JP2011095625A - 現像装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】磁性一成分現像剤及び該現像剤を収容するための現像容器、前記現像剤を表面に担持し回転自在に保持された現像剤担持体、現像剤層厚規制手段を有している現像装置において、該磁性一成分現像剤が、現像剤粒子とハイドロタルサイト類化合物とを含有し、該現像剤粒子はスルホン酸基、スルホン酸塩基及びスルホン酸エステル基の少なくともいずれかを有する重合体(A)と磁性体と結着樹脂とを少なくとも含有し、該ハイドロタルサイト類化合物は該現像剤粒子の表面に存在しており、該現像剤担持体は、基体と該基体の表面上に形成された樹脂層とを有し、該樹脂層は結着樹脂、特定のアクリル樹脂及び導電性粒子を含む。
【選択図】図1
Description
現像剤担持体は、基体と、該基体の表面上に形成された表面層としての樹脂層とを有する。樹脂層は、結着樹脂、一般式(1)及び(2)で表されるモノマー単位を有するアクリル樹脂及び導電性粒子を含有する樹脂組成物にて形成されている。
<樹脂層>
<結着樹脂>
結着樹脂には公知の樹脂が使用できる。樹脂層の耐久性及び環境安定性の点から熱硬化性樹脂が好ましい。耐摩耗性及び環境安定性に優れ、後述する本発明に係るアクリル樹脂との相溶性に優れることからフェノール樹脂が好ましい。
アクリル樹脂は一般式(1)及び(2)で表されるエステル構造のモノマー単位と一般式(2)で表されるカチオン性のモノマー単位とを有する。
導電性粒子としては金属(アルミニウム、銅、ニッケル、銀等)や導電性金属酸化物(酸化アンチモン、酸化インジウム、酸化スズ、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化モリブデン、チタン酸カリウム等)の微粉末、結晶性グラファイト、各種カーボンファイバー、導電性カーボンブラック等が挙げられる。特に、分散性及び電気伝導性に優れる導電性カーボンブラックおよび結晶性グラファイトが好ましい。導電性のアモルファスカーボンは、電気伝導性に特に優れまた塗料にした場合のチキソ性効果により分散安定性及び塗工安定性も良好である。
樹脂層の表面に均一且つ適切な表面粗さを付与するために樹脂層中に凹凸付与粒子を添加してもよい。凹凸付与粒子としては球状のものが好ましい。球状粒子であることにより不定形粒子に比べ、より少ない添加量で所望の表面粗さが得られ、また均一な凹凸面が得られる。さらに、樹脂層表面が摩耗した場合でも表面粗さの変化を抑制することができるため、現像剤担持体上の現像剤担持量の変動を抑えられる。凹凸付与粒子としては樹脂粒子;アルミナ、酸化亜鉛、シリコーン、酸化チタン、酸化錫などからなる酸化物粒子;炭素粒子;導電処理を施した樹脂粒子等の導電性粒子;イミダゾール化合物粒子等が挙げられる。イミダゾール化合物粒子は現像剤に摩擦帯電電荷を付与する役割も果たす。
基体には円筒状部材が好ましい。感光体ドラムに非接触の現像方法においては金属の如き剛体の円筒管若しくは中実棒が好ましく用い得る。基体にはアルミニウム、ステンレス鋼または真鍮等の非磁性の金属、これらの合金を円筒状あるいは円柱状に成型し、研磨、研削したものを用い得る。
樹脂層は樹脂層形成用の材料を溶媒中に分散混合して塗料を調製し、これを現像剤担持体の基体上に塗布して形成できる。
現像剤は負帯電性の一成分磁性現像剤であり、現像剤粒子とハイドロタルサイト類化合物とを含有する。現像剤粒子はスルホン酸基、スルホン酸塩基及びスルホン酸エステル基の何れかを有する重合体(A)と、磁性体と、結着樹脂とを少なくとも含有し、ハイドロタルサイト類化合物は現像剤粒子の表面に存在している。重合体(A)は荷電制御剤として現像剤粒子中に含有されている。重合体(A)とハイドロタルサイトは負摩擦帯電付与性に優れており、現像剤の摩擦帯電量を高く、均一にできる。
重合体(A)に含有されるスルホン酸基、スルホン酸塩基、スルホン酸エステル基の単量体としては、アクリルアミドスルホン酸、スチレンスルホン酸、ビニルスルホン酸、マレイン酸アミド誘導体、マレイミド誘導体、スチレン誘導体が挙げられる。好ましくは、(メタ)アクリルアミドスルホン酸である。スルホン酸含有アクリルアミド単量体の例を以下に挙げる。2−アクリルアミドプロパンスルフォン酸、2−アクリルアミド−n−ブタンスルフォン酸、2−アクリルアミド−n−ヘキサンスルフォン酸、2−アクリルアミド−n−オクタンスルフォン酸、2−アクリルアミド−n−ドデカンスルフォン酸、2−アクリルアミド−n−テトラデカンスルフォン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルフォン酸、2−アクリルアミド−2−メチルフェニルエタンスルフォン酸、2−アクリルアミド−2−(4−クロロフェニル)プロパンスルフォン酸、2−アクリルアミド−2−カルボキシメチルプロパンスルフォン酸、2−アクリルアミド−2−(2−ピリジン)プロパンスルフォン酸、2−アクリルアミド−1−メチルプロパンスルフォン酸、3−アクリルアミド−3−メチルブタンスルフォン酸、2−メタクリルアミド−n−デカンスルフォン酸、2−メタクリルアミド−n−テトラデカンスルフォン酸。特に、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルフォン酸は摩擦帯電性向上の点からより好ましい。
現像剤は現像剤粒子の外添剤としてハイドロタルサイト類化合物を有している。ハイドロタルサイト類化合物の外添によって、摩擦帯電安定性に優れ、高画像濃度・潜像再現性を保持しつつ高品位で鮮鋭な画像が得られ、且つ広い転写ラチチュードが得られる。ハイドロタルサイト類化合物は特許第3862412号公報に開示されているように一般式(6)で表される。
下記一般式(8)で表される金属錯塩化合物(B)を現像剤に含有させることが好ましい。金属錯塩化合物(B)自身が有する摩擦帯電付与能は重合体(A)よりも低い。しかし、全体の摩擦帯電量を下げることなく摩擦帯電量が過多となった現像剤粒子の摩擦帯電を好適に緩和し、現像剤全体として摩擦帯電量分布をより均一に保持させ得る。そのため、現像剤担持体上に存在する現像剤の摩擦帯電量がより均一となり、電子写真画像への白抜けの発生をより有効に抑制できる。
結着樹脂としてはビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等が使用できる。特にビニル樹脂、ポリエステル樹脂が好ましい。ビニル樹脂を生成する為のビニル系モノマーとしては次の様なものが挙げられる。スチレン、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン、ブタジエン、イソプレン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、沸化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ベンゾエ酸ビニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸nブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸nオクチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸2エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、マレイン酸、シトラコン酸、イタコン酸、フマル酸、メサコン酸、マレイン酸無水物、シトラコン酸無水物、イタコン酸無水物、マレイン酸メチルハーフエステル、マレイン酸エチルハーフエステル、マレイン酸ブチルハーフエステル。更に結着樹脂としては、酸価が5.0mgKOH/g以上50.0mgKOH/g以下のものが好ましい。このような結着樹脂は、当該結着樹脂に対する金属錯塩化合物(B)の相溶性が向上する。即ち、金属錯塩化合物(B)が結着樹脂中でミクロドメインを形成する。また結着樹脂自身の電荷受容性が高まり、これらの相乗効果によって現像剤の摩擦帯電性の向上及び摩擦帯電量の均一化を図られる。酸価はJIS K−0070に基づき測定できる。
磁性体には以下のものを用い得る。マグネタイト、マグヘマタイト、フェライトの如き酸化鉄、及び他の金属酸化物を含む酸化鉄;Fe、Co、Niの金属、あるいは、これらの金属とAl、Co、Cu、Pb、Mg、Ni、Sn、Zn、Sb、Be、Bi、Cd、Ca、Mn、Se、Ti、W、V等の金属との合金及びこれらの混合物。磁性体は着色剤として使用してもよい。
現像剤粒子は、フロー式粒子像測定装置で計測される円相当径3μm以上400μm以下の現像剤粒子の平均円形度が0.945以上であることが好ましい。現像剤粒子の形状が球形に近いほど、摩擦帯電付与が均一に行われ易く、現像剤全体の摩擦帯電量を均一にでき、転写性も良好となる。球形化の方法としては以下の方法がある。撹拌羽根またはブレード、およびライナーまたはケーシングを有する装置で、現像剤をブレードとライナーの間の微小間隙を通過させる際に、機械的な力により表面を平滑化したり現像剤を球形化する方法。温水中に現像剤を懸濁させ球形化する方法。熱気流中に現像剤を曝し、球形化する方法。着色剤としては任意の適当な顔料または染料が挙げられる。現像剤には離型剤を使用することが好ましい。離型剤としては以下のものが挙げられる。低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、低分子量エチレンープロピレン共重合体、脂肪族炭化水素系ワックス(マイクロクリスタリンワックス、パラフィンワックス)、脂肪酸エステルを主成分とするワックス類(カルナバワックス、フィッシャートロプシュワックス、サゾールワックス、モンタン酸エステルワックス)。
上記の現像剤は例えば以下の方法によって製造できる。結着樹脂、重合体(A)及び磁性体、または更に、金属錯塩化合物(B)、顔料又は染料、離型剤、その他の添加剤をヘンシェルミキサー、ボールミキサーの如き混合機により充分に混合する。そしてこの混合物を熱混練機を用いて溶融して樹脂類を互いに相溶せしめた後に、離型剤、顔料、染料、磁性体を分散又は溶解させる。その後冷却固化させた後、粉砕及び分級を行って現像剤を得ることができる。そして、ハイドロタルサイト類化合物及びその他の外添剤をヘンシェルミキサーの如き混合機により現像剤粒子と充分に混合して現像剤を得られる。
図1に示した本発明の一態様に係る現像装置は、磁性一成分現像剤と、該現像剤を収容している容器と、現像剤担持体と、現像剤層厚規制手段を有している。現像剤層厚規制部材516としてはゴム弾性や金属弾性を有する材料の弾性板からなる弾性ブレードを使用できる。この弾性ブレードは、現像剤担持体510に対して、磁性一成分現像剤を介して接触あるいは圧接させても良い。現像剤担持体上に形成される磁性一成分現像剤の薄層の厚みは、現像領域Dにおける現像剤担持体と感光体ドラム501との間の最小間隙よりもさらに薄いことが好ましい。
(1)樹脂層の体積抵抗値
厚さ100μmのPETシート上に7μm以上20μm以下の厚さの樹脂層を形成したものを測定試料とした。測定装置として、抵抗率計ロレスタAP又はハイレスタIP(いずれも商品名、三菱油化株式会社(現 三菱化学株式会社)製)にて4端子プローブを用いて体積抵抗値を測定した。また、測定環境を20℃以上25℃以下、50%RH以上60%RH以下とした。
導電性粒子及び凹凸付与粒子の粒径はレーザー回折型粒度分布計(商品名:コールターLS−230型粒度分布計、ベックマン・コールター社製)を用いて測定した。測定方法は、少量モジュールを用い、測定溶媒としてはイソプロピルアルコール(IPA)を用いた。まず、IPAにて粒度分布計の測定系内を約5分間洗浄し、洗浄後バックグラウンドファンクションを実行した。次に、IPA50ml中に、測定対象の粒子1mg以上25mg以下を加えて懸濁した溶液を超音波分散機で約1分以上3分間以下分散処理し、被験試料液を得た。そして、測定装置の測定系内に被験試料液を徐々に加えて、装置の画面上のPIDSが45%以上55%以下になるように測定系内の試料濃度を調整して測定を行い、体積分布から算出した体積平均粒径を求めた。
表面粗さ(JIS B0601−2001)に準拠する表面粗さ測定器(商品名:サーフコーダSE−3500、株式会社小坂研究所製)を用いた。測定箇所は、軸の長手方向の中心及び端部から50mmの地点の3箇所について、周方向に120°度回転させた3点の計9点とし、9箇所における測定値の算術平均値を表面粗さRaとした。粗さ測定に際してカットオフは0.8mm、測定距離は8.0mm、送り速度は0.5mm/secとした。測定環境は温度23℃、湿度60%RHとした。
レーザ寸法測定器(商品名:LS5000シリーズ、株式会社キーエンス製)を用いて、樹脂層形成前のスリーブの外径(S0)及び樹脂層形成後の外径(S1)を測定した。それらの値から、樹脂層の厚み(S1−S0)/2を算出した。測定には、前記装置のコントローラLS−5500(商品名)及びセンサーヘッドLS−5040T(商品名)を用いた。スリーブ固定治具及びスリーブ送り機構を取り付けた装置にセンサー部を別途固定し、スリーブ長手方向に対し30分割して30箇所、及びこの30箇所の各位置においてスリーブを周方向に90°回転させた30箇所、合計60箇所についてスリーブの外径寸法を測定した。外径寸法はその平均値とした。測定環境は温度23℃、湿度60%RHとした。
測定装置として、コールターマルチサイザーIII(商品名、ベックマン・コールター社製)を用いた。また、電解液として、塩化ナトリウム(試薬1級)を溶かして調製した約1質量%NaCl水溶液又はISOTON−II(商品名、ベックマン・コールター社製)を使用した。まず、電解液100ml以上150ml以下中に、分散剤として、界面活性剤(アルキルベンゼンスルホン酸塩液)0.1ml以上5ml以下を加え、次いで、試料(現像剤)を2mg以上20mg以下加えた。これに、超音波分散器で約1分間以上3分間以下分散処理を行い、被験試料を調製した。そして、測定装置の100μmアパーチャーを用い、被験試料中の球状粒子又は磁性現像剤粒子の体積、個数を測定した。この測定結果から体積分布と個数分布とを算出し、体積分布から求めた重量基準の重量平均粒径(D4)及び個数分布から求めた個数基準の長さ平均粒径(D1)(共に各チャンネルの中央値をチャンネル毎の代表値とする)を求めた。
フロー式粒子像分析装置(商品名:FPIA―2100、シスメックス社製)を用いて23℃/60%RHの環境下で測定を行った。円相当径が0.60μm以上400μm以下の範囲内の磁性現像剤粒子について投影像の面積及び周囲長を測定し、そこで測定された磁性現像剤粒子の投影像の面積から円相当径を求めた。また、円相当径が0.60μm以上400μm以下の範囲内の磁性現像剤粒子について円形度を次式により求めた。円形度は磁性現像剤粒子の凹凸の程度の指標であり、磁性現像剤粒子が完全な球形の場合1.00を示す。また、表面形状が複雑になるほど円形度は小さな値となる。
円形度a=L0/L
上記式中、L0は磁性現像剤粒子の投影像の面積と同じ面積を持つ円の周囲長を示し、Lは512×512の画像処理解像度(0.3μm×0.3μmの画素)で画像処理した時の磁性現像剤粒子の投影像周囲長を示す。更に円相当径3μm以上400μm以下の磁性現像剤粒子について、円形度の総和及び全粒子数を求めた。得られた円形度の総和を全粒子数で除した値を平均円形度と定義した。
示差走査型熱量計(商品名:MDSC−2920、TA Instruments社)を用いて、ASTM D3418−82に基づき常温常湿下で測定した。測定試料は3mgを精密に秤量したものを用いた。これをアルミパン中に入れ、リファレンスとして空のアルミパンを用いた。測定温度範囲を30〜200℃とし、一旦、昇温速度10℃/minで30℃から200℃まで昇温させた後、降温速度10℃/minで200℃から30℃まで降温させ、再度、昇温速度10℃/minで200℃まで昇温させた。2回目の昇温過程で得られるDSC曲線において比熱変化が出る前と出た後のベースライン中間点の線と示差熱曲線との交点を重合体のガラス転移温度Tgとした。
画像比率5.5%のテストチャートを出力して得られたコピー上のφ5mmベタ黒丸部のコピー画像濃度を、反射濃度計「RD918」(商品名、マクベス社製)により反射濃度測定を行い、その10点の平均値を画像濃度とした。
各評価環境にカートリッジを10日間放置後、本体に設置しA4サイズのハーフトーン画像を出力して、得られた画像上に発生した白抜け画像の個数を、以下の基準で評価した。
A:白抜け画像が見当たらない。
B:最大径1mm以下の白抜け画像が1個以上3個以下確認できる。
C:最大径1mm以下の白抜け画像が4個以上7個以下確認できる。
D:最大径1mm以下の白抜け画像が8個以上、もしくは1mm超の白抜け画像が1つ確認できる。
E:1mm超の白抜け画像が複数確認できる。
現像剤担持体上の現像剤を、E−SpartAnalyzer Model EST−III(商品名;ホソカワミクロン社製)により3000個捕集し、摩擦帯電量分布を測定した。現像剤摩擦帯電量の中の、負及び逆極性に摩擦帯電した現像剤の質量を、捕集した現像剤粒子粒径及び比重より算出し、捕集した現像剤の総質量中に占める逆極性の現像剤質量の割合を算出して、逆極性成分の現像剤量を計測した。反転現像剤量の測定方法は、ベタ白画像を出力(感光体ドラムに現像剤を現像させない)直後の、現像剤担持体と感光体ドラムのニップ部下流の現像剤担持体に担持される現像剤の摩擦帯電量を、E−SpartAnalyzerにより測定した。なお、測定個数は3000個程度とし、23℃、60%RHの常温常湿(N/N)で測定した。逆極性成分の割合が少ない方が摩擦帯電量の分布はシャープであるため、逆極性成分の割合を測定した。
以下の要領で重合体(A)、結着樹脂、現像剤粒子等を製造し、更に現像剤を製造した。
〔1−1〕重合体A−1
還流管、撹拌機、温度計、窒素導入管、滴下装置および減圧装置を備えた反応容器に下記の材料を入れ、撹拌しながら70℃まで加熱した。
〔1−3−1〕結着樹脂の製造
ここで得られたスチレン−アクリル系共重合体25部を、下記の混合物中に溶解し混合溶液とした。
疎水化処理シリカ微粉体を以下の方法にて製造した。四塩化ケイ素を気相中にて1000℃で焼成し、アモルファスのシリカ微粉体を得た。このシリカ微粉体を気相中で分散させ、シリカ微粉体100部に対してヘキサメチルジシラザン(HMDS)を固形分で15部を噴霧し、粒子の合一が生じないように十分に撹拌しながら反応させた。更に十分に撹拌しながら、ジメチルシリコーンオイルを固形分で15部を噴霧し反応させた。これを乾燥後130℃で2時間加熱処理し、その後、凝集体がなくなるまで繰り返しジェットミルにて解砕処理した。こうして得たシリカ微粉体の一次平均粒径は12nmであった。
磁性体、重合体(A)及び金属錯塩の種類と添加量、並びに現像剤粒子製造時の平均円形度と粒径を表1に示すものに変更したこと以外はG−1の場合と同様にして、表1に示す物性の現像剤G−2〜G−12、g−1、及びg−2を製造した。尚、現像剤粒子製造時の平均円形度と粒径は、分級工程の変更で調整した。
以下の凹凸付与粒子、結着樹脂、導電性粒子及びアクリル樹脂溶液を用いて現像剤担持体を製造した。
〔2−1〕凹凸付与粒子:ガラス状カーボンからなるニカビーズICB−1020(商品名、日本カーボン株式会社製、体積平均粒子径12.4μm)。
〔2−2〕結着樹脂1:アンモニア触媒使用レゾール型フェノール樹脂溶液(商品名:J−325、DIC株式会社製)。
〔2−3〕結着樹脂2:ポリオール(商品名:ニッポラン5037、日本ポリウレタン工業製)と、硬化剤(商品名:コロネートL、日本ポリウレタン工業製)を質量比10:1で配合したもの。
〔2−5〕導電性粒子1
石炭系重質油を熱処理することで得られたメソカーボンマイクロビーズを、洗浄・乾燥した後、アトマイザーミルで機械的に分散を行い、窒素雰囲気下において800℃で一次加熱処理を行い炭化させた。次いで、アトマイザーミルで二次分散を行った後、窒素雰囲気下において2900℃で熱処理し、さらに分級して体積平均粒径6.6μmの黒鉛粒子を得た。この黒鉛粒子を導電性粒子1とした。
〔2−6〕導電性粒子2:カーボンブラック#5500(商品名、東海カーボン製、体積平均粒径0.02μm)。
撹拌機、冷却器、温度計、窒素導入管及び滴下ロートを付した4つ口セパラブルフラスコに、ジプロピルアミノエチルメタクリレート(化学式12)46.1質量部、ラウリルブロマイド(化学式13)53.9質量部、エタノール50質量部を混合し均一になるまで攪拌した。撹拌を続けながら70℃まで昇温した後5時間攪拌してモノマーの4級化を行い、4級アンモニウム塩基含有モノマーである、(2−メタクリロイロキシエチル)ラウリルジプロピルアンモニウムブロマイド(化学式14)を得た。得られた反応溶液を冷却した後、共重合成分として、トリデシルメタクリレート17.4質量部、溶媒としてエタノール50部、及び重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)1.0部を仕込み、系が均一になるまで撹拌した。撹拌を続けながら、反応系内の温度が70℃になるまで昇温し、滴下ロートで1時間かけて添加した。滴下終了後、窒素導入下還流状態で更に5時間反応させ、さらにAIBNを0.2部添加した後1時間反応させた。更に、この溶液をエタノールで希釈して固形分40%のアクリル系樹脂溶液AC−1を得た。アクリル系樹脂溶液AC−1製造時の共重合モノマー成分配合比を表2−1に、樹脂構造を表3に示した。
共重合モノマー成分を表2−1または表2−2に示した成分とした以外はアクリル樹脂溶液AC−1の製造例と同様にしてアクリル樹脂溶液AC−2〜AC−39を得た。アクリル樹脂の構造を表3に示す。AC−38はアクリル樹脂溶液生成後、イオン交換樹脂を用いてアニオンを臭素イオンからp−トルエンスルホン酸イオンへイオン交換した。
撹拌機、冷却器、温度計、窒素導入管及び滴下ロートを付した4つ口セパラブルフラスコに、ジメチルアミノメチルメタクリレート51.1質量部、ブチルブロマイド(4級化剤)48.9質量部、エタノール50質量部を混合し系が均一になるまで攪拌した。撹拌を続けながら70℃まで昇温した後5時間攪拌してモノマーの4級化を行い、(2−メタクリロイロキシメチル)ブチルジメチルアンモニウムブロマイドを得た。得られた反応溶液を冷却した後、共重合成分として、ブチルメタクリレート21.7質量部、溶媒としてエタノール50部、及び重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)1.0部を仕込み、系が均一になるまで撹拌した。撹拌を続けながら反応系内の温度が70℃になるまで昇温し、滴下ロートで1時間かけて添加した。滴下終了後、窒素導入下還流状態で更に5時間反応させ、さらにAIBNを0.2部添加した後1時間反応させた。更にこの溶液をエタノールで希釈して固形分40%のアクリル樹脂溶液ac−1を得た。アクリル樹脂溶液ac−1製造時の共重合モノマー成分配合比を表2−3に、樹脂構造を表4に示した。
共重合モノマー成分を表2−3〜2−4に示した成分とした以外はアクリル樹脂溶液ac−1と同様にしてアクリル樹脂溶液ac−2〜ac−43を得た。アクリル樹脂溶液の樹脂構造を表4に示す。
〔2−11〕現像剤担持体1の製造
以下の材料にメタノールを加え固形分40%に調整し、サンドミル(直径1mmのガラスビーズをメディア粒子として使用)で2時間分散した。
塗料の構成や現像剤をそれぞれ表5−1に示したものとした以外は現像剤担持体1と同様にして現像剤担持体2〜28、31〜50を製造した。
〔2−13〕現像剤担持体29の製造
結着樹脂2をトルエンに溶解して固形分40%の「結着樹脂2溶解液」を調製し、現像剤担持体1の製造において「結着樹脂1溶解液」を「結着樹脂2溶解液」に変え、「アクリル樹脂AC−1」を「アクリル樹脂AC−2」に変えた。それ以外は現像剤担持体1と同様にして現像剤担持体29を製造した。
結着樹脂3をメタノールに溶解して固形分40%の「結着樹脂3溶解液」を調製した。現像剤担持体1の製造例において「結着樹脂1溶解液」を「結着樹脂3溶解液」に変え、「アクリル樹脂AC−1」を「アクリル樹脂AC−9」に変えた。それら以外は現像剤担持体1と同様にして現像剤担持体30を製造した。表5−1に現像剤担持体1の樹脂層の構成と物性を示した。
〔2−15〕現像剤担持体51の製造
現像剤担持体1の製造例において「アクリル樹脂AC−1」を「アクリル樹脂ac−1」に変えた以外は現像剤担持体1と同様にして現像剤担持体51を製造した。
〔2−16〕現像剤担持体52〜94の製造
塗料の構成や現像剤をそれぞれ表5−2に示したものとした以外は現像剤担持体51と同様にして現像剤担持体52〜94を製造した。
現像剤担持体1にマグネットローラを組み付け、市販のレーザービームプリンタ(商品名:LaserJet P3005、ヒューレットパッカード株式会社製)の純正カートリッジに組み込み、現像剤G−1を詰め替えカートリッジとした(表6−1)。評価環境は、温度23℃、湿度50%RH(N/N環境)、温度15℃、湿度10%RH(L/L環境)及び温度33℃、湿度90%RH(H/H環境)とした。ランニング時のプリントは、印字比率が1%の横線とし、初期評価は10枚プリント後、耐久性評価は1万枚連続プリント終了後とし、画像濃度、白抜け、樹脂層の表面粗さRa及び逆極性現像剤比率を評価した。結果を表8−1に示す。
現像剤担持体2〜50にマグネットローラを組み付け、表6−1または表6−2に示す現像剤担持体と現像剤とを使用して実施例1と同様に評価した。結果を表8−1〜8−3に示す。
(比較例1〜46)
現像剤担持体1及び51〜94にマグネットローラを組み付け、表7に示す現像剤担持体と現像剤とを使用して実施例1と同様に評価した。結果を表9−1〜9−2に示す。
503 現像容器
Claims (3)
- 磁性一成分現像剤及び該現像剤を収容するための現像容器、前記現像剤を表面に担持し回転自在に保持された現像剤担持体、現像剤層厚規制手段を有している現像装置において、
該磁性一成分現像剤が、現像剤粒子とハイドロタルサイト類化合物とを含有し、該現像剤粒子はスルホン酸基、スルホン酸塩基、及びスルホン酸エステル基の少なくともいずれかを有する重合体(A)と磁性体と結着樹脂とを少なくとも含有し、該ハイドロタルサイト類化合物は該現像剤粒子の表面に存在しており、該現像剤担持体は、基体と該基体の表面上に形成された樹脂層とを有し、該樹脂層は結着樹脂、アクリル樹脂及び導電性粒子を含み、該アクリル樹脂は一般式(1)及び一般式(2)で表されるモノマー単位を少なくとも含有することを特徴とする現像装置:
- 前記一般式(1)及び一般式(2)で表されるモノマー単位のモル組成比をそれぞれa及びbとした時、b/(a+b)が0.50以上0.90以下であることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
- 前記樹脂層が、前記結着樹脂100質量部に対して前記アクリル樹脂1.0質量部以上40.0質量部以下を含有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
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