JP2011094925A - 貯湯タンクユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、貯湯タンクに対して追い炊き用熱交換器を一体に取付けることで、大型化を避けて、部品点数の削減化を図り、コスト的に有利な貯湯タンクユニットを提供する。
【解決手段】温水を貯める貯湯タンク10と、該貯湯タンクの外郭を囲う形成発泡材からなるタンク断熱材101と、前記貯湯タンクから導いた温水と浴槽20から導いた湯とを熱交換させる追い炊き用熱交換器17とを備え、前記タンク断熱材に、前記追い炊き用熱交換器を埋設するための取付け用凹部102が設けられる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、たとえばヒートポンプ給湯機を構成する貯湯タンクユニットに係り、特に追い炊き用熱交換器の取付け構造の改良に関する。
[特許文献1]には、ヒートポンプユニットで生成した高温湯を貯湯タンクに貯留するとともに、貯湯タンクから導いた高温湯と、浴槽に貯められた湯とを熱交換して、浴槽の湯の追い炊きをなす追い炊き用熱交換器を備えた給湯装置が開示されている。この給湯装置によれば、効率良く浴槽の湯の追い炊きが可能である。
[特許文献2]には、熱源側より供給される高温水と負荷側を流れる循環水を熱交換する熱交換器を略箱形形状とし、この全面を保温材で覆った貯湯式給湯装置が開示されている。保温材は、ガラス繊維よりなるシート材と、シート材を包む樹脂フィルムからなり、一面を開放した収納部と、開放面を覆う蓋部に分割されるので,構成の簡素化を得る。
したがって、[特許文献1]に開示される追い炊き用熱交換器を箱形形状とし、[特許文献2]に開示される構造の保温材で覆うことにより、追い炊き用熱交換器に対する保温性能を確保できる。
特開2009− 47374号公報 特開2005−147413号公報
すなわち、前記貯湯タンクを給湯装置から独立し、この貯湯タンクと、以上述べたような保温性能を確保した追い炊き用熱交換器および接続配管と弁類とを組合せて、貯湯タンクユニットを構成することは可能である。
しかしながら、貯湯タンクは大型であり、これに対する保温効果を確保するため、全周面にタンク断熱材を取着しなければならない。しかも、タンク断熱材が表面に露出することでの損傷や剥離を避けるべく、タンク断熱材の全周面を板金材からなる筐体で覆い、タンク断熱材の保護をなす必要がある。
このように、貯湯タンクにタンク断熱材と筐体が付随するので、より大型化が避けられない。さらに、追い炊き用熱交換器を箱型形状とし、同様形状の保温材で覆うので、これらの配置スペースが嵩み、貯湯タンクユニットの大型化が促進されてしまう。同時に、部品点数が増えて、コストに悪影響を与えることになる。
本発明は上記事情にもとづきなされたものであり、その目的とするところは、貯湯タンクに対して追い炊き用熱交換器を一体に取付けることで、大型化を避け、部品点数の削減化を図り、コスト的に有利な貯湯タンクユニットを提供しようとするものである。
上記目的を満足するため本発明は、温水を貯める貯湯タンクと、該貯湯タンクの外郭を囲う形成発泡材からなるタンク断熱材と、前記貯湯タンクから導いた温水と浴槽から導いた湯とを熱交換させる追い炊き用熱交換器とを備えた貯湯タンクユニットにおいて、前記タンク断熱材に、前記追い炊き用熱交換器を埋設するための取付け用凹部が設けられる。
本発明によれば、貯湯タンクと追い炊き用熱交換器との一体化を図り、大型化を避け、部品点数の削減化を得て、コスト的に有利とするなどの効果を奏する。
本発明における一実施の形態に係る、ヒートポンプ式給湯装置の配管構成図。 同実施の形態に係る、貯湯タンクユニットの外観斜視図。 同実施の形態に係る、貯湯タンクユニットの分解した斜視図。 同実施の形態に係る、貯湯タンクユニットの内部斜視図。 同実施の形態に係る、貯湯タンクユニットの概略の横断平面図。 同実施の形態に係る、追い炊き用熱交換器の取付け構造を示す、貯湯タンク部分の縦断面図。 同実施の形態に係る、追い炊き用熱交換器の正面図と側面図。 同実施の形態に係る、追い炊き用熱交換器の配管構成を説明する図。
以下、本発明の実施の形態を、図面にもとづいて説明する。
図1は、ヒートポンプ式給湯装置の配管構成図である。
図中1は貯湯タンクユニットであり、給水管2を介して給水源(図示しない)に接続される。給水管2の水が、給水管2上の減圧弁3で減圧されて給水管4に導かれ、給水管4の水が逆止弁5を介して貯湯タンク10の下部に導かれる。また、減圧弁3で減圧された水の一部が給水管6と、給水管6上の逆止弁7を介して混合栓12に導かれる。
貯湯タンク10内の上部には給湯管11を介して上記混合栓12が接続され、混合栓12の出口が給湯管(湯の供給路)13および給湯管13上のホッパ14および銀イオン発生器50を介して浴槽20に接続されている。
給湯管13における銀イオン発生器50の配設箇所より下流側位置に、湯水管15および湯水管15上の循環ポンプ16を介して追い炊き用熱交換器17における第1の流路Raの導入口が接続され、その第1の流路Raの導出口が湯水管18を介して浴槽20に接続される。
すなわち、浴槽20につながる給湯管13の一部と、湯水管15と、循環ポンプ16と、追い炊き用熱交換器17における第1の流路Ra、および湯水管18により、浴槽20内の湯水を保温(追い炊き)するための追い炊き流路が形成される。
上記給湯管11に湯水管31および、その湯水管31上の逆止弁32を介して追い炊き用熱交換器17における第2の流路Rbの導入口が接続される。そして、追い炊き用熱交換器17における第2の流路Rbの出口が湯水管33と、湯水管33上の循環ポンプ34を介して貯湯タンク10の上部に接続される。
前記給湯管11には、給湯管35と、給湯管35上の逆止弁36を介して混合栓37が接続される。混合栓37の出口は、給湯管38を介して使用場所である台所、洗面所、風呂場シャワー等に分岐接続される。また、混合栓37には前記給水管2における減圧弁3を経た水が導かれており、その水が給湯管35からの湯水に混合される。
貯湯タンク10内の下部には、湯水管41と、湯水管41上の循環ポンプ42を介して熱源ユニット80の水熱交換器82の入口が接続される。水熱交換器82の出口が、湯水管43を介して、湯水管33における循環ポンプ34の下流側位置に接続される。
前記ホッパ14は、開閉弁14a,14b、逆止弁14c,14e、およびフローセンサ(流れ検知手段)14dを有している。前記フローセンサ(流れ検知手段)14dは、給湯管13における湯水の流れを検知する。
熱源ユニット80は、圧縮機81から吐出される冷媒を水熱交換器82、膨張弁83および空気熱交換器84を介して圧縮機81に戻すヒートポンプ式冷凍サイクルを有するとともに、制御部90を有し、外気から熱を汲み上げ、その汲み上げ熱を水熱交換器82の湯水(湯水管41から導かれる湯水)に与える。
また、貯湯タンクユニット1に制御部60が設けられ、この制御部60にはリモートコントロール式の操作器(以下、リモコンという)70および前記熱源ユニット80の制御部90が接続される。リモコン70は、浴槽20の近傍に設置され、貯湯タンクユニット1および熱源ユニット80に対する運転条件を設定することができる。
図2は、貯湯タンクユニット1の外観斜視図である。
貯湯タンクユニット1は、平面視で略正四角状をなす矩形状で、正面視および側面視とも、左右幅方向と比較して上下方向に長い、縦長状の矩形状をなすタンクユニット筐体100によって外形が形成される。
このタンクユニット筐体100は、角稜部が、いわゆるチャンネル材で構成され、天板100aと底板100bおよび四面の各側面板100c〜100fは薄い金属板体からなる。底板100bから、チャンネル材等で形成された支脚100gが突設され、貯湯タンクユニット1全体を支持する。
図3は、貯湯タンクユニット1を分解して示す斜視図である。
貯湯タンク10は、所定の軸方向長さの円筒体を用意し、この上面開口部を蓋板で閉塞し、底面開口部を底板で閉塞して密閉構造となす。その内容積に応じて貯湯タンク10の貯湯量が設定される。
貯湯タンク10の上端部には上部タンク断熱材101aが被冠され、下端部には下部タンク断熱材101bが嵌め込まれる。これら上部タンク断熱材101aと下部タンク断熱材101bにより露出する貯湯タンク10の周面には前後に2分割された周面部タンク断熱材101c,101dが嵌め込まれる。
すなわち、貯湯タンク10の全周面は、上部タンク断熱材101aと、下部タンク断熱材101bおよび前後周面部タンク断熱材101c,101dとに4分割された形成発泡材からなるタンク断熱材101によって完全に覆われる。貯湯タンク10は全外郭が囲われているので、露出する部位が無い。
上述したように、貯湯タンク10の全周面にタンク断熱材101が取付けられ、貯湯タンク10をタンク断熱材101ごとタンクユニット筐体100が覆う。タンクユニット筐体100は、複数枚の薄い金属板体100a〜100gを組合せてなり、特に底板100bにはチャンネル材からなる支脚100gが貫通して貯湯タンク10を支持する。
図4は、貯湯タンクユニット1の内部斜視図である。タンクユニット筐体100は底板100bのみ示し,それ以外の面部は二点鎖線で概略的に示す。前記貯湯タンク10はタンク断熱材101で覆われているので示していない。
タンクユニット筐体100を構成する底板100bの手前側(前部)に配置スペースSが確保され、タンク断熱材101で覆われた貯湯タンク10は底板100b上の背面側(後部)に位置をずらせた状態で配置される。
底板100b上に形成された前記配置スペースSに、上述したホッパ14、銀イオン発生器50、循環ポンプ16,34,42他などの構成部品と、減圧弁3、混合栓12他などの弁類に対して、給水管2、給湯管13、湯水管33他等の配管類が、配管接続された状態で収容される。
さらに、配置スペースSにおいて、上述した構成部品、弁類、配管類に邪魔にならない位置に、制御部60が取付けられていて、図1に示すリモコン70と、熱源ユニット80の制御部90と電気的に接続されることは、先に説明した通りである。
貯湯タンク10とともに貯湯タンクユニット1を構成する追い炊き用熱交換器17は、貯湯タンク10の全周面を覆うタンク断熱材101の一部に設けられる取付け用凹部102に嵌め込まれる。そして、タンク断熱材101に設けられるインサート金具(図示しない)と、上下2個の押え板104および固定ねじで、追い炊き用熱交換器17が取付け固定される。
このように、前記追い炊き用熱交換器17がタンク断熱材101に設けられる取付け用凹部102に嵌め込まれた状態で取付け固定されているが、湯水管15、湯水管18,31,33の追い炊き用熱交換器17に対する配管接続構造には何らの支障もなく,確実に作業される。
さらに、前記追い炊き用熱交換器17の取付け構造について説明する。
図5は、貯湯タンクユニット1の概略の横断平面図である。
貯湯タンク10は平面視で真円形状をなすが、この周面を覆うタンク断熱材101は元の形状が真円形状であり90°間隔を存して平面部Hが形成される。各平面部H相互間には、外形が円形状の円形部Kがそのまま残る。タンク断熱材101の内周面から外形面までの距離、すなわち肉厚は、平面部Hが薄く、円形部Kが厚く形成されることになる。
タンク断熱材101において、追い炊き用熱交換器17を取付けるための取付け用凹部102は、所定の円形部Kに設けられる。具体的には、同図に一点鎖線で示すホッパ14等の構成部品や、弁類および配管接続類の配置スペースSに面し、追い炊き用熱交換器17に対する配管接続が容易な円形部Kを対象とする。
追い炊き用熱交換器17を取付けた取付け用凹部102は、平面視で矩形状のタンクユニット筐体100の角部Cに対向する位置に設けられる。本来、平面視で略円形状のタンク断熱材101を平面視で矩形状のタンクユニット筐体100が覆っているから、タンクユニット筐体100の各角部C内側はデッドスペースとなるが、この有効利用化を図れる。
図6は、追い炊き用熱交換器17を取付けた取付け用凹部102の断面図である。
前記取付け用凹部102の深さ寸法は、追い炊き用熱交換器17の厚さ寸法よりも、ある程度は大(深く)に設定され、追い炊き用熱交換器17は完全に埋設状態にある。ただし、このままでは、追い炊き用熱交換器17の表面がタンク断熱材101に露出してしまう。
そこで、追い炊き用熱交換器17の露出表面に断熱材からなるシート103を取着して、追い炊き用熱交換器17の露出面を覆う。前記断熱シート103は、先に説明した図5にも示してある。したがって、追い炊き用熱交換器17はタンク断熱材101から露出せず、取付け用凹部102に完全に埋設状態となる。
図7(A)は、追い炊き用熱交換器17の正面図であり、図7(B)は、追い炊き用熱交換器17の側面図である。
追い炊き用熱交換器17を構成する器体17Aは、図7(A)に示すように幅方向に比較して上下方向に長い矩形状をなし、図7(B)に示すように厚さ方向に所定の厚みを有する。この内部は、複数枚の板材(プレート)を互いに所定間隔を存して平行に並べ、板材相互間に湯水の流路を形成する、いわゆるプレート式熱交換器である。
図7(A)に示すように、追い炊き用熱交換器17の一側面で、この上端部に浴槽用導出口105と熱源水導入口106が左右に並んで設けられる。さらに、下端部には熱源水導出口107と浴槽用導入口108が左右に並んで設けられる。
図1で説明した湯水管18の一端部が浴槽用導出口105に接続され、湯水管31の一端部が熱源水導入口106に接続される。そして、湯水管33の一端部が熱源水導出口107に接続され、湯水管15の一端部が浴槽用導入口108に接続される。
したがって、図1にも示したように、追い炊き用熱交換器17の器体17A内部において、浴槽用導入口108と浴槽用導出口105とを連通する第1の流路Raと、熱源水導入口106と熱源水導出口107とを連通する第2の流路Rbが形成される。
図8は、追い炊き用熱交換器17に形成される内部流路の概略構成を説明する図である。
器体30内において、浴槽用導入口108と浴槽用導出口105とを連通する第1の流路Raが設けられる。すなわち、浴槽用導入口108に接続する案内流路108aと、浴槽用導出口105に設けられる案内流路105aが、互いに平行に設けられ、かつ互いの先端部が閉止される。
案内流路108a,105aの相互間には、複数条の分流路raが、互いに所定間隔を存して平行に設けられ、これらで第1の流路Raが構成される。したがって、浴槽用導入口108から導入される湯水は、案内流路108aから複数条の分流路raに分流され、しかる後、案内流路105aに集流し、浴槽用導出口105から導出案内される。
さらに、器体30内において、熱源水導入口106と熱源水導出口107とに連通する第2の流路Rbが設けられる。すなわち、熱源水導入口106に接続する案内流路106aと、熱源水導出口107に設けられる案内流路107aが、互いに平行に設けられ、かつ互いの先端部が閉止される。
案内流路106a,107aの相互間には、複数条の分流路rbが、互いに所定間隔を存して平行に設けられ、これらで第2の流路Rbが構成される。したがって、熱源水導入口106から導入される湯水は、案内流路106aから複数条の分流路rbに分流され、しかる後、案内流路107aに集流し、熱源水導出口107から導出案内される。
このようにして構成される第1の流路Raと第2の流路Rbは、互いに板材相互間に形成されるとともに、交互に設けられることで、第1の流路Raを導かれる湯水と、第2の流路Rbを導かれる湯水とが、効率良く熱交換できる。
つぎに、ヒートポンプ式給湯装置の作用について説明する。
深夜電力時間帯において、熱源ユニット80の圧縮機81が運転オンし、その圧縮機81から吐出される冷媒が水熱交換器82、膨張弁83、空気熱交換器84を通って循環する。
これにともない、循環ポンプ42が運転オンし、貯湯タンク10の下部の湯水が湯水管41を通って水熱交換器82に流入し加熱される。水熱交換器82から流出する湯は湯水管43および湯水管33を通って貯湯タンク10の上部に供給される。こうして、貯湯タンク10に湯が貯えられる。
浴槽20への給湯がリモコン70の操作により指示されると、ホッパ14の開閉弁14bが開放され、貯湯タンク10内の湯が給湯管11、混合栓12、給湯管13、および銀イオン発生器50を通って浴槽20に供給される。このとき、湯の流れがフローセンサ14dで検知される。
フローセンサ14dの検知にもとづき、銀イオン発生器50が駆動され、浴槽20に供給される湯に銀イオンが加えられる。この銀イオンにより、浴槽20に貯められた湯での雑菌の増殖を抑えることができる。
給湯停止がリモコン70で指示されると、あるいは浴槽20内の湯量が適量に達してそれが湯量センサ(図示しない)で検知されると、ホッパ14の開閉弁14bが閉成されて浴槽20への給湯が停止される。このとき、フローセンサ14dが湯の流れを検知しなくなり、銀イオン発生器50の動作を停止する。
浴槽20内の湯の保温がリモコン70の操作により指示されると、循環ポンプ16,34が運転され、浴槽20内の湯が給湯管13、湯水管15、追い炊き用熱交換器17の第1の流路Ra、湯水管18を通って循環する。
その一方で、貯湯タンク10内の湯が給湯管11、湯水管31、追い炊き用熱交換器17の第2の流路Rb、湯水管33を通って循環する。このとき、追い炊き用熱交換器17の第2の流路Rbを通る湯の熱が、第1の流路Raを通る浴槽循環の湯に移行する。こうして、浴槽20内の湯が追い炊き保温される。
なお、貯湯タンク10の外郭を囲う形成発泡材からなるタンク断熱材101に取付け用凹部102を設け、ここに追い炊き用熱交換器17を埋設した。このように追い炊き用熱交換器17がタンク断熱材101に埋め込まれるので、追い炊き用熱交換器17自体の断熱が容易、かつ確実になされる。
また、追い炊き用熱交換器17の周辺に配置される他の構成部品が、追い炊き用熱交換器17からの熱影響を受けずにすむ。すなわち、追い炊き用熱交換器17自体と、この周囲に対する断熱構造の完全化を図れる。
追い炊き用熱交換器17の位置決めが容易となり、配管作業性の向上を得られる。本来は、ホッパ14や銀イオン発生器50とともにタンク断熱材101前面の配置スペースSに配置される追い炊き用熱交換器17を、配置スペースSから外すこととなるので、配置スペースSにはその分の余裕ができ、他の構成部品の配置作業が容易化する。
タンク断熱材101は、周面に4箇所の平面部Hを形成し、これら平面部H相互間を円形部Kとして残してある。したがって、円形部Kのタンク断熱材肉厚が、平面部Sのタンク断熱材肉厚よりも厚く形成されることになる。
追い炊き用熱交換器17を埋設する取付け用凹部102を肉厚の円形部Kに設けているので、追い炊き用熱交換器17に対する断熱効果を確保している。なお、貯湯タンク10を部分的に肉厚の薄い平面部Sで囲っているが、タンク断熱材101の貯湯タンク10に対する必要最小限の断熱効果を確保することは、勿論である。
追い炊き用熱交換器17を取付けた取付け用凹部102を、平面視で矩形状のタンクユニット筐体100の1角部Cに対向して設けた。角部C内は本来、デッドスペースであるが、この有効利用化を図れることとなる。
追い炊き用熱交換器17をプレート式熱交換器から構成し、タンク断熱材101からの露出面にシート状の断熱シート103を取着して、露出面を覆うようにした。
追い炊き用熱交換器17が利用されていないときに、追い炊き用熱交換器17を介してタンク断熱材101の肉薄部から貯湯タンク10の熱が放出される可能性がある。しかしながら、ここでは追い炊き用熱交換器17の露出面を断熱シート103で覆うので、貯湯タンク10に対する断熱性能を保持できる。
なお、本発明は上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。そして、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。
10…貯湯タンク、101…タンク断熱材、20…浴槽、17…追い炊き用熱交換器、1…貯湯タンクユニット、100…タンクユニット筐体、C…角部、Ra…第1の流路、Rb…第2の流路、103…断熱シート。

Claims (3)

  1. 温水を貯める貯湯タンクと、該貯湯タンクの外郭を囲うタンク断熱材と、前記貯湯タンクから導いた温水と浴槽から導いた湯とを熱交換させる追い炊き用熱交換器とを備えた貯湯タンクユニットにおいて、
    前記タンク断熱材に、前記追い炊き用熱交換器を埋設するための取付け用凹部が設けられることを特徴とする貯湯タンクユニット。
  2. 前記タンク断熱材は、平面視で四角状のタンクユニット筐体にて覆われ、
    前記取付け用凹部は、前記タンクユニット筐体の角部に対向する前記タンク断熱材部位に設けられることを特徴とする請求項1記載の貯湯タンクユニット。
  3. 前記追い炊き用熱交換器は、複数枚の板材を所定間隔を存して平行に並べ、板材相互間に、浴槽から導いた湯を案内する第1の流路と、前記貯湯タンクから導いた温水を案内する第2の流路とが交互に設けられるプレート式熱交換器であり、
    該追い炊き用熱交換器のタンク断熱材から露出する表面に、シート状の断熱材が取着されることを特徴とする請求項1および請求項2のいずれかに記載の貯湯タンクユニット。
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