JP3927832B2 - 屋根支持体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋根支持体に関する。
【0002】
【背景の技術】
近年、住宅事情により住宅内の空間を最大限に利用することが望まれており、小屋裏を居室として利用するのもそのうちの一つである。
従来、例えば、特開平7−62761号公報に開示されるように、建物の屋根は、柱や外壁によって支持されるとともに、小屋裏に設けられた内壁によっても支持されている。小屋裏は、外壁や内壁によって仕切られており、仕切られた空間毎に居室として利用することが可能であるが、居室とするには内壁に出入口を設けたり、外壁に窓を設ける必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、パネル工法で構築される住宅において、屋根を支持する外壁や小屋裏で屋根を支持する内壁は、建築用パネルによって形成されているが、この建築用パネルによって、出入口や窓としての開口部を形成する場合、形状および大きさの異なる複数種のパネルを組み合わせて開口部を形成しなければならなかった。
【0004】
そこで、本発明の課題は、形状および大きさの異なる複数種のパネルを組み合わせることなく開口部を形成でき、しかも屋根を支持できる屋根支持体を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、例えば、図1〜図9に示すように、傾斜した屋根Rを支持する屋根支持体10であって、山形状に形成されて、互いに反対側に傾斜する屋根Rを下方から支持する屈曲梁1と、この屈曲梁1の各端部にそれぞれ上端部が固定されて、前記屈曲梁1を支持する二本の第1支持柱2と、各第1支持柱2にそれぞれ固定され、屋根Rの傾斜方向と同方向に傾斜する斜辺部31によって前記屋根Rを下方から支持する二つの三角形状の建築用パネル3と、前記屈曲梁1Bの屈曲部11に上端部が固定されて、前記屈曲部11を下方から支持する第2支持柱4と、を備え、前記屈曲梁1Bと第1支持柱2は第1接合部材5によって一体的に接合されており、前記屈曲梁1Bと第2支持柱4は第2接合部材6によって一体的に接合されており、前記屈曲梁1Cは、直線状の一対の梁1cを山形状になるように接合することによって構成され、これら梁1c同士は、前記第2接合部材6によって接合されていることを特徴とする。
【0006】
請求項1記載の発明によれば、第1支持柱2によって支持された屈曲梁1と、第1支持柱2に固定された建築用パネル3の斜辺部31によって屋根Rを下方から支持することができる。そして、屈曲梁1の各端部より内側には建築用パネル3は存在せず、開口された状態になる。よって、従来のように形状や大きさの異なる複数種の建築用パネル3を組み合わせることなく、開口部7を形成できる。なお、屋根支持体10を外壁側に配置した際は、その開口部7に窓を設けることができ、小屋裏内に配置した際は、その開口部7に出入口を設けることができる。
また、屈曲梁1Bの屈曲部11に第2支持柱4の上端部が固定されているため、屈曲梁1Bを二本の第1支持柱2と一本の第2支持柱4とによって支持することになる。よって、第1支持柱2のみで屈曲梁1を支持するよりも強固な屋根支持体20とすることができる。なお、屈曲梁1の下方の開口部7は、第2支持柱4によって分割されるが、窓や出入口がこの分割された開口部7内に収まる大きさであるときには、第2支持柱4を備えた屋根支持体20を用いる方が好ましい。
また、屈曲梁1Bと第1支持柱2は第1接合部材5によって一体的に接合されており、屈曲梁1Bと第2支持柱4は第2接合部材6によって一体的に接合されているため、屈曲梁1Bと第1支持柱2と第2支持柱4とが一体となった構造体を構築できる。よって、屋根支持体20の強度を高めることができる。
また、屈曲梁1Cは、直線状の一対の梁1cを山形状になるように接合することによって構成されているため、屈曲梁1Cを形成する際に、直線状の梁材を屈曲させる必要がなくなる。また、屈曲梁1に第2支持柱4を固定するための第2接合部材6は、梁1c同士を接合する接合部材としても機能しているため、梁1cを接合するための接合部材を別途必要としない。さらに、屈曲梁1Cは、約半分の大きさに分割可能となるため、屈曲梁1Cを容易に製造できるとともに、屈曲梁1Cの運搬を容易にできる。
【0007】
請求項2記載の発明は、例えば、図5および図7〜図9に示すように、請求項1記載の屋根支持体20,30において、前記屈曲梁1B,1Cの端部と第1支持柱2の上端部とには、屈曲梁1B,1Cから第1支持柱2まで連続する第1溝55が形成され、前記屈曲梁1B,1Cの屈曲部11と第2支持柱4の上端部とには、屈曲梁1B,1Cから第2支持柱4まで連続する第2溝66が形成され、前記第1溝55に第1接合部材5が挿入されて、前記屈曲梁1B,1Cおよび第1支持柱2に固定され、前記第2溝66に第2接合部材6が挿入されて、前記屈曲梁1B,1Cおよび第2支持柱4に固定されていることを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明によれば、第1接合部材5は第1溝55に挿入されて、屈曲梁1B,1Cおよび第1支持柱2に固定され、第2接合部材6は第2溝66に挿入されて、屈曲梁1B,1Cおよび第2支持柱4に固定されるため、例えば、屋根支持体20,30を内壁に用いた際に、両接合部材5,6は室内に露出することがなく、美観を損ねることがない。また、両接合部材5,6は、屈曲梁1B,1C、第1支持柱2、第2支持柱4のいずれからも突出することはなく、他の部材を取り付ける際に邪魔とならない。
【0009】
請求項3記載の発明は、例えば、図1〜図5、図7〜図9に示すように、傾斜した屋根Rを支持する屋根支持体10であって、山形状に形成されて、互いに反対側に傾斜する屋根Rを下方から支持する屈曲梁1B,1Cと、この屈曲梁1B,1Cの各端部にそれぞれ上端部が固定されて、前記屈曲梁1B,1Cを支持する二本の第1支持柱2と、各第1支持柱2にそれぞれ固定され、屋根Rの傾斜方向と同方向に傾斜する斜辺部31によって前記屋根Rを下方から支持する二つの三角形状の建築用パネル3と、前記屈曲梁1B,1Cの屈曲部11に上端部が固定されて、前記屈曲部11を下方から支持する第2支持柱4と、を備え、前記屈曲梁1Bと第1支持柱2は第1接合部材5によって一体的に接合されており、前記屈曲梁1B,1Cと第2支持柱4は第2接合部材6によって一体的に接合されており、前記屈曲梁1B,1Cの端部と第1支持柱2の上端部とには、屈曲梁1B,1Cから第1支持柱2まで連続する第1溝55が形成され、前記屈曲梁1B,1Cの屈曲部11と第2支持柱4の上端部とには、屈曲梁1B,1Cから第2支持柱4まで連続する第2溝66が形成され、前記第1溝55に第1接合部材5が挿入されて、前記屈曲梁1B,1Cおよび第1支持柱2に固定され、前記第2溝66に第2接合部材6が挿入されて、前記屈曲梁1B,1Cおよび第2支持柱4に固定されていることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明によれば、第1支持柱2によって支持された屈曲梁1と、第1支持柱2に固定された建築用パネル3の斜辺部31によって屋根Rを下方から支持することができる。そして、屈曲梁1の各端部より内側には建築用パネル3は存在せず、開口された状態になる。よって、従来のように形状や大きさの異なる複数種の建築用パネル3を組み合わせることなく、開口部7を形成できる。なお、屋根支持体10を外壁側に配置した際は、その開口部7に窓を設けることができ、小屋裏内に配置した際は、その開口部7に出入口を設けることができる。
また、屈曲梁1Bの屈曲部11に第2支持柱4の上端部が固定されているため、屈曲梁1Bを二本の第1支持柱2と一本の第2支持柱4とによって支持することになる。よって、第1支持柱2のみで屈曲梁1を支持するよりも強固な屋根支持体20とすることができる。なお、屈曲梁1の下方の開口部7は、第2支持柱4によって分割されるが、窓や出入口がこの分割された開口部7内に収まる大きさであるときには、第2支持柱4を備えた屋根支持体20を用いる方が好ましい。
また、屈曲梁1Bと第1支持柱2は第1接合部材5によって一体的に接合されており、屈曲梁1Bと第2支持柱4は第2接合部材6によって一体的に接合されているため、屈曲梁1Bと第1支持柱2と第2支持柱4とが一体となった構造体を構築できる。よって、屋根支持体20の強度を高めることができる。
また、第1接合部材5は第1溝55に挿入されて、屈曲梁1B,1Cおよび第1支持柱2に固定され、第2接合部材6は第2溝66に挿入されて、屈曲梁1B,1Cおよび第2支持柱4に固定されるため、例えば、屋根支持体20,30を内壁に用いた際に、両接合部材5,6は室内に露出することがなく、美観を損ねることがない。また、両接合部材5,6は、屈曲梁1B,1C、第1支持柱2、第2支持柱4のいずれからも突出することはなく、他の部材を取り付ける際に邪魔とならない。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る実施の形態の屋根支持体について詳細に説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1〜図3は、本発明の第1の実施の形態を示すものである。
屋根支持体10は、図1に示すように、住宅の小屋裏に設置され、住宅の傾斜した屋根Rを支持するものであり、屈曲梁1、第1支持柱2、建築用パネル3、第1接合部材5等を備えている。
【0016】
屈曲梁1は、正面視山形状に形成された梁材であり、互いに反対側に傾斜する屋根Rを下方から支持するものである。また、屈曲梁1は、その傾斜が屋根Rの傾斜と同程度に形成されており、屈曲梁1の屈曲部11が屋根Rの棟に位置するように設置されている。
また、屈曲梁1の各端部には、第1支持柱2を接合するためのボルト孔12が正面側から背面側へ貫通するように、例えば2つずつ形成されている。さらに、屈曲梁1の各端部には、屈曲梁1の奥行きの長さをほぼ二等分する位置に溝が形成されている。
【0017】
第1支持柱2は、その上端部が屈曲梁1の各端部に固定されて、屈曲梁1を支持するものである。第1支持柱2の上端部は、屈曲梁1と同程度の傾斜が形成されており、屈曲梁1に隙間なく固定できるものとされている。一方、第1支持柱2の下端部は、小屋裏の床面に固定されている。
また、第1支持柱2の上端部には、屈曲梁1に固定するためのボルト孔22が正面側から背面側へ貫通するように、例えば2つずつ形成されている。さらに、第1支持柱2の上端部には、第1支持柱2の奥行きの長さをほぼ二等分する位置に溝が形成されている。
また、上述の屈曲梁1の各端部に形成された溝と第1支持柱2の上端部に形成された溝は、屈曲梁1の端部に第1支持柱2の上端部を当接させることにより、屈曲梁1から第1支持柱2まで連続する第1溝55となり、この第1溝55に第1接合部材5が挿入されている。
【0018】
建築用パネル3は、屈曲梁1と同様、屋根Rを下方から支持するものであり、2本の第1支持柱2のそれぞれに1つずつ取り付けられている。建築用パネル3は、例えば、三角形状の屋切パネルが用いられ、屋根Rと同程度の傾斜が形成された斜辺部31が屋根Rを支持している。
また、建築用パネル3の高さ方向の高さ部32は、第1支持柱2とほぼ同じ長さを有しており、第1支持柱2および屈曲梁1の各端部にそれぞれ固定されている。また、建築用パネル3の底辺となる底辺部33は、小屋裏の床面にそれぞれ固定されている。
【0019】
第1接合部材5は、屈曲梁1と第1支持柱2とを一体的に接合するものであり、その表面にはボルト孔51,52が形成されている。また、第1接合部材5は、正面視略厂字形状を有し、上記第1溝55とほぼ同じ形状および大きさに形成され、第1溝55に挿入されている。
このとき、屈曲梁1のボルト孔12と第1接合部材5のボルト孔51とが同軸上に並ぶとともに、第1支持柱2のボルト孔22と第1接合部材5のボルト孔52とが同軸上に並び、ボルトおよびナットによって、それぞれが一体的に固定されている。
【0020】
以上のように、本実施の形態の屋根支持体10においては、第1支持柱2によって支持された屈曲梁1と、第1支持柱2に固定された建築用パネル3の斜辺部31によって屋根Rを下方から支持することができる。そして、屈曲梁1の各端部より内側には建築用パネル3は存在せず、開口された状態になる。よって、従来のように形状や大きさの異なる複数種の建築用パネル3を組み合わせることなく、開口部7を形成できる。また、工場での各部材の生産工程、建築現場での施工工程を減らすことができ、作業を煩雑にすることがない。
さらに、屋根支持体10を住宅の妻側の外壁に配置すれば、その開口部7に窓を設けることができ、小屋裏内に太陽光を採り入れることができるため、開放的な居室として利用できる。また、屋根支持体10を小屋裏内に配置し、開口部7に扉を設けて隣接する居室間を移動可能にしてもよいし、開口部7を開放したままで隣接する空間を一つの居室にすることも可能である。
【0021】
また、屋根支持体10は、第1接合部材5によって一体的に接合されており、屈曲梁1と第1支持柱2とが一体となった構造体とすることができる。よって、屋根支持体10の強度を高めることができる。
また、第1接合部材5は第1溝55に挿入されて、屈曲梁1および第1支持柱2に固定されるため、例えば、屋根支持体10を内壁に用いた際に、第1接合部材5は室内に露出することがなく、美観を損ねることがない。また、第1接合部材5は、屈曲梁1、第1支持柱2のどちらからも突出することはなく、他の部材を取り付ける際に邪魔とならない。
また、屋根Rの重量が屋根支持体10に作用するが、屋根支持体10は、屈曲部1および建築用パネル3の斜辺部31によって棟から軒まで一様に支持されているため、上述のように棟の下方に開口部7があっても、屋根Rを十分に支持できる。
【0022】
〔第2の実施の形態〕
図4および図5は、本発明の第2の実施の形態を示すものである。図4に示す屋根支持体20が図2に示した屋根支持体10と異なる点は、屈曲梁1Bの屈曲部11に第2支持柱4を設けた点であるので、以下では第2支持柱4の固定に関わる屈曲梁1B、第2支持柱4、第2接合部材6について説明し、その他の共通部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0023】
屈曲梁1Bは、第1の実施の形態の屈曲梁1の屈曲部11に、第2支持柱4を接合するためのボルト孔13が正面側から背面側へ貫通するように、かつ、屈曲部11から等間隔離れた位置に、例えば4つずつ形成されている。さらに、屈曲梁1Bの屈曲部11には、屈曲梁1Bの奥行きの長さをほぼ二等分する位置に溝が形成されている。
【0024】
第2支持柱4は、その上端が屈曲梁1Bの屈曲部11に固定されて、屈曲部11を下方から支持するものである。第2支持柱4の上端部は、屈曲梁1Bの屈曲部11の山形と同様の山形に形成されており、屈曲梁1Bに隙間なく固定できるものとされている。一方、第2支持柱4の下端部は、小屋裏の床面に固定されている。
また、第2支持柱4の上端部には、屈曲梁1Bに固定するためのボルト孔43が正面側から背面側へ貫通するように、例えば2つ形成されている。さらに、第2支持柱4の上端部には、第2支持柱4の奥行きの長さをほぼ二等分する位置に溝が形成されている。
また、上述の屈曲梁1Bの屈曲部11に形成された溝と第2支持柱4の上端部に形成された溝とは、屈曲部11に第2支持柱4の上端部を当接させることにより、屈曲梁1Bから第2支持柱4まで連続する第2溝66となり、この第2溝66に第2接合部材6が挿入されている。
【0025】
第2接合部材6は、屈曲梁1Bと第2支持柱4とを一体的に接合するものであり、その表面にはボルト孔61,64が形成されている。また、第2接合部材6は、正面視略矢印形状を有し、上記第2溝66とほぼ同じ形状および大きさに形成され、第2溝66に挿入されている。
このとき、屈曲梁1Bのボルト孔13と第2接合部材6のボルト孔61とが同軸上に並ぶとともに、第2支持柱4のボルト孔43と第2接合部材6のボルト孔64とが同軸上に並び、ボルトおよびナットによって、それぞれが一体的に固定されている。
【0026】
以上のように、本実施の形態の屋根支持体20においては、屈曲梁1Bは2本の第1支持柱2に加えて第2支持柱4によっても支持されているため、上述の屋根支持体10に比べて屈曲梁1Bおよび屋根Rの支持力を高めることができる。
また、屈曲梁1Bの下方の開口部7は、第2支持柱4によって分割されるが、窓や出入口がこの分割された開口部7内に収まる大きさであるときには、屋根支持体10より支持力の大きな屋根支持体20を用いることができ、必要な大きさの開口部7を確保しながらも、支持力を可能な限り高められる屋根支持体20を提供できる。
【0027】
また、図6および図7に示すように、直線状の一対の梁1cを山形状になるように接合した屈曲梁1Cを用いた屋根支持体30でもよい。この屈曲梁1Cを形成する際は、上記の屈曲梁1,1Bと異なり、直線状の梁材を屈曲させる必要がない。また、屈曲梁1Cに第2支持柱4を固定するための第2接合部材6は、梁1c同士を接合する接合部材としても機能しているため、梁1cを接合するための接合部材を別途必要としない。さらに、屈曲梁1Cは、約半分の大きさに分割可能となるため、屈曲梁1Cの製造を容易にできるとともに、屈曲梁1Cの運搬を容易にできる。
【0028】
なお、本発明に係る屋根支持体の構造は、上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更、改良、組み合わせ等がなされた構造を包含するものである。
【0029】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、第1支持柱によって支持された屈曲梁と、第1支持柱に固定された建築用パネルの斜辺部によって屋根を下方から支持することができる。そして、屈曲梁の各端部より内側には建築用パネルは存在せず、開口された状態になる。よって、従来のように形状や大きさの異なる複数種の建築用パネルを組み合わせることなく、開口部を形成できる。
また、第1支持柱のみで屈曲梁を支持するよりも強固な屋根支持体とすることができる。
また、屈曲梁と第1支持柱と第2支持柱とが一体となった構造体を構築できる。よって、屋根支持体の強度を高めることができる。
また、屈曲梁を形成する際に、直線状の梁材を屈曲させる必要がなくなる。また、梁を接合するための接合部材を別途必要としない。さらに、屈曲梁は、約半分の大きさに分割可能となるため、屈曲梁を容易に製造できるとともに、屈曲梁の運搬を容易にできる。
【0030】
請求項2記載の発明によれば、例えば、屋根支持体を内壁に用いた際に、両接合部材は室内に露出することがなく、美観を損ねることがない。また、両接合部材は、屈曲梁、第1支持柱、第2支持柱のいずれからも突出することはなく、他の部材を取り付ける際に邪魔とならない。
【0031】
請求項3記載の発明によれば、第1支持柱によって支持された屈曲梁と、第1支持柱に固定された建築用パネルの斜辺部によって屋根を下方から支持することができる。そして、屈曲梁の各端部より内側には建築用パネルは存在せず、開口された状態になる。よって、従来のように形状や大きさの異なる複数種の建築用パネルを組み合わせることなく、開口部を形成できる。
また、第1支持柱のみで屈曲梁を支持するよりも強固な屋根支持体とすることができる。
また、屈曲梁と第1支持柱と第2支持柱とが一体となった構造体を構築できる。よって、屋根支持体の強度を高めることができる。
また、例えば、屋根支持体を内壁に用いた際に、両接合部材は室内に露出することがなく、美観を損ねることがない。また、両接合部材は、屈曲梁、第1支持柱、第2支持柱のいずれからも突出することはなく、他の部材を取り付ける際に邪魔とならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の屋根支持体を説明するための住宅の斜視図である。
【図2】上記実施の形態の屋根支持体を説明するための正面図である。
【図3】上記実施の形態の屈曲梁と第1支持柱との接合構造を説明するための斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の屋根支持体を説明するための正面図である。
【図5】上記実施の形態の屈曲梁と第1支持柱、および屈曲梁と第2支持柱との接合構造を説明するための斜視図である。
【図6】上記実施の形態における屈曲梁を分割した屋根支持体を説明するための正面図である。
【図7】上記実施の形態における屈曲梁を分割した場合の屈曲梁と第1支持柱、および屈曲梁と第2支持柱との接合構造を説明するための斜視図である。
【図8】上記第1の実施の形態の第1接合部材を説明するための図である。
【図9】上記第2の実施の形態の第2接合部材を説明するための図である。
【符号の説明】
1、1B、1C 屈曲梁
2 第1支持柱
3 建築用パネル
4 第2支持柱
5 第1接合部材
6 第2接合部材
10 屋根支持体
11 屈曲部
31 斜辺部
55 第1溝
66 第2溝
1c 梁
R 屋根

Claims (3)

  1. 傾斜した屋根を支持する屋根支持体であって、
    山形状に形成されて、互いに反対側に傾斜する屋根を下方から支持する屈曲梁と、
    この屈曲梁の各端部にそれぞれ上端部が固定されて、前記屈曲梁を支持する二本の第1支持柱と、
    各第1支持柱にそれぞれ固定され、屋根の傾斜方向と同方向に傾斜する斜辺部によって前記屋根を下方から支持する二つの三角形状の建築用パネルと、
    前記屈曲梁の屈曲部に上端部が固定されて、前記屈曲部を下方から支持する第2支持柱と、を備え、
    前記屈曲梁と第1支持柱は第1接合部材によって一体的に接合されており、
    前記屈曲梁と第2支持柱は第2接合部材によって一体的に接合されており、
    前記屈曲梁は、直線状の一対の梁を山形状になるように接合することによって構成され、
    これら梁同士は、前記第2接合部材によって接合されていることを特徴とする屋根支持体。
  2. 請求項1記載の屋根支持体において、
    前記屈曲梁の端部と第1支持柱の上端部とには、屈曲梁から第1支持柱まで連続する第1溝が形成され、
    前記屈曲梁の屈曲部と第2支持柱の上端部とには、屈曲梁から第2支持柱まで連続する第2溝が形成され、
    前記第1溝に第1接合部材が挿入されて、前記屈曲梁および第1支持柱に固定され、
    前記第2溝に第2接合部材が挿入されて、前記屈曲梁および第2支持柱に固定されていることを特徴とする屋根支持体。
  3. 傾斜した屋根を支持する屋根支持体であって、
    山形状に形成されて、互いに反対側に傾斜する屋根を下方から支持する屈曲梁と、
    この屈曲梁の各端部にそれぞれ上端部が固定されて、前記屈曲梁を支持する二本の第1支持柱と、
    各第1支持柱にそれぞれ固定され、屋根の傾斜方向と同方向に傾斜する斜辺部によって前記屋根を下方から支持する二つの三角形状の建築用パネルと、
    前記屈曲梁の屈曲部に上端部が固定されて、前記屈曲部を下方から支持する第2支持柱と、を備え、
    前記屈曲梁と第1支持柱は第1接合部材によって一体的に接合されており、
    前記屈曲梁と第2支持柱は第2接合部材によって一体的に接合されており、
    前記屈曲梁の端部と第1支持柱の上端部とには、屈曲梁から第1支持柱まで連続する第1溝が形成され、
    前記屈曲梁の屈曲部と第2支持柱の上端部とには、屈曲梁から第2支持柱まで連続する第2溝が形成され、
    前記第1溝に第1接合部材が挿入されて、前記屈曲梁および第1支持柱に固定され、
    前記第2溝に第2接合部材が挿入されて、前記屈曲梁および第2支持柱に固定されていることを特徴とする屋根支持体。
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