JP2011097296A - 通信機器および通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の通信機器の間で直接に通信信号を送受する場合、通信機器の消費電力を削減することが求められている。
【解決手段】通信システム1は、第1の通信機器2−1および第2の通信機器2−2を有し、第1の通信機器2−1から第2の通信機器2−2へ直接に通信信号を送信する。第2の通信機器2−2は、間欠的に、第1の通信機器2−1からの直接の呼出信号を受信可能な状態となる。第1の通信機器2−1は、直接的な呼出信号を間欠受信可能な第2の通信機器2−2の受信期間に対応する間欠的な送信期間において、第2の通信機器2−2へ前記呼出信号を送信する。
【選択図】図9
【解決手段】通信システム1は、第1の通信機器2−1および第2の通信機器2−2を有し、第1の通信機器2−1から第2の通信機器2−2へ直接に通信信号を送信する。第2の通信機器2−2は、間欠的に、第1の通信機器2−1からの直接の呼出信号を受信可能な状態となる。第1の通信機器2−1は、直接的な呼出信号を間欠受信可能な第2の通信機器2−2の受信期間に対応する間欠的な送信期間において、第2の通信機器2−2へ前記呼出信号を送信する。
【選択図】図9
Description
本発明は、複数の通信機器の間で直接に通信信号を送受可能な通信機器および通信システムに関する。
携帯電話機などの通信機器では、他の通信機器と通信する場合に基地局を使用する。
この場合、通信信号は、1の通信機器から基地局へ送信され、基地局から他の通信機器へ送信される。
特許文献1は、携帯形テレビ電話装置を開示する。
特許文献1の通信機器は、基地局を用いた公衆電話回線による通信と、トランシーバ機能による通信とが可能となる。
トランシーバ機能による通信では、通信信号は、1の通信機器から他の通信機器へ直接に送信される。
なお、トランシーバ機能を有する通信機器としては、PHS端末が実用化されている。
この場合、通信信号は、1の通信機器から基地局へ送信され、基地局から他の通信機器へ送信される。
特許文献1は、携帯形テレビ電話装置を開示する。
特許文献1の通信機器は、基地局を用いた公衆電話回線による通信と、トランシーバ機能による通信とが可能となる。
トランシーバ機能による通信では、通信信号は、1の通信機器から他の通信機器へ直接に送信される。
なお、トランシーバ機能を有する通信機器としては、PHS端末が実用化されている。
しかしながら、PHS端末などの通信機器において、他の通信機器との直接の通信を開始するためには、当該通信機器の間で同期処理を実行しなければならない。
このため、他の通信機器に対して通信信号を送信する通信機器は、他の通信機器が呼び出しに応答するまで、呼び出しをし続けなければならない。
その結果、PHS端末などの通信機器の間で直接に通信信号を送受させる場合、その直接通信のために通信機器の通信機能が略常時動作し続ける。また、各通信機器は、電力を大量に消費してしまう。
このため、他の通信機器に対して通信信号を送信する通信機器は、他の通信機器が呼び出しに応答するまで、呼び出しをし続けなければならない。
その結果、PHS端末などの通信機器の間で直接に通信信号を送受させる場合、その直接通信のために通信機器の通信機能が略常時動作し続ける。また、各通信機器は、電力を大量に消費してしまう。
このように複数の通信機器の間で直接に通信信号を送受する通信システムでは、通信機器の消費電力を削減することが求められている。
本発明の第1の観点の通信機器は、他の通信機器との間で直接に通信信号を送受可能な通信機器であって、前記他の通信機器と通信する通信部と、前記通信部を制御する制御部とを有し、前記制御部は、直接的な呼出信号を間欠受信可能な前記他の通信機器の受信期間に対応して、前記通信部から前記他の通信機器宛ての呼出信号を送信する。
好適には、前記他の通信機器の識別情報として、当該通信機器および前記他の通信機器を含む複数の通信機器を、複数の着信群に対応付けるために利用可能な識別情報を記憶する記憶部を更に有し、前記通信部は、前記記憶部に記憶されている前記他の通信機器の識別情報から、前記他の通信機器の着信群を判別し、判別した前記他の通信機器の着信群のタイミングに基づいて、前記他の通信機器の前記受信期間に同期するように、前記通信部から前記他の通信機器宛ての呼出信号を送信してもよい。
好適には、前記通信部は、当該通信機器および前記他の通信機器と通信可能な基地局が、前記着信群毎に異なるタイミングで各着信群宛てに送信した基地局信号を前記識別情報に基づいて受信し、前記制御部は、前記他の通信機器宛ての基地局信号を受信した場合、当該基地局信号の受信タイミングを基準として、前記他の通信機器の前記受信期間に同期するように、前記通信部から前記他の通信機器宛ての呼出信号を送信し、当該呼出信号の送信に応じて前記他の通信機器から前記同期信号を受信した場合、前記通信部から前記他の通信機器宛ての通信信号を送信してもよい。
好適には、前記識別情報は、各通信機器の電話番号でもよい。
好適には、前記通信部を前記呼出信号の受信可能状態に制御するまでの経過時間として、前記他の通信機器と共通する経過時間を測定するタイマを更に有し、前記制御部は、前記判別した基地局信号についての、前記複数の基地局信号に共通する所定の信号成分を検出し、当該信号成分の検出タイミングを基準として、前記タイマが前記他の通信機器と共通する前記経過時間を計測すると、前記呼出信号を送信してもよい。
好適には、前記所定の信号成分は、基地局信号に含まれるユニークワード信号でもよい。
好適には、前記制御部は、前記他の通信機器宛ての呼出信号を送信しても前記他の通信機器からの応答が無い場合、前記他の通信機器の前記受信期間に関係なく前記呼出信号を送信してもよい。
好適には、前記制御部は、前記他の通信機器が1回の前記受信期間において前記呼出信号を受信するために切り替える複数の周波数帯から選択した1の周波数帯を用いて、前記受信期間に対応して呼出信号を繰り返し送信してもよい。
本発明の第2の観点の通信機器は、他の通信機器との間で直接に通信信号を送受可能な通信機器であって、前記他の通信機器と通信する通信部と、前記通信部を制御する制御部とを有し、前記制御部は、前記他の通信機器からの間欠的な呼出信号の送信期間に対応して、前記通信部を、前記呼出信号の受信可能な状態に制御する。
好適には、前記通信部は、当該通信機器および前記他の通信機器と通信可能な基地局が、前記着信群毎に異なるタイミングで各着信群宛てに送信した基地局信号を受信し、前記制御部は、当該通信機器の着信群宛ての基地局信号を受信した場合、当該基地局信号の受信タイミングを基準として、前記他の通信機器の前記送信期間に同期するように、前記通信部を前記他の通信機器からの呼出信号の受信可能状態に制御してもよい。
好適には、前記通信部および前記制御部へ電力を供給するバッテリと、前記バッテリの蓄電残量を検出する検出部とを更に有し、前記通信部は、前記バッテリの蓄電残量に応じて、前記通信部を前記呼出信号の受信可能状態に制御する制御回数を切り替え、当該蓄電残量が所定値より少ない場合には、前記制御回数を第1の制御回数とし、前記蓄電残量が所定値以上の場合には、前記制御回数を前記第1の制御回数より多い第2の制御回数としてもよい。
本発明の第3の観点の通信システムは、第1の通信機器および第2の通信機器を有し、前記第1の通信機器から前記第2の通信機器へ直接に通信信号を送信可能な通信システムであって、前記第2の通信機器は、間欠的に、前記第1の通信機器からの直接の呼出信号を受信可能な状態となり、前記第1の通信機器は、直接的な呼出信号を間欠受信可能な前記第2の通信機器の受信期間に対応する間欠的な送信期間において、前記第2の通信機器へ前記呼出信号を送信する。
好適には、前記第2の通信機器は、前記第1の通信機器および前記第2の通信機器を含む複数の通信機器を複数の着信群に分類した場合に決まる着信群毎のタイミングにおいて、前記第1の通信機器からの直接の呼出信号を受信可能な状態となり、前記第1の通信機器は、前記第2の通信機器の識別情報として、前記第2の通信機器の着信群の判別に利用可能な識別情報を記憶する記憶部を有し、前記記憶部に記憶されている前記第2の通信機器の識別情報から、前記第2の通信機器の着信群を判別し、判別した前記第2の通信機器の着信群のタイミングに基づいて、前記第2の通信機器へ前記呼出信号を送信してもよい。
好適には、前記第1の通信機器および前記第2の通信機器は、前記第1の通信機器および前記第2の通信機器と通信可能な基地局が、前記着信群毎に異なるタイミングで各着信群に属する通信機器宛てに送信した基地局信号を受信し、前記第2の通信機器は、前記第2の通信機器の着信群宛ての基地局信号を受信した場合、当該基地局信号の受信タイミングを基準として、前記第1の通信機器からの呼出信号を受信可能な状態となり、前記呼出信号を受信したときには前記第1の通信機器宛ての同期信号を送信し、前記第1の通信機器は、前記第2の通信機器宛ての基地局信号を受信した場合、当該基地局信号の受信タイミングを基準として、前記第2の通信機器宛ての呼出信号を送信し、当該呼出信号の送信に応じて前記第2の通信機器から前記同期信号を受信した場合、前記第2の通信機器宛ての通信信号を送信してもよい。
本発明では、複数の通信機器の間で直接に通信信号を送受する場合において、通信機器の消費電力を削減できる。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る通信システム1のシステム構成図である。
図1の通信システム1は、複数のPHS端末2と、基地局3とを有する。
また、図1には、基地局3がPHS端末2と通信可能な圏内を示すゾーンの円が描画されている。
以下、図1中の複数のPHS端末2を互いに区別する場合、第1PHS端末2−1および第2PHS端末2−2と記載する。
図1の通信システム1は、複数のPHS端末2と、基地局3とを有する。
また、図1には、基地局3がPHS端末2と通信可能な圏内を示すゾーンの円が描画されている。
以下、図1中の複数のPHS端末2を互いに区別する場合、第1PHS端末2−1および第2PHS端末2−2と記載する。
各PHS端末2は、基地局3と通信信号を送受可能である。この基地局3との通信により、各PHS端末2は、電話番号などを用いた公衆通信が可能である。
図1の複数のPHS端末2は、共通の親機42に登録されることによりトランシーバ機能を利用可能である。後述するように共通の親機42に登録された複数のPHS端末2は、トランシーバ機能による通信により、親機42または基地局3を介することなく直接に通信信号を送受できる。
これにより共通の親機42に登録された複数のPHS端末2は、親機42および基地局3が存在しない環境下においても、トランシーバ通信により互いに通信できる。
図1の複数のPHS端末2は、共通の親機42に登録されることによりトランシーバ機能を利用可能である。後述するように共通の親機42に登録された複数のPHS端末2は、トランシーバ機能による通信により、親機42または基地局3を介することなく直接に通信信号を送受できる。
これにより共通の親機42に登録された複数のPHS端末2は、親機42および基地局3が存在しない環境下においても、トランシーバ通信により互いに通信できる。
図2は、図1のPHS端末2のハードウェア構成図である。
PHS端末2は、たとえば無線通信部(RF)11、操作部(KEY)12、表示部(DISP)13、音声モデム部(MODEM)14、タイマ(RTC)15、CPU(Central Processing Unit)16、記憶部(MEM)17、およびこれらを接続するシステムバス18を有する。
また、PHS端末2は、無線通信部11などに電力を供給するバッテリ(BATT)19と、バッテリ19の蓄電電圧を検出する検出部(SCR)20を有する。そして、検出部20は、バッテリ19の検出電圧に応じた検出値を含む信号をCPU16へ出力する。
PHS端末2は、たとえば無線通信部(RF)11、操作部(KEY)12、表示部(DISP)13、音声モデム部(MODEM)14、タイマ(RTC)15、CPU(Central Processing Unit)16、記憶部(MEM)17、およびこれらを接続するシステムバス18を有する。
また、PHS端末2は、無線通信部11などに電力を供給するバッテリ(BATT)19と、バッテリ19の蓄電電圧を検出する検出部(SCR)20を有する。そして、検出部20は、バッテリ19の検出電圧に応じた検出値を含む信号をCPU16へ出力する。
無線通信部11は、アンテナ21を有する。無線通信部11は、アンテナ21から所定の帯域の電波を送受する。この電波は、基地局3、親機42または他のPHS端末2との間で送受される。
たとえば無線通信部11は、基地局3または親機42との通信チャネルを確立し、基地局3または親機42と通信データを送受する。
そして、無線通信部11は、CPU16からの入力信号に含まれる通信データを基地局3または親機42へ無線送信する。
また、無線通信部11は、基地局3または親機42から受信した通信データを含む信号をCPU16へ出力する。
通信データには、通話用の音声データなどがある。
たとえば無線通信部11は、基地局3または親機42との通信チャネルを確立し、基地局3または親機42と通信データを送受する。
そして、無線通信部11は、CPU16からの入力信号に含まれる通信データを基地局3または親機42へ無線送信する。
また、無線通信部11は、基地局3または親機42から受信した通信データを含む信号をCPU16へ出力する。
通信データには、通話用の音声データなどがある。
操作部12は、複数の操作キーを有する。
複数の操作キーには、たとえばファンクションキー、電源キー、通話キー、数字キー、文字キー、発信キーなどがある。
そして、操作部12は、ユーザにより操作された操作キーに対応する信号をCPU16へ出力する。操作部12は、たとえばトランシーバ機能による通話開始指示の信号をCPU16へ出力する。
複数の操作キーには、たとえばファンクションキー、電源キー、通話キー、数字キー、文字キー、発信キーなどがある。
そして、操作部12は、ユーザにより操作された操作キーに対応する信号をCPU16へ出力する。操作部12は、たとえばトランシーバ機能による通話開始指示の信号をCPU16へ出力する。
表示部13は、図示外のLCD(Liquid Crystal Display Device)や有機EL(Electro-Luminescence)デバイスなどを有する。
そして、表示部13は、CPU16から入力された信号に含まれる表示データを表示する。
これにより、表示部13には、たとえば待ち受け画面、通話中画面などが表示される。
そして、表示部13は、CPU16から入力された信号に含まれる表示データを表示する。
これにより、表示部13には、たとえば待ち受け画面、通話中画面などが表示される。
音声モデム部14は、スピーカ22およびマイクロホン23に接続される。
そして、音声モデム部14は、マイクロホン23に入力された音声をサンプリングし、音声データを含む信号をCPU16へ出力する。これにより、マイクロホン23から通話用の音声が入力される。
また、音声モデム部14は、CPU16からの入力信号に含まれる音声データによりスピーカ22を駆動する。これにより、スピーカ22から通話用の音声が出力される。
そして、音声モデム部14は、マイクロホン23に入力された音声をサンプリングし、音声データを含む信号をCPU16へ出力する。これにより、マイクロホン23から通話用の音声が入力される。
また、音声モデム部14は、CPU16からの入力信号に含まれる音声データによりスピーカ22を駆動する。これにより、スピーカ22から通話用の音声が出力される。
タイマ15は、時刻または経過時間を計測する。タイマ15は、たとえば後述するようにCCHの受信タイミングを基準として、複数のPHS端末2による所定の経過時間などを計測する。
そして、タイマ15は、当該所定の経過時間を計測すると、CPU16へ割込信号を出力する。
そして、タイマ15は、当該所定の経過時間を計測すると、CPU16へ割込信号を出力する。
記憶部17は、CPU16が読み込んで実行可能なプログラム、CPU16が使用するデータなどを有する。
記憶部17に記憶されるプログラムは、たとえばCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体からインストールしたものでも、インターネットなどの伝送媒体を介してダウンロードしてインストールしたものでもよい。
記憶部17に記憶されるプログラムは、たとえばCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体からインストールしたものでも、インターネットなどの伝送媒体を介してダウンロードしてインストールしたものでもよい。
CPU16は、プログラムを実行するコンピュータである。
そして、CPU16が、記憶部17に記憶されるプログラムを実行することで、PHS端末2の制御部が実現される。
制御部は、PHS端末2の動作を制御する。
そして、CPU16が、記憶部17に記憶されるプログラムを実行することで、PHS端末2の制御部が実現される。
制御部は、PHS端末2の動作を制御する。
図3は、トランシーバ機能のために図1の各PHS端末2に実現される概略機能のブロック図である。
PHS端末2においてトランシーバ機能を使用する場合、CPU16には、トランシーバ制御部(TCV_CTRL)31と、制御チャネル受信部(RCV)32とが実現される。
また、記憶部17は、トランシーバ機能のために、自局の電話番号データ36、子機登録データ37、通信モードデータ38を記憶する。
PHS端末2においてトランシーバ機能を使用する場合、CPU16には、トランシーバ制御部(TCV_CTRL)31と、制御チャネル受信部(RCV)32とが実現される。
また、記憶部17は、トランシーバ機能のために、自局の電話番号データ36、子機登録データ37、通信モードデータ38を記憶する。
通信モードデータ38は、PHS端末2に設定された通信モードの値を有する。
PHS端末2は、基地局3と通信し、また、親機42と通信できる。このため、PHS端末2の通信モードには、基地局3とのみ通信する公衆モード、親機42とのみ通信する自営モード、基地局3および親機42と通信するデュアルモードがある。
PHS端末2は、自営モードまたはデュアルモードにおいて、共通する親機42に登録された他のPHS端末2とトランシーバ機能により通話が可能である。
そして、通信モードデータ38は、このいずれか1個の通信モードを示す値を有する。
制御部は、通信モードデータ38の値に応じて、無線通信部11などを制御する。
PHS端末2は、基地局3と通信し、また、親機42と通信できる。このため、PHS端末2の通信モードには、基地局3とのみ通信する公衆モード、親機42とのみ通信する自営モード、基地局3および親機42と通信するデュアルモードがある。
PHS端末2は、自営モードまたはデュアルモードにおいて、共通する親機42に登録された他のPHS端末2とトランシーバ機能により通話が可能である。
そして、通信モードデータ38は、このいずれか1個の通信モードを示す値を有する。
制御部は、通信モードデータ38の値に応じて、無線通信部11などを制御する。
図4は、図3の子機登録データ37のデータ構造例の説明図である。
子機登録データ37は、親機42への登録時に、当該親機42に登録された複数のPHS端末2および当該親機42に登録される。
図4の子機登録データ37は、親機42に登録可能な子機番号毎の複数のレコードを有する。各レコードは、各子機43の子機番号と、当該子機番号に登録されたPHS端末2の電話番号の情報を含む。
子機番号は、親機42や他の子機43との通話の際に使用される番号である。
電話番号は、公衆モードにおいて当該子機43としてのPHS端末2を特定する識別番号である。
子機登録データ37は、親機42への登録時に、当該親機42に登録された複数のPHS端末2および当該親機42に登録される。
図4の子機登録データ37は、親機42に登録可能な子機番号毎の複数のレコードを有する。各レコードは、各子機43の子機番号と、当該子機番号に登録されたPHS端末2の電話番号の情報を含む。
子機番号は、親機42や他の子機43との通話の際に使用される番号である。
電話番号は、公衆モードにおいて当該子機43としてのPHS端末2を特定する識別番号である。
図5は、1台の親機42と、2台の子機43とを有する自営通信システム41の構成図である。PHS端末2は、子機43として利用可能である。
親機42は、第1PHS端末2−1および第2PHS端末2−2が子機登録されると、子機登録データ37を生成する。親機42は、子機登録データ37を、各子機43としてのPHS端末2へ送信する。これにより、各PHS端末2の記憶部17には、子機登録データ37が記憶される。
図5において、各子機43は、親機42と通信可能である。各子機43は、電話番号を用いて発呼し、他の自営通信システム41の親機42または子機43などと通信できる。
また、各子機43は、子機登録データ37に含まれる子機番号を用いて、他の子機43に発呼できる。
親機42は、第1PHS端末2−1および第2PHS端末2−2が子機登録されると、子機登録データ37を生成する。親機42は、子機登録データ37を、各子機43としてのPHS端末2へ送信する。これにより、各PHS端末2の記憶部17には、子機登録データ37が記憶される。
図5において、各子機43は、親機42と通信可能である。各子機43は、電話番号を用いて発呼し、他の自営通信システム41の親機42または子機43などと通信できる。
また、各子機43は、子機登録データ37に含まれる子機番号を用いて、他の子機43に発呼できる。
制御チャネル受信部32は、本来は公衆モードにおいて基地局3が送信する制御チャネルを受信するものである。
トランシーバ通信では、制御チャネル受信部32は、トランシーバ制御部31により指示された制御チャネルを受信する。
そして、当該制御チャネルを受信すると、検出信号をトランシーバ制御部31へ出力する。
トランシーバ通信では、制御チャネル受信部32は、トランシーバ制御部31により指示された制御チャネルを受信する。
そして、当該制御チャネルを受信すると、検出信号をトランシーバ制御部31へ出力する。
トランシーバ制御部31は、PHS端末2のトランシーバ機能による通話を制御する。
トランシーバ機能による通話には、他のPHS端末2からの呼び出しに応じて開始する着信通話と、自ら他のPHS端末2を呼び出して開始する発信通話とがある。
トランシーバ制御部31には、制御チャネル受信部32、無線通信部11、操作部12、表示部13、音声モデム部14、記憶部17、タイマ15などが接続される。
トランシーバ機能による通話には、他のPHS端末2からの呼び出しに応じて開始する着信通話と、自ら他のPHS端末2を呼び出して開始する発信通話とがある。
トランシーバ制御部31には、制御チャネル受信部32、無線通信部11、操作部12、表示部13、音声モデム部14、記憶部17、タイマ15などが接続される。
発信通話では、トランシーバ制御部31は、たとえば操作部12から通話開始指示の入力データが入力されると、トランシーバ機能による通話を制御する。トランシーバ制御部31は、通話のための同期処理を実行し、その後通話処理を開始する。
同期処理において、トランシーバ制御部31は、子機登録データ37を読み込んで、通話先の他のPHS端末2を特定し、さらに通話先の電話番号から通話先の他のPHS端末2が受信する制御チャネルを特定する。この場合、トランシーバ制御部31は、基地局3と同様の後述する演算処理により制御チャネルを特定する。
トランシーバ制御部31は、制御チャネル受信部32に当該他のPHS端末2が受信する制御チャネルの受信を指示する。
また、トランシーバ制御部31は、当該制御チャネルの受信タイミングを基準として、無線通信部11を用いたキャリアセンス処理を実行し、PHS端末2が使用する複数の周波数帯の内の空き周波数帯を検出する。
また、トランシーバ制御部31は、次の制御チャネルの受信タイミングを基準として、当該空き周波数帯による呼出信号を無線通信部11に送信させる。
その後、無線通信部11が通話先の他のPHS端末2から同期信号を受信すると、トランシーバ制御部31は、同期処理を終了し、通話制御を開始する。
通話制御において音声モデム部14からマイクロホン23からの音声データが入力されると、トランシーバ制御部31は、当該音声データを通信データとして無線通信部11へ出力する。
また、通話制御において無線通信部11が音声データを受信すると、トランシーバ制御部31は、当該音声データを音声モデム部14へ出力する。これにより、他のPHS端末2に入力された音声がスピーカ22から出力される。
同期処理において、トランシーバ制御部31は、子機登録データ37を読み込んで、通話先の他のPHS端末2を特定し、さらに通話先の電話番号から通話先の他のPHS端末2が受信する制御チャネルを特定する。この場合、トランシーバ制御部31は、基地局3と同様の後述する演算処理により制御チャネルを特定する。
トランシーバ制御部31は、制御チャネル受信部32に当該他のPHS端末2が受信する制御チャネルの受信を指示する。
また、トランシーバ制御部31は、当該制御チャネルの受信タイミングを基準として、無線通信部11を用いたキャリアセンス処理を実行し、PHS端末2が使用する複数の周波数帯の内の空き周波数帯を検出する。
また、トランシーバ制御部31は、次の制御チャネルの受信タイミングを基準として、当該空き周波数帯による呼出信号を無線通信部11に送信させる。
その後、無線通信部11が通話先の他のPHS端末2から同期信号を受信すると、トランシーバ制御部31は、同期処理を終了し、通話制御を開始する。
通話制御において音声モデム部14からマイクロホン23からの音声データが入力されると、トランシーバ制御部31は、当該音声データを通信データとして無線通信部11へ出力する。
また、通話制御において無線通信部11が音声データを受信すると、トランシーバ制御部31は、当該音声データを音声モデム部14へ出力する。これにより、他のPHS端末2に入力された音声がスピーカ22から出力される。
着信通話では、トランシーバ制御部31は、自局の電話番号データ36を読み込み、当該電話番号から自局宛ての制御チャネルを特定する。
トランシーバ制御部31は、制御チャネル受信部32に当該自局宛ての制御チャネルの受信を指示する。
また、トランシーバ制御部31は、当該自局宛ての制御チャネルの受信タイミングを基準として、無線通信部11を用いて呼出信号を受信する。トランシーバ制御部31は、PHS端末2が使用するすべての周波数帯に受信周波数を切り替えて、呼出信号の受信を試みる。
そして、いずれかの周波数帯において呼出信号を受信すると、トランシーバ制御部31は、同期信号を無線通信部11に送信させる。
その後、トランシーバ制御部31は、通話制御を開始する。
トランシーバ制御部31は、制御チャネル受信部32に当該自局宛ての制御チャネルの受信を指示する。
また、トランシーバ制御部31は、当該自局宛ての制御チャネルの受信タイミングを基準として、無線通信部11を用いて呼出信号を受信する。トランシーバ制御部31は、PHS端末2が使用するすべての周波数帯に受信周波数を切り替えて、呼出信号の受信を試みる。
そして、いずれかの周波数帯において呼出信号を受信すると、トランシーバ制御部31は、同期信号を無線通信部11に送信させる。
その後、トランシーバ制御部31は、通話制御を開始する。
次に、公衆モードでのPHS端末2の基地局3との通信について説明する。
なお、PHS端末2と親機42との通信は、基本的に、公衆モードでのPHS端末2と基地局3との通信と同様である。
なお、PHS端末2と親機42との通信は、基本的に、公衆モードでのPHS端末2と基地局3との通信と同様である。
基地局3は、PHS端末2向けの電波を出力する。この電波の到達範囲が、図1に円で描画した基地局3のゾーンとなる。ゾーン内にPHS端末2が存在する場合、当該PHS端末2と基地局3とは通信可能となる。
また、図1において、図1の第1PHS端末2−1と第2PHS端末2−2とは、近接している。第1PHS端末2−1と第2PHS端末2−2は、たとえば数百メートル離れていても、トランシーバ機能により互いに通信信号を送受可能である。
また、図1において、図1の第1PHS端末2−1と第2PHS端末2−2とは、近接している。第1PHS端末2−1と第2PHS端末2−2は、たとえば数百メートル離れていても、トランシーバ機能により互いに通信信号を送受可能である。
図6は、公衆モードで利用する制御チャネルの通信の説明図である。
図6(A)は、基地局3が周期的に送信する制御チャネルの説明図である。横軸は、時間である。そして、図6(A)に示すように、基地局3は、たとえば200ミリ秒毎に制御チャネル(CCH)を送信する。
図6(B)は、第1PHS端末2−1の制御チャネルの受信処理の説明図である。そして、第1PHS端末2−1は、図6(B)の6個毎に、最初の制御チャネルを受信する。第1PHS端末2−1は、約1.2秒毎に1個の制御チャネルを受信する。
図6(C)は、第2PHS端末2−2の制御チャネルの受信処理の説明図である。そして、第2PHS端末2−2は、図6(C)の6個毎に、2番目の制御チャネルを受信する。第2PHS端末2−2は、約1.2秒毎に1個の制御チャネルを受信する。
図6(A)は、基地局3が周期的に送信する制御チャネルの説明図である。横軸は、時間である。そして、図6(A)に示すように、基地局3は、たとえば200ミリ秒毎に制御チャネル(CCH)を送信する。
図6(B)は、第1PHS端末2−1の制御チャネルの受信処理の説明図である。そして、第1PHS端末2−1は、図6(B)の6個毎に、最初の制御チャネルを受信する。第1PHS端末2−1は、約1.2秒毎に1個の制御チャネルを受信する。
図6(C)は、第2PHS端末2−2の制御チャネルの受信処理の説明図である。そして、第2PHS端末2−2は、図6(C)の6個毎に、2番目の制御チャネルを受信する。第2PHS端末2−2は、約1.2秒毎に1個の制御チャネルを受信する。
ところで、基地局3は、ゾーンに収容する複数のPHS端末2を複数のグループ(着信群)に分け、当該グループ毎に制御チャネルを送信する。
基地局3は、電話番号に対する所定の演算処理により、複数のPHS端末2をたとえば6グループ(着信群)に分類する。この他にも例えば、基地局3は、たとえば電話番号の末尾の数字により複数のPHS端末2を分類してもよい。
そして、図6は、複数のPHS端末2を6個のグループに分けた場合の制御チャネルの例である。
以下、6個のグループを互いに区別する場合、第1グループ(G1)、第2グループ(G2)、第3グループ(G3)、第4グループ(G4)、第5グループ(G5)、第6グループ(G6)と呼ぶ。
図6において、第1PHS端末2−1は、第1グループ(G1)に属し、第2PHS端末2−2は、第2グループ(G1)に属している。
この場合、基地局3は、第1グループ用の制御チャネル(CCH1)を送信した後、第2グループ用の制御チャネル(CCH2)、第3グループ用の制御チャネル(CCH3)と順番に送信する。
また、基地局3は、第6グループ用の制御チャネル(CCH6)を送信すると第1グループ用の制御チャネル(CCH1)を再び送信する。
各グループ用の制御チャネルには、各グループに属する各PHS端末2に対する制御情報が含まれる。
制御情報は、たとえば各PHS端末2に対する通信チャネルの割り当て情報などである。
制御情報を受信することより、1個の基地局3と通信する複数のPHS端末2は、互いに異なる通信チャネルを使用して当該1個の基地局3と通信できる。
基地局3は、電話番号に対する所定の演算処理により、複数のPHS端末2をたとえば6グループ(着信群)に分類する。この他にも例えば、基地局3は、たとえば電話番号の末尾の数字により複数のPHS端末2を分類してもよい。
そして、図6は、複数のPHS端末2を6個のグループに分けた場合の制御チャネルの例である。
以下、6個のグループを互いに区別する場合、第1グループ(G1)、第2グループ(G2)、第3グループ(G3)、第4グループ(G4)、第5グループ(G5)、第6グループ(G6)と呼ぶ。
図6において、第1PHS端末2−1は、第1グループ(G1)に属し、第2PHS端末2−2は、第2グループ(G1)に属している。
この場合、基地局3は、第1グループ用の制御チャネル(CCH1)を送信した後、第2グループ用の制御チャネル(CCH2)、第3グループ用の制御チャネル(CCH3)と順番に送信する。
また、基地局3は、第6グループ用の制御チャネル(CCH6)を送信すると第1グループ用の制御チャネル(CCH1)を再び送信する。
各グループ用の制御チャネルには、各グループに属する各PHS端末2に対する制御情報が含まれる。
制御情報は、たとえば各PHS端末2に対する通信チャネルの割り当て情報などである。
制御情報を受信することより、1個の基地局3と通信する複数のPHS端末2は、互いに異なる通信チャネルを使用して当該1個の基地局3と通信できる。
また、基地局3でのPHS端末2のグループ分けのために、PHS端末2は、記憶部17に記憶されている自局の電話番号などの固有情報を送信する。
電話番号を受信した基地局3は、たとえば電話番号を6個のグループに分類するための予め定められた所定の演算処理を実行し、PHS端末2を各グループに分ける。
基地局3は、PHS端末2のグループ割り当てに基づいて、制御チャネルに対して、当該制御チャネルに対応するグループの複数のPHS端末2への制御情報を重畳し、制御チャネルを送信する。
また、PHS端末2は、たとえば自局の電話番号に対して基地局3と共通する所定の演算処理を実行し、自局のグループを判定する。
そして、PHS端末2は、自局のグループに対応する制御チャネルを受信し、当該制御チャネルに含まれる自局の制御情報を取得する。
これにより、図6に示すように、複数のPHS端末2は、基地局3から自局への制御情報を含む制御チャネルを受信し、基地局3の制御の下で基地局3との通信が可能となる。
電話番号を受信した基地局3は、たとえば電話番号を6個のグループに分類するための予め定められた所定の演算処理を実行し、PHS端末2を各グループに分ける。
基地局3は、PHS端末2のグループ割り当てに基づいて、制御チャネルに対して、当該制御チャネルに対応するグループの複数のPHS端末2への制御情報を重畳し、制御チャネルを送信する。
また、PHS端末2は、たとえば自局の電話番号に対して基地局3と共通する所定の演算処理を実行し、自局のグループを判定する。
そして、PHS端末2は、自局のグループに対応する制御チャネルを受信し、当該制御チャネルに含まれる自局の制御情報を取得する。
これにより、図6に示すように、複数のPHS端末2は、基地局3から自局への制御情報を含む制御チャネルを受信し、基地局3の制御の下で基地局3との通信が可能となる。
図7は、PHS端末2と基地局3との間の1フレームの通信スロット割り当ての説明図である。
図7の横軸は、時間を示す。図7の横軸の上側には、基地局3からPHS端末2への4個の下りスロットSL1〜SL4が描画され、図7の横軸の下側には、PHS端末2から基地局3への4個の上りスロットSH1〜SH4が描画されている。
図7の通信は、TDMA(Time Division Multiple Access)/TDD(Time Division Duplex)である。
図7の横軸は、時間を示す。図7の横軸の上側には、基地局3からPHS端末2への4個の下りスロットSL1〜SL4が描画され、図7の横軸の下側には、PHS端末2から基地局3への4個の上りスロットSH1〜SH4が描画されている。
図7の通信は、TDMA(Time Division Multiple Access)/TDD(Time Division Duplex)である。
図7において、基地局3は、2番目の下りスロット(SL2)において第1PHS端末2−1への下りの通信データを送信する。
制御チャネルを受信した第1PHS端末2−1は、制御チャネルの情報に基づいて自分用のスロットが2番目であると判断し、2番目の下りスロット(SL2)を受信する。また、第1PHS端末2−1は、2番目の上りスロット(SH2)において基地局3への上りの通信データを送信する。
基地局3は、2番目の上りスロット(SH2)を、第1PHS端末2−1からの通信データとして受信する。
制御チャネルを受信した第1PHS端末2−1は、制御チャネルの情報に基づいて自分用のスロットが2番目であると判断し、2番目の下りスロット(SL2)を受信する。また、第1PHS端末2−1は、2番目の上りスロット(SH2)において基地局3への上りの通信データを送信する。
基地局3は、2番目の上りスロット(SH2)を、第1PHS端末2−1からの通信データとして受信する。
また、基地局3は、4番目の下りスロット(SL4)において第2PHS端末2−2への下りの通信データを送信する。
制御チャネルを受信した第2PHS端末2−2は、制御チャネルの情報に基づいて自分用のスロットが4番目であると判断し、4番目の下りスロット(SL4)を受信する。また、第2PHS端末2−2は、4番目の上りスロット(SH4)において基地局3への上りの通信データを送信する。
基地局3は、4番目の上りスロット(SH4)を、第2PHS端末2−2からの通信データとして受信する。
このようにPHS端末2は、公衆モードにおいては、基地局3の制御の下で基地局3と通信する。PHS端末2は、自局の電話番号を利用して、他のPHS端末2と通信する。これにより、PHS端末2による公衆モードでの通話が可能となる。
制御チャネルを受信した第2PHS端末2−2は、制御チャネルの情報に基づいて自分用のスロットが4番目であると判断し、4番目の下りスロット(SL4)を受信する。また、第2PHS端末2−2は、4番目の上りスロット(SH4)において基地局3への上りの通信データを送信する。
基地局3は、4番目の上りスロット(SH4)を、第2PHS端末2−2からの通信データとして受信する。
このようにPHS端末2は、公衆モードにおいては、基地局3の制御の下で基地局3と通信する。PHS端末2は、自局の電話番号を利用して、他のPHS端末2と通信する。これにより、PHS端末2による公衆モードでの通話が可能となる。
次に、PHS端末2のトランシーバ機能による基本的な通信処理を説明する。
図8は、PHS端末2間の基本的なトランシーバ通信の説明図である。
図8の左側に発信側のPHS端末2が示され、右側に着信側のPHS端末2が示されている。図8において、時間は図面の上から下に流れている。
図8は、PHS端末2間の基本的なトランシーバ通信の説明図である。
図8の左側に発信側のPHS端末2が示され、右側に着信側のPHS端末2が示されている。図8において、時間は図面の上から下に流れている。
図8右側の着信側のPHS端末2は、他のPHS端末2からの呼出信号を受信するために、無線通信部11を、一定期間毎に、一定期間待ち受け状態に制御する。
これにより、無線通信部11は、間欠的に呼出信号を待ち受けることになる。
これにより、無線通信部11は、間欠的に呼出信号を待ち受けることになる。
図8左側の発信側のPHS端末2は、たとえば操作部12の操作に基づいて他のPHS端末2へトランシーバ発呼する場合、無線通信部11から呼出信号を送信する。無線通信部11は、一定期間毎に、一定期間の間に繰り返し呼出信号を送信する。
これにより、無線通信部11は、間欠的に呼出信号を送信することになる。
これにより、無線通信部11は、間欠的に呼出信号を送信することになる。
そして、着信側のPHS端末2では、無線通信部11が待ち受け期間において呼出信号を受信すると、制御部は、同期信号を無線通信部11に送信させる。
同期信号は、送信側のPHS端末2の無線通信部11により受信される。
同期信号は、送信側のPHS端末2の無線通信部11により受信される。
以上の同期処理が完了すると、図8の2台のPHS端末2では、トランシーバ通信での通話データの送受が可能になる。
たとえば図8左側のPHS端末2において、マイクロホン23から音声が入力され、音声モデム部14において音声データが発生すると、トランシーバ制御部31は、当該音声データを無線通信部11から送信する。
図8右側のPHS端末2は、無線通信部11が音声データを受信すると、トランシーバ制御部31が当該通信データを音声モデム部14へ出力する。
音声モデム部14は、音声データに基づく音声信号をスピーカ22へ出力する。これにより、通話が可能となる。
たとえば図8左側のPHS端末2において、マイクロホン23から音声が入力され、音声モデム部14において音声データが発生すると、トランシーバ制御部31は、当該音声データを無線通信部11から送信する。
図8右側のPHS端末2は、無線通信部11が音声データを受信すると、トランシーバ制御部31が当該通信データを音声モデム部14へ出力する。
音声モデム部14は、音声データに基づく音声信号をスピーカ22へ出力する。これにより、通話が可能となる。
次に、本実施形態でのトランシーバ通信での同期処理を説明する。
図9は、本実施形態でのトランシーバ通信での同期処理の概略的な説明図である。
図9(A)は、着信側のPHS端末2での無線通信部11の動作である。
図9(B)は、発信側のPHS端末2での無線通信部11の動作である。
図9において、時間は左から右に流れている。
図9は、本実施形態でのトランシーバ通信での同期処理の概略的な説明図である。
図9(A)は、着信側のPHS端末2での無線通信部11の動作である。
図9(B)は、発信側のPHS端末2での無線通信部11の動作である。
図9において、時間は左から右に流れている。
図9(A)に示すように、着信側のPHS端末2の無線通信部11は、1.2秒毎の自局を含む制御チャネル(CCH)を受信する。
自局宛ての制御チャネル(CCH)を受信すると、トランシーバ制御部31は、無線通信部11を、トランシーバ通信での呼出信号の受信待ち状態とする。
この受信待ち期間において、無線通信部11は、受信帯域を切り替える。
図9の例では、5種類の帯域に切り替えている。
受信側では、以上の処理を繰り返す。
自局宛ての制御チャネル(CCH)を受信すると、トランシーバ制御部31は、無線通信部11を、トランシーバ通信での呼出信号の受信待ち状態とする。
この受信待ち期間において、無線通信部11は、受信帯域を切り替える。
図9の例では、5種類の帯域に切り替えている。
受信側では、以上の処理を繰り返す。
図9(B)に示すように、発信側のPHS端末2の無線通信部11は、上述した電話番号によるグループ判定処理により、通話先である受信側のPHS端末2が受信する制御チャネルを判断し、当該制御チャネル(CCH)を受信する。
そして、1回目の制御チャネル(CCH)の受信時には、トランシーバ制御部31は、制御チャネル(CCH)の受信直後の所定の期間においてキャリアセンス処理を実行し、PHS端末2が使用する複数の周波数帯から、空いている周波数帯を検出する。
また、トランシーバ制御部31は、空き周波数帯から、受信側のPHS端末2との直接の無線通信に使用する周波数帯を決定する。図9では、周波数帯f3に決定している。
そして、1回目の制御チャネル(CCH)の受信時には、トランシーバ制御部31は、制御チャネル(CCH)の受信直後の所定の期間においてキャリアセンス処理を実行し、PHS端末2が使用する複数の周波数帯から、空いている周波数帯を検出する。
また、トランシーバ制御部31は、空き周波数帯から、受信側のPHS端末2との直接の無線通信に使用する周波数帯を決定する。図9では、周波数帯f3に決定している。
着信側のPHS端末2宛ての2回目の制御チャネル(CCH)を受信すると、送信側のPHS端末2のトランシーバ制御部31は、決定した周波数帯f3により呼出信号を送信する。
制御部は、キャリアセンスを実行した期間と略同じ期間において呼出信号を繰り返し送信する。
この呼出信号の送信期間は、呼出信号の受信待ち期間以上の期間とすればよい。
そして、受信待ち状態にある着信側のPHS端末2は、呼出信号を受信する。
呼出信号を受信したトランシーバ制御部31は、同期信号を無線通信部11に送信させる。
このように、本実施形態では、受信側のPHS端末2と送信側のPHS端末2とは、公衆モード用の制御チャネル(CCH)の受信タイミングを共通の基準として、呼出信号の受信動作および送信動作を実行する。
よって、呼出信号の送受は、呼出信号の送信を開始してから短期間に確実に完了する。
これに対して、たとえば各PHS端末2がそれぞれに固有のタイミングにより呼出信号の受信動作および送信動作を実行した場合、呼出信号が適切に受信されなくなる可能性がある。または、呼出信号の送信を始めてから受信されるまでに、異常に長い期間がかかってしまう可能性がある。
制御部は、キャリアセンスを実行した期間と略同じ期間において呼出信号を繰り返し送信する。
この呼出信号の送信期間は、呼出信号の受信待ち期間以上の期間とすればよい。
そして、受信待ち状態にある着信側のPHS端末2は、呼出信号を受信する。
呼出信号を受信したトランシーバ制御部31は、同期信号を無線通信部11に送信させる。
このように、本実施形態では、受信側のPHS端末2と送信側のPHS端末2とは、公衆モード用の制御チャネル(CCH)の受信タイミングを共通の基準として、呼出信号の受信動作および送信動作を実行する。
よって、呼出信号の送受は、呼出信号の送信を開始してから短期間に確実に完了する。
これに対して、たとえば各PHS端末2がそれぞれに固有のタイミングにより呼出信号の受信動作および送信動作を実行した場合、呼出信号が適切に受信されなくなる可能性がある。または、呼出信号の送信を始めてから受信されるまでに、異常に長い期間がかかってしまう可能性がある。
次に、本実施形態でのトランシーバ通信での同期処理と公衆モード用の制御チャネルとの関係について詳しく説明する。
図10は、公衆モード用の制御チャネルと、トランシーバ通信での送信動作と受信動作との一例の詳細な説明図である。
図10(A)は、公衆モード用の制御チャネルである。
図10において、時間は左から右に流れている。
基地局3は、制御チャネルとして、BCCH、SCCH、Pn(nは1から6の整数)CHを送信する。各制御チャネルの送信期間は、図7のフレームの20個分の期間に相当し、スーパーフレームと呼ばれる。
BCCHは、報知チャネルである。
SCCHは、基地局3毎のゾーンシグナリング用のチャネルである。
PnCHは、基地局3が上述した6個の各グループのPHS端末2へ制御情報を送信するチャネルである。
基地局3は、図10(A)に示すように、BCCH、SCCH、PnCHを一定の順番で送信する。
図10(A)は、公衆モード用の制御チャネルである。
図10において、時間は左から右に流れている。
基地局3は、制御チャネルとして、BCCH、SCCH、Pn(nは1から6の整数)CHを送信する。各制御チャネルの送信期間は、図7のフレームの20個分の期間に相当し、スーパーフレームと呼ばれる。
BCCHは、報知チャネルである。
SCCHは、基地局3毎のゾーンシグナリング用のチャネルである。
PnCHは、基地局3が上述した6個の各グループのPHS端末2へ制御情報を送信するチャネルである。
基地局3は、図10(A)に示すように、BCCH、SCCH、PnCHを一定の順番で送信する。
図10(B)は、着信側のPHS端末2の無線通信部11の動作説明図である。
着信側のPHS端末2は、自身の電話番号に基づいてP3CHを受信する。
また、着信側のPHS端末2は、P3CHの受信後に所定期間にわたり、呼出信号の受信待ち状態となる。
図10(C)は、発信側のPHS端末2の無線通信部11の動作説明図である。
発信側のPHS端末2は、子機登録データ37に基づいて、着信側のPHS端末2のグループを特定し、特定したグループに対応する制御チャネルP3CHを受信する。
また、発信側のPHS端末2は、P3CHの受信後に所定期間にわたり、呼出信号を繰り返し送信する。
着信側のPHS端末2は、自身の電話番号に基づいてP3CHを受信する。
また、着信側のPHS端末2は、P3CHの受信後に所定期間にわたり、呼出信号の受信待ち状態となる。
図10(C)は、発信側のPHS端末2の無線通信部11の動作説明図である。
発信側のPHS端末2は、子機登録データ37に基づいて、着信側のPHS端末2のグループを特定し、特定したグループに対応する制御チャネルP3CHを受信する。
また、発信側のPHS端末2は、P3CHの受信後に所定期間にわたり、呼出信号を繰り返し送信する。
図11は、トランシーバ通信での通信処理の詳細なタイミングチャートである。
図11の左側は、発信側のPHS端末2の動作のタイミングチャートである。
図11の右側は、着信側のPHS端末2の動作のタイミングチャートである。
図11の左側は、発信側のPHS端末2の動作のタイミングチャートである。
図11の右側は、着信側のPHS端末2の動作のタイミングチャートである。
右側の着信側のPHS端末2は、トランシーバ通信において、周期的に自局宛ての制御チャネルを受信する(ステップST11−1)。
自局宛ての制御チャネルを受信したPHS端末2は、制御チャネルの受信タイミングから所定の期間において、受信帯域を切り替えながら呼出信号の受信動作を実行する(ステップST12−1)。
着信側のPHS端末2は、ステップST11−1,ST12−1を繰り返し実行する。
自局宛ての制御チャネルを受信したPHS端末2は、制御チャネルの受信タイミングから所定の期間において、受信帯域を切り替えながら呼出信号の受信動作を実行する(ステップST12−1)。
着信側のPHS端末2は、ステップST11−1,ST12−1を繰り返し実行する。
左側の発信側のPHS端末2は、着信側のPHS端末2との間での子機間発信を開始すると、着信側のPHS端末2宛ての制御チャネルの受信を開始する(ステップST1)。
その後、当該制御チャネルを受信すると(ステップST2)、発信側のPHS端末2は、キャリアセンス処理を実行し(ステップST3)、子機間通信に使用する帯域を決定する。図11では、帯域f3(周波数3)を子機間通信に使用するものとする。
その後、当該制御チャネルを受信すると(ステップST2)、発信側のPHS端末2は、キャリアセンス処理を実行し(ステップST3)、子機間通信に使用する帯域を決定する。図11では、帯域f3(周波数3)を子機間通信に使用するものとする。
次に2回目の着信側のPHS端末2宛ての制御チャネルを受信すると(ステップST4)、発信側のPHS端末2は、決定した帯域で呼出信号を送信する(ステップST5)。
発信側のPHS端末2は、受信期間に相当する発信期間において、呼出信号を繰り返し送信する。
発信側のPHS端末2は、受信期間に相当する発信期間において、呼出信号を繰り返し送信する。
ステップST13において自局宛ての制御チャネルを受信した着信側のPHS端末2は、受信周波数を帯域f1、帯域f2、帯域f3と順番に切り替え、帯域f3において発信側からの呼出信号を受信する(ステップST14)。
呼出信号を受信した着信側のPHS端末2は、受信した帯域f3により同期信号を送信する(ステップST15)。
発信側のPHS端末2は、帯域f3により同期信号を受信すると、帯域f3により同期信号を送信する(ステップST6)。
着信側のPHS端末2は、同期信号を受信すると、応答信号を送信する(ステップST16)。
発信側のPHS端末2は、帯域f3により同期信号を受信すると、帯域f3により同期信号を送信する(ステップST6)。
着信側のPHS端末2は、同期信号を受信すると、応答信号を送信する(ステップST16)。
その後、発信側のPHS端末2が情報チャネル(TCH)を送信し(ステップST7)、着信側のPHS端末2が情報チャネル(TCH)を送信すると(ステップST17)、PHS端末2は、同期処理を終了する。PHS端末2は、子機間通信を開始する。
図12は、トランシーバ通信でのPHS端末2の発信処理のフローチャートである。
発信処理を開始すると、PHS端末2のトランシーバ制御部31は、記憶部17から子機登録データ37を読み込み、通話先として指定されたPHS端末2の電話番号を読み込む(ステップST21)。
トランシーバ制御部31は、読み込んだ電話番号について所定の演算処理を実行し、着信側のPHS端末2のグループを特定し、グループに対応する制御チャネルの受信を制御チャネル受信部32に指示する。
これにより、発信側のPHS端末2は、着信側のPHS端末2への下りの制御チャネルを捕捉する(ステップST22)。
発信処理を開始すると、PHS端末2のトランシーバ制御部31は、記憶部17から子機登録データ37を読み込み、通話先として指定されたPHS端末2の電話番号を読み込む(ステップST21)。
トランシーバ制御部31は、読み込んだ電話番号について所定の演算処理を実行し、着信側のPHS端末2のグループを特定し、グループに対応する制御チャネルの受信を制御チャネル受信部32に指示する。
これにより、発信側のPHS端末2は、着信側のPHS端末2への下りの制御チャネルを捕捉する(ステップST22)。
制御チャネル受信部32が当該制御チャネルを受信すると、トランシーバ制御部31は、キャリアセンス処理を実行する。
そして、トランシーバ制御部31は、PHS端末2が使用する複数の周波数帯のうち開いている周波数帯を、トランシーバ機能で使用する周波数帯として選択する(ステップST23)。
そして、トランシーバ制御部31は、PHS端末2が使用する複数の周波数帯のうち開いている周波数帯を、トランシーバ機能で使用する周波数帯として選択する(ステップST23)。
次に制御チャネル受信部32が当該制御チャネルを受信すると、トランシーバ制御部31は、呼出信号を5ミリ秒毎に送信する(ステップST24)。
その後、トランシーバ制御部31は、無線通信部11により選択した周波数帯を受信させ、着信側のPHS端末2が送信した同期信号の受信を試みる(ステップST25)。
そして、同期信号を受信すると、トランシーバ制御部31は、トランシーバ機能による子機間通信処理を実行する(ステップST26)。
その後、トランシーバ制御部31は、無線通信部11により選択した周波数帯を受信させ、着信側のPHS端末2が送信した同期信号の受信を試みる(ステップST25)。
そして、同期信号を受信すると、トランシーバ制御部31は、トランシーバ機能による子機間通信処理を実行する(ステップST26)。
同期信号を受信できなかった場合、トランシーバ制御部31は、呼出信号の送信期間が所定の時間(ここではXミリ秒)以上になったか否かを判断する(ステップST27)。
呼出信号の送信期間が所定の時間以上でない場合、トランシーバ制御部31は、ステップST25,ST27による呼出信号の送信処理を繰り返す。
呼出信号の送信期間が所定の時間以上でない場合、トランシーバ制御部31は、ステップST25,ST27による呼出信号の送信処理を繰り返す。
呼出信号の送信期間が所定の時間以上になると、トランシーバ制御部31は、呼出信号の送信を終了する(ステップST28)。
次に、トランシーバ制御部31は、呼出信号を送信した回数が所定の回数(ここではY回)に到達したか否かを判断する(ステップST29)。
呼出信号の送信回数が所定の回数に到達していない場合、トランシーバ制御部31は、回数カウンタをカウントアップし、ステップST24の処理に戻る。
次に、トランシーバ制御部31は、呼出信号を送信した回数が所定の回数(ここではY回)に到達したか否かを判断する(ステップST29)。
呼出信号の送信回数が所定の回数に到達していない場合、トランシーバ制御部31は、回数カウンタをカウントアップし、ステップST24の処理に戻る。
呼出信号の送信回数が所定の回数に到達した場合、トランシーバ制御部31は、制御チャネルの受信タイミングに関係なく呼出信号を送信する処理を開始する。
これにより、トランシーバ制御部31は、制御チャネルの受信タイミングに制限されることなく、任意のタイミングにおいて呼出信号を送信できる。
ここでは、トランシーバ制御部31は、10秒毎に呼出信号を繰り返し送信する(ステップST30)。
これにより、トランシーバ制御部31は、制御チャネルの受信タイミングに制限されることなく、任意のタイミングにおいて呼出信号を送信できる。
ここでは、トランシーバ制御部31は、10秒毎に呼出信号を繰り返し送信する(ステップST30)。
その後、トランシーバ制御部31は、呼出信号の送信を開始してからのタイマ15による経過時間を取得し、所定の呼出期間が経過したか否かを判断する(ステップST31)。
所定の呼出期間が経過した場合、トランシーバ制御部31は、発信処理を終了する。
トランシーバ制御部31は、たとえば表示部13に呼び出し失敗を通知するメッセージを表示させる。
所定の呼出期間が経過した場合、トランシーバ制御部31は、発信処理を終了する。
トランシーバ制御部31は、たとえば表示部13に呼び出し失敗を通知するメッセージを表示させる。
所定の呼出期間が経過していない場合、トランシーバ制御部31は、着信側のPHS端末2が送信した同期信号の受信を試みる(ステップST32)。
そして、同期信号を受信できなかった場合、トランシーバ制御部31は、ステップST30の呼び出し処理を実行する。
そして、同期信号を受信できなかった場合、トランシーバ制御部31は、ステップST30の呼び出し処理を実行する。
また、同期信号を受信すると、トランシーバ制御部31は、トランシーバ機能による子機間通信処理を実行する(ステップST33)。
図13は、呼出信号の受信待ち期間と呼出期間との対応関係の説明図である。
図13(A)は、制御チャネル(CCH)50のデータ構造の説明図である。
制御チャネル50は、プリアンブル51、ユニークワード52、チャネル識別子53、制御データ54、CRC検出符号55を含む。
ユニークワード52は、制御チャネル50に必ず含まれて、複数の制御チャネルに共通する信号成分であり、たとえば32ビットのデータにより構成される。
チャネル識別子53は、当該制御チャネル50の種類を示すデータである。
制御データ54は、たとえば当該制御チャネル50に対応するグループのPHS端末2の制御データである。
CRC検出符号55は、当該制御チャネル50に含まれるデータの誤り検出訂正符号である。
図13(A)は、制御チャネル(CCH)50のデータ構造の説明図である。
制御チャネル50は、プリアンブル51、ユニークワード52、チャネル識別子53、制御データ54、CRC検出符号55を含む。
ユニークワード52は、制御チャネル50に必ず含まれて、複数の制御チャネルに共通する信号成分であり、たとえば32ビットのデータにより構成される。
チャネル識別子53は、当該制御チャネル50の種類を示すデータである。
制御データ54は、たとえば当該制御チャネル50に対応するグループのPHS端末2の制御データである。
CRC検出符号55は、当該制御チャネル50に含まれるデータの誤り検出訂正符号である。
図13(B)は、着信側のPHS端末2における受信待ち期間の説明図である。
着信側のPHS端末2では、無線通信部11が自局宛の制御チャネル50を受信すると、トランシーバ制御部31がユニークワード52を検出する。
トランシーバ制御部31は、ユニークワード52の検出タイミングにおいて、所定の待ち時間(ここではt時間)をタイマ15に設定する。
そして、タイマ15が待ち時間を計測して割込信号を出力すると、トランシーバ制御部31は、無線通信部11を、呼出信号の着信待ち状態に制御する。
トランシーバ制御部31は、所定の着信待ち期間において無線通信部11を着信待ち状態に制御する。
また、着信待ち期間において、トランシーバ制御部31は、一定期間毎に、受信帯域を切り替えて合計5種類の帯域により呼出信号の着信を待つ。
着信側のPHS端末2では、無線通信部11が自局宛の制御チャネル50を受信すると、トランシーバ制御部31がユニークワード52を検出する。
トランシーバ制御部31は、ユニークワード52の検出タイミングにおいて、所定の待ち時間(ここではt時間)をタイマ15に設定する。
そして、タイマ15が待ち時間を計測して割込信号を出力すると、トランシーバ制御部31は、無線通信部11を、呼出信号の着信待ち状態に制御する。
トランシーバ制御部31は、所定の着信待ち期間において無線通信部11を着信待ち状態に制御する。
また、着信待ち期間において、トランシーバ制御部31は、一定期間毎に、受信帯域を切り替えて合計5種類の帯域により呼出信号の着信を待つ。
図13(C)は、発信側のPHS端末2における呼出期間の説明図である。
発信側のPHS端末2では、無線通信部11が所望の他のPHS端末2宛ての制御チャネル50を受信すると、トランシーバ制御部31がユニークワード52を検出する。
トランシーバ制御部31は、ユニークワード52の検出タイミングにおいて、所定の待ち時間(ここではt時間)をタイマ15に設定する。
そして、タイマ15が待ち時間を計測して割込信号を出力すると、トランシーバ制御部31は、無線通信部11から呼出信号を送信する。
また、トランシーバ制御部31は、上述した呼出信号の着信待ち期間よりも長い呼出期間において、所定の帯域により呼出信号を無線通信部11から繰り返し送信する。
このようにPHS端末2は、制御チャネル50のユニークワード52を検出し、このユニークワード52の検出タイミングを基準として、複数のPHS端末2に共通する一定期間の後に着信待ち状態または呼び出し期間に制御する。
よって、図13(B)および(C)に示すように、別々のPHS端末2の着信待ち状態と呼び出し期間とは確実に重なる。
発信側のPHS端末2では、無線通信部11が所望の他のPHS端末2宛ての制御チャネル50を受信すると、トランシーバ制御部31がユニークワード52を検出する。
トランシーバ制御部31は、ユニークワード52の検出タイミングにおいて、所定の待ち時間(ここではt時間)をタイマ15に設定する。
そして、タイマ15が待ち時間を計測して割込信号を出力すると、トランシーバ制御部31は、無線通信部11から呼出信号を送信する。
また、トランシーバ制御部31は、上述した呼出信号の着信待ち期間よりも長い呼出期間において、所定の帯域により呼出信号を無線通信部11から繰り返し送信する。
このようにPHS端末2は、制御チャネル50のユニークワード52を検出し、このユニークワード52の検出タイミングを基準として、複数のPHS端末2に共通する一定期間の後に着信待ち状態または呼び出し期間に制御する。
よって、図13(B)および(C)に示すように、別々のPHS端末2の着信待ち状態と呼び出し期間とは確実に重なる。
これに対して、たとえば各PHS端末2が、制御チャネル50の受信を独自の方式で検出し、その検出後に独自の処理により着信待ち状態または呼び出し期間となる場合には、別々のPHS端末2の着信待ち状態と呼び出し期間とが重なるとは限らない。
図14は、別々のPHS端末2の着信待ち状態と呼び出し期間とがずれている場合の説明図である。
図14(A)では、制御チャネル50の受信完了直後に着信待ち状態とっている。
これに対して、図14(B)は、制御チャネルの受信完了から遅れて呼出期間となっている。
制御チャネル50の受信完了から遅れて呼出期間になると、たとえば図14(B)に示すように周波数帯f1での呼出信号の送信開始が遅れる。
そして、図14(A)に示すように、周波数帯f1の呼出信号が送信されるタイミングにおいては、着信側では、受信周波数帯がf2に切り替えられている。
この場合、この2個のPHS端末の間で呼出信号を送受することができない。
つまり、本実施形態では、時間のずれが最も少ないユニークワード52の信号を基準として、発信側および受信側がそれぞれに呼出しおよび待ち受けを実行する。よって、図14に示すような発信側の呼出しのタイミングと受信側の受信待ち受けのタイミングとのずれは生じなくなる。
図14は、別々のPHS端末2の着信待ち状態と呼び出し期間とがずれている場合の説明図である。
図14(A)では、制御チャネル50の受信完了直後に着信待ち状態とっている。
これに対して、図14(B)は、制御チャネルの受信完了から遅れて呼出期間となっている。
制御チャネル50の受信完了から遅れて呼出期間になると、たとえば図14(B)に示すように周波数帯f1での呼出信号の送信開始が遅れる。
そして、図14(A)に示すように、周波数帯f1の呼出信号が送信されるタイミングにおいては、着信側では、受信周波数帯がf2に切り替えられている。
この場合、この2個のPHS端末の間で呼出信号を送受することができない。
つまり、本実施形態では、時間のずれが最も少ないユニークワード52の信号を基準として、発信側および受信側がそれぞれに呼出しおよび待ち受けを実行する。よって、図14に示すような発信側の呼出しのタイミングと受信側の受信待ち受けのタイミングとのずれは生じなくなる。
以上のように、本実施形態のPHS端末2は、基地局3が周期的に送信する制御チャネルを受信し、この制御チャネルの受信タイミングに同期して呼出信号の送信状態または受信待ち受け状態となる。
よって、PHS端末2は、無線通信部11を当該所定の期間において動作させるだけで、呼出信号を送受してトランシーバ通信のための同期処理を実行できる。
その結果、たとえば各PHS端末2が個々のタイミングにおいて呼出信号の送信状態または受信待ち受け状態となる場合に比べて、本実施形態は、格段に無線通信部11の消費電力を削減することができる。
また、本実施形態では、制御チャネルは基地局3により短い周期で送信されるので、呼出信号の送信を開始してからその送受が完了するまでの期間を短くできる。
特に、本実施形態では、各PHS端末2において、呼出信号の送信状態とする期間と、受信待ち受け状態とする期間を、共通する制御チャネルの受信タイミングを基準にして制御する。よって、本実施形態では、たとえば呼出信号の周波数を短い期間で切り替えているにもかかわらず、呼出信号を送受できる。
その結果、本実施形態のPHS端末2は、デュアルモードなどでの待ち受け時間を延ばすことができる。
よって、PHS端末2は、無線通信部11を当該所定の期間において動作させるだけで、呼出信号を送受してトランシーバ通信のための同期処理を実行できる。
その結果、たとえば各PHS端末2が個々のタイミングにおいて呼出信号の送信状態または受信待ち受け状態となる場合に比べて、本実施形態は、格段に無線通信部11の消費電力を削減することができる。
また、本実施形態では、制御チャネルは基地局3により短い周期で送信されるので、呼出信号の送信を開始してからその送受が完了するまでの期間を短くできる。
特に、本実施形態では、各PHS端末2において、呼出信号の送信状態とする期間と、受信待ち受け状態とする期間を、共通する制御チャネルの受信タイミングを基準にして制御する。よって、本実施形態では、たとえば呼出信号の周波数を短い期間で切り替えているにもかかわらず、呼出信号を送受できる。
その結果、本実施形態のPHS端末2は、デュアルモードなどでの待ち受け時間を延ばすことができる。
以上の実施形態は、本発明の好適な実施形態の例であるが、本発明は、これに限定されるものではなく発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形または変更が可能である。
上記実施形態では、呼出信号の送信期間と、受信待ち受け期間とを同期するために、基地局3が送信する制御チャネル(CCH)を受信している。
この他にも例えば、これらの期間を同期させるために、基地局以外の基準信号発信装置の同期信号などを利用してもよい。たとえば基準時刻を送信する電波などを利用してもよい。
この他にも例えば、これらの期間を同期させるために、基地局以外の基準信号発信装置の同期信号などを利用してもよい。たとえば基準時刻を送信する電波などを利用してもよい。
上記実施形態では、トランシーバ機能による通話する複数のPHS端末2は、同期処理のために共通に受信する制御チャネルを、電話番号に基づいて決定している。また、上記実施形態では、複数のPHS端末2により共通に受信される制御チャネルは、基地局3によるPHS端末2の分類(着信群)に基づいて選択されている。
この他にも例えば、同期処理のために受信する制御チャネルを、予め複数のPHS端末2に登録してもよい。具体的には、たとえば子機登録時に、各PHS端末2が共通に受信する制御チャネルを予め決定し、その制御チャネルの情報を互いに交換して登録すればよい。
この他にも例えば、同期処理のために受信する制御チャネルを、予め複数のPHS端末2に登録してもよい。具体的には、たとえば子機登録時に、各PHS端末2が共通に受信する制御チャネルを予め決定し、その制御チャネルの情報を互いに交換して登録すればよい。
上記実施形態では、PHS端末2は、自局宛ての制御チャネルを受信する度に、無線通信部11を呼出信号の受信待ち受け状態に制御している。
この他にも例えば、PHS端末2は、自局宛ての制御チャネルを複数回受信すると、無線通信部11を呼出信号の受信待ち受け状態に制御してもよい。
これにより、無線通信部11を受信待ち受け状態に制御する回数を減らし、無線通信部11による待ち受けの消費電力を減らすことができる。その結果、PHS端末2のデュアルモードなどでの待ち受け時間を更に延ばすことができる。
この他にも例えば、PHS端末2は、自局宛ての制御チャネルを複数回受信すると、無線通信部11を呼出信号の受信待ち受け状態に制御してもよい。
これにより、無線通信部11を受信待ち受け状態に制御する回数を減らし、無線通信部11による待ち受けの消費電力を減らすことができる。その結果、PHS端末2のデュアルモードなどでの待ち受け時間を更に延ばすことができる。
たとえば図2の制御部16は、検出部20によりバッテリ19の出力電圧が所定の閾値電圧以上であるか否かを判断し、バッテリ19の出力電圧が閾値電圧より小さい場合には、無線通信部11を受信待ち受け状態に制御する回数を減らすようにしてもよい。
これにより、PHS端末2は、バッテリ19の蓄電残量が減った場合でも、長期間にわたって受信待ち受け状態に制御可能になる。
これにより、PHS端末2は、バッテリ19の蓄電残量が減った場合でも、長期間にわたって受信待ち受け状態に制御可能になる。
上記実施形態では、PHS端末2を通信機器とした例である。
この他にも例えば、本発明は、携帯電話機、通信機能を有する電子機器などに適用可能である。
また、通信機器の通信方式は、公衆通信方式に限られず、ワイヤレスLAN、ブルートゥース(登録商標)などによる通信方式でもよい。
これらの通信方式では、上述した基地局3の制御チャネルなどの基準となる信号(同期信号)が送受されるとは限らない。基準信号が送受されない場合には、複数の通信機器は、たとえば互いの時刻を同期させ、予め定められた時間、たとえば各分での0秒目から10秒目などのような時間において、送信状態および受信待ち受け状態となるようにすればよい。
この他にも例えば、本発明は、携帯電話機、通信機能を有する電子機器などに適用可能である。
また、通信機器の通信方式は、公衆通信方式に限られず、ワイヤレスLAN、ブルートゥース(登録商標)などによる通信方式でもよい。
これらの通信方式では、上述した基地局3の制御チャネルなどの基準となる信号(同期信号)が送受されるとは限らない。基準信号が送受されない場合には、複数の通信機器は、たとえば互いの時刻を同期させ、予め定められた時間、たとえば各分での0秒目から10秒目などのような時間において、送信状態および受信待ち受け状態となるようにすればよい。
1…通信システム、2−1…第1PHS端末(第1の通信機器) 、2−2…第2PHS端末(第2の通信機器) 、3…基地局、11…無線通信部(通信部)、15…タイマ、16…CPU(制御部)、17…記憶部、19…バッテリ、20…検出部、37…子機登録データ、50…制御チャネル(基地局信号) 、52…ユニークワード(ユニークワード信号、信号成分) 、G1〜G6…グループ (着信群)
Claims (14)
- 他の通信機器との間で直接に通信信号を送受可能な通信機器であって、
前記他の通信機器と通信する通信部と、
前記通信部を制御する制御部と
を有し、
前記制御部は、
直接的な呼出信号を間欠受信可能な前記他の通信機器の受信期間に対応して、前記通信部から前記他の通信機器宛ての呼出信号を送信する
通信機器。 - 前記他の通信機器の識別情報として、当該通信機器および前記他の通信機器を含む複数の通信機器を、複数の着信群に対応付けるために利用可能な識別情報を記憶する記憶部を更に有し、
前記通信部は、
前記記憶部に記憶されている前記他の通信機器の識別情報から、前記他の通信機器の着信群を判別し、
判別した前記他の通信機器の着信群のタイミングに基づいて、前記他の通信機器の前記受信期間に同期するように、前記通信部から前記他の通信機器宛ての呼出信号を送信する
請求項1記載の通信機器。 - 前記通信部は、
当該通信機器および前記他の通信機器と通信可能な基地局が、前記着信群毎に異なるタイミングで各着信群宛てに送信した基地局信号を前記識別情報に基づいて受信し、
前記制御部は、
前記他の通信機器宛ての基地局信号を受信した場合、当該基地局信号の受信タイミングを基準として、前記他の通信機器の前記受信期間に同期するように、前記通信部から前記他の通信機器宛ての呼出信号を送信し、
当該呼出信号の送信に応じて前記他の通信機器から前記同期信号を受信した場合、前記通信部から前記他の通信機器宛ての通信信号を送信する
請求項1または2記載の通信機器。 - 前記識別情報は、各通信機器の電話番号である
請求項2または3記載の通信機器。 - 前記通信部を前記呼出信号の受信可能状態に制御するまでの経過時間として、前記他の通信機器と共通する経過時間を測定するタイマを更に有し、
前記制御部は、
前記判別した基地局信号についての、前記複数の基地局信号に共通する所定の信号成分を検出し、
当該信号成分の検出タイミングを基準として、前記タイマが前記他の通信機器と共通する前記経過時間を計測すると、前記呼出信号を送信する
請求項3または4記載の通信機器。 - 前記所定の信号成分は、基地局信号に含まれるユニークワード信号である
請求項5記載の通信機器。 - 前記制御部は、
前記他の通信機器宛ての呼出信号を送信しても前記他の通信機器からの応答が無い場合、前記他の通信機器の前記受信期間に関係なく前記呼出信号を送信する
請求項1から6のいずれか一項記載の通信機器。 - 前記制御部は、
前記他の通信機器が1回の前記受信期間において前記呼出信号を受信するために切り替える複数の周波数帯から選択した1の周波数帯を用いて、前記受信期間に対応して呼出信号を繰り返し送信する
請求項1から7のいずれか一項記載の通信機器。 - 他の通信機器との間で直接に通信信号を送受可能な通信機器であって、
前記他の通信機器と通信する通信部と、
前記通信部を制御する制御部と
を有し、
前記制御部は、
前記他の通信機器からの間欠的な呼出信号の送信期間に対応して、前記通信部を、前記呼出信号の受信可能な状態に制御する
通信機器。 - 前記通信部は、
当該通信機器および前記他の通信機器と通信可能な基地局が、前記着信群毎に異なるタイミングで各着信群宛てに送信した基地局信号を受信し、
前記制御部は、
当該通信機器の着信群宛ての基地局信号を受信した場合、当該基地局信号の受信タイミングを基準として、前記他の通信機器の前記送信期間に同期するように、前記通信部を前記他の通信機器からの呼出信号の受信可能状態に制御する
請求項9記載の通信機器。 - 前記通信部および前記制御部へ電力を供給するバッテリと、
前記バッテリの蓄電残量を検出する検出部と
を更に有し、
前記通信部は、
前記バッテリの蓄電残量に応じて、前記通信部を前記呼出信号の受信可能状態に制御する制御回数を切り替え、当該蓄電残量が所定値より少ない場合には、前記制御回数を第1の制御回数とし、前記蓄電残量が所定値以上の場合には、前記制御回数を前記第1の制御回数より多い第2の制御回数とする
請求項10記載の通信機器。 - 第1の通信機器および第2の通信機器を有し、前記第1の通信機器から前記第2の通信機器へ直接に通信信号を送信可能な通信システムであって、
前記第2の通信機器は、間欠的に、前記第1の通信機器からの直接の呼出信号を受信可能な状態となり、
前記第1の通信機器は、直接的な呼出信号を間欠受信可能な前記第2の通信機器の受信期間に対応する間欠的な送信期間において、前記第2の通信機器へ前記呼出信号を送信する
通信システム。 - 前記第2の通信機器は、
前記第1の通信機器および前記第2の通信機器を含む複数の通信機器を複数の着信群に分類した場合に決まる着信群毎のタイミングにおいて、前記第1の通信機器からの直接の呼出信号を受信可能な状態となり、
前記第1の通信機器は、
前記第2の通信機器の識別情報として、前記第2の通信機器の着信群の判別に利用可能な識別情報を記憶する記憶部を有し、
前記記憶部に記憶されている前記第2の通信機器の識別情報から、前記第2の通信機器の着信群を判別し、
判別した前記第2の通信機器の着信群のタイミングに基づいて、前記第2の通信機器へ前記呼出信号を送信する
請求項12記載の通信システム。 - 前記第1の通信機器および前記第2の通信機器は、
前記第1の通信機器および前記第2の通信機器と通信可能な基地局が、前記着信群毎に異なるタイミングで各着信群に属する通信機器宛てに送信した基地局信号を受信し、
前記第2の通信機器は、
前記第2の通信機器の着信群宛ての基地局信号を受信した場合、当該基地局信号の受信タイミングを基準として、前記第1の通信機器からの呼出信号を受信可能な状態となり、前記呼出信号を受信したときには前記第1の通信機器宛ての同期信号を送信し、
前記第1の通信機器は、
前記第2の通信機器宛ての基地局信号を受信した場合、当該基地局信号の受信タイミングを基準として、前記第2の通信機器宛ての呼出信号を送信し、
当該呼出信号の送信に応じて前記第2の通信機器から前記同期信号を受信した場合、前記第2の通信機器宛ての通信信号を送信する
請求項13記載の通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009248294A JP2011097296A (ja) | 2009-10-28 | 2009-10-28 | 通信機器および通信システム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2013089150A1 (ja) * | 2011-12-12 | 2013-06-20 | 京セラ株式会社 | 電力制御装置、電力制御システム及び制御方法 |
JP2014187681A (ja) * | 2013-07-31 | 2014-10-02 | Panasonic Corp | コードレス電話システム |
-
2009
- 2009-10-28 JP JP2009248294A patent/JP2011097296A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2013089150A1 (ja) * | 2011-12-12 | 2015-04-27 | 京セラ株式会社 | 電力制御装置、電力制御システム及び制御方法 |
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