JP2008254160A - 丸鋸 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高脆性あるいは繊維質性の被削材を切断した際に、その切断端面がきれいに仕上がる丸鋸を得る。
【解決手段】先端切刃(4a)を山形にした山形歯(4)、先端切刃(5a,6a)の横すくい角(λ1)及び先端傾き角(K2)を互いに反対向きにした第1傾斜歯(5)、及び第2傾斜歯(6)を円板状の基板(2)の外周部に混在させて設け、前記第1傾斜歯(5)及び第2傾斜歯(6)は、先端切刃(5a,6a)を回転先行側から回転遅れ側に向けて低くするとともに、先端切刃(5a、6a)の回転先行側端部(5a−1、6a−1)の高さを前記山形歯(4)の側面の高さとほぼ等しくし、かつ、山形歯(4)に対する側方への突出量を、回転遅れ側の突出量(S1)を回転先行側の突出量(S2)よりも多くする。
【選択図】図3

Description

本願発明は、窯業系材料、硬質プラスチック、MDF(中質繊維板)等、高脆性あるいば繊維質性の被削材を切断する際に、切断端面に亀裂、むしれ等が発生しないようにする丸鋸に関するものである。
高脆性あるいは繊維質性の被削材を切断する丸鋸として、円板状の基板の外周部に平歯と、先端傾き角及び横すくい角を互いに反対向きに傾斜した一対の傾斜歯とを所定ピッチで設け、各傾斜歯の先端切刃の回転先行側を該先端切刃の回転遅れ側に対して刃丈を低く、かつ基板から外側方への突出量を大きくしたものがある。
このものは、傾斜歯の先端切刃の回転先行側が、回転遅れ側よりも大きく側方に突出していたので、前記回転先行側の先端切刃が切り口の側面を仕上げて行くことになる。しかしながら、前記先端切刃の回転先行側端部が被削材を正の側面逃げ角で切削するため、高脆性あるいは繊維質性の被削材にあっては切り口の側面(切断端面)にむしれ、欠けの現象が発生し易くなるものであった。
特開2005−59124号公報
本願発明は、高脆性あるいは繊維質性の被削材を切断した際に、その切断端面がきれいに仕上がる丸鋸を得ようとするものである。
本願発明は、先端切刃を山形にした山形歯、先端切刃の横すくい角及び先端傾き角を互いに反対向きにした第1傾斜歯、及び第2傾斜歯を円板状の基板の外周部に混在させて設け、前記第1傾斜歯及び第2傾斜歯は、先端切刃を回転先行側から回転遅れ側に向けて低くするとともに、回転先行側端部高さを前記山形歯の側面の高さとほぼ等しくし、かつ、山形歯の側面に対する側方への突出量を、回転遅れ側を回転先行側よりも多くしたものである。
この場合、前記山形歯の側面に対する傾斜歯の側方への突出量は、回転遅れ側の突出量を約0.1mm、回転先行側の突出量を約0.05mmにするとよい。また、前記傾斜歯の先端切刃は、回転先行側端部の高さを山形歯の側面の高さよりも約0.1mm高くし、回転遅れ側端部の高さを前記回転先行側端部の高さよりも0.45〜0.75mm低くするとよい。また、前記山形歯及び各傾斜歯は、刃先部をダイヤモンド焼結体(PCD)、立方晶窒化ほう素(CBN)焼結体等の超硬体により形成するとよい。
被削材を切断すると、まず、山形歯の先端部、つまり先端切刃の屈曲角度が大きく、剛性の高くなっている先端部が切り溝の大部分を谷形状に切削し、次いで、剛性の低くなっている第1、第2傾斜歯の両側が切り溝の両側を少ない量で切削することになる。このとき、第1、第2傾斜歯の先端切刃の回転先行側端部が、山形歯で切削された切り溝の両側を正の側面逃げ角で粗切削し、第1、第2傾斜歯の先端切刃の回転遅れ側端部が、前記粗切削された切り溝の両側を負の側面逃げ角で仕上げ切削することになる。この結果、切断時の直進性が高くなるとともに、切断端面にむしれ、欠けのないきれいな製品を得ることができる。
また、山形歯の側面に対し、第1、第2傾斜歯の回転先行側の側面の突出量を約0.05mm、回転遅れ側の側面の突出量を約0.1mmとしたので、該第1、第2傾斜歯による切削量が低減し、これらの磨耗、折損が少なくなって多数の被削材を切断することができる。また、前記山形歯及び各傾斜歯の刃先部をダイヤモンド焼結体(PCD)、立方晶窒化ほう素(CBN)焼結体等の超硬体により形成したので、硬質かつ高脆性の被削材を長期に渡って良好に切断することができる。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図面において、図1は本願発明の実施例を示す丸鋸の部分側面図、図2は図1の平面図、図3は山形歯及び傾斜歯の重なり形態を示す説明用正面図、図4は被削材の切断状態を示す正面断面図である。
図1〜図3において、1は丸鋸であり、円板状の基板2の外周に例えば60個の突起3を形成し、各突起3の回転進行側に、先端切刃4aを山形にした山形歯4、先端切刃5a,6aの先端傾き角K1及び横すくい角λ1を互いに反対向きにした第1、第2傾斜歯5,6を順次繰り返して固着する。
前記基板2の厚さT1は約2.2mm、前記山形歯4の歯厚T2は約3.0mmとし、山形歯4はその両側を基板2の両側から均等に側方に突出させる。また、前記山形歯4は、図3に示すように、基部から先端部に向けてほぼ同じ幅(歯厚)にするとともに、上面を山形にして回転進行側に等辺山形の先端切刃4aを形成する。該先端切刃4aの先端傾き角K1は3〜7度、本例では約5度とする。
前記第1傾斜歯5、及び第2傾斜歯6は、先端傾き角K2、及び横すくい角λ1が互いに逆向の3〜8度、本例では約5度、左右の側面逃げ角θ1が共に1〜2度、本例では約1度とする。また、前記各山形歯4、第1、第2傾斜歯5,6のすくい角α1は共に8〜12度、本例では約10度とする。
前記第1、第2傾斜歯5,6は共に等しい歯幅にするとともに、基部に対して先端部がテーパー状に拡開する側面向心角を有し、先端部の各先端切刃5a,6aの歯幅は前記山形歯4よりも広幅とする。前記第1、第2傾斜歯5,6は互いに左右に偏倚させて基板2の突起3に固着する。即ち、図2、図3に示すように、第1傾斜歯は5は、回転先行側をなす左側から回転遅れ側をなす右側に向かって低くなる斜面にするとともに、右側面5cを山形歯4の右側面4cに対して約0.1mm右方に突出(S1)させ、左側面5bを山形歯4の左側面4bに対して約0.05mm左方に突出(S2)させる。
一方、第2傾斜歯は6は、回転先行側をなす右側から回転遅れ側をなす左側に向かって低くなる斜面にするとともに、右側面6cを前記山形歯4の右側面4cに対して約0.05mm右方に突出、従って前記第1傾斜歯5の右側面5cよりも約0.05mm左方に退避(S3)させ、左側面6bを山形歯4の左側面4bに対して約0.1mm左方に突出、従って前記第1傾斜歯5の左側面5bよりも約0.05mm左方に突出(S4)させる。
前記第1、第2傾斜歯5,6の先端切刃5a,6aは、図3に示すように、回転先行側端部5a−1、6a−1を山形歯4の先端切刃4aの左右端の高さよりも約0.1mm高くするとともに、先端切刃4aの頂部4a−1に対して0.3〜0.45mm(H1)低くする。前述した各第1、第2傾斜歯5,6の先端傾き角K2は、前記回転先行側端部5a−1、6a−1に対し 回転遅れ側端部5a−2、6a−2が0.45〜0.75mm(H2)低くなる角度とする。
前記山形歯4、及び各第1、第2傾斜歯5,6は、図1、図2に示すように、超硬合金体(ア)の正面側に、ダイヤモンド焼結体(PCD)、立方晶窒化ほう素(CBN)焼結体等の薄い超硬体(イ)を一体に固着してなり、該超硬体(イ)により刃先部、即ち、先端切刃4a,5a,6aが形成されている。なお、前述した山形歯4、各第1、第2傾斜歯5,6の各部の寸法及び角度は、被削材の種類、丸鋸1の歯数等によって適宜設定する。
図4は被削材の切断状態を示す。丸鋸1を回転させて被削材10に向けて進行させると、まず、山形歯4の山形の先端切刃4aが被削材10に接触して該被削材10に谷形の一次切り溝11aを形成する。次いで、第1、第2傾斜歯5,6の先端切刃5a,6aの両側が前記一次切り溝11aの両側を切削する。即ち、切刃が高くなっている回転先行側端部5a−1,6a−1が前記一次切り溝11aの両側を約0.5mmの切込み量(S2,S3)で切削し、二次切り溝11bを形成し、次いで、切刃の低くなっている回転遅れ側端部5a−2,6a−2が前記二次切り溝11bの両側を約0.5mmの切込み量(S4)で切削して最終切り溝(切り溝)11を形成する。
この場合、前記回転先行側端部5a−1,6a−1は正の側面逃げ角λ1で切削するため、前記二次切り溝11bの側面は粗面となる。しかしながら、前記回転遅れ側端部5a−2,6a−2は負の側面逃げ角λ1で切削するため、前記最終切り溝11の側面は平滑な仕上げ面となる。これにより、切断された製品の切断端面はむしれ、欠けのないきれいな切断端面となる。
また、剛性の高い山形歯4が切り溝の大部分を切削し、剛性の低くなっている第1、第2傾斜歯5,6の両端が前記山形歯4で切削された切り溝の両側を少ない量で切削することになるので、歯の耐久性が高くなり、多数の被削材10を切断することができる。
本願発明の実施例を示す丸鋸の部分側面図である。 図1の平面図である。 山形歯及び傾斜歯の重なり形態を示す説明用正面図である。 被削材の切断状態を示す正面断面図である。
符号の説明
1 丸鋸
2 基板
3 突起
4 山形歯
4a 先端切刃
4a−1 頂部
5 第1傾斜刃
5a 先端切刃
5a−1 回転先行側端部
5a−2 回転遅れ側端部
5b 左側面
5c 右側面
6 第2傾斜刃
6a 先端切刃
6a−1 回転先行側端部
6a−2 回転遅れ側端部
6b 左側面
6c 右側面
(ア) 超硬合金体
(イ) 超硬体
10 被削材
11 切り溝
11a 一次切り溝
11b 二次切り溝

Claims (4)

  1. 先端切刃(4a)を山形にした山形歯(4)、先端切刃(5a,6a)の横すくい角(λ1)及び先端傾き角(K2)を互いに反対向きにした第1傾斜歯(5)、及び第2傾斜歯(6)を円板状の基板(2)の外周部に混在させて設け、前記第1傾斜歯(5)及び第2傾斜歯(6)は、先端切刃(5a,6a)を回転先行側から回転遅れ側に向けて低くするとともに、先端切刃(5a、6a)の回転先行側端部(5a−1、6a−1)の高さを前記山形歯(4)の側面の高さとほぼ等しくし、かつ、山形歯(4)に対する側方への突出量を、回転遅れ側の突出量(S1)を回転先行側の突出量(S2)よりも多くしたことを特徴とする丸鋸。
  2. 山形歯(4)に対する第1、第2傾斜歯(5,6)の側方への突出量は、回転遅れ側の突出量(S1)を約0.1mm、回転先行側の突出量(S2)を約0.05mmとしたことを特徴とする請求項1記載の丸鋸。
  3. 第1、第2傾斜歯(5,6)は、先端切刃(5a,6a)の回転先行側端部(5a−1、6a−1)の高さを山形歯(4)の側面の高さよりも約0.1mm高くし、回転遅れ側端部(5a−2、6a−2)の高さを前記回転先行側端部(5a−1、6a−1)の高さよりも0.45〜0.75mm低くしたことを特徴とする請求項1又は2記載の丸鋸。
  4. 山形歯(4)及び各傾斜歯(5,6)は、刃先部をダイヤモンド焼結体(PCD)、立方晶窒化ほう素(CBN)焼結体等の超硬体(イ)により形成したことを特徴とする請求項1,2又は3に記載の丸鋸。
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