JP2010214581A - チップソー - Google Patents

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仁彦 浅田
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Abstract

【課題】チップの研磨面積を少なくし研磨時間を短縮させてコストダウンが可能であったり、チップを平面視で左右対称形状とし、自動機等によるロウ付け固着の作業効率を十分に高めてコストダウンが可能なチップソーを提供する。
【解決手段】円板状の台金2の外周縁2aにチップ固着部6が形成されると共に、該チップ固着部にチップ7がロウ付け固着されたチップソー1において、前記チップは、掬い面7aと該掬い面に刃先8で鋭角に交差する先端面7b及び両側面7e、7fを有し、前記両側面が前記掬い面と先端面を含む刃先部分に設けた平面部9と前記刃先部分以外に設けた凹部10とで形成される。また、前記チップ7は、台金の側面から見た平面視形状が前記刃先8とチップ7の反刃先側端縁11とを結ぶ直線12に対して左右対称形状に形成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、円板状の台金の外周縁にチップが固着され、例えば電動工具や切断機等に取付けられて金属材や非鉄材あるいは木材等の被切削材を切断する際に使用されるチップソーに関する。
従来、チップソーは、円板状の台金の外周縁に所定間隔でチップ固着部が形成され、このチップ固着部に所定形状のチップがロウ付け固着されている。チップは、例えば超硬合金により掬い面と先端面及び両側面等を有して略角柱形状に形成されると共に、両側面は掬い面側の幅が広く反掬い面側の幅が狭くなる平面で形成されている。また、前記チップは、掬い面と先端面が鋭角な角度に設定されて、側面から見た形状(チップの平面視形状)が左右非対称に形成されている。なお、チップソーに関する公報としては、例えば特許文献1がある。
特開2000−71203号公報
しかしながら、このようなチップソーにあっては、焼結等により予め所定形状に形成されたチップを台金のチップ固着部にロウ付け固着した後に、固着されたチップの掬い面と先端面及び両側面等を研磨して仕上げ加工するため、特に平面からなる両側面の全面を研磨する必要があり、研磨面積が広くなって研磨時間が長くなり易い。また、チップが平面視で左右非対称形状に形成されているため、チップのチップ固着部に対する取付け向きが特定されて、例えば自動機によってチップを台金のチップ固着部にロウ付け固着する際に、ロウ付け固着の作業効率を十分に高めることが難しく、チップソーのコストダウンの妨げとなっている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、チップの研磨面積を少なくし研磨時間を短縮させてコストダウンが可能なチップソーを提供することにある。また、他の目的は、チップを平面視で左右対称形状とし、自動機等によるロウ付け固着の作業効率を十分に高めてコストダウンが可能なチップソーを提供することにある。
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、円板状の台金の外周縁にチップ固着部が形成されると共に、該チップ固着部にチップがロウ付け固着されたチップソーにおいて、前記チップは、掬い面と該掬い面に刃先で鋭角に交差する先端面及び両側面を有し、前記両側面が前記掬い面と先端面を含む刃先部分に設けた平面部と前記刃先部分以外に設けた凹部とで形成されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記両側面の平面部の面積Saと凹部の面積SbがSa≦Sb/2に設定されていることを特徴とする。また、請求項3に記載の発明は、前記チップは、前記掬い面の長さと先端面の長さが同一に設定されることにより、前記台金の側面から見た平面視形状が前記刃先とチップの反刃先側端縁とを結ぶ直線に対して左右対称形状に形成されていることを特徴とする。
本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、チップの両側面が掬い面と先端面を含む刃先部分に設けた平面部と刃先部分以外に設けた凹部とで形成されているため、チップの研磨時に両側面の平面部のみを研磨すれば良く、チップの研磨面積を少なくして研磨時間を短縮させることができ、チップソーのコストダウンを図ることが可能となる。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、チップの両側面の平面部の面積Saと凹部の面積SbがSa≦Sb/2に設定されているため、所定割合の凹部により研磨面積を少なくできると共に、所定割合の平面部により被切削材に良好な切断面を得ることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、掬い面と先端面の長さが同一に設定されることにより、台金の側面から見たチップの平面視形状が刃先とチップの反刃先側端縁とを結ぶ直線に対して左右対称形状に形成されているため、台金のチップ固着部に対する取付け向きが特定されず、例えば自動機によるロウ付け固着の作業効率を十分に高めることができて、チップソーの一層のコストダウンを図ることが可能となる。
本発明に係わるチップソーを示す平面図 同その側面図 同そのチップの平面図及び側面図
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明に係わるチップソーの一実施形態を示している。図1〜図2に示すように、チップソー1は、円板状で共鳴騒音抑制用のスリット3が形成された台金2を有し、この台金2の中心位置には取付孔4が形成されると共に、台金2の外周縁2aには、刃室(ガレット)5とチップ固着部6が一定間隔で多数形成されている。
前記チップ固着部6は、図3(a)に示すように、刃室5の後端部にU字形状の凹部で形成され、この各チップ固着部6に例えば超硬合金からなるチップ7がそれぞれロウ付け固着されている。チップ7は、図3(a)〜(c)に示すように、回転方向イの前面となる掬い面7aと、この掬い面7aに刃先8において鋭角に交差する先端面7bと、掬い面7aと先端面7bに連続状態で設けられた一対の固着面7c、7dと、チップ7の厚さ(幅)方向に設けられた一対の側面7e、7f(両側面)とで形成されている。
また、チップ7の両側面7e、7fは、刃先8から掬い面7aと先端面7bにかけた部分である刃先部分が平坦な平面部9で形成され、この刃先部分(平面部9)以外の前記両側面7e、7f部分には前記平面部9より深さh窪んだ凹部10が形成されている。このとき、凹部10は、平面部9側が円弧形状に形成されると共にアール10aを有して平面部9に連続した状態となっている。そして、チップ7の両側面7e、7fの平面部9の面積Saは、凹部10の面積Sbに対して、Sa≦Sb/2に設定されると共に、凹部10の前記深さhはチップ7の掬い面7aの厚さ方向の幅w1に対して、h<w1に設定されている。
また、チップ7は、図3(a)に示すように、掬い面7aの長さL1と先端面7bの長さL2が同一に設定されると共に、一対の固着面7c、7dの長さ及び形状が同一に形成されることにより、チップ7の前記刃先8と一対の固着面7c、7dの交差部分である反刃先側端縁11を結ぶ直線12に対してチップ7の外形形状が左右対称、すなわちチップ7の平面視形状が左右対称形状に形成されている。
なお、前記チップ7は、図2に示すように、掬い面7a(先端面7b)の前記幅w1が前記台金の幅wより所定寸法(例えば0.1mm)大きく設定されている。また、前記チップ7は、その刃先8部分にホーニング処理により微小アールが形成されており、この微小アールにより、チップ7が後述する研磨後の初期衝撃に十分耐えて、その欠け等の発生が抑制されるようになっている。
このように構成されたチップ7は、その固着面7c、7dが台金2のチップ固着部6に自動機もしくは手作業により取付けられ、高周波誘導加熱を利用して固着面7c、7dがチップ固着部6にロウ付け固着される。このチップ7のチップ固着部6への取付け(セット)時に、チップ7が平面視で左右対称形状に形成されていることから、取付け向きが従来のように一方向に特定されることがなくなり、図3(a)に示す状態でもこの状態からチップ7を裏返した状態でも取付けできることになる。
そして、チップ7が台金2の全てのチップ固着部6にロウ着け固着されたら、固着された全てのチップ7の掬い面7aと先端面7b及び両側面7e、7fの平面部9を研磨して仕上げ加工する。これにより、チップソー1が製造される。つまり、前記チップソー1の場合、チップ7の両側面7e、7fに凹部10を設けることでこの凹部10を研磨する必要がなくなり側面7e、7fの研磨面積を少なくすることができる。また、チップ7を平面視で左右対称形状とすることで、チップ7のチップ固着部6への取付け向きが特定されないことになる。
このように、前記チップソー1によれば、チップ7の両側面7e、7fが刃先部分に設けた平面部9と刃先部分以外に設けた凹部10とで形成されているため、チップ7を台金2のチップ固着部6にロウ付け固着した後に研磨する場合、チップ7の掬い面7aと先端面7b及び両側面7e、7fの平面部9のみを研磨すれば良く、従来のように両側面7e、7fの全面を研磨する場合に比較して、凹部10の面積だけ研磨面積を少なくでき、研磨時間を短縮することができる。特に、チップ7としてセラミックとメタルを混在させて耐摩耗性に優れた難削Cermet等の材質を使用した場合に、研磨面積を少なくすることで、該チップ7の研磨作業を効率良く精度を維持することができて、チップソー1のコストダウンを図ることが可能となる。
また、チップ7の両側面7e、7fの平面部9の面積Saと凹部10の面積SbがSa≦Sb/2に設定されているため、所定割合の凹部10により両側面7e、7fの研磨面積を最適な面積に少なくすることができると共に、所定割合の平面部9により高研磨精度チップソー1で被切削材を切断した際に、被切削材の切断面が綺麗になる等、被切削材に良好な切断面を得ることができる。
また、チップ7の平面視形状が刃先8とチップ7の反刃先側端縁11とを結ぶ直線12に対して左右対称形状に形成されているため、台金2のチップ固着部6に対するチップ7の取付け向きが従来のように一つの向きに特定されず、例えばチップ7を台金2のチップ固着部6に自動機によって取付けてロウ付けする際に、チップ7の取付け作業(セット作業)を能率良く行うことができ、ロウ付け固着の作業効率を十分に高めることができて、チップソー1の一層のコストダウンを図ることが可能となる。
さらに、チップ7の掬い面7aの長さL1と先端面7bの長さL2が同一に設定されているため、チップ7を焼結により作製する際の型の構造を簡略化しつつ、左右対称形状のチップ7を容易に作製することができて、チップ7自体のコストダウンを図ることが可能になると共に、同一所定長さの掬い面7aと先端面7b及びこれらの対応した両側面7e、7fの平面部9により、チップソー1に一層良好な切断性能を得ることが可能となる。
なお、前記実施形態においては、チップ7の両側面7e、7fの凹部10の平面部9側の形状を円弧形状としたが、例えば直線形状としても良いし、チップ7の固着面7c、7dの形状も図示した例に限定されず、左右対称形状が得られる適宜の形状を採用することができる。また、前記実施形態における、台金2のチップ固着部6の個数や形状、凹部10の全体形状、チップ7自体の形状等も一例であって、例えば先端面7bの全体もしくは一部を台金2の側面側に交互に傾斜する傾斜面で形成する等、本発明の各発明に係わる要旨を逸脱しない範囲において適宜の構成を採用することができる。
本発明は、円板状の台金の外周縁にチップが固着されて回転刃として使用される全てのチップソーに利用できる。
1・・・チップソー、3・・・台金、2a・・・外周縁、4・・・取付孔、5・・・刃室、6・・・チップ固着部、7・・・チップ、7a・・・掬い面、7b・・・先端面、7c、7d・・・固着面、7e、7f・・・側面、8・・・刃先、9・・・平面部、10・・・凹部、11・・・刃刃先側端縁、12・・・直線、L1・・・掬い面の長さ、L2・・・先端面の長さ。

Claims (3)

  1. 円板状の台金の外周縁にチップ固着部が形成されると共に、該チップ固着部にチップがロウ付け固着されたチップソーにおいて、
    前記チップは、掬い面と該掬い面に刃先で鋭角に交差する先端面及び両側面を有し、前記両側面が前記掬い面と先端面を含む刃先部分に設けた平面部と前記刃先部分以外に設けた凹部とで形成されていることを特徴とするチップソー。
  2. 前記両側面の平面部の面積Saと凹部の面積SbがSa≦Sb/2に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のチップソー。
  3. 前記チップは、前記掬い面の長さと先端面の長さが同一に設定されることにより、前記台金の側面から見た平面視形状が前記刃先とチップの反刃先側端縁とを結ぶ直線に対して左右対称形状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のチップソー。
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