JP2011091077A - ZnO系化合物半導体素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ZnO系化合物半導体素子の活性層の結晶品質をn型ドーパントの拡散によって落とさない。
【解決手段】 ZnO系化合物半導体素子において、n型ドーパントがドープされたZnO系n型層3と、活性層4もしくはp型層5との間に、窒素(N)をドープした(Mg)ZnO:N層を拡散防止層9として挿入し、n型ドーパントを拡散防止層9でとどめ、その活性層4もしくはp型層5へと拡散させない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ZnO系化合物半導体素子に関し、特に、ZnO系半導体発光素子に関する。
酸化亜鉛(ZnO)は、室温で3.37eVのバンドギャップエネルギーを持つ直接遷移型の半導体で、励起子の束縛エネルギーが60meVと他の半導体に比べて比較的大きい。又、原材料が安価であるとともに、環境や人体に無害であるという特徴を有する為、高効率・低消費電力で環境性に優れた発光素子の実現が期待されている。
LEDなどの発光素子には、p型層とn型層が必要であり、ZnO系化合物半導体でn型を作製する場合のドーパントとしては、Znサイトを置換するようなIII属原子、もしくはOサイトを置換するVII族原子が考えられ、特にGaやAlなどのIII族原子によるn型伝導性制御が数多く報告されている。
例えば、特許文献1によれば、III族原子をドーピングするZnO系透明導電膜ZnO:Al、ZnO:Gaの製造方法が提案されている。さらに非特許文献1によると、単結晶ZnO膜においてGa濃度とキャリア濃度は1017〜1020cm−3の範囲で、制御が十分可能であることが報告されている。
ところでLEDなどの発光素子を作製する場合、ドーパントが所望の層以外へと拡散してしまうと素子特性は著しく低下してしまう。GaAs系の半導体光素子の場合、活性層へのp型ドーパントの拡散が問題となっており、その解決策として、例えば、p型クラッド層と活性層の間に、n型の拡散ストッパ層を設けることでp型ドーパントの拡散を抑制する方法が開示されている(例えば、特許文献2参照)。また、特許文献3には、p型層をそれぞれ異なるドーパントをドーピングした少なくとも2つの層から形成することで、p型ドーパントの拡散を抑制する方法が開示されている。
このようにGaAs系の半導体発光素子の場合では、いくつかのドーパント拡散防止の方法が示されている。
一方、ZnO系化合物半導体に関しては、ドーパントの拡散に関する報告はほとんどなく、本発明者は、n型ドーパントであるGaが、半導体素子内において拡散してしまうことを課題として見出した。
図7は、従来の作製方法によるZnO系LED素子構造の一例を示す断面図である。
一般的なLEDは素子内にn型半導体層、活性層、p型半導体層を含み、本従来技術ではZnO系LEDのn型半導体層にはドーパントとして、Ga原子をドーピングしている。
本発明者らは、比較例として従来の作製方法を用いて図7に示すZnO系LED素子を実際に作製した。
まず、洗浄された+c ZnO基板1上に、undoped ZnO 緩衝層(バッファ層)2を形成した。厚さおよそ300Åで、300℃で成長させた。次に、緩衝層(バッファ層)2を高品質化させるためにアニールを行った。アニール温度は900℃で、アニール時間は20分とした。
次に、緩衝層(バッファ層)2の表面上に、n型半導体層3を形成した。n型半導体層は、Ga−doped Mg0.2Zn0.8Oで、Gaの濃度は、1.5×1018cm−3程度である。成長温度は900℃とした。
その後、n型半導体層3の表面上に、undoped ZnO活性層4を形成した。成長温度は、900℃とした。活性層3の表面上に、窒素(N)をドーピングしたp型半導体層(N−doped Mg0.2Zn0.8O)を形成した。成長温度は650℃で成長させた。
上記の層形成(成膜)工程に続いて、電極を作製した。基板1の表面にn型電極(例えば厚さ20〜100Åのチタン層上に、3000〜5000Åのアルミニウム層)8を形成し、p型半導体層表面にp型透光性電極(例えば厚さ5〜50Åのニッケル層と、その表面上に形成される厚さ10〜200Åの金層)6及び、p型透光性電極6上にボンディング用パッド電極(例えば厚さ1000Åのニッケル層と、厚さ10000Åの金)7を作製する。電極を形成する工程は、例えばレジスト膜などを用いたリソグラフィ技術が用いられる。
この後、例えば300〜800℃の酸化性ガス雰囲気中で、電極合金化処理を行う。合金処理時間は例えば30秒〜10分程度である。以上のようにして、ZnO系化合物半導体発光素子(ZnO系LED)の製造を行った。
特許第3040373号公報 特開平9−260776号公報 特開2006−19695号公報
応用物理学会 第120回結晶工学分科会研究会(2004) p.27−34
図8は、図7のように従来方法にて作製したZnO系LEDのN濃度とGa濃度の深さ方向のプロファイルを示すグラフである。本図は、SIMS(Secondary Ion−microprobe Mass Spectrometer)分析によるものである。
これによると、n型半導体層3にドープしたGaが、活性層4及びp型半導体層5へ拡散している。このような場合、活性層4の結晶品質が悪くなり結果発光効率が低下する。また、p型半導体層5へのGaの拡散は、p型半導体層5の伝導性制御を困難にし、高出力で信頼性の高い半導体発光素子の作製がなされない。
図9は、図8でSIMS分析結果を示したZnO系LEDの電流電圧特性の一例を示すグラフである。
縦軸は2mA/1メモリであり、横軸は2V/1メモリで測定を行っている。ZnO系の材料でp−n接合を作製した場合、電流−電圧特性における閾値電圧は、およそ3V程度であるはずであるが、上図のZnO系LEDはおよそ1V程度であり、これは素子の特性がショットキーであることを示している。これはp型半導体層5へn型半導体層3からドーパントであるGaが拡散した為に、LEDの素子特性が著しく悪化したためと考えられる。このため従来方法により作製したZnO系LEDからは発光が観測されない。
本発明の目的は、ZnO系化合物半導体素子の活性層の結晶品質をn型ドーパントの拡散によって落とさないことである。
また、本発明の他の目的は、ZnO系化合物半導体素子のp型半導体層の伝導性が、n型ドーパントの拡散によって悪化するのを防ぐことである。
本発明の一観点によれば、ZnO系化合物半導体素子は、III族元素がドープされた第1のn型半導体層と、前記第1のn型半導体層の上方に形成されたp型半導体層と、前記第1のn型半導体層と前記p型半導体層との間に形成された活性層と、前記第1のn型半導体層と活性層との間に形成され、かつ、窒素がドープされた第2のn型半導体層とを有する。
本発明によれば、ZnO系化合物半導体素子の活性層の結晶品質をn型ドーパントの拡散によって落とさないことができる。
また、本発明によれば、ZnO系化合物半導体素子のp型半導体層の伝導性が、n型ドーパントの拡散によって悪化するのを防ぐことができる。
ZnO系化合物半導体の製造装置の概略図である。 本発明の実施例によるZnO系化合物半導体素子(ZnO系LED)の素子構造及び作製方法を説明するための概略的な断面図である。 拡散防止層を導入したZnO系LED素子構造のN濃度とGa濃度の深さ方向のプロファイルを示すグラフである。 本発明の実施例による半導体発光素子のサンプル3の拡散防止層9と同条件で作製したN−doped MgZnO単膜のC−V測定結果を表すグラフである。 本発明の実施例による拡散防止層9を導入したZnO系LED(サンプル3)の電流電圧特性を表すグラフである。 従来例で作製した図7に示すZnO系LEDおよび、図1に示す本発明の実施例(サンプル3)による拡散防止層9を導入したZnO系LEDのELスペクトルである。 従来の作製方法によるZnO系LED素子構造の一例を示す断面図である。 図7のように従来方法にて作製したZnO系LEDのN濃度とGa濃度の深さ方向のプロファイルを示すグラフである。 図8でSIMS分析結果を示したZnO系LEDの電流電圧特性の一例を示すグラフである。
図1は、ZnO系化合物半導体の製造装置の概略図である。
ZnO系化合物半導体を製造する方法としては、たとえば、13.56MHzの高周波を用い無電極放電管内でラジカル化された酸素ラジカルビームと、Kセルからの亜鉛ビームとを、成長温度まで昇温されている基板に同時照射し、基板上でZnOの成長を行わせる分子線エピタキシ(molecular beam epitaxy; MBE)法がある。
超高真空容器11内に、基板加熱ヒータ16が配置され、基板17が、基板加熱ヒータ16に保持される。超高真空容器11が、亜鉛(Zn)ソースガン14、酸素(O)ラジカルソースガン15、マグネシウム(Mg)ソースガン18、窒素(N)ラジカルソースガン19、及び、ガリウム(Ga)ソースガン20を備える。亜鉛ソースガン14、マグネシウムソースガン18、及びガリウムソースガン20は、それぞれ、Zn、Mg、及びGaの固体ソースを収容するクヌーセンセルを含み、それぞれ、亜鉛ビーム、マグネシウムビーム、及びガリウムビームを出射する。
酸素ラジカルソースガン15及び窒素ラジカルソースガン19は、それぞれ、高周波(例えば13.56MHz)を用いる無電極放電管を含む。酸素ラジカルソースガン15及び窒素ラジカルソースガン19は、それぞれ、無電極放電官内で酸素ガス及び窒素ガスをラジカル化して、酸素ラジカルビーム及び窒素ラジカルビームを出射する。基板8上に、所望のタイミングで所望のビームを供給することにより、所望の組成のZnO系化合物半導体層を成長させることができる。
超高真空容器11にはまた、反射高速電子線回折(RHEED)用のガン12、及び、RHEEDの回折像を映すスクリーン13が取り付けられている。RHEEDの回折像から、基板17上に形成されたZnO系化合物半導体層の結晶性を評価できる。ZnO系化合物半導体層が、平坦な表面を有する(2次元成長した)単結晶である場合は、RHEED回折像がストリークパタンを示し、平坦でない表面を有する(3次元成長した)単結晶である場合は、RHEED回折像がスポットパタンを示す。なお、ZnO系化合物半導体層が、多結晶である場合は、RHEED回折像がリングパタンを示す。
ZnO系化合物半導体素子において、n型層を成長させる際には、ラジカル化された酸素ラジカルビームと、Kセルから亜鉛ビーム及び、ガリウムビームを成長温度まで昇温されている基板1に同時照射する。
その他、ZnO系化合物半導体発光素子を作製する上でホールキャリア注入層(p型層)、クラッド層などを成長させる際には、例えば、窒素ガスをラジカル化して得られた窒素ラジカルビームガン19、マグネシウム(Mg)ビームを出射するマグネシウムガン18などを用いて、所望の層を所望の組成で積層させる。
ZnO系化合物半導体の作製に用いられる基板には、酸化亜鉛基板(ZnO)、サファイア基板(Al)、炭化珪素基板(SiC)、窒化ガリウム基板(GaN)、六方晶系MgZn−xO基板(0<x≦0.5)、立方晶系MgZn−xO基板(0.5<x≦1)、Si基板などがある。結晶性の良い酸化亜鉛(ZnO)層を得るためには格子不整合度の小さい基板ほどよく、特に好ましいのは酸化亜鉛(ZnO)基板である。また発光素子を作製する場合は、基板が活性層からの放射光を吸収しないようにし素子からの放射光の取り出し効率を落とさないように、ZnOに比べてバンドギャップが大きいMgZn−xO基板(0<x≦1)を用いるのも好ましい。
基板は、+c面、−c面、a面、m面など種々の面を用いて、その上にZnO系化合物半導体層を成長させることができる。さらに、例えば+c面基板について、m方向やa方向などにオフ角をつけた種々の基板を用いることもできる。また、上記基板上に、MgZnO、ZnO、GaN膜を1μm以上形成したテンプレートを用いても良い。
図2は、本発明の実施例によるZnO系化合物半導体素子(ZnO系LED)の素子構造及び作製方法を説明するための概略的な断面図である。
本発明の実施例による素子構造及びZnO系化合物半導体膜は、例えば、図1に記載の分子線エピタキシ(MBE)法にて作製する。なお、MBE法以外にも、例えば、PLD(Pulsed Laser Deposition)や、MOVPE(Metal Organic Vapor Phase Epitaxy)法など公知のエピタキシャル成長法を用いることもできる。
まず、洗浄された+c ZnO基板1上に、緩衝層(バッファ層)2を形成する。厚さは100Å〜300Å程度が望ましく、200℃〜400℃で成長させる。その後、緩衝層(バッファ層)2を高品質化させるためにアニールを行う。アニール温度は500℃〜1000℃で、アニール時間は3分〜30分である。
次に、緩衝層(バッファ層)2の表面上に、ガリウムもしくはアルミニウムをドーピングしたn型半導体層3を形成する。厚さは100Å〜10000Åで、n型ドーパントの濃度は、5×1017cm−3以上である。成長温度は800〜1000℃である。
n型半導体層3の表面上に、n型ドーパントの拡散を防止する為の拡散防止層9を形成する。なお、拡散防止層9に関しては、後に詳述する。拡散防止層9の表面上に、undoped MgZn1−yO(0≦y≦0.6)活性層4を形成する。活性層4は単一の層でも構わないし、例えばMgZnOとZnOを用いた量子井戸構造をとっても構わない。成長温度は、500℃〜1000℃である。
なお、活性層4は特に結晶品質の高いものが必要であり、成長温度が500℃より低い場合は、結晶性の高い高品質なMgZn1−yO(0≦y<1)が成長されず、成長温度が1000℃より高い場合は、Zn元素が基板上から再蒸発してしまい、成長レートが著しく低下してしまう。
活性層4の表面上に、窒素(N)をドーピングしたp型半導体層(MgZn1−zO(0≦z≦0.6))5を形成する。厚さは50〜2000Åで、窒素(N)の密度は、1×1018cm−3以上である。成長温度300〜800℃で成長させる。
p型半導体層5における窒素(N)濃度は、LEDなどの発光素子を作製する場合、少なくともホールキャリア密度として1×1016cm−3以上は必要であるとされる。ZnO及び、ZnMgO中にアクセプタとしてドーピングされるN元素は活性化率が低く、1×1018cm−3以上ドーピングしなければ有効なホールキャリアが得られていない。また、Nの濃度が5×1020cm−3より多くドーピングされるとp型ZnMgO層及び、p型ZnO膜中に多くの欠陥が発生してしまい素子に電流を流した場合のリークの原因となってしまう場合がある。その為、Nの濃度は1×1018cm−3〜5×1020cm−3の範囲が好ましい。より好適には、1×1019cm−3〜3×1020cm−3の範囲である。
なお、p型半導体層5は窒素(N)の代わりに、p型ドーパントとしてV属元素であるPやAsを使用することもできる。また、V属元素ではなく、LiやNaまたは、CuやAgなどのI族元素をp型ドーパントとして使用することもできる。さらに、これらを組み合わせて例えばNとPなど2元素以上を同時にドーピングしても構わない。
N元素はZnOのOサイトの一部を置換してアクセプタとなるが、種々のV属元素のなかでNがOとのイオン半径が近しく、安定的に置換がなされる。Nのドーピングに用いるものは、N元素を含むものであれば、N、NO、NO、N+O、NHなどの種々のソースを用いてもかまわない。
上記の層形成(成膜)工程に続いて、電極を作製した。基板1の表面にn型電極(例えば厚さ20〜100Åのチタン層上に、3000〜5000Åのアルミニウム層)8を形成し、p型半導体層表面にp型透光性電極(例えば厚さ5〜50Åのニッケル層と、その表面上に形成される厚さ10〜200Åの金層)6及び、p型透光性電極6上にボンディング用パッド電極(例えば厚さ1000Åのニッケル層と、厚さ10000Åの金)7を作製する。電極を形成する工程は、例えばレジスト膜などを用いたリソグラフィ技術が用いられる。
この後、例えば300〜800℃の酸化性ガス雰囲気中で、電極合金化処理を行う。合金処理時間は例えば30秒〜10分程度である。以上のようにして、ZnO系化合物半導体発光素子(ZnO系LED)の製造を行う。
なお、本実施例による発光デバイスの作製例については、+c面ZnO基板(n型伝導性)を用いたが、例えばサファイア(Al)などの絶縁性基板を用いる場合には、電極を素子の上下に作製することができない為、ドライエッチング法などを用いてn型半導体層3を上面へ表出させてその上部にn型電極8を作製するなど、発光素子の作製工程が一部異なる。
なお、GaやAlなどのIII族元素がドーピングされたZnO基板などを用いて、半導体発光素子を作製する場合、その基板自体が電子注入層の役目を担うため、n型半導体層3を省くことも可能である。その場合でも、本実施例の拡散防止層9を用いることで基板1からのドーパントの拡散を抑制することが可能になる。さらに、n型ドーパントがドーピングされたn型半導体層3/基板1と活性層4の間に拡散防止層9が挿入されていれば、n型ドーパントがドーピングされたn型半導体層3/基板1と、拡散防止層9は、隣合わせである必要はない。
本発明者らは、上述の実施例によるZnO系化合物半導体を製造する方法により、サンプル1〜3の三種の半導体発光素子を実際に作製した。以下、サンプル1〜3のそれぞれの作製条件について説明する。
まず、サンプル1について説明する。洗浄された+c ZnO基板1上に、undoped ZnO緩衝層(バッファ層)2を形成した。厚さはおよそ300Åで、300℃で成長させた。その後、undoped ZnO緩衝層(バッファ層)2を高品質化させるためにアニールを行った。アニール温度は900℃で、アニール時間は20分とした。
続いて、緩衝層(バッファ層)2の表面上に、n型半導体層3を形成した。n型半導体層3は、Ga−doped ZnOで、Gaの濃度は、2.0×1018cm−3程度で、成長温度は950℃とした。
次に、n型半導体層3の表面上に、n型ドーパントの拡散を防止する為のN−doped ZnO拡散防止層9を形成した。成長温度は900℃、Znビームフラックス=3.0Å/s、O流量1sccm/RFパワー250W、N流量1sccm/RFパワー140Wにておよそ50nm積層した。
続いて、拡散防止層9の表面上にundoped ZnO活性層4を形成した。成長温度は、900℃である。その後、活性層4の表面上に、窒素(N)をドーピングしたp型半導体層(N−doped MgZnO(Mg組成0.2))5を形成した。成長温度700℃、Znビームフラックス=1.0Å/s、Mgビームフラックス=0.2Å/s、O流量:2sccm/RFパワー:300W、N流量:1sccm/RFパワー:120Wにておよそ50nm積層させた。
次に、サンプル2について説明する。緩衝層(バッファ層)2、活性層4及びp型半導体層5は、サンプル1と同様に形成した。
緩衝層(バッファ層)2の表面上に、n型半導体層3を形成した。n型半導体層3は、Ga−doped MgZnO(Mg組成0.2)で、Gaの濃度は、2.0×1018cm−3程度で、成長温度は950℃とした。
n型ドーパントの拡散を防止する為のN−doped MgZnO拡散防止層9は、サンプル1と異なり、成長温度を950℃とし、Znビームフラックス=3.0Å/s、Mgビームフラックス=0.1Å/s、O流量1sccm/RFパワー250W、N流量1sccm/RFパワー140Wにておよそ50nm積層した。
次に、サンプル3について説明する。緩衝層(バッファ層)2及び活性層4は、サンプル1及び2と同様に形成した。
緩衝層(バッファ層)2の表面上に、n型半導体層3を形成した。n型半導体層3は、Ga−doped ZnO(Mg組成0.19)で、Gaの濃度は、2.0×1018cm−3程度で、成長温度は950℃とした。
n型ドーパントの拡散を防止する為のN−doped MgZnO拡散防止層9は、サンプル1及び2と異なり、成長温度950℃、Znビームフラックス=3.0Å/s、Mgビームフラックス=0.2Å/s、O流量2sccm/RFパワー300W、N流量1sccm/RFパワー120Wにておよそ50nm積層した。
活性層の表面上には、窒素(N)をドーピングしたp型半導体層(N−doped MgZnO (Mg組成0.2))を形成した。成長温度650℃、Znビームフラックス=1.0Å/s、Mgビームフラックス=0.2Å/s、O流量2sccm/RFパワー300W、N流量1sccm/RFパワー120Wにておよそ50nm積層した。
上記のサンプル1〜3のいずれも層形成(成膜)工程に続いて、図2を参照して説明したように電極を作製し、電極合金化処理を行った。以上のようにして、ZnO系LEDサンプル1〜3の製造を行った。
サンプル1〜3として形成した拡散防止層9は、どれもn型伝導性を示す。N元素はZnOのOサイトを置換した場合アクセプタとなるが、成長条件によってはN分子などの形で取り込まれる。この場合、ZnO中のN分子はダブルドナーとして振舞うため、結果としてN−doped MgZn1−wO(0≦w<1)は、n型伝導性を示す。よって、本実施例に用いたN−doped MgZnO拡散防止層9は、n型伝導性を示している。
ここで、拡散防止層の成長条件について説明する。
Znのフラックス強度をJZn、Mgのフラックス強度JMgとし、Oラジカルのフラックス強度をJOとする。また、MgZnO結晶のO終端面へのZn及びMgの付着しやすさを示す係数(Zn及びMgの付着係数)をkZn、kMgとし、MgZnO結晶のZn及びMg終端面へのOの付着しやすさを示す係数(Oの付着係数)をkOとする。このとき、Znの付着係数kZnとフラックス強度JZnとの積であるkZnJZn、Mgの付着係数kMgとフラックス強度JMgとの積であるkMgJMgは、基板上の単位面積に、単位時間当たりに付着するZn原子及びMg原子の個数に対応する。また、Oの付着係数kOとフラックス強度JOとの積kOJOは、基板の単位面積に、単位時間当たりに付着するO原子の個数に対応する。積kZnJZn+積kMgJMgと、積kOJOとの比をII族元素とVI族元素の比という意味で、II/VIフラックス比と定義する。
本発明における拡散防止層9の成長条件としては、II/VIフラックス比がII/VI≧1であり、成長温度が800℃以上であることが望ましい。これは、成長温度が高いほどその熱エネルギーによってN分子ダブルドナーが生成されやすくなり、またII/VIフラックス比が増加していくと膜中のN濃度が増える為であると思われる。
なお、拡散防止層9へのNのドーピングに用いるものは、N元素を含むものであれば、N、NO、NO、N+O、NHなどの種々のソースを用いてもかまわない。
作製したサンプル1〜3について、拡散防止層9のN濃度および、Mg組成を以下の表1に示す。
Figure 2011091077

実施例にて作製したサンプル1〜3は、全てn型半導体層3からのn型ドーパントの拡散が拡散防止層9内で抑えられている。拡散防止層9へのNは、19乗オーダーでもその効果が確認できる。
さらに、N濃度に関して言及すると、拡散防止層9内へドープされるN濃度が多い方が効果的に拡散が抑えられているように思われる。つまりN濃度の範囲としては、1×1020cm−3程度以上がより好ましいと予想される。
図3は、拡散防止層を導入したZnO系LED素子構造のN濃度とGa濃度の深さ方向のプロファイルを示すグラフである。このプロファイルは、上述したサンプル3の測定結果である。なお、本プロファイルは、SIMS(Secondary Ion−microprobe Mass Spectrometer)分析によるものである。
上記プロファイルによると、n型半導体層にドープしたGaは、拡散防止層9によって活性層4及びp型半導体層5への拡散が抑制されている。
SIMS分析により、n型半導体層3から拡散防止層9内へのGaの拡散はおよそ20nm程度と測定される。つまり、拡散防止層9の層厚が20nm程度あれば、実施例の効果は得られると予想される。ただし、n型ドーパントの拡散する距離は、n型半導体層内のドーパント濃度/結晶品質、さらには、拡散防止層の結晶品質/N濃度などによっても異なる。
図4は、本発明の実施例による半導体発光素子のサンプル3の拡散防止層9と同条件で作製したN−doped MgZnO単膜のC−V測定結果を表すグラフである。横軸に電圧、縦軸に1/C2の値をとっている。なお、Cの単位は、[nF/cm]を用いて表している。
この測定によるグラフの傾きからNdを算出すると、本実施例における拡散防止層9は、1.5×1018cm−3のn型不純物密度を持っていることが確認された。
図5は、本発明の実施例による拡散防止層9を導入したZnO系LED(サンプル3)の電流電圧特性を表すグラフである。
縦軸は1目盛りで2mAとし、横軸は1目盛りで2Vとして測定を行っている。閾値電圧はおよそ3.3Vであり、図9に示す従来方法で作製したZnO系LEDの電流電圧特性と比較して、閾値電圧が上昇しているのが分かる。これは、拡散防止層9を導入したことで、Gaの拡散によりp型半導体層の伝導性が悪化するのが防止された為であると考えられる。
図6は、従来例で作製した図7に示すZnO系LEDおよび、図1に示す本発明の実施例(サンプル3)による拡散防止層9を導入したZnO系LEDのELスペクトルである。横軸に波長を、縦軸に発光強度を示している。
従来例で作製したZnO系LEDが非発光であるのに対し、本発明の実施例により作製されたZnO系LEDは380nm付近に発光ピークが観測される。これは、ZnOのバンド端付近からの発光であると考えられる。この違いは、拡散防止層9を導入したことで、Gaの拡散によりp型半導体層の伝導性が悪化するのが防止された為であると考えられる。
以上、本発明の実施例によれば、n型ドーパントがドープされたZnO系n型層3と、活性層4もしくはp型層5との間に、Nをドープした(Mg)ZnO:N層を拡散防止層9として挿入するので、n型ドーパントは(Mg)ZnO:N層9でとどめられ、その先の層(活性層4もしくはp型層5等)へと拡散しない。
よって、活性層の結晶品質をn型ドーパントの拡散によって落とすようなことが起こらないため、発光効率を落とさない半導体発光素子を作製することができる。
また、p型半導体層の伝導性が、n型ドーパントの拡散によって悪化するのを防ぐことが出来る。
なお、上述の実施例では、ZnOへのn型ドーパントとしてGaを用いたが、この他に、AlやInなどのIII族元素を用いることが出来る。本実施例でn型ドーパントとして用いたGa元素に対して、Al元素は拡散係数が小さい。つまり、拡散防止層9はn型半導体層3のドーパントをAlとした場合、例えば拡散防止層9の層厚をより薄くすることが可能になる。一方、それと比較してIn元素は拡散係数が大きく、この場合、拡散防止層9の層厚を厚くしなければ拡散が抑えられないと考えられる。
また、ZnO系半導体に対するn型ドーパントとしては種々のVII族元素も有効であり、本発明の実施例による拡散防止層9はVII族元素を用いたn型半導体層からのドーパントの拡散を抑制する働きを有する可能性が考えられる。
また、本発明の実施例はMgZn1−xO以外にも、[CdZn1−aO、BeZn1−aO、CaZn1−aO(ともに、0<a<1)]や、[ZnO1−b、ZnO1−bSe、ZnO1−bTe(ともに0<b<1)]などといったZnO系の種々の多元系混晶層を素子内に有するLEDにも適用できる。
なお、本発明の実施例は、短波長(紫外線〜青色の波長)発光ダイオード(light emitting diode;LED)或いは、短波長レーザーダイオード(Laser diode;LD)及び、その応用製品、例えば、各インジケータやLEDディスプレイなどに適用可能である。
また、白色LED及び、その応用製品、例えば、照明器具、各インジケータ、ディスプレイ、各表示器のバックライトなどにも適用可能である。また、ZnO系電極(例えば透明導電膜)、及びその応用製品、ZnO系トランジスタなど種々の電子デバイス及びその応用製品、ZnO系センサ(例えば湿度センサ、紫外線センサなど)及びその応用製品にも適用可能である。
さらに、ZnO系化合物半導体発光素子だけではなく、例えば、トランジスタや、透明導電膜、圧電素子、熱電素子、紫外線センサーなどZnO系半導体層をその一部に包括するような種々のZnO系化合物半導体素子及びその半導体素子の応用製品に適用可能である。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
1 ZnO基板
2 バッファ層
3 n型半導体層
4 活性層
5 p型半導体層
6 p型透光性電極
7 ボンディング用パッド電極
8 n型電極
9 拡散防止層
11 超高真空容器
12 反射高速電子線回折(RHEED)用ガン
13 反射高速電子線回折(RHEED)用スクリーン
14 亜鉛(Zn)ソースガン
15 酸素(O)ラジカルソースガン
16 基板加熱ヒータ
17 基板
18 マグネシウム(Mg)ソースガン
19 窒素(N)ラジカルソースガン
20 ガリウム(Ga)ソースガン

Claims (10)

  1. III族元素がドープされた第1のn型半導体層と、
    前記第1のn型半導体層の上方に形成されたp型半導体層と、
    前記第1のn型半導体層と前記p型半導体層との間に形成された活性層と、
    前記第1のn型半導体層と活性層との間に形成され、かつ、窒素がドープされた第2のn型半導体層と
    を有するZnO系化合物半導体素子。
  2. 前記第1のn型半導体層にドープされるIII族元素が、Ga、Al、Inのいずれか1つ以上である請求項1記載のZnO系化合物半導体素子。
  3. 前記第2のn型半導体層は、窒素ドープMgZn1−xO(0≦x<1)からなる請求項1又は2記載のZnO系化合物半導体素子。
  4. 前記第2のn型半導体層の窒素が、少なくとも1×1020cm−3以上ドープされている請求項1〜3のいずれか1項に記載のZnO系化合物半導体素子。
  5. 前記第2のn型半導体層が、前記第1のn型半導体層と前記活性層の間に挿入された10nm以上の半導体層からなる請求項1〜4のいずれか1項に記載のZnO系化合物半導体素子。
  6. 前記第1のn型半導体層が、III族元素がドープされたMgZn1−xO(0≦x<1)層からなる請求項1〜5のいずれか1項に記載のZnO系化合物半導体素子。
  7. 前記n型半導体層と、前記活性層と、前記p型半導体層とが、酸化亜鉛基板(ZnO)、サファイア基板(Al2O3)、炭化珪素基板(SiC)、窒化ガリウム基板(GaN)、MgZn1−xO基板(0<x≦1)、Si基板のいずれか一つの基板上に積層される請求項1〜6のいずれか1項に記載のZnO系化合物半導体素子。
  8. 基板を準備する工程と、
    MBE法を用いて、前記基板上に、III族元素がドープされた第1のn型半導体層と、窒素がドープされた第2のn型半導体層の少なくとも2層からなるn型半導体層を形成する工程と、
    MBE法を用いて、前記第2のn型半導体層上に活性層を形成する工程と、
    MBE法を用いて、前記活性層上に、p型半導体層を形成する工程と
    を有するZnO系化合物半導体素子の製造方法。
  9. 前記第2のn型半導体層の窒素が、少なくとも1×1020cm−3以上ドープされている請求項8記載のZnO系化合物半導体素子の製造方法。
  10. 前記n型半導体層を形成する工程における成長温度が、前記p型半導体層を形成する工程における成長温度よりも高い請求項8又は9記載のZnO系化合物半導体素子の製造方法。
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