JP2011095544A - 像加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】潤滑剤を良好に拡散させつつ、スリーブの表層への負担を軽減してスリーブの耐久性を向上することを目的とする。
【解決手段】支持部材12には、スリーブ13の内周面に対向し、スリーブ13の回転方向において加熱ヒータ11の隣の領域であって、搬送され得る最大の記録材幅よりも狭い領域にのみ複数の凹部が形成されることで当該凹部が形成された領域に凹凸形状12aが存在する。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置に用いられる像加熱装置に関する。画像形成装置としては、複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリ或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等が挙げられる。像加熱装置としては、電子写真方式、静電記録方式、磁気記録方式等の適時の画像形成プロセスに用いられ、トナー像を定着する定着装置が挙げられる。即ち、定着装置は、加熱溶融性の樹脂等よりなるトナーを用いて、シートの面に転写方式若しくは直接方式で目的の画像情報に対応して形成された未定着トナー像を、シート面上に永久固着画像として加熱定着処理する方式の装置である。尚、シートとしては、紙、印刷紙、転写材シート、OHTシート、光沢紙、光沢フィルム、エレクトロファックス紙、静電記録紙等の記録材が挙げられる。ここで、本発明の像加熱装置には、上記定着装置ばかりでなく、未定着画像を記録材上に仮定着させる像加熱装置や、画像を担持した記録材を再加熱してつや等の画像表面性を改質する像加熱装置等も包含される。
従来、スタンバイ時に電力を供給せず、消費電力を極力低く抑えた像加熱装置としてサーフ加熱方式の定着装置が実用化されている。サーフ加熱方式の定着装置では、断熱性の支持部材に支持されたセラミックヒータと加圧ローラとの間に樹脂性や金属性の高熱伝導スリーブを挟んで定着ニップ部を形成する。そして、その定着ニップ部に未定着トナー像を担持させた記録材を導入して加熱定着を行う。近年では、画像形成装置はプリントスピードや立上げの高速化、省エネやコンパクト化といった様々な課題が求められている。このため、熱伝導率が高く、強度に優れた薄肉のスリーブを用いた構成が実用化されている。
また、サーフ加熱方式の定着装置では、ヒータとスリーブとの間の相対移動を円滑化するため、グリース等の潤滑剤を塗布する事が行われている。潤滑剤は、ヒータ面とスリーブ内周面との間に均一に拡散していることが望ましいが、現実には、ヒータのスリーブ回転方向上下流部位に溜まりがちとなり、潤滑剤のムラが生じる。このようにして発生した潤滑剤のムラは、記録材に与える熱にもムラを発生させ、定着させる画像に悪影響を与えることとなる。また、スリーブ、ヒータ、及び支持部材間に潤滑剤が循環せず、摺動トルクの増大を引き起こすことも問題となる。特に、本体電源投入直後の定着装置が十分に暖まっていない状態では、潤滑剤の粘性が非常に高い。このため、ヒータのスリーブ回転方向上下流部位に溜まった潤滑剤が摺動トルクを増大させ、スリーブの回転に支障を来たし、スリーブのスリップが発生するといった問題もある。
こうした潤滑剤のムラによる問題に対して、特許文献1には、ヒータを支持する支持部材の表面に凹凸形状を設け、潤滑剤の拡散を促すものが提案されている。また、特許文献2には、ヒータを支持する支持部材にスリットを設けることにより、潤滑剤の拡散を良化させ、駆動トルクの低減及びスリップ防止を達成するものが提案されている。
特許第3254117号公報 特開2003−229234号公報
しかし、特許文献1,2の支持部材に形成した凹凸形状又はスリットが、近年用いている薄肉スリーブを損傷させるという問題が起こっている。記録材端部と接触するスリーブ部分では、スリーブ表層における離型層の削れ・剥がれが耐久性の観点から一般に問題と
なるが、凹凸形状又はスリットを付加することにより、この耐久性が大幅に悪化する。スリーブの離型層の削れ・剥がれは、記録材搬送方向に対して直交する記録材幅方向における記録材端部が搬送される位置で発生し易い。これは、記録材を搬送することに伴い発生する紙紛、記録材の有無に起因する局所的な応力集中、及び熱的負荷が、この位置で増大するからである。特に凹凸形状又はスリットを採用した場合、これらの形状が記録材端部と対応した位置でスリーブへの負荷がさらに増大し、離型層の削れ・剥がれが促進されてしまう。これによって、スリーブの耐久性が維持できないという問題が引き起こされてしまう。
本発明は、潤滑剤を良好に拡散させつつ、スリーブの表層への負担を軽減してスリーブの耐久性を向上することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る像加熱装置は、
可撓性のスリーブと、前記スリーブの内周面に接触するヒータと、前記ヒータを支持する支持部材と、前記スリーブを介して前記ヒータに圧接する加圧ローラと、を有し、前記スリーブを介して前記ヒータに前記加圧ローラが圧接したニップ部でシートを挟持しながら搬送する像加熱装置であって、
前記スリーブの内周面と前記ヒータ及び前記支持部材とが摺動する部位には、潤滑剤が介在しており、
前記支持部材には、前記スリーブの内周面に対向し、前記スリーブの回転方向において前記ヒータの隣の領域であって、搬送され得る最大のシート幅よりも狭い領域にのみ複数の凹部が形成されることで当該凹部が形成された領域に凹凸形状が存在することを特徴とする。
本発明によれば、潤滑剤を良好に拡散させつつ、スリーブの表層への負担を軽減してスリーブの耐久性を向上することができる。
実施例1に係る画像形成装置の概略構成図 実施例1に係る定着装置を表す概略構成図 実施例1に係るスリーブを表す断面図 従来例の支持部材を表す図 凹凸形状による応力集中のメカニズムを説明する図 実施例1に係る支持部材を表す図 比較例の支持部材を表す図 実施例2に係る支持部材を表す図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施例1>
(画像形成装置)
図1に本例に係る画像形成装置の概略構成を示す。感光ドラム1は、アルミニウムやニッケル等のシリンダ状の基盤上に、OPC、アモルファスSe、アモルファスSi等の感光材料が重ねられて形成されている。感光ドラム1は矢印の方向に回転駆動され、まず、
その表面が帯電ローラ2によって一様に帯電される。次に、レーザスキャナ3より射出される、画像情報に応じてON/OFF制御されたレーザビームLによる走査露光が施され、感光ドラム1の表面に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置4でトナー像として現像、可視化される。現像方法としては、ジャンピング現像法、2成分現像法、FEED現像法等が用いられる。特にイメージ露光と反転現像とを組み合わせて用いられることが多い。可視化されたトナー像は、感光ドラム1と転写ローラ5とで形成される転写ニップ部で、所定のタイミングで搬送されて来るシートとしての記録材P上に感光ドラム1上から転写される。ここで、トップセンサ8にて記録材Pの先端を検知し、感光ドラム1上のトナー像の画像形成位置と記録材Pの先端の書き出し位置が合致するようにタイミングを合わせている。所定のタイミングで搬送された記録材Pは、転写ニップ部で一定の加圧力で挟持しながら搬送され、像加熱装置としての定着装置6へと搬送される。定着装置6では、記録材P上のトナー像が永久画像として定着される。定着装置6から排出された記録材Pは、排紙ガイドに案内されて画像形成装置から排出される。一方、感光ドラム1上に残存する転写残りの残留トナーは、クリーニング装置7により感光ドラム1の表面から除去される。また、排紙センサ9が定着装置6内に設けられている。排紙センサ9は、記録材Pがトップセンサ8と排紙センサ9の間で紙詰まり等を起こした際に、その紙詰まりを検知する。
(定着装置)
図2に定着装置6の概略構成を示す。定着装置6は、基本的には互いに圧接して定着ニップ部Nを形成する定着アセンブリ10と加圧部材としての加圧ローラ20とを有するサーフ加熱方式の加熱定着装置である。定着装置6は、定着ニップ部Nで記録材を挟持しながら搬送し、その際に記録材を加熱・加圧してトナー像を溶融・固着させる。図2(a)に定着装置6の断面を示し、図2(c)に定着装置6の分解斜視を示す。図2(a),(c)に示すように、定着アセンブリ10は、主に、加熱ヒータ11と、支持部材12と、可撓性のスリーブ13と、金属ステー14と、を有する。
(加熱ヒータ)
図2(b)に加熱ヒータ11の断面を示す。図2(b)に示すように加熱ヒータ11は、スリーブ13の内周面に接触することにより定着ニップ部Nの加熱を行う。加熱ヒータ11を構成するセラミック基板11aの表面には、通電発熱抵抗層11bが形成されている。セラミック基板11aは、低熱容量のプレート状の、アルミナや窒化アルミ等の絶縁性基板である。通電発熱抵抗層11bは、Ag/Pd(銀パラジウム)、RuO、TaN等を材料とし、セラミック基板11aの記録材幅方向(シート幅方向)である長手方向に沿って、厚み約10μm、幅約1〜5mm程度でスクリーン印刷等により形成されている。加熱ヒータ11がスリーブ13と接する面には、熱効率を損なわない範囲で通電発熱抵抗層11bを保護する保護層11cが設けられている。保護層11cの厚みは十分薄く、表面の平滑性を良好にする程度が望ましく、保護層11cはガラスやフッ素樹脂コート等で形成される。
(支持部材)
支持部材12は、加熱ヒータ11を支持する。また、支持部材12は、回転するスリーブ13を案内する。支持部材12は、液晶ポリマー、フェノール樹脂、PPS(ポリフェニレンスルファイド)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等の耐熱性樹脂により形成される。支持部材12は、熱伝導率が低い程加圧ローラ20への熱伝導が良くなるので、樹脂層中にガラスバルーンやシリカバルーン等のフィラーを内包してあっても良い。支持部材12には、スリーブ13の内周面に対向し、スリーブ13の回転方向において加熱ヒータ11の隣の上下流の領域に、記録材幅方向である長手方向に伸びる2本の凸状のアゴ121が設けられている。つまり、2つのアゴ121の間に加熱ヒータ11が配置される。アゴ121は、スリーブ13における定着ニップ部Nの部分と他の部分との間に角
度を付与することにより、スリーブ13と記録材Pとの離型性を向上させる。また、アゴ121は、加圧ローラ20等よりも先に温まるプレヒート効果により加圧ローラ20へ熱伝導し画質を向上させる。尚、本例では支持部材12にアゴ121が形成されているが、支持部材12にはアゴ121が形成されていなくても良い。アゴ121には、後述する凹凸形状12aが設けられている。凹凸形状12aを設けることによりグリース等の潤滑剤の拡散性を向上させている。また、アゴ121が設けられていなくても、支持部材12におけるアゴに相当するスリーブ13の回転方向において加熱ヒータ11の隣の上下流の領域に、凹凸形状を設けても良い。また、凹凸形状は、スリーブ13の回転方向において加熱ヒータ11の隣の上下流の領域の両方に設けられるだけでなく、どちらか一方だけに設けられるものであってもよい。
(スリーブ)
スリーブ13は、可撓性の円筒状をしており、加熱ヒータ11及び支持部材12を内包し、加熱ヒータ11及び支持部材12の周りを回転する。スリーブ13は、クイックスタートを可能にするために総厚200μm以下の厚みの耐熱性フィルムであると良い。スリーブ13は、ポリイミド、ポリアミドイミド、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等の耐熱性樹脂を基層13aとして用いている。基層13aには、熱伝導性を向上させるために、BN、アルミナ、Al等の高熱伝導性粉末を混入してあっても良い。また、長寿命の定着装置6を構成するために充分な強度を持ち、耐久性に優れたスリーブ13として、総厚20μm以上の厚みが必要である。従って、スリーブ13の総厚としては、20μm以上200μm以下が最適である。さらにオフセット防止や記録材の分離性を確保するために、スリーブ13の表層には、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、FEP(テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、ETFE(エチレン・テトラフルオロエチレン共重合体)、CTFE(ポリクロロトリフルオロエチレン)、PVDF(ポリビニリデンフルオライド)等のフッ素樹脂、シリコーン樹脂等の離型性の良好な耐熱樹脂を混合又は単独で被覆して離型層13cを形成してある。離型層13cの被覆の方法としては、スリーブ13の外面をエッチング処理した後に離型層13cをディッピングするか、粉体スプレ等の塗布であっても良い。又は、チューブ状に形成された樹脂をスリーブ13の表面に被せる方式であっても良い。又は、スリーブ13の外面をブラスト処理した後に、接着剤であるプライマ層13bを塗布し、離型層13cを被覆する方法であっても良い。本例のスリーブ13では、図3に示すように、基層13aは高熱伝導樹脂フィルムであり、基層13a上に導電性のプライマ層13bを塗付し、プライマ層13bをPFAによる離型層13cで被覆している。
(金属ステー)
金属ステー14は、支持部材12と接触し、定着アセンブリ10の全体の撓みや捩れを抑制する。金属ステー14は、コイルバネ15から加圧力を受けて支持部材12を加圧ローラ20に向けて押圧する。
(加圧ローラ)
加圧ローラ20は、スリーブ13を介して加熱ヒータ11に圧接する。加圧ローラ20がスリーブ13を介して加熱ヒータ11に圧接する部位が定着ニップ部Nである。加圧ローラ20は、金属製芯金21の外側に、弾性層22を形成した弾性ローラである。芯金21は、SUS、SUM、Al等の金属が用いられる。弾性層22は、シリコーンゴムやフッ素ゴム等の耐熱ゴムで形成した弾性ソリッドゴム層等が用いられる。又は弾性層22は、より断熱効果を持たせるためにシリコーンゴムを発泡して形成した弾性スポンジゴム層等が用いられても良い。又は弾性層22は、シリコーンゴム層内に中空のフィラー(マイクロバルーン等)を分散させて、硬化物内に気体部分を持たせて断熱効果を高めた弾性気泡ゴム層等が用いられても良い。尚、弾性層22の上にPFA、PTFE等の離型層を形
成してあっても良い。
(定着装置の駆動及び制御方法)
図2(c)に示すように、金属ステー14は、その長手方向(記録材幅方向)の両端が支持部材12から突き出ている。そして、金属ステー14の長手方向の両端部にあるバネ受け部14aがバネ受け部材を介してコイルバネ15によって加圧される。コイルバネ15による荷重はステー足部14bを介して支持部材12の長手方向に渡って均一に伝達される。これにより、定着アセンブリ10は、加圧ローラ20の弾性に抗して押圧されることとなる。また、支持部材12の加圧力によって、スリーブ13が加熱ヒータ11と加圧ローラ20との間に挟まれることで撓み、加熱ヒータ11の加熱面に密着した状態になる。
加圧ローラ20は、芯金21の端部に設けられた不図示の駆動ギアにより、図2(a)の矢印の方向に回転する駆動力を得る。駆動力は、制御手段を統制する不図示のCPUからの指令に従い、不図示のモータから伝達される。この加圧ローラの回転駆動に伴って、スリーブ13は加圧ローラ20との摩擦力により従動回転する。スリーブ13の内周面と加熱ヒータ11及び支持部材12とが摺動する部位には、フッ素系やシリコーン系の耐熱性グリース等の潤滑剤が介在している。潤滑剤により、摩擦抵抗を低く抑え、滑らかにスリーブ13が回転可能となる。
また、加熱ヒータ11の温度制御は、セラミック基板11aの背面に設けた不図示のサーミスタ等の温度検知素子の信号に応じて、CPUが通電発熱抵抗層11bに印加する電圧のデューティ比や波数等を決定し適切に制御する。この加熱ヒータ11の温度制御により、定着ニップ部N内の温度を所望の定着設定温度に保つことができる。そして、未定着トナー像を担持した記録材が所定のタイミングで適宜供給され、記録材は定着ニップ部N内に搬送されて加熱定着される。
(支持部材の凹凸形状)
従来例では、図4に示すように、支持部材12のアゴ121に長手方向(記録材幅方向)の全域に凹凸形状12aが形成されている。凹凸形状12aを設けることにより、グリース等の潤滑剤の拡散性を向上させる。この場合において、記録材幅方向における記録材端部で応力集中が引き起こされることにより、スリーブ13の離型層13cの削れ・剥がれが促進されてしまうメカニズムを、図5を用いて説明する。一般に、凹凸の存在や、紙自体の有無による境界領域では、応力集中が発生し、スリーブ13等の部材の耐久性に対して不利な状況である。そして、図5に示すように、記録材幅方向における記録材端部が搬送される位置に凹凸形状12aが存在すると、記録材端部が凹部側に逃げて大きな応力集中が引き起こされ、スリーブ13に対する負荷が非常に高くなる。これにより、図4に示すような従来例では、スリーブ13の離型層13cの削れ・剥がれが早々に引き起こされていた。
これに対する本例に係る支持部材12の特徴を図6に示す。本例では、支持部材12のアゴ121における潤滑剤の拡散性の向上を担う凹凸形状12aを、長手方向(記録材幅方向)の全域ではなく、記録材の最大幅(搬送され得る最大のシート幅)よりも狭い領域にのみ形成している。具体的には、記録材の最大幅がLTRサイズ紙の216mmであるとき、凹凸形状12aの形成領域は200mmである。尚、図4に示す従来例では、凹凸形状12aの形成領域は232mmである。ここで、凹凸形状12aは、凹凸形状12aの記録材幅方向の両側の凹凸形状が形成されていない領域である端部領域12bの平坦な表面と同一面に対して複数の凹部が形成されることで、当該凹部が形成された領域に存在することとなる。このため、凹凸形状12aの凸部は、端部領域12bと等しく突出している。これにより、本例では、記録材幅方向における記録材端部が搬送される位置に凹凸形状12aが存在せず、平坦な端部領域12bが存在する。よって、記録材端部が搬送される位置は、端部領域12bが平坦であることから、応力集中が引き起こされず、この位
置にかかる負荷が軽減される。従って、スリーブ13の離型層13cの削れ・剥がれが引き起こされ難くなり、スリーブ13の耐久性が向上する。つまり、本例によると、潤滑剤を良好に拡散させつつ、スリーブ13の表層への負担を軽減してスリーブ13の耐久性を向上することができる。
(検証)
本例の効果を確認する為に、実験による検証を行った。本例の支持部材12は、図6に示すように長手方向200mmの領域に凹凸形状12aを形成したものである。また、比較対象の従来例の支持部材12は、図4に示すように長手方向全域(232mm)に凹凸形状12aを形成したものである。さらに、比較対象として、本例の支持部材12の端部領域12bの表面の高さを凹凸形状12aの凸部から低めた図7に示す比較例も用意した。室温23℃、湿度50%の環境下において26ppmのプリントスピードでLTRサイズ紙(紙幅216mm)を連続通紙し、スリーブの離型層の削れ・剥がれの程度を確認した。温調温度は200℃である。実験結果を表1に示す。
Figure 2011095544
尚、表1における評価では、スリーブ表層の離型層が削れなければ○、離型層が削れてプライマ層が露出すれば△、プライマ層も削れて基層までダメージを与えれば×としている。一般的に離型層が破壊されると、離型性の低下と共にスリーブの帯電状態が崩れるため、オフセットに代表される画像問題が発生する。本実験においても、削れ・剥がれが基層まで達した場合には帯電状態の崩れのため、オフセットが発生した。
表1に示すように、本例では削れ・剥がれの発生を大幅に防ぐことに成功し、スリーブの耐久性を向上できた。画質・搬送能力に関しても、本例では長手方向の86%の領域には潤滑剤拡散を促す凹凸形状12aが形成されていることから、潤滑剤のムラの発生及び、それに起因する問題は起こらなかった。
また、本例では、スリーブは支持部材12の凹凸形状12aの形成領域においては各凸部の先端部分より、凹凸形状12aが形成されていない端部領域12bにおいては平面全体より、均一に力が加えられる。これに対し、図7に示す比較例のように、凹凸形状12aの凸部と、凹凸形状が形成されていない端部領域の面と、に段差がある場合は、必然的にスリーブが受ける力に偏りが発生する。比較例は、凹凸形状12aの凸部が、凹凸形状が形成されていない領域の面に比べて高いものである。しかし、図示省略するが、比較例とは反対に、凹凸形状12aの凸部が、凹凸形状が形成されていない領域の面に比べて低い場合においても、同様の問題が発生する。これらのように段差が存在すると、とりわけ、その境界領域において、スリーブにかかる負荷が集中し、削れ・剥がれに代表されるスリーブの損傷が引き起こされる。
また、本実験で用いた画像形成装置の出力可能な記録材の最大幅はLTRサイズ紙の幅(216mm)であったが、使用される地域によっては記録材の最大幅はA4サイズ紙の幅(210mm)である。このことから、先に述べた構成条件において、A4サイズ紙(紙幅210mm)を連続通紙する実験も行った。実験結果を表2に示す。
Figure 2011095544
本例ではA4サイズ紙に対しても、記録材幅方向における記録材端部が搬送される位置に凹凸形状12aが存在しない。従って、A4サイズ紙に対しても、本例の効果が確認できた。
以上の実験結果より、スリーブ13の離型層13cの削れ・剥がれが引き起こされ難くなり、スリーブ13の耐久性が向上することが確認できた。
<実施例2>
(支持部材の凹凸形状)
本例に係る支持部材12を図8に示す。尚、支持部材12以外の構成は上記例と同様であるので、支持部材12について説明し、その他の部分については説明を省略する。
スリーブ13への負荷は応力集中によって高まってしまうが、特に凹凸形状12aの凹凸の起伏が大きい程一般に応力集中も高くなる。端部領域12bとの境界線に近い凹凸形状12aの領域では、必然的に凹凸が存在することとなり、仮に、その位置で記録材幅方向における記録材端部を連続して大量に搬送するとなると、当該領域にてスリーブ13の離型層13cの削れ・剥がれが発生し得る。具体的な例としては、中国等の一部の地域で使われている紙幅195mmの16Kサイズ紙等が該当する。この場合、上記例と同様な長手方向200mmの凹凸形状12aを形成していると、16Kサイズ紙の記録材幅方向における記録材端部の搬送される位置は、凹凸形状12aの領域内に含まれ、やはりスリーブ13への負荷が高まってしまう。
このような、最大幅以内の記録材についてのスリーブ13の離型層13cの削れ・剥がれを対策する構成として、図8に示す本例がある。本例では、記録材の最大幅よりも狭い凹凸形状12aと端部領域12bとの間の、端部領域12bとの境界線に近い凹凸形状12cの領域は、端部領域12bに向けて凹凸形状12cの凹部の深さを変えるようにした。具体的には、凹凸形状12cの凹部の深さは、凹凸形状が形成されていない端部領域12bに向かう程浅くなる。図8に示す本例では、端部領域12bに向かう程段階的に凹部を浅くしている。尚、本例だけでなく、端部領域12bに向かう程徐々に凹部を浅くしてもよい。凹凸形状12cの凹部の深さが浅いと、凹凸の起伏が小さくなり、応力集中が抑制される。これにより、端部領域12bとの境界線に近い凹凸形状12cの領域に記録材幅方向における記録材端部が搬送される場合においても、凹部の深さが浅いことから、応力集中が抑制され、スリーブ13にかかる負荷を低減できる。従って、スリーブ13の離型層13cの削れ・剥がれが引き起こされ難くなり、スリーブ13の耐久性が向上する。つまり、本例によると、潤滑剤を良好に拡散させつつ、スリーブ13の表層への負担を軽減してスリーブ13の耐久性を向上することができる。
(検証)
本例の効果を確認する為に、実験による検証を行った。本例の支持部材12は、長手方向170mmの領域に凹部の深さが等しい凹凸形状12aを形成した。そして、凹部の深さが等しい凹凸形状12aと端部領域12bとの間に、凹部の深さを端部領域12bに向かう程段階的に浅くした凹凸形状12cを両側各15mmの領域に形成した。尚、凹凸形
状12a,12cの凸部は、凹凸形状12a,12cの記録材幅方向の両側の凹凸形状が形成されていない領域である端部領域12bと等しく突出している。また、比較対象の従来例の支持部材12は、図4に示すように長手方向全域に凹凸形状12aを形成したものである。室温23℃、湿度50%の環境下において13ppmのプリントスピードで16Kサイズ紙(紙幅195mm)を連続通紙し、スリーブの離型層の削れ・剥がれの程度を確認した。温調温度は200℃である。実験結果を表3に示す。
Figure 2011095544
本例では、16Kサイズ紙の記録材幅方向における記録材端部において、凹凸形状12cの凹凸自体は存在してしまうが、凹凸の起伏が小さく応力集中をなるべく抑制することができる。これにより、LTRサイズ紙やA4サイズ紙程の耐久性向上には至らないものの、最大幅の記録材以外の記録材に対しても、スリーブ13の離型層13cの削れ・剥がれが引き起こされ難くなり、スリーブ13の耐久性が向上することが確認できた。
11…加熱ヒータ、12…支持部材、12a…凹凸形状、12b…端部領域、13…スリーブ、20…加圧ローラ

Claims (2)

  1. 可撓性のスリーブと、前記スリーブの内周面に接触するヒータと、前記ヒータを支持する支持部材と、前記スリーブを介して前記ヒータに圧接する加圧ローラと、を有し、前記スリーブを介して前記ヒータに前記加圧ローラが圧接したニップ部でシートを挟持しながら搬送する像加熱装置であって、
    前記スリーブの内周面と前記ヒータ及び前記支持部材とが摺動する部位には、潤滑剤が介在しており、
    前記支持部材には、前記スリーブの内周面に対向し、前記スリーブの回転方向において前記ヒータの隣の領域であって、搬送され得る最大のシート幅よりも狭い領域にのみ複数の凹部が形成されることで当該凹部が形成された領域に凹凸形状が存在することを特徴とする像加熱装置。
  2. 前記凹凸形状の凹部の深さは、前記凹凸形状のシート幅方向の両側の前記凹凸形状が存在しない領域に向かう程浅くなることを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
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