JP2013173195A - 丸のこ刃 - Google Patents

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JP2013173195A JP2012038281A JP2012038281A JP2013173195A JP 2013173195 A JP2013173195 A JP 2013173195A JP 2012038281 A JP2012038281 A JP 2012038281A JP 2012038281 A JP2012038281 A JP 2012038281A JP 2013173195 A JP2013173195 A JP 2013173195A
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Abstract

【課題】被加工物の切断時においてロー付け部分への負荷が大きくても、作業中に超硬チップが鋸歯より離脱することがない丸のこ刃を提供する。
【解決手段】回転する円板状の台座1における外周に前記台座の回転中心に向かって多数の凹部12を形成し、この凹部に高硬度なチップ2を溶接またはロー付けによって固定し、前記高硬度なチップおよび台座の一部を研削して切削刃を台座の外周縁より露出して形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、回転する円板状の台座の外周に多数の凹部を形成し、この凹部にサーメットや超硬合金等からなる高硬度なチップを溶接またはロー付けによって固定し、前記チップおよび台座の一部を研削して高硬度なチップによる切削刃を形成した丸のこ刃に関する。
従来における丸のこ刃として、例えば、特開2009−297852号公報に開示された丸のこ刃が存在する。この公報に開示された丸のこ刃は、台金2(本願の台座に該当)の外周に一定間隔を介して鋸歯3(本願の凹部に該当)を形成すると共に前記鋸歯の一側に形成したL字状の歯台4にチップ5をロー付けによって固定したものである。
特開2009−297852号公報
ところで、前記した特許文献記載の発明にあっては、チップ5はL字状の歯台4にロー付け固定されているものであることから、チップ5と歯台4とのロー付け面積が非常に小さいために、被加工物の切断時においてロー付け部分への負荷が大きいため、作業中においてチップが鋸歯より離脱し易いものであった。
また、歯台4と歯台4との間隔が広いために被加工物が薄いものであると切断時にチップが外れたり、被加工物が変形したりすることがある。そして、歯台4と歯台4との間隔を狭くした場合に、チップ5を歯台4に取付けた後のチップ5の目立て機器による研削時に、鋸歯3の研削も同時に行われる可能性があり、かつ、歯台4を小さくすると切削時の切削抵抗に負けて歯台4からチップ5が破断することがあり、隣接する歯台4にも影響を与えチップ5と歯台4との接合強度に問題が発生する可能性がある。
本発明は前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、台座の外周に多数の凹部を形成し、この凹部にチップを溶接またはロー付けによって固定し、前記チップおよび台座の一部を研削してチップによる切削刃を形成したことにより、チップは台座の凹部に対して全面積で溶接やロー付けで固定されているので、被加工物の切断時にチップが凹部より外れることがない。さらに、ピッチ間隔を狭くした目立て作業も簡単に行えるので、切削刃の間隔の狭い丸のこ刃を提供せんとするにある。
本発明の丸のこ刃は前記した目的を達成せんとするもので、請求項1の手段は、回転する円板状の台座における外周に前記台座の回転中心に向かって多数の凹部を形成し、この凹部にチップを溶接またはロー付けによって固定し、前記チップおよび台座の一部を研削してチップによる切削刃を台座の外周縁より露出して形成したことを特徴とする。
請求項2の手段は、前記した請求項1において、前記凹部は前記台座の回転中心に向かって円弧状または台形に形成し、かつ、台座に溶接またはロー付けされるチップの縁を前記台座の凹部の形状に合わせて円弧状または台形にしたことを特徴とする。
請求項3の手段は、前記した請求項1において、前記凹部の底部と連通する窪みを前記台座に形成したことを特徴とする。
請求項4の手段は、前記した請求項1において、前記凹部の底部と連通する基端側に小孔を有するスリットを前記台座に形成したことを特徴とする。
請求項5の手段は、前記した請求項1において、前記台座の厚みに対して前記チップの厚みを厚くして、被加工物の切断時において台座が被加工物と接触しないようにしたことを特徴とする。
請求項6の手段は、前記した請求項5において、前記チップの切削刃を形成する先端部の厚みを厚く形成し、被加工物の研削時において前記切削刃の先端部のみが被加工物と接触するようにしたことを特徴とする。
本発明は前記したように、台座における外周に前記台座の回転中心に向かって多数の凹部を形成し、この凹部にチップを溶接またはロー付けによって固定し、前記チップおよび台座の一部を研削してチップによる切削刃を台座の外周縁より露出して形成したことにより、高価なサーメットや超硬をほぼ刃に相応する部分のみに使用するので極めて費用効率がよく、また通常の刃型を形成するための目立て機器を使用して目立てが行えるので、目立て作業が従来と同様に簡単に行うことができ、かつ、溶接やロー付け面積が大きいことから、チップが台座より外れることがない。
また、凹部の形状を台形とし、かつ、該台形と溶接またはロー付けされる縁を台形とすることで、チップを凹部に溶接またはロー付けする作業時に、チップが凹部からずれることがなく、溶接またはロー付け作業を容易に行うことができる。
さらに、前記凹部の底部と連通する窪み、または、前記凹部の底部と連通する基端側に小孔を有するスリットを前記台座に形成したので、凹部へのチップの溶接またはロー付け時に発生する熱によって生じる台座の熱膨張または収縮分を逃がして台座の形状変化を防止することができる。
また、台座の厚みに対してチップの厚みを厚くして、被加工物の切断時において台座が被加工物と接触しないようにしたので、被加工物が台座と接触することがなく摩擦抵抗が少なくなって被加工物の切断がスムースに行えると共に台座の損傷を防止することができる。
さらに、チップの切削刃を形成する先端部の厚みを厚く形成し、被加工物の研削時において前記切削刃部分のみが被加工物と接触するようにしたので、被加工物の研削時においてチップと被加工物の接触面積が小さくなることで摩擦力が小さくなって被加工物の切断を、よりスムースに行うことができる等の効果を有するものである。
台座に台形凹部を形成した一部を示す正面図である。 (a)はチップの正面図、(b)はチップの側面図である。 台座の台形凹部にチップを溶接またはロー付けによって固定した状態の一部を示す正面図である。 図3においてチップと台座の一部を研削して切削刃を形成した状態の一部を示す正面図である。 図3の台形凹部にチップを固定した状態の台座を側面から見た側面図である。 図1の窪みによる熱逃がしの他の実施例を示す拡大図である。 台形凹部を円弧状凹部とした他の実施例を示す正面図である。
以下、本発明の第1の実施例を図1〜図6と共に説明する。
1はモータの回転軸に固定する軸用孔11が形成された円板状の台座にして、高硬度の被加工物の切断には不向きな安価な材質で形成されている。この台座1の外周縁には台形凹部12が台座1の軸用孔11の回転中心に向かって連続して形成されている。この台形凹部12の底面部の中心には台形凹部12と連通した状態で窪み13が形成されている。なお、前記軸用孔11の外周にはモータの出力軸に台座1を取付けた状態で回転させた時に台座1が空回りするのを防止するための補助孔11aが形成されている。
2はサーメットや超硬合金等から構成した高硬度なチップ(以下、単にチップという)にして、前記台形凹部12に嵌合可能な大きさに形成され、かつ、厚みは台座1の厚みより厚く形成され、また、チップ2の後述する切削刃Aを形成する先端部の厚みを厚く形成した。
また、チップ2の高さと、前記台形凹部12の深さは同じ長さに形成されているが、チップ2の高さや台形凹部12の深さが寸法誤差によってチップ2が台形凹部12より浮き出ると、隣接するチップ2どうしの左右上端部が接触してチップ2が台形凹部12より浮き上がる可能性がある。そこで、寸法誤差によるチップ2の浮き上がりを防止するために、チップ2の上端側面は垂直方向に垂直辺21を形成してチップ2どうしの接触を防止した(図2参照)。
前記各チップ2は台形凹部2に嵌め込んだ状態において順次溶接またはロー付け手段によって、チップ2の外周縁と台形凹部12の内周縁とが溶着またはロー付けされ固定される(図3参照)。
前記溶接またはロー付け時において発生する熱は、窪み13によって台座1の熱膨張または収縮分が逃がされるので、台座12の形状変化を防止することができる。
なお、台座1の形状変化を防止する手段としては、窪み13に変えて図6に示すように台形凹部12の底面と連通する基端側に小孔14aを有するスリット14を形成して台座1の熱膨張または収縮分を逃がすようにしてもよい。
このように台座1の台形凹部12にチップ2を固定した状態において、チップ2および台座1の一部を研削しながら目立て加工を行うことで図4に示すようなチップ2で形成された切削刃Aが形成される。この切削刃Aは、チップ2の長さに応じて1つのチップ2に対して2〜6個の刃を形成することが可能となる。
また、チップ2の厚みを台座1の厚みより厚くすることで、被加工物の切断時において台座1が被加工物と接触することがないので、被加工物が台座と接触することがなく摩擦抵抗が少なくなって被加工物の切断がスムースに行えると共に台座1の損傷を防止することができる。
さらに、図5に示すようにチップの後述する切削刃Aを形成する先端部の厚みを厚く形成することで、被加工物の研削時において前記研削の先端部のみが被加工物と接触するので、被加工物とチップとの接触面積を少なくして摩擦抵抗を小さくでき、従って、被加工物の研削作業をスムースに行える。なお、必ずしもチップの切削刃を形成する先端部の厚みを厚く形成したものに限定されるものではない。
次に、第2の実施例を図7と共に説明するに、前記した第1の実施例では凹部12を台形とし、チップ2の形状も台形としたが、第2の実施例では台座1に円弧状凹部15を形成したものである。この実施例におけるチップ2は当然に円弧状凹部15に嵌合される円弧形状であり、かつ、チップ3の上面は円弧状凹部15より突出しないような高さに形成されている。また、円弧形状のチップ2の厚みも前記した台形状のチップ2と同様に台座1の厚みより厚くし、また、先端部の厚みを厚く形成している。
さらに、台座1の形状変化を防止する手段としては、第1の実施例と同様に窪み13や小孔14aを有するスリット14形成することが望ましい。
なお、台座1に形成する凹部12の形状としては前記した第1、第2の実施例における台形や円弧形状に限定されるものではなく、如何なる形状のもであってもよいが、チップと凹部との接触面積が大きな形状のものが望ましく、また、チップと凹部との接触部に波形等を形成し、より接触面積を大きくしてもよい。
1 台座
11 軸用孔
12 台形凹部
13 窪み
14 スリット
14a 小孔
15 円弧状凹部
2 チップ(台形状)
21 垂直辺

Claims (6)

  1. 回転する円板状の台座における外周に前記台座の回転中心に向かって多数の凹部を形成し、この凹部にチップを溶接またはロー付けによって固定し、前記チップおよび台座の一部を研削してチップによる切削刃を台座の外周縁より露出して形成したことを特徴とする丸のこ刃。
  2. 前記凹部は前記台座の回転中心に向かって円弧状または台形に形成し、かつ、台座に溶接またはロー付けされるチップの縁を前記台座の凹部の形状に合わせて円弧状または台形にしたことを特徴とする請求項1記載の丸のこ刃。
  3. 前記凹部の底部と連通する窪みを前記台座に形成したことを特徴とする請求項1記載の丸のこ刃。
  4. 前記凹部の底部と連通する基端側に小孔を有するスリットを前記台座に形成したことを特徴とする請求項1記載の丸のこ刃。
  5. 前記台座の厚みに対して前記チップの厚みを厚くして、被加工物の切断時において台座が被加工物と接触しないようにしたことを特徴とする請求項1記載の丸のこ刃。
  6. 前記チップの切削刃を形成する先端部の厚みを厚く形成し、被加工物の研削時において前記切削刃の先端部のみが被加工物と接触するようにしたことを特徴とする請求項5の記載の丸のこ刃。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104551233A (zh) * 2014-12-30 2015-04-29 苏州用朴合金工具有限公司 一种耐磨消音合金锯片
CN108971635A (zh) * 2017-06-05 2018-12-11 河南中岳机电有限公司 超硬材料切割片及其基体

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