JP2011093092A - 金属切断用丸鋸 - Google Patents

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英輝 大本
Hiromitsu Ishikura
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Abstract

【課題】被切削材の切断後における良好な切断面が得られると共に、被切削材の切断時における横逃げ面の摩擦抵抗を少なくして、チップの摩耗や欠けの発生を有効に抑えることができるようにする。
【解決手段】円板状台金31の外周に鋸歯32が一定間隔で形成され、該鋸歯32の台座部33にチップ34がロウ付けされた金属切断用丸鋸30であって、チップ34の横逃げ面35が第一逃げ面36と第二逃げ面37とに分けられ、第二逃げ面37は、丸鋸30の直径方向Yにおいてはチップ34の上縁34aから下縁34bに至る途中まで形成され、チップ34の前後方向Zについては後縁34cから前縁34d寄り部分まで形成されており、残りの部分が第一逃げ面36となされており、第二逃げ面37は、台金31の厚さ方向Xにおける高さが第一逃げ面36よりも低く形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、鋼管等の金属材の切断に用いられる丸鋸に関する。
図2に示すように、円板状台金(51)の外周に鋸歯(52)が一体に形成され、該鋸歯(52)の台座部(53)にチップ(54)がロウ付けされた金属切断用丸鋸(50)について、チップ(54)の横逃げ面(56)を研磨加工する場合、図3および図4に示すように、通常、丸鋸(50)を矢印A方向(すくい方向)に回転させる一方、丸鋸(50)におけるチップ(54)の両側に、丸鋸(50)と逆方向に回転するカップ砥石(55)を当接させていた。そして、この研磨加工によって図5に示すように、チップ(54)の横逃げ面(56)が形成され、当該丸鋸(50)によって被切削材を切断する際には当該丸鋸(50)における鋸歯(52)の左右方向への振れが少なくなり、その結果、被切削材における切断面の荒れが少なく、良好な切断が行えた。
しかしながら、前述したカップ砥石(55)による研磨加工を施したチップ(54)の場合、図6に示すように、チップ(54)に当該丸鋸(50)の直径方向への傾斜(B)がつけられるものの、図7に示すように、チップ(54)に当該丸鋸(50)の回転方向(e)への傾斜がつけられないという不都合があった。
また、前記丸鋸(50)の場合、被切削材の良好な切断が行えるものの、被切削材の切断時における横逃げ面(56)の摩擦抵抗が大きいことから、チップ(54)の摩耗や欠けが発生し易く、該チップ(54)の寿命が短いという問題があった。
このような問題に対処するために、外周逃げ面と横逃げ面とで形成されるコーナー部に、その後端から前端寄り部分まで伸びる窪みが設けられたチップを有する丸鋸も知られている。
特開2002−1614号
しかしながら、前述した丸鋸の場合、チップの窪みにロウ材等の不要物が入り易く、またチップが磨耗して該チップの再研磨を行った場合、前記窪みが消失することなり、そのため再研磨後においては、前記窪みによるチップの磨耗や欠け等の防止効果が得られなくなるという問題があった。
本発明の目的は、被切削材の切断後における良好な切断面が得られると共に、被切削材の切断時における横逃げ面の摩擦抵抗を少なくして、チップの摩耗や欠けの発生を有効に抑えることができ、またチップの再研磨後においても同様の効果が得られる金属切断用丸鋸を提供することにある。
請求項1記載の本発明は、円板状台金の外周に一定間隔をあけて鋸歯が形成され、該鋸歯にチップが固定された金属切断用丸鋸において、チップの横逃げ面が第一逃げ面と第二逃げ面とに分けられ、第二逃げ面は、台金の直径方向においては上縁から下縁に至る途中まで形成され、チップの前後方向については後縁から前縁寄り部分まで形成されており、残りの部分が第一逃げ面となされており、第二逃げ面は、台金の厚さ方向における高さが第一逃げ面よりも低く形成されているものである。
請求項2記載の本発明は、前記請求項1記載の金属切断用丸鋸について、第一逃げ面のうち、第二逃げ面の前側に位置する部分の幅が0.1〜1.0mmであることを特徴とするものである。
なお、横逃げ面の前後方向とは、当該丸鋸の回転方向を基準とし、前方とは丸鋸の回転方向(すくい方向)を指し、後方とは丸鋸の回転方向と逆方向を指すものとする。
本願の請求項1記載の金属切断用丸鋸は、第二逃げ面が、台金の厚さ方向において、第一逃げ面よりも低く形成されているため、被切削材の切断において、被切削材に先に当たる第一逃げ面が被切削材に安定的に接触するため、鋸歯の左右方向への振れが少なく、その結果、荒れの少ない切断面となり、しかも第二逃げ面が台金の厚さ方向において、第一逃げ面より低く形成されているため、被切削材の切断時における横逃げ面の摩擦抵抗も少なくなる結果、チップの摩耗や欠けが有効に防止され、そのためチップの寿命が長くなる。しかも本発明に係る丸鋸によれば、チップが磨耗して該チップの再研磨を行った後においても、横逃げ面における第一逃げ面と第二逃げ面の構成がそのまま保持されるため、再研磨後においても前述した種々の効果が得られるという格別の利点がある。
本願の請求項2記載の発明は、前記請求項1記載の丸鋸について、第一逃げ面の全部または一部の幅を0.1〜1.0mmの範囲とするものであるが、これは該幅が0.1mm未満の場合には鋸歯の左右方向への振れが大きくなって、切断面の荒れが顕著となる一方、該幅が1.0mmを超える場合には被切削材の切断時の摩擦抵抗が大きくなって、チップの摩耗や欠けが顕著となるためである。
次に、本発明の実施形態を図面にしたがって説明するが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
図1に示すように、丸鋸(30)は、円板状台金(31)の外周に鋸歯(32)が一定間隔で形成され、該鋸歯(32)の台座部(33)にチップ(34)がロウ付けされたものであるが、本実施形態ではチップ(34)の横逃げ面(35)が第一逃げ面(36)と第二逃げ面(37)とに分けられ、第二逃げ面(37)は、丸鋸(30)の直径方向(Y)においてはチップ(34)の上縁(34a)から下縁(34b)に至る途中まで形成され、チップ(34)の前後方向(Z)については後縁(34c)から前縁(34d)寄り部分まで形成されており、残りの部分が第一逃げ面(36)となされており、第二逃げ面(37)は、台金(31)の厚さ方向(矢印X方向)における高さが第一逃げ面(36)よりも低く形成されている。より具体的には、第二逃げ面(37)は方形な平面であって、第一逃げ面(36)よりも一段下がった構造となされている。また、本実施形態においては、第一逃げ面(36)のうち、第二逃げ面(37)の前側に位置する部分の幅(W1)が0.1〜1.0mmとなされている。
本発明に係る丸鋸は、チップの摩耗や欠けを有効に防止しつつ、良好な切断面が得られるため、種々の金属材の切断に幅広く利用され得る。
他の実施形態に係る丸鋸の鋸歯部分の拡大斜視図である。 従来の丸鋸における鋸歯部分の拡大斜視図である。 従来の丸鋸におけるチップの研磨状態を示す正面図である。 同じくチップの研磨状態を示す正面図である。 従来の丸鋸における鋸歯部分の拡大側面図である。 同じく鋸歯部分の拡大正面図である。 同じく鋸歯部分の拡大平面図である。
(31) 円板状台金
(32) 鋸歯
(33) 台座
(34) チップ
(35) 横逃げ面
(36) 第一逃げ面
(37) 第二逃げ面
(38) リング砥石
(30) 丸鋸

Claims (2)

  1. 円板状台金の外周に一定間隔をあけて鋸歯が形成され、該鋸歯にチップが固定された金属切断用丸鋸において、チップの横逃げ面が第一逃げ面と第二逃げ面とに分けられ、第二逃げ面は、台金の直径方向においては上縁から下縁に至る途中まで形成され、チップの前後方向については後縁から前縁寄り部分まで形成されており、残りの部分が第一逃げ面となされており、第二逃げ面は、台金の厚さ方向における高さが第一逃げ面よりも低く形成されている、金属切断用丸鋸。
  2. 第一逃げ面のうち、第二逃げ面の前側に位置する部分の幅が0.1〜1.0mmである、請求項1記載の金属切断用丸鋸。
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