JP2011097337A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

【課題】 画像形成システムにおいて、画像形成装置の置換の際に、置換される画像形成装置から置換する画像形成装置への移行のために、装置内の設定内容の移行が簡便に行なえるようにする。
【解決手段】 画像形成システム内に管理サーバを配置し、画像形成装置の設定内容情報を管理サーバで受信して管理し、画像形成装置の置換時には、前記受信した設定内容情報に基づいて、置換する画像形成装置に同じ設定内容情報を設定するための設定変更命令を作成し、置換する画像形成装置に送信して置換される画像形成装置の同じ設定内容になるよう設定する。
【選択図】図１

Description

管理サーバによって画像形成装置を管理する画像形成システムにおいて、画像形成装置の故障や取替のために置換する際の技術に関する。

画像形成装置が故障や取替のために置き換えが必要となったときに、置き換わる画像形成装置が置き換えられる画像形成装置と同様に働くように設定内容を移行する必要があり、手間をかけずに効率的に移行可能とする技術的要求がある。

従来、画像形成システムで監視しているＭＦＰ（Multi Functional Peripherals；複合機；画像形成装置）で故障が発生した場合（図１の左図（１．置き換え発生；参照））、管理者が監視システムに新しくＭＦＰ（１．２置き換え）を追加していた。このとき管理者は、故障したＭＦＰに登録されていた設定を新しいＭＦＰに設定しなおさなければならない。そのため、人的や時間的な手間がかかり不便であった。

従来技術として、画像形成装置を監視する監視システムにおいて、登録し忘れを警告することを目的として、一定枚数使用毎に警告を発し、管理機器側で当該警告を受信して、正式登録の画像形成装置かを判断して、使用枚数等を管理する画像形成装置監視システムがある（特許文献１参照）。

しかし、特許文献１の方法は、監視システムへの新規登録を効率化するための発明であり、登録される画像形成装置への設定は常に同じものが想定されており、種々の異なる設定を有する画像形成装置を有する画像形成システムでは対応が不可能であった。

特開２００８−１１８２８０号公報

解決しようとする課題は、画像形成システムにおいて、画像形成装置の置換時に被置換画像形成装置から置換画像形成装置へ装置内の設定の移行が簡便に実行可能とする点である。

本発明の画像形成システムは、画像形成装置と管理サーバを有する画像形成システムであって、前記管理サーバは、前記画像形成装置から置換される画像形成装置の設定内容情報を取得して管理する設定情報管理部と、前記置換される画像形成装置の設定内容情報を置換する画像形成装置に送信して設定するための設定変更命令を作成する設定変更命令作成部と、前記設定変更命令作成部が作成した設定変更命令を前記置換する画像形成装置に送信して設定変更を指示するサーバ管理部と、を有し、前記画像形成装置は、前記設定情報管理部へ設定内容情報を送信する設定情報送信部と、前記サーバ管理部から送信される設定変更命令を受信して設定内容情報を変更する設定情報受信部と、を有することを特徴とする。

このため、画像形成装置の故障や取替えのために画像形成装置を置換する際に、画像形成装置の設定内容情報を置換される画像形成装置から置換する画像形成装置に移行する処理を簡便に行なうことが可能となる。

また、設定情報送信部が定期的に設定内容情報を管理サーバに送信しておくことで、不意の画像形成装置の故障による置き換えであっても、置き換わる画像形成装置の最新の設定内容情報が置き換える画像形成装置に移行可能となる。

本発明実施例の画像形成システムの動作の説明図である。 本発明実施例の画像形成システムの機能ブロック図である。 本発明実施例の画像形成システムの新規ＭＦＰを画像形成システムに接続する際のシーケンス図である。 本発明実施例の画像形成システムの既存のＭＦＰとの置き換えを実行する際のシーケンス図である。 本発明実施例の画像形成装置のＧＵＩ画面の図である。

本発明に係る実施例としての画像形成システム１００について、以下に説明する。

本実施例の画像形成システムでは、図１の右図に示すように画像形成システム内のＭＦＰの故障や取替え等による置換の場合には、管理サーバが置き換え候補を抽出し（２．１）、ユーザからの置き換え対象の選択入力を受け付け（２．２）、置き換わるＭＦＰの設定内容を管理サーバから送信（２．３）して選択されたＭＦＰに設定する。以下にその構成及び動作について説明する。

［構成］
図２は、本発明が提示する画像形成システム１００の構成を示す機能ブロック図である。画像形成システム１００は、画像形成装置であるＭＦＰ１０１（Multi Functional Peripheral；複合機）及び管理サーバ２０１を有する。画像形成システム１００内には、更にＭＦＰ＿ＸＸＸ１３１、ＭＦＰ＿ＹＹＹ１４１、ＭＦＰ＿ＺＺＺ１５１を有する。

ＭＦＰ１０１（複合機；画像形成装置）は、アプリケーション管理部１１１、設定変更アプリケーション１１３を有する。他のＭＦＰ（１３１，１４１，１５１）も内部構成は同じであるので、説明を省略する。

管理サーバ２０１は、サーバ管理部２１１、ＭＦＰ管理部２１３、ログ管理部２１５、設定管理部２１７、ログ解析部２１９、リスト作成部２２１、設定変更命令作成部２２３の各機能ブロックを有する。

管理サーバ２０１は、このシステムの中核であり、ＭＦＰ１０１の監視やログ・設定の管理などを行う。画像形成システム１００下で稼動しているＭＦＰはログをすべて管理サーバ２０１に送る。管理サーバ２０１は各ＭＦＰに適切な設定を管理する。以下に各機能部について説明する。

サーバ管理部２１１は、本システムを制御する。平時は、ＭＦＰから取得したログ管理とＭＦＰの設定管理を行う。画像形成システムにＭＦＰが登録された場合、ログと各ＭＦＰの設定を参照し置き換え候補リストを作成する。また、指定されたＭＦＰに設定変更命令作成部２２３が作成する設定変更命令を送信する。

ＭＦＰ管理部２１３（設定情報管理部）は、画像形成システム下のＭＦＰの設定内容情報を取得して管理する。管理している情報は、例えばＭＦＰの管理部門・設置場所などである。これらの取得した設定内容情報は、ＭＦＰの置換の際に利用される。

ログ管理部２１５は、画像形成システム下のＭＦＰのログを管理する。ＭＦＰ１０１のログ情報送信部１１９が送信する装置の状態の情報を受信して記録保存する。

設定管理部２１７（設定情報管理部）は、画像形成システム下のＭＦＰの設定内容情報を取得して管理する。ここで管理する設定内容情報とは、電力消費モードの設定・カラーモードの設定・原稿の印刷方法の設定などである。これらの取得した設定内容情報は、ＭＦＰの置換の際に利用される。

ログ解析部２１９は、画像形成システム下で動作するＭＦＰのログを解析する。ＭＦＰ１０１のログ情報送信部１１９が送信して、管理サーバ２０１のログ管理部２１５が記録保存するログを解析する。ここでの解析は、交換の近いＭＦＰを割り出す（画像形成装置の置換時期を判断する）ことが目的である。ある程度の頻度で特定の故障を繰り返すＭＦＰや、印刷枚数が限界に近いＭＦＰが割り出される。このＭＦＰを振り分ける閾値の設定は、画像形成システムが自動で設定する方法や、管理者が設定するなどが考えられる。

リスト作成部２２１は、ログ解析部２１９で割り出したＭＦＰ及び、ログ解析部２１５が把握している他のＭＦＰのログ情報の解析に基づいて、置換時期と判断されたＭＦＰを置き換え可能なＭＦＰの置き換え候補リストを作成する。このリストは例えばＨＴＭＬで作成される。この置き換え候補リストは、新規に画像形成システムに接続されるＭＦＰのパネルに表示される情報である。

設定変更命令作成部２２３は、画像形成システムが管理しているＭＦＰの内、指定されたＭＦＰの設定を基に設定変更命令を作成する。すなわちＭＦＰの置換の際に、ＭＦＰ管理部２１３及び設定管理部２１７が管理する設定内容情報に基づいて、当該情報を置換するＭＦＰに送信して同じ設定内容情報を置換するＭＦＰに設定されるための命令を作成する。この命令は、異なる機種間でも解釈できるような形式、例えばＸＭＬ形式で作成される。

ＭＦＰ１０１は、画像形成装置であり、故障や取替の際には置換対象に選択される画像形成装置と置き換えられる。置き換えの際には、被置換画像形成装置が動作していたのと同様に置換画像形成装置が動作するように、被置換画像形成装置に設定されていた内容を置換画像形成装置に設定される。

アプリケーション管理部１１１は、以下で説明する設定変更アプリケーション１１３の動作を管理する。

設定変更アプリケーション１１３は、ＭＦＰ１０１内部で動作し、管理サーバ２０１への接続を行う。また管理サーバ２０１から取得した置き換え候補リストをＭＦＰ１０１のパネル１２１に表示したり、管理サーバ２０１から取得した設定変更命令を基に、ＭＦＰ１０１の設定を変更したりする。

設定変更アプリケーション１１３は、内部に設定情報送信部１１５、設定情報受信部１１７、ログ情報送信部１１９を有する。以下に各機能部について説明する。

設定情報送信部１１５は、ＭＦＰ１０１の装置の設定内容情報を管理サーバ２０１に送信する。送信された情報は、管理サーバ２０１に記録保存され、ＭＦＰ１０１が置換される場合に、置換するＭＦＰに送信される情報として利用される。

設定情報受信部１１７は、管理サーバ２０１の設定変更命令作成部２２３が作成した設定内容情報の変更命令を受信して、ＭＦＰ１０１の設定内容情報を更新する。これは、ＭＦＰ１０１が置換する側の装置となる際の設定内容情報更新の動作である。

ログ情報送信部１１９は、ＭＦＰ１０１の印刷枚数や通電時間等の装置の仕様情報や、装置の故障情報等（画像形成装置の状態の情報）をログにして、管理サーバ２０１に送信する。送信された情報は管理サーバ２０１が記録して、ＭＦＰ１０１の置き換えが必要かどうかの判断を行なうための基本情報として用いられる。

又、ＭＦＰ１０１は、パネル１２１を有し、ＭＦＰ１０１の装置の状態及び捜査情報をパネル１２１上に表示すると共に後述する置換選択対象を示すＧＵＩ画面（図５）を表示する。

上記の管理サーバ２０１は、図示しないＣＰＵ、ＲＡＭ、ＲＯＭを有して協調して動作することによりコンピュータとして機能し、図１の機能ブロック図で示した管理サーバ２０１内の各機能部の機能を前記の管理サーバ２０１のコンピュータがプログラムを実行することにより実現する。

同様に上記のＭＦＰ１０１は、図示しないＣＰＵ、ＲＡＭ、ＲＯＭを有して協調して動作することによりコンピュータとして機能し、図１の機能ブロック図で示したＭＦＰ１０１内の各機能部の機能を前記のＭＦＰ１０１のコンピュータがプログラムを実行することにより実現する。

［シーケンス］
次に画像形成システムの動作の流れについて、シーケンス図を用いて説明する。

画像形成システム１００の管理サーバ２０１へのＭＦＰ１０１の登録は、図３及び図４の２つのシーケンス図で実現される。

管理者は、まず古いＭＦＰの代わりに新しいＭＦＰを画像形成システムに接続する。その後、ＭＦＰのパネルに表示される置き換え候補リストから古いＭＦＰを選択する。以上の処理により、新しいＭＦＰは置き換える前のＭＦＰの設定を引き継がせることができる。

まず、新規ＭＦＰ（例えばＭＦＰ１０１）を管理サーバ２０１に接続する際の動作について、図３のシーケンス図を用いて説明する。

Ｓ１．１：管理サーバ２０１に接続されたＭＦＰ１０１の設定変更アプリケーション１１３は、管理サーバ２０１のサーバ管理部２１１に対して登録の要求を送信する。

Ｓ１．１．１：サーバ管理部２１１は、ログ解析部２１９に蓄積したログから置き換え候補のＭＦＰ１０１の割り出しを実行させる。

Ｓ１．１．２：サーバ管理部２１１は、ＭＦＰ管理部２１３から割り出したＭＦＰ１０１に登録されている情報を取得する。

Ｓ１．１．３：サーバ管理部２１１は、設定管理部２１７から割り出したＭＦＰ１０１の設定を取得する。

Ｓ１．１．４：サーバ管理部２１１は、割り出したＭＦＰ１０１に関する情報・設定から、置き換え候補リストを作成する。サーバ管理部２１１は、作成した置き換え候補リストを設定変更アプリケーション１１３に送信する。

次に既存のＭＦＰとの置き換えを実行する際の動作を図４のシーケンス図を用いて説明する。

Ｓ２．１：管理者は、ＭＦＰのパネルに表示されたＭＦＰの一覧から、置き換えの対象になるＭＦＰを選択する。設定変更アプリケーションは、ＭＦＰから置き換え対象のＭＦＰの情報と画像形成システムへの登録に必要な情報を管理サーバに送信する。

その際のＭＦＰのパネルに表示されるＧＵＩ（Graphic User Interface）画面の例を図５に示す。故障したＭＦＰの代わりに新規に設置されるＭＦＰは、管理サーバ２０１の監視下に置かれる。管理サーバ２０１は、置き換えられたＭＦＰの候補になりそうなＭＦＰをリストアップする（図５参照）。置き換えの候補になりそうなＭＦＰとは、故障の多いＭＦＰや、製品寿命の近いＭＦＰである。図５では、ＭＦＰ＿ＸＸＸ１３１、ＭＦＰ＿ＹＹＹ１４１、ＭＦＰ＿ＺＺＺ１５２の３台の画像形成装置が候補としてリストされており、ＭＦＰ＿ＸＸＸ１３１が置き換え候補として選択されている。

管理者は、設置したＭＦＰの置き換え元のＭＦＰをリストから選択する。リストに表示されるＭＦＰは置き換えの必要性が高かったＭＦＰである。このリストを基にした置き換え機能を利用することで、管理者は置き換えのたびにＭＦＰの設定をセットする手間を省くことができる。

Ｓ２．１．１：サーバ管理部２１１は、設定変更アプリケーション１１３から取得した置き換え対象のＭＦＰの情報を基に、設定変更命令を作成するよう、設定変更命令作成部２２３に指示する。設定変更命令作成部２２３により作成された設定変更命令は、ＭＦＰに返信される。

Ｓ２．１．１．１：設定変更命令作成部２２３は、ＭＦＰ管理部２１３に新しく追加されたＭＦＰの情報を登録する。

Ｓ２．１．１．２：設定変更命令作成部２２３は、設定管理部２１７から置き換え対象のＭＦＰの設定を取得する。

Ｓ２．２：設定変更アプリケーション１１３は、取得した設定変更命令に基づいて、ＭＦＰの設定を変更する。

［実施例の効果］
本実施例の画像形成システム１００により、以下の効果が得られる。

ＭＦＰの置換時にこれまでは、手動でＭＦＰ装置の設定内容を置換されるＭＦＰから置換するＭＦＰへコピーして設定することによって行なっていたのが、本実施例により、管理サーバ２０１のＭＦＰ管理部２１３と設定管理部２１７が画像形成装置の設定内容を受信して記録しておき、置換時には設定変更命令作成部２２３が設定内容変更の命令を作成して、置換するＭＦＰに送信して設定するために、画像形成装置の置換にかかる手間が大きく省かれる。

また、設定情報送信部１１５が定期的に設定内容情報を管理サーバ２０１に送信しておくことで、不意のＭＦＰ１０１の故障による置き換えであっても、置き換わるＭＦＰ１０１の最新の設定内容情報が置き換えるＭＦＰに移行可能となる。

ＭＦＰ１０１の装置の状態をログにして、ＭＦＰ１０１のログ情報送信部１１９が管理サーバ２０１に送信するために、管理サーバ２０１のログ解析部２１９が受信したログを解析して、装置の印刷枚数や通電時間、また、故障情報等に基づいて、ＭＦＰの置換が必要であるかどうかを判断し、ユーザまたは管理者に通知可能である。このため、ユーザまたは管理者は、ＭＦＰの故障を予測して、予めＭＦＰの置換を準備可能である。そのため、ＭＦＰのダウンタイムが少なくなり、信頼性の高い画像形成システムを構築可能となる。

１００ 画像形成システム
１０１ ＭＦＰ（画像形成装置）
１１１ アプリケーション管理部
１１３ 設定変更アプリケーション
１１５ 設定情報送信部
１１７ 設定情報受信部
１１９ ログ情報送信部
１２１ パネル
２０１ 管理サーバ
２１１ サーバ管理部
２１３ ＭＦＰ管理部（設定情報管理部）
２１５ ログ管理部
２１７ 設定管理部（設定情報管理部）
２１９ ログ解析部
２２１ リスト作成部
２２３ 設定変更命令作成部

Claims (3)

1. 画像形成装置と管理サーバを有する画像形成システムであって、
   前記管理サーバは、
   前記画像形成装置から置換される画像形成装置の設定内容情報を取得して管理する設定情報管理部と、
   前記置換される画像形成装置の設定内容情報を置換する画像形成装置に送信して設定するための設定変更命令を作成する設定変更命令作成部と、
   前記設定変更命令作成部が作成した設定変更命令を前記置換する画像形成装置に送信して設定変更を指示するサーバ管理部と、を有し、
   前記画像形成装置は、
   前記設定情報管理部へ設定内容情報を送信する設定情報送信部と、
   前記サーバ管理部から送信される設定変更命令を受信して設定内容情報を変更する設定情報受信部と、を有する
   ことを特徴とする画像形成システム。
2. 請求項１の画像形成システムであって、
   前記画像形成装置は、
   画像形成装置の状態の情報をログにして管理サーバに送信するログ情報送信部を有し、
   前記管理サーバは、
   前記ログ情報送信部が送信するログを受信して記録保存するログ管理部と、
   前記ログを解析して、前記画像形成装置の置換時期を判断するログ解析部と、を有する
   ことを特徴とする画像形成システム。
3. 請求項１又は２の画像形成システムであって、
   前記管理サーバは、
   前記ログ解析部が受信したログの解析に基づいて、前記置換時期と判断された画像形成装置の置換候補となる画像形成装置の候補をリスト化するリスト作成部を有する
   ことを特徴とする画像形成システム。