接合することができる。
請求項3に係る発明によれば、周枠4の縦横各枠部材2,3は、部材本体10と、この部材本体10の一側面の幅方向中央部から一体に垂直に突設されたラチスバー取付用のフランジ9とで形成されているから、ラチスバー7を枠部材2,3のフランジ9に対し容易にしかも体裁良く取り付けることができる。
請求項4に係る発明によれば、フランジ9が突設されている角筒状部材本体10の一側面は角筒状部材本体10の外周面より内側へ所定深さ陥没し、ラチスバー7の端部は所定角度に斜切りされて斜切り端縁7aを形成し、このラチスバー7の斜切り端縁7aが前記角筒状部材本体10の陥没した側面10oに近接するように配置されるから、ラチスバー7の端縁部と角筒状部材本体10の一側面10oとの隙間が隠蔽されて、外観上の体裁、見栄えが良くなる。
請求項5に係る発明によれば、周枠4の縦横枠部材2,3の夫々の端部は所定角度に斜切りされて斜切り端面2a,3aを形成し、縦枠部材2の斜切り端面2aと横枠部材3の斜切り端面3aとの間に、外周面が縦横各枠部材2,3の外周面と面一状に形成されたコーナースペーサ13が介挿されるから、縦枠部材2の斜切り端面2aと横枠部材3の斜切り端面3aとの間隙が有効に塞がれて、周枠4のコーナー部の外観上の体裁、見栄えが良くなる。
本発明に係るラチスパネルの一実施形態を示す正面図である。 (a) は図1の矢印Aで示す部分の拡大図であり、(b) は(a) のB−B線断面図、(c) は(a) のC−C線断面図である。 (a) はラチスバーの一部を示す斜視図、(b) は周枠を形成する枠部材を示す斜視図である。 枠部材の一面側のフランジに対するラチスバーのブラインドリベットの接合行程を説明する説明図である。 図4の接合行程に引き続いて、枠部材の他面側のフランジに対するラチスバーのブラインドリベットの接合行程を説明する説明図である。 (a) はコーナースペーサを示す正面図、(b) は側面図、(c) は(a) のD−D線断面図である。 (a) はラチスバーの使用の一例を示す正面図、(b) は平面図、(c) は側面図である。 (a) は図7の矢印Eで示す部分の拡大図、(b) は図7の矢印Fで示す部分の拡大図、(c) は(a) の平面図、(d) は(a) のG−G線断面図である。 (a) は支柱の横断面図、(b) は一使用例を示す横断面図、(c) は他の使用例を示す横断面図である。 ラチスバーの他の使用例を示す正面図である。
以下に本発明の好適な一実施形態を図面に基づいて説明すると、図1には本発明に係るラチスパネル1の全体が示されている。このラチスパネル1は、夫々フランジ9を有する左右縦枠部材2,2と上下横枠部材3,3とからなる周枠4の一面側に、表側に凹条部5と凸条部6とをバー長手方向に平行に条設してなるラチスバー7を、表側を外に向けて約45°の傾斜角度で一定間隔おきに、両端部が周枠4の枠部材2,3のフランジ9の一面側に当接するように配置し、この一面側ラチスバー7の端部を表側の凹条部5よりフランジ9に対しブラインドリベット8によって接合し、周枠4の他面側には、ラチスバー7を、表側を外に向けて一面側ラチスバー7と直交する約45°の傾斜角度で一定間隔おきに、両端部が周枠4の枠部材のフランジ9の他面側に当接するように配置し、この他面側ラチスバー7の端部において凸条部6の裏側凹条部10によって、フランジ9の他面側に突出した一面側ラチスバー7端部のブラインドリベット背面部8bを覆い隠した状態で、この他面側ラチスバー7の端部を表側の凹条部5よりフランジ9に対しブラインドリベット8で接合すると共に、フランジ9の一面側に突出したブラインドリベット背面部8bを、一面側ラチスバー7端部の凸条部6の裏側凹条部によって覆い隠すようにしたものである。
上記ラチスパネル1の構造について更に詳しくすれば、先ず、周枠4を形成する縦横各枠部材2,3は、図3の(a) に示すように、角筒状の部材本体10の一側面10oの幅方向中央部にラチスバー取付用のフランジ9をその一側面10oに垂直に突設したアルミ又は樹脂等の押出型材よりなるもので、各枠部材2,3の端部は、枠部材2,3の長手方向に対し45°に斜切りされて、斜切り端面2a,3aを形成している。そして、縦横枠部材2,3を枠組みして周枠4を形成する時には、縦枠部材2の斜切り端面2aと横枠部材3の斜切り端面3aとの間には、外周面が縦横各枠部材2,3の外周面と面一状に形成されたコーナースペーサ13が介挿されるようになっている。
また、図2の(c) 及び図3の(a) に示すように、フランジ9が突設されている角筒状部材本体10の一側面10oは、この角筒状部材本体10の外周面より内側へ所定深さ陥没した状態となっている。
各ラチスバー7は、図3の(b) に示すように、アルミ板等の金属板材によって、バー表側の幅方向中央部に底面が平坦な凹条部5を、この凹条部5の両側に凸条部6,6を夫々バー長手方向に平行に条設すると共に、バー裏側には、表側凹条部5の裏側に凸条部11を形成し且つ表側凸条部6の裏側に裏側凹条部12を形成してなるものである。ここで、表側とは、図3の(a) に関して上側とし、裏側は同図の下側とする。また、ラチスバー7の端部は、長手方向に対し約45°の角度に斜切りされて、斜切り端縁7aを形成し、周枠4の縦横枠部材2,3への接合にあたって、この斜切り端縁7aが縦横枠部材2,3の角部材本体10の内周側面に近接されるようになっている(図2の(a) ,(c) 参照)。
次に、ブラインドリベット8によってラチスバー7の端部を周枠4の縦横枠部材2,3のフランジ9に接合する方法について、図4の(a) 〜(f) 及び図5の(a) 〜(f) を参照して説明する。尚、図4の(a) 〜(f) 及び図5の(a) 〜(f) の各図において、左側は図2の(b) に対応する断面図、その右側は図2の(c) に対応する断面図とする。
先ず、図4の(a) に示すように、周枠4(図2の(a) 参照)の一面側に、ラチスバー7を、表側を外に向けて一定傾斜角度(約45°)で、その端部を枠部材2,3のフランジ9の一面側に当接するように配置した状態で、この一面側ラチスバー7の端部を表側凹条部5よりフランジ9に対しブラインドリベット8を打ち込んで接合するわけであるが、その打ち込みに先立って、フランジ9の所定位置にリベット8が入る下穴(図示せず)をドリルで開ける。
そして、図4の(a)に示す、基端側にピンPの付いたブラインドリベット8を、先ず(b)に示すように、ブランジ9の下穴に差し込んで、リベッター16をピンPに嵌合する。そして、同図(C)に示すように、リベッター16を下降させて、その位置で、同図(d)に示すように、リベッター16の内部の引き抜き機構によってピンPに引き抜き圧力をかけることによってピン先端部8bが膨らみかしめられ、これによってリベット8の基端部8aと先端部8bとでラチスバー7とフランジ9とがカシメ止め接合される。しかる後に、リベット16の引き抜き機構によって、ピンPに更に引き抜き圧力をかけることによって同図(e)に示すようにピンPの先端部はリベット8(8a)から引き千切られ、同図(f)に示すようにリベット接合が完成することになる。
上記のようにして一面側ラチスバー7の端部をフランジ9に接合した後、図5の(a) に示すように、周枠4の他面側に、ラチスバー7を、表側を外に向けて一面側ラチスバー7と交差する一定傾斜角度(約45°)で、その端部が周枠の枠部材2,3のフランジ9の他面側に当接するように配置すると共に、この他面側ラチスバー7の端部において凸条部6の裏側凹条部12により、フランジ9の他面側に突出したリベット先端部8bを覆い隠した状態で、この他面側ラチスバーの端部を表側凹条部5よりフランジ9に対しブラインドリベット8を打ち込んで接合する。
この接合にあたっては、図5の(b) 及び(c) に示すように、ピンPの付いたブラインドリベット8を、ハンドリベッター16によりフランジ9の下穴に差し込むわけであるが、この時、フランジ9の下穴から差し込んだリベット8の先端部8bが、既に接合されている一面側ラチスバー7の凸条部6の裏側凹条部12に突入するようにリベット8を打ち込み、これによってフランジ9の一面側に突出するリベット8の先端部8bを覆い隠す。
この他面側ラチスバー7のリベット接合は、前述した一面側ラチスバー7と同様であって、図5の(a)に示す、基端側にピンPの付いたブラインドリベット8を、先ず(b)に示すように、ブランジ9の下穴に差し込んで、リベッター16をピンPに嵌合する。そして、同図(C)に示すように、リベッター16を下降させて、その位置で、同図(d)に示すように、リベッター16の内部の引き抜き機構によってピンPに引き抜き圧力をかけることによってピン先端部8bが膨らみかしめられ、これによってリベット8の基端部8aと先端部8bとでラチスバー7とフランジ9とがカシメ止め接合される。しかる後に、リベット16の引き抜き機構によって、ピンPに更に引き抜き圧力をかけることによって同図(e)に示すようにピンPの先端部はリベット8(8a)から引き千切られ、同図(f)に示すようにリベット接合が完成することになる。
上記のような方法で一面側ラチスバー7の両端部及び他面側ラチスバー7の両端部を、周枠4の内周側に突出するフランジ9の一面側及び他面側に対し夫々ブラインドリベット8で接合することにより、各リベット8は、基端部8aだけは露出するが、フランジ9の一面側及び他面側に突出するリベット先端部8bを隠蔽することができる。
また、上記のように一面側ラチスバー7の両端部及び他面側ラチスバー7の両端部を、周枠4のフランジ9の一面側及び他面側に対し夫々リブラインドリベット8で接合することによって、周枠4を構成する左右縦枠部材2,2と上下横枠部材3,3とを一体的に堅固に枠組みすることができる。
尚、このラチスパネル1にあっては、周枠4を形成する枠部材2,3では、フランジ9が突設されている角筒状部材本体10の一側面10oが、部材本体10の外周面より内側へ陥没した状態となっているから、図2の(a) 及び(c) から分かるように、フランジ9に対しリベット接合されるラチスバー7の斜切り端縁7aを、この陥没した角筒状部材本体10の一側面10o側に突入させて近接させることにより、このラチスバー7の端縁部と角筒状部材本体10の一側面10oとの隙間が隠蔽されて、外観上の体裁、見栄えが良くなる。
上記のように周枠4の一面側及び他面側に配置される両ラチスバー7,7を縦横枠部材2,3のフランジ9の両面側に夫々ブラインドリベット8で接合する際には、縦横枠部材2,3の対向する斜切り端面2a,3a間に、外周面が縦横各枠部材2,3の外周面と面一状に形成されたコーナースペーサ13を介挿する。このコーナースペーサ13は、図6の(a) 〜(c) に示すように、縦横枠部材2,3の角筒状部材本体10,10の斜切り端面間に介挿される本体スペーサ14と、縦横枠部材2,3のフランジ9,9の斜切り端面間に介挿されるフランジスペーサ15と、本体スペーサ14の両端から縦横枠部材2,3の部材本体10,10内に嵌合する内嵌合部14a,14aと、フランジスペーサ15の両端から縦横枠部材2,3のフランジ9,9に外嵌合する外嵌合部15a,15aとからなる。
従って、このコーナースペーサ13は、縦横枠部材2,3のフランジ9に対するラチスバー7のリベット接合に先立って、縦横枠部材2,3の対向する斜切り端面2a,3a間に介挿する。即ち、図2の(a) に示すように、縦横枠部材2,3の部材本体10,10の斜切り端面間に本体スペーサ14を介挿すると共に、その両端の内嵌合部14a,14aを部材本体10,10内に夫々嵌合し、またフランジ9,9の斜切り端面間にフランジスペーサ15を介挿すると共に、その両端の外嵌合部15a,15aをフランジ9,9に外嵌合する。このスペーサ13は、縦横枠部材2,3のフランジ9に対するラチスバー7のリベット接合によって、縦横枠部材2,3の対向する斜切り端面2a,3a間に固定されるから、何ら固定具を必要としない。そして、このようなコーナースペーサ13により、縦枠部材2の斜切り端面2aと横枠部材3の斜切り端面3aとの間隙が有効に塞がれて、周枠4のコーナー部の外観上の体裁、見栄えが一層良くなる。
図7は、上記のように構成されるラチスパネル1を庭やベランダの間仕切り或いはフェンスとして使用する場合に、ラチスパネル1を自立させるために、ラチスパネル1の両側に、地上に立設される支柱17,17を配設する実施形態を示している。この実施形態では、ラチスパネル1の周枠4のコーナー部に支柱取付用ブラケット18を取り付け、周枠4の左右各縦枠部材2の上下端部に位置する上下のブラケット18,18を介し、各縦枠部材2に沿って支柱17を取り付けるようにしている。
支柱17は、例えばアルミ押出形材よりなる図9に例示するような断面形状のもので、例えば両側に対向する支柱17の側面部に、同図の(b) ,(c) に示すようにラチスパネル1の縦枠部材2が嵌合する嵌合溝部17aを有し、頂部にはキャップ19がビス20で取り付けられる。
支柱取付用ブラケット18は、図8の(a) 〜(d) に示すように、両側板18a,18aと連結板18bとでコ字状に形成されていて、連結板18bの一端部に取付片18cが外向きに直角に折曲延設されたもので、周枠4のコーナー部において横枠部材3の端部に跨嵌されて、両側板18a,18aと、両側板18a,18a間に介挿されたスペーサ部材21とを貫通するボルト22及びナット23によって周枠4のコーナー部、即ち縦枠部材2の上下両端部側に取り付けられる。
上記のようにして周枠4の縦枠部材2の上下両端部側に夫々取り付けたブラケット18の取付片18cを、図8の(a) 〜(d) に示すように、縦枠部材2の外側端部と共に支柱17の溝部17aに嵌め込んだ状態で、この取付片18cの長孔(図示省略)よりビス20(キャップ19取付用のビスと兼用)を支柱17にねじ込むことによって、各縦枠部材2に支柱17を取り付けることができる。図7の(a) ,(b) は、こうしてラチスパネル1の両側に支柱17,17を取り付けた状態を示す。尚、図9の(b) には、支柱17の溝部17aに縦枠部材2の外側端部を嵌め込んだ状態を示す。
本発明に係るラチスパネル1を自立させるにあたり、上記のような構造の支柱17及びブラケット18を使用することにより、支柱17に対するラチスパネル1の取付けが簡単容易となる。
各支柱17を地上に立設するには、図8の(b) に示すように、支柱17の下端部に嵌合可能な部材本体24aとこれの底部に固着された設置ベース24bとからなる支柱固定脚24を各支柱17の下端部にボルト・ナット25で装着して、図7の(a) 及び(c) に示すように地上GLに設置すると共に、同図の(c) に示すようなステー26を支柱17と地面Gとの間に介装する。また、各支柱17を図7の(c) に示すように例えば布基礎K上に立設する場合は、筒材本体24aの底部に、設置ベース24bに代えて、布基礎Kに跨嵌可能なコ字枠部材27を取り付けた(設置ベース24b下面にコ字枠部材27を取り付けてもよい)支柱固定脚24を、ボルト・ナット25により支柱17の下端部に装着し、この支柱固定脚24のコ字枠部材27を布基礎Kに跨嵌させると共に、前記ステー26を支柱17と、布基礎Kの基礎面Sとの間に介装する。
図10は、2枚のラチスパネル1,1を平面状に連結して自立させるようにした実施形態を示す。この実施形態では3本の支柱17を使用し、両端の2本の各支柱17に対するラチスパネル1の縦枠部材2の取付状態は図7、図8及び図9の(b) によって説明した1枚のラチスパネル1の場合と同様であり、また中間の支柱17は、図9の(c) に示すように、支柱17の両側に形成された嵌合溝部17a,17aに、両側2枚のラチスパネル1,1の夫々内側の縦枠部材2,2の夫々外側端部を嵌め込んで、夫々ブラケット18により取付固定するようにしたもので、ブラケット18による具体的な取付方法は、図8によって説明した通りであり、また各支柱17の立設方法も前述した説明と同様であるため、その説明は省略する。
尚、図9の(a) 〜(c) において、17bは角筒状支柱17に嵌合溝部17aの設けられていない他の側面部に形成された補強用の凹溝条であるが、図示しない補助具や取付補助具の取付溝ともなっている。もちろん、嵌合溝部17aも補強機能を有する。
図9に示す角筒状支柱17には、両側に対向する2つの側面部のみに、ラチスパネル1の枠部材2が嵌合する嵌合溝部17aを設けているが、この嵌合溝部17aを3つの側面部に設けてもよいし、4つの側面部の全部に設けてもよい。このように嵌合溝部17aあるいは4つの側面部に設けることによって、ラチスパネル1を直角に連結することができる。
上述した実施形態のラチスバー7は、図3の(b) に示すように、表側の幅方向中央部に底面が平坦な凹条部5を、この凹条部5の両側に凸条部6,6を夫々バー長手方向に平行に条設し、表側凹条部5の裏側に凸条部11を形成し且つ各表側凸条部6の裏側に凹条部12を形成してなるものであるが、本発明のラチスバー7は、この実施形態の構造に限定されず、表側に凹条部5と凸条部6とがバー長手方向に平行に条設され、凹条部5の裏側に裏側凸条部11、凸条部6の裏側に裏側凹条部12が条設されたものであればよい。
1 ラチスパネル
2 縦枠部材
3 横枠部材
4 周枠
5 ラチスバーの表側凹条部
6 ラチスバーの表側凸条部
7 ラチスバー
8 ブラインドリベット
8a リベット基端部
8b リベット先端部
9 枠部材のフランジ
10 枠部材の角筒状部材本体
11 ラチスバーの裏側凸条部
12 ラチスバーの空側凹条部
13 コーナースペーサ

Claims (5)

  1. 部材本体の一側面にラチスバー取付用のフランジを突設した夫々左右縦枠部材と上下横枠部材とからなる周枠の一面側に、表側に凹条部と凸条部とをバー長手方向に平行に条設してなるラチスバーを、表側を外に向けて一定傾斜角度で一定間隔おきに、両端部が周枠の枠部材のフランジの一面側に当接するように配置し、この一面側ラチスバーの端部を表側の凹条部よりフランジに対しブラインドリベットで接合し、周枠の他面側には、ラチスバーを、表側を外に向けて一面側ラチスバーと交差する一定傾斜角度で一定間隔おきに、両端部が周枠の枠部材のフランジの他面側に当接するように配置し、この他面側ラチスバーの端部において凸条部の裏側凹条部によって、フランジの他面側に突出した一面側ラチスバー端部のリベット先端部を覆い隠した状態で、この他面側ラチスバーの端部を表側の凹条部よりフランジに対しブラインドリベットで接合すると共に、フランジの一面側に突出したリベット先端部を、一面側ラチスバー端部の凸条部の裏側凹条部によって覆い隠すようにしてなるラチスパネル。
  2. ラチスバーの表側には、幅方向中央部に底部が平坦な凹条部をバー長手方向に条設すると共に、この凹条部の両側に凸条部をバー長手方向に条設して、各凸条部の裏側に凹条部を形成してなる請求項1に記載のラチスパネル。
  3. 周枠の縦横各枠部材は、角筒状の部材本体と、この角筒状部材本体の一側面の幅方向中央部から一体に垂直に突設されたラチスバー取付用のフランジとによって形成される請求項1又は2に記載のラチスパネル。
  4. フランジが突設されている角筒状部材本体の一側面は角筒状部材本体の外周面より内側へ所定深さ陥没し、ラチスバーの端部は所定角度に斜切りされて斜切り端縁を形成し、このラチスバーの斜切り端縁が前記角筒状部材本体の陥没した側面に近接するように配置される請求項3に記載のラチスパネル。
  5. 周枠の縦枠部材及び横枠部材の夫々の端部は所定角度に斜切りされて斜切り端面を形成し、縦枠部材の斜切り端面と横枠部材の斜切り端面との間には、外周面が縦横各枠部材の外周面と面一状に形成されたコーナースペーサが介挿されている請求項1〜4の何れかに記載のラチスパネル。
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